JPH06100040A - カレー容器 - Google Patents
カレー容器Info
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- JPH06100040A JPH06100040A JP4252699A JP25269992A JPH06100040A JP H06100040 A JPH06100040 A JP H06100040A JP 4252699 A JP4252699 A JP 4252699A JP 25269992 A JP25269992 A JP 25269992A JP H06100040 A JPH06100040 A JP H06100040A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器のリサイクル性を考慮しつつ汎用樹脂を
用いて保香性に優れたカレー容器を提供する。 【構成】 カレールウ10を収容するトレー1は、活性
炭を混入したポリプロピレン樹脂(PP樹脂)単一材料
で形成され、トレー1に含まれる活性炭の最適値は、下
記の式に基づいて求められる。 式:Log(T)= a × Log(C)+ b 約( −0.0115× t + 0.922) ≦ a ≦約( −0.0209×
t + 1.676) 約( −0.0315× t + 2.46) ≦ b ≦約( −0.0575×
t + 4.54) ここに、T:保香性能維持時間(hr) C:活性炭密度(mg/cm3) t:保存平均温度(℃)
用いて保香性に優れたカレー容器を提供する。 【構成】 カレールウ10を収容するトレー1は、活性
炭を混入したポリプロピレン樹脂(PP樹脂)単一材料
で形成され、トレー1に含まれる活性炭の最適値は、下
記の式に基づいて求められる。 式:Log(T)= a × Log(C)+ b 約( −0.0115× t + 0.922) ≦ a ≦約( −0.0209×
t + 1.676) 約( −0.0315× t + 2.46) ≦ b ≦約( −0.0575×
t + 4.54) ここに、T:保香性能維持時間(hr) C:活性炭密度(mg/cm3) t:保存平均温度(℃)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカレールウの包装に用い
られるカレー容器に関する。
られるカレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】混合香辛料を主成分とするカレールウの
包装材には、香りの漏れを防止する保香性が要求され、
保香性に優れたものとしてポリカーボネート樹脂からな
る容器が知られ、また実際にカレールウの包装に用いら
れている。
包装材には、香りの漏れを防止する保香性が要求され、
保香性に優れたものとしてポリカーボネート樹脂からな
る容器が知られ、また実際にカレールウの包装に用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリカーボネート容器
は、上述した保香性の他に、単一樹脂材料から形成され
ていることにより再利用(リサイクル)が容易であると
いう利点を備えるものの、下記の点が問題視されてい
る。
は、上述した保香性の他に、単一樹脂材料から形成され
ていることにより再利用(リサイクル)が容易であると
いう利点を備えるものの、下記の点が問題視されてい
る。
【0004】(1) 容器は、その開口端面に蓋材とし
ての蓋シートが融着されるが、ポリカーボネートと蓋シ
ートとの密着性が良すぎるため、蓋シートを取り除くと
きには、蓋シートを破り捨てる必要がある。すなわち、
蓋シートを容器から容易に剥離させることが難しく、商
品性を低下する一因となり易い。 (2) ポリカーボネートは、いわゆる汎用樹脂ではな
いため、高価である。
ての蓋シートが融着されるが、ポリカーボネートと蓋シ
ートとの密着性が良すぎるため、蓋シートを取り除くと
きには、蓋シートを破り捨てる必要がある。すなわち、
蓋シートを容器から容易に剥離させることが難しく、商
品性を低下する一因となり易い。 (2) ポリカーボネートは、いわゆる汎用樹脂ではな
いため、高価である。
【0005】そこで、本発明の目的は、容器のリサイク
ル性を考慮しつつ汎用樹脂を用いて保香性を備えたカレ
ー容器を提供することにある。
ル性を考慮しつつ汎用樹脂を用いて保香性を備えたカレ
ー容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題を達成
すべく、本発明にあっては、一般的に汎用性に優れ且つ
安価であるポリオレフィン樹脂を用いることとし、この
ポリオレフィン樹脂に脱臭材として知られている活性炭
を混入して保香性を付与するようにしてある。その上
で、カレー容器として必要最小限含まれるべき活性炭量
を求める式を案出し、この式により活性炭の必要最小限
の混入量を定めるようにしてある。
すべく、本発明にあっては、一般的に汎用性に優れ且つ
安価であるポリオレフィン樹脂を用いることとし、この
ポリオレフィン樹脂に脱臭材として知られている活性炭
を混入して保香性を付与するようにしてある。その上
で、カレー容器として必要最小限含まれるべき活性炭量
を求める式を案出し、この式により活性炭の必要最小限
の混入量を定めるようにしてある。
【0007】以上のことを前提として、本発明に係るカ
レー容器にあっては、活性炭を混入したポリオレフィン
系樹脂単一材料からなり、前記活性炭が最小限下記の式
で求められる混入量を有する構成としてある。
レー容器にあっては、活性炭を混入したポリオレフィン
系樹脂単一材料からなり、前記活性炭が最小限下記の式
で求められる混入量を有する構成としてある。
【0008】式:Log(T) =a×Log(C) +b 約(−0.0115×t+0.922)≦a≦約(−0.0209×t+1.
676) 約(−0.0315×t+2.46) ≦b≦約(−0.0575×t+4.
54)
676) 約(−0.0315×t+2.46) ≦b≦約(−0.0575×t+4.
54)
【0009】ここに、T:保香性能維持時間(hr) C:活性炭密度(mg/cm3) t:保存平均温度(℃)
【0010】ポリオレフィン系樹脂としては、経済性を
考慮して具体的な樹脂を採用すればよく、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の他に、エチレンープロピ
レン共重合体、ポリエチレンとポリプロピレンとを混合
したブレンドポリマーであってもよい。上記ポリオレフ
ィン系樹脂を用いて容器を形成するに当たっては、上記
樹脂を単一層あるいは多層のいずれで成形してもよい。
考慮して具体的な樹脂を採用すればよく、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等の他に、エチレンープロピ
レン共重合体、ポリエチレンとポリプロピレンとを混合
したブレンドポリマーであってもよい。上記ポリオレフ
ィン系樹脂を用いて容器を形成するに当たっては、上記
樹脂を単一層あるいは多層のいずれで成形してもよい。
【0011】また、カレー容器の形状については特に限
定されるものではなく、トレー型、コップ型等の現在使
用されている形状を採用することができる。更に、本発
明に係るカレー容器に入れて販売するカレールウの性状
としては、液体、固体、ペースト等、特に限定されるも
のではない。本発明における上記式については、下記の
実施例の説明から、その意義が明らかになろう。
定されるものではなく、トレー型、コップ型等の現在使
用されている形状を採用することができる。更に、本発
明に係るカレー容器に入れて販売するカレールウの性状
としては、液体、固体、ペースト等、特に限定されるも
のではない。本発明における上記式については、下記の
実施例の説明から、その意義が明らかになろう。
【0012】尚、特開昭58ー179477号公報に
は、カルシュウム又はマグネシュウムの粉末酸化物を混
入したポリオレフィン樹脂からなる容器に臭気性食品を
保存する方法の開示が見られる。
は、カルシュウム又はマグネシュウムの粉末酸化物を混
入したポリオレフィン樹脂からなる容器に臭気性食品を
保存する方法の開示が見られる。
【0013】
【0014】以下に本発明の実施例を添附した図面に基
づいて説明し、その上で活性炭の最適混入量を定める式
について詳しく説明する。図1に示す符号1はトレー
で、トレー1は上方に向けて開口する凹所2を有し、凹
所2は中間壁3により第1室4と第2室5とに仕切られ
ている。またトレー1は、その開口端に全周にわたって
延びるフランジ6を有している。このような形状を備え
たトレー1は、固形カレールウを包装する容器として既
知であり、また、実際に用いられていることから、形状
に関するこれ以上の説明は省略する。
づいて説明し、その上で活性炭の最適混入量を定める式
について詳しく説明する。図1に示す符号1はトレー
で、トレー1は上方に向けて開口する凹所2を有し、凹
所2は中間壁3により第1室4と第2室5とに仕切られ
ている。またトレー1は、その開口端に全周にわたって
延びるフランジ6を有している。このような形状を備え
たトレー1は、固形カレールウを包装する容器として既
知であり、また、実際に用いられていることから、形状
に関するこれ以上の説明は省略する。
【0015】トレー1は、活性炭を混入したポリプロピ
レン樹脂(PP樹脂)単一材料で且つ単一層で形成され
ている。ここに、活性炭の混入量(より詳しくは最適混
入量を求める式の誘導)について以下に説明する。先
ず、ポリプロピレン製トレー1に混在する活性炭の添加
量及び保存温度を種々に設定して、トレー1が保香性能
を維持する時間を調べた。
レン樹脂(PP樹脂)単一材料で且つ単一層で形成され
ている。ここに、活性炭の混入量(より詳しくは最適混
入量を求める式の誘導)について以下に説明する。先
ず、ポリプロピレン製トレー1に混在する活性炭の添加
量及び保存温度を種々に設定して、トレー1が保香性能
を維持する時間を調べた。
【0016】試験方法 (1)活性炭 塩素処理により不純物を除去した活性炭を用いた。 活性炭をふるい分けし、ふるいを通過した活性炭を用
いた。尚、使用したふるいは目開き45μmのものを使
用した。
いた。尚、使用したふるいは目開き45μmのものを使
用した。
【0017】活性炭を105℃にて16時間乾燥処理
した活性炭を用いた。尚、この乾燥処理により後述する
シート押し出し時における発泡を防止できる。
した活性炭を用いた。尚、この乾燥処理により後述する
シート押し出し時における発泡を防止できる。
【0018】(2)活性炭とPP樹脂との混合割合 混合割合を変えた5種類の活性炭混入PP樹脂を調製し
た。 活性炭0.05PHR樹脂(以下、0.05PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を0.50g混入。 活性炭0.10PHR樹脂(以下、0.10PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を1.0g混入。
た。 活性炭0.05PHR樹脂(以下、0.05PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を0.50g混入。 活性炭0.10PHR樹脂(以下、0.10PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を1.0g混入。
【0019】活性炭0.25PHR樹脂(以下、0.25
PHR樹脂という)PP樹脂1kgに対して活性炭を2.5
g混入。 活性炭0.50PHR樹脂(以下、0.50PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を5.0g混入。 活性炭1.00PHR樹脂(以下、1.00PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を10g混入。
PHR樹脂という)PP樹脂1kgに対して活性炭を2.5
g混入。 活性炭0.50PHR樹脂(以下、0.50PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を5.0g混入。 活性炭1.00PHR樹脂(以下、1.00PHR樹脂と
いう)PP樹脂1kgに対して活性炭を10g混入。
【0020】(3)混練処理 5種類の活性炭混入PP樹脂を個々に1軸エクストルー
ダを用いて240℃で混練した。尚、スクリューの回転
数は、低回転では、せん断力が弱いため、200rpm に
設定した。
ダを用いて240℃で混練した。尚、スクリューの回転
数は、低回転では、せん断力が弱いため、200rpm に
設定した。
【0021】(4)シート化 Tダイを用いて、シート厚約910μm、シート幅約3
00mmのシートを押し出し成形した。
00mmのシートを押し出し成形した。
【0022】(5)成形 真空成形法によりトレー1を形成した。尚、成形倍率
(展開倍率)は1.3であった。ここに、成形倍率は下記
の式で定義される。 式:成形倍率=(トレーの表面積)/(トレーの投影面
積) また、成形方法として、真空成形法以外に、圧空成形
法、真空圧空成形法、プラグアシスト成形法等を用いる
ことができる。
(展開倍率)は1.3であった。ここに、成形倍率は下記
の式で定義される。 式:成形倍率=(トレーの表面積)/(トレーの投影面
積) また、成形方法として、真空成形法以外に、圧空成形
法、真空圧空成形法、プラグアシスト成形法等を用いる
ことができる。
【0023】(6)保香性能維持時間の認識試験 0.05PHR樹脂〜1.00PHR樹脂からなる5種類
のトレー1に100gの固形のカレールウ10(図2参
照)を入れた。 カレールウ10を収容したトレー1に対し、その開口
部を、図2に示すように、蓋シート11で覆い、フラン
ジ6に対してその全周を融着した。蓋シート11はアル
ミ層を含む多層シートを用いて、この蓋シート11から
香りが漏れるのを防止した。
のトレー1に100gの固形のカレールウ10(図2参
照)を入れた。 カレールウ10を収容したトレー1に対し、その開口
部を、図2に示すように、蓋シート11で覆い、フラン
ジ6に対してその全周を融着した。蓋シート11はアル
ミ層を含む多層シートを用いて、この蓋シート11から
香りが漏れるのを防止した。
【0024】蓋シート11で封をしたカレールウ10
入りトレー1をアルミパウチ12(図2参照)に入れた
後、恒温室に放置した。恒温室として、60℃、50
℃、40℃の3つの室を用意した。 経時的にサンプリングし、室温に戻して1時間放置し
た後アルミパウチ12を開封して官能検査を行なって、
カレー臭の有無を確認した。
入りトレー1をアルミパウチ12(図2参照)に入れた
後、恒温室に放置した。恒温室として、60℃、50
℃、40℃の3つの室を用意した。 経時的にサンプリングし、室温に戻して1時間放置し
た後アルミパウチ12を開封して官能検査を行なって、
カレー臭の有無を確認した。
【0025】試験結果 上記官能試験による結果の一例を下記の表に示す。この
表は60℃の恒温室を用いて試験した結果の一部を示す
ものである。
表は60℃の恒温室を用いて試験した結果の一部を示す
ものである。
【0026】
【表1】 ────────────────────────────────── 温度 濃度 保存時間(時間:hrs) ────────────────────────────────── (℃)(PHR) (3hrs) (4.5hrs) (6hrs) (9hrs) (12hrs) (15hrs) (18hrs) ────────────────────────────────── 60 1.00 − − 5 4 4 4 3 ─────────────────────────────── 0.50 − − 5 5 5 3 1 ─────────────────────────────── 0.25 − − 5 3 3 2 1 ─────────────────────────────── 0.10 5 4 3 3 1 − − ─────────────────────────────── 0.05 5 3 3 2 11 − − ──────────────────────────────────
【0027】ここに、官能試験による評価指数1〜5の
意味は以下のとおりである。 5:内容物の臭いは認められない。 4:僅かに内容物の臭いが認められる。(カレー臭の判
別不可) 3:内容物の香りは認められる。(カレー臭の判別不
可) 2:カレー臭が認められる。
意味は以下のとおりである。 5:内容物の臭いは認められない。 4:僅かに内容物の臭いが認められる。(カレー臭の判
別不可) 3:内容物の香りは認められる。(カレー臭の判別不
可) 2:カレー臭が認められる。
【0028】1:カレー臭が顕著に認められる。
【0029】以上の官能試験において、評価指数5〜3
を維持する時間を保香性能維持時間とした。すなわち、
保香性能維持時間は、官能評価においてトレー1の外部
に内容物の臭いが認められるが、この臭いがカレー臭で
あるとの判別が不可能であるレベル(保香性有り)を保
持している期間とした。各保存温度における活性炭混入
割合と保香性能維持時間(hrs.)との関係を表2に示す。
を維持する時間を保香性能維持時間とした。すなわち、
保香性能維持時間は、官能評価においてトレー1の外部
に内容物の臭いが認められるが、この臭いがカレー臭で
あるとの判別が不可能であるレベル(保香性有り)を保
持している期間とした。各保存温度における活性炭混入
割合と保香性能維持時間(hrs.)との関係を表2に示す。
【0030】
【表2】 ─────────────────────────────── 活性炭混入割合 保存温度(℃) (PHR) 40 50 60 ─────────────────────────────── 1.00 504hrs. 72hrs. 18hrs. ─────────────────────────────── 0.50 240hrs. 60hrs. 15hrs. ─────────────────────────────── 0.25 96hrs. 30hrs. 12hrs. ─────────────────────────────── 0.10 72hrs. 24hrs. 9hrs. ─────────────────────────────── 0. 05 60hrs. 15hrs. 6hrs. ───────────────────────────────
【0031】式の誘導 表2に示すデータに基づいて、活性炭混入割合及び保香
性能維持時間の対数値を計算した。その結果を表3に示
す。
性能維持時間の対数値を計算した。その結果を表3に示
す。
【0032】
【表3】 ────────────────────────────── Log 保存温度(℃) (活性炭混入割合) 40 50 60 ────────────────────────────── 0.000 2.702 1.857 1.255 ────────────────────────────── −0.301 2.380 1.778 1.176 ────────────────────────────── −0.602 1.982 1.477 1.079 ────────────────────────────── −1.000 1.857 1.380 0.954 ────────────────────────────── −1.301 1.778 1.176 0.778 ──────────────────────────────
【0033】次に、保存温度40℃、50℃、60℃に
おいて、Log(混入割合:PHR)とLog(保香時間:Thrs.)
との相関式を算出したところ、各相関式は下記のように
なった。
おいて、Log(混入割合:PHR)とLog(保香時間:Thrs.)
との相関式を算出したところ、各相関式は下記のように
なった。
【0034】 式:40℃:Log(T)=0.719×Log(PHR) +2.6
47 50℃:Log(T)=0.534×Log(PHR) +1.895 60℃:Log(T)=0.356×Log(PHR) +1.277
47 50℃:Log(T)=0.534×Log(PHR) +1.895 60℃:Log(T)=0.356×Log(PHR) +1.277
【0035】ここに、Log(T)は、Log(保香性能維持時
間hrs.)の意味である。これら3つの式において、保存
温度(t℃)と傾きあるいは切片から下記の関係式を求
めたところ、高い相関性が認められた。 式:切片=−0.0685×t+5.3652 傾き=−0.0181×t+1.4425
間hrs.)の意味である。これら3つの式において、保存
温度(t℃)と傾きあるいは切片から下記の関係式を求
めたところ、高い相関性が認められた。 式:切片=−0.0685×t+5.3652 傾き=−0.0181×t+1.4425
【0036】以上の検討から活性炭混入割合(PHR)
と保香性能維持時間(Thrs.)並びに保存温度(t℃)
の関係は下記の式で一般化されることになる。
と保香性能維持時間(Thrs.)並びに保存温度(t℃)
の関係は下記の式で一般化されることになる。
【0037】式:Log(T)=α×Log(PHR)+β α=−0.0181×t+1.4425 β=−0.0685×t+5.3652
【0038】以上の結果から、仮りに平均保存温度20
℃で1年間(8760hrs.) の保香性維持機能を持たせ
るには、必要最小限の活性炭混入割合として、上記式か
ら約0.90PHRという値を容易に得ることができる。
勿論、平均保存温度あるいは保香性維持時間の設定を種
々に変えたとしても、上記式に基づいて、活性炭混入量
の最適値を容易に見出すことができる。
℃で1年間(8760hrs.) の保香性維持機能を持たせ
るには、必要最小限の活性炭混入割合として、上記式か
ら約0.90PHRという値を容易に得ることができる。
勿論、平均保存温度あるいは保香性維持時間の設定を種
々に変えたとしても、上記式に基づいて、活性炭混入量
の最適値を容易に見出すことができる。
【0039】さて、活性炭混入割合(PHR)を活性炭
の密度(mg/cm3)に換算して、上記と同様の手法により
一般式にしたのが下記の式である。
の密度(mg/cm3)に換算して、上記と同様の手法により
一般式にしたのが下記の式である。
【0040】式:Log(T)=a×Log(C)+b a=−0.018t+1.42 b=−0.049t+3.87 尚、当該式におけるCは、活性炭の密度(mg/cm3)であ
る。
る。
【0041】ちなみに、各保存温度におけるLog(C)と
Log(T)との相関式は、図4にも示すように、以下のと
おりであった。 40℃:Log(T)=0.710619Log(C)+1.921
50 50℃:Log(T)=0.530423Log(C)+1.370
63 60℃:Log(T)=0.356422Log(C)+0.938
956
Log(T)との相関式は、図4にも示すように、以下のと
おりであった。 40℃:Log(T)=0.710619Log(C)+1.921
50 50℃:Log(T)=0.530423Log(C)+1.370
63 60℃:Log(T)=0.356422Log(C)+0.938
956
【0042】また、これら3つの式における保存温度と
傾きあるいは切片から得られる関係式は以下のとおりで
あった。 式:傾き=−0.0177099×t+1.41798 切片=−0.0491272×t+3.86672
傾きあるいは切片から得られる関係式は以下のとおりで
あった。 式:傾き=−0.0177099×t+1.41798 切片=−0.0491272×t+3.86672
【0043】さて、トレー1の成形倍率について、実用
的見地から検討すれば、1.1≦成形倍率≦2.0の範囲に
ある。このことを前提として、成形倍率と相関式との関
係を考察した。
的見地から検討すれば、1.1≦成形倍率≦2.0の範囲に
ある。このことを前提として、成形倍率と相関式との関
係を考察した。
【0044】これまで求めた成形倍率(1.3)における
40℃、50℃、60℃の各相関式は、図4から理解さ
れるように、ポイントPで交差している。ポイントPの
座標値は(0.00168、0.857)である。このこと
から、 各成形倍率における傾きは、成形倍率に反比例する。 各成形倍率における相関式は全てポイントPを通る。 と仮定して、傾き及び切片を求めた結果が下記の表4で
ある。
40℃、50℃、60℃の各相関式は、図4から理解さ
れるように、ポイントPで交差している。ポイントPの
座標値は(0.00168、0.857)である。このこと
から、 各成形倍率における傾きは、成形倍率に反比例する。 各成形倍率における相関式は全てポイントPを通る。 と仮定して、傾き及び切片を求めた結果が下記の表4で
ある。
【0045】
【表4】 ───────────────────────────── 保存温度 成形倍率 傾き 切片 ───────────────────────────── 1.1 0.8386 2.243 40℃ ────────────────────── 2.0 0.4612 1.204 ───────────────────────────── 1.1 0.6293 1.667 50℃ ────────────────────── 2.0 0.3461 0.8865 ───────────────────────────── 1.1 0.4200 1.093 60℃ ────────────────────── 2.0 0.2310 0.5740 ─────────────────────────────
【0046】この表4から保存温度(t℃)と傾きある
いは切片の関係式は以下のようになる。 成形倍率=1.1:傾き=−0.02093×t+1.67
6 切片=−0.05750×t+4.543 成形倍率=2.0:傾き=−0.01151×t+0.92
16 切片=−0.03150×t+2.463
いは切片の関係式は以下のようになる。 成形倍率=1.1:傾き=−0.02093×t+1.67
6 切片=−0.05750×t+4.543 成形倍率=2.0:傾き=−0.01151×t+0.92
16 切片=−0.03150×t+2.463
【0047】これを一般式で表わせば以下のようにな
る。 式:Log(T) =a×Log(C) +b 約(−0.0115×t+0.922)≦a≦約(−0.0209×t+1.
676) 約(−0.0315×t+2.46) ≦b≦約(−0.0575×t+4.
54)
る。 式:Log(T) =a×Log(C) +b 約(−0.0115×t+0.922)≦a≦約(−0.0209×t+1.
676) 約(−0.0315×t+2.46) ≦b≦約(−0.0575×t+4.
54)
【0048】したがって、実用性を考慮して種々のトレ
ーを作ったとしても、この式を用いることにより、活性
炭の混入量の最適値を容易に見出すことができる。
ーを作ったとしても、この式を用いることにより、活性
炭の混入量の最適値を容易に見出すことができる。
【0049】尚、傾きa及び切片bは、a>0、b>−
0.07が絶対条件となる。すなわち、Log(T)=a×Lo
g(C)+bにおいて、aが負(マイナス)であるなら
ば、活性炭密度が高くなるに従って、保香性能維持時間
が短くなる。しかしながら、実際には、この様なことは
起こり得ない。したがって、aの値は正(プラス)であ
ることが絶対条件となる。次に切片bについて検討す
る。先ず、a=0のときにはLog(T)=bとなる。この
式にポイントPの座標値T=0.857を代入すると、b
=約−0.07となり、したがって実際にはb>−0.07
が絶対条件となる。
0.07が絶対条件となる。すなわち、Log(T)=a×Lo
g(C)+bにおいて、aが負(マイナス)であるなら
ば、活性炭密度が高くなるに従って、保香性能維持時間
が短くなる。しかしながら、実際には、この様なことは
起こり得ない。したがって、aの値は正(プラス)であ
ることが絶対条件となる。次に切片bについて検討す
る。先ず、a=0のときにはLog(T)=bとなる。この
式にポイントPの座標値T=0.857を代入すると、b
=約−0.07となり、したがって実際にはb>−0.07
が絶対条件となる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、商品(カレールウ)の保存期間及び保存温度
に応じて、容器の保香性維持に必要な活性炭の最適混合
量を容易に見出すことができる。また汎用樹脂を用いて
あるため、剥離容易な蓋材(蓋シート)の検討及び実用
化が行われており、これらを流用することにより蓋シー
トを容易に剥離できるカレー容器とすることができ、従
来に比べて商品性を向上することができると共に従来の
カレー容器よりも安価に製造することができる。更に、
単一材料で形成してあるため、容器のリサイクルが容易
である。
によれば、商品(カレールウ)の保存期間及び保存温度
に応じて、容器の保香性維持に必要な活性炭の最適混合
量を容易に見出すことができる。また汎用樹脂を用いて
あるため、剥離容易な蓋材(蓋シート)の検討及び実用
化が行われており、これらを流用することにより蓋シー
トを容易に剥離できるカレー容器とすることができ、従
来に比べて商品性を向上することができると共に従来の
カレー容器よりも安価に製造することができる。更に、
単一材料で形成してあるため、容器のリサイクルが容易
である。
【図1】活性炭の最適混合量を求める式を誘導するため
に、その試験に用いたカレールウ用のトレーの斜視図で
ある。
に、その試験に用いたカレールウ用のトレーの斜視図で
ある。
【図2】図1に示すIIーII線に沿って切断したトレーの
断面図である。
断面図である。
【図3】保存温度及び活性炭混合量を種々に変えて香保
性維持時間を試験した結果を示す図。
性維持時間を試験した結果を示す図。
【図4】実用的な観点からカレー用容器に含まれるべき
活性炭の最適混合量を求める式を誘導するに用いた試験
結果を示すグラフである。
活性炭の最適混合量を求める式を誘導するに用いた試験
結果を示すグラフである。
1 カレー用トレー 10 カレールウ 11 蓋シート
フロントページの続き (72)発明者 清水 陽子 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 活性炭を混入したポリオレフィン系樹脂
単一材料からなり、前記活性炭が最小限下記の式、 式:Log(T) =a×Log(C) +b 約(−0.0115×t+0.922)≦a≦約(−0.0209×t+1.
676) 約(−0.0315×t+2.46) ≦b≦約(−0.0575×t+4.
54) ここに、T:保香性能維持時間(hr) C:活性炭密度(mg/cm3) t:保存平均温度(℃) で求められる混入量を有している、ことを特徴とするカ
レー容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252699A JP3065811B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カレー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4252699A JP3065811B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カレー容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100040A true JPH06100040A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3065811B2 JP3065811B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17241024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4252699A Expired - Fee Related JP3065811B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | カレー容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3065811B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4252699A patent/JP3065811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3065811B2 (ja) | 2000-07-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |