JPH059899A - 剥離紙およびその製造方法 - Google Patents
剥離紙およびその製造方法Info
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- JPH059899A JPH059899A JP19089391A JP19089391A JPH059899A JP H059899 A JPH059899 A JP H059899A JP 19089391 A JP19089391 A JP 19089391A JP 19089391 A JP19089391 A JP 19089391A JP H059899 A JPH059899 A JP H059899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】寸法安定性が良好で、平滑化処理しやすい剥離
紙を効率よく製造する。 【構成】支持体上の少なくとも片面に剥離層を有する剥
離紙において、紙中に硬化物のガラス転移温度が、10
0℃以上である電子線硬化性樹脂を、紙の重量に対して
3〜30重量%含浸し、すくなくとも片面の剥離層を電
子線照射により硬化することにより、紙中の電子線硬化
性樹脂も同時に硬化し、寸法安定性を発現させる。剥離
層を電子線照射するまでは、紙内部の樹脂は未硬化なた
め、平滑化処理を行いやすい。 【効果】剥離樹脂および紙中の電子線硬化性樹脂を、1
度の電子線照射により硬化できるため、エネルギー効率
が良く、紙腰が最後に付与されるため、平滑化処理がし
やすい、寸法安定性の良い剥離紙が得られる。
紙を効率よく製造する。 【構成】支持体上の少なくとも片面に剥離層を有する剥
離紙において、紙中に硬化物のガラス転移温度が、10
0℃以上である電子線硬化性樹脂を、紙の重量に対して
3〜30重量%含浸し、すくなくとも片面の剥離層を電
子線照射により硬化することにより、紙中の電子線硬化
性樹脂も同時に硬化し、寸法安定性を発現させる。剥離
層を電子線照射するまでは、紙内部の樹脂は未硬化なた
め、平滑化処理を行いやすい。 【効果】剥離樹脂および紙中の電子線硬化性樹脂を、1
度の電子線照射により硬化できるため、エネルギー効率
が良く、紙腰が最後に付与されるため、平滑化処理がし
やすい、寸法安定性の良い剥離紙が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラシン紙やコーテッ
ド紙、ラミネート紙などの紙を支持体とした剥離用工程
紙に関するものであり、ラベル用やマーキングフィルム
用の剥離紙、プレプリグ製造用やセラミックグリーンシ
ート用の工程紙などに利用されるものである。
ド紙、ラミネート紙などの紙を支持体とした剥離用工程
紙に関するものであり、ラベル用やマーキングフィルム
用の剥離紙、プレプリグ製造用やセラミックグリーンシ
ート用の工程紙などに利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】紙、ラミネート紙、合成紙、プラスッチ
クフィルムなどの紙支持体の上に、有機ポリシロキサン
からなる剥離層を設けたシリコーン剥離用シートは、近
年多くの用途に使用されている。剥離層の形成方法とし
ては、有機すず化合物やその他の重金属塩、または白金
系の触媒を含む縮合型、もしくは付加型シリコーン系樹
脂の溶液、またはエマルジョンを塗布した後、熱風オー
ブン中で120℃から180℃で加熱し、硬化被膜を形
成する方法が一般的である。このような熱的な方法で剥
離用シートを製造するには、片面に剥離樹脂を塗布した
後、加熱乾燥、および剥離樹脂の硬化を行うのが一般的
である。
クフィルムなどの紙支持体の上に、有機ポリシロキサン
からなる剥離層を設けたシリコーン剥離用シートは、近
年多くの用途に使用されている。剥離層の形成方法とし
ては、有機すず化合物やその他の重金属塩、または白金
系の触媒を含む縮合型、もしくは付加型シリコーン系樹
脂の溶液、またはエマルジョンを塗布した後、熱風オー
ブン中で120℃から180℃で加熱し、硬化被膜を形
成する方法が一般的である。このような熱的な方法で剥
離用シートを製造するには、片面に剥離樹脂を塗布した
後、加熱乾燥、および剥離樹脂の硬化を行うのが一般的
である。
【0003】グラシン紙やコーテッド紙など紙を支持体
に用いた剥離紙において、このような高温加熱処理を行
なう場合、紙支持体に耐熱性が必要なことは勿論のこ
と、紙支持体内部の水分蒸発により、しわやカールが発
生しやすいという欠点を有していた。片面剥離用シート
の場合は、水分の蒸発は剥離層形成後、キスコーターな
どにより裏面より水付けを行って、水分量の調節が可能
であった。しかしながら、両面剥離用シートの場合に
は、物理的に水付けできないため、特に吸湿時において
カールが発生するという問題があった。また、加熱乾燥
工程においては、剥離層は表面から硬化しはじめるた
め、水分蒸発に伴い硬化した剥離層にピンホールが生じ
易いという欠点を有していた。このような欠点を克服す
るひとつの手段として、無溶剤型シリコーン樹脂、その
中でも特に紫外線および電子線照射により硬化可能な官
能基を有するシリコーン樹脂を用いて、紫外線または電
子線硬化を行なう低温キュアリング型の剥離用シート製
造技術が開発された。これらの方法によれば、剥離用シ
ート製造工程中における高温処理に伴う脱水に由来する
カール、しわなどや、やはり高温処理に由来する収縮、
ピンホール等の発生は比較的防ぐことが可能で、特に寸
法安定性の必要な剥離用シートを製造する場合に優れて
いる。
に用いた剥離紙において、このような高温加熱処理を行
なう場合、紙支持体に耐熱性が必要なことは勿論のこ
と、紙支持体内部の水分蒸発により、しわやカールが発
生しやすいという欠点を有していた。片面剥離用シート
の場合は、水分の蒸発は剥離層形成後、キスコーターな
どにより裏面より水付けを行って、水分量の調節が可能
であった。しかしながら、両面剥離用シートの場合に
は、物理的に水付けできないため、特に吸湿時において
カールが発生するという問題があった。また、加熱乾燥
工程においては、剥離層は表面から硬化しはじめるた
め、水分蒸発に伴い硬化した剥離層にピンホールが生じ
易いという欠点を有していた。このような欠点を克服す
るひとつの手段として、無溶剤型シリコーン樹脂、その
中でも特に紫外線および電子線照射により硬化可能な官
能基を有するシリコーン樹脂を用いて、紫外線または電
子線硬化を行なう低温キュアリング型の剥離用シート製
造技術が開発された。これらの方法によれば、剥離用シ
ート製造工程中における高温処理に伴う脱水に由来する
カール、しわなどや、やはり高温処理に由来する収縮、
ピンホール等の発生は比較的防ぐことが可能で、特に寸
法安定性の必要な剥離用シートを製造する場合に優れて
いる。
【0004】しかしながら、剥離紙の用途によっては高
温で用いる場合があるが、そのような場合には、熱硬化
で作成した剥離紙においても、紫外線あるいは電子線硬
化において作成した剥離紙にしても、紙中水分の分布、
あるいは両面の剥離層を含む塗工層の特性の差から、剥
離紙の局所的な寸法変化から著しいカールが生じたり、
使用時にシワが入ったり、あるいは脱水・吸湿に由来し
て全体の寸法が変化する問題があった。このようなカー
ル、シワ、あるいは寸法安定性の問題は、剥離紙を繰り
返し使用する分野の使用において、致命的なトラブルで
あった。
温で用いる場合があるが、そのような場合には、熱硬化
で作成した剥離紙においても、紫外線あるいは電子線硬
化において作成した剥離紙にしても、紙中水分の分布、
あるいは両面の剥離層を含む塗工層の特性の差から、剥
離紙の局所的な寸法変化から著しいカールが生じたり、
使用時にシワが入ったり、あるいは脱水・吸湿に由来し
て全体の寸法が変化する問題があった。このようなカー
ル、シワ、あるいは寸法安定性の問題は、剥離紙を繰り
返し使用する分野の使用において、致命的なトラブルで
あった。
【0005】このようなトラブルを回避する手段とし
て、抄紙時において寸法安定剤を混入するか、あるいは
抄紙後においてサイズプレスの工程で寸法安定剤を付与
するなどの方法があるが、高温での寸法安定性を得よう
とすると寸法安定剤の使用量が多くなり、かつその後の
乾燥工程において紙腰が付与されるため、その後に続く
塗工層を設ける工程や剥離層を設ける工程、カレンダ
ー、グロスカレンダーあるいはスーパーカレンダー等の
平滑化の工程において著しくその工程を困難にしたり、
あるいは効果を低減させたりする問題を有していた。
て、抄紙時において寸法安定剤を混入するか、あるいは
抄紙後においてサイズプレスの工程で寸法安定剤を付与
するなどの方法があるが、高温での寸法安定性を得よう
とすると寸法安定剤の使用量が多くなり、かつその後の
乾燥工程において紙腰が付与されるため、その後に続く
塗工層を設ける工程や剥離層を設ける工程、カレンダ
ー、グロスカレンダーあるいはスーパーカレンダー等の
平滑化の工程において著しくその工程を困難にしたり、
あるいは効果を低減させたりする問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、原紙に塗工層を設ける工程、カレ
ンダー、グロスカレンダーあるいはスーパーカレンダー
等の平滑化の工程、剥離層を設ける工程においては取扱
いやすく、かつ剥離層を硬化した後においては、高温処
理を行っても良好な剥離特性を有し、カール、シワが発
生せず、かつ温度差による寸法安定性の良好な剥離紙お
よびその製造方法を確立することにある。
しようとする課題は、原紙に塗工層を設ける工程、カレ
ンダー、グロスカレンダーあるいはスーパーカレンダー
等の平滑化の工程、剥離層を設ける工程においては取扱
いやすく、かつ剥離層を硬化した後においては、高温処
理を行っても良好な剥離特性を有し、カール、シワが発
生せず、かつ温度差による寸法安定性の良好な剥離紙お
よびその製造方法を確立することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな問題点を解決する手段を鋭意研究した結果、以下の
ような方法を見いだすに至った。すなわち、紙支持体の
少なくとも片面に剥離層を有する剥離紙において、紙中
に硬化物のガラス転移温度が100℃以上である電子線
硬化性樹脂を紙の重量に対して、3重量%〜30重量%
の割合で含み、少なくとも片面の剥離層が電子線照射に
より硬化された剥離層であることを特徴とする剥離紙の
発明である。本発明において剥離層は、電子線照射に先
立ち紫外線照射によって予備硬化されていても良い。紙
支持体と剥離層の中間に、水溶性高分子、ポリオレフィ
ン樹脂、紫外線硬化性あるいは電子線硬化性樹脂による
剥離樹脂に対する遮蔽層が設けられていても良い。
うな問題点を解決する手段を鋭意研究した結果、以下の
ような方法を見いだすに至った。すなわち、紙支持体の
少なくとも片面に剥離層を有する剥離紙において、紙中
に硬化物のガラス転移温度が100℃以上である電子線
硬化性樹脂を紙の重量に対して、3重量%〜30重量%
の割合で含み、少なくとも片面の剥離層が電子線照射に
より硬化された剥離層であることを特徴とする剥離紙の
発明である。本発明において剥離層は、電子線照射に先
立ち紫外線照射によって予備硬化されていても良い。紙
支持体と剥離層の中間に、水溶性高分子、ポリオレフィ
ン樹脂、紫外線硬化性あるいは電子線硬化性樹脂による
剥離樹脂に対する遮蔽層が設けられていても良い。
【0008】本発明の剥離紙は、紙中に、硬化物のガラ
ス転移温度が100℃以上である電子線硬化性樹脂を紙
の重量に対して、3重量%〜30重量%の割合で含まし
め、必要ならば塗工層、遮蔽層を設けた後、少なくとも
片面に電子線硬化性の剥離樹脂を塗布し、電子線照射に
より紙中の電子線硬化性樹脂と表面の電子線硬化性の剥
離樹脂とを同時に硬化することにより製造することがで
きる。
ス転移温度が100℃以上である電子線硬化性樹脂を紙
の重量に対して、3重量%〜30重量%の割合で含まし
め、必要ならば塗工層、遮蔽層を設けた後、少なくとも
片面に電子線硬化性の剥離樹脂を塗布し、電子線照射に
より紙中の電子線硬化性樹脂と表面の電子線硬化性の剥
離樹脂とを同時に硬化することにより製造することがで
きる。
【0009】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
いて、紙に硬化物のガラス転移温度が100℃以上であ
る電子線硬化性樹脂を含浸するには、抄紙段階から紙業
界でいう白水中に電子線硬化性樹脂を分散させ、セルロ
ース繊維に吸着させる方法と、抄紙工程の後でサイズプ
レス等の手段により浸漬することによりセルロース繊維
に吸着させる方法、および電子線硬化性樹脂をアセトン
などの溶媒に溶解させた後、紙に塗布、含浸、乾燥させ
る方法の3種類がある。これらの場合、電子線硬化性樹
脂は含浸を良くするために単独で、あるいは溶液に溶か
した状態で、またはエマルジョンの状態で用いることが
できる。
いて、紙に硬化物のガラス転移温度が100℃以上であ
る電子線硬化性樹脂を含浸するには、抄紙段階から紙業
界でいう白水中に電子線硬化性樹脂を分散させ、セルロ
ース繊維に吸着させる方法と、抄紙工程の後でサイズプ
レス等の手段により浸漬することによりセルロース繊維
に吸着させる方法、および電子線硬化性樹脂をアセトン
などの溶媒に溶解させた後、紙に塗布、含浸、乾燥させ
る方法の3種類がある。これらの場合、電子線硬化性樹
脂は含浸を良くするために単独で、あるいは溶液に溶か
した状態で、またはエマルジョンの状態で用いることが
できる。
【0010】本発明において、含浸用に用いられる電子
線硬化性樹脂は、硬化物のガラス転移温度が100℃以
上であることが必須条件であり、その他に電子線硬化特
性、分散性、耐候性、強度、耐熱性、カール特性、紙へ
の吸着性・接着性、などの条件を考慮して選ぶことがで
きる。また、含浸用に用いられる電子線硬化性樹脂は、
含浸後の紙全体の重量に対して、3重量%〜30重量%
の割合で含浸されることが必要であり、この割合より少
ない場合は、期待される強度特性とならないし、この範
囲より多いと紙の柔軟性が失われ、硬化後に紙支持体と
して好ましくないばかりでなく、含浸樹脂を硬化させる
のに必要な電子線照射量が増大し不経済である。ここで
示す電子線硬化性樹脂の含浸量は、含浸後の紙の重量に
対する割合で示され、紙の上に設けられる塗工層(コー
テッド層)、遮蔽層、剥離層などの重量は、含浸する電
子線硬化性樹脂の重量を比較するべき紙の重量には含ま
ない。
線硬化性樹脂は、硬化物のガラス転移温度が100℃以
上であることが必須条件であり、その他に電子線硬化特
性、分散性、耐候性、強度、耐熱性、カール特性、紙へ
の吸着性・接着性、などの条件を考慮して選ぶことがで
きる。また、含浸用に用いられる電子線硬化性樹脂は、
含浸後の紙全体の重量に対して、3重量%〜30重量%
の割合で含浸されることが必要であり、この割合より少
ない場合は、期待される強度特性とならないし、この範
囲より多いと紙の柔軟性が失われ、硬化後に紙支持体と
して好ましくないばかりでなく、含浸樹脂を硬化させる
のに必要な電子線照射量が増大し不経済である。ここで
示す電子線硬化性樹脂の含浸量は、含浸後の紙の重量に
対する割合で示され、紙の上に設けられる塗工層(コー
テッド層)、遮蔽層、剥離層などの重量は、含浸する電
子線硬化性樹脂の重量を比較するべき紙の重量には含ま
ない。
【0011】本発明において用いられる、電子線硬化性
樹脂としては、分子末端にまたは分子側鎖に電子線硬化
性の官能基を有する不飽和ポリエステル、変性不飽和ポ
リエステル、アクリル系ポリマーおよびエチレン不飽和
結合を有するポリマー、およびモノマーなどが単体でま
たは他の溶剤とともに使用できる。以下、電子線重合性
樹脂のうち代表的なものの種類を例示する。
樹脂としては、分子末端にまたは分子側鎖に電子線硬化
性の官能基を有する不飽和ポリエステル、変性不飽和ポ
リエステル、アクリル系ポリマーおよびエチレン不飽和
結合を有するポリマー、およびモノマーなどが単体でま
たは他の溶剤とともに使用できる。以下、電子線重合性
樹脂のうち代表的なものの種類を例示する。
【0012】(a)ポリエステルアクリレート、ポリエ
ステルメタクリレート、例えば、アロニックスM−53
00、M−5400、M−5500、M−5600、M
−5700、M−6100、M−6200、M−630
0、M−6500、M−7100、M−8030、M−
8060、M−8100(以上、東亜合成化学工業
(株)商品名)、ビスコート700、ビスコート370
0(以上、大阪有機化学工業(株)商品名)、カヤラッ
ドHX−220、カヤラッドHX−620(以上、日本
化薬(株)商品名)などが挙げられる。
ステルメタクリレート、例えば、アロニックスM−53
00、M−5400、M−5500、M−5600、M
−5700、M−6100、M−6200、M−630
0、M−6500、M−7100、M−8030、M−
8060、M−8100(以上、東亜合成化学工業
(株)商品名)、ビスコート700、ビスコート370
0(以上、大阪有機化学工業(株)商品名)、カヤラッ
ドHX−220、カヤラッドHX−620(以上、日本
化薬(株)商品名)などが挙げられる。
【0013】(b)ウレタンアクリレート、ウレタンメ
タクリレート、例えば、アロニックスM−1100、M
−1200、M−1210、M−1250、M−126
0、M−1300、M−1310(以上、東亜合成化学
工業(株)商品名)、ビスコート812、ビスコート8
23、ビスコート823(以上、大阪有機化学工業
(株)商品名)、NKエステル、U−108−A、NK
エステル、U−4HA(以上、新中村化学(株)商品
名)などが挙げられる。
タクリレート、例えば、アロニックスM−1100、M
−1200、M−1210、M−1250、M−126
0、M−1300、M−1310(以上、東亜合成化学
工業(株)商品名)、ビスコート812、ビスコート8
23、ビスコート823(以上、大阪有機化学工業
(株)商品名)、NKエステル、U−108−A、NK
エステル、U−4HA(以上、新中村化学(株)商品
名)などが挙げられる。
【0014】(c)単官能アクリレート、単官能メタク
リレート、ビニルピロリドン、例えば、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、アクリロイルモルフォリン、ベンジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、N、N−ジメチルア
ミノエチルアクリレート、N、N−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、ブトキシエチルアクリレート、ビニルピロ
リドンなど。エチレンオキシド変性フェノキシ化りん酸
アクリレートエチレンオキシド変性ブトキシ化りん酸ア
クリレート、この他に東亜合成化学工業(株)の商品名
でいえばアロニックスM−101、M−102、M−1
11、M−113、M−114、M−117、M−15
2、M−154などが挙げられる。
リレート、ビニルピロリドン、例えば、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、アクリロイルモルフォリン、ベンジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、N、N−ジメチルア
ミノエチルアクリレート、N、N−ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、ブトキシエチルアクリレート、ビニルピロ
リドンなど。エチレンオキシド変性フェノキシ化りん酸
アクリレートエチレンオキシド変性ブトキシ化りん酸ア
クリレート、この他に東亜合成化学工業(株)の商品名
でいえばアロニックスM−101、M−102、M−1
11、M−113、M−114、M−117、M−15
2、M−154などが挙げられる。
【0015】(d)多官能アクリレート、多官能メタク
リレート、例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、イソシアヌル酸ジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、イソシアヌル酸ト
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エ
チレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、プロピレンオキシド変性ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、プロピレンオキシド変性ジペンタ
エリスリトールポリアクリレート、エチレンオキシド変
性ジペンタエリスリトールポリアクリレート、ペンタエ
リスリトールアクリル酸付加物のアクリレートエステル
などが挙げられる。東亜合成化学工業(株)の商品名で
いえばM−210、M−215、M−220、M−23
0、M−233、M−240、M−245、M−30
5、M−309、M−310、M−315、M−32
0、M−325、M−330、M−400、M−45
0、TO−458、TO−747、TO−755、TH
IC.TA2などが挙げられる。
リレート、例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、イソシアヌル酸ジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、イソシアヌル酸ト
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エ
チレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、プロピレンオキシド変性ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、プロピレンオキシド変性ジペンタ
エリスリトールポリアクリレート、エチレンオキシド変
性ジペンタエリスリトールポリアクリレート、ペンタエ
リスリトールアクリル酸付加物のアクリレートエステル
などが挙げられる。東亜合成化学工業(株)の商品名で
いえばM−210、M−215、M−220、M−23
0、M−233、M−240、M−245、M−30
5、M−309、M−310、M−315、M−32
0、M−325、M−330、M−400、M−45
0、TO−458、TO−747、TO−755、TH
IC.TA2などが挙げられる。
【0016】本発明者らは、電子線照射を行った剥離紙
用の紙支持体の研究を行った結果、上記の電子線硬化性
樹脂のなかでも特に、硬化物のガラス転移温度が100
℃以上である樹脂を一定の割合で紙支持体に含浸させ、
電子線照射により硬化を行えば、電子線照射後の紙間強
度を増加させて寸法安定性が増し、また電子線照射によ
る紙支持体の分解を防止して強度低下を防ぎ、さらに高
温使用時のカール特性が著しく改善することをつきとめ
た。
用の紙支持体の研究を行った結果、上記の電子線硬化性
樹脂のなかでも特に、硬化物のガラス転移温度が100
℃以上である樹脂を一定の割合で紙支持体に含浸させ、
電子線照射により硬化を行えば、電子線照射後の紙間強
度を増加させて寸法安定性が増し、また電子線照射によ
る紙支持体の分解を防止して強度低下を防ぎ、さらに高
温使用時のカール特性が著しく改善することをつきとめ
た。
【0017】これらの電子線硬化性樹脂の中でも特に、
紙に含浸する電子線硬化性樹脂としては、電子線照射し
た後の硬化物のガラス転移温度が100℃以上の樹脂を
主に配合することが好ましく、そのような樹脂として
は、たとえばニューフロンティアTMP−3P、TMP
3、PET−3、GX−8416(以上、第一工業製薬
製品)、アロニックスM−215、M−305、M−3
09、M−310、M−315、M−320、M−33
0、M−350、M−360、M−400、M−710
0、M−8030、M−8060、M−8100、M−
9050(以上、東亜合成化学工業製品)、TMP−
A、TMP−6EO−3A、PE3A、DPE−6E、
PE4A(以上、共栄社油脂化学製品)、カヤラッドT
MPT、TMPTA、TPA−330、TPA−32
0、PET30、PET40、D330、DPHA、
(以上、日本化薬製品)、NKエステルA−TMPT、
A−TMMT、A−TMM−3、A−TMM−3L、D
PCA60、DPCA30、DPCA20、DPCA1
20、D−310、(以上、新中村化学工業製品)、ビ
ームセットBS−700、BS102(以上、荒川化学
工業製品)などから選ぶことができる。
紙に含浸する電子線硬化性樹脂としては、電子線照射し
た後の硬化物のガラス転移温度が100℃以上の樹脂を
主に配合することが好ましく、そのような樹脂として
は、たとえばニューフロンティアTMP−3P、TMP
3、PET−3、GX−8416(以上、第一工業製薬
製品)、アロニックスM−215、M−305、M−3
09、M−310、M−315、M−320、M−33
0、M−350、M−360、M−400、M−710
0、M−8030、M−8060、M−8100、M−
9050(以上、東亜合成化学工業製品)、TMP−
A、TMP−6EO−3A、PE3A、DPE−6E、
PE4A(以上、共栄社油脂化学製品)、カヤラッドT
MPT、TMPTA、TPA−330、TPA−32
0、PET30、PET40、D330、DPHA、
(以上、日本化薬製品)、NKエステルA−TMPT、
A−TMMT、A−TMM−3、A−TMM−3L、D
PCA60、DPCA30、DPCA20、DPCA1
20、D−310、(以上、新中村化学工業製品)、ビ
ームセットBS−700、BS102(以上、荒川化学
工業製品)などから選ぶことができる。
【0018】本発明の方法によれば、抄紙が終了した段
階では電子線硬化性樹脂は、未硬化であるため、紙腰は
付与されておらず、そのため塗工層を設ける工程、平滑
化の工程、および剥離樹脂を塗布する工程を容易におこ
なうことができる。
階では電子線硬化性樹脂は、未硬化であるため、紙腰は
付与されておらず、そのため塗工層を設ける工程、平滑
化の工程、および剥離樹脂を塗布する工程を容易におこ
なうことができる。
【0019】さらに、本発明の方法により電子線硬化性
樹脂を含浸した紙支持体を用いて、その上に電子線硬化
性の剥離樹脂を塗布し、電子線照射により硬化すれば、
紙支持体に過剰の電子線照射によるダメージを与えるこ
となく高温寸法安定性を付与し、同時に剥離性をもたせ
ることができることを突き止めた。
樹脂を含浸した紙支持体を用いて、その上に電子線硬化
性の剥離樹脂を塗布し、電子線照射により硬化すれば、
紙支持体に過剰の電子線照射によるダメージを与えるこ
となく高温寸法安定性を付与し、同時に剥離性をもたせ
ることができることを突き止めた。
【0020】本発明において、硬化物のガラス転移温度
が100℃よりも低い電子線硬化性樹脂を含浸して電子
線照射により硬化しても、期待される紙間強度が出ず、
かつ紙支持体の分解の抑制にも、カール特性にも際だっ
た効果を及ぼさないことが判明した。しかしながら、単
独では硬化物のガラス転移温度が100℃よりも低い電
子線硬化性樹脂であっても充分にガラス転移温度が高い
電子線硬化性樹脂と混合して硬化した場合に、硬化物の
ガラス転移温度が100℃以上であれば、含浸用樹脂と
して用いることができることも同時に見いだされた。
が100℃よりも低い電子線硬化性樹脂を含浸して電子
線照射により硬化しても、期待される紙間強度が出ず、
かつ紙支持体の分解の抑制にも、カール特性にも際だっ
た効果を及ぼさないことが判明した。しかしながら、単
独では硬化物のガラス転移温度が100℃よりも低い電
子線硬化性樹脂であっても充分にガラス転移温度が高い
電子線硬化性樹脂と混合して硬化した場合に、硬化物の
ガラス転移温度が100℃以上であれば、含浸用樹脂と
して用いることができることも同時に見いだされた。
【0021】本発明における電子線硬化性樹脂組成物中
には、酸化防止剤、帯電防止剤、分散剤、安定剤などの
各種の添加剤を適宜組み合わせて加えることができる。
また、本発明において、紙支持体と剥離樹脂層の接着性
と濡れ性を良くするために、紙表面にコロナ処理等の表
面処理を行なっても、サブコート等の表面処理を行なっ
てもよい。また、本発明の剥離紙の裏面には、カール防
止、帯電防止、筆記性付与、あるいは剥離層などのバッ
クコート層を設けることが出来、バックコート層には帯
電防止剤、親水性バインダー、ラテックス、硬膜剤、顔
料、界面活性剤、粘着剤等を適宜組み合わせて含有する
ことができる。
には、酸化防止剤、帯電防止剤、分散剤、安定剤などの
各種の添加剤を適宜組み合わせて加えることができる。
また、本発明において、紙支持体と剥離樹脂層の接着性
と濡れ性を良くするために、紙表面にコロナ処理等の表
面処理を行なっても、サブコート等の表面処理を行なっ
てもよい。また、本発明の剥離紙の裏面には、カール防
止、帯電防止、筆記性付与、あるいは剥離層などのバッ
クコート層を設けることが出来、バックコート層には帯
電防止剤、親水性バインダー、ラテックス、硬膜剤、顔
料、界面活性剤、粘着剤等を適宜組み合わせて含有する
ことができる。
【0022】本発明において、紙支持体として用いられ
る原紙は、グラシン紙、上質紙、コーテッド紙などの通
常の天然パルプ紙、合成繊維、あるいは合成樹脂フィル
ムを擬紙化したいわゆる合成紙を用いることができる
が、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パ
ルプの木材パルプを主成分とする天然パルプ紙が有利に
用いられる。原紙の厚みに関しては、特に制限はない
が、平滑なものが好ましく、その坪量は30g/m2〜
300g/m2が好ましい。
る原紙は、グラシン紙、上質紙、コーテッド紙などの通
常の天然パルプ紙、合成繊維、あるいは合成樹脂フィル
ムを擬紙化したいわゆる合成紙を用いることができる
が、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パ
ルプの木材パルプを主成分とする天然パルプ紙が有利に
用いられる。原紙の厚みに関しては、特に制限はない
が、平滑なものが好ましく、その坪量は30g/m2〜
300g/m2が好ましい。
【0023】本発明の方法において、有利に用いられる
天然パルプを主成分とする原紙には、各種高分子化合
物、添加剤を含有せしめることができる。たとえば、デ
ンプン、デンプン誘導体(カチオン化デンプン、リン酸
エステル化デンプン、酸化デンプン等)、ポリアクリル
アミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
誘導体(完全ケン化、部分ケン化、カルボキシ変性、カ
チオン変性、その他の各種変性ポリビニルアルコー
ル)、ゼラチン(アルカリ処理、酸処理、各種変性ゼラ
チン)等の乾燥紙力増強剤、スターガムやアルギン酸誘
導体などの天然高分子多糖類、高級脂肪酸金属塩、ロジ
ン誘導体、ジアルキルケトン、アルケニルまたはアルキ
ルコハク酸無水物、エポキシ化高級脂肪酸アミド、有機
フルオロ化合物、ジアルキルケテンダイマー乳化物等の
サイズ剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹
脂等の湿潤紙力増強剤、安定剤、顔料、染料、酸化防止
剤、蛍光増白剤、各種ラテックス、無機電解質(塩化ナ
トリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化カ
ルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、硫酸マグ
ネシウム、塩化バリウム等)、pH調整剤、硫酸バンド
や塩化アルミ等の定着剤、炭酸カルシウム、カオリン、
タルク、クレー等の填料、有機導電剤等の添加剤を適宜
組み合わせて含有せしめることができる。これらの含有
物は、抄紙段階においてパルプスラリー中に分散させて
もよいし、抄紙御タブサイズにおいて添加させてもよ
く、また各種コーターで溶液を塗布してもよい。
天然パルプを主成分とする原紙には、各種高分子化合
物、添加剤を含有せしめることができる。たとえば、デ
ンプン、デンプン誘導体(カチオン化デンプン、リン酸
エステル化デンプン、酸化デンプン等)、ポリアクリル
アミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
誘導体(完全ケン化、部分ケン化、カルボキシ変性、カ
チオン変性、その他の各種変性ポリビニルアルコー
ル)、ゼラチン(アルカリ処理、酸処理、各種変性ゼラ
チン)等の乾燥紙力増強剤、スターガムやアルギン酸誘
導体などの天然高分子多糖類、高級脂肪酸金属塩、ロジ
ン誘導体、ジアルキルケトン、アルケニルまたはアルキ
ルコハク酸無水物、エポキシ化高級脂肪酸アミド、有機
フルオロ化合物、ジアルキルケテンダイマー乳化物等の
サイズ剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹
脂等の湿潤紙力増強剤、安定剤、顔料、染料、酸化防止
剤、蛍光増白剤、各種ラテックス、無機電解質(塩化ナ
トリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化カ
ルシウム、塩化リチウム、塩化マグネシウム、硫酸マグ
ネシウム、塩化バリウム等)、pH調整剤、硫酸バンド
や塩化アルミ等の定着剤、炭酸カルシウム、カオリン、
タルク、クレー等の填料、有機導電剤等の添加剤を適宜
組み合わせて含有せしめることができる。これらの含有
物は、抄紙段階においてパルプスラリー中に分散させて
もよいし、抄紙御タブサイズにおいて添加させてもよ
く、また各種コーターで溶液を塗布してもよい。
【0024】本発明に用いられる電子線硬化性の剥離樹
脂としては、分子末端、または側鎖にアクリロイル基、
メタクリロイル基、ビニル基の中から選択される官能基
を有するシリコーン樹脂(主にポリジアルキルシロキサ
ン)あるいは含フッ素樹脂などであり、光反応開始剤、
増感剤を加えて用いることができる。紫外線硬化性のシ
リコーン骨格を有する剥離樹脂としては、具体的には特
公昭51−42961号、同54−6512号、同57
−57096号、同58−53656号公報等に開示さ
れているような化合物であり、商品名では、FM071
1、FM0721、FM0725、PS583(以上、
チッソ(株))、KNS−50002、KNS−510
0、KNS−5200、KNS−5300、KP−60
0、X−62−7052、X−62−7100、X−6
2−7112、X−62−7140、X−62−714
4、X−62−7153、X−62−7157、X−6
2−7158、X−62−7166、X−62−716
8、X−62−7177、X−62−7180、X−6
2ー7181、X−62−7192、X−62−720
0、X−62−7203、X−62−7205、X−6
2−7931、KM−875、X−62−7296A/
B、X−62−7305A/B、X−62−7028A
/B、X−62−5039A/B、X−62−5040
A/B(以上、信越化学工業(株))、RC149、R
C300、RC450、RC802、RC710、RC
715、RC720、RC730(以上、ゴールドシュ
ミット社)、EBECRYL350、EBECRYL1
360(以上、ダイセルUCB(株))などが挙げられ
る。さらに長鎖アルキル基を含有するアクリレートある
いはメタクリレートおよびそのシリコーン変性化合物も
良好な放射線硬化性の剥離樹脂となる。
脂としては、分子末端、または側鎖にアクリロイル基、
メタクリロイル基、ビニル基の中から選択される官能基
を有するシリコーン樹脂(主にポリジアルキルシロキサ
ン)あるいは含フッ素樹脂などであり、光反応開始剤、
増感剤を加えて用いることができる。紫外線硬化性のシ
リコーン骨格を有する剥離樹脂としては、具体的には特
公昭51−42961号、同54−6512号、同57
−57096号、同58−53656号公報等に開示さ
れているような化合物であり、商品名では、FM071
1、FM0721、FM0725、PS583(以上、
チッソ(株))、KNS−50002、KNS−510
0、KNS−5200、KNS−5300、KP−60
0、X−62−7052、X−62−7100、X−6
2−7112、X−62−7140、X−62−714
4、X−62−7153、X−62−7157、X−6
2−7158、X−62−7166、X−62−716
8、X−62−7177、X−62−7180、X−6
2ー7181、X−62−7192、X−62−720
0、X−62−7203、X−62−7205、X−6
2−7931、KM−875、X−62−7296A/
B、X−62−7305A/B、X−62−7028A
/B、X−62−5039A/B、X−62−5040
A/B(以上、信越化学工業(株))、RC149、R
C300、RC450、RC802、RC710、RC
715、RC720、RC730(以上、ゴールドシュ
ミット社)、EBECRYL350、EBECRYL1
360(以上、ダイセルUCB(株))などが挙げられ
る。さらに長鎖アルキル基を含有するアクリレートある
いはメタクリレートおよびそのシリコーン変性化合物も
良好な放射線硬化性の剥離樹脂となる。
【0025】さらに含フッ素系の剥離樹脂としては、単
官能あるいは多官能の含フッ素アクリレートまたはパー
フルオロアルキルアクリレートとして、たとえば、2,2,
2ートリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3ーテトラフ
ルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロ
ブチルジアクリレート、1H,1H,5H-オクタフルオロペン
チルアクリレート、1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデ
シルアクリレート、N-(n-プロピル)-N-(βーアクリロキ
シエチル)ーパーフルオロオクチルスルホン酸アミド、パ
ーフルオロアルキルエチルアクリレートなどが挙げられ
る。商品名としてはビスコート3F、ビスコート4F、
ビスコート8F、ビスコート17F(以上、大阪有機化
学工業(株))、EF−125M(三菱金属(株))、
AE800、AE1014、Hoe T 3605(ヘ
キストジャパン(株))などがある。単官能あるいは多
官能含フッ素メタクリレートまたはパーフルオロアルキ
ルメタクリレートとして、例えば、2,2,2ートリフルオロ
エチルメタクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロプロピ
ルメタクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロブチルジマ
タクリレート、1H,1H,5H-オクタフルオロペンチルメタ
クリレート、1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデシルメ
タクリレート、N-(n-プロピル)-N-(βーメタクリロキシ
エチル)ーパーフルオロオクチルスルホン酸アミド、パー
フルオロアルキルエチルアクリレートなどが挙げられ
る。商品名としてはビスコート3MF、ビスコート4M
F、ビスコート8MF、ビスコート17MF(以上、大
阪有機化学工業(株))、EF−135M(三菱金属
(株))、MAE−600、MAE−1014、MAE
−800、Hoe T 3606(ヘキストジャパン
(株))などがある。
官能あるいは多官能の含フッ素アクリレートまたはパー
フルオロアルキルアクリレートとして、たとえば、2,2,
2ートリフルオロエチルアクリレート、2,2,3,3ーテトラフ
ルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロ
ブチルジアクリレート、1H,1H,5H-オクタフルオロペン
チルアクリレート、1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデ
シルアクリレート、N-(n-プロピル)-N-(βーアクリロキ
シエチル)ーパーフルオロオクチルスルホン酸アミド、パ
ーフルオロアルキルエチルアクリレートなどが挙げられ
る。商品名としてはビスコート3F、ビスコート4F、
ビスコート8F、ビスコート17F(以上、大阪有機化
学工業(株))、EF−125M(三菱金属(株))、
AE800、AE1014、Hoe T 3605(ヘ
キストジャパン(株))などがある。単官能あるいは多
官能含フッ素メタクリレートまたはパーフルオロアルキ
ルメタクリレートとして、例えば、2,2,2ートリフルオロ
エチルメタクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロプロピ
ルメタクリレート、2,2,3,3ーテトラフルオロブチルジマ
タクリレート、1H,1H,5H-オクタフルオロペンチルメタ
クリレート、1H,1H,2H,2H-ヘプタデカフルオロデシルメ
タクリレート、N-(n-プロピル)-N-(βーメタクリロキシ
エチル)ーパーフルオロオクチルスルホン酸アミド、パー
フルオロアルキルエチルアクリレートなどが挙げられ
る。商品名としてはビスコート3MF、ビスコート4M
F、ビスコート8MF、ビスコート17MF(以上、大
阪有機化学工業(株))、EF−135M(三菱金属
(株))、MAE−600、MAE−1014、MAE
−800、Hoe T 3606(ヘキストジャパン
(株))などがある。
【0026】これらの剥離樹脂は、単独もしくは2つ以
上を混合して使用することができる。また、剥離樹脂と
ともに剥離性を阻害しない範囲で、他の紫外線硬化性あ
るいは電子線硬化性樹脂、あるいはバインダー成分、無
機および有機微粒子などのフィラー、着色剤、酸化防止
剤などの添加物を混入することができる。
上を混合して使用することができる。また、剥離樹脂と
ともに剥離性を阻害しない範囲で、他の紫外線硬化性あ
るいは電子線硬化性樹脂、あるいはバインダー成分、無
機および有機微粒子などのフィラー、着色剤、酸化防止
剤などの添加物を混入することができる。
【0027】放射線硬化性の剥離樹脂の塗布量は限定さ
れるものではないが、経済的な観点からより薄いことが
望まれ、好ましくは0.2g/m2〜20g/m2以下、
より好ましくは0.5g/m2〜10.0g/m2以下の
範囲内である。塗布量が0.2g/m2未満と極端に少
ないと紙支持体上に均一に塗布する事が困難であり、ま
た剥離性を悪化させる。塗布量を20g/m2を越えて
多くしても特性上変わらず、コストのみ向上するし、さ
らに極端に多くなると硬化後摩耗などによりシリコーン
が脱落しやすくなる。
れるものではないが、経済的な観点からより薄いことが
望まれ、好ましくは0.2g/m2〜20g/m2以下、
より好ましくは0.5g/m2〜10.0g/m2以下の
範囲内である。塗布量が0.2g/m2未満と極端に少
ないと紙支持体上に均一に塗布する事が困難であり、ま
た剥離性を悪化させる。塗布量を20g/m2を越えて
多くしても特性上変わらず、コストのみ向上するし、さ
らに極端に多くなると硬化後摩耗などによりシリコーン
が脱落しやすくなる。
【0028】本発明において、紫外線照射により予備硬
化を行う場合に、用いられる光開始剤としては、ジおよ
びトリクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン
類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベン
ゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、アゾ化合物等があり、紫外線硬化性
樹脂の硬化反応のタイプ、安定性、および紫外線照射装
置との適性などの観点から選ばれる。光開始剤の使用量
は紫外線硬化性樹脂に対して、通常0.1〜5%の範囲
である。また、光開始剤にハイドロキノンのような貯蔵
安定剤が併用される場合もある。
化を行う場合に、用いられる光開始剤としては、ジおよ
びトリクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン
類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベン
ゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、アゾ化合物等があり、紫外線硬化性
樹脂の硬化反応のタイプ、安定性、および紫外線照射装
置との適性などの観点から選ばれる。光開始剤の使用量
は紫外線硬化性樹脂に対して、通常0.1〜5%の範囲
である。また、光開始剤にハイドロキノンのような貯蔵
安定剤が併用される場合もある。
【0029】本発明に用いられる増感剤としては、脂肪
族アミン、芳香族基を含むアミン、窒素複素環化合物、
アリル系尿素、O-トリルチオ尿素、ナトリウムジエチル
ジチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩、
N,N-ジ置換ーP-アミノベンゾニトリル系化合物、トリーnー
ブチルホスフィン、ナトリウムジエチルチオホスフェー
ト、ミヒラーケトン、N-ニトロソヒドロキシルアミン誘
導体、オキサゾリン化合物、四塩化炭素、ヘキサクロロ
エタン等があり、光開始剤と共用することにより一般に
硬化速度の向上が計れる。
族アミン、芳香族基を含むアミン、窒素複素環化合物、
アリル系尿素、O-トリルチオ尿素、ナトリウムジエチル
ジチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩、
N,N-ジ置換ーP-アミノベンゾニトリル系化合物、トリーnー
ブチルホスフィン、ナトリウムジエチルチオホスフェー
ト、ミヒラーケトン、N-ニトロソヒドロキシルアミン誘
導体、オキサゾリン化合物、四塩化炭素、ヘキサクロロ
エタン等があり、光開始剤と共用することにより一般に
硬化速度の向上が計れる。
【0030】本発明で用いることのできる水溶性高分子
とは、例えば以下の物質が挙げられる。天然高分子およ
び半合成高分子としてデンプン、酸化デンプン、エーテ
ル化デンプン、ジアルデヒド化デンプン、エステル化デ
ンプンなどの変性デンプン化合物、アルギン酸ソーダ、
アルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギ
ン酸化合物、カゼイン、ゼラチン、プルラン、デキスト
ラン、キチン、キトサン、ゴムラッテクス、アラビアゴ
ム、フノリ、天然ガム、デキストリン、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、カルボ
キシメチルセルロースなどの変性セルロース化合物など
が挙げられる。合成高分子としては完全ケン化あるいは
部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコールと多価カル
ボン酸とのエステル化物、カルボキシ変性化ポリビニル
アルコール、スルホン酸変性化ポリビニルアルコール、
オレフィン変性化ポリビニルアルコール、ニトリル変性
化ポリビニルアルコール、アミド変性化ポリビニルアル
コール、ピロリドン変性化ポリビニルアルコールなどの
変性化ポリビニルアルコール化合物、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸アンモニウム、ポリアクリル酸ソーダなどの
ポリアクリル酸化合物、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレンイミン、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共
重合体、ポリアクリルアミド、水溶性アルキド樹脂など
が挙げられる。また、厳密な意味での水溶性高分子では
ないが、スチレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン
/ブタジエン共重合体、ブタジエン/メタクリレート共
重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/アクリル酸ラ
ッテクス、などの合成高分子を水に分散したエマルジョ
ンを水溶性高分子溶液の代わりに用いることができる。
水溶性高分子としては上記のような高分子を単独で、あ
るいは混合して水溶液として必要ならば消泡剤、分散剤
などを併用して用いることができる。
とは、例えば以下の物質が挙げられる。天然高分子およ
び半合成高分子としてデンプン、酸化デンプン、エーテ
ル化デンプン、ジアルデヒド化デンプン、エステル化デ
ンプンなどの変性デンプン化合物、アルギン酸ソーダ、
アルギン酸プロピレングリコールエステルなどのアルギ
ン酸化合物、カゼイン、ゼラチン、プルラン、デキスト
ラン、キチン、キトサン、ゴムラッテクス、アラビアゴ
ム、フノリ、天然ガム、デキストリン、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、カルボ
キシメチルセルロースなどの変性セルロース化合物など
が挙げられる。合成高分子としては完全ケン化あるいは
部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコールと多価カル
ボン酸とのエステル化物、カルボキシ変性化ポリビニル
アルコール、スルホン酸変性化ポリビニルアルコール、
オレフィン変性化ポリビニルアルコール、ニトリル変性
化ポリビニルアルコール、アミド変性化ポリビニルアル
コール、ピロリドン変性化ポリビニルアルコールなどの
変性化ポリビニルアルコール化合物、ポリエチレングリ
コール、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸アンモニウム、ポリアクリル酸ソーダなどの
ポリアクリル酸化合物、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレンイミン、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共
重合体、ポリアクリルアミド、水溶性アルキド樹脂など
が挙げられる。また、厳密な意味での水溶性高分子では
ないが、スチレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン
/ブタジエン共重合体、ブタジエン/メタクリレート共
重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/アクリル酸ラ
ッテクス、などの合成高分子を水に分散したエマルジョ
ンを水溶性高分子溶液の代わりに用いることができる。
水溶性高分子としては上記のような高分子を単独で、あ
るいは混合して水溶液として必要ならば消泡剤、分散剤
などを併用して用いることができる。
【0031】本発明の剥離層および遮蔽層を形成する樹
脂を塗布する方法としては、グラビアロールおよびトラ
ンスファロールコーター、バーコーター、ロールコータ
ー、エアナイフコーター、Uコンマコーター、AKKU
コーター、スムージングコーター、マイクログラビアコ
ーター、リバースロールコーター、スクイズコーター、
リップコーター、4本あるいは5本ロールコーター、ブ
レードコーター、ディップコーター、落下カーテンコー
ター、スライドコーター、ダイコーター、などいかなる
コーターを用いてもよいが、時間的に後に塗布する面の
塗布には、垂直自由落下型のカーテンコーターやダイコ
ーターなど、紙面に対して非接触型のコーターを用いる
ことは良好な表面を得る上で好ましい。
脂を塗布する方法としては、グラビアロールおよびトラ
ンスファロールコーター、バーコーター、ロールコータ
ー、エアナイフコーター、Uコンマコーター、AKKU
コーター、スムージングコーター、マイクログラビアコ
ーター、リバースロールコーター、スクイズコーター、
リップコーター、4本あるいは5本ロールコーター、ブ
レードコーター、ディップコーター、落下カーテンコー
ター、スライドコーター、ダイコーター、などいかなる
コーターを用いてもよいが、時間的に後に塗布する面の
塗布には、垂直自由落下型のカーテンコーターやダイコ
ーターなど、紙面に対して非接触型のコーターを用いる
ことは良好な表面を得る上で好ましい。
【0032】本発明に用いる紫外線照射装置としては、
例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ等があり、オゾン発生の少ないオゾンレ
スタイプもある。一般に出力30w/cm以上のランプ
を複数本並行して使用する。
例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、メタル
ハライドランプ等があり、オゾン発生の少ないオゾンレ
スタイプもある。一般に出力30w/cm以上のランプ
を複数本並行して使用する。
【0033】本発明に用いる電子線照射は、透過力、硬
化力の面から加速電圧が100〜1000KVであり、よ
り好ましくは100〜300KVの電子線加速器を用い、
ワンパスの吸収線量が0.5〜20Mradになるよう
にすることが好ましい。加速電圧、あるいは電子線照射
量がこの範囲より低いと電子線の透過力が低すぎて十分
な硬化が行なわれず、またこの範囲より大きすぎるとエ
ネルギー効率が悪化するばかりでなく、樹脂、添加剤の
分解、原紙の強度低下など品質上好ましくない影響が現
われる。
化力の面から加速電圧が100〜1000KVであり、よ
り好ましくは100〜300KVの電子線加速器を用い、
ワンパスの吸収線量が0.5〜20Mradになるよう
にすることが好ましい。加速電圧、あるいは電子線照射
量がこの範囲より低いと電子線の透過力が低すぎて十分
な硬化が行なわれず、またこの範囲より大きすぎるとエ
ネルギー効率が悪化するばかりでなく、樹脂、添加剤の
分解、原紙の強度低下など品質上好ましくない影響が現
われる。
【0034】電子線加速器としては、例えば、エレクト
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。また電子線照射
の工程において、剥離用シートの表面をさらに鏡面仕上
げにする場合には、処理したい面を鏡面ロールあるいは
鏡面シートと密着させ、その背面あるいはシート面から
電子線を照射して硬化し、鏡面仕上げを施すことができ
る。型付けを施す場合には、型付けロールあるいは型付
けシートを使用してエンボス、微粗面等の所望の型付け
面を得ることができる。
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。また電子線照射
の工程において、剥離用シートの表面をさらに鏡面仕上
げにする場合には、処理したい面を鏡面ロールあるいは
鏡面シートと密着させ、その背面あるいはシート面から
電子線を照射して硬化し、鏡面仕上げを施すことができ
る。型付けを施す場合には、型付けロールあるいは型付
けシートを使用してエンボス、微粗面等の所望の型付け
面を得ることができる。
【0035】なお、電子線照射に際しては、酸素濃度が
高いと電子線硬化樹脂の硬化が妨げられるため、窒素、
ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行
い、酸素濃度を600ppm以下、好ましくは400ppm以
下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
高いと電子線硬化樹脂の硬化が妨げられるため、窒素、
ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行
い、酸素濃度を600ppm以下、好ましくは400ppm以
下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
【0036】
【作用】本発明者らは、電子線照射を行った剥離紙用の
紙支持体の研究を行った結果、上記の電子線硬化性樹脂
のなかでも特に、硬化物のガラス転移温度が100℃以
上である架橋性の良いアクリレート樹脂を一定の割合で
紙支持体に含浸させ、電子線照射により硬化を行えば、
電子線照射後の紙間強度を増加させ、また電子線照射に
よる紙支持体の分解を防止して強度低下を防ぎ、さらに
高温使用時のカール特性が著しく改善することをつきと
めた。本発明の方法によれば、抄紙が終了した段階では
電子線硬化性樹脂は未硬化であり、紙腰は付与されてお
らず、塗工層を設ける工程、平滑化の工程、および剥離
樹脂を塗布する工程を容易におこなうことができる。さ
らに、本発明の方法により電子線硬化性樹脂を含浸した
紙支持体を用いて、その上に電子線硬化性の剥離樹脂を
塗布し、電子線照射により硬化すれば、紙支持体に過剰
の電子線照射によるダメージを与えることなく高温寸法
安定性を付与し、同時に剥離性をもたせることができる
ことを突き止めた。
紙支持体の研究を行った結果、上記の電子線硬化性樹脂
のなかでも特に、硬化物のガラス転移温度が100℃以
上である架橋性の良いアクリレート樹脂を一定の割合で
紙支持体に含浸させ、電子線照射により硬化を行えば、
電子線照射後の紙間強度を増加させ、また電子線照射に
よる紙支持体の分解を防止して強度低下を防ぎ、さらに
高温使用時のカール特性が著しく改善することをつきと
めた。本発明の方法によれば、抄紙が終了した段階では
電子線硬化性樹脂は未硬化であり、紙腰は付与されてお
らず、塗工層を設ける工程、平滑化の工程、および剥離
樹脂を塗布する工程を容易におこなうことができる。さ
らに、本発明の方法により電子線硬化性樹脂を含浸した
紙支持体を用いて、その上に電子線硬化性の剥離樹脂を
塗布し、電子線照射により硬化すれば、紙支持体に過剰
の電子線照射によるダメージを与えることなく高温寸法
安定性を付与し、同時に剥離性をもたせることができる
ことを突き止めた。
【0037】本発明において、硬化物のガラス転移温度
が100℃よりも低い電子線硬化性樹脂を含浸して電子
線照射により硬化しても、期待される紙間強度が出ず、
かつ紙支持体の分解の抑制にも、カール特性にも際だっ
た効果を及ぼさないことが判明した。しかしながら、単
独では硬化物のガラス転移温度が100℃よりも低い電
子線硬化性樹脂であっても、充分にガラス転移温度が高
い電子線硬化性樹脂と混合して硬化した場合に、硬化物
のガラス転移温度が100℃以上であれば、含浸用樹脂
として用いることができることも同時に見いだされた。
が100℃よりも低い電子線硬化性樹脂を含浸して電子
線照射により硬化しても、期待される紙間強度が出ず、
かつ紙支持体の分解の抑制にも、カール特性にも際だっ
た効果を及ぼさないことが判明した。しかしながら、単
独では硬化物のガラス転移温度が100℃よりも低い電
子線硬化性樹脂であっても、充分にガラス転移温度が高
い電子線硬化性樹脂と混合して硬化した場合に、硬化物
のガラス転移温度が100℃以上であれば、含浸用樹脂
として用いることができることも同時に見いだされた。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。
【0039】実施例1
原紙を以下の方法で作成した。パルプ100部に対しサ
イズ剤にアルキルケテンダイマー0.3部、湿潤強度剤
としてポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂1
部、乾強度剤としてポリアクリルアミド0.6部からな
るパルプスラリーから抄紙し、プレス後ドラムドライヤ
ーにより乾燥し、坪量138g/m2の原紙を得た。こ
の原紙にアセトンを溶剤に用いた電子線硬化性樹脂トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸アクリル酸
エステル(硬化物のTg;166℃を平均重量30g/
m2になるようにタブサイズで含浸させ、防爆型熱風乾
燥機で乾燥し含浸紙を得た。含浸紙の両面に各面の乾燥
後の坪量が15g/m2のクレーコート層を設けて乾燥
し、紙支持体とした。乾燥した紙支持体は、スーパーカ
レンダーで平滑処理を行った。
イズ剤にアルキルケテンダイマー0.3部、湿潤強度剤
としてポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂1
部、乾強度剤としてポリアクリルアミド0.6部からな
るパルプスラリーから抄紙し、プレス後ドラムドライヤ
ーにより乾燥し、坪量138g/m2の原紙を得た。こ
の原紙にアセトンを溶剤に用いた電子線硬化性樹脂トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸アクリル酸
エステル(硬化物のTg;166℃を平均重量30g/
m2になるようにタブサイズで含浸させ、防爆型熱風乾
燥機で乾燥し含浸紙を得た。含浸紙の両面に各面の乾燥
後の坪量が15g/m2のクレーコート層を設けて乾燥
し、紙支持体とした。乾燥した紙支持体は、スーパーカ
レンダーで平滑処理を行った。
【0040】平滑化処理を行なった紙支持体の片面に、
4本ロールコーターを用いて紫外線硬化性の剥離樹脂
(信越化学工業(株)、商品名KNS−5300)を1
g/m2の塗布量で塗布した。引続き、紫外線照射装置
(ウシオ電気(株)製、商品名ラピッドキュア)により
紫外線硬化性の剥離樹脂層の部分硬化を行った。次にも
う片面に電子線硬化性の剥離樹脂(信越化学工業
(株)、商品名X−62ー7200)をダイコーターに
より1g/m2の塗布量で塗布し、電子線照射室内の酸
素濃度を窒素ガス置換により200ppm 以下にした電子
線照射装置(日新ハイボルテージ(株)製、商品名キュ
アトロン)内に導き、電子線加速電圧220KVで吸収
線量3Mradになるように電子線照射して硬化し、両
面剥離紙を得た。
4本ロールコーターを用いて紫外線硬化性の剥離樹脂
(信越化学工業(株)、商品名KNS−5300)を1
g/m2の塗布量で塗布した。引続き、紫外線照射装置
(ウシオ電気(株)製、商品名ラピッドキュア)により
紫外線硬化性の剥離樹脂層の部分硬化を行った。次にも
う片面に電子線硬化性の剥離樹脂(信越化学工業
(株)、商品名X−62ー7200)をダイコーターに
より1g/m2の塗布量で塗布し、電子線照射室内の酸
素濃度を窒素ガス置換により200ppm 以下にした電子
線照射装置(日新ハイボルテージ(株)製、商品名キュ
アトロン)内に導き、電子線加速電圧220KVで吸収
線量3Mradになるように電子線照射して硬化し、両
面剥離紙を得た。
【0041】実施例2
実施例1と同様な樹脂を含浸し、コート層を設け、平滑
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に水溶性
高分子による遮蔽層としてエアーナイフコーターを用い
てホルムアルデヒドを硬膜剤に混合した5%のゼラチン
溶液を乾燥重量1.0g/m2になるように塗布し、セ
ット後乾燥した。その両面に実施例1と同様な操作で剥
離層を設け両面剥離紙を得た。
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に水溶性
高分子による遮蔽層としてエアーナイフコーターを用い
てホルムアルデヒドを硬膜剤に混合した5%のゼラチン
溶液を乾燥重量1.0g/m2になるように塗布し、セ
ット後乾燥した。その両面に実施例1と同様な操作で剥
離層を設け両面剥離紙を得た。
【0042】実施例3
実施例1と同様な樹脂を含浸し、コート層を設け、平滑
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に紫外線
硬化性樹脂による遮蔽層として、ポリエステルアクリレ
ート(東亜合成化学工業社製、商品名アロニックスM3
09およびM−8060の等量混合物)99部と、光反
応開始剤(チバガイギー社製、商品名イルガキュア65
1)1部の混合物をダイコーターを用いて5g/m2と
なるように塗布し、紫外線照射装置により硬化して遮蔽
層とした。その両面に実施例1と同様な操作で剥離層を
設け両面剥離紙を得た。
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に紫外線
硬化性樹脂による遮蔽層として、ポリエステルアクリレ
ート(東亜合成化学工業社製、商品名アロニックスM3
09およびM−8060の等量混合物)99部と、光反
応開始剤(チバガイギー社製、商品名イルガキュア65
1)1部の混合物をダイコーターを用いて5g/m2と
なるように塗布し、紫外線照射装置により硬化して遮蔽
層とした。その両面に実施例1と同様な操作で剥離層を
設け両面剥離紙を得た。
【0043】実施例4
実施例1と同様な樹脂を含浸し、コート層を設け、平滑
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に電子線
硬化性樹脂による遮蔽層として、ポリエステルアクリレ
ート(東亜合成化学工業社製、商品名アロニックスM3
09およびM−8060の等量混合物)ダイコーターを
用いて5g/m2となるように塗布し、電子線照射装置
により電子線加速電圧220KVで吸収線量0.5Mr
adになるように電子線照射して硬化して遮蔽層とし
た。その片面に実施例1と同様な電子線硬化性の剥離樹
脂をダイコーターにより1g/m2の塗布量で塗布し、
電子線照射装置内に導き、電子線加速電圧220KVで
吸収線量3Mradになるように電子線照射して硬化
し、操作で剥離層を設け両面剥離紙を得た。
化処理を行なった紙支持体を用いて、その両面に電子線
硬化性樹脂による遮蔽層として、ポリエステルアクリレ
ート(東亜合成化学工業社製、商品名アロニックスM3
09およびM−8060の等量混合物)ダイコーターを
用いて5g/m2となるように塗布し、電子線照射装置
により電子線加速電圧220KVで吸収線量0.5Mr
adになるように電子線照射して硬化して遮蔽層とし
た。その片面に実施例1と同様な電子線硬化性の剥離樹
脂をダイコーターにより1g/m2の塗布量で塗布し、
電子線照射装置内に導き、電子線加速電圧220KVで
吸収線量3Mradになるように電子線照射して硬化
し、操作で剥離層を設け両面剥離紙を得た。
【0044】実施例5
実施例1における原紙に含浸する電子線硬化性樹脂の種
類をトリメチロールプロパントリアクリレート(硬化物
のTg;250℃以上)、含浸平均重量を4.5g/m
2と変更した以外は、実施例1と同様にして剥離層を設
け、両面剥離紙を得た。
類をトリメチロールプロパントリアクリレート(硬化物
のTg;250℃以上)、含浸平均重量を4.5g/m
2と変更した以外は、実施例1と同様にして剥離層を設
け、両面剥離紙を得た。
【0045】実施例6
実施例1における原紙に含浸する電子線硬化性樹脂の種
類をα、ωーテトラアクリロイル−(ビストリメチロー
ルプロパン)−テトラヒドロフタレートとポリオキシア
ルキレン(C2〜3)化ビスフェノールA・ジアクリレ
ートの等量混合物(硬化物のTg;105℃)、含浸平
均重量を60g/m2とした以外は実施例1と同様な方
法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
類をα、ωーテトラアクリロイル−(ビストリメチロー
ルプロパン)−テトラヒドロフタレートとポリオキシア
ルキレン(C2〜3)化ビスフェノールA・ジアクリレ
ートの等量混合物(硬化物のTg;105℃)、含浸平
均重量を60g/m2とした以外は実施例1と同様な方
法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
【0046】比較例1
実施例1で得られた原紙に電子線硬化性樹脂を含浸させ
ることなく熱風乾燥を施し、両面に各面の乾燥後の坪量
が15g/m2のクレーコート層を設けて乾燥し、紙支
持体とした。乾燥した紙支持体はスーパーカレンダーで
平滑処理を行った。紙支持体の両面に実施例1と同様に
して剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
ることなく熱風乾燥を施し、両面に各面の乾燥後の坪量
が15g/m2のクレーコート層を設けて乾燥し、紙支
持体とした。乾燥した紙支持体はスーパーカレンダーで
平滑処理を行った。紙支持体の両面に実施例1と同様に
して剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
【0047】比較例2
実施例1において原紙に含浸する電子線硬化性樹脂の含
浸平均重量を2.5g/m2とした以外は実施例1と同
様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
浸平均重量を2.5g/m2とした以外は実施例1と同
様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
【0048】比較例3
実施例1において原紙に含浸する電子線硬化性樹脂の種
類を硬化物のTgが90℃であるトリプロピレングリコ
ールジアクリレートに、含浸平均重量を30g/m2と
した以外は実施例1と同様な方法で剥離層を設け、両面
剥離紙を得た。
類を硬化物のTgが90℃であるトリプロピレングリコ
ールジアクリレートに、含浸平均重量を30g/m2と
した以外は実施例1と同様な方法で剥離層を設け、両面
剥離紙を得た。
【0049】比較例4
実施例1において原紙に含浸する電子線硬化性樹脂の種
類を硬化物のTgが0℃以下である8モルのプロピレン
オキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート
に、含浸平均重量を75g/m2とした以外は実施例1
と同様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
類を硬化物のTgが0℃以下である8モルのプロピレン
オキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート
に、含浸平均重量を75g/m2とした以外は実施例1
と同様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
【0050】比較例5
実施例1と同様な原紙に、寸法安定剤としてポリアクリ
ルアマイド(スミレット13、住友化学工業製)をサイ
ズプレスで12g/m2となるように含浸させ、熱乾燥
を行なって含浸紙を得た。実施例1と同様に含浸紙の両
面に各面の乾燥後の坪量が15g/m2のクレーコート
層を設けて乾燥し、紙支持体とした。乾燥した紙支持体
はスーパーカレンダーで平滑処理を行った。実施例1と
同様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
ルアマイド(スミレット13、住友化学工業製)をサイ
ズプレスで12g/m2となるように含浸させ、熱乾燥
を行なって含浸紙を得た。実施例1と同様に含浸紙の両
面に各面の乾燥後の坪量が15g/m2のクレーコート
層を設けて乾燥し、紙支持体とした。乾燥した紙支持体
はスーパーカレンダーで平滑処理を行った。実施例1と
同様な方法で剥離層を設け、両面剥離紙を得た。
【0051】比較例6
実施例1において原紙に実施例1と同様な樹脂を含浸し
た含浸紙を用い、クレーコート層を設けて乾燥、平滑化
処理を行なった後、両面とも実施例1で用いた紫外線硬
化性の剥離樹脂を塗布、紫外線照射により硬化して両面
剥離用シートを得た。
た含浸紙を用い、クレーコート層を設けて乾燥、平滑化
処理を行なった後、両面とも実施例1で用いた紫外線硬
化性の剥離樹脂を塗布、紫外線照射により硬化して両面
剥離用シートを得た。
【0052】以上実施例1〜6、および比較例1〜6で
得られた剥離用シートについて以下に示す試験を行っ
た。その結果を表1に示す。
得られた剥離用シートについて以下に示す試験を行っ
た。その結果を表1に示す。
【0053】試験方法は以下の通りである。
【0054】[カールおよびシワ]カール20℃、湿度
65%の条件における相対比較により判定した。シワは
剥離紙巻取り時におけるシワの発生を相対比較により評
価した。
65%の条件における相対比較により判定した。シワは
剥離紙巻取り時におけるシワの発生を相対比較により評
価した。
【0055】[寸法安定性]サンプルを縦30cm、横
5cmに切断し、20℃、湿度65%の条件において正
確に20cmの間隔でピンでピンホールを開け、95℃
において24時間の乾燥条件で加熱乾燥した。乾燥器か
らサンプルを取り出し、即座にピンホール間の間隔を測
定した。20cmに対する寸法変化を百分率で表わし、
寸法安定性(%)とした。
5cmに切断し、20℃、湿度65%の条件において正
確に20cmの間隔でピンでピンホールを開け、95℃
において24時間の乾燥条件で加熱乾燥した。乾燥器か
らサンプルを取り出し、即座にピンホール間の間隔を測
定した。20cmに対する寸法変化を百分率で表わし、
寸法安定性(%)とした。
【0056】[平滑性]剥離樹脂を塗布する前の平滑処
理したサンプルについてスムースターで平滑性の試験を
行なった。
理したサンプルについてスムースターで平滑性の試験を
行なった。
【0057】
【表1】
【0058】評価・・実施例において作成した剥離紙
は、平滑化処理の段階では紙腰が付与されてないため、
平滑化の効果が大きく、表面性の良好な剥離紙を得るこ
とができる。また、剥離樹脂を電子線照射により硬化す
る段階で、含浸した電子線硬化性樹脂を硬化できるた
め、得られた剥離紙は寸法安定性が良好で、シワ、カー
ルの発生もない。
は、平滑化処理の段階では紙腰が付与されてないため、
平滑化の効果が大きく、表面性の良好な剥離紙を得るこ
とができる。また、剥離樹脂を電子線照射により硬化す
る段階で、含浸した電子線硬化性樹脂を硬化できるた
め、得られた剥離紙は寸法安定性が良好で、シワ、カー
ルの発生もない。
【0059】比較例1〜4、において作成した剥離紙
は、電子線硬化性樹脂の含浸量が少ないか、あるいはガ
ラス転移温度が低すぎるかの理由により、満足な寸法安
定性を与えず、シワやカールが発生する。比較例5にお
いては寸法安定性は良好であるが、紙腰が早い段階で付
与されるため、表面平滑性が良好でない。また、比較例
6のごとく、電子線照射を行なわなかった場合は、たと
え含浸量を満足する電子線硬化性樹脂を含んでいても、
寸法安定性に寄与しない。
は、電子線硬化性樹脂の含浸量が少ないか、あるいはガ
ラス転移温度が低すぎるかの理由により、満足な寸法安
定性を与えず、シワやカールが発生する。比較例5にお
いては寸法安定性は良好であるが、紙腰が早い段階で付
与されるため、表面平滑性が良好でない。また、比較例
6のごとく、電子線照射を行なわなかった場合は、たと
え含浸量を満足する電子線硬化性樹脂を含んでいても、
寸法安定性に寄与しない。
【0060】
【発明の効果】表1から明らかなように本発明は、原紙
に電子線硬化性樹脂が含浸されているため、剥離樹脂あ
るいは遮蔽層を電子線照射により硬化する段階で、含浸
した電子線硬化性樹脂も硬化でき、カール、シワの発生
しない、かつ寸法安定性のよい剥離紙を製造することが
できる。特に、剥離樹脂を電子線照射により硬化するま
では含浸された電子線硬化性樹脂は未硬化のままであ
り、紙腰が付与されておらず、カレンダー処理などの平
滑化処理が非常に行いやすい。以上のように、本発明の
方法は、工程が少なく、平滑化などの処理工程が容易
な、寸法安定性の良い剥離紙の製造方法に関するもの
で、工業的価値大なるものである。
に電子線硬化性樹脂が含浸されているため、剥離樹脂あ
るいは遮蔽層を電子線照射により硬化する段階で、含浸
した電子線硬化性樹脂も硬化でき、カール、シワの発生
しない、かつ寸法安定性のよい剥離紙を製造することが
できる。特に、剥離樹脂を電子線照射により硬化するま
では含浸された電子線硬化性樹脂は未硬化のままであ
り、紙腰が付与されておらず、カレンダー処理などの平
滑化処理が非常に行いやすい。以上のように、本発明の
方法は、工程が少なく、平滑化などの処理工程が容易
な、寸法安定性の良い剥離紙の製造方法に関するもの
で、工業的価値大なるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B05D 7/00 F 8616−4D
D21H 19/24
Claims (7)
- 【請求項1】 紙支持体の少なくとも片面に剥離層を有
する剥離紙において、紙中に硬化物のガラス転移温度が
100℃以上である電子線硬化性樹脂を紙の重量に対し
て、3重量%〜30重量%の割合で含浸し、少なくとも
片面の剥離層が電子線照射により硬化された剥離層であ
ることを特徴とする剥離紙。 - 【請求項2】 該剥離紙において、少なくとも片面の剥
離層が紫外線照射および電子線照射により硬化された剥
離層であることを特徴とする請求項1記載の剥離紙。 - 【請求項3】 該剥離紙において、電子線硬化性樹脂を
含む紙支持体と剥離層の中間に遮蔽層が設けられたこと
を特徴とする請求項1記載の剥離紙。 - 【請求項4】 該遮蔽層を有する剥離紙において、遮蔽
層が水溶性高分子であることを特徴とする請求項3記載
の剥離紙。 - 【請求項5】 該遮蔽層を有する剥離紙において、遮蔽
層が紫外線硬化性樹脂であることを特徴とする請求項3
記載の剥離紙。 - 【請求項6】 該遮蔽層を有する剥離紙において、遮蔽
層が電子線硬化性樹脂であることを特徴とする請求項3
記載の剥離紙。 - 【請求項7】 紙支持体中に、硬化物のガラス転移温度
が100℃以上である電子線硬化性樹脂を紙支持体の重
量に対して、3重量%〜30重量%の割合で含浸し、該
紙支持体上の少なくとも片面に電子線硬化性の剥離樹脂
を塗布し、電子線照射により紙支持体中の電子線硬化性
樹脂と表面の電子線硬化性の剥離樹脂とを同時に硬化す
ることを特徴とする剥離紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19089391A JPH059899A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 剥離紙およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19089391A JPH059899A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 剥離紙およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059899A true JPH059899A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16265488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19089391A Pending JPH059899A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 剥離紙およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059899A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003055894A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | セラミックグリーンシート製造用工程剥離紙及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP19089391A patent/JPH059899A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003055894A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | セラミックグリーンシート製造用工程剥離紙及びその製造方法 |
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