JPH0596599A - フツ素系複合チユーブの製造方法 - Google Patents
フツ素系複合チユーブの製造方法Info
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- JPH0596599A JPH0596599A JP3290660A JP29066091A JPH0596599A JP H0596599 A JPH0596599 A JP H0596599A JP 3290660 A JP3290660 A JP 3290660A JP 29066091 A JP29066091 A JP 29066091A JP H0596599 A JPH0596599 A JP H0596599A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1押出成形機1よりフッ素系熱可塑性エラ
ストマーを押出し、押出したチューブ2を連続的に冷却
装置3により冷却し、乾燥装置4により連続的に乾燥し
て塗布装置5により接着剤を連続的に塗布した後、第2
押出成形機6のクロスヘッド・ダイ7の中を通過させ、
第2押出成形機6より汎用軟質熱可塑性樹脂をチューブ
2の外周面に押出成形し、フッ素系熱可塑性エラストマ
ー層、接着剤層及び汎用軟質熱可塑性樹脂層からなる複
合チューブを製造する。 【効果】 フッ素系熱可塑性エラストマー層と汎用軟質
熱可塑性樹脂層とが接着剤層により強固に接着した複合
チューブが効率的に製造され、しかも柔軟性を有し曲線
部の施工が容易であるので超純水等を移送する器材とし
て好適である。
ストマーを押出し、押出したチューブ2を連続的に冷却
装置3により冷却し、乾燥装置4により連続的に乾燥し
て塗布装置5により接着剤を連続的に塗布した後、第2
押出成形機6のクロスヘッド・ダイ7の中を通過させ、
第2押出成形機6より汎用軟質熱可塑性樹脂をチューブ
2の外周面に押出成形し、フッ素系熱可塑性エラストマ
ー層、接着剤層及び汎用軟質熱可塑性樹脂層からなる複
合チューブを製造する。 【効果】 フッ素系熱可塑性エラストマー層と汎用軟質
熱可塑性樹脂層とが接着剤層により強固に接着した複合
チューブが効率的に製造され、しかも柔軟性を有し曲線
部の施工が容易であるので超純水等を移送する器材とし
て好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフッ素系複合チューブの
製造方法に関し、更に詳しくは、特に超純水等の移送用
に好適なフッ素系複合チューブの製造方法に関する。
製造方法に関し、更に詳しくは、特に超純水等の移送用
に好適なフッ素系複合チューブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体素子関連工業の著しい発展
にともない、超純水の使用量が増加するとともに超純水
を移送するパイプの需要が急激に高まってきている。従
来、超純水の移送用の器材としてパイプを使用する提案
が多くなされてきたが、その一つに、たとえば超純水の
水質を汚染させないためにフッ化ビニリデン重合体(以
下、PVDFという)などのフッ素系熱可塑性樹脂を材
料としたパイプを使用する試みがある。しかし、これら
の樹脂は非常に高価であるため、パイプの内周面のみを
これらの樹脂層としパイプの外周面を含む大部分の材料
として塩化ビニル系樹脂やABS樹脂などの廉価な樹脂
を使用する改良方法が提案されている。
にともない、超純水の使用量が増加するとともに超純水
を移送するパイプの需要が急激に高まってきている。従
来、超純水の移送用の器材としてパイプを使用する提案
が多くなされてきたが、その一つに、たとえば超純水の
水質を汚染させないためにフッ化ビニリデン重合体(以
下、PVDFという)などのフッ素系熱可塑性樹脂を材
料としたパイプを使用する試みがある。しかし、これら
の樹脂は非常に高価であるため、パイプの内周面のみを
これらの樹脂層としパイプの外周面を含む大部分の材料
として塩化ビニル系樹脂やABS樹脂などの廉価な樹脂
を使用する改良方法が提案されている。
【0003】このような2種類の材料を組み合わせたパ
イプは、たとえば特開昭61−171983号公報や実
開昭61−164730号公報に開示されている。特に
実開昭61−164730号公報には、内周面層と外周
面層との界面接着を改良するため、1)内周面層の材料
として使用するPVDF及び外周面層の材料として使用
する汎用熱可塑性樹脂の一方または両方に、エチレン性
不飽和カルボン酸エステルを共重合させるか、あるいは
エチレン性不飽和カルボン酸エステルの重合体または他
の共重合可能な単量体との共重合体を含有させる方法、
2)内周面層と外周面層との間に接着層(接着剤、粘着
剤など)を設ける方法などが提示されている。しかしな
がら、超純水の移送用器材としてパイプを使用すると、
その敷設工事に際し、直線部の施工には特に問題はない
が、曲線部では継手などを使用する複雑な施工が必要で
あるので、曲線部でも自由に且つ簡便に施工できるパイ
プの代替器材が望まれていた。
イプは、たとえば特開昭61−171983号公報や実
開昭61−164730号公報に開示されている。特に
実開昭61−164730号公報には、内周面層と外周
面層との界面接着を改良するため、1)内周面層の材料
として使用するPVDF及び外周面層の材料として使用
する汎用熱可塑性樹脂の一方または両方に、エチレン性
不飽和カルボン酸エステルを共重合させるか、あるいは
エチレン性不飽和カルボン酸エステルの重合体または他
の共重合可能な単量体との共重合体を含有させる方法、
2)内周面層と外周面層との間に接着層(接着剤、粘着
剤など)を設ける方法などが提示されている。しかしな
がら、超純水の移送用器材としてパイプを使用すると、
その敷設工事に際し、直線部の施工には特に問題はない
が、曲線部では継手などを使用する複雑な施工が必要で
あるので、曲線部でも自由に且つ簡便に施工できるパイ
プの代替器材が望まれていた。
【0004】一方、2層パイプに関する実開昭61−1
64730号公報に提示されている方法、すなわち2つ
の層の接着を改良するために内周面層の材料であるPV
DFなどのフッ素系熱可塑性樹脂へのエチレン性不飽和
カルボン酸エステル成分の共重合法や該エステルの重合
体のブレンド法により含有させる1)の方法には、フッ
素系熱可塑性樹脂の超純水に対する非汚染性を悪化させ
る問題があり、また、この問題を回避するために外周面
層の汎用熱可塑性樹脂だけを上記の方法で変性させると
2層間の接着が不充分になるという問題がある。また、
実開昭61−164730号公報は、2層間に接着層を
設ける2)の方法について、押出成形法によって接着層
を設ける具体的な方法を開示していない。
64730号公報に提示されている方法、すなわち2つ
の層の接着を改良するために内周面層の材料であるPV
DFなどのフッ素系熱可塑性樹脂へのエチレン性不飽和
カルボン酸エステル成分の共重合法や該エステルの重合
体のブレンド法により含有させる1)の方法には、フッ
素系熱可塑性樹脂の超純水に対する非汚染性を悪化させ
る問題があり、また、この問題を回避するために外周面
層の汎用熱可塑性樹脂だけを上記の方法で変性させると
2層間の接着が不充分になるという問題がある。また、
実開昭61−164730号公報は、2層間に接着層を
設ける2)の方法について、押出成形法によって接着層
を設ける具体的な方法を開示していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の超純
水移送用器材に関する下記の二つの課題をともに解決す
ることを目的とするものである。 1)曲線部での煩雑な施工を余儀なくさせられるパイプ
の代替器材の開発。 2)フッ素系熱可塑性樹脂からなる内周面層と汎用熱可
塑性樹脂からなる外周面層との間に強固な接着層を設け
る方法の開発。
水移送用器材に関する下記の二つの課題をともに解決す
ることを目的とするものである。 1)曲線部での煩雑な施工を余儀なくさせられるパイプ
の代替器材の開発。 2)フッ素系熱可塑性樹脂からなる内周面層と汎用熱可
塑性樹脂からなる外周面層との間に強固な接着層を設け
る方法の開発。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は2機
の押出成形機を使用して、第1の押出成形機によりフッ
素系熱可塑性エラストマーを連続的にチューブ状に押出
成形し該チューブを連続的に冷却し乾燥させた後、、該
チューブ表面に接着剤を連続的に塗布して該チューブの
進行方向にほぼ直角に設置した第2の押出成形機のクロ
スヘッド・ダイの中を通過させ、第2の押出成形機によ
り汎用軟質熱可塑性樹脂を該チューブの外周面に押出成
形させることを特徴とするフッ素系複合チューブの製造
方法を内容とするものである。
の押出成形機を使用して、第1の押出成形機によりフッ
素系熱可塑性エラストマーを連続的にチューブ状に押出
成形し該チューブを連続的に冷却し乾燥させた後、、該
チューブ表面に接着剤を連続的に塗布して該チューブの
進行方向にほぼ直角に設置した第2の押出成形機のクロ
スヘッド・ダイの中を通過させ、第2の押出成形機によ
り汎用軟質熱可塑性樹脂を該チューブの外周面に押出成
形させることを特徴とするフッ素系複合チューブの製造
方法を内容とするものである。
【0007】本発明で使用するフッ素系熱可塑性エラス
トマーとは、フッ素系ソフトセグメントとフッ素系ハー
ドセグメントとのブロック共重合体からなり、たとえば
フッ素系ソフトセグメントとしてのフッ化ビニリデン−
ヘキサフルオロプロピレンランダム共重合体とフッ素系
ハードセグメントとしてのテトラフルオロエチレン−エ
チレンランダム共重合体とのブロック共重合体、フッ素
系ソフトセグメントとしてのフッ化ビニリデン−ヘキサ
フルオロプロピレンランダム共重合体とフッ素系ハード
セグメントとしてのフッ化ビニリデン重合体とのブロッ
ク共重合体などで、これらは単独又は2種以上組み合わ
せて用いられる。
トマーとは、フッ素系ソフトセグメントとフッ素系ハー
ドセグメントとのブロック共重合体からなり、たとえば
フッ素系ソフトセグメントとしてのフッ化ビニリデン−
ヘキサフルオロプロピレンランダム共重合体とフッ素系
ハードセグメントとしてのテトラフルオロエチレン−エ
チレンランダム共重合体とのブロック共重合体、フッ素
系ソフトセグメントとしてのフッ化ビニリデン−ヘキサ
フルオロプロピレンランダム共重合体とフッ素系ハード
セグメントとしてのフッ化ビニリデン重合体とのブロッ
ク共重合体などで、これらは単独又は2種以上組み合わ
せて用いられる。
【0008】本発明で使用する汎用軟質熱可塑性樹脂と
は軟質塩化ビニル系樹脂組成物、オレフィン系樹脂など
である。軟質塩化ビニル系樹脂組成物とは、塩化ビニル
樹脂及び塩化ビニル単量体とこれと共重合可能な単量体
との共重合体からなる塩化ビニル系樹脂群から選ばれる
少なくとも1種に可塑剤を添加した組成物であり、これ
らには必要に応じて、ニトリルブタジエンゴム、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAという)などの
エラストマーや炭酸カルシウム、タルク、クレイなどの
無機充填剤を配合することができる。またオレフィン系
樹脂とは、EVA、エチレン−(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(アルキル基の炭素数:4〜8)共重合
体、塩素化ポリエチレンなどである。これらは単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。
は軟質塩化ビニル系樹脂組成物、オレフィン系樹脂など
である。軟質塩化ビニル系樹脂組成物とは、塩化ビニル
樹脂及び塩化ビニル単量体とこれと共重合可能な単量体
との共重合体からなる塩化ビニル系樹脂群から選ばれる
少なくとも1種に可塑剤を添加した組成物であり、これ
らには必要に応じて、ニトリルブタジエンゴム、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVAという)などの
エラストマーや炭酸カルシウム、タルク、クレイなどの
無機充填剤を配合することができる。またオレフィン系
樹脂とは、EVA、エチレン−(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(アルキル基の炭素数:4〜8)共重合
体、塩素化ポリエチレンなどである。これらは単独又は
2種以上組み合わせて用いられる。
【0009】本発明のフッ素系複合チューブの製造方法
を、製造設備を示す図1に基づいて説明する。第1の押
出成形機1からフッ素系熱可塑性エラストマーをチュー
ブ状に押出す。押し出されたチューブ2を冷却装置3に
より連続的に冷却した後乾燥装置4により連続的に乾燥
する。冷却装置3としては、冷却用の水槽の中をチュー
ブを通過させる方式のもの、冷却水をチューブにシャワ
ーリングする方式のもの等を用いる。乾燥装置4として
は、ヒーターや温風吹付機等を用いる。乾燥したチュー
ブ2を接着剤塗布装置5に送り、チューブの表面に接着
剤を連続的に塗布する。接着剤塗布装置5としては、た
とえば図3に示した如く、スプレーガン9により接着剤
8をチューブ2の表面にスプレーする方式のもの、接着
剤槽の中をチューブを通過させる方式のもの等を用い
る。
を、製造設備を示す図1に基づいて説明する。第1の押
出成形機1からフッ素系熱可塑性エラストマーをチュー
ブ状に押出す。押し出されたチューブ2を冷却装置3に
より連続的に冷却した後乾燥装置4により連続的に乾燥
する。冷却装置3としては、冷却用の水槽の中をチュー
ブを通過させる方式のもの、冷却水をチューブにシャワ
ーリングする方式のもの等を用いる。乾燥装置4として
は、ヒーターや温風吹付機等を用いる。乾燥したチュー
ブ2を接着剤塗布装置5に送り、チューブの表面に接着
剤を連続的に塗布する。接着剤塗布装置5としては、た
とえば図3に示した如く、スプレーガン9により接着剤
8をチューブ2の表面にスプレーする方式のもの、接着
剤槽の中をチューブを通過させる方式のもの等を用い
る。
【0010】次いで、接着剤を塗布したチューブ2を、
該チューブの進行方向に対して略直角に設置した第2の
押出成形機6のクロスヘッド・ダイ7の中を通過させ、
この第2の押出成形機6により汎用軟質熱可塑性樹脂8
をチューブ2の外周面に押出被覆して複合チューブ10
とする。
該チューブの進行方向に対して略直角に設置した第2の
押出成形機6のクロスヘッド・ダイ7の中を通過させ、
この第2の押出成形機6により汎用軟質熱可塑性樹脂8
をチューブ2の外周面に押出被覆して複合チューブ10
とする。
【0011】上記の如くして、図2に示す如き、フッ素
系熱可塑性エラストマー層11、接着剤層12及び汎用
軟質熱可塑性樹脂層13の順序で積層された複合チュー
ブが得られる。
系熱可塑性エラストマー層11、接着剤層12及び汎用
軟質熱可塑性樹脂層13の順序で積層された複合チュー
ブが得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 第1の40mmφ押出成形機(池貝鉄工株式会社製、FS
40)のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、
該押出成形機のホッパーに、ソフトセグメントとしての
フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンランダム
共重合体とハードセグメントとしてのテトラフルオロエ
チレン−エチレンランダム共重合体とをブロック共重合
させた比重1.89(ASTM D792)、融点22
0℃(ASTM D3418)のフッ素系熱可塑性エラ
ストマーを投入して、内径44mm、外径46mmのチュー
ブを押出成形し、このチューブを冷却水のシャワーリン
グにより連続的に冷却した後、温風を吹き付けて連続的
に乾燥させ、次いで予め主剤と硬化剤とを1:1の重量
比で均一になるまで充分に混合した接着剤(セメダイン
株式会社製、EP−001)を図3に示す塗布器により
該チューブ表面に連続的に塗布して、該チューブの進行
方向に直角に設置した第2の50mmφ押出成形機(池貝
鉄工株式会社製、FS50)のクロスヘッド・ダイの中
を通過させた。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 第1の40mmφ押出成形機(池貝鉄工株式会社製、FS
40)のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、
該押出成形機のホッパーに、ソフトセグメントとしての
フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンランダム
共重合体とハードセグメントとしてのテトラフルオロエ
チレン−エチレンランダム共重合体とをブロック共重合
させた比重1.89(ASTM D792)、融点22
0℃(ASTM D3418)のフッ素系熱可塑性エラ
ストマーを投入して、内径44mm、外径46mmのチュー
ブを押出成形し、このチューブを冷却水のシャワーリン
グにより連続的に冷却した後、温風を吹き付けて連続的
に乾燥させ、次いで予め主剤と硬化剤とを1:1の重量
比で均一になるまで充分に混合した接着剤(セメダイン
株式会社製、EP−001)を図3に示す塗布器により
該チューブ表面に連続的に塗布して、該チューブの進行
方向に直角に設置した第2の50mmφ押出成形機(池貝
鉄工株式会社製、FS50)のクロスヘッド・ダイの中
を通過させた。
【0013】一方、第2の押出成形機のシリンダー温度
を155〜185℃に設定し、該押出成形機のホッパー
に鉛系熱安定剤(堺化学工業株式会社製、トリベースT
L7000)を配合した平均重合度1250(JIS
K6721)の塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業株式会社
製、カネビニールS1003)100重量部に対し、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート80重量部及び炭酸カ
ルシウム20重量部を配合した軟質塩化ビニル樹脂組成
物を投入して押出し、クロスヘッド・ダイを通過してい
る接着剤を表面に塗布された該フッ素系熱可塑性エラス
トマーのチューブの外周面に該軟質塩化ビニル樹脂組成
物を約2mmの肉厚に接着させて押出成形し、内径44m
m、外径50mmの複合チューブを得た。
を155〜185℃に設定し、該押出成形機のホッパー
に鉛系熱安定剤(堺化学工業株式会社製、トリベースT
L7000)を配合した平均重合度1250(JIS
K6721)の塩化ビニル樹脂(鐘淵化学工業株式会社
製、カネビニールS1003)100重量部に対し、ジ
−2−エチルヘキシルフタレート80重量部及び炭酸カ
ルシウム20重量部を配合した軟質塩化ビニル樹脂組成
物を投入して押出し、クロスヘッド・ダイを通過してい
る接着剤を表面に塗布された該フッ素系熱可塑性エラス
トマーのチューブの外周面に該軟質塩化ビニル樹脂組成
物を約2mmの肉厚に接着させて押出成形し、内径44m
m、外径50mmの複合チューブを得た。
【0014】実施例2 実施例1で使用した設備を使用して、第1の押出成形機
のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、該押出
成形機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の
フッ素系熱可塑性エラストマーを投入して、内径44m
m、外径46mmのチューブを押出成形し、このチューブ
を冷却水のシャワーリングにより連続的に冷却した後、
温風を吹き付けて連続的に乾燥させ、次いで実施例1で
使用した接着剤と同一の接着剤を塗布器によりチューブ
表面に連続的に塗布して、該チューブの進行方向に直角
に設置した第2の押出成形機のクロスヘッド・ダイの中
を通過させた。
のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、該押出
成形機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の
フッ素系熱可塑性エラストマーを投入して、内径44m
m、外径46mmのチューブを押出成形し、このチューブ
を冷却水のシャワーリングにより連続的に冷却した後、
温風を吹き付けて連続的に乾燥させ、次いで実施例1で
使用した接着剤と同一の接着剤を塗布器によりチューブ
表面に連続的に塗布して、該チューブの進行方向に直角
に設置した第2の押出成形機のクロスヘッド・ダイの中
を通過させた。
【0015】一方、第2の押出成形機のシリンダー温度
を130〜145℃に設定し、該押出成形機のホッパー
にメルトインデックス(190℃、10Kg/cm2)30g
/10分、酢酸ビニル含量33重量%のEVAを投入し
て押出し、クロスヘッド・ダイを通過している接着剤を
表面に塗布された該フッ素系熱可塑性エラストマーのチ
ューブの外周面に該EVAを約2mmの肉厚に接着させて
押出成形し、内径44mm、外径50mmの複合チューブを
得た。
を130〜145℃に設定し、該押出成形機のホッパー
にメルトインデックス(190℃、10Kg/cm2)30g
/10分、酢酸ビニル含量33重量%のEVAを投入し
て押出し、クロスヘッド・ダイを通過している接着剤を
表面に塗布された該フッ素系熱可塑性エラストマーのチ
ューブの外周面に該EVAを約2mmの肉厚に接着させて
押出成形し、内径44mm、外径50mmの複合チューブを
得た。
【0016】比較例1 2機の押出成形機と1基の共通のヘッド・ダイよりなる
設備を使用して、第1の40mmφ押出成形機(池貝鉄工
株式会社製、FS40)のシリンダー温度を210〜2
40℃に設定し、該押出成形機のホッパーに、実施例1
で使用したものと同一のフッ素系熱可塑性エラストマー
100重量部に対し、メタクリル酸メチルを主成分とす
る共重合体であって、該共重合体0.4gを含む100
mlのトルエン溶液の30℃で測定した比粘度が1.4で
ある共重合体(鐘淵化学工業株式会社製、カネエース
PA−20)を20重量部配合したフッ素系熱可塑性エ
ラストマー組成物を投入して押出し、同時に第2の50
mmφ押出成形機(池貝鉄工株式会社製、FS50)のシ
リンダー温度を155〜185℃に設定し、該押出成形
機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の軟質
塩化ビニル樹脂組成物を投入して押出し、これらの押出
物を共通のヘッド・ダイ(設定温度:240℃)に導入
して第1の押出成形機による押出物が内周面層として1
mmの肉厚に、第2の押出成形機による押出物が外周面層
として2mmの肉厚に形成された内径44mm、外径50mm
の複合チューブを得た。
設備を使用して、第1の40mmφ押出成形機(池貝鉄工
株式会社製、FS40)のシリンダー温度を210〜2
40℃に設定し、該押出成形機のホッパーに、実施例1
で使用したものと同一のフッ素系熱可塑性エラストマー
100重量部に対し、メタクリル酸メチルを主成分とす
る共重合体であって、該共重合体0.4gを含む100
mlのトルエン溶液の30℃で測定した比粘度が1.4で
ある共重合体(鐘淵化学工業株式会社製、カネエース
PA−20)を20重量部配合したフッ素系熱可塑性エ
ラストマー組成物を投入して押出し、同時に第2の50
mmφ押出成形機(池貝鉄工株式会社製、FS50)のシ
リンダー温度を155〜185℃に設定し、該押出成形
機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の軟質
塩化ビニル樹脂組成物を投入して押出し、これらの押出
物を共通のヘッド・ダイ(設定温度:240℃)に導入
して第1の押出成形機による押出物が内周面層として1
mmの肉厚に、第2の押出成形機による押出物が外周面層
として2mmの肉厚に形成された内径44mm、外径50mm
の複合チューブを得た。
【0017】比較例2 比較例1で使用した設備を使用して、第1の押出成形機
のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、該押出
成形機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の
フッ素系熱可塑性エラストマーを投入して押出し、同時
に第2の押出成形機のシリンダー温度を155〜185
℃に設定し、該押出成形機のホッパーに、実施例1で使
用したものと同一の軟質塩化ビニル樹脂組成物100重
量部に対し、比較例1で使用したものと同一のメタクリ
ル酸メチル系共重合体を20重量部配合した軟質塩化ビ
ニル樹脂組成物を投入して押出し、これらの押出物を共
通のヘッド・ダイ(設定温度:250℃)に導入して第
1の押出成形機による押出物が内周面層として1mmの肉
厚に、第2の押出成形機による押出物が外周面層として
2mmの肉厚に形成された内径44mm、外径複合50mmの
複合チューブを得た。
のシリンダー温度を230〜280℃に設定し、該押出
成形機のホッパーに、実施例1で使用したものと同一の
フッ素系熱可塑性エラストマーを投入して押出し、同時
に第2の押出成形機のシリンダー温度を155〜185
℃に設定し、該押出成形機のホッパーに、実施例1で使
用したものと同一の軟質塩化ビニル樹脂組成物100重
量部に対し、比較例1で使用したものと同一のメタクリ
ル酸メチル系共重合体を20重量部配合した軟質塩化ビ
ニル樹脂組成物を投入して押出し、これらの押出物を共
通のヘッド・ダイ(設定温度:250℃)に導入して第
1の押出成形機による押出物が内周面層として1mmの肉
厚に、第2の押出成形機による押出物が外周面層として
2mmの肉厚に形成された内径44mm、外径複合50mmの
複合チューブを得た。
【0018】実施例1、2及び比較例1、2で得た複合
チューブを切削して内周面層と外周面層との接着面の引
張剪断強度を測定するための試験片を図4に示す形状に
準じて各実施例及び比較例毎に5個ずつ作製し、これら
を23℃の恒温室中に48時間放置後23℃において5
00mm/分の速度で引張り、オートグラフにより接着層
の破壊時の強度を測定し、得られたそれぞれ5個の測定
値の平均値を算出した。測定結果を表1に示す。
チューブを切削して内周面層と外周面層との接着面の引
張剪断強度を測定するための試験片を図4に示す形状に
準じて各実施例及び比較例毎に5個ずつ作製し、これら
を23℃の恒温室中に48時間放置後23℃において5
00mm/分の速度で引張り、オートグラフにより接着層
の破壊時の強度を測定し、得られたそれぞれ5個の測定
値の平均値を算出した。測定結果を表1に示す。
【0019】実施例1、2及び比較例1、2で得た複合
チューブを切断して長さ15cmのチューブをそれぞれ3
本作製し、クリーンルーム内で以下の操作を行なって超
純水に対する汚染性を評価した。まず、これらチューブ
の内面を全有機炭素濃度(以下、TOCという)が8pp
b である超純水を使用してよく拭き洗いした後、チュー
ブ内に液体洗浄剤(第一クリーンケミカル株式会社製、
商品名:スキャット20X−PF5%溶液)を150ml
入れてチューブの両端を封じ、振盪機で4時間振盪し
た。次いでチューブ内面を該超純水をオーバーフローさ
せながら2時間洗浄した後、チューブ内に超純水を15
0ml充填して両端を封じ60℃で24時間振盪した。こ
れらのチューブ内の超純水のTOCをJIS K055
1の方法により測定し、得られたそれぞれ3個の測定値
の平均値を算出した。参考として、市販の塩化ビニル樹
脂製パイプのTOCも測定した。これらの分析結果を表
1に示す。
チューブを切断して長さ15cmのチューブをそれぞれ3
本作製し、クリーンルーム内で以下の操作を行なって超
純水に対する汚染性を評価した。まず、これらチューブ
の内面を全有機炭素濃度(以下、TOCという)が8pp
b である超純水を使用してよく拭き洗いした後、チュー
ブ内に液体洗浄剤(第一クリーンケミカル株式会社製、
商品名:スキャット20X−PF5%溶液)を150ml
入れてチューブの両端を封じ、振盪機で4時間振盪し
た。次いでチューブ内面を該超純水をオーバーフローさ
せながら2時間洗浄した後、チューブ内に超純水を15
0ml充填して両端を封じ60℃で24時間振盪した。こ
れらのチューブ内の超純水のTOCをJIS K055
1の方法により測定し、得られたそれぞれ3個の測定値
の平均値を算出した。参考として、市販の塩化ビニル樹
脂製パイプのTOCも測定した。これらの分析結果を表
1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明の方法によ
り、フッ素系熱可塑性エラストマーからなる内周面層
と、汎用軟質熱可塑性樹脂からなる外周面層との間に接
着剤層を設けた複合チューブは、柔軟性を有し曲線部の
敷設工事の施工が容易であるので超純水等を移送する器
材として好適に使用でき工業的に価値が高い。
り、フッ素系熱可塑性エラストマーからなる内周面層
と、汎用軟質熱可塑性樹脂からなる外周面層との間に接
着剤層を設けた複合チューブは、柔軟性を有し曲線部の
敷設工事の施工が容易であるので超純水等を移送する器
材として好適に使用でき工業的に価値が高い。
【図1】本発明に用いる製造設備の一例を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】本発明のフッ素系複合チューブの概略断面図で
ある。
ある。
【図3】実施例1及び2で用いた接着剤塗布器の概略図
である。
である。
【図4】フッ素系複合チューブの接着部分の引張剪断強
度測定用試験片の形状を示す概略図である。
度測定用試験片の形状を示す概略図である。
1 第1押出成形機 2 チューブ 3 冷却装置 4 乾燥装置 5 接着剤塗布装置 6 第2押出成形機 7 クロスヘッド・ダイ 8 接着剤 9 スプレーガン 10 複合チューブ 11 フッ素系熱可塑性エラストマー層 12 接着剤層 13 汎用軟質熱可
塑性樹脂層
塑性樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 19:00 4F
Claims (3)
- 【請求項1】 2機の押出成形機を使用して、第1の押
出成形機によりフッ素系熱可塑性エラストマーを連続的
にチューブ状に押出成形し該チューブを連続的に冷却し
乾燥させた後、、該チューブ表面に接着剤を連続的に塗
布して該チューブの進行方向にほぼ直角に設置した第2
の押出成形機のクロスヘッド・ダイの中を通過させ、第
2の押出成形機により汎用軟質熱可塑性樹脂を該チュー
ブの外周面に押出成形させることを特徴とするフッ素系
複合チューブの製造方法。 - 【請求項2】 フッ素系熱可塑性エラストマーがフッ素
系ソフトセグメントとフッ素系ハードセグメントとのブ
ロック共重合体である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 汎用軟質熱可塑性樹脂が軟質塩化ビニル
系樹脂組成物及びオレフィン系樹脂からなる群より選択
される少なくとも1種である請求項1又は2記載の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290660A JPH0596599A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | フツ素系複合チユーブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290660A JPH0596599A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | フツ素系複合チユーブの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596599A true JPH0596599A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17758848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3290660A Withdrawn JPH0596599A (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | フツ素系複合チユーブの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596599A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995011940A1 (en) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Daikin Industries, Ltd. | Thermoplastic resin composition and laminate made therefrom |
| JP2004506548A (ja) * | 2000-08-23 | 2004-03-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フッ素樹脂層およびエラストマー層を有する多層製品の製造方法 |
| JP2009061401A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Gunze Ltd | 濾過フィルター用繊維構造物とその製造方法 |
| CN114728486A (zh) * | 2019-11-15 | 2022-07-08 | 美国圣戈班性能塑料公司 | 多层管及其制造方法 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3290660A patent/JPH0596599A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995011940A1 (en) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Daikin Industries, Ltd. | Thermoplastic resin composition and laminate made therefrom |
| US5891538A (en) * | 1993-10-29 | 1999-04-06 | Baikin Industries, Ltd. | Thermoplastic resin composition and laminate comprising the same |
| JP2004506548A (ja) * | 2000-08-23 | 2004-03-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | フッ素樹脂層およびエラストマー層を有する多層製品の製造方法 |
| JP2009061401A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Gunze Ltd | 濾過フィルター用繊維構造物とその製造方法 |
| CN114728486A (zh) * | 2019-11-15 | 2022-07-08 | 美国圣戈班性能塑料公司 | 多层管及其制造方法 |
| JP2023502379A (ja) * | 2019-11-15 | 2023-01-24 | サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション | 多層管およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |