JPH0595718U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH0595718U JP3781992U JP3781992U JPH0595718U JP H0595718 U JPH0595718 U JP H0595718U JP 3781992 U JP3781992 U JP 3781992U JP 3781992 U JP3781992 U JP 3781992U JP H0595718 U JPH0595718 U JP H0595718U
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保二 金光
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Abstract

(57)【要約】 【目的】品質むらのない成形品を多数個取りにて簡単に
製造することができる射出成形用金型を提供する。 【構成】金型1の中心に設けられたスプルー182から
最も離れたキャビティ2A,2B,2G,2Hの樹脂注
入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ2A,2
B,2G,2Hに連通するランナーの最末端部の断面積
S=1とする。このとき、スプルー182に近いキャビ
ティ2C,2D,2E,2Fの樹脂注入用ゲートまでの
距離R=0.5であるので、キャビティ2C,2D,2
E,2Fに連通するランナーの最末端部の断面積S=2
/3とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形品を多数取り成形するための射出成形用金型に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
減圧採血管等の細長い有底筒状容器を製造する場合、射出成形機のノズルから スプルーを経てキャビティに向かって少なくとも2箇所以上の分岐点にて分岐さ れたコールドランナーが設けられ、そのランナーから各キャビティに連通する樹 脂注入用ゲートが設けた射出成形用金型を用いて、射出成形により多数個取りを 行うことが知られている。
【0003】 この場合、各キャビティ毎に成形される成形品の製品重量、品質にバラツキが 生じるという問題点があった。
【0004】 この点を改善するため、従来、例えば、実開平1─99609号公報に記載の 如く、多数個取り成形において、各キャビティへの流れを均一化するため、樹脂 圧力センサーからの信号により、流量調節弁の開量を調節することにより、ゲー ト、ランナーの寸法変更を行わずに、各キャビティへの樹脂充填量を均一化する 多数個取り射出成形用金型が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き従来の場合には、樹脂圧力センサー及び流量調整 弁が各キャビティ毎に必要であり、金型構造が複雑になり、金型コストが高くな り、圧力センサーからの信号により流量調整弁の作動をするまでには時間の遅 れがあり、樹脂注入時間の短い射出成形プロセスでは適用しても効果がなく、 流量調整弁はその機能として溶融樹脂の流動を妨げるため、溶融樹脂が滞留し、 分解したり劣化が発生したりして成形品の品質が低下するという問題点がある。
【0006】 しかして、金型の中心部分に設けたキャビティより成形した成形品に外観不良 が発生し易いという現象をつかみ、その原因を基本的に解明するために、多数個 取り金型のランナー内を流れる溶融樹脂の流動状態を解析したところ、次の点が 判明した。
【0007】 即ち、コールドランナー内を流動する溶融樹脂は、スプルーからキャビティま での樹脂流路が長いほど早く冷却され、流速が遅くなる。
【0008】 従って、図16(a)に示す如く、スプルーxから供給されコールドランナー y内を流動する溶融樹脂は、第1の分岐点において、内廻りの溶融樹脂a,a′ の方が外廻りの溶融樹脂b,b′よりも短い樹脂流路を形成し、樹脂温度も高く 流速も速い。
【0009】 又、図16(b)に示す如く、第2の分岐点において、ランナーy内を流動す る溶融樹脂は、内廻りの溶融樹脂c,c′の方が外廻りの溶融樹脂d,d′より も短い樹脂流路を形成し、樹脂温度も高く流速も速い。 又、同じ内廻りの溶融樹脂c,c′間でも、溶融樹脂cは第1の分岐点におけ る内廻りの溶融樹脂aが主流をなし、溶融樹脂c′は第1の分岐点における外廻 りの溶融樹脂bが主流をなしているので、溶融樹脂cの方が溶融樹脂c′よりも 短い樹脂流路を形成し、樹脂温度も高く流速も速い。
【0010】 又、図16(c)に示す如く、第3の分岐点において、ランナーy内を流動す る溶融樹脂は、内廻りの溶融樹脂e,e′の方が外廻りの溶融樹脂f,f′より も短い樹脂流路を形成し、樹脂温度も高く流速も速い。 又、同じ内廻りの溶融樹脂e,e′間でも、溶融樹脂eは第2の分岐点におけ る内廻りの溶融樹脂cが主流をなし、溶融樹脂e′は第2の分岐点における外廻 りの溶融樹脂dが主流をなしているので、溶融樹脂eの方が溶融樹脂e′よりも 短い樹脂流路を形成し、樹脂温度も高く流速も速い。
【0011】 これにより、図16(c)に示す如く、最短の樹脂流路が形成されるランナー に連通されたキャビティ16Kに溶融樹脂が最も早く充填される。そして、順次 、短い樹脂流路が形成されるランナーに連通されるキャビティ16L及び16O 、16Pの順に溶融樹脂が充填されていく。
【0012】 この際、最も早く充填されたキャビティ1K内の成形品には、表面に凹部が発 生するヒケ現象に伴ういわゆるメラの発生が、例えば、図17(a)に示す如く 、成形品の先端部外周面(図中矢印にて示す)や、図17(b)に示す如く、成 形品の先端部内周面(図中矢印にて示す)に起こり易い。このようなヒケ現象に 伴ういわゆるメラは、短い樹脂流路が形成されたランナーに連通するキャビティ より得られる成形品ほど激しく発生する。
【0013】 そして、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するランナ ーの末端部ほど短い樹脂流路が形成される。通常は、スプルーは金型の中心に設 けられるので、短い樹脂流路が形成されたランナーに連通するキャビティの樹脂 注1用ゲートは、金型の中心に近い部分に存在する。
【0014】 本考案は、上記の点に鑑み、従来の問題点を解消し、品質むらのない成形品を 多数個取りにて簡単に製造することができる射出成形用金型を提供することを目 的としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の考案は、固定側型板と可動型とランナーストリッパープレー トとを備えた金型の、固定側型板と可動型との間に、成形すべき成形品の形状に 対応する内面形状を備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板には、 スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向かって少なくとも2箇所以上 の分岐点にて分岐されたコールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビテ ィに連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等しくされた射出成形用金 型において、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するラン ナーの末端部が、他のランナーの末端部より、その断面積が小さくされている射 出成形用金型である。
【0016】 本願の請求項2の考案は、固定側型板と可動型とランナーストリッパープレー トとを備えた金型の、固定側型板と可動型との間に、成形すべき成形品の形状に 対応する内面形状を備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板には、 スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向かって少なくとも2箇所以上 の分岐点にて分岐されたコールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビテ ィに連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等しくされた射出成形用金 型において、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するラン ナーの末端部の周囲部分が、他のランナーの末端部の周囲部分より、その熱伝導 率が高い材質とされている射出成形用金型である。
【0017】 本願の請求項3の考案は、固定側型板と可動型とランナーストリッパープレー トとを備えた金型の、固定側型板と可動型との間に、成形すべき成形品の形状に 対応する内面形状を備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板には、 スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向かって少なくとも2箇所以上 の分岐点にて分岐されたコールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビテ ィに連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等しくされた射出成形用金 型において、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するラン ナーの末端部が、他のランナーの末端部より、そのランナー面の表面あらさがあ らくされている射出成形用金型である。
【0018】 本願の請求項4の考案は、固定側型板と可動型とランナーストリッパープレー トとを備えた金型の、固定側型板と可動型との間に、成形すべき成形品の形状に 対応する内面形状を備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板には、 スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向かって少なくとも2箇所以上 の分岐点にて分岐されたコールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビテ ィに連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等しくされた射出成形用金 型において、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するキャ ビティの末端内に、樹脂流動制御部材が入出自在に設けられ、その樹脂流動制御 部材が押圧部材に連結されて、そのキャビティ内に溶融樹脂が充填される際に、 樹脂流動制御部材がそのキャビティの末端内に入った状態とされて押圧部材によ り圧力がかけられ、そのキャビティ内の末端に溶融樹脂が充填するのを阻止しつ つ、他のキャビティ内に溶融樹脂が充填するのを助ける機構とされている射出成 形用金型である。
【0019】 本考案において、成形品としては、例えば、肉厚が0.5〜2mm、全長が2 00mm以下の、減圧採血管、容器、カバー、ハウジング、引出し、箱等が挙げ られる。
【0020】 本考案において、樹脂としては、射出成形に用いられる樹脂が全て使用可能で あり、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン 、アクリロニトリル─ブタジエン─スチレン共重合体、ポリメチルメタクリレー ト、ナイロン、ポリオキシメチレン等が使用される。
【0021】 本考案において、金型の材質としては、鉄又は合金が使用されるが、熱伝導率 が0.05〜0.50cal/cm・sec・℃のものが好適に使用される。金 型の熱伝導率が0.05cal/cm・sec・℃未満の場合には、ランナーの 冷却に時間がかかり、ショット時間が長くなってしまい、逆に、0.50cal /cm・sec・℃を超える場合には、ランナーの冷却が早すぎて、溶融樹脂を 充填しにくくなり易い。
【0022】 本考案において、金型のランナー面の表面あらさは、JIS B0601の表 面あらさ規格(以下、表面あらさ規格と略称する)にて、∇∇〜∇∇∇∇の範囲 が好適である。表面あらさが、∇∇未満の場合には、得られた成形品の外観が悪 くなり易く、逆に、∇∇∇∇を超える場合には、溶融樹脂がスプルー面、ランナ ー面及びキャビティ面に粘着し、成形性(充填性)が悪くなり、ショートモール ドになり易い。
【0023】 まず、本考案における、射出成形用金型の全体の構造の一例を図面を参照して 説明する。
【0024】 図1は、本考案の射出成形用金型の一例の全体を示す一部切り欠き縦断面図で ある。 1は成形品である採血管を製造するための射出成形用金型であって、可動型1 1と固定側型板12とを備えている。
【0025】 可動型11はコア111と受け板112と突出し用ストリッパープレート11 3とからなる。尚、コア111と受け板112とは一体構造であってもよい。
【0026】 コア111は先端部分と中央部分は細長い円柱とされ、先端部分は成形すべき 成形品の内表面を形成する部分とされ、その頂部は半球の凸球面とされている。 尚、コアー111の先端部分は、その外表面が頂部にいくにつれて次第にすぼ まる10/1000以下の抜きテーパー面とされていてもよい。 コア111の中央部は、突出し用ストリッパープレート113に穿設された穴 113a中に挿通されている。 コア111の基端部は、先端部分及び中央部分より大径とされ、受け板112 に穿設された穴112a中に嵌合固定されている。コア111は受け板112を 介して可動型取付け板15に固着されている。
【0027】 固定側型板12には、成形すべき成形品の外周面を形成する貫通孔121が設 けられている。 固定側型板12には、コア111の頂部の凸球面の最頂部に対応する位置にゲ ート122が設けられている。
【0028】 固定側型板12と固定側型板取付け板16との間には、ランナーストリッパー プレート18とランナー・ゲートつなぎ板19が設けられている。
【0029】 ランナーストリッパープレート18には、ランナー181及びスプルー182 が設けられている。 ランナー・ゲートつなぎ板19には、ランナー181とゲート122をつなぐ ランナー191が設けられている。
【0030】 しかして、型開き時、コア111と固定側型板12間、コア111と突出し用 ストリッパープレート113間、固定側型板12とランナー・ゲートつなぎ板1 9間、ランナー・ゲートつなぎ板19とランナーストリッパープレート18間が 開き、ランナーストリッパープレート18と固定側型板取付け板16間は圧力が 解除され、フリー状態とされる。
【0031】 しかして、型締め時、コア111の先端部の外周面、突出し用ストリッパープ レート113、及び固定側型板12の貫通孔121の壁面により、成形すべき成 形品を形成するキャビティ20が形成される。そして、ゲート122から、図示 しない射出成形機より、スプルー182及びランナー181,191を通して供 給される溶融樹脂をキャビティ20内に注入して、成形品を成形する。
【0032】 本願の請求項1の考案において、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用 ゲートに連通するランナーの末端部が、他のランナーの末端部より、その断面積 が小さくされている。 ランナーの末端部の断面積は、例えば、次のようにして決定される。即ち、金 型の中心にスプルーが設けられた場合を想定すると、上記の図16を参照して説 明した如く、スプルーxが設けられた金型の中心に近い位置に配置されたキャビ ティ16Kの樹脂注入用ゲートほど、より短い樹脂流路が形成されるランナーに 連通されている。
【0033】 そこで、キャビティに連通するランナーの最末端部の断面積Sとし、金型の中 心からキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をRとし、金型中心から最も離 れたキャビティの樹脂注入用ゲートに連通するランナーの最末端部の断面積S= 1とする。 このとき、金型中心から最も離れたキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離 R=1としたとき、例えば、Rが0.7以上の場合の範囲ではS=1、Rが0. 5以上0.7未満の範囲ではS=2/3、Rが0.3以上0.5未満の範囲では S=1/2、Rが0.3未満の範囲ではS=1/3を目安とする。
【0034】 尚、上記の場合には、便宜上、ランナーの最末端部の断面積を調節するように したが、ランナーが分岐点で分岐される毎に、短い樹脂流路が形成されるランナ ーの程度に応じて、より細かく断面積を調節するようにしてもよい。
【0035】 以下、本願の請求項1の考案の射出成形用金型の例を図面を参照して説明する 。 図2は、図3に示す如き薄肉角筒状容器を製造するための射出成形用金型の一 例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である。
【0036】 金型のランナーストリッパープレート18(図1参照)には、中心にスプルー 182が設けられ、そのスプルー182から8個のキャビティ2A〜2Hに向か ってコールドランナー181が設けられている。そのランナー181は、第1の 分岐点にて2本に分岐され、第2の分岐点にて更に2本に分岐され、各キャビテ ィに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず)に連通されている。
【0037】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ2A,2 B,2G,2Hの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ2A,2 B,2G,2Hに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。
【0038】 このとき、スプルー182に近いキャビティ2C,2D,2E,2Fの樹脂注 入用ゲートまでの距離R=0.5であるので、キャビティ2C,2D,2E,2 Fに連通するランナーの最末端部の断面積S=2/3とする。 尚、上記以外のスプルーの断面積S=1とする。
【0039】 図4は、図5に示す如き薄肉円筒状容器を製造するための射出成形射出成形用 金型の別の例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である 。
【0040】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から16個のキャビティ4A〜4Pに向かってコールドランナー181が設 けられている。そのランナー181は、第1の分岐点にて2本に分岐され、第2 の分岐点にて更に4本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート( 図示せず)に連通されている。
【0041】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ4A,4 D,4M,4Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ4A,4 D,4M,4Pに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。
【0042】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ4F,4G,4J,4Kの樹 脂注入用ゲートまでの距離R=0.4であるので、キャビティ4F,4G,4J ,4Kに連通するランナーの最末端部の断面積S=1/2とする。
【0043】 又、スプルー182に次に近いキャビティ4B,4C,4E,4H,4I,4 L,4N,4Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.8であるので、キャビテ ィ4B,4C,4E,4H,4I,4L,4N,4Oに連通するランナーの最末 端部の断面積S=1とする。 尚、上記以外のランナーの断面積S=1とする。
【0044】 図6は、図7に示す如き薄肉円筒状容器を製造するための射出成形射出成形用 金型の別の例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である 。
【0045】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から16個のキャビティ6A〜6Pに向かってコールドランナー181が設 けられている。そのランナー181は、第1の分岐点にて2本に分岐され、第2 の分岐点にて更に2本に分岐され、第3の分岐点にて更に2本に分岐され、各キ ャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず)に連通されている。
【0046】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ6A,6 D,6M,6Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ6A,6 D,6M,6Pに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。
【0047】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ6F,6G,6J,6Kの樹 脂注入用ゲートまでの距離R=0.50であるので、キャビティ6F,6G,6 J,6Kに連通するランナーの最末端部の断面積S=2/3とする。
【0048】 又、スプルー182に次に近いキャビティ6B,6C,6E,6H,6I,6 L,6N,6Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.79であるので、キャビ ティ6B,6C,6E,6H,6I,6L,6N,6Oに連通するランナーの最 末端部の断面積S=1とする。 尚、上記以外のランナーの断面積S=1とする。
【0049】 図8は、図9に示す如き薄肉円筒状容器を製造するための射出成形射出成形用 金型の一例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である。
【0050】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、射出成形機のノ ズルからスプルー182を経て24個のキャビティ8A〜8Xに向かってコール ドランナー181が設けられている。そのランナー181は、第1の分岐点にて 2本に分岐され、第2の分岐点にて更に2本に分岐され、第3の分岐点にて更に 3本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず)が設け られている。
【0051】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ8A,8 D,8U,8Xの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ8A,8 D,8U,8Xに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。
【0052】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ8J,8K,8N,8Oの樹 脂注入用ゲートまでの距離R=0.39であるので、スプルー182に近いキャ ビティ8J,8K,8N,8Oに連通するランナーの最末端部の断面積S=1/ 2とする。
【0053】 又、スプルー182に次に近いキャビティ8F,8G,8I,8L,8M,8 P,8R,8Sの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.61であるので、キャビ ティ8F,8G,8I,8L,8M,8P,8R,8Sに連通するランナーの最 末端部の断面積S=2/3とする。
【0054】 又、スプルー182に次に近いキャビティ8E,8H,8Q,8Tの樹脂注入 用ゲートまでの距離R=0.78であるので、キャビティ8E,8H,8Q,8 Tに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。
【0055】 又、スプルー182に次に近いキャビティ8B,8C,8V,8Wの樹脂注入 用ゲートまでの距離R=0.87であるので、キャビティ8B,8C,8V,8 Wに連通するランナーの最末端部の断面積S=1とする。 尚、上記以外のランナーの断面積S=1とする。
【0056】 本願の請求項2の考案においては、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入 用ゲートに連通するランナーの末端部の周囲部分が、他のランナーの末端部分よ り、その熱伝導率が高い材質とされている。
【0057】 熱伝導率の高い材質からなる部分は、例えば、金型本体に入れ子方式で形成す る。金型本体と熱伝導率の高い材質からなる入れ子との間には、両者間に熱伝導 を防止するため、シールゴム等が介在されてもよい。
【0058】 本考案において、金型は熱伝導率が0.05〜0.50cal/cm・sec ・℃の材料が好適に使用されるが、この範囲内において、上記の金型本体の熱伝 導率に対する、熱伝導率が高い材質からなる部分の熱伝導率の比は、1.5〜1 0とするのが好適である。この比が1.5未満の場合には、短い樹脂流路が形成 されるランナーに連通するキャビティから得られた成形品にヒケ現象に伴ういわ ゆるメラが発生し易く、逆に10を超える場合には、金型の強度が低下して耐久 性に問題が生じ易い。
【0059】 金型のランナーの末端部の周囲部分の材質の決定は、例えば、次のようにして 行われる。即ち、金型の中心にスプルーが設けられた場合を想定すると、上記の 図16を参照して説明した如く、スプルーから、より短い樹脂流路が形成される ランナーに連結されたキャビティの樹脂注入用ゲートの位置ほど、スプルーが設 けられた金型の中心に近い位置に配置されている。
【0060】 そこで、金型の中心からキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をRとし、 金型中心から最も離れたキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をR=1とし たとき、例えば、Rが0.7未満の範囲内のキャビティに連通するランナーの最 末端部の周囲部分の金型材質は、金型中心から最も離れたキャビティに連通する ランナーの周囲部分の金型材質よりも熱伝導率が高い材質とする。又、Rが0. 7以上の範囲内のキャビティに連通するランナーの最末端部の周囲部分の金型材 質は、金型中心から最も離れたキャビティに連通するランナーの周囲部分の金型 材質と同一にする。
【0061】 尚、上記の図16を参照して説明した如く、最も短い樹脂流路が形成されるの は、図16中、スプルー182からa−c−eの流路を経てキャビティ16Kに 至るものである。 このa−c−eの流路に面するランナー面に対応する部分の周囲部分の金型材 質を熱伝導率の高い材質としてもよい。
【0062】 以下、本願の請求項2の考案の射出成形用金型の例を図面を参照して説明する 。 図10は、図11に示す薄肉矩形板を製造するための射出成形射出成形用金型 の一例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である。
【0063】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から16個のキャビティ10A〜10Pに向かってランナー181が設けら れている。そのランナー181は、第1の分岐点にて2本に分岐され、第2の分 岐点にて2本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず )に連通されている。
【0064】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ10A, 10D,10M,10Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ 10A,10D,10M,10Pに連通するランナーの周囲部分の金型材質を熱 伝導率が低い材質とする。
【0065】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ10F,10G,10J,1 0Kの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.50であるので、キャビティ10F ,10G,10J,10Kに連通するランナーの最末端部の周囲部分に熱伝導率 の高い材質からなる入れ子30を設ける。
【0066】 尚、この際、より効果を発揮させるために、図16におけるa−c−eの流路 に面するランナー面に対応する部分の周囲部分にも熱伝導率の高い材質からなる 入れ子30を延長して設ける。
【0067】 又、スプルー182に次に近いキャビティ10B,10C,10E,10H, 10I,10L,10N,10Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.79で あるので、キャビティ10B,10C,10E,10H,10I,10L,10 N,10Oに連通するランナーの最末端部の周囲部分の金型材質を熱伝導率の低 い材質とする。 尚、上記以外のランナーの周囲部分の金型材質を熱伝導率の低い材質とする。
【0068】 本願の請求項3の考案においては、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入 用ゲートに連通するランナーの末端部が、他のランナーの末端部より、そのラン ナー面の表面あらさはあらくさている。
【0069】 本考案において、金型のランナー面の表面あらさは、∇∇〜∇∇∇∇の範囲が 好適であるが、その中で、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに 連通するランナーの末端部のランナー面の表面あらさはあらくされており、その 範囲は∇∇〜∇∇∇が好適である。
【0070】 ランナーの末端部のランナー面の表面あらさは、例えば、次のようにして決定 される。即ち、金型の中心にスプルーが設けられた場合を想定すると、上記の図 16を参照して説明した如く、スプルーからキャビティまでより短い樹脂流路が 形成されるランナーに連通されたキャビティの樹脂注入用ゲートの位置ほど、ス プルーが設けられた金型の中心に位置されている。
【0071】 そこで、金型の中心からキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をRとし、 金型中心から最も離れたキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をR=1とし たとき、例えば、Rが0.7未満の範囲内のキャビティに連通するランナーの最 末端部のランナー面の表面あらさは、金型中心から最も離れたキャビティに連通 するランナーのランナー面の表面あらさよりもあらくする。又、Rが0.7以上 の範囲内のキャビティに連通するランナーの最末端部のランナー面は、金型中心 から最も離れたキャビティに連通するランナーのランナー面のあらさと同一にす る。
【0072】 以下、本願の請求項3の考案の射出成形用金型の例を図面を参照して説明する 。 図12は、図3に示すのと同様の薄肉角筒状容器を製造するための射出成形射 出成形用金型の一例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図 である。
【0073】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から8個のキャビティ12A〜12Hに向かってランナー181が設けられ ている。そのランナー181は、第1の分岐点にて2本に分岐され、第2の分岐 点にて2本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず) に連通されている。
【0074】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ12A, 12B,12G,12Hの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ 12A,12B,12G,12Hに連通するランナーの最末端部のランナー面の 表面あらさを∇∇∇とする。
【0075】 このとき、スプルー182に近いキャビティ12C,12D,12E,12F の樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.5であるので、キャビティ12C,12 D,12E,12Fに連通するランナーの最末端部のランナー面の表面あらさを ∇∇とする。 尚、上記以外のランナー面の表面あらさは∇∇∇とする。
【0076】 図13は、図5に示すのと同様の薄肉円筒状容器(外径20mm、長さ100 mm、肉厚1.3mm)を製造するための射出成形射出成形用金型の別の例の、 スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図である。
【0077】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から16個のキャビティ13A〜13Pに向かってランナー181が設けら れている。そのランナー181は第1の分岐点にて2本に分岐され、第2の分岐 点にて4本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せず) に連通されている。
【0078】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ13A, 13D,13M,13Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ 13A,13D,13M,13Pに連通するランナーの最末端部のランナー面の 表面あらさを∇∇∇∇とする。
【0079】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ13F,13G,13J,1 3Kの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.4であるので、キャビティ13F, 13G,13J,13Kに連通するランナーの最末端部のランナー面の表面あら さを∇∇∇とする。
【0080】 又、スプルー182に次に近いキャビティ13B,13C,13E,13H, 13I,13L,13N,13Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.8であ るので、キャビティ13B,13C,13E,13H,13I,13L,13N ,13Oに連通するランナーのランナー面の表面あらさを∇∇∇∇とする。 尚、上記以外のランナーのランナー面の表面あらさは∇∇∇∇とする。
【0081】 図14は、図7に示す如き薄肉円筒状容器を製造するための射出成形射出成形 用金型の別の例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模式図であ る。
【0082】 金型1の固定側型板には、中心にスプルー182が設けられ、そのスプルー1 82から16個のキャビティ14A〜14Pに向かってランナー181が設けら れている。そのランナー181は第1の分岐点にて2本に分岐され、第2の分岐 点にて2本に分岐され、第3の分岐点にて2本に分岐され、各キャビティに連通 する樹脂注入用ゲート(図示せず)に連通されている。
【0083】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ14A, 14D,14M,14Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とし、キャビティ 14A,14D,14M,14Pに連通するランナーのランナー面の表面あらさ を∇∇∇∇とする。
【0084】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ14F,14G,14J,1 4Kの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.34であるので、キャビティ14F ,14G,14J,14Kに連通するランナーの最末端部のランナー面の表面あ らさを∇∇とする。
【0085】 又、スプルー182に次に近いキャビティ14B,14C,14E,14H, 14I,14L,14N,14Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.73で あるので、キャビティ14B,14C,14E,14H,14I,14L,14 N,14Oに連通するランナーの最末端部のランナー面の表面あらさを∇∇∇∇ とする。 尚、上記以外のランナーのランナー面の表面あらさを∇∇∇∇とする。
【0086】 本願の請求項4の考案は、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲート に連通するキャビティの末端内に、樹脂流動制御部材が入退自在に設けられ、そ の樹脂流動制御部材が押圧部材に連結されて、そのキャビティ内に溶融樹脂が充 填される際に、樹脂流動制御部材がそのキャビティの末端内に入った状態とされ て押圧部材により圧力がかけられ、そのキャビティ内の末端に溶融樹脂が充填す るのを阻止しつつ、他のキャビティ内に溶融樹脂が充填するのを助ける機構とさ れている。
【0087】 以下、本願の請求項4の考案の射出成形用金型を図面を参照して説明する。 図15(a)は本考案の金型の一例である。スプルーからキャビティまで短い 樹脂流路が形成されるキャビティ、即ち、スプルーに近い位置に配置された樹脂 注入用ゲートに連通するキャビティ20の末端内に、キャビティの末端部の内面 形状に対応する外面形状を有する樹脂流動制御部材113bが入出自在に設けら れている。
【0088】 この樹脂流動制御部材113bには、受け板113aを介して油圧シリンダー からなる押圧部材113cが連結され、押圧部材113cは突出し用ストリッパ ープレート113に固定されている。そして、押圧部材113cにより樹脂流動 制御部材113bに圧力をかけられるようにされている。
【0089】 押圧部材113cにより樹脂流動制御部材113bに5〜20kg/cm2 の 圧力がかけられるようにされている。
【0090】 尚、油圧シリンダーの代わりに空気圧シリンダーやバネ等を用いてもよいが、 油圧シリンダーや空気圧シリンダーが好適に使用される。 。
【0091】 樹脂流動制御部材113bの材質は、金型用の材料であれば適宜使用すること ができるが、金型本体の材料より硬度が高い方が好ましい。
【0092】 キャビティの末端部の内周面と、樹脂流動制御部材113bの外周面との隙間 は、10〜30μmの範囲が好ましい。10μm未満の場合には、キャビティの 末端部の内周面又は樹脂流動制御部材113bの外周面に傷が付き易く、逆に3 0μmを超える場合には、キャビティの末端部の内周面と、樹脂流動制御部材1 13bの外周面との間に溶融樹脂が入り易くなる。
【0093】 そして、図15(a)に示す如く、短い樹脂経路が形成されるランナーに連結 するキャビティ20の末端内に、樹脂流動制御部材113bが挿入され、そのキ ャビティ内に短い樹脂流路を経て供給された溶融樹脂が充填されそうになった際 に、押圧部材113cにより圧力をかけた状態で溶融樹脂の先端を押圧し、溶融 樹脂が他のキャビティ内に充填するのを助け、他のキャビティ内への溶融樹脂の 充填状態が均一になるまで樹脂流動制御部材113bに圧力がかけられる。
【0094】 樹脂流動制御部材113bにかける圧力は、樹脂圧力未満であってもよいし、 又樹脂圧力以上であってもよい。 樹脂流動制御部材113bにかける圧力が樹脂圧力未満の場合には、樹脂流動 制御部材113bは樹脂の圧力により後退するが、この間、溶融樹脂は他のキャ ビティに流れ易くなる。樹脂流動制御部材113bにかける圧力が樹脂以上の場 合には、樹脂流動制御部材113bは押圧部材113cにより伸ばされた位置に て停止し、この間、溶融樹脂は他のキャビティにより流れ易くする。
【0095】 その後圧力は開放されて、図15(b)に示す如く、樹脂流動制御部材113 bの先端面がキャビティ20の末端縁まで後退して、キャビティ20内への溶融 樹脂の充填が完了する。この際、他のキャビティ内においても同時に溶融樹脂の 充填が完了する。
【0096】 樹脂流動制御部材113bが設けられるキャビティは、例えば、次のようにし て決定される。即ち、金型の中心にスプルーが設けられた場合を想定すると、上 記の図1を参照して説明した如く、スプルーからキャビティまでより短い樹脂流 路が形成されるランナーに連通されたキャビティの樹脂注入用ゲートの位置ほど 、スプルーが設けられた金型の中心に位置されている。
【0097】 そこで、金型の中心からキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をRとし、 金型中心から最も離れたキャビティの樹脂注入用ゲートまでの距離をR=1とし たとき、例えば、Rが0.7未満の範囲内のキャビティの末端内に樹脂流動制御 部材113bを設ける。
【0098】 図12に示すのと同様のスプルー、ランナー及びキャビティの配置を備え、図 3に示すのと同様の薄肉角筒状容器を製造する場合の射出成形用金型の一例につ いて説明する。 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ12A, 12B,12G,12Hの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とする。このキャ ビティ12A,12B,12G,12H内には、樹脂流動制御部材113bを設 けない。
【0099】 このとき、スプルー182に近いキャビティ12C,12D,12E,12F の樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.5であるので、このキャビティ12C, 12D,12E,12Fの末端内に樹脂流動制御部材113bを設ける。
【0100】 図13に示すのと同様のスプルー、ランナー及びキャビティの配置を備え、図 5に示すとの同様の薄肉円筒状容器製造するための射出成形射出成形用金型の別 の例について説明する。
【0101】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ13A, 13D,13M,13Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とする。このキャ ビティ13A,13D,13M,13P内には樹脂流動制御部材113bを設け ない。
【0102】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ13F,13G,13J,1 3Kの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.4であるので、キャビティ13F, 13G,13J,13Kの末端内に樹脂流動制御部材113bを設ける。
【0103】 又、スプルー182に次に近いキャビティ13B,13C,13E,13H, 13I,13L,13N,13Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.8であ るので、キャビティ13B,13C,13E,13H,13I,13L,13N ,13Oには樹脂流動制御部材113bを設けない。
【0104】 図14に示すのと同様のスプルー、ランナー及びキャビティの配置を備え、図 7に示すとの同様の薄肉円筒状容器を製造するための射出成形射出成形用金型の 別の例について説明する。
【0105】 金型1の固定側型板には、中央部にはスプルー182が設けられ、そのスプル ー182から16個のキャビティ14A〜14Pに向かってランナー181が設 けられている。そのランナー181は第1の分岐点にて2本に分岐され、第2の 分岐点にて4本に分岐され、各キャビティに連通する樹脂注入用ゲート(図示せ ず)に連通されている。
【0106】 金型1の中心に設けられたスプルー182から最も離れたキャビティ14A, 14D,14M,14Pの樹脂注入用ゲートまでの距離R=1とする。このキャ ビティ14A,14D,14M,14P内には樹脂流動制御部材113bを設け ない。
【0107】 このとき、スプルー182に最も近いキャビティ14F,14G,14J,1 4Kの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.4であるので、キャビティ14F, 14G,14J,14Kの末端内に樹脂流動制御部材113bを設ける。
【0108】 又、スプルー182に次に近いキャビティ14B,14C,14E,14H, 14I,14L,14N,14Oの樹脂注入用ゲートまでの距離R=0.8であ るので、キャビティ14B,14C,14E,14H,14I,14L,14N ,14Oには樹脂流動制御部材113bを設けない。
【0109】
【作用】
本願の請求項1〜請求項3の考案は、スプルーに近い位置に配置された樹脂注 入用ゲートに連通するランナーの末端部が、他のランナー末端部より、その断面 積が小さくされているか、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに 連通するランナーの末端部の周囲部分が、他のランナーの末端部分の周囲部分よ り、その熱伝導率が高い材質とされているか、または、スプルーに近い位置に配 置された樹脂注入用ゲートに連通するランナーの末端部が、他のランナー末端部 より、そのランナー面の表面あらさがあらくされていることにより、スプルーに 近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するキャビティ内ほど溶融樹脂が 早く充填されることがなく、各キャビティ内に溶融樹脂が充填されるタイミング が均一になるので、品質むらのない薄肉成形品を多数個取りにて簡単に製造する ことができ、しかも、この金型の改造はランナーストッパープレートのランナー の断面積を変更するだけですむので、金型起工後の改造が容易であり、改造のコ ストが安い。
【0110】 本願の請求項4の考案は、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲート に連通するキャビティの末端内に、樹脂流動制御部材が入出自在に設けられ、そ の樹脂流動制御部材が押圧部材に連結されて、そのキャビティ内に溶融樹脂が充 填される際に、樹脂流動制御部材がそのキャビティの末端内に入った状態とされ て押圧部材により圧力がかけられ、そのキャビティ内の末端に溶融樹脂が充填す るのを阻止しつつ、他のキャビティ内に溶融樹脂が充填するのを助ける機構とさ れていることにより、スプルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通 するキャビティ内ほど溶融樹脂が早く充填されることがなく、各キャビティ内に 溶融樹脂が充填されるタイミングが均一になるので、品質むらのない薄肉成形品 を多数個取りにて簡単に製造することができる。
【0111】
【実施例】
実施例1 図2に示す金型を用い、東芝機械社製100トン射出成形機を用い、樹脂とし てポリカーボネート(PC)(帝人化成社製:商品名「L−1250」)を用い 、射出圧力1200kg/cm2 、金型温度80℃、樹脂温度295℃、射出時 間1.8秒の成形条件にて、図3に示す如き薄肉角筒状容器(外径20mm、長 さ40mm、肉厚2mm)の8個取り製造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観はいずれも良 好であった。
【0112】 比較例1 ランナー全部の断面積S=1からなること以外は図2に示すのと同じ金型を用 い、実施例1と同様にして薄肉角筒状容器の8個取り製造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観は、スプルー 182に最も近いキャビティ2C,2D,2E,2Fに対応するキャビティから 得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他のキャビテ ィから得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった。
【0113】 実施例2 図4に示す金型を用い、日本製鋼所社製J−220E射出成形機を用い、樹脂 としてポリエチレンテレフタレート(PET)(三井石油化学社製:商品名「ペ ットJ─001」)を用い、射出圧力1400kg/cm2 、金型温度15℃、 樹脂温度305℃、射出時間2.5秒の成形条件にて、図5に示す如き薄肉円筒 状容器(外径20mm、長さ100mm、肉厚1.5mm)の16個取り製造を 行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0114】 比較例2 ランナー全部の断面積S=1からなること以外は図4に示すのと同じ金型を用 い、実施例2と同様にして薄肉円筒状容器の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ4F,4G,4J,4Kに対応するキャビティか ら得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他のキャビ ティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった。
【0115】 実施例3 図8に示す金型を用い、日本製鋼所社製J─150E射出成形機を用い、樹脂 としてPET(三菱レーヨン社製:商品名「MA580」)を用い、射出圧力1 300kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度295℃、射出時間3.0秒の 成形条件にて、図9に示す如き薄肉円筒状容器(外径16mm、長さ75mm、 肉厚1.3mm)の24個取り製造を行った。 その結果、24個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0116】 比較例3 ランナー全部の断面積S=1からなること以外は図8に示すのと同じ金型を用 い、実施例3と同様にして薄肉円筒状容器の24個取り製造を行った。 その結果、24個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ8J,8K,8N,8Oに対応するキャビティか ら得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他のキャビ ティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった。
【0117】 実施例4 金型本体が熱伝導率0.05cal/cm・sec・℃を有する材料(SUS 420)からなり、高い熱伝導率を有する金型部分30が熱伝導率0.31ca l/cm・sec・℃を有する材料(神戸製鋼社製:商品名「HR750」)か らなる図10に示す金型を用い、日本製鋼所社製J─150Eを用い、樹脂とし てPET(コダック社製:商品名「CODAPACK7352」)を用い、射出 圧力1600kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度300℃、射出時間2. 4秒の成形条件にて、図13に示す如き薄肉板(横20mm、縦50mm、肉厚 3mm)の16個取り製造を行った。 16個のキャビティから得られた薄肉板について、その中央部分の最もヒケの 多い部分のヒケ量の測定をJIS B0601に準拠して行った。その結果を表 1に示す。尚、ヒケ量は、最大高さRmaxで示す。
【0118】 実施例5 高い熱伝導率を有する金型部分30が熱伝導率0.14cal/cm・sec ・℃を有する材料(神戸製鋼社製:商品名「HR30P」)からなる図10に示 すのと同様の金型を用いたこと以外は実施例4と同様にして、実施例4と同様の 薄肉板の16個取りを行った。 16個のキャビティから得られた薄肉板について、実施例4と同様にしてヒケ 量の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0119】 実施例6 高い熱伝導率を有する金型部分30が熱伝導率0.11cal/cm・sec ・℃を有する材料(神戸製鋼社製:商品名「HR40P」)からなる金型を用い たこと以外は実施例4と同様にして、実施例4と同様の薄肉板の16個取りを行 った。 16個のキャビティから得られた薄肉板について、実施例4と同様にしてヒケ 量の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0120】 比較例4 高い熱伝導率を有する金型部分30の代わりに、熱伝導率0.06cal/c m・sec・℃を有する材料(神戸製鋼社製:商品名「KSTM420」)から なる金型部分からなる金型を用いたこと以外は実施例4と同様にして、実施例4 と同様の薄肉板の16個取りを行った。 16個のキャビティから得られた薄肉板について、実施例4と同様にしてヒケ 量の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0121】
【表1】
【0122】 実施例7 キャビティ12C,12D,12E,12Fに連通するランナーの最末端部の ランナー面の表面粗さが∇∇∇、それ以外のランナーのランナー面の表面粗さが ∇∇∇∇である図12に示す金型を用い、東芝機械社製100トン射出成形機を 用い、樹脂としてPC(帝人化成社製:商品名「L−1250」)を用い、射出 圧力1200kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度290℃、射出時間0. 7秒の成形条件にて、図3に示す如き薄肉角筒状容器(外径20mm、長さ40 mm、肉厚2mm)の8個取り製造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観はいずれも良 好であった。
【0123】 比較例5 全部のランナーのランナー面の表面あらさを∇∇∇∇とした図12に対応する 金型を用いたこと以外は、実施例7と同様にして、図5に示すのと同様の薄肉角 筒状容器の8個取り製造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観は、スプルー 182に最も近いキャビティ12C,12D,12E,12Fに対応するキャビ ティから得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他の キャビティから得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった。
【0124】 実施例8 キャビティ13F,13G,13J,13Kに連通するランナーの最末端部の ランナー面の表面粗さが∇∇、それ以外のランナーのランナー面の表面粗さが∇ ∇∇∇である図13に示す金型を用い、日本製鋼所社製J─150E射出成形機 を用い、樹脂としてPET(三菱レーヨン社製:商品名「MA580」)を用い 、射出圧力1200kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度290℃、射出時 間1.5秒の成形条件にて、図5に示す如き薄肉円筒状容器(外径20mm、長 さ100mm、肉厚1.3mm)の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0125】 比較例6 全部のランナーのランナー面の表面あらさを∇∇∇∇とした図13に対応する 金型を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、図8に示すのと同様の薄肉円 筒状容器の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ13F,13G,13J,13Kに対応するキャ ビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他 のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった 。
【0126】 実施例9 キャビティ14F,14G,14J,14Kに連通するランナーの最末端部の ランナー面の表面粗さが∇∇、それ以外のランナーのランナー面の表面粗さが∇ ∇∇∇である図14に示す金型を用い、日本製鋼所社製J─220E射出成形機 を用い、樹脂としてPET(三井石油化学社製:商品名「ペットJ001」)を 用い、射出圧力1300kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度300℃、射 出時間1秒の成形条件にて、図7に示す如き薄肉円筒状容器(外径25mm、長 さ75mm、肉厚1.5mm)の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0127】 比較例7 全部のランナーのランナー面の表面あらさを∇∇∇∇とした図14に対応する 金型を用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例9と同様の薄肉円筒状容 器の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ14F,14G,14J,14Kに対応するキャ ビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他 のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった 。
【0128】 実施例10 中央部に配置するキャビティ12C,12D,12E,12Fの末端内に図1 5に示す如き樹脂流量調節部材113bを設け、それ以外のキャビティの末端内 には樹脂流量調節部材113bを設けない図12と同様のスプルー、ランナー及 びキャビティの配置の金型を用い、日本製鋼所社製J─100E射出成形機を用 い、樹脂としてPET(三菱レーヨン社製:商品名「MA580」)を用い、射 出圧力1200kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度290℃、射出時間0 .7秒、樹脂流量調節部材に押圧部材により射出開始から0.7秒間4kg/c m2 の圧力をかけた後に0とする成形条件にて、図3に示す如き薄肉角筒状容器 (外径20mm、長さ40mm、肉厚2mm)の8個取り製造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観はいずれも良 好であった。
【0129】 比較例8 全部のキャビティの末端内に樹脂流量調節部材113bを設けなかったこと以 外は実施例10と同様にして、実施例10と同様の薄肉角筒状容器の8個取り製 造を行った。 その結果、8個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観は、スプルー 182に最も近いキャビティ12C,12D,12E,12Fに対応するキャビ ティから得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他の キャビティから得られた薄肉角筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった。
【0130】 実施例11 中央部に配置するキャビティ13F,13G,13J,13Kの末端内に図1 5に示す如き樹脂流量調節部材113bを設け、それ以外のキャビティの末端内 には樹脂流量調節部材113bを設けない図13と同様のスプルー、ランナー及 びキャビティの配置の金型を用い、東芝機械社製150トン射出成形機を用い、 樹脂としてPET(帝人社製:商品名「L1250」)を用い、射出圧力120 0kg/cm2 、金型温度100℃、樹脂温度290℃、射出時間1.5秒、樹 脂流量調節部材に押圧部材により射出開始から1.5秒間7kg/cm2 の圧力 をかけた後に0とするの成形条件にて、図5に示す如き薄肉円筒状容器(外径2 0mm、長さ100mm、肉厚1.3mm)の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0131】 比較例9 全部のキャビティの末端内に樹脂流量調節部材113bを設けなかったこと以 外は実施例11と同様にして、実施例11と同様の薄肉円筒状容器の16個取り 製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ13F,13G,13J,13Kに対応するキャ ビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他 のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった 。
【0132】 実施例12 中心部に配置するキャビティ14F,14G,14J,14Kの末端内に図1 5に示す如き樹脂流量調節部材113bを設け、それ以外のキャビティの末端内 には樹脂流量調節部材113bを設けない図14と同様のスプルー、ランナー及 びキャビティの配置の金型を用い、日本製鋼所社製J─150E射出成形機を用 い、樹脂としてPET(コダック社製:商品名「9921」)を用い、射出圧力 1300kg/cm2 、金型温度15℃、樹脂温度300℃、射出時間1秒、樹 脂流量調節部材に押圧部材により射出開始から1秒間5kg/cm2 の圧力をか けた後に0とする成形条件にて、図7に示す如き薄肉円筒状容器(外径25mm 、長さ75mm、肉厚1.5mm)の16個取り製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の外観はいずれも 良好であった。
【0133】 比較例10 全部のキャビティの末端内に樹脂流量調節部材113bを設けなかったこと以 外は実施例12と同様にして、実施例12と同様の薄肉角筒状容器の16個取り 製造を行った。 その結果、16個のキャビティから得られた薄肉角筒状容器の外観は、スプル ー182に最も近いキャビティ14F,14G,14J,14Kに対応するキャ ビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られた。尚、その他 のキャビティから得られた薄肉円筒状容器の表面にヒケの発生が見られなかった 。
【0134】
【効果】 本願の請求項1〜請求項3の考案は、上記の如き構成とされているので、スプ ルーに近い位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するキャビティ内ほど溶融 樹脂が早く充填されることがなく、各キャビティ内に溶融樹脂が充填されるタイ ミングが均一になるので、品質むらのない薄肉成形品を多数個取りにて簡単に製 造することができ、しかも、この金型の改造はランナーストッパープレートのラ ンナーの断面積を変更するだけですむので、金型起工後の改造が容易であり、改 造のコストが安い。 本願の請求項4の考案は、上記の如き構成とされているので、スプルーに近い 位置に配置された樹脂注入用ゲートに連通するキャビティ内ほど溶融樹脂が早く 充填されることがなく、各キャビティ内に溶融樹脂が充填されるタイミングが均 一になるので、品質むらのない薄肉成形品を多数個取りにて簡単に製造すること ができる。
【0135】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形用金型の全体の例を示す断面
図である。
【図2】本願の請求項1の考案の射出成形用金型の一例
の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す模
式図である。
【図3】図2の金型より製造した薄肉角筒状容器を示す
断面図である。
【図4】本願の請求項1の考案の射出成形用金型の別の
例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す
模式図である。
【図5】図4の金型より製造した薄肉円筒状容器を示す
断面図である。
【図6】本願の請求項1の考案の射出成形用金型の別の
例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す
模式図である。
【図7】図6の金型より製造した薄肉円筒状容器を示す
断面図である。
【図8】本願の請求項1の考案の射出成形用金型の別の
例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す
模式図である。
【図9】図8の金型より製造した薄肉円筒状容器を示す
断面図である。
【図10】本願の請求項2の考案の射出成形用金型の一
例の、スプルー、ランナー及びキャビティの部分を示す
模式図である。
【図11】図10の金型より製造した薄肉板を示す斜視
図である。
【図12】本願の請求項3及び請求項4の考案の射出成
形用金型の一例の、スプルー、ランナー及びキャビティ
の部分を示す模式図である。
【図13】本願の請求項3及び請求項4の考案の射出成
形用金型の別の例の、スプルー、ランナー及びキャビテ
ィの部分を示す模式図である。
【図14】本願の請求項3及び請求項4の考案の射出成
形用金型の別の例の、スプルー、ランナー及びキャビテ
ィの部分を示す模式図である。
【図15】本願の請求項4の考案の射出成形用金型にお
ける、キャビティの末端内の樹脂流動制御部材による樹
脂の充填を制御する状態を示す断面図であり、図15
(a)はキャビティの末端内に挿入された樹脂充填制御
部材に圧力をかけて樹脂の充填を制御している状態を示
す断面図、図15(b)は樹脂充填制御部材の圧力を開
放してキャビティの末端内より退出させた状態を示す断
面図である。
【図16】従来の金型のランナー内を流れる樹脂流路を
説明する模式図であり、図16(a)は第1の分岐点に
おける樹脂流路を説明する模式図、図16(b)は第2
の分岐点における樹脂流路を説明する模式図、図16
(c)は第3の分岐点における樹脂流路及びキャビティ
内への溶融樹脂の充填状態を説明する模式図である。
【図17】従来の成形品を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金型 11 可動型 12 固定側型板 15 可動型取付け板 16 固定側型板取付け板 18 ランナーストリッパープレート 19 ランナー・ゲートつなぎ板 30 高い熱伝導率の金型部分 111 コア 112 受け板 113 突出し用ストリッパープレート 113b 樹脂流量調節部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板と可動型とランナーストリッ
    パープレートとを備えた金型の、固定側型板と可動型と
    の間に、成形すべき成形品の形状に対応する内面形状を
    備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板に
    は、スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向
    かって少なくとも2箇所以上の分岐点にて分岐されたコ
    ールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビティ
    に連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等し
    くされた射出成形用金型において、スプルーに近い位置
    に配置された樹脂注入用ゲートに連通するランナーの末
    端部が、他のランナーの末端部より、その断面積が小さ
    くされていることを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 固定側型板と可動型とランナーストリッ
    パープレートとを備えた金型の、固定側型板と可動型と
    の間に、成形すべき成形品の形状に対応する内面形状を
    備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板に
    は、スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向
    かって少なくとも2箇所以上の分岐点にて分岐されたコ
    ールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビティ
    に連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等し
    くされた射出成形用金型において、スプルーに近い位置
    に配置された樹脂注入用ゲートに連通するランナーの末
    端部の周囲部分が、他のランナーの末端部の周囲部分よ
    り、その熱伝導率が高い材質とされていることを特徴と
    する射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 固定側型板と可動型とランナーストリッ
    パープレートとを備えた金型の、固定側型板と可動型と
    の間に、成形すべき成形品の形状に対応する内面形状を
    備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板に
    は、スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向
    かって少なくとも2箇所以上の分岐点にて分岐されたコ
    ールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビティ
    に連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等し
    くされた射出成形用金型において、スプルーに近い位置
    に配置された樹脂注入用ゲートに連通するランナーの末
    端部が、他のランナーの末端部より、そのランナー面の
    表面あらさがあらくされていることを特徴とする射出成
    形用金型。
  4. 【請求項4】 固定側型板と可動型とランナーストリッ
    パープレートとを備えた金型の、固定側型板と可動型と
    の間に、成形すべき成形品の形状に対応する内面形状を
    備えた4個以上のキャビティが形成され、固定側型板に
    は、スプルーを経て各キャビティの樹脂注入ゲートに向
    かって少なくとも2箇所以上の分岐点にて分岐されたコ
    ールドランナーが設けられ、スプルーから各キャビティ
    に連通する樹脂注入用ゲートまでのランナー長が略等し
    くされた射出成形用金型において、スプルーに近い位置
    に配置された樹脂注入用ゲートに連通するキャビティの
    末端内に、樹脂流動制御部材が入出自在に設けられ、そ
    の樹脂流動制御部材が押圧部材に連結されて、そのキャ
    ビティ内に溶融樹脂が充填される際に、樹脂流動制御部
    材がそのキャビティの末端内に入った状態とされて押圧
    部材により圧力がかけられ、そのキャビティ内の末端に
    溶融樹脂が充填するのを阻止しつつ、他のキャビティ内
    に溶融樹脂が充填するのを助ける機構とされていること
    を特徴とする射出成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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