JPH0597291A - 導電性フイルム保持装置 - Google Patents

導電性フイルム保持装置

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JPH0597291A
JPH0597291A JP28038591A JP28038591A JPH0597291A JP H0597291 A JPH0597291 A JP H0597291A JP 28038591 A JP28038591 A JP 28038591A JP 28038591 A JP28038591 A JP 28038591A JP H0597291 A JPH0597291 A JP H0597291A
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Isao Takakura
功 高倉
Mitsumasa Sasaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】枚葉の導電性フィルムの品質検査等を行う際
に、傷つけずに、確実に、再現性、作業性良く導電性フ
ィルムを保持固定し、検査作業の生産性向上および検査
結果の正確性および再現性向上を可能とする。 【構成】フィルム把持具であるクリップ11と12と、フィ
ルム支持枠20と、可動フィルム支持ベース30とを備え
る。クリップ11と12は、ウレタンゴム11a と12a を備え
る。塩化ビニール樹脂製のフィルム支持枠20は、中央部
に空隙があり、フィルム位置決めのためのガイド壁20a
とストッパー壁20b 、さらにフィルム支持面とを備え
る。可動フィルム支持ベース30は、張り出し部30a を備
え、フィルム脱着作業時にはフィルム支持面の高さまで
上昇して支持枠20の中央部空隙を塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性フィルムの保持
装置に関し、特に導電性フィルムの品質検査を行う際に
好適な導電性フィルム保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性フィルムは、ポリエステルフィル
ム等の合成樹脂フィルム上にITO膜(インジウム・ス
ズの酸化膜)や、酸化亜鉛、酸化チタン等の金属酸化物
あるいは金、白金、銀等の金属膜、さらに金属膜を誘電
体膜ではさんだ積層体等をスパッタにより形成したもの
であり、面状ヒータ、透明スイッチ、ELパネル用電極
などに広く使用されている。
【0003】こうした導電性フィルムの品質良否の検査
は、従来は人手による抵抗計を用いての抵抗値測定によ
り行われていた。そしてその際、被検査フィルムの保持
は、人手により抵抗計測定端子に被検査フィルムを挟み
付け、空中に吊り下げるなどして行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】導電性フィルムの品質
検査には、高機能商品への応用等からその抵抗値測定だ
けでなく、通常の使用電圧よりも高い電圧を印加する加
速試験前後での被検査体の抵抗値変化率測定や、所定電
圧印加による導電性フィルムの発熱状況を赤外線撮像装
置で観察することによる抵抗値の相対的面内分布測定な
どが要望されるようになってきた。
【0005】そしてその品質検査の際には、被検査フィ
ルムを検査装置に簡単で確実に固定でき、その際に傷を
付けないこと、さらに被検査フィルムの保持部分は不導
体であって、電気的物性値検査の際に測定値が正確であ
ることや、検査作業の妨げとならないことなどが要求さ
れる。
【0006】しかし従来の導電性フィルム保持装置で
は、上記の要求を満足するものがなく、導電性フィルム
の品質検査を十分に行うことができなかった。
【0007】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、導電性フィルムの品質検査等を行う際に、
導電性フィルムを傷つけることなく、簡単で確実に保持
固定し、検査作業の生産性向上および検査結果の正確性
および再現性向上を可能とする導電性フィルム保持装置
を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる導電性フ
ィルム検査装置は、枚葉で導電性のフィルムを保持する
導電性フィルム保持装置において、フィルム把持具とフ
ィルム支持枠と可動フィルム支持ベースとを備えたもの
であって、前記フィルム把持具は前記フィルムとの接触
部分が不導体ゴムであり、かつ把持は前記フィルムの周
辺部のみで行うものであって、前記フィルム支持枠はそ
の中央部が空隙となっており、前記フィルムの周辺部の
みでフィルムを支持するフィルム支持面と、フィルム保
持位置の大まかな案内となるガイド壁と保持位置の基準
となるストッパー壁とを有し、かつフィルム支持枠の材
質は不導体である樹脂類またはゴム類のものであって、
可動フィルム支持ベースは少なくともフィルム脱着作業
時には前記フィルム支持面の高さにて前記フィルム支持
枠の中央部空隙を塞ぐようにしてフィルムを一時的に支
持するものであることを特徴としている。
【0009】以下本発明の詳細を説明する。本発明によ
って保持される導電性フィルムは、所定の形状に成形さ
れた枚葉体のものであれば、特に限定されない。代表例
としては、合成樹脂フィルム上にITO、金、銀等の導
電層を形成したもの、あるいは金属フィルム等が挙げら
れる。
【0010】そして本発明を構成する保持装置の把持具
は、フィルムとの接触部分に不導体ゴムを備えている。
これによりフィルムを把持する際に、フィルムを傷つけ
ることがなく、ゴムの摩擦力でずれることなく確実に保
持されるとともに、検査のためにフィルムに通電した際
にも他への短絡を防止することができる。この把持具に
は、市販のクリップを利用できる。
【0011】またフィルム支持枠は、フィルム保持位置
の大まかな案内となるガイド壁と保持位置の基準となる
ストッパー壁とを備える。ガイド壁は、フィルム形状に
合わせてそれに若干の寸法余裕を持たせた形状の枠であ
る。このガイド壁を目安にしてフィルムを取り付けるこ
とで、取り付け作業性が向上する。ストッパー壁は、ガ
イド壁と共にフィルム支持枠の一部に設けたものであっ
て、ガイド壁を目安にしたフィルム取り付け時に、フィ
ルムをストッパー壁に押し当てて取り付けることで、取
り付け位置の正確性および再現性を向上できる。これに
よってフィルムの品質検査を行った際にも、その検査結
果の正確性および再現性を向上できる。
【0012】その上フィルム支持枠は、中央部が空隙と
なっており、フィルム支持は周辺部のみで行うようにな
っている。これによりフィルム検査作業において、フィ
ルムを空冷ファン等で冷却する際の作業性向上や、フィ
ルム加熱状態観測時におけるフィルム背面からの影響に
よる誤差を少なくすることができる。さらにフィルム支
持枠の材質を不導体である樹脂類またはゴム類としてい
る。これにより検査のためにフィルムに通電した際に
も、他への短絡を防止することができる。
【0013】また可動フィルム支持ベースを備え、これ
が少なくともフィルム脱着作業時には前記フィルム支持
面の高さにて前記フィルム支持枠の中央部空隙を塞ぎ、
一時的にフィルム支持面積を増やす。これによりフィル
ム脱着作業において、フィルム支持枠の中央部空隙にフ
ィルムを落ち込ませることがなく、フィルム支持枠に対
するフィルム取り付けを平滑な状態にすることができ
る。
【0014】さらに可動フィルム支持ベースには、スト
ッパー壁の方向に対してストッパー壁を囲うような形で
張り出し部を設けることで、可動フィルム支持ベースを
フィルム支持面の高さまで上昇させた後に、可動フィル
ム支持ベースに沿わせながらフィルムをストッパー壁に
押し当てる際に、この張り出し部によってフィルムの一
部が支持され続けるため、可動フィルム支持ベースとフ
ィルム支持枠との間に隙間が生じた際にも、その隙間に
フィルムが引っ掛かるのを防ぐことができる。
【0015】
【実施例】図1〜図4は本発明の一実施例を示す導電性
フィルム保持装置であり、図5は本実施例保持装置に保
持される導電性フィルムの平面図である。この中で図1
は、可動フィルム支持ベースが所定位置まで上昇し、フ
ィルム把持のためのクリップを片側開き、かつフィルム
が取り付けられる前の導電性フィルム保持装置の平面図
である。そして図2は、図1中の一点鎖線AAによる図
1の切断面図である。また図3は、可動フィルム支持ベ
ースが所定位置まで下降した、フィルムが取り付けられ
た後の本実施例保持装置の平面図である。そして図4
は、図3中の一点鎖線BBによる図3の切断面図であ
る。
【0016】図中、11と12はフィルムを把持するた
めのクリップ、11aと12aはクリップ11および1
2にとりつけられたウレタンゴム、20はフィルム支持
枠、20aはフィルム支持枠20に備えられたガイド
壁、20bはフィルム支持枠20に備えられたストッパ
ー壁、20cはフィルム支持枠20のフィルム支持面、
30は可動フィルム支持ベース、30aは可動フィルム
支持ベース30の張り出し部、31は可動フィルム支持
ベース30を上下させるエアーシリンダ、40は導電性
のフィルム、40aはフィルム40の電極部である。
【0017】本実施例における導電性のフィルム40
は、大きさ約130mm×100mm、厚さ約200μ
mで、ポリエステルフィルムを基板とし、金属薄膜を透
明誘電層で挟んだ構造で、面積抵抗が約7Ω/□の導電
層を積層したフィルムであり、端に電極端子40aを有
するものである。
【0018】把持具であるクリップ11と12には、金
属バネによる市販のクリップを使用した。そしてクリッ
プ11と12は、ほぼ矩形をしたフィルム40の長辺方
向の両端でフィルム40の把持を行う。このときフィル
ム40にとって把持することが許されているのは、電極
40a部分、および電極40aと反対側の辺における縁
から2mm以内の部分である。このフィルム40の把持
が許された部分と接触するクリップ11と12の先端部
には、不導体ゴムであるウレタンゴム11aと12aを
取り付けた。ここでウレタンゴム11aの幅はクリップ
11と同じにした。またウレタンゴム12aはクリップ
12の幅より張り出して、フィルム40を把持する際に
その電極40aまで至る構造とした。
【0019】またフィルム支持枠20は、塩化ビニール
樹脂の板を加工して制作した。このフィルム支持枠20
は、中央部が空隙となっており、さらにフィルム40の
取り付け位置を決めるためのガイド壁20aとストッパ
ー壁20b、および把持した際にフィルム40を支持す
るフィルム支持面20cとを設けた。ここでガイド壁2
0aは、フィルム40の把持をしない短辺方向における
その間隔をフィルム40よりも1mmだけ広げた。これ
によりガイド壁20aは、取り付け時の位置の目安にす
るという機能を落とすことなく、フィルム40の脱着作
業時におけるフィルム40の引っ掛かりを防止してい
る。またストッパー壁20bは、前述のとおり電極40
aと反対側の辺におけるフィルム40の把持許容幅が縁
から2mm以内であることから、クリップ11に2mm
差し込まれた位置でフィルム40が止まる構造とした。
そしてフィルム40の電極40a部分、およびフィルム
40の電極40aと反対側の把持許容幅2mm部分に対
応する部分に、フィルム40を支持するためのフィルム
支持面20cが設けてある。
【0020】可動フィルム支持ベース30は、ステンレ
ス板材の表面を研磨する事によって製作した。この可動
フィルム支持ベース30は、エアーシリンダ31による
駆動機構によって上下移動可能な構造となっている。そ
してフィルム40の脱着作業時にはフィルム支持面20
cの高さまで上昇してフィルム支持枠20の中央部空隙
を塞ぎ、一時的にフィルム支持面積を増やす。さらに可
動フィルム支持ベース30には、ストッパー壁20bの
外側を囲うような形で張り出し部30aが設けてある。
これによって、可動フィルム支持ベース30をフィルム
支持面20cの高さまで上昇させた後に、フィルム40
を可動フィルム支持ベース30に沿わせながらストッパ
ー壁20bに押し当ててクリップ11に挟み込む際に、
張り出し部30aによってフィルム40の両端が支えら
れるため、可動フィルム支持ベース30とフィルム支持
枠20との隙間にフィルム40が引っ掛かることを防い
でいる。
【0021】以上のような構成の本発明保持装置にフィ
ルム40を取り付ける作業は、次のように行われる。ま
ず初めに、可動フィルム支持ベース30をフィルム支持
枠20のフィルム支持面20cの高さまで上昇させ、フ
ィルム支持枠20の中央部空隙を塞ぐ。次に把持具のク
リップ11にフィルム40の長手方向の電極40aと反
対側の縁を挟み込む。その際にはクリップ11を手で開
きながら、ガイド壁20aの間を可動フィルム支持ベー
ス30に沿わせてフィルム40を挟み込んで行く。そし
てフィルム40がストッパー壁20bに当たった段階に
て、クリップ11を閉じる。続いて反対側のクリップ1
2を開いて、フィルム40の電極40a側を挟みこむ。
その上で、次工程のフィルム検査作業の妨げにならない
よう、可動フィルム支持ベース30を下降させる。これ
によってフィルム40の保持が完了する。そして次以降
の検査工程にては、フィルム40を載せたフィルム支持
枠20は可動フィルム支持ベース30とは別個に移動し
て、フィルム40の検査作業が実施される。
【0022】そして検査作業が終了したフィルム40を
フィルム支持枠20から取り外す作業は、次のようにし
て行われる。まず、可動フィルム支持ベース30がフィ
ルム支持枠20のフィルム支持面20cの高さまで上昇
して、フィルム40の中央部を支えるようにしてフィル
ム支持枠20の中央部空隙を塞ぐ。続いてクリップ11
と12とをを開き、フィルムを取り外す。これによって
一連の、フィルム取り付け、検査、取り外しの作業が終
了する。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上詳述したごとく、導電性の
フィルムの品質検査等を行う際に、フィルムを傷つける
ことなく、簡単で確実に保持固定し、検査作業の生産性
向上および検査結果の正確性および再現性向上を可能と
する導電性フィルム保持装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム取り付け前の導電性フィルム保持装置
の平面図
【図2】一点鎖線AAによる図1の切断面図
【図3】フィルム取り付け後の導電性フィルム保持装置
の平面図
【図4】一点鎖線BBによる図2の切断面図
【図5】導電性フィルムの平面図
【符号の説明】
11 クリップ 11a ウレタンゴム 12 クリップ 12a ウレタンゴム 20 フィルム支持枠 20a ガイド壁 20b ストッパー壁 20c フィルム支持面 30 可動フィルム支持ベース 30a 張り出し部 31 エアーシリンダ 40 導電性のフィルム 40a 電極部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枚葉で導電性のフィルムを保持する導電性
    フィルム保持装置において、フィルム把持具とフィルム
    支持枠と可動フィルム支持ベースとを備えたものであっ
    て、前記フィルム把持具は前記フィルムとの接触部分が
    不導体ゴムであり、かつ把持は前記フィルムの周辺部の
    みで行うものであって、前記フィルム支持枠はその中央
    部が空隙となっており、前記フィルムの周辺部のみでフ
    ィルムを支持するフィルム支持面と、フィルム保持位置
    の大まかな案内となるガイド壁と保持位置の基準となる
    ストッパー壁とを有し、かつフィルム支持枠の材質は不
    導体である樹脂類またはゴム類のものであって、可動フ
    ィルム支持ベースは少なくともフィルム脱着作業時には
    前記フィルム支持面の高さにて前記フィルム支持枠の中
    央部空隙を塞ぐようにしてフィルムを一時的に支持する
    ものであることを特徴とする導電性フィルム保持装置。
  2. 【請求項2】可動フィルム支持ベースが、ストッパー壁
    の方向に対して前記ストッパー壁を囲うような形の張り
    出し部を備えたものであって、フィルムを前記可動フィ
    ルム支持ベースに沿わせて前記ストッパー壁に押し当て
    る際に、前記張り出し部によって前記フィルムの一部が
    支持され続けることを特徴とする請求項1記載の導電性
    フィルム保持装置。
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