JPH0597701A - 腎成長促進剤 - Google Patents
腎成長促進剤Info
- Publication number
- JPH0597701A JPH0597701A JP3112232A JP11223291A JPH0597701A JP H0597701 A JPH0597701 A JP H0597701A JP 3112232 A JP3112232 A JP 3112232A JP 11223291 A JP11223291 A JP 11223291A JP H0597701 A JPH0597701 A JP H0597701A
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- JP
- Japan
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- subunit
- renal
- hybrid
- solution
- renal growth
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、黄体化ホルモン・サブユニットを
含むハイブリッド体を有効成分とする腎成長促進剤に関
するものである。 【効果】 腎機能の増強、活性化が図られる。
含むハイブリッド体を有効成分とする腎成長促進剤に関
するものである。 【効果】 腎機能の増強、活性化が図られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生物系物質由来の腎成
長促進剤に関するものであり、更に詳細には本発明は、
黄体化ホルモン・サブユニットを含むハイブリッド体を
有効成分とする腎成長促進剤に関するものである。
長促進剤に関するものであり、更に詳細には本発明は、
黄体化ホルモン・サブユニットを含むハイブリッド体を
有効成分とする腎成長促進剤に関するものである。
【0002】本発明においては、黄体化ホルモンと活性
の異なる他のホルモンとのハイブリッド体の中で、黄体
化ホルモンのアルファ−サブユニットあるいはベーター
サブユニットを含むハイブリッド体に腎成長促進活性の
あることを確認したもので、本発明の腎成長促進剤を投
与すれば、腎細胞が減少した腎臓や腎機能の低下した腎
臓を活性化し、腎細胞の増加、腎機能の増強を期待でき
るものであり、医薬界に貢献するところ大なるものがあ
る。
の異なる他のホルモンとのハイブリッド体の中で、黄体
化ホルモンのアルファ−サブユニットあるいはベーター
サブユニットを含むハイブリッド体に腎成長促進活性の
あることを確認したもので、本発明の腎成長促進剤を投
与すれば、腎細胞が減少した腎臓や腎機能の低下した腎
臓を活性化し、腎細胞の増加、腎機能の増強を期待でき
るものであり、医薬界に貢献するところ大なるものがあ
る。
【0003】
【従来の技術】本発明者らは先に下垂体を摘出したマウ
スにおいて、腎重量の減少が顕著であるところから、下
垂体に腎成長を司る何らかの因子が存在するのではない
かとの発想から、下垂体に存在する腎成長因子を求めて
鋭意研究したところ、下垂体から腎成長を促進するホル
モン様成分を分離し、これにRGF(又はレノトロピ
ン)と名づけたのである。(日本臨床第44巻第1号
(昭和61年1月号)別冊84〜88頁)
スにおいて、腎重量の減少が顕著であるところから、下
垂体に腎成長を司る何らかの因子が存在するのではない
かとの発想から、下垂体に存在する腎成長因子を求めて
鋭意研究したところ、下垂体から腎成長を促進するホル
モン様成分を分離し、これにRGF(又はレノトロピ
ン)と名づけたのである。(日本臨床第44巻第1号
(昭和61年1月号)別冊84〜88頁)
【0004】そして、さらに、ここに得られたRGFは
黄体化ホルモンアイソフォームの混合物であることが明
らかとなったのである。
黄体化ホルモンアイソフォームの混合物であることが明
らかとなったのである。
【0005】本発明者らは、RGFをより精製された物
質として収得するために更に研究を行い、先に黄体化ホ
ルモン・アイソフォーム混合物として得た分画を等電点
の差異によって分離精製したところ、意外にも有効成分
が単一バンドに単離されたアイソフォームの集合体とな
ることを見出したのである。(特開昭63−26453
0)
質として収得するために更に研究を行い、先に黄体化ホ
ルモン・アイソフォーム混合物として得た分画を等電点
の差異によって分離精製したところ、意外にも有効成分
が単一バンドに単離されたアイソフォームの集合体とな
ることを見出したのである。(特開昭63−26453
0)
【0006】従来、黄体化ホルモン(以下LHと略す)
及び絨毛性性腺刺激ホルモン(以下CGと略す)及び、
卵胞刺激ホルモン(以下FSHと略す)は、分子として
みると、アルファー(以下αと略す)サブユニットとベ
ーター(以下βと略す)サブユニットが1ヶづつ会合し
た二量体である。しかし、αサブユニット、βサブユニ
ットそれぞれに分子を構成しているアミノ酸鎖に長さの
長短、結合糖鎖の構成糖に差異が存在し、いわゆるマイ
クロヘテロジェネイティーがあるため、LH、CG及び
FSHは微細構造に差異がある分子種の集合体であるこ
とが知られている。
及び絨毛性性腺刺激ホルモン(以下CGと略す)及び、
卵胞刺激ホルモン(以下FSHと略す)は、分子として
みると、アルファー(以下αと略す)サブユニットとベ
ーター(以下βと略す)サブユニットが1ヶづつ会合し
た二量体である。しかし、αサブユニット、βサブユニ
ットそれぞれに分子を構成しているアミノ酸鎖に長さの
長短、結合糖鎖の構成糖に差異が存在し、いわゆるマイ
クロヘテロジェネイティーがあるため、LH、CG及び
FSHは微細構造に差異がある分子種の集合体であるこ
とが知られている。
【0007】本発明では、LH、CG及びFSHの中
で、それぞれの微細構造の差異により分画されたLH、
CG及びFSH分子種あるいは、分子種の集合体をアイ
ソフォームという。
で、それぞれの微細構造の差異により分画されたLH、
CG及びFSH分子種あるいは、分子種の集合体をアイ
ソフォームという。
【0008】黄体化ホルモンはα及びβサブユニットの
2つのサブユニットから構成され、αサブユニットに2
ヶ所、βサブユニットに1ヶ所糖鎖が結合した糖蛋白質
ホルモンであることは公知である。同様にαとβの2つ
のサブユニット蛋白質が会合して成る類似の糖蛋白質ホ
ルモンとして、絨毛性性腺刺激ホルモン(CG)、卵胞
刺激ホルモン(FSH)が知られている。これらはその
生物学的活性からも性腺刺激ホルモンとして一つのファ
ミリーと考えられている物質である。
2つのサブユニットから構成され、αサブユニットに2
ヶ所、βサブユニットに1ヶ所糖鎖が結合した糖蛋白質
ホルモンであることは公知である。同様にαとβの2つ
のサブユニット蛋白質が会合して成る類似の糖蛋白質ホ
ルモンとして、絨毛性性腺刺激ホルモン(CG)、卵胞
刺激ホルモン(FSH)が知られている。これらはその
生物学的活性からも性腺刺激ホルモンとして一つのファ
ミリーと考えられている物質である。
【0009】一般に、これらのホルモンはαとβサブユ
ニット単独に分離した場合、その生物活性が消失するこ
と、そして再会合させると活性が復活することが知られ
ている。
ニット単独に分離した場合、その生物活性が消失するこ
と、そして再会合させると活性が復活することが知られ
ている。
【0010】黄体化ホルモンの生物活性(LH活性)
は、LHαとCGβ、FSHβを再会合させたハイブリ
ッド体では、復活されないが、LHβとCGα、FSH
αとのハイブリッド体では復活することが知られてい
る。たとえば、Thomasらは豚、羊由来のLHとヒ
トCG(以下hCGと略す)を用いて、αサブユニット
とβサブユニットを組合わせたハイブリッド体を作製
し、これらが同様にLH活性を保持することを報告して
いる。(Endocrinology 109,6,1
933−1942,1981)
は、LHαとCGβ、FSHβを再会合させたハイブリ
ッド体では、復活されないが、LHβとCGα、FSH
αとのハイブリッド体では復活することが知られてい
る。たとえば、Thomasらは豚、羊由来のLHとヒ
トCG(以下hCGと略す)を用いて、αサブユニット
とβサブユニットを組合わせたハイブリッド体を作製
し、これらが同様にLH活性を保持することを報告して
いる。(Endocrinology 109,6,1
933−1942,1981)
【0011】しかしながら、彼等はかようなハイブリッ
ド体に腎成長促進活性が存在することは全く報告してい
ない。
ド体に腎成長促進活性が存在することは全く報告してい
ない。
【0012】また、これらのホルモンの一次構造分析の
結果から、LHのαサブユニットのアミノ酸配列が、h
CG、FSHのαサブユニットとほぼ等しいこと、及び
βサブユニットで異なることが判明するにいたり、LH
活性にLHのβサブユニットが直接関与していることが
推定されている。
結果から、LHのαサブユニットのアミノ酸配列が、h
CG、FSHのαサブユニットとほぼ等しいこと、及び
βサブユニットで異なることが判明するにいたり、LH
活性にLHのβサブユニットが直接関与していることが
推定されている。
【0013】従来、LHを含むハイブリッド体に腎成長
促進作用のあることは、全く知られていなかった。
促進作用のあることは、全く知られていなかった。
【0014】更にCG、FSHには腎成長促進作用が無
い事も本発明者らは確認している。
い事も本発明者らは確認している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、天然
起源の安全性にすぐれた新しい腎成長促進剤、つまりバ
イオ系の腎成長促進剤を開発することである。
起源の安全性にすぐれた新しい腎成長促進剤、つまりバ
イオ系の腎成長促進剤を開発することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであるが、LHを含むハイブ
リッド体は既知であってもその作用特に腎成長促進作用
については全く知られていないという当業界の技術レベ
ル、及び、他の性腺刺激ホルモン例えばCG、FSHに
も腎成長促進作用が認められないという知見に敢えて挑
戦し、これら糖蛋白質ホルモンのハイブリッド体の中
で、LHのαサブユニットあるいはβサブユニットを含
むように結合させたものに敢えて着目して各種検討の結
果、全く予期せざることに、ハイブリッド体に腎成長促
進作用を発現できることを見出し、この新知見を基礎と
して本発明が完成されたのである。
成するためになされたものであるが、LHを含むハイブ
リッド体は既知であってもその作用特に腎成長促進作用
については全く知られていないという当業界の技術レベ
ル、及び、他の性腺刺激ホルモン例えばCG、FSHに
も腎成長促進作用が認められないという知見に敢えて挑
戦し、これら糖蛋白質ホルモンのハイブリッド体の中
で、LHのαサブユニットあるいはβサブユニットを含
むように結合させたものに敢えて着目して各種検討の結
果、全く予期せざることに、ハイブリッド体に腎成長促
進作用を発現できることを見出し、この新知見を基礎と
して本発明が完成されたのである。
【0017】すなわち本発明は、LH・サブユニットを
含むハイブリッド体を有効成分とすることを重要なポイ
ントとする腎成長促進剤に関するものである。
含むハイブリッド体を有効成分とすることを重要なポイ
ントとする腎成長促進剤に関するものである。
【0018】本発明においては、LH・サブユニットと
会合させてハイブリッド体を調製するのであるが、会合
させる相手としては、ホルモン、リンホカインその他各
種生理活性物質、蛋白質が適宜使用される。ホルモンの
例としては、例えば、卵胞刺激ホルモン(FSH)、絨
毛性ゴナドトロピン(CG)等の性腺刺激ホルモン及び
甲状腺刺激ホルモン(以下TSHと略す)が挙げられ
る。
会合させてハイブリッド体を調製するのであるが、会合
させる相手としては、ホルモン、リンホカインその他各
種生理活性物質、蛋白質が適宜使用される。ホルモンの
例としては、例えば、卵胞刺激ホルモン(FSH)、絨
毛性ゴナドトロピン(CG)等の性腺刺激ホルモン及び
甲状腺刺激ホルモン(以下TSHと略す)が挙げられ
る。
【0019】このように本発明によれば別の活性を有す
るホルモンや生理活性物質とのハイブリッドを製造する
ことが可能になるため、必要としない活性を消失させた
り、又、複数の活性を発現させたり、更に活性を増強さ
せたりする可能性を提供できるものである。
るホルモンや生理活性物質とのハイブリッドを製造する
ことが可能になるため、必要としない活性を消失させた
り、又、複数の活性を発現させたり、更に活性を増強さ
せたりする可能性を提供できるものである。
【0020】本発明において、原料となるLH、CG、
FSH等を得るには、天然に存在する原料からの抽出法
や人工的な生産法を用いることができる。抽出法として
はマウス、ヒツジ、ブタなど哺乳動物の尿、血液あるい
は臓器より得られるホルモン抽出物が使用される。人工
的な生産法としては、哺乳動物のLH、CGあるいはF
SHの二量体あるいはそれぞれのホルモンのサブユニッ
ト単量体を生産すべく設計した遺伝子を導入した細胞を
培養し、その培養系より抽出する。または、合成化学反
応系より得られる物にも適用できる。
FSH等を得るには、天然に存在する原料からの抽出法
や人工的な生産法を用いることができる。抽出法として
はマウス、ヒツジ、ブタなど哺乳動物の尿、血液あるい
は臓器より得られるホルモン抽出物が使用される。人工
的な生産法としては、哺乳動物のLH、CGあるいはF
SHの二量体あるいはそれぞれのホルモンのサブユニッ
ト単量体を生産すべく設計した遺伝子を導入した細胞を
培養し、その培養系より抽出する。または、合成化学反
応系より得られる物にも適用できる。
【0021】たとえば、LHの例をいえば、臓器より得
る場合には、下垂体に硫安水溶液を加えてホモゲナイズ
し、遠心分離し、上澄液を精製し、凍結乾燥し、凍結乾
燥物を溶解して、SPセファデックスクロマト、セファ
デックスG100クロマト、CMセルロースクロマト、
conAクロマト、セファデックスG100クロマト等
の精製処理を重ねて、LH粗精製物が得られる。
る場合には、下垂体に硫安水溶液を加えてホモゲナイズ
し、遠心分離し、上澄液を精製し、凍結乾燥し、凍結乾
燥物を溶解して、SPセファデックスクロマト、セファ
デックスG100クロマト、CMセルロースクロマト、
conAクロマト、セファデックスG100クロマト等
の精製処理を重ねて、LH粗精製物が得られる。
【0022】既に公知の抽出法を用いて全く同様にC
G、FSH等の抽出物を得ることができる。
G、FSH等の抽出物を得ることができる。
【0023】また、必要により、得られたLH粗精製物
は、等電点の差異によって、分離・精製する処理等の常
法を行うことによって、腎成長促進活性を有する更に精
製された物質をいくつかの単一バンドとして収得するこ
とができる。
は、等電点の差異によって、分離・精製する処理等の常
法を行うことによって、腎成長促進活性を有する更に精
製された物質をいくつかの単一バンドとして収得するこ
とができる。
【0024】かようにして得られたLH粗精製物あるい
は精製物を構成成分であるαとβサブユニットに分離
し、ハイブリッド体調製に用いることができる。同様
に、CG、FSH等を公知の方法にてサブユニットに分
離し、用いることができる。
は精製物を構成成分であるαとβサブユニットに分離
し、ハイブリッド体調製に用いることができる。同様
に、CG、FSH等を公知の方法にてサブユニットに分
離し、用いることができる。
【0025】これらを会合してLHとのハイブリッドを
調製するには、ナトリウムアジド存在下バッファー中で
両者をインキューベートする等既知の会合方法を適宜利
用し、それぞれのホルモンのサブユニットからハイブリ
ッド体を調整することができる。
調製するには、ナトリウムアジド存在下バッファー中で
両者をインキューベートする等既知の会合方法を適宜利
用し、それぞれのホルモンのサブユニットからハイブリ
ッド体を調整することができる。
【0026】また、人工的に直接ハイブリッド体を生産
する方法として、LHとCG、FSHのハイブリッド体
を生産すべく設計された遺伝子を導入した細胞を培養
し、その培養系により抽出する。
する方法として、LHとCG、FSHのハイブリッド体
を生産すべく設計された遺伝子を導入した細胞を培養
し、その培養系により抽出する。
【0027】次に本発明の実施例を示す。
【0028】
【実施例1】
【0029】
【(1)ヒツジ黄体化ホルモンの調製】
【0030】羊脳下垂体粉末(Waitaki NZ
Refrigerating LTD)150gを0.
15M硫安水溶液1.5lに懸濁させ、フェニルメチル
スルフォニルフルオライドを10mM加えたのち、冷却
しながらワーリング・ブレンダーにて2分間ホモゲナイ
ズした。pHを4.0に調節したのち、冷却下に充分放
置したのち、遠心分離を行い、上澄液を集め、更に0.
5Mメタリン酸水溶液にてpHを3.0に調節したの
ち、遠心分離を行い、上澄液を集めた。上澄液のpHを
6.5〜7.0に調節したのち、0.5飽和になるまで
硫安を添加し、再び冷却下に充分放置した。遠心分離を
行い、沈殿を集め50〜100mlの0.2Mリン酸二
カリウム溶液に懸濁させた。透析チューブへ移し、冷却
下で充分透析を行ったのち、内容液を採り出し、pHを
再度8.5に1N水酸化ナトリウムにて調節し、凍結乾
燥した。
Refrigerating LTD)150gを0.
15M硫安水溶液1.5lに懸濁させ、フェニルメチル
スルフォニルフルオライドを10mM加えたのち、冷却
しながらワーリング・ブレンダーにて2分間ホモゲナイ
ズした。pHを4.0に調節したのち、冷却下に充分放
置したのち、遠心分離を行い、上澄液を集め、更に0.
5Mメタリン酸水溶液にてpHを3.0に調節したの
ち、遠心分離を行い、上澄液を集めた。上澄液のpHを
6.5〜7.0に調節したのち、0.5飽和になるまで
硫安を添加し、再び冷却下に充分放置した。遠心分離を
行い、沈殿を集め50〜100mlの0.2Mリン酸二
カリウム溶液に懸濁させた。透析チューブへ移し、冷却
下で充分透析を行ったのち、内容液を採り出し、pHを
再度8.5に1N水酸化ナトリウムにて調節し、凍結乾
燥した。
【0031】得られた凍結乾燥粉末7gを、0.01M
リン酸二ナトリウム溶液で溶解したのち、同緩衝液で平
衡化したSP−Sephadex(Pharmaci
a)カラムにかけ、0.1Mリン酸二ナトリウム溶出画
分を集めた。該当画分を凍結乾燥した。
リン酸二ナトリウム溶液で溶解したのち、同緩衝液で平
衡化したSP−Sephadex(Pharmaci
a)カラムにかけ、0.1Mリン酸二ナトリウム溶出画
分を集めた。該当画分を凍結乾燥した。
【0032】この凍結乾燥粉末を少量の0.05M炭酸
水素アンモニウム溶液に溶解したのち、同緩衝液を用い
たSephadex G−100(Pharmaci
a)カラムを用いて分子篩による分画を行った。約4万
前後の画分を集めたのち、凍結乾燥を行った。
水素アンモニウム溶液に溶解したのち、同緩衝液を用い
たSephadex G−100(Pharmaci
a)カラムを用いて分子篩による分画を行った。約4万
前後の画分を集めたのち、凍結乾燥を行った。
【0033】乾燥粉末を少量の10mMトリス−塩酸
(pH7.5)、0.3M塩化ナトリウム溶液で溶解し
たのち、同緩衝液を用いたConcanavalin
A−Sepharose(Pharmacia)カラム
を用いて分画し、0.2Mメチルマンノシドにて溶出さ
れる画分を集めた。該当画分を冷却下にて充分に透析を
行ったのち、凍結乾燥を行い、LH粗精製物17mgを
得た。
(pH7.5)、0.3M塩化ナトリウム溶液で溶解し
たのち、同緩衝液を用いたConcanavalin
A−Sepharose(Pharmacia)カラム
を用いて分画し、0.2Mメチルマンノシドにて溶出さ
れる画分を集めた。該当画分を冷却下にて充分に透析を
行ったのち、凍結乾燥を行い、LH粗精製物17mgを
得た。
【0034】つづいて、該粗精製物を等電点による分画
精製を行った。LKB等電点電気泳動用カラム(LKB
Produckter AB,Bromma,Swe
den)(440ml容量)を用いた。キャリアーアン
ホライトとして、Ampholine pH3.5〜1
0(LKB)、Ampholine pH9〜11(L
KB)、Ampholine pH7〜9(LKB)を
用いた。5〜50%のソルビトール密度勾配を作成し、
該粗精製物5mgを2mlのdense soluti
onに溶解したのちカラム中央部に重層した。電極液と
して、1M水酸化ナトリウム溶液及び0.01M酢酸溶
液を用いた。4℃、600Vから1400Vで24時間
の通電を行った。通電終了後分取用フラクションコレク
ターを用いて、5mlづつ分取した。直ちに各画分のp
H(4℃)を測定した。(電気化学工業(株)製COM
−11、電極タイプCE 105C、和光純薬工業
(株)製標準緩衝液)。同時に各画分の蛋白質の定量を
行った。それぞれの各画分をまとめて、pI>9.8
5、pI9.85〜9.60、pI9.60〜9.1
0、pI9.10〜8.60、pI8.60〜7.3
0、pI<7.30の画分にまとめた。
精製を行った。LKB等電点電気泳動用カラム(LKB
Produckter AB,Bromma,Swe
den)(440ml容量)を用いた。キャリアーアン
ホライトとして、Ampholine pH3.5〜1
0(LKB)、Ampholine pH9〜11(L
KB)、Ampholine pH7〜9(LKB)を
用いた。5〜50%のソルビトール密度勾配を作成し、
該粗精製物5mgを2mlのdense soluti
onに溶解したのちカラム中央部に重層した。電極液と
して、1M水酸化ナトリウム溶液及び0.01M酢酸溶
液を用いた。4℃、600Vから1400Vで24時間
の通電を行った。通電終了後分取用フラクションコレク
ターを用いて、5mlづつ分取した。直ちに各画分のp
H(4℃)を測定した。(電気化学工業(株)製COM
−11、電極タイプCE 105C、和光純薬工業
(株)製標準緩衝液)。同時に各画分の蛋白質の定量を
行った。それぞれの各画分をまとめて、pI>9.8
5、pI9.85〜9.60、pI9.60〜9.1
0、pI9.10〜8.60、pI8.60〜7.3
0、pI<7.30の画分にまとめた。
【0035】それぞれの画分を冷却下にて充分に透析を
行い、Ampholine及びソルビトールを除去した
のち、凍結乾燥を行って粉末化した。
行い、Ampholine及びソルビトールを除去した
のち、凍結乾燥を行って粉末化した。
【0036】本発明者らは既に、特開昭63−2645
30で記述している如く、これらのいづれの画分および
LH粗精製物にも腎成長促進作用があるか確認してい
る。
30で記述している如く、これらのいづれの画分および
LH粗精製物にも腎成長促進作用があるか確認してい
る。
【0037】
【(2)ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンの精製】ヒト絨毛
性性腺刺激ホルモン(hCG)の精製は、Bell e
t al,Endocrinology 84,29
8,(1969)に記載された方法に沿って行った。
性性腺刺激ホルモン(hCG)の精製は、Bell e
t al,Endocrinology 84,29
8,(1969)に記載された方法に沿って行った。
【0038】市販の粗精製hCG(Organon,O
ss,Netherlands)4gを0.05M酢酸
アンモニウム緩衝液(pH5.0)1リットルに溶解
し、同緩衝液で平衡化したSephadex C−50
に吸着させたのち、0.1M酢酸アンモニウム緩衝液
(pH5.0)、0.5M塩化ナトリウムで溶出させ
た。主要ピークをなす画分を集め、透析したのち、凍結
乾燥した。得られた粉末500mgを0.05M炭酸水
素アンモニウム溶液50mlに溶解したのち、同溶液で
平衡化したBio−Gel P−150カラムに通じ、
主要ピーク画分を集め、透析後、凍結乾燥した。次に、
得られた粉末400mgを0.02M炭酸水素アンモニ
ウム溶液75mlに溶解し、アンモニア水にてpHを
8.5に調節した。同溶液で平衡化したDEAE−Se
phadex A−50カラムに添加し、0.02Mか
ら0.4Mまでの濃度勾配を作成した炭酸水素アンモニ
ウム溶液(pH8.5)で溶出した。主要ピークをなす
画分を集め、透析後、凍結乾燥して、精製hCG粉末を
得た。
ss,Netherlands)4gを0.05M酢酸
アンモニウム緩衝液(pH5.0)1リットルに溶解
し、同緩衝液で平衡化したSephadex C−50
に吸着させたのち、0.1M酢酸アンモニウム緩衝液
(pH5.0)、0.5M塩化ナトリウムで溶出させ
た。主要ピークをなす画分を集め、透析したのち、凍結
乾燥した。得られた粉末500mgを0.05M炭酸水
素アンモニウム溶液50mlに溶解したのち、同溶液で
平衡化したBio−Gel P−150カラムに通じ、
主要ピーク画分を集め、透析後、凍結乾燥した。次に、
得られた粉末400mgを0.02M炭酸水素アンモニ
ウム溶液75mlに溶解し、アンモニア水にてpHを
8.5に調節した。同溶液で平衡化したDEAE−Se
phadex A−50カラムに添加し、0.02Mか
ら0.4Mまでの濃度勾配を作成した炭酸水素アンモニ
ウム溶液(pH8.5)で溶出した。主要ピークをなす
画分を集め、透析後、凍結乾燥して、精製hCG粉末を
得た。
【0039】
【(3)α及びβサブユニットへの分離】LH(粗精製
物あるいはLHアイソフォーム)を高速液体クロマトグ
ラフィーによりαとβの両サブユニットへと分離・分画
した。
物あるいはLHアイソフォーム)を高速液体クロマトグ
ラフィーによりαとβの両サブユニットへと分離・分画
した。
【0040】逆相カラム(Baker Bond wi
de pore butyl C4:Baker Re
search Products)を使用し、0.1%
TFA存在下、水−有機溶媒(アセトニトリル:イソプ
ロパノール、3:7)のリニアーグラジエント系(有機
溶媒10%から60%)にて分離した。相対的に早期に
溶出されるαサブユニットと遅れて溶出されるβサブユ
ニットに分画した。次いで両画分を減圧下に乾燥し粉末
とした。
de pore butyl C4:Baker Re
search Products)を使用し、0.1%
TFA存在下、水−有機溶媒(アセトニトリル:イソプ
ロパノール、3:7)のリニアーグラジエント系(有機
溶媒10%から60%)にて分離した。相対的に早期に
溶出されるαサブユニットと遅れて溶出されるβサブユ
ニットに分画した。次いで両画分を減圧下に乾燥し粉末
とした。
【0041】精製hCGも同様な操作によりαとβの両
サブユニットの分離・分画を行った。
サブユニットの分離・分画を行った。
【0042】
【(4)ハイブリッド体の作製】LH粗精製物より得ら
れたサブユニットと精製hCGより得られたサブユニッ
トをそれぞれ同量づつ混合し、少量の0.5M酢酸緩衝
液(pH6.5)、0.01%NaN3水溶液中にて、
37℃、48時間、インキュベーションし、再会合させ
た。つづいて可及的に会合していないサブユニット単量
体を除くため、TSK gel G3000SWカラム
(東ソー(株))を使用した高速液体クロマトグラフィ
ーにより精製し、透析後、凍結乾燥した。
れたサブユニットと精製hCGより得られたサブユニッ
トをそれぞれ同量づつ混合し、少量の0.5M酢酸緩衝
液(pH6.5)、0.01%NaN3水溶液中にて、
37℃、48時間、インキュベーションし、再会合させ
た。つづいて可及的に会合していないサブユニット単量
体を除くため、TSK gel G3000SWカラム
(東ソー(株))を使用した高速液体クロマトグラフィ
ーにより精製し、透析後、凍結乾燥した。
【0043】
【腎成長促進活性の測定】上述のいずれのハイブリッド
体が腎成長促進を有するか判定した。
体が腎成長促進を有するか判定した。
【0044】なお、腎成長促進効果は腎細胞のDNA合
成能の促進を指標とした。
成能の促進を指標とした。
【0045】平均体重100g、同日出生日のCDラッ
ト(日本チャールズ・リバー株式会社)オスを下垂体摘
出手術及び去勢手術を施し9日間飼育した。手術が適切
に行なわれたラットを確認したのち、対照区も含めて5
匹以上のラットを一群としてそれぞれの実験区を設け
た。
ト(日本チャールズ・リバー株式会社)オスを下垂体摘
出手術及び去勢手術を施し9日間飼育した。手術が適切
に行なわれたラットを確認したのち、対照区も含めて5
匹以上のラットを一群としてそれぞれの実験区を設け
た。
【0046】ハイブリッド体、それぞれ85μgを15
0μl(50mMホウ酸、緩衝液pH7.5、0.1%
牛血清アルゴミン)に溶解し、ラットに皮下注射した。
8時間後、断頭し、脱血したのち、直ちに左及び右腎を
摘出し、被膜を剥離したのち、corticomedu
llary axisに沿ってスライスを各々2枚作成
した。2枚のスライスは2mlのKrebs−Ring
er bicarborate緩衝液(pH7.5)中
にて、37℃、2時間のインキュベーションを行った。
同緩衝液は予じめ95%酸素、5%炭酸ガス混合ガスに
て通気を行い、且つ1,2−メチル3H−サイミジン
(New England Nuclear Corp
s.)を2μCi/ml添加した。インキュベーション
終了後、4mMサイミジン溶液にてスライスをリンスし
たのち、−20℃にて保存した。
0μl(50mMホウ酸、緩衝液pH7.5、0.1%
牛血清アルゴミン)に溶解し、ラットに皮下注射した。
8時間後、断頭し、脱血したのち、直ちに左及び右腎を
摘出し、被膜を剥離したのち、corticomedu
llary axisに沿ってスライスを各々2枚作成
した。2枚のスライスは2mlのKrebs−Ring
er bicarborate緩衝液(pH7.5)中
にて、37℃、2時間のインキュベーションを行った。
同緩衝液は予じめ95%酸素、5%炭酸ガス混合ガスに
て通気を行い、且つ1,2−メチル3H−サイミジン
(New England Nuclear Corp
s.)を2μCi/ml添加した。インキュベーション
終了後、4mMサイミジン溶液にてスライスをリンスし
たのち、−20℃にて保存した。
【0047】保存されたスライスに蒸留水4mlを加
え、ウルトラディスパーサ(ヤマト科学)を用い、ホモ
ゲナイズしたのち、Fleck A and Munr
o HN(1962,Biochim.Biophy
s.Acta 55,571)の方法に従ってDNAの
抽出を行い、Wannemacher JRWandB
anks JWL.Wunner WH(1965,A
nnal Biochem 11:320)の方法に従
ってDNAの加水分解を行い、BurtonK(195
6,Biochem.J.62:315)の方法に従っ
て牛胸腺DNA(typeI,Sigma Chemi
cal Co.)を標準DNAとして、DNA定量を行
った。又、同時に抽出DNA0.5ml中のラジオアク
ティビティーを常法に従い、測定した。
え、ウルトラディスパーサ(ヤマト科学)を用い、ホモ
ゲナイズしたのち、Fleck A and Munr
o HN(1962,Biochim.Biophy
s.Acta 55,571)の方法に従ってDNAの
抽出を行い、Wannemacher JRWandB
anks JWL.Wunner WH(1965,A
nnal Biochem 11:320)の方法に従
ってDNAの加水分解を行い、BurtonK(195
6,Biochem.J.62:315)の方法に従っ
て牛胸腺DNA(typeI,Sigma Chemi
cal Co.)を標準DNAとして、DNA定量を行
った。又、同時に抽出DNA0.5ml中のラジオアク
ティビティーを常法に従い、測定した。
【0048】腎DNAのDNA合成能は、ラジオアクテ
ィビティー/DNA量で計算し、対照区を100%とし
た実験区の百分率で算出した。
ィビティー/DNA量で計算し、対照区を100%とし
た実験区の百分率で算出した。
【0049】その結果、LHα−hCGβ 127%、
hCGα−LHβ 131%の増加が見られ、hCGα
−hCGβ及び各サブユニット単独には、DNA合成促
進能は無かった(95〜103%)。
hCGα−LHβ 131%の増加が見られ、hCGα
−hCGβ及び各サブユニット単独には、DNA合成促
進能は無かった(95〜103%)。
【0050】本発明の腎成長促進剤は、LHサブユニッ
トを含むハイブリッド体を有効成分とし、必要あれば常
用される各種試薬を用いて常法にしたがって各種の剤型
に製剤し、経口又は非経口投与する。本発明に係るハイ
ブリッド体は天然由来であるので安全性がきわめて高
く、通常のホルモン剤の投与量に準じて投与すればよ
い。
トを含むハイブリッド体を有効成分とし、必要あれば常
用される各種試薬を用いて常法にしたがって各種の剤型
に製剤し、経口又は非経口投与する。本発明に係るハイ
ブリッド体は天然由来であるので安全性がきわめて高
く、通常のホルモン剤の投与量に準じて投与すればよ
い。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る腎成長促進剤を投与すれ
ば、腎細胞が減少した腎臓や腎機能の低下した腎臓を活
性化し、腎細胞の増加、腎機能の増強を期待できる。
ば、腎細胞が減少した腎臓や腎機能の低下した腎臓を活
性化し、腎細胞の増加、腎機能の増強を期待できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 黄体化ホルモン・サブユニットを含むハ
イブリッド体を有効成分とする腎成長促進剤。 - 【請求項2】 黄体化ホルモン・アルファーサブユニッ
トあるいは、ベータ・サブユニットを含む性腺刺激ホル
モン・ハイブリッド体を有効成分とする腎成長促進剤。 - 【請求項3】 性腺刺激ホルモンが絨毛性性腺刺激ホル
モンである請求項2の腎成長促進剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3112232A JPH0597701A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 腎成長促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3112232A JPH0597701A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 腎成長促進剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597701A true JPH0597701A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=14581553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3112232A Pending JPH0597701A (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 腎成長促進剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597701A (ja) |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP3112232A patent/JPH0597701A/ja active Pending
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