JPH0592702A - 自動二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents
自動二輪車用ラジアルタイヤInfo
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- JPH0592702A JPH0592702A JP3175966A JP17596691A JPH0592702A JP H0592702 A JPH0592702 A JP H0592702A JP 3175966 A JP3175966 A JP 3175966A JP 17596691 A JP17596691 A JP 17596691A JP H0592702 A JPH0592702 A JP H0592702A
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- JP
- Japan
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- tire
- carcass
- band
- bead
- elasticity
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/005—Reinforcements made of different materials, e.g. hybrid or composite cords
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高速走行における直進安定性と耐久性とを向上
するとともに旋回性能を高めうる。 【構成】トレッド部2からサイドウォール部3をへてビ
ード部4のビードコア5に至る本体部6aの両端に、該
ビードコア5の廻りで折返される巻上げ部6bを設けた
カーカス6と、該カーカス6の半径方向外側かつトレッ
ド部内方に配されるバンド層7と、ビードコア5から前
記本体部6aと巻上げ部6bとの間を通りかつ該本体部
6aと前記バンド層7の間にのびるビードエーペックス
9とを具える。前記バンド層7は、高弾性フィラメント
13と低弾性フィラメント14とを撚り合わせてなる1
本以上の複合バンドコード11をトッピングゴム12中
に埋設した帯状プライ片10をタイヤ赤道に対して0〜
5°の角度で螺旋巻きすることにより形成する。
するとともに旋回性能を高めうる。 【構成】トレッド部2からサイドウォール部3をへてビ
ード部4のビードコア5に至る本体部6aの両端に、該
ビードコア5の廻りで折返される巻上げ部6bを設けた
カーカス6と、該カーカス6の半径方向外側かつトレッ
ド部内方に配されるバンド層7と、ビードコア5から前
記本体部6aと巻上げ部6bとの間を通りかつ該本体部
6aと前記バンド層7の間にのびるビードエーペックス
9とを具える。前記バンド層7は、高弾性フィラメント
13と低弾性フィラメント14とを撚り合わせてなる1
本以上の複合バンドコード11をトッピングゴム12中
に埋設した帯状プライ片10をタイヤ赤道に対して0〜
5°の角度で螺旋巻きすることにより形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速走行時における直進
安定性と耐久性とを向上しうると共に旋回性能を高めう
る自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
安定性と耐久性とを向上しうると共に旋回性能を高めう
る自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路網が整備されるに伴い、
自動二輪車にあっても高速走行の要望が高まりつつあ
る。
自動二輪車にあっても高速走行の要望が高まりつつあ
る。
【0003】このような自動二輪車用のラジアルタイヤ
にあっては、従来、四輪車用のラジアルタイヤをベース
として設計されかつ製作されていたため、二輪車特有の
旋回性能、直進性能には追従し得ず、特に高速走行にお
いては操縦安定性に劣る。
にあっては、従来、四輪車用のラジアルタイヤをベース
として設計されかつ製作されていたため、二輪車特有の
旋回性能、直進性能には追従し得ず、特に高速走行にお
いては操縦安定性に劣る。
【0004】その理由としては、従来、トレッド部を補
強するために設けられたベルト層aは、四輪車と同様、
図8aに示すごとくそのコードbをタイヤ赤道に対して
15〜30度傾けて配される。このようにコードbを傾
けたベルト層aは、例えば図8bに示すように、コード
bが長手方向にのびる帯体dを前記ベルト層aのコード
bの傾き角度αに合わせて切断し、平行四辺形状のブロ
ックeを形成するとともに、ブロックeの端縁f、fを
衝合させ一連に連ねることにより帯状に形成していた。
強するために設けられたベルト層aは、四輪車と同様、
図8aに示すごとくそのコードbをタイヤ赤道に対して
15〜30度傾けて配される。このようにコードbを傾
けたベルト層aは、例えば図8bに示すように、コード
bが長手方向にのびる帯体dを前記ベルト層aのコード
bの傾き角度αに合わせて切断し、平行四辺形状のブロ
ックeを形成するとともに、ブロックeの端縁f、fを
衝合させ一連に連ねることにより帯状に形成していた。
【0005】このように形成されたベルト層aは、前記
衝合部f、fがタイヤ回転方向に対して斜めに通ること
により、走行時には、衝合部が同時に着地しないため、
ハンドリング操作が不安定となり、直進性を阻害すると
ともに、旋回時においてもハンドリング性が劣り、特に
高速走行する際にはこれらの影響が大きく現れる。
衝合部f、fがタイヤ回転方向に対して斜めに通ること
により、走行時には、衝合部が同時に着地しないため、
ハンドリング操作が不安定となり、直進性を阻害すると
ともに、旋回時においてもハンドリング性が劣り、特に
高速走行する際にはこれらの影響が大きく現れる。
【0006】前記問題点の一端を解決すべく、例えば実
開昭58−160805号公報において、ベルトコード
をタイヤ赤道方向に螺旋回させることによりタイヤの走
行方向に対して交わる方向に継ぎ部分が現れることなく
ベルト層を形成しうることが提案されている。
開昭58−160805号公報において、ベルトコード
をタイヤ赤道方向に螺旋回させることによりタイヤの走
行方向に対して交わる方向に継ぎ部分が現れることなく
ベルト層を形成しうることが提案されている。
【0007】しかし前記提案のものでは、ベルトコード
の巻き始め、巻き終わりにおいてほぐれが生じることに
より耐久性に劣るという問題があり、巻き付けをより確
実にするため例えば弾性率が600kgf/ mm 以上のレ
ーヨン、芳香族ポリアミド等の高弾性のベルトコードが
用いられることが提案されている。
の巻き始め、巻き終わりにおいてほぐれが生じることに
より耐久性に劣るという問題があり、巻き付けをより確
実にするため例えば弾性率が600kgf/ mm 以上のレ
ーヨン、芳香族ポリアミド等の高弾性のベルトコードが
用いられることが提案されている。
【0008】又四輪車用タイヤでは操縦性能を高く維持
する必要から、カーカスの半径方向外側に、高弾性コー
ドを用いた複数のベルトプライよりなるベルト層と、更
にその半径方向外側にバンドコードを螺旋巻したバンド
層とを形成し、操縦安定性能と高速耐久性の向上を計っ
た構造のものも提案されている。しかしこの構造をその
まま自動二輪車用タイヤに置換した場合、トレッド部の
剛性が高くなりキャンバースティフネスが低下して、高
速時の旋回安定性が低下すると共に、車体振動であるウ
イーブ現象が発生するという問題がある。従って二輪自
動車用タイヤではこの点からトレッド部の剛性をバイア
スタイヤ並みに低く下げ、キャンバースティフネスを高
くして高速における直進安定性と旋回安定性を上げるこ
とが必要である。
する必要から、カーカスの半径方向外側に、高弾性コー
ドを用いた複数のベルトプライよりなるベルト層と、更
にその半径方向外側にバンドコードを螺旋巻したバンド
層とを形成し、操縦安定性能と高速耐久性の向上を計っ
た構造のものも提案されている。しかしこの構造をその
まま自動二輪車用タイヤに置換した場合、トレッド部の
剛性が高くなりキャンバースティフネスが低下して、高
速時の旋回安定性が低下すると共に、車体振動であるウ
イーブ現象が発生するという問題がある。従って二輪自
動車用タイヤではこの点からトレッド部の剛性をバイア
スタイヤ並みに低く下げ、キャンバースティフネスを高
くして高速における直進安定性と旋回安定性を上げるこ
とが必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑み
本発明者は種々研究を行った。その結果、四輪車用タイ
ヤにおいて不可欠である配列角度が15〜30度の高弾
性コードからなる従来のベルト層にかえて、カーカスの
半径方向外側にコードを螺旋巻回することによりなるス
パイラルバンド層を直接形成することにより、バイアス
タイヤに相当する高いキャンバースティフネスが得られ
ることを見出し、本発明に至ったのである。しかし、こ
の螺旋巻のバンド層を形成するコードとして、前述の如
き高弾性を有しかつ単一材からなるものを用いた場合に
は、加硫時において、生タイヤを加硫金型に装着しかつ
内圧を充填したときに、ベルト層の弾性率が過大である
ことに原因して、生タイヤの内圧による膨出量が減じ
る。その結果該生タイヤを金型内面に押しつける力が不
足し、生タイヤを必要な寸法に膨張させ難いことが判明
した。その結果、完成されたタイヤに歪が生じ高速旋回
時における安定性の低下のみならず直進時の走行安定
性、耐久性、乗心地及びタイヤ外観を阻害するという新
たな問題が発生する。
本発明者は種々研究を行った。その結果、四輪車用タイ
ヤにおいて不可欠である配列角度が15〜30度の高弾
性コードからなる従来のベルト層にかえて、カーカスの
半径方向外側にコードを螺旋巻回することによりなるス
パイラルバンド層を直接形成することにより、バイアス
タイヤに相当する高いキャンバースティフネスが得られ
ることを見出し、本発明に至ったのである。しかし、こ
の螺旋巻のバンド層を形成するコードとして、前述の如
き高弾性を有しかつ単一材からなるものを用いた場合に
は、加硫時において、生タイヤを加硫金型に装着しかつ
内圧を充填したときに、ベルト層の弾性率が過大である
ことに原因して、生タイヤの内圧による膨出量が減じ
る。その結果該生タイヤを金型内面に押しつける力が不
足し、生タイヤを必要な寸法に膨張させ難いことが判明
した。その結果、完成されたタイヤに歪が生じ高速旋回
時における安定性の低下のみならず直進時の走行安定
性、耐久性、乗心地及びタイヤ外観を阻害するという新
たな問題が発生する。
【0010】本発明は、耐久性、乗心地を低下すること
なく高速旋回時における安定性を向上でき、かつ直進時
の安定性を確保しうる自動二輪車用ラジアルタイヤの提
供を目的としている。
なく高速旋回時における安定性を向上でき、かつ直進時
の安定性を確保しうる自動二輪車用ラジアルタイヤの提
供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤ最大巾
まで延在しかつ弧状をなすトレッド部からサイドウォー
ル部を通りビード部にのびる本体部及び該本体部に連な
りビード部のビードコアの周りを折返す巻上げ部を有し
かつタイヤ赤道に対して85〜90度の角度で傾斜させ
た有機繊維からなるカーカスコードを具える1枚以上の
カーカスプライを用いたカーカスと、トレッド部の内部
かつカーカスの半径方向外側に配される1層以上のスパ
イラルバンドからなるバンド層と、前記ビードコアから
タイヤ半径方向外側にかつ本体部と巻上げ部との間を通
り前記本体部と前記バンド層の間にのびるビードエーペ
ックスとを具えるとともに、前記スパイラルバンドは高
弾性フィラメントと低弾性フィラメントとを撚り合わせ
た1本以上の複合バンドコードがトッピングゴム中に埋
設される長尺かつ小巾の帯状プライ片をタイヤ赤道に対
して0〜5°の小角度で傾けて螺旋巻きすることにより
形成してなる自動二輪車用ラジアルタイヤ。
まで延在しかつ弧状をなすトレッド部からサイドウォー
ル部を通りビード部にのびる本体部及び該本体部に連な
りビード部のビードコアの周りを折返す巻上げ部を有し
かつタイヤ赤道に対して85〜90度の角度で傾斜させ
た有機繊維からなるカーカスコードを具える1枚以上の
カーカスプライを用いたカーカスと、トレッド部の内部
かつカーカスの半径方向外側に配される1層以上のスパ
イラルバンドからなるバンド層と、前記ビードコアから
タイヤ半径方向外側にかつ本体部と巻上げ部との間を通
り前記本体部と前記バンド層の間にのびるビードエーペ
ックスとを具えるとともに、前記スパイラルバンドは高
弾性フィラメントと低弾性フィラメントとを撚り合わせ
た1本以上の複合バンドコードがトッピングゴム中に埋
設される長尺かつ小巾の帯状プライ片をタイヤ赤道に対
して0〜5°の小角度で傾けて螺旋巻きすることにより
形成してなる自動二輪車用ラジアルタイヤ。
【0012】
【作用】カーカスコードをタイヤ赤道に対して85〜9
0゜の角度で配列させたカーカスの外側に設けたバンド
層のバンドコードはタイヤ赤道に対して5度以下の小角
度で傾けて巻回している。このことにより従来のラジア
ルタイヤの如き剛性の高いトラス結構とならず、トレッ
ド部への剛性は低下してキャンバースティフネスをバイ
アスタイヤ並みに向上しうる。
0゜の角度で配列させたカーカスの外側に設けたバンド
層のバンドコードはタイヤ赤道に対して5度以下の小角
度で傾けて巻回している。このことにより従来のラジア
ルタイヤの如き剛性の高いトラス結構とならず、トレッ
ド部への剛性は低下してキャンバースティフネスをバイ
アスタイヤ並みに向上しうる。
【0013】又、バンド層は、バンドコードをトッピン
グゴムに埋設した帯状プライ片を巻回することにより形
成しているため、図8aに示す従来のベルト層のような
タイヤ赤道に対して傾斜する向きの継ぎ目がなく、直
進、旋回時における操縦の安定性を高めることができ
る。又帯状プライ片を形成する複合バンドコードは、高
弾性フィラメントと低弾性フィラメントとの撚り合わせ
により形成されており、又このようにフィラメントを撚
り合わせることによって複合バンドコードは、高弾性フ
ィラメントのみによって形成されたバンドコードに比し
て弾性率が低下する結果、生タイヤの加硫金型における
加硫、成形に際して、生タイヤ内部の圧力によりその外
周面を加硫金型内面に、複合バンドコードの伸びととも
に押し付けることが出来る高い膨張率となる。従って高
弾性フィラメントを用いたにもかかわらずタイヤの加硫
成形が容易となりかつ、完成タイヤの精度を高め、高速
旋回の安定を図るとともに、直進走行性をも高めうる。
グゴムに埋設した帯状プライ片を巻回することにより形
成しているため、図8aに示す従来のベルト層のような
タイヤ赤道に対して傾斜する向きの継ぎ目がなく、直
進、旋回時における操縦の安定性を高めることができ
る。又帯状プライ片を形成する複合バンドコードは、高
弾性フィラメントと低弾性フィラメントとの撚り合わせ
により形成されており、又このようにフィラメントを撚
り合わせることによって複合バンドコードは、高弾性フ
ィラメントのみによって形成されたバンドコードに比し
て弾性率が低下する結果、生タイヤの加硫金型における
加硫、成形に際して、生タイヤ内部の圧力によりその外
周面を加硫金型内面に、複合バンドコードの伸びととも
に押し付けることが出来る高い膨張率となる。従って高
弾性フィラメントを用いたにもかかわらずタイヤの加硫
成形が容易となりかつ、完成タイヤの精度を高め、高速
旋回の安定を図るとともに、直進走行性をも高めうる。
【0014】加うるに高弾性フィラメントは、高速走行
時における遠心力によってトレッド部がせり上がる現
象、即ちリフティング現象の発生を防止し、前記車体振
動の発生を抑制すると共にベルト層の剥離を防止し、高
速走行における耐久性を高めうる。又高い遠心力が働か
ない走行速度のもとでは低弾性域のコードの性能が発揮
され、トレッド部の剛性は低くなりキャンバースティフ
ネスが向上して旋回性能を高める。
時における遠心力によってトレッド部がせり上がる現
象、即ちリフティング現象の発生を防止し、前記車体振
動の発生を抑制すると共にベルト層の剥離を防止し、高
速走行における耐久性を高めうる。又高い遠心力が働か
ない走行速度のもとでは低弾性域のコードの性能が発揮
され、トレッド部の剛性は低くなりキャンバースティフ
ネスが向上して旋回性能を高める。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において自動二輪車用ラジアルタイヤ1は、トレ
ッド部2とその両端からタイヤ半径方向内側に向けての
びるサイドウォール部3と、該サイドウォール部3のタ
イヤ半径方向内端に位置しかつビードコア5によって補
強されたビード部4とを有する。又自動二輪車用ラジア
ルタイヤ1は、前記トレッド部2からサイドウォール部
3を通りビード部4にのびる本体部6a両端に、前記ビ
ードコア5をタイヤ軸方向内側から外側に向かって巻上
げる巻上げ部6bを設けたカーカス6と、トレッド部2
の内部かつカーカス6の半径方向外側に配されるベルト
層7とを具えるとともに、ビードコア5のタイヤ半径方
向外側を起点として、カーカス6の巻上げ部6bと本体
部6aとの間を通り前記本体部6aとベルト層7との間
にのびるビードエーペックス9が配される。
る。図において自動二輪車用ラジアルタイヤ1は、トレ
ッド部2とその両端からタイヤ半径方向内側に向けての
びるサイドウォール部3と、該サイドウォール部3のタ
イヤ半径方向内端に位置しかつビードコア5によって補
強されたビード部4とを有する。又自動二輪車用ラジア
ルタイヤ1は、前記トレッド部2からサイドウォール部
3を通りビード部4にのびる本体部6a両端に、前記ビ
ードコア5をタイヤ軸方向内側から外側に向かって巻上
げる巻上げ部6bを設けたカーカス6と、トレッド部2
の内部かつカーカス6の半径方向外側に配されるベルト
層7とを具えるとともに、ビードコア5のタイヤ半径方
向外側を起点として、カーカス6の巻上げ部6bと本体
部6aとの間を通り前記本体部6aとベルト層7との間
にのびるビードエーペックス9が配される。
【0016】なお前記トレッド部2は、タイヤ赤道から
タイヤ軸方向に向かって単一円弧状に湾曲してのび、そ
の外端となるトレッド端E1、E2間のタイヤ軸方向距
離であるトレッド巾WTは、タイヤ最大巾を構成する。
又該トレッド部2外面の曲率半径Rは、本例では、前記
トレッド巾TWの0.85倍以下かつ0.54倍以上と
している。
タイヤ軸方向に向かって単一円弧状に湾曲してのび、そ
の外端となるトレッド端E1、E2間のタイヤ軸方向距
離であるトレッド巾WTは、タイヤ最大巾を構成する。
又該トレッド部2外面の曲率半径Rは、本例では、前記
トレッド巾TWの0.85倍以下かつ0.54倍以上と
している。
【0017】前記カーカス5は、タイヤ赤道Cに対して
85〜90度の角度で傾斜させたラジアル配列のカーカ
スコードを具える1枚以上、本実施例では1枚のカーカ
スプライからなり、カーカスコードにはナイロン、レー
ヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維コ
ードが用いられる。
85〜90度の角度で傾斜させたラジアル配列のカーカ
スコードを具える1枚以上、本実施例では1枚のカーカ
スプライからなり、カーカスコードにはナイロン、レー
ヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維コ
ードが用いられる。
【0018】前記巻上げ部6bは、ビード底面15から
のタイヤ半径方向の巻上げ高さHtを前記トレッド端E
1、E2のビード底面15からのトレッド縁高さHsよ
りも大としている。
のタイヤ半径方向の巻上げ高さHtを前記トレッド端E
1、E2のビード底面15からのトレッド縁高さHsよ
りも大としている。
【0019】前記巻上げ高さHtがトレッド縁高さHs
以下であればビード部4に作用する曲げ応力を吸収し得
ずビード部4の剛性が不足するため、耐久性を低下させ
る。
以下であればビード部4に作用する曲げ応力を吸収し得
ずビード部4の剛性が不足するため、耐久性を低下させ
る。
【0020】又ベルト層7は長尺の帯状プライ10片を
前記カーカス6の外側に螺旋状に巻付けることによりな
る一層構造をなす。ベルト層7は、本実施例ではそのタ
イヤ軸方向の巾WBを前記トレッド巾WTの0.85倍
以上かつ0.95倍以下としている。0.85倍未満で
は、トレッド端E1、E2近傍のトレッドショルダ領域
において剛性が小となり、旋回性能が低下することがあ
る。逆に0.95倍をこえるとタイヤの横剛性が過大と
なり、乗心地が低下するとともに製造に手間を要しコス
ト高となる。
前記カーカス6の外側に螺旋状に巻付けることによりな
る一層構造をなす。ベルト層7は、本実施例ではそのタ
イヤ軸方向の巾WBを前記トレッド巾WTの0.85倍
以上かつ0.95倍以下としている。0.85倍未満で
は、トレッド端E1、E2近傍のトレッドショルダ領域
において剛性が小となり、旋回性能が低下することがあ
る。逆に0.95倍をこえるとタイヤの横剛性が過大と
なり、乗心地が低下するとともに製造に手間を要しコス
ト高となる。
【0021】なお本例ではバンド層7の両外端は、前記
カーカス6の巻上げ部6b上端とはその半径方向外側で
互いに重なり合い、該重なり部16のバンド層7に沿う
重なり巾Lを2〜20mmとしている。
カーカス6の巻上げ部6b上端とはその半径方向外側で
互いに重なり合い、該重なり部16のバンド層7に沿う
重なり巾Lを2〜20mmとしている。
【0022】帯状プライ10は、図2に示すごとく1本
又は互いに平行に配した複数本、本実施例では2本の複
合バンドコード11をトッピングゴム12に埋設してい
る。複合バンドコード11は、高弾性フィラメント13
と低弾性フィラメント14とを撚り合わせて形成され
る。
又は互いに平行に配した複数本、本実施例では2本の複
合バンドコード11をトッピングゴム12に埋設してい
る。複合バンドコード11は、高弾性フィラメント13
と低弾性フィラメント14とを撚り合わせて形成され
る。
【0023】高弾性フィラメント13は、芳香族ポリア
ミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、又はモジュラス
200gr/d以上の有機繊維などであって、高い弾性
率を具える繊維を用いている。又その太さは、1000
〜3000デニール程度の比較的細い径のものが用いら
れる。
ミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、又はモジュラス
200gr/d以上の有機繊維などであって、高い弾性
率を具える繊維を用いている。又その太さは、1000
〜3000デニール程度の比較的細い径のものが用いら
れる。
【0024】さらに、低弾性フィラメント14として、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維又はビニロン繊維又は
モジュラス100gr/d以下の有機繊維が用いられ
る。
ナイロン繊維、ポリエステル繊維又はビニロン繊維又は
モジュラス100gr/d以下の有機繊維が用いられ
る。
【0025】このような高弾性フィラメント13はその
一本又は複数本を同時に下撚りするとともに、同方向に
下撚りされた一本又は複数本の低弾性フィラメント14
とを、逆方向に撚り合わせることによって前記複合バン
ドコード11が形成される。なお複数本の高弾性フィラ
メント13、低弾性フィラメント14を用いる場合にお
いて、各一本ごとに下撚りしてもよく、又その複数本を
合わせて下撚りすることもできる。又複合バンドコード
11は、図3aに示すごとく、高弾性フィラメント1
3、低弾性フィラメント14の各1本つづを撚り合わせ
てもよく、又一方を1本としかつ他方を複数本とするこ
とも、ともに複数本を用いて撚り合わせることにより複
合バンドコード11を形成することもできる。
一本又は複数本を同時に下撚りするとともに、同方向に
下撚りされた一本又は複数本の低弾性フィラメント14
とを、逆方向に撚り合わせることによって前記複合バン
ドコード11が形成される。なお複数本の高弾性フィラ
メント13、低弾性フィラメント14を用いる場合にお
いて、各一本ごとに下撚りしてもよく、又その複数本を
合わせて下撚りすることもできる。又複合バンドコード
11は、図3aに示すごとく、高弾性フィラメント1
3、低弾性フィラメント14の各1本つづを撚り合わせ
てもよく、又一方を1本としかつ他方を複数本とするこ
とも、ともに複数本を用いて撚り合わせることにより複
合バンドコード11を形成することもできる。
【0026】このような複合バンドコード11に引張力
を加えると、図3bに示すように、撚りを戻しつつ伸長
する。又伸長によって、複合バンドコード11の初期の
撚りピッチP1が伸長によりピッチP2に増大する。こ
の伸長を、高弾性フィラメント13について図4a、b
に模式的に示すごとく、初期状態ではコイル状を呈して
いた該高弾性フィラメント13Aは所定の伸びによって
真直状のフィラメント13Bとなる。従ってこのような
状態からは、高弾性フィラメント13の本来の高い弾性
率を発揮する。このように、高弾性フィラメント13を
予め螺旋状に撚り込むことによって、螺旋状態の図4a
の状態から真直状態となった図4bに至る間の比較的伸
びが大なる低弾性域と、図4bの状態からさらに荷重が
付加されることによって伸びの小さい高弾性域とを具え
うるのは明らかであり、又図4bに示す真直となった状
態が伸び−応力カーブの変曲点Vを形成する。
を加えると、図3bに示すように、撚りを戻しつつ伸長
する。又伸長によって、複合バンドコード11の初期の
撚りピッチP1が伸長によりピッチP2に増大する。こ
の伸長を、高弾性フィラメント13について図4a、b
に模式的に示すごとく、初期状態ではコイル状を呈して
いた該高弾性フィラメント13Aは所定の伸びによって
真直状のフィラメント13Bとなる。従ってこのような
状態からは、高弾性フィラメント13の本来の高い弾性
率を発揮する。このように、高弾性フィラメント13を
予め螺旋状に撚り込むことによって、螺旋状態の図4a
の状態から真直状態となった図4bに至る間の比較的伸
びが大なる低弾性域と、図4bの状態からさらに荷重が
付加されることによって伸びの小さい高弾性域とを具え
うるのは明らかであり、又図4bに示す真直となった状
態が伸び−応力カーブの変曲点Vを形成する。
【0027】複合バンドコード11においては、このよ
うに変曲点Vが、伸びの7〜11%の範囲に位置するよ
うに設定する。複合コード11は、高弾性フィラメント
13と低弾性フィラメント14との撚り合わせ体であ
り、従って図3bに示すごとく、高弾性フィラメント1
3、低弾性フィラメント14は、荷重を付加したときに
も捩れを有しており、従って、その変曲点Vは図4a、
bの模式的な場合に比しては顕著とはならない。複合バ
ンドコード11の応力−伸び曲線を図5に例示してい
る。同図において、曲線aは、ナイロン6.6 840
dの低弾性フィラメント14の、又曲線bは1000d
の芳香族ポリアミドからなる高弾性フィラメント13の
伸び曲線を示している。又これらの高弾性フィラメント
13を1本、低弾性フィラメント14を2本撚り合わせ
た複合バンドコード11の場合を曲線cで示している。
曲線cは、曲線aと曲線bとの間に位置し、かつ変曲点
Vが伸び7〜11%の範囲にあることがわかる。なお複
合バンドコード11において、前記変曲点Vとは、伸び
0の状態における曲線に接する接線S1と、破断点にお
いて曲線cに引いた接線S2とが交わる交点Xを通る垂
直線との交わり点として定義している。
うに変曲点Vが、伸びの7〜11%の範囲に位置するよ
うに設定する。複合コード11は、高弾性フィラメント
13と低弾性フィラメント14との撚り合わせ体であ
り、従って図3bに示すごとく、高弾性フィラメント1
3、低弾性フィラメント14は、荷重を付加したときに
も捩れを有しており、従って、その変曲点Vは図4a、
bの模式的な場合に比しては顕著とはならない。複合バ
ンドコード11の応力−伸び曲線を図5に例示してい
る。同図において、曲線aは、ナイロン6.6 840
dの低弾性フィラメント14の、又曲線bは1000d
の芳香族ポリアミドからなる高弾性フィラメント13の
伸び曲線を示している。又これらの高弾性フィラメント
13を1本、低弾性フィラメント14を2本撚り合わせ
た複合バンドコード11の場合を曲線cで示している。
曲線cは、曲線aと曲線bとの間に位置し、かつ変曲点
Vが伸び7〜11%の範囲にあることがわかる。なお複
合バンドコード11において、前記変曲点Vとは、伸び
0の状態における曲線に接する接線S1と、破断点にお
いて曲線cに引いた接線S2とが交わる交点Xを通る垂
直線との交わり点として定義している。
【0028】又複合バンドコード11は、前記変曲点V
から破断点に至る高弾性域と、伸び0である原点から変
曲点Vに至る低弾性域とを具えるとともに、高弾性域の
弾性率EHと低弾性域の弾性率ELとの比EH/ELを
8〜20の範囲としている。このような複合バンドコー
ド11は、高弾性フィラメントの太さ、本数、弾性率、
低弾性フィラメントの太さ、本数、弾性率等を適宜選定
するとともに、フィラメント角度等撚り合わせ条件の調
整によって、第5図に示すごとく、前記範囲を満たしう
る複合コード12を形成できる。また複合バンドコード
11、高弾性フィラメント13、低弾性フィラメント1
4に施す延伸処理の選択によっても調整できる。
から破断点に至る高弾性域と、伸び0である原点から変
曲点Vに至る低弾性域とを具えるとともに、高弾性域の
弾性率EHと低弾性域の弾性率ELとの比EH/ELを
8〜20の範囲としている。このような複合バンドコー
ド11は、高弾性フィラメントの太さ、本数、弾性率、
低弾性フィラメントの太さ、本数、弾性率等を適宜選定
するとともに、フィラメント角度等撚り合わせ条件の調
整によって、第5図に示すごとく、前記範囲を満たしう
る複合コード12を形成できる。また複合バンドコード
11、高弾性フィラメント13、低弾性フィラメント1
4に施す延伸処理の選択によっても調整できる。
【0029】本実施例では帯状プライ10は、偏平矩形
状断面をなし、側縁10aから最も外側に位置する複合
バンドコード11の中心までの距離Nは、複合バンドコ
ード11、11間のピッチPの1/2以下に設定してい
る。
状断面をなし、側縁10aから最も外側に位置する複合
バンドコード11の中心までの距離Nは、複合バンドコ
ード11、11間のピッチPの1/2以下に設定してい
る。
【0030】又帯状プライ片10は、本実施例では、図
6に示すごとく一方のトレッド端E1近傍のカーカス6
の半径方向外側に位置する点を起点F1として図6に矢
印で示すごとくタイヤ赤道Cに向けてかつタイヤ赤道C
近傍を終点Gとしてタイヤ赤道Cに対して5度以下の小
角度で傾け螺旋状に巻回することにより、一方のプライ
片7aが形成される。本実施例では帯状プライ片10の
巻付けに際して、図7に示すごとく隣り合う側縁10
a、10a近傍を上下にオーバーラップさせて巻回して
いる。従って、帯状プライ片10の起点F1における緩
みを防止でき、又走行時において大きな力が作用するバ
ンド層7端縁における帯状プライ片10の剥離を防止す
ることができる。
6に示すごとく一方のトレッド端E1近傍のカーカス6
の半径方向外側に位置する点を起点F1として図6に矢
印で示すごとくタイヤ赤道Cに向けてかつタイヤ赤道C
近傍を終点Gとしてタイヤ赤道Cに対して5度以下の小
角度で傾け螺旋状に巻回することにより、一方のプライ
片7aが形成される。本実施例では帯状プライ片10の
巻付けに際して、図7に示すごとく隣り合う側縁10
a、10a近傍を上下にオーバーラップさせて巻回して
いる。従って、帯状プライ片10の起点F1における緩
みを防止でき、又走行時において大きな力が作用するバ
ンド層7端縁における帯状プライ片10の剥離を防止す
ることができる。
【0031】さらに帯状プライ片10は、本実施例では
他方のトレッド端E2近傍のカーカス6外側に位置する
点を起点F2としてタイヤ赤道Cに向かって巻回し、前
記一方のプライ片7aの終点G近傍にのびる他方のプラ
イ片7bを形成する。なお他方のプライ片7bは帯状プ
ライ片10をタイヤ赤道Cに対して前記一方のプライ片
7aと逆方向かつ該プライ片7aと同じ角度分傾けて、
すなわち該タイヤ赤道Cを中心に左右対称に巻回する。
他方のトレッド端E2近傍のカーカス6外側に位置する
点を起点F2としてタイヤ赤道Cに向かって巻回し、前
記一方のプライ片7aの終点G近傍にのびる他方のプラ
イ片7bを形成する。なお他方のプライ片7bは帯状プ
ライ片10をタイヤ赤道Cに対して前記一方のプライ片
7aと逆方向かつ該プライ片7aと同じ角度分傾けて、
すなわち該タイヤ赤道Cを中心に左右対称に巻回する。
【0032】又一方、他方の各プライ片7a、7bはバ
ンド層7の両端縁F1、F2を起点として巻回している
ため、帯状プライ片10の巻回起点を強固に固定しうる
とともに、巻き終わり端がバンド層の端縁に位置するこ
とがないため、巻き終わり端から生じる帯状プライ10
の緩みを防止することができる。
ンド層7の両端縁F1、F2を起点として巻回している
ため、帯状プライ片10の巻回起点を強固に固定しうる
とともに、巻き終わり端がバンド層の端縁に位置するこ
とがないため、巻き終わり端から生じる帯状プライ10
の緩みを防止することができる。
【0033】なお一方、他方のプライ片7a、7bは、
帯状プライ片10の巻き方向を同じ向きに揃えてもよ
く、さらにベルト層7は、該バンド層7の一端縁を起点
とし他端縁を終点とする1本の帯状プライ片10の巻回
によっても形成することができる。
帯状プライ片10の巻き方向を同じ向きに揃えてもよ
く、さらにベルト層7は、該バンド層7の一端縁を起点
とし他端縁を終点とする1本の帯状プライ片10の巻回
によっても形成することができる。
【0034】又複合バンドコード11の変曲点Vにおけ
る伸びが前記した如く7〜11%の範囲に存在すること
によって、タイヤ生産時において、生タイヤを加硫金型
に装着しかつ生タイヤ内に内圧を充填したとき、該内圧
によって、ベルト層7は、複合バンドコード11の伸長
によって膨出し、外周面を金型内面に押しつけることに
より、そのトレッド部2に、金型に形成された溝形状を
刻設できる。なお生タイヤへの内圧充填に伴う膨出は、
複合バンドコード11の低弾性域における伸長によって
行う。このため、変曲点Vを伸び7〜11%の範囲に設
定しているのである。なお内圧充填による金型内の必要
な複合バンドコード11の伸びを、前記変曲点V付近に
位置させるのがよい。これによって、成形されたタイヤ
へのインフレット及び高速回転時に作用する遠心力に基
づくタイヤの膨出を高弾性フィラメントによって抑制し
うる。このため、高弾性域の弾性率EHと低弾性域の弾
性率ELとの比EH/ELを8〜20としている。8以
下のとき前記抑制効果に乏しく、又20をこえるのはタ
イヤバランス上からも不要である。
る伸びが前記した如く7〜11%の範囲に存在すること
によって、タイヤ生産時において、生タイヤを加硫金型
に装着しかつ生タイヤ内に内圧を充填したとき、該内圧
によって、ベルト層7は、複合バンドコード11の伸長
によって膨出し、外周面を金型内面に押しつけることに
より、そのトレッド部2に、金型に形成された溝形状を
刻設できる。なお生タイヤへの内圧充填に伴う膨出は、
複合バンドコード11の低弾性域における伸長によって
行う。このため、変曲点Vを伸び7〜11%の範囲に設
定しているのである。なお内圧充填による金型内の必要
な複合バンドコード11の伸びを、前記変曲点V付近に
位置させるのがよい。これによって、成形されたタイヤ
へのインフレット及び高速回転時に作用する遠心力に基
づくタイヤの膨出を高弾性フィラメントによって抑制し
うる。このため、高弾性域の弾性率EHと低弾性域の弾
性率ELとの比EH/ELを8〜20としている。8以
下のとき前記抑制効果に乏しく、又20をこえるのはタ
イヤバランス上からも不要である。
【0035】前記比EH/ELを8〜20とすることに
よって、遠心力に基づくタイヤの膨出を抑制しうる結
果、高速走行時における振動を効果的に減じベルト層7
の剥離を防止し、高速耐久性を一層向上しうるのであ
る。
よって、遠心力に基づくタイヤの膨出を抑制しうる結
果、高速走行時における振動を効果的に減じベルト層7
の剥離を防止し、高速耐久性を一層向上しうるのであ
る。
【0036】前記ビードエーペックス9は、JISA硬
度が50〜65度の比較的軟らかいゴムによって形成さ
れるとともに、本実施例では該ゴムの終端Kのタイヤ赤
道Cからの距離Jは前記トレッド巾WTの0.125倍
以上かつ0.375倍以下の範囲に位置している。
度が50〜65度の比較的軟らかいゴムによって形成さ
れるとともに、本実施例では該ゴムの終端Kのタイヤ赤
道Cからの距離Jは前記トレッド巾WTの0.125倍
以上かつ0.375倍以下の範囲に位置している。
【0037】前記ゴム硬度が50度未満であるとビード
部4、サイドウォール部3の剛性が不足し、ビード部4
において腰折れが生じるなど直進、旋回時における操縦
安定性が劣る一方、65度をこえると剛性が高く、ハン
ドリング性が低下する。
部4、サイドウォール部3の剛性が不足し、ビード部4
において腰折れが生じるなど直進、旋回時における操縦
安定性が劣る一方、65度をこえると剛性が高く、ハン
ドリング性が低下する。
【0038】又ビードエーペックス9の終端Kは、その
タイヤ赤道Cからの距離Jがトレッド巾WTの0.37
5倍をこえてトレッド端E1、E2側に位置する場合に
はトレッド肩部の模剛性が不充分となり、高速走行時に
あっては、ウィーブが発生し易く、又キャンバー角を有
して旋回する際にはコーナリングパワーが不足し、グリ
ップが低下しがちとなる。又前記距離Jがトレッド巾の
0.125倍未満となるとトレッドクラウン中央部の剛
性が高くなりすぎキャンバースティフネスが低下し、旋
回性能が損なわれる。
タイヤ赤道Cからの距離Jがトレッド巾WTの0.37
5倍をこえてトレッド端E1、E2側に位置する場合に
はトレッド肩部の模剛性が不充分となり、高速走行時に
あっては、ウィーブが発生し易く、又キャンバー角を有
して旋回する際にはコーナリングパワーが不足し、グリ
ップが低下しがちとなる。又前記距離Jがトレッド巾の
0.125倍未満となるとトレッドクラウン中央部の剛
性が高くなりすぎキャンバースティフネスが低下し、旋
回性能が損なわれる。
【0039】
【具体例】タイヤサイズ170/60VR17のタイヤ
について図1に示す構成を有しかつ表2a、bに示す仕
様(具体例1〜10)のタイヤを試作し、テストを行っ
た。なお比較のため、本願構成外の仕様により製作した
従来のタイヤ(比較例1〜4)について併せてテストを
行った。
について図1に示す構成を有しかつ表2a、bに示す仕
様(具体例1〜10)のタイヤを試作し、テストを行っ
た。なお比較のため、本願構成外の仕様により製作した
従来のタイヤ(比較例1〜4)について併せてテストを
行った。
【0040】
【表2】a
【0041】
【表3】b
【0042】テスト条件は下記の通り。 1) 操縦安定性、振動乗心地性及び振動発生速度 試作タイヤを自動二輪車の後輪に装着するとともに、該
自動二輪車を周回テストロードにおいて250〜280
km/Hrで夫々走行し、テストドライバーのフィーリング
により評価するとともに、比較例1を100とする指数
で表示した。数値が大きいほど良好である。
自動二輪車を周回テストロードにおいて250〜280
km/Hrで夫々走行し、テストドライバーのフィーリング
により評価するとともに、比較例1を100とする指数
で表示した。数値が大きいほど良好である。
【0043】なおテストに際して前輪には、具体例、比
較例ともにタイヤサイズが120/70R17であり、
ベルト層は図8aに示す構造でありかつ表1に示す仕様
のタイヤを装着した。
較例ともにタイヤサイズが120/70R17であり、
ベルト層は図8aに示す構造でありかつ表1に示す仕様
のタイヤを装着した。
【0044】
【表1】
【0045】2) 高速耐久性 ドラム試験機を用いて試供タイヤに正規内圧と、規定の
最大荷重の80%の荷重を加えて初速度220km/Hrよ
りスタートし、10分毎に速度を10km/Hrづつ上昇さ
せるステップスピード方式で高速耐久テストを行ないト
レッド部にクラックが生じたときの速度で判定し比較例
1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど優
れていることを示す。テストの結果、具体例のものは比
較例のものに比べて優れていることが確認し得た。
最大荷重の80%の荷重を加えて初速度220km/Hrよ
りスタートし、10分毎に速度を10km/Hrづつ上昇さ
せるステップスピード方式で高速耐久テストを行ないト
レッド部にクラックが生じたときの速度で判定し比較例
1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど優
れていることを示す。テストの結果、具体例のものは比
較例のものに比べて優れていることが確認し得た。
【0046】3)タイヤにキャンバー角5°、8°、1
0°の3水準を与え各々のキャンバー角におけるキャン
バースラストを測定し、キャンバースティフネスを算出
して、これらの平均値を指数で比較している。大きい指
数が良好である。
0°の3水準を与え各々のキャンバー角におけるキャン
バースラストを測定し、キャンバースティフネスを算出
して、これらの平均値を指数で比較している。大きい指
数が良好である。
【0047】
【発明の効果】叙上の如く本発明の自動二輪車用タイヤ
は、バンド層を、高弾性フィラメントと低弾性フィラメ
ントとを撚り合わせた1本以上の複合バンドコードから
なる帯状プライをラジアル配列のカーカスの外側に直接
螺旋巻きし形成することを要旨としているため、キャン
バースティフネスが高くなり高速旋回、高速直進時にお
ける操縦安定性を向上でき、かつ高速における遠心力に
対する抵抗力が高くなりリフティングを防ぎ高速走行に
おける耐久性を向上しうる。
は、バンド層を、高弾性フィラメントと低弾性フィラメ
ントとを撚り合わせた1本以上の複合バンドコードから
なる帯状プライをラジアル配列のカーカスの外側に直接
螺旋巻きし形成することを要旨としているため、キャン
バースティフネスが高くなり高速旋回、高速直進時にお
ける操縦安定性を向上でき、かつ高速における遠心力に
対する抵抗力が高くなりリフティングを防ぎ高速走行に
おける耐久性を向上しうる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】帯状プライの一例を示す斜視図である。
【図3】a 複合バンドコードを例示する正面図である。
【図3】b その伸長状態を示す正面図である。
【図4】a 高弾性フィラメントの初期状態を模式的に示す正面図で
ある。
ある。
【図4】b 高弾性フィラメントの伸びた状態を模式的に示す正面図
である。
である。
【図5】コードの伸び曲線の一例を示す線図である。
【図6】帯状プライの巻回を示す断面図である。
【図7】バンド層を示す断面図である。
【図8】a 従来技術を示す平面図である。
【図8】b 従来技術を示す平面図である。
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6a 本体部 6b 巻上げ部 7 バンド層 9 ビードエーペックス 10 帯状プライ片 11 複合バンドコード 12 トッピングゴム 13 高弾性フィラメント 14 低弾性フィラメント C タイヤ赤道
【表2】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D02G 3/48 7199−3B
Claims (3)
- 【請求項1】タイヤ最大巾まで延在しかつ弧状をなすト
レッド部からサイドウォール部を通りビード部にのびる
本体部及び該本体部に連なりビード部のビードコアの周
りを折返す巻上げ部を有しかつタイヤ赤道に対して85
〜90度の角度で傾斜させた有機繊維からなるカーカス
コードを具える1枚以上のカーカスプライを用いたカー
カスと、トレッド部の内部かつカーカスの半径方向外側
に配される1層以上のスパイラルバンドからなるバンド
層と、前記ビードコアからタイヤ半径方向外側にかつ本
体部と巻上げ部との間を通り前記本体部と前記バンド層
の間にのびるビードエーペックスとを具えるとともに、
前記スパイラルバンドは高弾性フィラメントと低弾性フ
ィラメントとを撚り合わせた1本以上の複合バンドコー
ドがトッピングゴム中に埋設される長尺かつ小巾の帯状
プライ片をタイヤ赤道に対して0〜5°の小角度で傾け
て螺旋巻きすることにより形成してなる自動二輪車用ラ
ジアルタイヤ。 - 【請求項2】前記複合バンドコードは、前記高弾性フィ
ラメントの下撚り方向と、前記低弾性フィラメントの下
撚り方向とが同方向、しかも該高弾性フィラメントと低
弾性フィラメントとを下撚り方向とは逆方向に撚り合わ
せることにより形成されたことを特徴とする請求項1記
載の自動二輪車用ラジアルタイヤ。 - 【請求項3】前記複合バンドコードは、その応力−伸び
曲線が原点から変曲点に至る低弾性域と、変曲点をこえ
る高弾性域とを有しかつ前記変曲点は伸び7〜11%の
範囲にありしかも高弾性域の弾性率EHと低弾性域の弾
性率ELとの比EH/ELは8〜20であることを特徴
とする請求項1記載の自動二輪車用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3175966A JP2672046B2 (ja) | 1990-07-11 | 1991-06-19 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18482290 | 1990-07-11 | ||
| JP2-184822 | 1990-07-11 | ||
| JP3175966A JP2672046B2 (ja) | 1990-07-11 | 1991-06-19 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592702A true JPH0592702A (ja) | 1993-04-16 |
| JP2672046B2 JP2672046B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=26497052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3175966A Expired - Fee Related JP2672046B2 (ja) | 1990-07-11 | 1991-06-19 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2672046B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4813034A (en) * | 1986-04-14 | 1989-03-14 | Teac Corporation | Optical disc recording apparatus with a light beam having a controllable quantity |
| JP2009051331A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ対 |
| JP2014084099A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | The Goodyear Tire & Rubber Co | ハイブリッド構造を有するモータサイクルタイヤ |
| JP2015214266A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60240506A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
| JPS6185203A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
| JPH01247204A (ja) * | 1988-03-28 | 1989-10-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 乗用車用ラジアルタイヤ |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3175966A patent/JP2672046B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60240506A (ja) * | 1984-05-14 | 1985-11-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
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| JP2009051331A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ対 |
| JP2014084099A (ja) * | 2012-10-22 | 2014-05-12 | The Goodyear Tire & Rubber Co | ハイブリッド構造を有するモータサイクルタイヤ |
| JP2015214266A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2672046B2 (ja) | 1997-11-05 |
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