JPH0595834A - 炊飯器の燃焼制御装置 - Google Patents

炊飯器の燃焼制御装置

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JPH0595834A
JPH0595834A JP3263967A JP26396791A JPH0595834A JP H0595834 A JPH0595834 A JP H0595834A JP 3263967 A JP3263967 A JP 3263967A JP 26396791 A JP26396791 A JP 26396791A JP H0595834 A JPH0595834 A JP H0595834A
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pot
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崇史 大宅
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47J27/00Cooking-vessels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】炊飯器の燃焼制御装置に関するもので、米飯を
収容する釜の熱容量を考慮しながら燃焼制御し、これに
より釜内の温度が目標温度を大きく越えて昇温する所謂
オーバーシュートを抑え得るようにする。 【構成】釜(1) 内の温度を検知する温度センサ(12)と、
該温度センサ(12)の検知温度と温度設定器に格納した温
度を比較して前者の検知温度が後者の設定温度以上にな
った時には燃焼制限信号を出す温度比較器を設け、該温
度比較器が燃焼制限信号を出したときはガスバーナ(2)
を消火又は弱火状態に維持するようにした炊飯器の燃焼
制御装置において、釜(1) 内を昇温させようとする目標
温度よりも所定温度低い温度を温度設定器に格納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器の燃焼制御装置に
関するもので、米飯を収容する釜の熱容量を考慮しなが
ら燃焼制御し、これにより釜内の温度が目標温度を大き
く越えて昇温する所謂オーバーシュートを抑え得るよう
にしたものである。
【0002】
【従来技術及び課題】加熱方法を工夫して高品質の米飯
が炊けるようにした炊飯器として、例えば図6に示すよ
うなものがある。釜(1) の底壁と蓋体(11)には、釜(1)
内の温度を検知する温度センサ(31)(12)が各別に設けら
れており、蓋体(11)側の温度センサ(12)は中蓋(15)を着
脱自在に取付ける筒軸(14)内に配設されて釜(1) 内の温
度を直接に検知し得るようになっている。
【0003】又、ガスバーナ(2)へのガス回路(28)には
ガス弁(3)が挿入されており、該ガス弁(3)は加熱制御
装置(30)で開閉制御されるようになっている。そして、
加熱御時には、蓋体(11)側の温度センサ(12)等の検知温
度と加熱制御装置(30)内の温度設定器(33)の設定温度を
温度比較器(32)(加熱制御装置(30)内に組込まれてい
る)で比較し該比較結果に基づいてガスバーナ(2)を燃
焼・消火させながら釜(1) 内の温度を調整する。
【0004】炊飯の全工程は、図7に示すように、時系
列的に配列された予備炊き工程(A),本炊き工程(B) ,
及び蒸らし工程(C) の各工程から成り、予備炊き工程
(A) は米粒の含水量を適正に調整し、本炊き工程(B) は
米飯を実際に炊き上げ、更に、蒸らし工程(C) は米飯を
無らす動作を行う。このものでは、釜(1) 内の温度が比
較的低温である予備炊き工程(A) の実行時には、ガスバ
ーナ(2)で直接加熱される釜底の表面とその内部温度の
温度差が大きいことから、係る予備炊き工程(A) の実行
時には蓋体(11)に設けた温度センサ(12)で釜(1) 内の実
際の温度を検知しながら加熱制御動作を進行させる。即
ち、温度センサ(12)が検知する釜内温度が目標温度(通
常は30℃)に達するとガスバーナ(2)を消火状態に維
持し、逆に温度センサ(12)の検知温度が上記目標温度よ
り低くなると、再びガスバーナ(2)を燃焼させる。そし
て、このガスバーナ(2)の間欠燃焼によって釜(1)内を
上記目標温度に維持する。
【0005】しかしながら、上記従来のものでは、温度
センサ(12)の検知温度が目標温度に達した際にガスバー
ナ(2)を消火させても釜(1)内の温度が前記目標温度を
越えて大きく昇温する所謂オーバーシュートが発生し、
米飯の炊き上がりに悪影響を与えるという問題があっ
た。上記問題点について更に詳述する。
【0006】例えば温度センサ(12)が目標温度としての
30℃を検知した際にガスバーナ(2)を消火させると、
熱容量の大きな釜(1) に蓄えられた余熱がその内部の米
粒等に熱拡散して行き、その後熱的平衡状態になったと
きには該釜(1) 内が目標温度より高温状態になってオー
バーシュートが発生する。特に、炊飯量が極めて少ない
場合には釜(1) の熱容量の影響が大きく、上記オーバー
シュートが著しくなって米飯の炊き上りに極めて悪い影
響を与えるのである。
【0007】尚、上記のものでは、ガスバーナ(2)を間
欠燃焼させながら釜(1) 内を設定温度に保つようにした
が、釜(1) 内が設定温度に達した際にガスバーナ(2)の
燃焼量を絞るようにし、該ガスバーナ(2)の燃焼量を変
えながら釜(1) 内の温度を目標温度に保つようにしても
よい。本発明は上記の点に鑑みて成されたもので、『ガ
スバーナ(2)で加熱される釜(1) 内の温度を検知する温
度センサ(12)と、該温度センサ(12)の検知温度と温度設
定器(33)に格納した温度を比較して前者の検知温度が後
者の設定温度以上になった時には燃焼制限信号を出す温
度比較器(32)を設け、該温度比較器(32)が燃焼制限信号
を出したときはガスバーナ(2)を消火又は弱火状態に維
持するようにした炊飯器の燃焼制御装置』において、加
熱制御時における釜(1) 内の温度のオーバーシュートを
抑え得るようにすることをその課題とする。
【0008】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『釜(1) 内を昇温させようとする目標温度より
も所定温度低い温度を温度設定器(33)に格納した』こと
である。
【0009】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。ガスバ
ーナ(2)の燃焼で釜(1) が加熱されると、既述従来のも
のと同様に温度センサ(12)の検知温度(釜内温度)が上
昇する。釜(1) 内を昇温させようとす目標温度より所定
温度だけ低い温度を温度センサ(12)が検知すると、該温
度を格納する温度設定器(33)と温度センサ(12)の温度を
比較する温度比較器(32)は燃焼制限信号を出すこととな
り、これにより、ガスバーナ(2)が消火又は弱火状態に
維持される。そして、その時点から釜(1) の構成壁に蓄
えられた余熱がその内部の米粒等に熱拡散して行く。
【0010】そして、該熱拡散が終了すると、該熱拡散
によって温度センサ(12)が検知する釜(1) 内の温度は熱
拡散前より昇温し、該昇温により釜(1) 内の温度が上記
目標温度又はその近傍まで昇温する。爾後、自然放熱で
釜(1) が温度低下して温度センサ(12)の検知温度が上記
温度設定器(33)に格納した温度(目標温度より所定温度
低い温度)になると、ガスバーナ(2)の燃焼制限状態が
解除されて再び通常状態で燃焼し、温度センサ(12)の検
知温度が上昇する。
【0011】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。目標温度よ
り所定温度低い温度まで釜(1) 内が昇温した時点でガス
バーナ(2)を消火させるから、該釜(1) の余熱でその内
部温度が更に昇温しても、これが上記目標温度を大きく
越える心配が少なくなる。即ち、オーバーシュートが抑
えられて米飯の食味への悪影響等が少なくなるのであ
る。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。本発明実施例の炊飯器は図1に示すような
概略構成を有し、ガスバーナ(2)へのガス回路(28)には
その上流側から第1ガス弁(22),第2ガス弁(23)及び比
例弁(24)とこの順序で配設されている。又、上記第1ガ
ス弁(22)と第2ガス弁(23)の間からはパイロットバーナ
(26)へのガス回路が分岐している。そして、上記第1第
2ガス弁(22),(23)及び比例弁(24)は温度センサ(12)(3
1)の検知温度を判断する加熱制御装置(30)で制御される
ようになっていると共に、該加熱制御装置(30)には、炊
飯スイッチ(10)の操作信号が印加されている。
【0013】上記炊飯器は加熱制御装置(30)内のマイク
ロコンピュータに格納された制御プログラムで制御せし
められるが、該制御プログラムは図2のフローチャート
のようになっている。以下、この実施例の炊飯器が実行
する全加熱工程を図2等に基づいて説明する。 〈予備炊き工程(A) について〉 (ア).先ず、後述する炊飯米量の判定に必要な炊飯量
メモリZに「0」をセットした後に炊飯スイッチ(10)が
操作されるのを監視する(図面符号(59)(60)のステップ
参照)。 (イ).炊飯スイッチ(10)が操作されると、先ず予備炊
き工程(A)が始まり、該予備炊き工程(A) においては、
釜(1) 内を30℃に保つ第1予備炊き工程(A1)と釜(1)
内を36℃に保つ第2予備炊き工程(A2)が順次実行され
るようになっている。
【0014】即ち、炊飯スイッチ(10)が操作されると先
ず、第1予備炊き工程(A1)が始まり、ガス弁(22)(23)を
開弁すると共にガスバーナ(2)への点火動作を実行しこ
れにより該ガスバーナ(2)を燃焼させると共に、予備炊
き動作の継続時間を測定する為のタイマ(T)をリセット
する(図面符号(611) のステップ参照)。 (ウ).次に蓋体(11)に配設した温度センサ(12)が検知
する釜内温度を判断し、該温度センサ(12)の検知温度が
(30−6)℃以上に昇温したか否かを判断する(図面
符号(612) のステップ参照)。
【0015】尚、この実施例では、予備炊き時において
は、釜(1) 内を30℃(目標温度)に温度調整するよう
になっており、この為、釜(1) の熱容量を考慮して、温
度センサ(12)が上記(30−6)℃を検知したときにガ
スバーナ(2)を消火させるようにしている。そして、こ
の実施例では上記(30−6)℃を記憶する加熱制御装
置(30)のマイコン内のメモリが本発明の前提技術(請求
の範囲におけるおいて書き部分)に記載した温度設定器
に対応していると共に、該温度と上記温度センサ(12)の
検知温度を比較するマイコン内の機能部が比較器に対応
している。 (ウ).温度センサ(12)の検知する釜(1) 内の温度が上
記(30−6)℃以上になると、ガスバーナ(2)を消火
状態に維持する(図面符号(6) (13)のステップ参照)と
共に、続いて上記温度センサ(12)の検知温度が(30−
6)℃未満に温度降下しないか否か監視し(図面符号(6
14) のステップ参照)、該温度未満に温度低下すると再
びガスバーナ(2)を燃焼させて(図面符号(615) のステ
ップ参照)釜(1) 内の温度が(30−6)℃以上に昇温
しないか否かを判断する図面符号(612) のステップに燃
焼制御動作が移される。
【0016】このものでは、温度センサ(12)が検知する
釜(1) 内の温度が(30−6)℃に昇温したときにガス
バーナ(2)を消火させるから、その後、熱容量の大きな
釜(1) に蓄えられた余熱が釜(1) 内の米粒等に熱拡散し
終えた後には該釜(1) 内温度は上記目標温度としての3
0℃又はその近傍まで昇温している。そして、該温度か
ら自然放熱で釜(1) 内が温度低下を始めてこれが(30
−6)℃より低くなると、再び釜(1) が加熱される。こ
のように、上記のものによれば、目標温度より所定温度
低い温度としての(3−6)℃を温度センサ(12)が検知
したときにガスバーナ(2)を消火させるようにしたか
ら、釜(1) 内の温度が予備炊き時に於ける目標温度とし
ての30℃を大きく越える不都合が防止される。
【0017】又、上記ガスバーナ(2)が燃焼・消火を繰
返している際に、図面符号(611) のステップでリセット
したタイマ(T) が3分を経過すると、ガスバーナ(2)を
燃焼状態に維持して再びタイマ(T)をリセットして(図
面符号(617) のステップ参照)、以後、温度センサ(12)
の検知温度が(36−6)℃に昇温するまでガスバーナ
(2)を燃焼させる第2予備炊き工程(A2)に燃焼制御動作
が移行する。 (エ).次に、温度センサ(12)の検知温度が(36−
6)℃を越えないか否か監視し、該温度を越えるとガス
バーナ(2)を消火させると共に、該温度以下に降下する
と再びガスバーナ(2)を燃焼させる。即ち、上記第1予
備炊き工程(A1 )と同様にガスバーナ(2)を間欠燃焼
させると共に、該間欠燃焼を17分間継続させるのであ
る(図面符号(618) のステップ参照)。
【0018】これにより、予備炊き工程(A) が終了す
る。尚、この実施例では、釜(1) 内が目標温度より所定
温度低い温度になるとガスバーナ(2)を消火させるよう
にしたが、これを弱火燃焼させるようにしてもよい。 〈本炊き工程(B) について〉本炊き工程(B) は、図3に
示すように、温度センサ(12)が検知する釜(1) 内の温度
を10分間で沸騰点に近い95℃に昇温させる昇温工程
(B1)と、その後の水分蒸発工程(B2)から構成されており
(図3参照)、更に昇温工程(B1)は、釜(1)内の温度を
7分間で70℃まで昇温させる第1昇温工程(B11) と、
3分間で上記70℃から95℃まで昇温させる第2昇温
工程(B12) から構成されている。又、この本炊き工程
(B) においては、後述する単位上昇温度Hi と補正係数
X2 の両者を判断・評価してガスバーナ(2)の最適な燃
焼量を決定するファジー制御が実行されるようになって
いる。尚、蓋体(11)に添設した温度センサ(12)が上記9
5℃を検知している状態では釜(1) 内は沸騰状態になっ
ている。
【0019】次に、図2等を引用しながら、本炊き工程
(B) の詳細を記載する。 (ア).上記予備炊き工程(A) が完了すると、比例弁(2
4)の開度を全開時の1/8程度に設定してガスバーナ(2)
を燃焼させ、この状態を1分間維持する(図面符号(63)
(64)のステップ参照)。 (イ).蓋体(11)に添設した温度センサ(12)が検知する
現在の釜内温度hを初期温度メモリh0 に記憶させる
(図面符号(65)のステップ参照)。 (ウ).次に、10秒間隔でガスバーナ(2)の燃焼量を
変化させながら、釜(1)内の温度を6分間(36回)で
70℃に昇温させる制御を行う。
【0020】このため、 昇温係数K=(70℃−h0 )/36 (「36」は、6分間に10秒間隔で実行するガスバー
ナ(2)の燃焼制御回数である。)の演算をする。これに
より、1回当りの加熱制御(10秒間)で昇温させよう
とする温度(昇温係数K)が計算上決定される。又、加
熱制御回数iを「1」にセットすると共に、ガスバーナ
(2)の燃焼量を補正する際に必要となる初期温度勾配Y
0 ,Y1 を共に「h0 」にセットする(図面符号(66)の
ステップ参照)。 (エ).次に、第i回目の制御で釜(1) 内を昇温させよ
うとする目標温度Qを、蓋体(11)に添設した温度センサ
(12)の検知温度や上記昇温係数K等を利用して演算す
る。即ち、 目標温度Q=初期温度メモリh0 が記憶する温度+昇温
係数k×i の演算をするのである(図面符号(67)のステップ参
照)。 (オ).上記目標温度Qが演算されると、次に、温度セ
ンサ(12)が検知する現実の釜内温度hと目標温度Qの差
を取り、これにより、第i回目の加熱制御が続く10秒
の間に釜(1) 内を昇温させる必要のある単位上昇温度H
i を演算する。即ち、 単位上昇温度Hi =釜内温度h−目標温度Q を演算するのである(図面符号(68)のステップ参照)。
すると、第1昇温工程(B11) の実行途中における釜(1)
内の温度の拡大図(図4)に示すように、実際の釜内温
度hと目標温度Qの差としての単位上昇温度Hi が求ま
ることとなる。 (カ).次に、第i回目の制御初期の釜内温度を記憶さ
せる釜温度メモリYiに温度センサ(12)が検知する釜内
温度hを格納する。即ち、第1回目(i=1)の制御の
初期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第1番目
の釜温度メモリY1 に、第2回目(i=2)の制御の初
期に温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第2番目の
釜温度メモリY2 に、そして、第i回目の制御の初期に
温度センサ(12)が検知する釜内温度hは第i番目の釜温
度メモリYi にと順次格納して行くのである。
【0021】そして、上記(Yi −Yi-2 )の演算をし
て、i回目の制御を行った際における釜(1) 内の釜内温
度hと、その2回前(i−2回目)の加熱制御時の釜内
温度hの差を取って釜(1) の実際の温度変化L1 を演算
する。そして、これを2で割って温度勾配X1 を演算す
る。すると、該温度勾配X1 は前2回に於ける制御で実
際に釜(1) 内が昇温した温度の平均を示すこととなり、
現在(第i回目の制御の際)におけるガスバーナ(2)の
燃焼量をそのまま持続させた場合には、次回(i+1回
目)の制御が完了した際に温度勾配X1 だけ釜(1) 内が
昇温していることが推測できることとなる。又、次のi
+1回目の制御で昇温させようとする釜(1) 内の温度は
昇温係数Kであることから、これら両者の比率をとり、
「補正係数X2 =温度勾配X1 /昇温係数K」を演算す
る(図面符号(69)のステップ参照)。即ち、温度勾配X
1 と昇温係数Kが一致している場合(実際の釜(1) 内の
温度変化がこれに対応する計算上の温度昇温係数Kに適
合している場合)には、補正係数X2は「1」となるの
である。 (キ). 次に、上記「(オ)」と「(カ)」のステップ
で求めた、単位上昇温度Hi 及び補正係数X2 からガス
バーナ(2)の燃焼量を補正する作業を行う。
【0022】図5は、単位上昇温度Hi と補正係数X2
の組合わせから、ガスバーナ(2)の燃焼量の補正量をサ
ーチするマトリクスで、該マトリクスは、加熱制御装置
(30)のマイクロコンピュータ内に記憶させられている。
上記「(オ)」のステップで演算した単位上昇温度Hi
が最大の場合にはガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きく
する必要がある。又、補正係数X2 が最小の場合にも、
ガスバーナ(2)の燃焼量を相当大きくする必要がある。
従って、単位上昇温度Hi が最大で補正係数X2 が最小
の場合(ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加させる必
要がある場合)には、同図5の「Hi ; 最大」及び「X
2;最小」で特定される「+大」がマイクロコンピュータ
内で選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量を大きく増加さ
せる。即ち、比例弁(24)の開度Xを大きく増加させるの
である。
【0023】又、単位上昇温度Hi が最大であっても、
補正係数X2 が「小」若しくは「適正」である場合に
は、同図のマトリクスから「+小」が選択され、ガスバ
ーナ(2)の燃焼量は少量だけ増加せしめられる。更に、
単位上昇温度Hi が最大であっても、補正係数X2 が
「大」若しくは「最大」である場合、即ち、釜(1) 内の
上昇温度勾配が大きく該補正係数X2 がガスバーナ(2)
の燃焼減少を要求している場合には、同図のマトリクス
から「0」が選択され、ガスバーナ(2)の燃焼量(比例
弁(24)の開度X)は現状に維持される。そして、該制御
は、図2の図面符号(70)のステップの部分で実行され
る。尚、図5において「−小」,「−大」は、夫々、ガ
スバーナ(2)の燃焼量を「僅かに小さく」すること及び
「相当小さくすること」を示している。
【0024】次に、「0」に初期設定されている炊飯量
メモリZに比例弁(24)の開度Xを加算する(図面符号(7
1)のステップ参照)。そして、上記ガスバーナ(2)の燃
焼状態を10秒間維持し(図面符号(72)のステップ参
照)、続けて加熱制御回数iが36回に達したか否かを
判断し、該加熱制御回数iが36回以下の場合には、該
加熱制御回数iの値を「1」だけ増加させて再び、目標
温度Qを演算する図面符号(67)のステップに制御が戻さ
れる(図面符号(73)のステップ参照)。
【0025】このようにして、10秒間隔で36回の制
御を行い、ガスバーナ(2)の燃焼量を補正しながら第1
昇温工程(B11) の開始後7分で釜(1) 内の温度を70℃
まで上昇させる。そして、ガスバーナ(2)の燃焼量を上
記10秒間隔で補正する毎に、その時点における比例弁
(24)の開度X(この実施例では、比例弁(24)に印加する
電流値)を炊飯量メモリZに累積する。すると、炊飯量
が多いほど、ガスバーナ(2)の燃焼量が増加して比例弁
(24)の開度も大きくなることから、該比例弁(24)の開度
の10秒毎の累積値を記憶する炊飯量メモリZの内容も
大きなものとなる。従って、該炊飯量メモリZの内容を
判断することにより炊飯米量に比例する値が分ることと
なる。
【0026】 これにより、第1昇温工程(B11) の工程が終了する。 (ク).次に、加熱制御は、3分で釜(1) 内の温度を9
5℃まで昇温させる第2昇温工程(B12) に移行し、先
ず、比例弁(24)を半開状態に維持してガスバーナ(2)を
30秒間だけ燃焼させる(図面符号(74)のステップ参
照)。 (ケ).次に、ガスバーナ(2)の燃焼量を10秒間隔で
2分30秒間(合計15回)制御することによって、最
終的に釜(1) 内の温度を95℃まで昇温させる為、上記
第1昇温工程(B11) と同様の制御をする図面符号(75)〜
(84)のステップが実行される。この場合、昇温係数K=
(95℃−釜内温度h0 )/15(全制御回数)として
演算・決定される点、及び加熱制御回数iの最大値が
「15」である点を除いて、第1昇温工程(B11) と同様
に制御される。
【0027】又、上記第2昇温工程(B12) においても、
ガスバーナ(2)の燃焼量をコントロールする比例弁(24)
の開度Xが10秒毎に累積されてその値が炊飯量メモリZ
に書き込まれる(図面符号(81)のステップ参照)。これ
により、第1昇温工程(B11) 及び第2昇温工程(B12) か
ら成る昇温工程(B1)が完了し、本炊き工程(B) の開始か
ら釜(1) 内の温度を95℃に昇温させる昇温工程(B1)の
工程が10分で完了することとなる。即ち、第1昇温工
程(B11) が7分で完了するとともに第2昇温工程(B12)
が3分で完了し、合計10分を掛けて昇温工程(B1)が実
行されるのである。
【0028】そして、蓋体(11)に添設した温度センサ(1
2)の検知温度が95℃に到達した上記の状態では、これ
より釜(1) 内の実際の温度は若干高く、該釜(1) 内は沸
騰状態になっている。尚、この実施例のものでは、釜内
温度を95℃に昇温させる動作の確実性を確保するた
め、図面符号(95)のステップを設けて再度釜(1) 内が9
5℃に到達したか否かを温度センサ(12)の出力から判断
する。そして、釜内温度が95℃以下の場合は比例弁(2
4)を全開状態にしてガスバーナ(2)を3分間だけ最大燃
焼状態に維持する。 (コ).次に加熱制御は釜(1) 内の水分を蒸発させる水
分蒸発工程(B2)に移行し、炊飯量メモリZの内容が所定
値より大きいか否か判断し、これにより、炊飯米量を判
定する(図面符号(85)のステップ参照)。そして、炊飯
量メモリZの内容が大きい場合は、後述する火力変更時
点の釜(1)内の温度、即ち、水分蒸発温度を125℃に
セットすると共に、以後の比例弁(24)の開度X9 を
「大」(この実施例では最大開度の76%に設定されて
いる)にセットする。又、上記とは逆に炊飯量メモリZ
の内容が小さく少量炊飯と判断される場合には水分蒸発
温度Aを115℃にセットし、更に比例弁(24)の開度X
9 を「小」(この実施例では最大開度の57%に設定さ
れている)にセットする。又、その後、後述する蒸らし
時間を判断する為に必要な蒸らし時間メモリ(T) に現在
時刻tを記憶させる(図面符号(87)のステップ参照)。
そして、この状態でガスバーナ(2)を燃焼させて釜(1)
内の水分を蒸発させる(図面符号(88)のステップ参
照)。
【0029】次に、上記炊飯量メモリZの内容に応じて
比例弁(24)の開度X9 を調整して炊飯動作を進行させる
と、釜(1) 内は炊飯量の大小に関わらずほぼ一定スピー
ドで水分蒸発工程(B2)が進行する。これにより、該水分
蒸発工程(B2)の所要時間が炊飯量に関わらずほぼ一定に
なる。尚、上記水分蒸発工程(B2)の最終段階においては
香り付け加熱(B22) が短時間だけ実行せしめられるよう
になっており、これにより、米飯への適度の香りを附与
するようになっている。即ち、水分蒸発工程(B2)におい
て温度センサ(31)の検知する釜底温度が上記した水分蒸
発温度A(大量炊飯の場合は125℃,少量炊飯の場合
は115℃)まで昇温すると、比例弁(24)を半開状態に
してガスバーナ(2)を弱火燃焼させて釜(1) 内の温度が
145℃に達すると、芳香性を有する揮発性アルデヒド
が生じて香り成分が生成されることとなり、その後、第
1,第2ガス弁(22)(23)を閉じてガスバーナ(2)を消火
させ、これにより本炊き工程(B) を完了させる(図面符
号(89)〜(91)のステップ参照)。 〈蒸らし工程(C) について〉次に、釜(1) 内を蒸らし温
度(通常は96℃〜98℃)に保つ蒸らし工程(C)を実
行する図面符号(92)のステップが実行されると共に、釜
(1) 内が沸騰状態になった水分蒸発工程(B2)の開始から
23分の時間が経過したか否かを判断し(図面符号(93)
のステップ参照)、該時間が経過している場合(米飯が
アルファー化している場合)には、炊飯完了のアラーム
を鳴らす等して全炊飯工程を完了させる。
【0030】尚、上記実施例では、水分蒸発工程(B2)に
於けるガスバーナ(2)の火力を炊飯量によって大・小二
段階に分けたが、大・中・小の三種類又はそれ以上の種
類の炊飯量を判断して水分蒸発工程(B2)に於ける火力を
三段階またはそれ以上に切替えるようにしてもよい。か
かる場合は、炊飯量に関わらず水分蒸発工程(B2)の所要
時間が一層一定に近付くこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の炊飯釜の全体構成図
【図2】制御プログラムを示すフローチャート
【図3】炊飯時における釜(1) 内の温度を示すグラフ
【図4】図3の要部の拡大図
【図5】ファジー制御に用いる制御ルールを示すマトリ
クス
【図6】従来例の説明図
【図7】従来例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・釜 (2)・・・ガスバーナ (12)・・・温度センサ (32)・・・温度比較器 (33)・・・温度設定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナ(2)で加熱される釜(1) 内の
    温度を検知する温度センサ(12)と、該温度センサ(12)の
    検知温度と温度設定器(33)に格納した温度を比較して前
    者の検知温度が後者の設定温度以上になった時には燃焼
    制限信号を出す温度比較器(32)を設け、該温度比較器(3
    2)が燃焼制限信号を出したときはガスバーナ(2)を消火
    又は弱火状態に維持するようにした炊飯器の燃焼制御装
    置において、釜(1)内を昇温させようとする目標温度よ
    りも所定温度低い温度を温度設定器(33)に格納した炊飯
    器の燃焼制御装置。
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