JPH0595735A - 植物植生用層状構造体 - Google Patents

植物植生用層状構造体

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JPH0595735A
JPH0595735A JP3161056A JP16105691A JPH0595735A JP H0595735 A JPH0595735 A JP H0595735A JP 3161056 A JP3161056 A JP 3161056A JP 16105691 A JP16105691 A JP 16105691A JP H0595735 A JPH0595735 A JP H0595735A
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JP
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layer
vegetation
plant
root
water
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JP3161056A
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English (en)
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Goro Moriguchi
五郎 森口
Seiichiro Ishihara
誠一郎 石原
Masatoshi Kubo
正年 久保
Akira Tsubota
亜規良 坪田
Takeshi Nakai
猛 中居
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ASANUMAGUMI KK
KUREHA TEC KK
Original Assignee
ASANUMAGUMI KK
KUREHA TEC KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B80/32Roof garden systems

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定条件下でこれに適合する一層繊維構造体
の使用によりコンクリート面などに天然植物を植えて緑
化を図ると共にその上を歩行したり、また横臥できる憩
いの場をより有利に提供する。 【構成】 不織繊維構造体からなる通気性が大きいが、
繊維密度,保水性は比較的低く、植物を種から植生する
のに適した植生層または適度な通気性を有し、繊維密
度,保水性が前記比較的高く、通根,根の保持と根の保
護機能をもつ保護層の何れかを条件に応じて統一した1
層の植物育成層とし、その下面に過剰な雨水などの排水
に適すると共に前記育成層を含む全体を支持するに充分
な保持力を有する排水層を重合構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば芝,草花の造園業
あるいはビルや共同住宅、戸建住宅など建築物の屋上に
おいてスカイフロントの1つとして土を使用することな
く緑化を実現させると共にその上を随時、歩行し、ある
いは横臥して憩いの場を提供するに好適な植物植生用層
状構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ビル屋上などは殆どクーリングタ
ワーや物干場がある程度で余り利用されておらず、僅か
に神社や植木がある程度であるが、近時、建築物の高層
化と共に屋上空間の景観を配慮した都市づくりが進めら
れ、ビル屋上またはバルコニーなどに芝や草花を植生
し、屋上またはバルコニー空間を緑化することで都市に
不足する緑を大きく拡大することが行われつつある。
【0003】ところで、現在、試みられている上記ビル
の屋上やコンクリートの上に芝や草花を植生する方法と
しては土を使用し、植生することが最も一般的である。
勿論、一方において水耕栽培など、ロックウールやポリ
ウレタン発泡体あるいは不織布を使用して野菜や草花を
植生することも知られており、(例えば特開昭55−9
739号公報,特開昭61−25408号公報など参
照)一部に実施されている例もあるが、この場合は多く
の温室や屋内であってその上を歩行したり、横臥したり
するビルの屋上などにおいて大規模に利用されるに至っ
ていない。また、その他法面施工のため、不織布を用
い、ネットで覆う工法や、人がその上に歩くことができ
る植物養成マットとして吸水性の材料に、これを補強す
るためフレームを組み合わせたマットも提案されてい
る。(特開昭60−98912号公報参照)
【0004】ところが、近時、従来の屋上空間の利用に
加え、更に景観、デザインという面でビルや共同住宅、
戸建住宅などの建築物の屋上やバルコニーを街の中の貴
重なスペースとして捉え、利用者に対して憩いと潤いを
与えると共に建築物に付加価値をも与えることを目的と
してスカイフロントが注目され、脚光を浴びて来た。そ
して、このような観点に従って屋上空間の緑化が見直さ
れるに及び従来の土を利用する方法では屋上(コンクリ
ート面)に芝や草花を植え、その上を歩行したり、寝こ
ろんで読書、歓談したりするには少なくとも10cm〜2
0cm程度の土壌を屋上に持ち込み、かつ草の根がコンク
リートの亀裂に入り込むために防水対策が必要になる。
しかも土壌を屋上などへ持って上がると、重量(例えば
土10cm厚さとして170kg/ m2 )が重いため、建築
物の屋上またはバルコニー床の構造をそのために補強し
なければならない上、(現在の建築基準法では屋上また
はバルコニーの床の許容積載荷重は180kg/ m2 であ
るため、屋上またはバルコニーに土10cm厚さの土を盛
ったとすると重量が150〜170kg/m2 であるため
人が歩行したりすると許容荷重を越える恐れがある。)
更に、雨水などで流された土によって建築物が汚され問
題となる。と云って一方、前記水耕栽培は、ビル屋上ま
たはバルコニーなど、その上を歩行したりするには適し
ないことは前述の通りであり、またフレームを組み合わ
せる方式や法面施工方式も屋上またはバルコニーにおけ
る草花の広範囲な植生に利用できるものではなく、新た
な植物植生方式の開発が求められるに至った。
【0005】そこで本出願人らは上述の如き時代の趨勢
に対応し、ビル屋上またはバルコニーなどのコンクリー
ト面において土を使用することなく芝や草花を植生し、
しかもその上を歩行したり横臥することのできる新規な
植物植生用層状構造体として合成繊維を主材とする繊維
構造体の3つの層を含む重合構造からなっており、その
第1の層が、繊維密度、通気性、保水性ともに他の2層
に対し中間にあって芝などの植物を種から植生するに好
適な植生層であり、第2の層は適度の通気性を有する
が、繊維密度、保水性ともに他の2層に比し最も大き
く、通根、根の保持と植物の根の保護機能をもつ保護層
であり、第3の層は通気性は他の2層に比し最も大きい
が繊維密度、保水性ともに最も低く、かつ弾力性を有し
て過剰な雨水などの排水に適すると共に、全体の荷重を
支持するに充分な保持力を有する排水層である層状構造
体をさきに提案した(特願平2−271010号)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その後、更に
検討を重ねるに従い、条件によっては必ずしも上記3層
構造によるまでもなく、2層構造でも充分に、所期の効
果が得られることが判明した。
【0007】かくて、本発明は前記3層構造の植生用層
状体を特定条件下で、簡易に適用することを意図し、各
条件に適合せる繊維構造体の使用によりコンクリート面
などに天然植物を植えて緑化を図ると共にその上を歩行
したり、また横臥できる憩いの場をより有利に提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的に適
合する本発明層状構造体の構成は、合成繊維を主材とす
る不織繊維構造体であって、通気性は大きいが、繊維密
度,保水性は比較的低く、植物を種から植生するのに適
した植生層または適度な通気性を有し、繊維密度,保水
性が前記比較的高く、通根,根の保持と根の保護機能を
もつ保護層から選ばれた植物の種からの植生と通根,根
の保持及び根の保護機能を併せ有する植物育成層を統一
した基本層とし、第1の発明は上記基本層下面に繊維密
度,保水性ともに極めて低く、通気性,透水性は極めて
高く、かつ弾力性を有し過剰な雨水などの排水に適する
と共に前記基本層を含む全体を支持するに充分な保持力
を有する排水層を重合構成することにある。また第2の
発明は上記基本層下面に対し上部基本層を支持し、かつ
通気,通水に必要な空間を有する非繊維よりなる排水層
を配置せしめた構成にある。ここで上記非繊維資材より
なる排水層とは、線状資材で例えば空間を形成する構造
物、多孔性板とこれを支える突起物を有する無孔板とを
一体化した構造物、スリット形状により空間を形成する
構造物など、空間と水分の通る適当な空間を有する構造
物などが含まれる。更に請求項3記載の発明は、上記第
1,第2の発明に係る各層構成に対し実用化に適する構
成を付加するものであり、上記層構成の上面側に合成樹
脂製網状物の如き表面保護層を配層すると共に、排水層
下面に止水性能及び植物の根切り性能をもつ合成樹脂製
シートを配層せしめた構成を特徴とする。
【0009】
【作用】上記本発明層状構造体は屋上またはバルコニー
において植物植生用として施工されるものであり、施工
にあたっては、ビル屋上などのコンクリート面におい
て、植物植生に利用しようとする所要範囲で、先ず、排
水層を敷設配層し、次に保護層または植生層から選ばれ
た1つの層を各条件に応じて重合して(必要に応じ中間
に補強布などを介在せしめてもよい。)2層の複合層状
構造体として形成し、周縁部を適宜、固定することによ
って設置する。なお、上記2層は単に重合するのみでも
よいが、ずれ防止のため部分的に固定せしめるのが好適
である。
【0010】この場合、植生層と保護層は通常、上下に
配置し、植生又は保護に適した一般特性を有するが植生
層に播種した植物の種が発芽した後、その植物の通根力
が高く、しかも表面側の排水性が低くてもよい場合には
保護層のみを育成層として適用する。また、敷設配置す
る層状構造体に対し余り歩行性、クッション性、保水性
などは要求されず、もっぱら、美観を主体とし保水性が
低くてもよい植物を植生する場合には下部保護層を上部
の植生層と同じ不織繊維構造体として統一し、植生層の
みを適用する。勿論、上記両場合に対し中間的に配層し
ようとするときは、上記植生層と保護層の各特性を考慮
し接配よく不織繊維構造体を植物の育成層として作成
し、植物の種からの植生と、通根,根の保持および根の
保護機能を具えた上記植物育成層に適用することもあ
る。かくして、上記夫々適用された層状構造体は上部の
層に芝や植物の種を播いて発芽植生させ、(予め該層に
種を直播きし発芽させておいてもよい。)適当に施肥を
行って発芽した芝や植物の発育を助成するが、1つの基
本層は植生に適する適当な保水性と通気性を有し、また
適度の排水性を具備して芝や植物の発育を助成すると共
に伸びて来た芝や植物の根が通根できて、なお、これら
の根をしっかり保持する。そして、垂直,水平両方向の
透水性を有し、水が溜まり水となって根腐れを起こすこ
とを阻止すると共に、絶えず、新鮮な水を保水し、かつ
適度に酸素の供給を可能として根の保護をはかる。一
方、排水層は繊維層非繊維製ともに降水雨量に対して充
分な排水を行い、しかも溜まり水となって根固め層で根
腐れの発生するのをなくする。
【0011】なお、適用された両層は適当な厚さを有し
歩行や、草刈作業時の荷重に対しても充分な支持力、復
元力を有し、適度な弾性を有して層状構造体全体の歩行
性の改善作用を有する。また、請求項3記載の発明にお
ける最上層の合成樹脂製網状体は人の歩行、横臥や草刈
機の使用などに際して荷重を網状体全面に均等に分布さ
せ、特定場所への荷重集中を阻止すると共に、風や台風
に対する保護を確実とし、一方最下層の合成樹脂シート
は止水機能があり、シート上の雨水や余分の液肥を完全
に排水すると共に排水層から出て来た芝や植物の根が屋
上のコンクリートヤ放水層の細かい亀裂に入り込み、こ
れを破損させるのを防止する。
【0012】
【実施例】以下、更に添付図面を参照し、本発明の具体
的実施例について説明する。
【0013】図1は本発明に係る植物植生用層状構造体
の1例であり、図において(1)は植物育成層、(2)
は排水層を示し、これら両層(1),(2)の2層重合
構造によって本発明層状構造体の基本構造がコンクリー
ト面(7)上に形成されており、図においては更に育成
層(1)の上面に合成樹脂製網状体からなる表面保護層
(5)が、そして最下層、即ち排水層(2)の下面にコ
ンクリート面(7)との間に止水性能及び植物の根切り
性能を有する合成樹脂製シート(6)が夫々配層されて
いて全体として層状構造体の層構造が形成されている。
しかして、上記植物の育成層(1)はその上に芝や植物
の種を播き、植物を植生する植生層又は通根,根の保持
と根の保護機能をもつ保護層より選ばれた何れか一方の
不織繊維構造体に統一することによって各条件に応じ、
即ち、上部の育成層に播種した植物の種が発芽した後、
その植物の通根力が高く、しかも表面層の排水性が低く
てもよい場合には保護層と同様な不織繊維構造体で統一
し、一方、余り歩行性、クッション性、保水性などが要
求されず、専ら美観を主体とする場合で保水性が低くて
もよい植物植生の場合には植生層で統一して選用使用さ
れるようになっていて全体として植物の種からの植生お
よび通根,根の保持と根の保護機能を併せ有している。
ここで上記植生層の具体的な構成例としてはポリプロピ
レン,ポリエステル,アクリルなどの合成繊維を主材と
し、これ単独あるいは適宜吸水性繊維を適当量、例えば
15〜30%程度混合せしめた繊維ウエブをニードリング
し、構成繊維を互いに絡交せしめた、通常、繊維の見掛
け密度0.11g/cm3 程度でこればかりで適用するときは厚
さ5cm前後の不織布からなる。吸水性繊維の混合は植生
層の保水性を高め、乾燥による発芽率低下防止を図る上
に有効であるがレーヨンなどの人造繊維は吸収状態で長
期使用すると、腐る場合があるので、可及的アクリル系
吸水繊維を用いることが好適である。この植生層はその
上に種を播き、発芽させる役目を有することからその特
性として測定値の1例を示せば保水量2.4 kg/ m2、通
気量178cc/cm2 /sec 、垂直透水係数1.5 cm/sec
を有し保水性がよく、空気の流通も適度で、また透水性
あるいは排水性も適当に保有している。また、植生層は
芝や植物の根が背光性を示すため通常、白色よりも黒色
が好ましく、とりわけ、濃緑色は最も良好である。
【0014】次に前記育成層(1)を形成するもう1つ
の 保護層は容易に伸びて来た芝や植物の根が、通根で
きて、しかもこれらの根をしっかり保持する役目を有す
るものであり、繊維の見掛け密度は、適当に大きい方が
良い。しかも、通気性が良くて、酸素の供給が充分に行
われ、なお、適当な保水性がありながら、適当に垂直、
水平方向の透水性があって、水が溜まり水になって根腐
れを起こしたりせぬよう、絶えず、新鮮な水が保水され
ることが望ましい。この保護層は、これのみが適用され
るとき適当な厚さが必要であり、一般的に厚さ5cm前後
が望ましい。しかも、歩行や草刈作業時の荷重に対し
て、充分な復元力を持つことが必要で、弾性回復率は可
及的大きいものを選定する。
【0015】この保護層の具体的な構成例としてはポリ
エステル繊維からなる通常、ニードル不織布で測定値の
1例を示せば見掛け密度0.23g /cm3 、厚さ10mm前
後、保水量6.0 kg/ m2 、通気量36cc/cm2 /sec 、
垂直透水係数2.3 ×10 - 1cm/sec で、圧縮率は7.6
%と小さく、厚さ回復率(荷重800g /cm2 )は94
%と高い特性を有する。また、別の例として、次のよう
な特性をもつ不織布と、上記不織布とを適当に混ぜて重
ねて使用することもある。即ち、その不織布は見掛け密
度は、0.05g /cm3 と小さいので保水量が40kg/ m2
と大きく、通気量122cc/cm2 /sec 、垂直透水係数
3.5 cm/sec と大きいが、それ程圧縮率17%は大きく
なく、厚さ回復率も90%前後と大きい、比較的細い太
さの繊維からなる不織布である。また、これら保護層に
おいても、背光性を示す根に対して、白色よりも黒色系
が好ましい。更に保護層下部の排水層は、通常、50〜
100mm/Hr の降水雨量に対しても充分、排水機能を持
ち、しかも保水性は零に近く芝や草花の根に絶えず、新
鮮な水が補給されるものであることが必要であり、排水
層で溜水となって根固め層での根腐れを絶対発生しない
ようにする。勿論、前記育成層(1)は上記植生層又は
保護層と同様な構成に作られ、別段、区別されるもので
はないが、繊維密度,保水量などを始めとしつむしろ保
護層に近い特性をもつ不織繊維構造体として両層の特性
を勘案し、按配して別途に作成することも差し支えな
い。更に上記育成層(1)の下面に配設される排水層
(2)は前記育成層(1)に比し繊維密度、保水性は勿
論、通気性,透水性ともに極めて高く、弾力性を有し排
水に適すると共に全体を支持するに充分な保持力を有す
る不織繊維構造体であり、具体的には例えば500 〜5000
デニール前後の太さを有する塩化ビニリデン系繊維から
なる厚さ30〜60mm程度の不織マットからなる。この排水
層(2)は上記の如き繊維資材からなる排水層を利用し
育成層(1)と共に繊維2層構造を形成しているが、こ
の排水層(2)は上記繊維資材に限らず、非繊維資材に
よって形成することもできる。図2はかかる非繊維資材
よりなる排水層を育成層(1)下面に配設せしめて適度
の弾力性と歩行安定性を与え、かつ充分に排水機能をも
つ空間を水が流れるようにしたものであり、図示構造に
あっては多数の小孔の分散した有孔合成樹脂板(3a)
と、突起(4)を適当数、全面に分散した無孔の合成樹
脂板(3b)とを一体化した排水層(3)が用いられて
おり、有孔板(3a)と無孔板(3b)の間を、突起
(4)のまわりに沿って水が流れてゆくようになってい
る。この排水層(3)の有孔板(3a)の孔径は0.3 〜
3.0 mmと多様化されており、ランダムに配置されてい
て、この孔に通根は根は水分もないのでそれ以上、成育
するこくなく枯死する。一方、無孔板(3b)の突起
(4)の高さは最高排水量などから決めればよいが、通
常は10mm高さ位までで充分であり、直径10mmまでの
円柱又は截頭円錐形等で形成される。勿論、突起(4)
の大きさや数、形状は一様ではなく歩行の際の快適さな
どによって随時、選択可能である。
【0016】以上、育成層(1)及び排水層(2),
(3)について説明したが、本発明の基本となる複合構
造体の重合形成にあたっては、図の如くビルなど建築構
造物の屋上コンクリート面(7)で下面側より順次、重
合して施工することが最も一般的に行われる。この場
合、各層の役割を阻害しないようにして中間に他の層を
あるいは布などを介在させることも差し支えない。
【0017】なお、この重合にあたっては特に互いに各
層を接着させることは必須ではなく、むしろ、芝や植物
の根の通根によりこれがパンチングの如くなって各層を
確実に保持する。そして、上記層状構造体の育成層
(1)に対し芝や、植物の種が播かれるがこれら種を播
くには他の層と建築構造物上で重合設置した後、その上
面の育成層(1)あるいは表面保護層(5)があるとき
は表面保護層(5)の上から育成層(1)に種を播いて
させてもよいし、また別の場所で育成層(1)のみに種
を播き発芽させ後、層状構造体として重合作成せしめて
もよい。この場合、層状構造体として建築構造物上で直
接発芽させる場合も育成層のみを別の場所で発芽させて
から建築構造物上に移す場合も適当に施肥を行い、発芽
した芝の発育を助成することが好ましい。特に建築構造
物上で発芽させる場合には適度の湿りと強風に対しての
飛散防止のため、湿った不織布やマットを育成層(1)
の上に被せるのが効果的である。しかも適当に日光に当
てることを忘れてはならない。
【0018】次に更に前記図1及び図2における最上層
の合成樹脂製網状体等からなる表面保護層(5)と最下
層の合成樹脂製シート(6)について説明する。これら
合成樹脂製網状体等からなる表面保護層(5)及び合成
樹脂製シート(6)は本発明の請求項3に係る発明の要
部をなすものであり、先ず、前者、即ち、最上層にのせ
る合成樹脂製網状体等の表面保護層(5)は前記2層の
層状構造体の最上層にのせられ、その周囲を適当な間
隔、例えば30〜50cm間隔で建築構造物に固定した留
め具で固定される。
【0019】この表面保護層(5)は人の歩行、横臥や
草刈機の使用時などに当たって荷重を全面に出来るだけ
均等に分布させて、育成層(1)の特定の場所に荷重が
集中してかかるのを防ぐとともに、風や台風などに対す
る保護である。特にビルの屋上またはバルコニーなど建
築構造物の高所に於ける強風による芝や植物は勿論、前
記複合構造体の各層の飛散防止が重要である。従ってこ
の表面保護層(5)の固定方法としては、屋上の床上ま
たは周囲の壁に適当な間隔で設けた留め具に連繋したり
または建築構造物にワイヤーなどで緩着された適当な重
量、長さの押さえ棒に繋留する方法が用いられる。この
表面保護層(5)はその具体例としては高圧ポリエチレ
ン(高密度ポリエチレン)製の、網目の大きさが10〜
30mm程度の網状体で縦横引張強さが500〜1000
kg/mのものを、全体の大きさ、面積に合わせて使用す
る。色彩も緑色系のものが望ましく、重量も500〜1
000g / m2 のものが適当である。
【0020】一方、最下層の止水、根切のための合成樹
脂製シート(6)はシート上の余分な雨水や余分の液肥
が完全に適切な方法で排水されることが必要で、通常、
厚さ1〜3mm程度の軟質塩化ビニールシートなどが適当
であり、色は一般的に黒色が用いられる。かくしてこれ
ら表面保護層(5)と合成樹脂製シート(6)とは前記
2層を基本とする層状構造体と協同して層状構造体上の
歩行、草刈りなどを容易ならしめると共に建築構造物保
護のため、止水性能及び植物の根切り性能を確保するこ
とができる。なお、繊維構造体に含まれる水が夏季では
高温となったり、冬期に凍結したりすると根が損傷され
て草花が枯れてしまうため、複合構造体中に適当に配管
しておいて、冷水を通したり、温水を通したりすること
も可能であり、また芝や草花の育成のために液肥が必要
なときには、複合構造体に多孔管を配管して、該多孔管
から適宜給液することもできる。更に根腐れ防止のため
抗菌剤を液と共に与えてもよく、根の保護層に抗菌性繊
維を使用してもよく、本発明複合構造体は種々の態様で
利用可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明したように植生層、保
護層の何れかに統一された育成層及び排水層の2層から
なることを基本とする複合構造体であり、育成層は芝な
ど植物を種から植生するのに適当な保水性と通気性を備
え、かつ通根,根の保持のための必要な空隙と密度を有
すると共に排水層は新鮮な給水と根腐れの原因となる溜
まり水をなくし、過剰な雨水を適度に排水すると共に、
弾力性を有して全体として歩行に適する支持力を確保し
て屋上などにおける土を使用しない植物の植生を容易な
らしめることができ、従ってこれをビルなど建築構造物
の屋上またはバルコニーに設置することにより芝などの
植生に必要な根の保護、空気の流通、適当量の給水、排
水、施肥などの要件を具備して土の使用を不要ならし
め、屋上利用に好適である重量の軽減と共に歩行可能
性、横臥可能性をも付与して近時、関心がもたれている
建築構造物の屋上またはバルコニー利用を始めとする建
物の床面への植物の植生に顕著な効果を奏する。
【0022】本発明における上記排水層を繊維層とする
ときは育成層と2層構造として作成することが容易で設
計,施工が簡易になる利点があり、一方、本発明複合構
造体において有孔合成樹脂板と、突起を有する無孔合成
樹脂板との一体構造の如く非繊維資材によって排水層を
形成するときは、繊維構造体による排水層に比し弾力性
が適度となり、歩行安定性を増すと共に充分に排水機能
をもった空間を水は流れるため集中豪雨時などにおいて
も充分な排水が可能となり土を使用しない植物植生用層
状構造体として頗る有効である。また、請求項3記載の
発明は、上面の表面保護層と、下面の合繊樹脂製シート
の存在によって前記複合構造体と共同して、その上の歩
行、草刈りなどをより容易ならしめ、その上にかかる荷
重を全面に分散して均等となし、同時に表層を平均的に
抑えて風や台風などに対しても安定せしめる特長を有す
ると共に、排水層より伸び出た植物の根がコンクリート
面や防水層の細い亀裂に入り込み、これを破損せしめる
のを防止すると共に屋上面の水洩れを完全に阻止し建築
構造物上における植物の植生をより安定有効ならしめる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る層状構造体の施工例を示す断面図
である。
【図2】本発明に係る層状構造体の他の施工実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】 (1) 育成層 (2) 排水層 (3) 排水層 (3a) 有孔合成樹脂板 (3b) 無孔合成樹脂板 (4) 突起 (5) 表面保護層 (6) 合成樹脂製シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 正年 神戸市垂水区小束山2丁目3−3 (72)発明者 坪田 亜規良 大津市大萱3丁目17−8−105 (72)発明者 中居 猛 彦根市松原2丁目2−29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維を主材とする不織繊維構造体か
    らなる2つの層を重合してなり、上部の層は植物の種か
    らの植生と、通根,根の保持及び根の保護機能をもつ植
    物育成層であり、下部の層は繊維密度、保水性ともに極
    めて低く、通気性,透水性は極めて高く、かつ弾力性を
    有し過剰な雨水などの排水に適すると共に全体を支持す
    るに充分な保持力を有する排水層であることを特徴とす
    る植物植生用層状構造体。
  2. 【請求項2】 合成繊維を主材とする不織繊維構造体か
    らなり、植物の種からの植生と、通根、根の保持及び根
    の保護機能をもつ植物育成層状体の下面に、該層状体を
    支持し、かつ通気,通水に必要な空間を有する非繊維よ
    りなる排水層を配設してなることを特徴すとる植物植生
    用層状構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の層状構造体の上面
    に合成樹脂製網状物の如き表面保護層を配層すると共
    に、排水層下面に止水性能及び植物の根切り性能を有す
    る合成樹脂製シートを配してなることを特徴とする植物
    植生用層状構造体。
JP3161056A 1991-06-04 1991-06-04 植物植生用層状構造体 Pending JPH0595735A (ja)

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