JPH0597778A - 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法 - Google Patents
2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法Info
- Publication number
- JPH0597778A JPH0597778A JP3256082A JP25608291A JPH0597778A JP H0597778 A JPH0597778 A JP H0597778A JP 3256082 A JP3256082 A JP 3256082A JP 25608291 A JP25608291 A JP 25608291A JP H0597778 A JPH0597778 A JP H0597778A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aminoindane
- yield
- catalyst
- reaction
- tetrahydroisoquinoline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 従来の2−アミノインダンの合成法は、複
雑な工程を要する上収率も低く満足のいくものではなか
った。 【構 成】 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ンを固体酸触媒の存在下において異性化することによ
り、直ちに2−アミノインダンを得る。
雑な工程を要する上収率も低く満足のいくものではなか
った。 【構 成】 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
ンを固体酸触媒の存在下において異性化することによ
り、直ちに2−アミノインダンを得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬理学上、とくに不整脈
症などの各種心臓病・高血圧症および喘息などの予防・
治療剤の原料として有用な2−アミノインダン類の製造
方法に関するものである。
症などの各種心臓病・高血圧症および喘息などの予防・
治療剤の原料として有用な2−アミノインダン類の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2−アミノインダンの誘導体は一般に優
れた生理活性作用を示し、各種医薬として適用される例
が特公昭54−6551号公報、特公昭62-12214号公報、特公
昭62-12800号公報、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391
(1944) などに多数報告されている。いずれの例でも、
効能が高いわりに従来品と比べて副作用の少ない医薬品
が製造できることが開示されている。
れた生理活性作用を示し、各種医薬として適用される例
が特公昭54−6551号公報、特公昭62-12214号公報、特公
昭62-12800号公報、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391
(1944) などに多数報告されている。いずれの例でも、
効能が高いわりに従来品と比べて副作用の少ない医薬品
が製造できることが開示されている。
【0003】また一方、その構造の核となる2−アミノ
インダンの合成方法も種々検討されているが、現在工業
的に有効な方法は見出されていない。従来報告されてい
る2−アミノインダンの合成方法は、複雑な工程を要す
る上収率も満足いくものではなかった。最も一般的な方
法では、まずインデンを過蟻酸で酸化または臭素化した
のち硫酸分解して得られた2−インダノンに、ヒドロキ
シルアミンを付加して2−インダノンオキシムを合成す
る。2−インダノンオキシムを還元することにより2−
アミノインダンが得られるが、いずれの反応でも、有機
溶媒や触媒を多量に必要とする上総合収率は30〜40%と
低い。そこで、収率向上を目的とした検討が各工程につ
いてなされているが、未だ際立った成果は得られていな
いのが現状である。
インダンの合成方法も種々検討されているが、現在工業
的に有効な方法は見出されていない。従来報告されてい
る2−アミノインダンの合成方法は、複雑な工程を要す
る上収率も満足いくものではなかった。最も一般的な方
法では、まずインデンを過蟻酸で酸化または臭素化した
のち硫酸分解して得られた2−インダノンに、ヒドロキ
シルアミンを付加して2−インダノンオキシムを合成す
る。2−インダノンオキシムを還元することにより2−
アミノインダンが得られるが、いずれの反応でも、有機
溶媒や触媒を多量に必要とする上総合収率は30〜40%と
低い。そこで、収率向上を目的とした検討が各工程につ
いてなされているが、未だ際立った成果は得られていな
いのが現状である。
【0004】たとえば、過蟻酸による酸化工程では多量
の発熱により反応生成物が分解・重合するなどの問題が
ある。これについて特開昭63-39833号公報では、インデ
ンと蟻酸の混合物中に過酸化水素水を滴下する方法で発
熱を抑制している。しかし2−インダノンの収率はイン
デン基準で50〜60%と不十分なものである。また2−イ
ンダノンオキシムの還元工程では、第2級アミンである
ジインダニルアミンが副生するという問題がある。これ
について、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391(1944)
では、塩酸および塩化パラジウムの混在下で2−インダ
ノンオキシムの接触還元を行うことによりジインダニル
アミンの副生を抑制している。しかしこの場合の反応生
成物は2−アミノインダンの塩酸塩であることから、さ
らに水酸化ナトリウムなどで遊離したのちに溶剤抽出・
濃縮などの操作を必要とし、工程が複雑となる上に収率
も60%程度と低い。また、 J. Org. Chem, Vol. 28, P.
2797-2804 (1963) では、水酸化ナトリウムまたはナト
リウムメチラートの混在下で2−インダノンオキシムの
接触還元を行うことによりジインダニルアミンの副生を
抑制している。しかしこの方法では原料に対して多量の
溶媒・触媒を必要とするほか、添加物の分離工程が複雑
で分離収率も低い。同報ではまた、濃硫酸−氷酢酸の存
在下、パラジウムカーボン触媒を用いて2−インダノン
オキシムの還元を行っている。しかしこの場合も生成す
るのは2−アミノインダンの硫酸塩であり、前法と同様
に分離収率が低い。
の発熱により反応生成物が分解・重合するなどの問題が
ある。これについて特開昭63-39833号公報では、インデ
ンと蟻酸の混合物中に過酸化水素水を滴下する方法で発
熱を抑制している。しかし2−インダノンの収率はイン
デン基準で50〜60%と不十分なものである。また2−イ
ンダノンオキシムの還元工程では、第2級アミンである
ジインダニルアミンが副生するという問題がある。これ
について、J. Org. Chem, Vol. 9, P. 380-391(1944)
では、塩酸および塩化パラジウムの混在下で2−インダ
ノンオキシムの接触還元を行うことによりジインダニル
アミンの副生を抑制している。しかしこの場合の反応生
成物は2−アミノインダンの塩酸塩であることから、さ
らに水酸化ナトリウムなどで遊離したのちに溶剤抽出・
濃縮などの操作を必要とし、工程が複雑となる上に収率
も60%程度と低い。また、 J. Org. Chem, Vol. 28, P.
2797-2804 (1963) では、水酸化ナトリウムまたはナト
リウムメチラートの混在下で2−インダノンオキシムの
接触還元を行うことによりジインダニルアミンの副生を
抑制している。しかしこの方法では原料に対して多量の
溶媒・触媒を必要とするほか、添加物の分離工程が複雑
で分離収率も低い。同報ではまた、濃硫酸−氷酢酸の存
在下、パラジウムカーボン触媒を用いて2−インダノン
オキシムの還元を行っている。しかしこの場合も生成す
るのは2−アミノインダンの硫酸塩であり、前法と同様
に分離収率が低い。
【0005】すなわち、従来の方法では製造工程が多い
ことに加えて各単位操作が複雑でかつ収率も不十分であ
り、そのため工業化する上での技術的課題が多く、工業
的に有利な方法の開発が望まれていた。
ことに加えて各単位操作が複雑でかつ収率も不十分であ
り、そのため工業化する上での技術的課題が多く、工業
的に有利な方法の開発が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、目的生成物を得るまでに多くの中間工程を経由し、
また多くの副原料、副生物の処理が必要であった。また
収率も低いため工業的に実施するのは困難とされてい
た。本発明の目的は、製造工程を大幅に簡略化し得る新
規な反応工程を経由することにより、工業的に実施可能
な方法で2−アミノインダンおよびその各種塩類を製造
することを提供するものである。
は、目的生成物を得るまでに多くの中間工程を経由し、
また多くの副原料、副生物の処理が必要であった。また
収率も低いため工業的に実施するのは困難とされてい
た。本発明の目的は、製造工程を大幅に簡略化し得る新
規な反応工程を経由することにより、工業的に実施可能
な方法で2−アミノインダンおよびその各種塩類を製造
することを提供するものである。
【0007】なお、2−アミノインダンの塩類は2−ア
ミノインダンより安定であり、長期保存に適するという
利点を有する。
ミノインダンより安定であり、長期保存に適するという
利点を有する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決すべ
く、多岐の合成方法について鋭意検討を行った。その結
果、2−アミノインダンの構造異性体である1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリンが酸触媒によって選
択的に2−アミノインダンに異性化されることを見出し
た。特に固体酸を触媒とすることにより、選択性および
触媒との分離性が向上することを見出し本発明を完成し
た。本法では副原料および溶媒を必要とせず、比較的入
手が容易な1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
から単一の反応で2−アミノインダンが得られるため、
製造工程の簡略化が可能となった。
く、多岐の合成方法について鋭意検討を行った。その結
果、2−アミノインダンの構造異性体である1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリンが酸触媒によって選
択的に2−アミノインダンに異性化されることを見出し
た。特に固体酸を触媒とすることにより、選択性および
触媒との分離性が向上することを見出し本発明を完成し
た。本法では副原料および溶媒を必要とせず、比較的入
手が容易な1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
から単一の反応で2−アミノインダンが得られるため、
製造工程の簡略化が可能となった。
【0009】すなわち、本発明は、下記式(1)で示す
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触
媒の存在下において異性化することを特徴とする下記式
(2)で示す2−アミノインダンの製造方法であり、
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触
媒の存在下において異性化することを特徴とする下記式
(2)で示す2−アミノインダンの製造方法であり、
【0010】
【化3】
【0011】また、下記式(1)で示す1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触媒の存在下にお
いて異性化し、得られた反応生成物を酸と反応させるこ
とを特徴とする下記式(3)で示す2−アミノインダン
塩類の製造方法である。
−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触媒の存在下にお
いて異性化し、得られた反応生成物を酸と反応させるこ
とを特徴とする下記式(3)で示す2−アミノインダン
塩類の製造方法である。
【0012】
【化4】
【0013】
【作 用】以下本発明を詳細に説明する。本発明の出発
原料となる1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
はコールタール中などに含まれるイソキノリンをニッケ
ル触媒などで接触還元することにより容易に得られる。
原料は蒸留などで精製してもよいが、混合物も使用でき
る。また適当な有機溶媒と混合してもよい。
原料となる1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
はコールタール中などに含まれるイソキノリンをニッケ
ル触媒などで接触還元することにより容易に得られる。
原料は蒸留などで精製してもよいが、混合物も使用でき
る。また適当な有機溶媒と混合してもよい。
【0014】異性化反応では酸が触媒として作用する
が、無機・有機酸類ではイソキノリンと塩を形成しやす
いため、固体酸が有効である。たとえば、シリカ・アル
ミナ、A型、Y型などの各種ゼオライトが好ましい。触
媒の作用は、テトラヒドロイソキノリンのヘテロ環に存
在するC−N結合を解離して、より安定なC−C結合を
形成するところにあり、それにより2−アミノインダン
が生成する。昇温などの前処理により触媒表面の吸着成
分を除去したのちに使用するのが一般的であるが、とく
に前処理を行わずに使用することも可能である。触媒の
形状は粉末状、ペレット状、フレーク状のいずれでもよ
い。触媒の使用量はテトラヒドロイソキノリンに対して
1〜50重量%、より好ましくは2〜25重量%用いるのが
適当である。
が、無機・有機酸類ではイソキノリンと塩を形成しやす
いため、固体酸が有効である。たとえば、シリカ・アル
ミナ、A型、Y型などの各種ゼオライトが好ましい。触
媒の作用は、テトラヒドロイソキノリンのヘテロ環に存
在するC−N結合を解離して、より安定なC−C結合を
形成するところにあり、それにより2−アミノインダン
が生成する。昇温などの前処理により触媒表面の吸着成
分を除去したのちに使用するのが一般的であるが、とく
に前処理を行わずに使用することも可能である。触媒の
形状は粉末状、ペレット状、フレーク状のいずれでもよ
い。触媒の使用量はテトラヒドロイソキノリンに対して
1〜50重量%、より好ましくは2〜25重量%用いるのが
適当である。
【0015】反応器内の雰囲気は不活性ガスまたは水素
が適当であるが、水素は触媒の賦活作用があるため特に
好ましい。圧力は常圧〜10kg/cm2 Gの範囲で選ばれる
が、圧力の効果は特に認められないため、常圧〜4kg/
cm2 Gの低圧条件で操作するのが好ましい。反応温度は
触媒が活性を示す温度範囲内で選ばれ、いずれの触媒系
でも 250〜600 ℃が適当である。ただし低温では活性が
低く、高温では副生物の増加傾向があるため、特に高活
性、高選択率を示す 400〜500 ℃が好ましい。
が適当であるが、水素は触媒の賦活作用があるため特に
好ましい。圧力は常圧〜10kg/cm2 Gの範囲で選ばれる
が、圧力の効果は特に認められないため、常圧〜4kg/
cm2 Gの低圧条件で操作するのが好ましい。反応温度は
触媒が活性を示す温度範囲内で選ばれ、いずれの触媒系
でも 250〜600 ℃が適当である。ただし低温では活性が
低く、高温では副生物の増加傾向があるため、特に高活
性、高選択率を示す 400〜500 ℃が好ましい。
【0016】以上の条件で10分〜3時間、より好ましく
は30分〜2時間反応を行い2−アミノインダン収率が最
高となった時点で反応工程を終了することができる。反
応装置はステンレス製、耐圧ガラス製、またはステンレ
スにガラスやテフロンなどのライニングを施したオート
クレーブなどを用いることができるが、触媒充填層また
は流動層などの流通式装置の使用も可能で、構造・様式
などで特に規制はない。流通式で行う場合の滞溜時間は
0.1〜15秒、より好ましくは、1〜8秒が適当である。
は30分〜2時間反応を行い2−アミノインダン収率が最
高となった時点で反応工程を終了することができる。反
応装置はステンレス製、耐圧ガラス製、またはステンレ
スにガラスやテフロンなどのライニングを施したオート
クレーブなどを用いることができるが、触媒充填層また
は流動層などの流通式装置の使用も可能で、構造・様式
などで特に規制はない。流通式で行う場合の滞溜時間は
0.1〜15秒、より好ましくは、1〜8秒が適当である。
【0017】反応終了後は、触媒を濾過あるいは沈降な
どの方法で分離する。濾液あるいは上澄み液を精密蒸留
器で蒸留精製することにより高純度(99重量%以上)の
2−アミノインダンが高収率で得られる。さらに得られ
た2−アミノインダンは塩酸、硫酸または炭酸ガスと容
易に反応して各種塩類を生成する。これらはアルコー
ル、エーテル、ケトンなどの有機溶媒を用いて濾過洗浄
することにより、高純度の塩の結晶として回収すること
ができる。
どの方法で分離する。濾液あるいは上澄み液を精密蒸留
器で蒸留精製することにより高純度(99重量%以上)の
2−アミノインダンが高収率で得られる。さらに得られ
た2−アミノインダンは塩酸、硫酸または炭酸ガスと容
易に反応して各種塩類を生成する。これらはアルコー
ル、エーテル、ケトンなどの有機溶媒を用いて濾過洗浄
することにより、高純度の塩の結晶として回収すること
ができる。
【0018】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの条件によって限定されるも
のではない。
明するが、本発明はこれらの条件によって限定されるも
のではない。
【0019】
実施例1 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 133g(
1.00mol)、シリカ・アルミナ15gを内容積 1.5lのス
テンレス(SUS 316)製オートクレーブに仕込み、水
素雰囲気中・常圧で昇温し、 450℃から攪拌を行って1
時間後に停止した。得られた反応液をガスクロマトグラ
フィーで定量分析した。反応による2−アミノインダン
の収率は 19mol%であった。
1.00mol)、シリカ・アルミナ15gを内容積 1.5lのス
テンレス(SUS 316)製オートクレーブに仕込み、水
素雰囲気中・常圧で昇温し、 450℃から攪拌を行って1
時間後に停止した。得られた反応液をガスクロマトグラ
フィーで定量分析した。反応による2−アミノインダン
の収率は 19mol%であった。
【0020】次に、反応液を回分式の精密蒸留装置(理
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが21g(収率: 16mol%)
得られた。 実施例2 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 133g(
1.00mol)、Y型ゼオライトの成型品15gを内容積 1.5
lのステンレス(SUS 316)製オートクレーブに仕込
み、水素雰囲気中・常圧で昇温し、 450℃から攪拌を行
って1時間後に停止した。得られた反応液をガスクロマ
トグラフィーで定量分析した。反応による2−アミノイ
ンダンの収率は 15mol%であった。
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが21g(収率: 16mol%)
得られた。 実施例2 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 133g(
1.00mol)、Y型ゼオライトの成型品15gを内容積 1.5
lのステンレス(SUS 316)製オートクレーブに仕込
み、水素雰囲気中・常圧で昇温し、 450℃から攪拌を行
って1時間後に停止した。得られた反応液をガスクロマ
トグラフィーで定量分析した。反応による2−アミノイ
ンダンの収率は 15mol%であった。
【0021】次に、反応液を回分式の精密蒸留装置(理
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが17g(収率: 13mol%)
得られた。 実施例3 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンをシリカ・
アルミナ10gを充填した管型反応器(管径 1.0inch、層
高 4.0cm)に 450℃・常圧において40g/h(滞溜時
間: 10.7sec)で供給した。得られた反応液をガスクロ
マトグラフィーで定量分析した結果、反応による2−ア
ミノインダンの収率は 12mol%であった。
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが17g(収率: 13mol%)
得られた。 実施例3 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンをシリカ・
アルミナ10gを充填した管型反応器(管径 1.0inch、層
高 4.0cm)に 450℃・常圧において40g/h(滞溜時
間: 10.7sec)で供給した。得られた反応液をガスクロ
マトグラフィーで定量分析した結果、反応による2−ア
ミノインダンの収率は 12mol%であった。
【0022】次に、反応液を回分式の精密蒸留装置(理
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが13g(収率: 10mol%)
得られた。 比較例1 インデン 116gと蟻酸 500gの混合物を、 2.0lのガラ
スフラスコ中の過酸化水素水 120gに2時間かけて室温
で滴下したのち、さらに15時間攪拌した。反応液を 1.0
lのジクロロエタンで抽出し、有機層を分離した。得ら
れたジクロロエタン層を 1.0lのガラスフラスコ中の15
wt%硫酸水溶液 600gに90℃で2時間かけて滴下し、ジ
クロロエタンと水の共沸物がほぼ留出した時点で停止し
た。得られた固体の一部をアセトンに溶解してガスクロ
マトグラフィーにて定量分析を行った。反応による2−
インダノンの収率は 58mol%であった。
論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行った。純
度99%の2−アミノインダンが13g(収率: 10mol%)
得られた。 比較例1 インデン 116gと蟻酸 500gの混合物を、 2.0lのガラ
スフラスコ中の過酸化水素水 120gに2時間かけて室温
で滴下したのち、さらに15時間攪拌した。反応液を 1.0
lのジクロロエタンで抽出し、有機層を分離した。得ら
れたジクロロエタン層を 1.0lのガラスフラスコ中の15
wt%硫酸水溶液 600gに90℃で2時間かけて滴下し、ジ
クロロエタンと水の共沸物がほぼ留出した時点で停止し
た。得られた固体の一部をアセトンに溶解してガスクロ
マトグラフィーにて定量分析を行った。反応による2−
インダノンの収率は 58mol%であった。
【0023】次に、 2.0lのガラスフラスコ中で固体の
2−インダノン混合物を 500gのピリジンに溶解し20wt
%塩酸ヒドロキシルアミン水溶液 200gと室温で混合し
た。直ちに得られた固体を、水を用いて濾過・洗浄を行
った。再び、固体の一部をアセトンに溶解してガスクロ
マトグラフィーにて定量分析を行った。2−インダノン
オキシムの収率は 90mol%(対インデン収率: 52mol
%)であった。
2−インダノン混合物を 500gのピリジンに溶解し20wt
%塩酸ヒドロキシルアミン水溶液 200gと室温で混合し
た。直ちに得られた固体を、水を用いて濾過・洗浄を行
った。再び、固体の一部をアセトンに溶解してガスクロ
マトグラフィーにて定量分析を行った。2−インダノン
オキシムの収率は 90mol%(対インデン収率: 52mol
%)であった。
【0024】次に、 2.0lのステンレス製オートクレー
ブ中で得られた2−インダノンオキシム、エノタール 5
00gおよびラネーニッケル10gを混合し、水素圧力5kg
/cm 2 G、60℃で1時間攪拌した。得られた反応液をガ
スクロマトグラフィーにて定量分析を行ったところ、2
−アミノインダンの収率は 62mol%(対インデン収率:
32mol%)であった。
ブ中で得られた2−インダノンオキシム、エノタール 5
00gおよびラネーニッケル10gを混合し、水素圧力5kg
/cm 2 G、60℃で1時間攪拌した。得られた反応液をガ
スクロマトグラフィーにて定量分析を行ったところ、2
−アミノインダンの収率は 62mol%(対インデン収率:
32mol%)であった。
【0025】最後に、反応液を回分式の精密蒸留装置
(理論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行っ
た。純度99%の2−アミノインダンが40g(対インデン
収率: 30mol%)得られた。
(理論段数:50)を用い、還流比5で常圧蒸留を行っ
た。純度99%の2−アミノインダンが40g(対インデン
収率: 30mol%)得られた。
【0026】
【発明の効果】本発明の方法によれば、1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触媒で異性化する
ことにより2−アミノインダンを合成することができ、
従来の合成法と比較して工程を大幅に簡略化することが
可能となり、経済的に2−アミノインダンを製造するこ
とができるようになった。
−テトラヒドロイソキノリンを固体酸触媒で異性化する
ことにより2−アミノインダンを合成することができ、
従来の合成法と比較して工程を大幅に簡略化することが
可能となり、経済的に2−アミノインダンを製造するこ
とができるようになった。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式(1)で示す1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリンを固体酸触媒の存在下において
異性化することを特徴とする下記式(2)で示す2−ア
ミノインダンの製造方法。 【化1】 - 【請求項2】 下記式(1)で示す1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリンを固体酸触媒の存在下において
異性化し、得られた反応生成物を酸と反応させることを
特徴とする下記式(3)で示す2−アミノインダン塩類
の製造方法。 【化2】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3256082A JPH0597778A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3256082A JPH0597778A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597778A true JPH0597778A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17287644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3256082A Pending JPH0597778A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597778A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5521317A (en) * | 1993-10-22 | 1996-05-28 | American Cyanamid Co. | Processes for the preparation of pesticides and intermediates |
| JP2008533176A (ja) * | 2005-04-02 | 2008-08-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ケラチン繊維のための還元着色系 |
| JP2008535818A (ja) * | 2005-04-02 | 2008-09-04 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ケラチン繊維のための還元着色剤 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP3256082A patent/JPH0597778A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5521317A (en) * | 1993-10-22 | 1996-05-28 | American Cyanamid Co. | Processes for the preparation of pesticides and intermediates |
| JP2008533176A (ja) * | 2005-04-02 | 2008-08-21 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ケラチン繊維のための還元着色系 |
| JP2008535818A (ja) * | 2005-04-02 | 2008-09-04 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ケラチン繊維のための還元着色剤 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2884639B2 (ja) | 不飽和カルボン酸エステルの製造法 | |
| JPH03173842A (ja) | 4―t―ブチル―シクロヘキサノールの製法及び製造用触媒 | |
| JP2523753B2 (ja) | 2,3―ジクロロピリジンの製造法 | |
| JPH0597778A (ja) | 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法 | |
| JP3038271B2 (ja) | 3−アミノプロパノールの製造法 | |
| JP2683622B2 (ja) | 4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの製造方法 | |
| JP4312334B2 (ja) | インダンの製造方法 | |
| JPS5838230A (ja) | 弗素置換されたカルボン酸クロライドの製造方法 | |
| JP2884638B2 (ja) | 不飽和カルボン酸エステルの製造法 | |
| JPH02279643A (ja) | イソプロピルアルコールの製造方法 | |
| CA1080725A (en) | Process for producing phthalide | |
| JP2001158754A (ja) | テトラフルオロベンゼンジメタノールの製造方法 | |
| JP2863646B2 (ja) | イソプロピルアニリン類の製造方法 | |
| JP2002539083A (ja) | [2+4]ディールス−アルダー反応を使用するシクロヘキサンカルボン酸の製造方法 | |
| JP3795974B2 (ja) | α,β−環状不飽和エーテルの製造方法 | |
| JP2618442B2 (ja) | ベンゾニトリル類の製造法 | |
| JPH01121268A (ja) | 3,5−ジクロロピリジンの製造法 | |
| JP3644811B2 (ja) | 4’−メチル−2−シアノビフェニルの製法 | |
| JPS61251659A (ja) | 2−又は3−アミノメチルピペリジンの製造法 | |
| JPH0558618B2 (ja) | ||
| JP3500794B2 (ja) | 2−シアノビフェニル類の製造方法 | |
| JPS6136507B2 (ja) | ||
| JPH0352828A (ja) | 3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパンの製造方法 | |
| JPH0749385B2 (ja) | 3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法 | |
| JPH0393743A (ja) | メチルイソブチルケトンの製造方法 |