JPH059548B2 - - Google Patents
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- JPH059548B2 JPH059548B2 JP60020666A JP2066685A JPH059548B2 JP H059548 B2 JPH059548 B2 JP H059548B2 JP 60020666 A JP60020666 A JP 60020666A JP 2066685 A JP2066685 A JP 2066685A JP H059548 B2 JPH059548 B2 JP H059548B2
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- Japan
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- polyethylene glycol
- diglycidyl ether
- washing
- self
- glycol diglycidyl
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
(1) 産業上の利用分野
本発明はポリエステル系合成繊維布帛に耐久性
のある帯電防止性と耐久性のある耐融性を付与す
る加工方法に関するものである。 (2) 従来の技術 一般に、合成繊維は静電気を蓄積しやすく、静
電気のため脱着時の不快感や空気中のほこりを吸
尽しての汚れなどの障害があり、また合成繊維は
熱に弱く、タバコの火等の高熱体の接触により容
易に接触部分に孔があく障害がある。これらの障
害を軽減するため、従来より帯電防止加工方法と
耐溶融加工方法との種々の組合せが提案されてい
るが、耐久性のある帯電防止性能と耐溶融性能を
兼ねそなえている加工方法は実用化されていない
のが現状である。 (3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述の現状に鑑みて行われたもので
繰り返しの洗濯に耐える耐久性のある帯電防止性
能と耐融性能を兼ねそなえたポリエステル系合成
繊維布帛を加工によつて得る方法を提供しようと
するものである。 (4) 問題点を解決するための手段及び作用 本発明の目的は次の構成によつて達成される。
すなわち、本発明は自己架橋型ポリアクリル酸エ
ステル、ポリエチレングリコールジアミン及びポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルを含
む水溶液中にポリエステル系合成繊維布帛を浸漬
し、均一に絞ることにより、繊維重量に対して固
形分換算で自己架橋型ポリアクリル酸エステルを
2.5%以上、ポリエチレングリコールジアミンを
1%以上、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテルを1%以上付与せしめる第1工程、乾燥
後直ちに140℃から170℃の温度にて熱処理する第
2工程、室温にて24時間以上放置する第3工程、
未反応物及び中間生成物を洗浄除去する第4工程
よりなることを特徴とする耐久性のあるポリエス
テル系合成繊維布帛の帯電防止、耐融加工方法で
ある。 以下、本発明を詳細に説明する。本発明で使用
する自己架橋型ポリアクリル酸エステルとは、熱
や酸性触媒等により架橋する性能を有するポリア
クリル酸エステルをいい、実施に際しては一般に
市販されている自己架橋型ポリアクリル酸エステ
ルのエマルジヨンを使用すればよい。この化合物
の主体はアクリル酸のエステルであるが、各種の
官能基を共重合により導入し、この官能基により
分子間架橋を行わせるものである。 ポリマー分子内の官能基としては、−COOH,
−CONH2,−CONH・CH2OH,−OH,
のある帯電防止性と耐久性のある耐融性を付与す
る加工方法に関するものである。 (2) 従来の技術 一般に、合成繊維は静電気を蓄積しやすく、静
電気のため脱着時の不快感や空気中のほこりを吸
尽しての汚れなどの障害があり、また合成繊維は
熱に弱く、タバコの火等の高熱体の接触により容
易に接触部分に孔があく障害がある。これらの障
害を軽減するため、従来より帯電防止加工方法と
耐溶融加工方法との種々の組合せが提案されてい
るが、耐久性のある帯電防止性能と耐溶融性能を
兼ねそなえている加工方法は実用化されていない
のが現状である。 (3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述の現状に鑑みて行われたもので
繰り返しの洗濯に耐える耐久性のある帯電防止性
能と耐融性能を兼ねそなえたポリエステル系合成
繊維布帛を加工によつて得る方法を提供しようと
するものである。 (4) 問題点を解決するための手段及び作用 本発明の目的は次の構成によつて達成される。
すなわち、本発明は自己架橋型ポリアクリル酸エ
ステル、ポリエチレングリコールジアミン及びポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルを含
む水溶液中にポリエステル系合成繊維布帛を浸漬
し、均一に絞ることにより、繊維重量に対して固
形分換算で自己架橋型ポリアクリル酸エステルを
2.5%以上、ポリエチレングリコールジアミンを
1%以上、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテルを1%以上付与せしめる第1工程、乾燥
後直ちに140℃から170℃の温度にて熱処理する第
2工程、室温にて24時間以上放置する第3工程、
未反応物及び中間生成物を洗浄除去する第4工程
よりなることを特徴とする耐久性のあるポリエス
テル系合成繊維布帛の帯電防止、耐融加工方法で
ある。 以下、本発明を詳細に説明する。本発明で使用
する自己架橋型ポリアクリル酸エステルとは、熱
や酸性触媒等により架橋する性能を有するポリア
クリル酸エステルをいい、実施に際しては一般に
市販されている自己架橋型ポリアクリル酸エステ
ルのエマルジヨンを使用すればよい。この化合物
の主体はアクリル酸のエステルであるが、各種の
官能基を共重合により導入し、この官能基により
分子間架橋を行わせるものである。 ポリマー分子内の官能基としては、−COOH,
−CONH2,−CONH・CH2OH,−OH,
【式】などが用いられる。
本発明で用いるポリエチレングリコールジアミ
ンは、一般式が NH2−CH2−O−(CH2−CH2−O)−nCH2−
NH2 (ただし、mは10〜90の整数) で表される化合物であり、この化合物は両末端に
水酸基を有するポリエチレングリコールの水酸基
を酸化後、アルキルアミンと反応させて酸アミド
を作り、次いで次亜ハロゲン酸アルカリでホフマ
ン転位によりイソシアネートとしたあと、このイ
ソシアネートを分解することによつて得られる。
ここで、ポリエチレングリコールの分子量は約
400から4000のものを使用するとよく、分子量が
400以下の場合には十分な帯電防止性を繊維に与
えることが難しくなり、また分子量が4000以上の
ものは水に難溶で使用することが困難である。 本発明で用いるポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテルは一般式が (ただし、nは1〜45の整数) で表されるもので、ポリエチレングリコールのエ
ピクロルヒドリンより誘導される。ここで、ポリ
エチレングリコールの分子量は44から約2000のも
のを使用するとよく、分子量が2000以上のものは
繰り返しの洗濯、ドライクリーニングに対して十
分な耐久性の帯電防止性能を繊維に付与すること
が困難である。 上述のポリエチレングリコールジアミンとポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルは、モ
ル比率にて3対1から1対5の範囲で使用するの
が望ましい。この範囲よりポリエチレングリコー
ルジアミンが多くなると繊維の黄変や被染色物の
変色を起こしやすくなり、またポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテルがこの範囲より多く
なると繰り返しの洗濯、ドライクリーニングに対
する耐久性が得られにくくなるので望ましくな
い。自己架橋型ポリアクリル酸エステルの使用量
は被処理物の種類、形態などにより異なるが、繊
維重量に対して固形分で2.5%以上必要であり、
2.5%未満では十分な耐融性能を繊維に付与する
ことはできない。 ポリエチレングリコールジアミンとポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルの使用量は、
繊維重量に対してそれぞれ固形分換算で1%以上
必要であり、1%未満では十分な帯電防止性能を
繊維に付与することができない。 先にも述べたように、本発明方法は4つの工程
よりなることを特徴としている。 まず、第1工程で自己架橋型ポリアクリル酸エ
ステルとポリエチレングリコールジアミン及びポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルの混
合水溶液に被処理物を含浸せしめて均一に絞り、
自己架橋型ポリアクリル酸エステルとポリエチレ
ングリコールジアミン及びポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテルの混合物を繊維に付与せ
しめ、次いで通常の方法にて100℃から130℃で乾
燥を行う。 乾燥後140℃〜170℃の温度にて30秒〜2分間の
熱処理を行う第2工程を行うが、この第2工程は
本発明の重要な工程で、この工程を省略すると繰
り返しの洗濯、ドライクリーニングに対して耐久
性のある帯電防止性能及び耐融性能を繊維に付与
せしめることができなくなる。 熱処理を行つた後本発明では、次に室温にて24
時間以上放置する第3工程を行う。この第3工程
を省いて前記第2工程の熱処理後直ちに洗浄を行
うと、十分な帯電防止性能及び耐融性能を繊維に
付与することができなくなる。 続く第4工程の洗浄方法は、被処理物の種類、
形態に応じて適当な方法を採用し、界面活性剤
0.5〜2g/を使用し、60℃〜90℃で10分〜40
分間行えばよい。この洗浄により繊維上の未反応
物及び水溶性中間生成物を除去して風合を改良
し、繊維の黄変、チヨークマークの発生、スポツ
トマークの発生(キワ付き)、及び染色堅牢度の
低下を防止する。 洗浄後の処理は、必要に応じて一般の布帛と同
様に乾燥及び熱セツトを行う。 本発明で用いられるポリエステル系繊維は、ポ
リエチレンテレフタレート繊維のほかイソフタル
酸、パラオキシ安息香酸、スルホイソフタル酸あ
るいはブチレングリコール等を共重合成分とする
共重合ポリエチレンテレフタレート繊維であつて
もよい。 本発明方法により、何故に繰り返しの洗濯及び
ドライクリーニングに耐え得る帯電防止性能及び
耐融性能を繊維に付与せしめることができるの
か、その理由については理論的には不明である
が、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレングリ
コールジアミン、ポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテルの架橋によつて得られた導電性、
防融性樹脂の被膜が繊維表面をおおうことによ
り、耐久性のある帯電防止性能及び耐融性能がえ
られるものと推察される。 (5) 実施例 次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、実施例における耐洗試験方法及び性能の
測定、評価は下記の方法にて行つた。 洗濯方法 松下電気株式会社全自動洗濯機NA−5580型を
使用し、スーパーザブ(花王石ケン株式会社製
品)を1.3g/入れて40℃で10分間の洗濯を行
い、続いて常温で5分間のすすぎを3回行つた
後、脱水、乾燥する1サイクルを洗濯1回とし
た。 ドライクリーニング方法 シリンダー型ドライクリーニング試験機を使用
し、パークレン中にペレツクスOT−P(陰イオ
ン系、花王石ケン株式会社製品)、ノイゲンEA−
120(非イオン系、第一工業製薬株式会社製品)の
チヤージソープ各5g/及び水1c.c./を入れ
て常温にて10分間のクリーニングを行つた後、パ
ークレンのみで常温にて5分間の洗浄を行い、脱
水、乾燥する1サイクルをドライクリーニング1
回とした。 半減期 オネストメーター(宍戸商会株式会社製品)を
使用し、試料を1730rpmの速度で回転する回転板
に置き、一端から10000Vの電圧をかけ、他端か
らオシロスコープで試料の帯電圧を検出する。次
に、負荷電圧を取り去つた後、試料の初期帯電圧
が半減するまでの時間を測定した。測定雰囲気は
20℃×40%RHで行つた。 摩擦帯電圧 ロータリースタテイツクメーター(興亜商会株
式会社製品)を使用し、試料を回転速度725ppm
にて綿布金巾3号と荷重400gで摩擦せしめ、オ
シロスコープで帯電圧を測定した。測定雰囲気は
20℃×40%RHで行つた。 耐融性能 試料を木枠に水平に張り、着火吸煙したタバコ
(ハイライト)を水平におき、試料が溶融して穴
があくまでの時間を測定し、評価した。 実施例 1 ポリエステル仮撚加工糸150D/30F/2を用い
た経密度69本/2.54cm、緯密度57本/2.54cm、目
付200g/m2の綾織物(通常の方法にて精錬、染
色、乾燥を行つたもの)を用意し、これを自己架
橋型ポリアクリル酸エステルエマルジヨン樹脂の
プライマルHA−24(固形分45%、日本アクリル
化学株式会社製品)15重量部、ポリエチレングリ
コールの分子量1000のポリエチレングリコールジ
アミン3.5重量部、ポリエチレングリコールの分
子量が600のポリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテル3.5重量部及び水81重量部よりなる混
合水溶液中に浸漬し、絞り率70%で均一に絞り
(第1工程)、110℃にて3分間乾燥した後、160℃
で1分間熱処理(第2工程)を行つた。次に室温
にて48時間放置(第3工程)後、サンモールFL
(日華化学工業株式会社製品、非イオン界面活性
剤)1g/を使用して80℃で20分間の洗浄を行
い、十分水洗(第4工程)後、120℃にて3分間
乾燥し、熱セツトを170℃で1分間行つて本発明
方法による処理布を得た。 本発明方法との比較のため、比較例Aとして本
実施例における第2,3工程を省き、比較例Bと
して本実施例における第3工程を省き、また比較
例Cとして本実施例における第2工程を省くほか
は、本実施例と全く同一の方法で各々加工を行い
比較用の処理布を得た。 得られた処理布について、耐洗濯試験10回、50
回及び耐ドライクリーニング試験10回を行つた後
で、帯電防止性能及び耐融性能を測定し、その結
果を第1表に示した。
ンは、一般式が NH2−CH2−O−(CH2−CH2−O)−nCH2−
NH2 (ただし、mは10〜90の整数) で表される化合物であり、この化合物は両末端に
水酸基を有するポリエチレングリコールの水酸基
を酸化後、アルキルアミンと反応させて酸アミド
を作り、次いで次亜ハロゲン酸アルカリでホフマ
ン転位によりイソシアネートとしたあと、このイ
ソシアネートを分解することによつて得られる。
ここで、ポリエチレングリコールの分子量は約
400から4000のものを使用するとよく、分子量が
400以下の場合には十分な帯電防止性を繊維に与
えることが難しくなり、また分子量が4000以上の
ものは水に難溶で使用することが困難である。 本発明で用いるポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテルは一般式が (ただし、nは1〜45の整数) で表されるもので、ポリエチレングリコールのエ
ピクロルヒドリンより誘導される。ここで、ポリ
エチレングリコールの分子量は44から約2000のも
のを使用するとよく、分子量が2000以上のものは
繰り返しの洗濯、ドライクリーニングに対して十
分な耐久性の帯電防止性能を繊維に付与すること
が困難である。 上述のポリエチレングリコールジアミンとポリ
エチレングリコールジグリシジルエーテルは、モ
ル比率にて3対1から1対5の範囲で使用するの
が望ましい。この範囲よりポリエチレングリコー
ルジアミンが多くなると繊維の黄変や被染色物の
変色を起こしやすくなり、またポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテルがこの範囲より多く
なると繰り返しの洗濯、ドライクリーニングに対
する耐久性が得られにくくなるので望ましくな
い。自己架橋型ポリアクリル酸エステルの使用量
は被処理物の種類、形態などにより異なるが、繊
維重量に対して固形分で2.5%以上必要であり、
2.5%未満では十分な耐融性能を繊維に付与する
ことはできない。 ポリエチレングリコールジアミンとポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルの使用量は、
繊維重量に対してそれぞれ固形分換算で1%以上
必要であり、1%未満では十分な帯電防止性能を
繊維に付与することができない。 先にも述べたように、本発明方法は4つの工程
よりなることを特徴としている。 まず、第1工程で自己架橋型ポリアクリル酸エ
ステルとポリエチレングリコールジアミン及びポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルの混
合水溶液に被処理物を含浸せしめて均一に絞り、
自己架橋型ポリアクリル酸エステルとポリエチレ
ングリコールジアミン及びポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテルの混合物を繊維に付与せ
しめ、次いで通常の方法にて100℃から130℃で乾
燥を行う。 乾燥後140℃〜170℃の温度にて30秒〜2分間の
熱処理を行う第2工程を行うが、この第2工程は
本発明の重要な工程で、この工程を省略すると繰
り返しの洗濯、ドライクリーニングに対して耐久
性のある帯電防止性能及び耐融性能を繊維に付与
せしめることができなくなる。 熱処理を行つた後本発明では、次に室温にて24
時間以上放置する第3工程を行う。この第3工程
を省いて前記第2工程の熱処理後直ちに洗浄を行
うと、十分な帯電防止性能及び耐融性能を繊維に
付与することができなくなる。 続く第4工程の洗浄方法は、被処理物の種類、
形態に応じて適当な方法を採用し、界面活性剤
0.5〜2g/を使用し、60℃〜90℃で10分〜40
分間行えばよい。この洗浄により繊維上の未反応
物及び水溶性中間生成物を除去して風合を改良
し、繊維の黄変、チヨークマークの発生、スポツ
トマークの発生(キワ付き)、及び染色堅牢度の
低下を防止する。 洗浄後の処理は、必要に応じて一般の布帛と同
様に乾燥及び熱セツトを行う。 本発明で用いられるポリエステル系繊維は、ポ
リエチレンテレフタレート繊維のほかイソフタル
酸、パラオキシ安息香酸、スルホイソフタル酸あ
るいはブチレングリコール等を共重合成分とする
共重合ポリエチレンテレフタレート繊維であつて
もよい。 本発明方法により、何故に繰り返しの洗濯及び
ドライクリーニングに耐え得る帯電防止性能及び
耐融性能を繊維に付与せしめることができるの
か、その理由については理論的には不明である
が、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレングリ
コールジアミン、ポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテルの架橋によつて得られた導電性、
防融性樹脂の被膜が繊維表面をおおうことによ
り、耐久性のある帯電防止性能及び耐融性能がえ
られるものと推察される。 (5) 実施例 次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、実施例における耐洗試験方法及び性能の
測定、評価は下記の方法にて行つた。 洗濯方法 松下電気株式会社全自動洗濯機NA−5580型を
使用し、スーパーザブ(花王石ケン株式会社製
品)を1.3g/入れて40℃で10分間の洗濯を行
い、続いて常温で5分間のすすぎを3回行つた
後、脱水、乾燥する1サイクルを洗濯1回とし
た。 ドライクリーニング方法 シリンダー型ドライクリーニング試験機を使用
し、パークレン中にペレツクスOT−P(陰イオ
ン系、花王石ケン株式会社製品)、ノイゲンEA−
120(非イオン系、第一工業製薬株式会社製品)の
チヤージソープ各5g/及び水1c.c./を入れ
て常温にて10分間のクリーニングを行つた後、パ
ークレンのみで常温にて5分間の洗浄を行い、脱
水、乾燥する1サイクルをドライクリーニング1
回とした。 半減期 オネストメーター(宍戸商会株式会社製品)を
使用し、試料を1730rpmの速度で回転する回転板
に置き、一端から10000Vの電圧をかけ、他端か
らオシロスコープで試料の帯電圧を検出する。次
に、負荷電圧を取り去つた後、試料の初期帯電圧
が半減するまでの時間を測定した。測定雰囲気は
20℃×40%RHで行つた。 摩擦帯電圧 ロータリースタテイツクメーター(興亜商会株
式会社製品)を使用し、試料を回転速度725ppm
にて綿布金巾3号と荷重400gで摩擦せしめ、オ
シロスコープで帯電圧を測定した。測定雰囲気は
20℃×40%RHで行つた。 耐融性能 試料を木枠に水平に張り、着火吸煙したタバコ
(ハイライト)を水平におき、試料が溶融して穴
があくまでの時間を測定し、評価した。 実施例 1 ポリエステル仮撚加工糸150D/30F/2を用い
た経密度69本/2.54cm、緯密度57本/2.54cm、目
付200g/m2の綾織物(通常の方法にて精錬、染
色、乾燥を行つたもの)を用意し、これを自己架
橋型ポリアクリル酸エステルエマルジヨン樹脂の
プライマルHA−24(固形分45%、日本アクリル
化学株式会社製品)15重量部、ポリエチレングリ
コールの分子量1000のポリエチレングリコールジ
アミン3.5重量部、ポリエチレングリコールの分
子量が600のポリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテル3.5重量部及び水81重量部よりなる混
合水溶液中に浸漬し、絞り率70%で均一に絞り
(第1工程)、110℃にて3分間乾燥した後、160℃
で1分間熱処理(第2工程)を行つた。次に室温
にて48時間放置(第3工程)後、サンモールFL
(日華化学工業株式会社製品、非イオン界面活性
剤)1g/を使用して80℃で20分間の洗浄を行
い、十分水洗(第4工程)後、120℃にて3分間
乾燥し、熱セツトを170℃で1分間行つて本発明
方法による処理布を得た。 本発明方法との比較のため、比較例Aとして本
実施例における第2,3工程を省き、比較例Bと
して本実施例における第3工程を省き、また比較
例Cとして本実施例における第2工程を省くほか
は、本実施例と全く同一の方法で各々加工を行い
比較用の処理布を得た。 得られた処理布について、耐洗濯試験10回、50
回及び耐ドライクリーニング試験10回を行つた後
で、帯電防止性能及び耐融性能を測定し、その結
果を第1表に示した。
【表】
第1表から明らかなごとく、本発明方法によれ
ば50回の繰り返しの洗濯や10回のドライクリーニ
ングに耐える帯電防止性能及び耐融性能を繊維に
付与せしめることができる。 実施例 2 ポリエステル仮撚加工糸150D/48Fを用いた経
密度101本/2.54cm、緯密度82本/2.54cm、目付
145g/m2の綾織物(通常の方法にて精錬、染色、
乾燥を行つたもの)、を用意し、これを自己架橋
型ポリアクリル酸エステルエマルジヨン樹脂のプ
ライマルHA−8(固形分46%、日本アクリル化
学株式会社製品)20重量部、ポリエチレングリコ
ールの分子量800のポリエチレングリコールジア
ミン5重量部、ポリエチレングリコールの分子量
が800のポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル3重量部及び水72重量部よりなる混合水溶
液に浸漬し、絞り率75%で均一に絞り(第1工
程)、120℃にて3分間乾燥した後、170℃で45秒
間熱処理(第2工程)を行つた。次に、室温にて
48時間放置(第3工程)後、サンモールFL(日華
化学工業株式会社製品、非イオン界面活性剤)1
g/を使用して80℃で20分間の洗浄を行い、十
分水洗(第4工程)後、120℃にて3分間乾燥し、
熱セツトを170℃で1分間行つて本発明による処
理布を得た。 得られた処理布について、耐洗濯試験10回、50
回及び耐ドライクリーニング試験10回を行つた後
で、帯電防止性能及び耐融性能を測定し、その結
果を第2表に示した。
ば50回の繰り返しの洗濯や10回のドライクリーニ
ングに耐える帯電防止性能及び耐融性能を繊維に
付与せしめることができる。 実施例 2 ポリエステル仮撚加工糸150D/48Fを用いた経
密度101本/2.54cm、緯密度82本/2.54cm、目付
145g/m2の綾織物(通常の方法にて精錬、染色、
乾燥を行つたもの)、を用意し、これを自己架橋
型ポリアクリル酸エステルエマルジヨン樹脂のプ
ライマルHA−8(固形分46%、日本アクリル化
学株式会社製品)20重量部、ポリエチレングリコ
ールの分子量800のポリエチレングリコールジア
ミン5重量部、ポリエチレングリコールの分子量
が800のポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル3重量部及び水72重量部よりなる混合水溶
液に浸漬し、絞り率75%で均一に絞り(第1工
程)、120℃にて3分間乾燥した後、170℃で45秒
間熱処理(第2工程)を行つた。次に、室温にて
48時間放置(第3工程)後、サンモールFL(日華
化学工業株式会社製品、非イオン界面活性剤)1
g/を使用して80℃で20分間の洗浄を行い、十
分水洗(第4工程)後、120℃にて3分間乾燥し、
熱セツトを170℃で1分間行つて本発明による処
理布を得た。 得られた処理布について、耐洗濯試験10回、50
回及び耐ドライクリーニング試験10回を行つた後
で、帯電防止性能及び耐融性能を測定し、その結
果を第2表に示した。
【表】
【表】
第2表から明らかなように、本発明の方法によ
る処理布は、耐久性のある帯電防止性能及び耐融
性能を有していることがわかる。 (6) 発明の効果 本発明の加工方法によれば、繰り返しの洗濯や
ドライクリーニングを行つても、帯電防止性能や
耐溶融性能を低下させることなく優れた耐久性の
ある帯電防止性能及び耐溶融性能をポリエステル
系布帛に付与することができる。
る処理布は、耐久性のある帯電防止性能及び耐融
性能を有していることがわかる。 (6) 発明の効果 本発明の加工方法によれば、繰り返しの洗濯や
ドライクリーニングを行つても、帯電防止性能や
耐溶融性能を低下させることなく優れた耐久性の
ある帯電防止性能及び耐溶融性能をポリエステル
系布帛に付与することができる。
Claims (1)
- 1 自己架橋型ポリアクリル酸エステル、ポリエ
チレングリコールジアミン及びポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテルを含む水溶液中にポ
リエステル系合成繊維布帛を浸漬し均一に絞るこ
とにより、繊維重量に対し固形分換算で自己架橋
型ポリアクリル酸エステルを2.5%以上、ポリエ
チレングリコールジアミンを1%以上、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテルを1%以上
付与せしめる第1工程、乾燥後直ちに140℃から
170℃の温度にて熱処理する第2工程、室温にて
24時間放置させる第3工程、未反応及び中間生成
物を洗浄除去する第4工程よりなることを特徴と
する耐久性のあるポリエステル系合成繊維布帛の
帯電防止、耐融加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60020666A JPS61186575A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 布帛の帯電防止,耐融加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60020666A JPS61186575A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 布帛の帯電防止,耐融加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61186575A JPS61186575A (ja) | 1986-08-20 |
| JPH059548B2 true JPH059548B2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12033519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60020666A Granted JPS61186575A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 布帛の帯電防止,耐融加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61186575A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4088868B2 (ja) * | 2002-04-03 | 2008-05-21 | 大和化学工業株式会社 | ポリカルボン酸系化合物の繊維類への固着方法および固着物 |
| US12312739B2 (en) * | 2021-04-20 | 2025-05-27 | Goulston Technologies, Inc. | Softening agent for textiles, aqueous solution of softening agent for textiles and method for producing same, and textile and method for producing same |
-
1985
- 1985-02-05 JP JP60020666A patent/JPS61186575A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61186575A (ja) | 1986-08-20 |
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