JPH0596758U - 炭の着火装置 - Google Patents
炭の着火装置Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 火床内の炭を、火の粉を飛散させることなく
安全に、かつ効率良く着火でき、しかも着火の自動化、
無人化を可能にする。 【構成】 フレ−ム1を、火床3の開口部3cに対して
着脱自在に形成する。火床3の開口部3cの広さと同等
の広さの表面2bを有する遠赤外線ヒ−タ−2をフレ−
ム1に固定し、フレ−ム1を火床3上に配置した際、火
床3内に収容した炭7の表面7aと遠赤外線ヒ−タ−2
の表面2aが対向するように構成する。通電により遠赤
外線ヒ−タ−2は、その表面2aから遠赤外線を炭7の
表面7aに向けて放射し、このことによって炭7の表面
2aの全部を均一に着火する。
安全に、かつ効率良く着火でき、しかも着火の自動化、
無人化を可能にする。 【構成】 フレ−ム1を、火床3の開口部3cに対して
着脱自在に形成する。火床3の開口部3cの広さと同等
の広さの表面2bを有する遠赤外線ヒ−タ−2をフレ−
ム1に固定し、フレ−ム1を火床3上に配置した際、火
床3内に収容した炭7の表面7aと遠赤外線ヒ−タ−2
の表面2aが対向するように構成する。通電により遠赤
外線ヒ−タ−2は、その表面2aから遠赤外線を炭7の
表面7aに向けて放射し、このことによって炭7の表面
2aの全部を均一に着火する。
Description
【0001】
本考案は、煎餅、焼き鳥、蒲焼き、焼肉等による素材を木炭等による炭火によ って焼成する場合において、火床内の炭に着火するのに用いて好適な炭の着火装 置に関する。
【0002】
上記の煎餅、焼き鳥、その他を炭火によって焼成する場合の業務用火床の規模 は様々である。 従来、炭の着火には、大規模の火床の場合、プロパンガス等によるガスト−チ バ−ナ−を、小規模の火床の場合、火熾し具を用いてガスレンジ、または七輪等 で種火を熾し、これを火床に移し変えるようにしている。
【0003】
しかし乍ら、前者のガスト−チバ−ナ−による場合、5分程度の火焔放射で種 火が得られ、20分程度で炭の表面を均一に、かつ短時間に着火できる反面、炭 の表面に直接火焔を放射するものであるため、炭がはぜて火の粉が周りに飛散し 、作業性が悪い上に、危険であり、また、ガスト−チバ−ナ−は作業員による手 動操作となるため、煎餅等の焼成始業前の貴重な準備時を無駄に消費する等の問 題がある。
【0004】 後者のガスレンジや七輪による場合は、種火熾し、その移し変え等が面倒で、 時間もかゝると共に、火床内の炭への着火が容易ではなく、煎餅、その他の焼成 作業の準備時間が長くかゝる等の問題がある。
【0005】 本考案は、上記従来の技術の有するこのような問題点に鑑みて検討の結果、遠 赤外線放射特性に着目してなされたもので、火の粉の飛散が無く安全に、かつ効 率良く着火でき、しかも着火の自動化を図り得るようにした炭の着火装置を提供 することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案に係る炭の着火装置は、火床の開口部に対 して着脱自在としたフレ−ムに、前記開口部の広さと対応する範囲で遠赤外線ヒ −タ−を配設し、火床内の炭表面に均一に遠赤外線を放射するようにしたことを 特徴とする。
【0007】
火床に、その開口部に対応させて当該装置をセットし、火床に収容した炭の表 面に対し遠赤外線ヒ−タ−を所望距離をおいて対向させた後、電源スイッチをO Nに切り替え、遠赤外線ヒ−タ−に通電する。
【0008】 通電により遠赤外線ヒ−タ−が加熱されることによって、当該ヒ−タ−の表面 から遠赤外線が、火床内の炭の表面に向けて放射される。 遠赤外線は、直接物質に作用して熱運動を励起させ、温度を上昇させる作用が 強いという特性を有するため、加熱用熱源として優れた効果を発揮する。
【0009】 また、上記遠赤外線ヒ−タ−の表面温度分布は均一であるため、炭表面の全面 が高温で均一に加熱されることとなり、これによって炭表面の全面の着火が促進 され、同時に、かつ均一に着火される。
【0010】 着火後は、当該装置は炭火から取り外すか、または回動等によって開口部から 作業の邪魔にならない位置に移動させておけばよい。
【0011】 このようにして、煎餅、焼き鳥、蒲焼き、焼肉等の焼成作業の準備を完了する が、火床内の炭表面はむらなく、均一に着火されているので、火床の開口部にお いて、炭火による火力の分布は均一であり、このことによって、開口部の上方に 配設される焼網上において、上記したものの素材をむらなく、均一に焼成するこ とができる。
【0012】 上記遠赤外線ヒ−タ−に対し通電は、着火のつどスイッチを手動操作して行う ようにしても良いが、当該装置を火床にセットしておき、予めタイマ−等で着火 時間を設定して、その設定した時間に自動的に通電されるようにして、煎餅生地 、その他の被焼成素材を焼く始業時間前に、自動着火するようにすることもでき る。
【0013】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明するが、図1はその第1実 施例を、図2はその第2実施例を示しており、先ず第1実施例から説示する。
【0014】 図1に示したように、当該着火装置Aは、フレ−ム1に遠赤外線ヒ−タ−2・ ・・を配設して構成されている。 フレ−ム1は、火床3の上面3aに、安定的に載置可能に設けた下部枠1aと 、該下部枠1aの上面にあって、その左右両側に固定並設した左右の側板1b、 1bと、該両側板1b、1b間に上下方向へ移動自在に配設される上部枠1cと で形成される。
【0015】 上記下部枠1aには、火床3の側壁3bに外装されるスカ−ト部4を周設して あり、これにより火床3の上面3aに対して着脱自在で、かつ前後、左右両方向 へ移動することなく嵌合して載置される。
【0016】 上部枠1cの中央部には、その表面に把持部5を、裏面にコントロ−ルボック ス6が各々固定してあり、該コントロ−ルボックス6の裏面に上記の遠赤外線ヒ −タ−2を固定してある。
【0017】 遠赤外線ヒ−タ−2には、表面2a(加熱面)が平らである、市販のプレ−ト 型電気式遠赤外線セラミックヒ−タ−等が使用されるが、木炭の着火温度が35 0〜500℃であることを考慮して、表面温度が550〜650℃のものが適当 である。
【0018】 さらに、遠赤外線ヒ−タ−2は、その表面2aを下向きとして、火床3の開口 部3cと対向するようコントロ−ルボックス6に固定されるもので、当該表面2 aは、火床3における開口部3cの平面積と対応する広さに設定されていて、表 面2aによる遠赤外線が、火床3の開口部3cを通して、当該火床3内に収容し た炭7の表面7aの全面に均一に放射されるようにしてある。
【0019】 市販の遠赤外線ヒ−タ−の使用に際し、その表面の面積が、火床3の開口部3 cのそれより小さい場合は、図示の如く、所要複数の遠赤外線ヒ−タ−2b・・ ・を近接状態にてコントロ−ルボックス6に固定し、各遠赤外線ヒ−タ−2b・ ・・における表面2cの総面積を火床3の開口部3cの平面積と対応させる。ま た、この場合、各遠赤外線ヒ−タ−2b・・・は、これらの表面2c・・・が同 一平面上にあるようコントロ−ルボックス6に固定される。
【0020】 また、上記フレ−ム1の上部枠1cには、電源(図示せず)に接続される電線 8、ON、OFF切り換えスイッチ9、着火時間を設定するためのタイマ−(図 示せず)等を設けてあり、これらと上記遠赤外線ヒ−タ−2はコントロ−ルボッ クス6内において電気的に接続されている。
【0021】 さらに、上記上部枠1cは、左右の側板1b、1bに高さ調節機構10の介在 により、図において上下方向へ移動調整自在に取り付けられている。 上記高さ調節機構10は図示したように、上部枠1cの左右両側壁1d、1d にナット10a、10aを横向きに固定し、該ナット10a、10aと対応して 左右の側板1b、1bに縦長孔10b、10bを貫設し、この各縦長孔10b、 10bに蝶ネジ等による調節ネジ10c、10cを挿通し、上記ナット10a、 10aと螺合して形成することができる。
【0022】 このように構成された高さ調節機構10によるときは、調節ネジ10c、10 cを緩めて上下方向へ移動することで上部枠1cの高さを調節し、調節ネジ10 c、10cを締め付けることで、当該上部枠1cを調節された高さに固定するこ とになる。
【0023】 このようにして上部枠1cの高さを調節することにより、上記した遠赤外線ヒ −タ−2の表面2aを、火床3内における炭7の表面7aに対して遠、近自在に 調節できることとなる。
【0024】 従って、上記した着火装置によるときは、図示の如く火床3内に炭7が収容さ れている状態において、当該装置Aを火床3上に載置し、電線8を電源に接続し てスイッチ9をONに切り換え、遠赤外線ヒ−タ−2に通電すると、その表面2 aから炭7の表面7aに向けて遠赤外線が放射され、これによって当該炭7の表 面7a全面が均一に着火されることとなる。着火後は、把持部5により当該装置 Aを火床3から取り外すことになる。
【0025】 次に、図2に示す第2実施例について説明すると、その基本的構成は前記第1 実施例と同じであり、下記の点だけが相違している。 先ず第1に、フレ−ム1が扁平なボックス型に形成されていて、その裏面(下 面)に遠赤外線ヒ−タ−2を固定してある。
【0026】 そして、フレ−ム1は、左右方向における中間部にあって、前後両側が二個一 対のア−ム11(一方のみ図示)の上端に、前記したと同様の高さ調節機構10 の介在により固定され、該両ア−ム11の下端をボルト等による支軸12により 火床3の前後の側壁3d、3dにあって、その左右方向における中間部に軸支さ せてあり、これによって、フレ−ム1は矢印a、a′で示した火床3の上部、背 部へ回転操作により揺動自在に配設されている。
【0027】 さらに、一方のア−ム11の下端に操作レバ−13を、当該ア−ム11と所定 の角度αをもって固定して、火床3の前部下方(図において右側下方)へ延設し てあり、このことによって、操作レバ−13を図示の矢印b、b′方向へ回転操 作することにより、一対のア−ム11を介してフレ−ム1が、火床3の開口部3 cの上部にある着火位置イから、火床3の背部側へ倒れた非着火位置ロに、また 、その非着火位置ロから着火位置イに各々揺動して、上記火床3の開口部3cに 対し着脱されるよう構成されている。
【0028】 この着火装置の場合には、火床3の前後の側壁3d、3dにあって、開口部3 cの近くには、当該装置Aを着火位置イにおいて水平状態に、一対のア−ム11 、11を挾持して保持させるためのストッパ14を固設してあると共に、火床3 の背部の側壁3bには、当該装置Aを背部へ倒した非着火位置ロにおいて略水平 状態に、一対のア−ム11、11を載置して保持させるためのア−ム受15を固 設してある。
【0029】 こゝで、火床3の背部とは、煎餅、その他の焼成作業において、作業者が作業 する側と反対側をいうので、当該装置Aを図中二点鎖線で示した非着火位置ロで は作業の邪魔になることはない。尚、図2において16は火床3の架台を示す。
【0030】 次に、プレ−ト型電気式遠赤外線セラミックヒ−タ−を用いて炭面の着火実験 を行った時の実験結果につき説明する。 図3は、その時の炭面に対する点火時間と炭面燃焼時間との関係を、縦軸に時 間、横軸にヒ−タ−から炭の加熱面までの距離をとって示したグラフを示す。 こゝで、遠赤外線セラミックヒ−タ−には、「ノリタケカンパニ−リミテド」 のPLC−328型(表面温度650℃)を使用した。
【0031】 図3のグラフから明らかなように、火床内の炭に対し、10分で種火がつき、 20分で炭面の全面に均一に着火した。この着火時間は従来例のガスト−チバ− ナ−による時と変らなかった。 しかし、火の粉の飛散はなかった。
【0032】 図4は、従来例のガスト−チバ−ナ−による点火時間と、炭面燃焼時間との関 係を、縦軸に時間、横軸に炭加熱面の面積をとって示したグラフである。
【0033】
本考案は、以上説明したように構成されているので、火床内の炭の表面全体を 遠赤外線で均一に加熱するため、ガスト−チバ−ナ−を使った従来例の着火方式 と比べて着火時間は変りなく、しかも遠赤外線ヒ−タ−は炎の発生がないので、 炭がはぜて火の粉が周囲に飛散することがなく安全であり、また、排ガスや、塵 、煤がなく、クリ−ンな着火が可能で、作業環境も改善される。
【0034】 また、作業者はスイッチを操作するだけでよいので、着火するまでの間、他の 仕事に従事することができると共に、複数の火床を一人で一度に着火することが できるので、炭火による被焼成品の生産性の向上が期待でき、さらにタイマ−に より着火時間を設定するようにすれば、着火の自動化と無人化を図り得ると共に 、始業前に着火完了するようにすることで、火床の稼動効率が著しく向上する。
【図1】本考案に係る炭の着火装置の第1実施例を示す
使用状態の縦断面図である。
使用状態の縦断面図である。
【図2】同上装置の第2実施例を示す使用状態の側面図
である。
である。
【図3】遠赤外線ヒ−タ−を用いて炭面着火実験をした
結果に基づく点火時間と炭面燃焼時間との関係を示した
グラフである。
結果に基づく点火時間と炭面燃焼時間との関係を示した
グラフである。
【図4】従来のガスト−チバ−ナ−を用いて炭面着火実
験をした結果に基づく点火時間と炭面燃焼時間との関係
を示したグラフである。
験をした結果に基づく点火時間と炭面燃焼時間との関係
を示したグラフである。
A 炭着火装置 1 フレ−ム 2 遠赤外線ヒ−タ− 3 火床 3c 開口部 7 炭 7a 炭表面
Claims (1)
- 【請求項1】 火床の開口部に対して着脱自在としたフ
レ−ムに、前記開口部の広さと対応する範囲で遠赤外線
ヒ−タ−を配設し、火床内の炭表面に均一に遠赤外線を
放射するようにしたことを特徴とする炭の着火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177392U JPH0596758U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 炭の着火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177392U JPH0596758U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 炭の着火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596758U true JPH0596758U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12617706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4177392U Pending JPH0596758U (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 炭の着火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596758U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11766095B2 (en) | 2016-03-15 | 2023-09-26 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
| US11889900B2 (en) | 2016-03-15 | 2024-02-06 | Nike, Inc. | Capacitive foot presence sensing for footwear |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4177392U patent/JPH0596758U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11766095B2 (en) | 2016-03-15 | 2023-09-26 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
| US11889900B2 (en) | 2016-03-15 | 2024-02-06 | Nike, Inc. | Capacitive foot presence sensing for footwear |
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