JPH061001B2 - 残響可変装置 - Google Patents

残響可変装置

Info

Publication number
JPH061001B2
JPH061001B2 JP28154784A JP28154784A JPH061001B2 JP H061001 B2 JPH061001 B2 JP H061001B2 JP 28154784 A JP28154784 A JP 28154784A JP 28154784 A JP28154784 A JP 28154784A JP H061001 B2 JPH061001 B2 JP H061001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
reverberation
space
door
sound absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28154784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61155535A (ja
Inventor
敏郎 松本
信義 村井
立美 中島
正志 藤本
邦彦 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP28154784A priority Critical patent/JPH061001B2/ja
Publication of JPS61155535A publication Critical patent/JPS61155535A/ja
Publication of JPH061001B2 publication Critical patent/JPH061001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、試聴室やホール等の室の残響時間を変更でき
るように構成した残響可変装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の残響可変装置としては、種々の形式のもの
が知られている(文献を挙げることができない)。
例えば、第8図(イ)に示すものは、室の内表面(I′)に形
成した吸音率の高い部分(G′)と、スライド式の扉(1′)
とを組み合わせたものである。つまり、この扉(1′)を
引き込んで図中破線で示すように位置させた場合には、
吸音率の高い部分(G′)が室(C′)に対して露呈され、吸
音力が高くなって室(C′)の残響時間は短くなる。一
方、この扉(1′)を引き出して図中実線で示すように位
置させた場合には、吸音率の高い部分(G′)はこの扉
(1′)によって覆われ、替りに、反射率を高くしたこの
扉(1′)の表面(P′)が室(C′)に向くこととなるので、
吸音力は低くなって残響時間が長くなる。
また、例えば、第8図(ロ)に示すものは、室(C′)の内表
面(I′)の一部を、軸芯(Z′)周りでの回動可能な可動体
(1″)にしたものである。この可動体(1″)は、一方の面
(G′)を吸音率の高い材料から形成し、他方の面(P″)を
反射率の高い材料から形成してある。つまり、可動体
(1″)を回転させてその何れかの面(G″)又は(P″)が室
(C′)に向くように位置させることによって、吸音力が
高く室(C′)の残響時間の短い状態と吸音力が低く室
(C′)の残響時間の長い状態との何れかの状態を現出で
きるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来構成による場合には、以下に延べ
るような問題のある現状であり、改良の余地があった。
第1に、残響時間を変化させる場合、先に挙げた第8図
(イ)に示す方式であれば扉(1′)を開閉する操作、そし
て、第8図(ロ)に示す方式であれば、可動体(1″)を開閉
する操作が夫々必要である。そして、この操作は、何れ
の形式の場合にも、室(C′)内から直接見える状態で行
われる。
一方、試聴室やホール等の室(C′)においては、聴覚心
理実験が行われることが多い。これは、例えば、残響時
間の変化と明瞭度の関係を調べるものや、残響時間の変
化による音場の主観的評価を行うものなどである。従っ
て、このような心理実験を行うに際しては、上述したよ
うな、直接見える状態での残響可変操作は、被験者に視
覚的な心理効果を与えてしまう虞があって好ましくな
い。そのような心理効果を除去するために、室(C′)を
完全に暗くしたりする事も考えられるが、実験の手順が
複雑になる虞もある。
第2には、吸音材料は、特に室(C′)の仕上げ部分に用
いられることの多い多孔質型のものにあっては、一般的
にその吸音率が低音域では低く高温域では高い特性を持
っているものである。従って、このような特性を持つ吸
音材を、室の内表面の一部に形成した従来構成による場
合には、低音域での残響時間の変化を、充分な巾をもっ
て行うことができない虞もあった。
本発明の目的は、上述の実情に鑑み、残響可変装置を、
聴覚実験等における被験者等に与える視覚的影響の少な
いものにするとともに、残響時間の変化特性を可聴全周
波数帯域において良好なものにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による室の残響時間を変更する残響可変装置の特
徴構成は、室に、開口によってこの室と連通する空間を
形成し、この空間と前記室とを仕切る壁の室から見て裏
側の部分に、この空間の内表面を吸音率の高い状態と反
射率の高い状態とに亘って変更する吸音力変更装置を配
設したことにある。
〔作用〕
つまり、残響時間を変更するための吸音力変更装置の変
更操作は、室から見て壁の裏側で行われるので、例え
ば、聴覚実験を行う際に、室内の被験者からこの操作が
直接見えることが少ない。
さらに、吸音力変更装置が配設された空間が、それ自体
として、共鳴器として働くから、低温域での吸音力を高
めることができるのである。
〔発明の効果〕
その結果、例えば、聴覚実験の際に、室を完全に暗くす
る等の処理を施すことなく、被験者に与える視覚的な影
響を少なくすることができて、実験手順を複雑化するこ
となく、実験の精度を高めることができるようになっ
た。また、残響時間の変更を、高温域から低音域に亘る
広い範囲で、リニアティを良好に維持しながら行えるよ
うになった。従って、全体として、精度の高い聴覚実験
が可能な、しかも、優れた残響変化特性を持った、残響
可変装置を提供できるようになった。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図は、本発明による残響可変装置を適用
した室(C)の、夫々、平面図及び断面図である。試聴室
(C)は、平面視形状を平行壁面のない五角形にして、フ
ラッターエコーの防止を計ってある。そして、試聴室
(C)の周囲に、本発明による残響可変装置の一例とし
て、7個の壁型吸音ユニット(X)を形成してある。ま
た、天井には、2個の天井型吸音ユニット(Y)を形成し
てある。
天井型吸音ユニット(Y)は、天井懐内に形成空間(w)と、
この空間(w)と試聴室(C)との間の開口(b)に対して開閉
自在なスライド式扉(2)とからなっている。空間(w)の内
表面には、グラスウール(G3)を張り巡らしてある。ま
た、スライド式扉(2)の上面はグラスウール(G4)貼り
で、この扉(2)の下面(P2)はプラスターボード貼りであ
る。つまり、このスライド式扉(2)を引き込んだ場合に
は、空間(w)を形成する吸音率の高い部分(G3),(G4)が
試聴室(C)に露呈され、吸音力が高くなって試聴室(C)の
残響時間は短くなる。一方、この扉(2)を引き出した場
合には、空間(w)と試聴室(C)とが遮断され、この扉(2)
の反射率の比較的高い面(P2)が試聴室(C)に露呈され、
吸音力は低くなって試聴室(C)の残響時間は長くなる。
次に、壁型ユニット(X)について説明する。第3図はこ
のユニット(X)の平面を、第4図はこのユニット(X)の断
面を、夫々示すものである。
各ユニット(X)は、試聴室(C)と開口(a)によって連通す
る空間(v)を有するとともに、この空間(v)を形成する壁
面に2個、天井面に1個、合計3個の吸音力変更装置
(A)を備えている。この吸音力変更装置(A)は、この実施
例においては、軸芯(Z1)〜(Z3)周りで回動及び固定自在
な扉(1)である。この扉(1)の一方の側の表面は、吸音率
の比較的高いグラスウール層(G1)に形成してあり、ま
た、他方の側の表面(P1)には、反射率の比較的高いプラ
スターボードを貼ってある。また、隣り合うユニット
(X)どうしの間、及び、各ユニット(X)の天井懐には、夫
々、32kg/m3のグラスウール(G2)を充填してある。そ
して、各ユニット(X)の扉(1)は、図中実線で示すように
位置した開放状態で、充填グラスウール(G2)の表面、及
び、扉(2)自身のグラスウール層(G1)が、この空間(v)の
内表面の一部となるように、また、図中二点鎖線で示す
ように位置した閉鎖状態で、扉(1)自身によって充填グ
ラスウール(G2)を覆うとともに、そのプラスターボード
貼り側表面(P1)がこの空間(v)の内表面の一部となるよ
うに構成されている。つまり、扉(1)が開放された状態
では、このユニット(X)による吸音力が大きくなって試
聴室(C)の残響時間が長くなる。また、扉(1)が閉鎖され
た状態では、このユニット(X)による吸音力が小さくな
って試聴室(C)の残響時間が長くなるのである。さら
に、各扉(1)には、第5図に示すように、閉鎖操作を行
うためのエアシリンダ(3)が付設されており、このエア
シリンダ(3)の作動量を無段階に変化させることで扉(1)
の開度を変え、ユニット(X)の吸音力を無段階に変化さ
せることができるようになっている。
そして、第1図、第3図及び第4図に示すように、各扉
(1)は、壁型吸音ユニット(X)を構成する空間(v)と試聴
室(C)とを仕切る壁(4)の、試聴室(C)から見て裏側の部
分に取付られており、各扉(1)の開閉操作も、この壁(4)
の裏側で行われるようになっている。つまり、試聴室
(C)内からは、この扉の開閉が見えにくいようになって
いる。従って、試聴室(C)を用いて聴覚実験等を行うに
際して、残響時間を変化させるべく行う各扉(1)の開閉
操作を、試聴室(C)内の被験者に対して視覚情報として
与える虞が少なく、実験を精度よく行なえることができ
るのである。
第6図は、この壁型吸音ユニット(X)の1個あたりの吸
音力の周波数特性を示すグラフである。横軸は、測定に
用いた1/3オクターブバンドノイズの中心周波数(Hz)、
縦軸は、内表面積を(S)、平均吸音率を()としたと
きに(S・)で表される吸音力(m2)である。このグ
ラフからわかるように、このユニット(X)の吸音力は低
音域(63Hz〜250Hz)において比較的高い。これ
は、このユニット(X)が有する空間(v)が共鳴器として機
能するためであると考えられる。
そして、第1図に示すように、試聴室(C)に、各ユニッ
ト(X),(Y)のエアーシリンダ(3)の作動をコントロール
する制御装置(5)が設けられており、各扉(1)の開度を任
意に設定することで、この試聴室(C)の残響時間を可変
範囲内で任意に設定できるようになっている。また、こ
の制御装置(5)は、試聴室(C)外に配置されたパーソナル
コンピュータ(6)と接続されており、必要な残響時間を
得るのに必要な各扉(1),(2)の開度を、このパーソナル
コンピュータ(6)によって求めて制御装置(5)に転送し、
各扉(1),(2)に対する移動操作を、全て自動的に行える
ようにもなっている。
また、第7図は、壁型吸音ユニット(X)及び天井型吸音
ユニット(Y)の扉(1),(2)を、全開した状態と全閉した
状態とにおける、試聴室(C)の残響時間の周波数特性を
示すグラフである。横軸は、測定に用いた1/3オクター
ブバンドノイズの中心周波数(Hz)である。このグラフ
からわかるように、ほぼ全周波数帯域について、図中白
丸表示した全閉状態と図中黒丸表示した全開状態とに亘
って、充分な巾を持った残響時間の可変状態が得られる
のである。つまり、各壁型吸音ユニット(X)が低音域で
高い吸音力を有することに起因して、残響時間の低音域
での可変特性が改善されたことがわかる。尚、試聴室
(C)の床面積は22.7m2、容積は56.7m3、表面積は93.9m2
である。試聴室(C)の壁と天井とは、夫々、珪酸カルシ
ウム板(8mm)の上にプラスターボード(12mm)を貼り、さ
らにその上にビニールクロスを貼ってあり、天井下地内
には32kg/m3のグラスウールを50mm、壁下地内には同じ
く32kg/m3のグラスウールを75mm充填してある。試聴室
(C)の床はフローリング(15mm)の上に合板(5.5mm)を貼
り、その上にカーペット(7mm)を敷いてあり、床下空間
には、32kg/m3のグラスウールを充填してある。
吸音力変更装置(A)としては、先に述べた実施例におけ
る片開き形式の扉(1)に替えて、片引き形式の扉や、吸
音率の高い材料からなる面と反射率の高い材料からなる
面とを有する可動体等の種々のものを用いることが可能
である。また、吸音率の比較的高い材料としては、グラ
スウールの他、ロックウールや軟質ウレタンフォーム
等、反射率の比較的高い材料としては、プラスターボー
ドの他、アスベストラックスや金属板等、夫々種々の材
料を用いることが可能である。
残響可変装置(X)を構成する空間(v)及び開口(a)の形状
や具体的寸法、或いは、残響可変装置(X)の数やその配
置については、要求される残響時間の可変範囲に応じ
て、適宜変更可能である。また、天井型吸音ユニット
(Y)を、本発明による残響可変装置の形式にしてもよ
い。
本発明は、試聴室(C)の他、各種ホールやスタジオ、或
いは、講堂や体育館等にも適用することが可能で、それ
らを室(C)と総称する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明に係る残響可変装置の実施
例を示し、第1図は試聴室の平面図、第2図は第1図に
おけるII−II線断面図、第3図は残響可変装置の平面
図、第4図は第3図におけるIV−IV線断面図、第5図は
吸音力変更装置部分の拡大図、第6図は残響可変装置の
吸音力特性を示すグラフ、第7図は試聴室の残響時間特
性を示すグラフである。第8図(イ),(ロ)は夫々従来例を
示す第3図に相当する平面図である。 (C)……室、(v)……空間、(a)……開口、(4)……壁、
(A)……吸音力変更装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 正志 大阪府南河内郡美原町平尾683番地 株式 会社竹中工務店技術研究所大阪支所内 (72)発明者 荒木 邦彦 大阪府南河内郡美原町平尾683番地 株式 会社竹中工務店技術研究所大阪支所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室(C)の残響時間を変更できるように構成
    した残響可変装置であって、前記室(C)に、開口(a)によ
    ってこの室(C)と連通する空間(v)を形成し、この空間
    (v)と前記室(C)とを仕切る壁(4)の室から見て裏側の部
    分に、この空間(v)の内表面を吸音率の高い状態と反射
    率の高い状態とに亘って変更する吸音力変更装置(A)を
    配設してある残響可変装置。
JP28154784A 1984-12-27 1984-12-27 残響可変装置 Expired - Fee Related JPH061001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28154784A JPH061001B2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27 残響可変装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28154784A JPH061001B2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27 残響可変装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61155535A JPS61155535A (ja) 1986-07-15
JPH061001B2 true JPH061001B2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=17640696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28154784A Expired - Fee Related JPH061001B2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27 残響可変装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061001B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6420211B2 (ja) * 2015-06-19 2018-11-07 大和ハウス工業株式会社 防音室
DK179483B1 (en) * 2017-03-05 2018-12-17 Werner Adelmann-Larsen Niels Variable Acoustic Technology for Rooms

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61155535A (ja) 1986-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0722526B1 (en) Acoustical virtual environment
US5923002A (en) Acoustical room paneling and method of installation
US6015026A (en) Acoustical diffuser assembly and method of installation
JP2020520483A (ja) 部屋のための可変音響技術
Lewers et al. Some acoustical properties of St Paul's Cathedral, London
US1896844A (en) Acoustics
JP2606534B2 (ja) 低音吸音部材および音響室構造
US2431962A (en) Reverberation method and system
JPS61155535A (ja) 残響可変装置
JPH08335027A (ja) 騒音シミュレーション装置
US20050047607A1 (en) System and method for sharing acoustical signal control among acoustical virtual environments
Sü-Gül et al. Acoustical considerations in the design of Heydar Aliyev Center auditorium
Katunský et al. Problems in the Designing of Acoustic Properties of Musical Rehearsals
Aydin et al. Assessment of acoustical characteristics for historical baths (hammams)
US2361652A (en) Sound-absorbing control for acoustical units
Rettinger Recent Developments in the Acoustics of Motion Picture Sound Stages
Chiang et al. Variable acoustics design of a small proscenium concert hall
JPH0238320Y2 (ja)
Hirtle et al. Rain Noise on Building Structures
JPH0372132A (ja) 音響建築用パネル
Klepper Acoustics of the Jacksonville Civic Auditorium
Sü Acoustical Performance Analysis of Bilkent University Amphitheater" Odeon"
Ramakrishna Acoustical Design and Testing of the Centenary Auditorium of Madras University
JPS60203754A (ja) パネルユニツト式音響調整装置
Humphrey Typical Sound Studio Recording Installations

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees