JPH0593193A - 潤滑グリース組成物 - Google Patents
潤滑グリース組成物Info
- Publication number
- JPH0593193A JPH0593193A JP1573491A JP1573491A JPH0593193A JP H0593193 A JPH0593193 A JP H0593193A JP 1573491 A JP1573491 A JP 1573491A JP 1573491 A JP1573491 A JP 1573491A JP H0593193 A JPH0593193 A JP H0593193A
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- Japan
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- grease
- grease composition
- tricalcium phosphate
- kneading
- oil
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性にすぐれ、しかも常温から高温におい
てせん断安定性、耐荷重性および耐摩耗性がすぐれた潤
滑グリース組成物を提供する。 【構成】 本発明は、鉱油または合成潤滑油と、増ちょ
う剤と、上記鉱油または合成潤滑油に対して2ないし4
0重量%のリン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)とを混練
捏和してなる潤滑グリース組成物である。 また、本願
潤滑グリース組成物は、100重量部の市販グリース
と、例えば10重量部のリン酸三カルシウムとを混練捏
和して得ることもできる。
てせん断安定性、耐荷重性および耐摩耗性がすぐれた潤
滑グリース組成物を提供する。 【構成】 本発明は、鉱油または合成潤滑油と、増ちょ
う剤と、上記鉱油または合成潤滑油に対して2ないし4
0重量%のリン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)とを混練
捏和してなる潤滑グリース組成物である。 また、本願
潤滑グリース組成物は、100重量部の市販グリース
と、例えば10重量部のリン酸三カルシウムとを混練捏
和して得ることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑グリース組成物に
関するものである。特に、本発明は、耐熱性および機械
的安定性の優れた潤滑グリース組成物に関するものであ
る。
関するものである。特に、本発明は、耐熱性および機械
的安定性の優れた潤滑グリース組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、潤滑グリース組成物の極圧特性を
改良する目的で、油不溶性リン化合物と油溶性いおう化
合物とを併用したグリース組成物は公知である(特開昭
54−34304号)。しかしながら、油不溶性リン酸
化合物を単独で使用した場合には所望の極圧性の向上は
達成されなかった。
改良する目的で、油不溶性リン化合物と油溶性いおう化
合物とを併用したグリース組成物は公知である(特開昭
54−34304号)。しかしながら、油不溶性リン酸
化合物を単独で使用した場合には所望の極圧性の向上は
達成されなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題及び解決するための手
段】従来、滴点が高く、耐熱性にすぐれしかも常温から
高温における機械的安定性、耐荷重性や耐摩耗性がすぐ
れた潤滑グリース組成物が要望されていた。本発明は、
リン酸三カルシウムを配合したグリース組成物が極めて
すぐれた性質を有することを見出したことに基ずくもの
である。
段】従来、滴点が高く、耐熱性にすぐれしかも常温から
高温における機械的安定性、耐荷重性や耐摩耗性がすぐ
れた潤滑グリース組成物が要望されていた。本発明は、
リン酸三カルシウムを配合したグリース組成物が極めて
すぐれた性質を有することを見出したことに基ずくもの
である。
【0004】すなわち、本発明は、鉱油または合成潤滑
油と増ちょう剤と、上記鉱油または合成潤滑油に対して
2ないし40重量%の式 Ca3(PO4)2で表わされるリン酸
三カルシウムとを混練捏和してなることを特徴とする潤
滑グリース組成物である。
油と増ちょう剤と、上記鉱油または合成潤滑油に対して
2ないし40重量%の式 Ca3(PO4)2で表わされるリン酸
三カルシウムとを混練捏和してなることを特徴とする潤
滑グリース組成物である。
【0005】本発明によるリン酸三カルシウムを配合し
たグリース組成物は高滴点をもち、高温における酸化安
定性にすぐれ、同時に耐荷重性や耐摩耗性にも極めてす
ぐれているものである。また、リン酸三カルシウムは鉱
油及び各種の合成潤滑油に対し、親和性に富み、高温用
グリースが容易に製造できること、価格が安いことなど
多くの利点を有している。
たグリース組成物は高滴点をもち、高温における酸化安
定性にすぐれ、同時に耐荷重性や耐摩耗性にも極めてす
ぐれているものである。また、リン酸三カルシウムは鉱
油及び各種の合成潤滑油に対し、親和性に富み、高温用
グリースが容易に製造できること、価格が安いことなど
多くの利点を有している。
【0006】本発明のグリースに用いる基油としては、
通常の潤滑油の粘度範囲(100℃、2−40cst)の
ものであればすべて使用できる。例えば、ナフテン基、
パラフィン基及び混合基油等鉱物潤滑油、α−オレフィ
ンポリマー系合成油、セバシン酸ジオクチルのごとき二
塩基酸のジエステル、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等のポリオールエステル、シリコーン
油、ポリエーテル系合成油があげられる。
通常の潤滑油の粘度範囲(100℃、2−40cst)の
ものであればすべて使用できる。例えば、ナフテン基、
パラフィン基及び混合基油等鉱物潤滑油、α−オレフィ
ンポリマー系合成油、セバシン酸ジオクチルのごとき二
塩基酸のジエステル、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等のポリオールエステル、シリコーン
油、ポリエーテル系合成油があげられる。
【0007】リン酸三カルシウムをグリースに使用する
場合には、鉱油または合成潤滑油にたいして2ないし4
0重量%、好ましくは5ないし30重量%、さらに好ま
しくは、10ないし25重量%で使用する。リン酸三カ
ルシウムの配合量が2重量%以下の場合には、滴点の上
昇および例えばせん断安定性、耐荷重性、耐摩耗性など
の改良の効果が得られない。また、40重量%以上の場
合には粘稠になりすぎて使用が困難である。
場合には、鉱油または合成潤滑油にたいして2ないし4
0重量%、好ましくは5ないし30重量%、さらに好ま
しくは、10ないし25重量%で使用する。リン酸三カ
ルシウムの配合量が2重量%以下の場合には、滴点の上
昇および例えばせん断安定性、耐荷重性、耐摩耗性など
の改良の効果が得られない。また、40重量%以上の場
合には粘稠になりすぎて使用が困難である。
【0008】また、酸化防止剤や極圧剤がなくとも酸化
安定性や耐荷重性にすぐれているが、通常、グリースに
使用されている各種添加剤例えば酸化防止剤、極圧剤、
防錆剤、粘着剤と容易に適合する。
安定性や耐荷重性にすぐれているが、通常、グリースに
使用されている各種添加剤例えば酸化防止剤、極圧剤、
防錆剤、粘着剤と容易に適合する。
【0009】リン酸三カルシウムをより効果的にグリー
ス中に分散させるにはアルキルトリメチルアンモニウム
クロライド、ポリオキシエチレンドデシルアミン等であ
らからじめ表面処理しておくか、これらの界面活性剤を
少量添加すればよい。また、ベントングリースのように
アセトン、プロピレンカーボネートなどの分散剤を用い
てもよい。リン酸三カルシウムをグリースに使用する場
合には、その必要量を加えて3本ロールまたはコロイド
ミル、あるいは更に適当な方法で混練捏和して処理する
ことによってなめらかなグリース状を呈する。
ス中に分散させるにはアルキルトリメチルアンモニウム
クロライド、ポリオキシエチレンドデシルアミン等であ
らからじめ表面処理しておくか、これらの界面活性剤を
少量添加すればよい。また、ベントングリースのように
アセトン、プロピレンカーボネートなどの分散剤を用い
てもよい。リン酸三カルシウムをグリースに使用する場
合には、その必要量を加えて3本ロールまたはコロイド
ミル、あるいは更に適当な方法で混練捏和して処理する
ことによってなめらかなグリース状を呈する。
【0010】
【実施例】つぎに実施例を掲げて本発明を説明するが、
これに限定されるものではない。表1に示す配合割合に
てリン酸三カルシウムを市販の高温用グリースに加えて
グリースを作り、性状を比較した結果を表1に示した。
これに限定されるものではない。表1に示す配合割合に
てリン酸三カルシウムを市販の高温用グリースに加えて
グリースを作り、性状を比較した結果を表1に示した。
【0011】
【表1】
【0012】表1中の高温用グリースは、 A.市販ウレアグリース2号、昭和シエル石油製 B.市販ウレアグリース2号、日本石油製 C.市販ナトリウムテレフタラメートグリース2号、昭
和シエル石油製 である。
和シエル石油製 である。
【0013】薄膜加熱試験方法はJIS Z 0236
湿潤テストパネルの50×70mm面積部分にグリース
を0.5g片面塗布し(膜厚150μm)、加熱試験を
行ない、グリース状態の観察と蒸発減量とを測定した。 グリース状態: ○:淡茶褐色、 △:茶褐色 ×:濃茶褐色
湿潤テストパネルの50×70mm面積部分にグリース
を0.5g片面塗布し(膜厚150μm)、加熱試験を
行ない、グリース状態の観察と蒸発減量とを測定した。 グリース状態: ○:淡茶褐色、 △:茶褐色 ×:濃茶褐色
【0014】
【発明の効果】本発明の効果は次のとおりである。 (1) 本発明のリン酸三カルシウムを添加したグリース
は、滴点が高く耐熱性にすぐれている。 (2) 本発明のリン酸三カルシウムを添加したグリースは
高温における蒸発減量が極めて少ない。
は、滴点が高く耐熱性にすぐれている。 (2) 本発明のリン酸三カルシウムを添加したグリースは
高温における蒸発減量が極めて少ない。
【手続補正書】
【提出日】平成3年2月15日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 薄膜加熱試験方法はJIS Z 023
6 湿潤テストパネルの50×70mm面積部分にグリ
ースの0.5gを片面塗布し(膜厚150μm)、加熱
試験を行い、グリース状態の観察と蒸発減量とを測定し
た。 グリース状態: ○:淡茶褐色、 △:茶褐色、 ×:濃茶褐色 次に、鉱油にリチウムヒドロキシステアレートを加えて
製造したグリースに表2に示した添加剤および本願のリ
ン酸三カルシウムをそれぞれ加え、混練捏和して製造し
たグリースの滴点を測定し表2に示した。
6 湿潤テストパネルの50×70mm面積部分にグリ
ースの0.5gを片面塗布し(膜厚150μm)、加熱
試験を行い、グリース状態の観察と蒸発減量とを測定し
た。 グリース状態: ○:淡茶褐色、 △:茶褐色、 ×:濃茶褐色 次に、鉱油にリチウムヒドロキシステアレートを加えて
製造したグリースに表2に示した添加剤および本願のリ
ン酸三カルシウムをそれぞれ加え、混練捏和して製造し
たグリースの滴点を測定し表2に示した。
【表2】 表2の比較例2ないし4では無添加のグリース(比較例
1)と比較して滴点の向上が認められたが、リン酸三カ
ルシウムを添加した実施例7のグリースでは滴点が上昇
し、耐熱性が向上したことが示された。
1)と比較して滴点の向上が認められたが、リン酸三カ
ルシウムを添加した実施例7のグリースでは滴点が上昇
し、耐熱性が向上したことが示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 文夫 東京都千代田区霞ケ関3丁目2番5号 昭 和シエル石油株式会社内 (72)発明者 沖 ▲みよし▼ 東京都千代田区霞ケ関3丁目2番5号 昭 和シエル石油株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 鉱油または合成潤滑油と増ちょう剤と、
上記鉱油または合成潤滑油に対して2ないし40重量%
の式 Ca3(PO4)2で表わされるリン酸三カルシウムとを混
練捏和してなることを特徴とする潤滑グリース組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015734A JPH0639590B2 (ja) | 1986-08-04 | 1991-01-17 | 潤滑グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18187586A JPS6339989A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 潤滑用グリ−ス組成物 |
| JP3015734A JPH0639590B2 (ja) | 1986-08-04 | 1991-01-17 | 潤滑グリース組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18187586A Division JPS6339989A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 潤滑用グリ−ス組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0593193A true JPH0593193A (ja) | 1993-04-16 |
| JPH0639590B2 JPH0639590B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=26351932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3015734A Expired - Lifetime JPH0639590B2 (ja) | 1986-08-04 | 1991-01-17 | 潤滑グリース組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639590B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021150A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑剤組成物 |
| JP2011021149A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑剤組成物 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US830710A (en) * | 1905-10-20 | 1906-09-11 | Theodore M Guest | Parer. |
| US4107058A (en) * | 1977-08-19 | 1978-08-15 | Exxon Research & Engineering Co. | Pressure grease composition |
| JPS62218493A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-09-25 | アモコ コ−ポレ−シヨン | 減少した油分離をもつたポリ尿素グリ−ス |
| JPS6339989A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑用グリ−ス組成物 |
| JPH0465119A (ja) * | 1990-07-05 | 1992-03-02 | Fujitsu Ltd | 半導体装置製造用熱処理装置 |
-
1991
- 1991-01-17 JP JP3015734A patent/JPH0639590B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US830710A (en) * | 1905-10-20 | 1906-09-11 | Theodore M Guest | Parer. |
| US4107058A (en) * | 1977-08-19 | 1978-08-15 | Exxon Research & Engineering Co. | Pressure grease composition |
| JPS5434304A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-13 | Exxon Research Engineering Co | Improved extremeepressure grease compositions |
| JPS62218493A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-09-25 | アモコ コ−ポレ−シヨン | 減少した油分離をもつたポリ尿素グリ−ス |
| JPS6339989A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑用グリ−ス組成物 |
| JPH0465119A (ja) * | 1990-07-05 | 1992-03-02 | Fujitsu Ltd | 半導体装置製造用熱処理装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021150A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑剤組成物 |
| JP2011021149A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Showa Shell Sekiyu Kk | 潤滑剤組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0639590B2 (ja) | 1994-05-25 |
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