JPH06100254A - エレベータの異常検出装置 - Google Patents

エレベータの異常検出装置

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JPH06100254A
JPH06100254A JP4251348A JP25134892A JPH06100254A JP H06100254 A JPH06100254 A JP H06100254A JP 4251348 A JP4251348 A JP 4251348A JP 25134892 A JP25134892 A JP 25134892A JP H06100254 A JPH06100254 A JP H06100254A
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Yuichi Hara
裕一 原
Ichiro Kawabe
一郎 河辺
Takaaki Oka
高明 岡
Kenji Kono
賢治 河野
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エレベータの走行時の起動状態の異常を容易に
検出することができるエレベータの異常検出装置を提供
すること。 【構成】乗りかご1の運行制御はエレベータ制御装置1
0で実行され、乗りかご1の起動時の起動状態の点検は
異常検出装置20により行われる。異常検出装置20
は、乗りかごの起動毎に起動指令信号、速度検出信号を
入力してその作動時間をMPU21で演算して規定の時
間と比較し、異常の場合、起動状態を起動遅れ、飛び出
し、反転に判別し、点検指示情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの異常検出装
置に関し、特にエレベータの走行の起動時の異常検出を
行うエレベータの異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの乗り心地が悪いと
利用客に不快感や不安感を与えることがあるので、エレ
ベータを乗り心地良く運行させることが利用客をエレベ
ータで移送する場合の重要な条件である。特に、エレベ
ータの走行時の起動端においては飛び出しや反転が発生
しないよう、起動時の加速度を0から所定の加速度まで
滑らかに増加させるようにエレベータの制御を行う必要
がある。
【0003】ところで、このエレベータの起動時の制御
状態は、乗りかごの速度制御技術、乗りかごを駆動する
電動機、及び速度制御装置を構成する各部品の電気的特
性に大きく依存し、経年的にこの電気的特性も変化して
いく。また、乗りかご内の積載量を含めた乗りかご全体
の重量と釣合い錘の重量のアンバランスから生じる起動
時の飛び出し、反転を防ぐため、乗りかごの下に設置さ
れている負荷検出装置により、乗りかご内の積載量を検
出し、起動時に電動機のトルク補償を行っているのが通
常で、この乗りかごの下の負荷検出装置のセット状態も
経年的に乗りかごの下の防振ゴムのたわみ等により変化
していくので起動時の飛び出し、反転につながる。
【0004】このため、従来は、この起動時の制御状態
を確認するために、エレベータの保守時に専門技術者が
感覚で判定したり、加速度振動計を用いて記録計に記録
し、この記録波形から起動時の加速状態を含む乗り心地
の良否の判定を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の感覚で
起動時の加速度を判定する方法については、検出精度の
ばらつきを避けることができないという問題がある。ま
た、加速度振動計を用いる方法では、準備や測定に手間
がかかるという問題がある。また、どちらの方法でも、
24時間常時監視することは現実的には費用がかかりす
ぎるので困難である。
【0006】本発明は、前述したような各種の問題点を
除くためのもので、その目的は、エレベータの起動時の
制御状態の良否の確認を的確且つ、簡単に行うとができ
るエレベータの異常検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、多階床間
を走行するエレベータにおいて、前記エレベータの走行
の起動毎に、起動開始を促す信号と実際に速度を検出し
た信号との時間関係を規定された時間と比較する比較手
段と、この比較手段により得られた結果に基づいて起動
時の起動状態を状態別に分類する判断手段とを設けるこ
とにより達成される。
【0008】
【作用】エレベータが起動する毎にエレベータ制御装置
から起動を開始させる起動指令信号と、この信号の動作
後に乗りかごが動き始めたことを検出する速度検出信号
を異常検出装置に出力する。異常検出装置は起動指令信
号と速度検出信号の作動時間とを求める。この作動時間
を規定の時間と比較判定し、この判定により異常値を示
す場合に、状態別に判別し、出力表示を行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例に係るエレベータ異常検出
装置のブロック構成図である。図で、1はエレベータの
昇降路内を走行する乗かごであり、この乗かご1はカウ
ンタウエイト2とともにロープ3を介してシーブ4につ
るべ状に吊られている。シーブ4は減速機5を介してエ
レベータ駆動用電動機6および電磁ブレーキ7に連結さ
れており、エレベータ駆動用電動機6にはこの電動機6
の回転に応動してパルスを発生するロータリーエンコー
ダ8が連結されている。
【0010】10はエレベータ制御装置であり、エレベ
ータ乗りかご1の走行、停止およびドアの開閉など乗り
かご1の通常の動作の制御を行う。11はエレベータ制
御装置10内のMPU、12は第1のメモリ、13は通
信インターフェース、14はロータリーエンコーダ8の
出力パルスをエレベータ制御装置10のMPU11に入
力するための入力インターフェース、15は電磁ブレー
キ7を吸引、釈放するための出力インターフェースであ
る。
【0011】20は本実施例によるエレベータの異常検
出装置で、21は異常検出装置20内のMPU、22は
第2のメモリ、23は通信インターフェース、24は出
力インターフェースである。30は表示器、40は印字
器でそれぞれ異常検出装置20に接続されている。
【0012】このように構成した実施例の動作は次の通
りである。乗りかご1は運転制御装置10の制御によ
り、走行、停止及びドアの開閉などエレベータ機器とし
て必要な動作を実行する。乗りかご1がエレベータ制御
装置10の制御により起動を開始するとき、エレベータ
制御装置10は起動指令信号を出力すると共に電磁ブレ
ーキ7を吸引して開放するための信号を出力インターフ
ェース15に出力することにより電磁ブレーキ7が開放
する。エレベータ制御装置10は同時に乗りかごを滑ら
かに加速するために電動機を制御していく。これによ
り、電動機6の回転とともにシーブ4が回転し、乗りか
ごが走行を開始する。
【0013】このとき電動機6に連結されているロータ
リーエンコーダ8からパルスが出力され、エレベータ制
御装置10の入力インターフェース14を介してMPU
11に入力される。MPU11は単位時間当りのパルス
数が所定の値を超えていると速度検出信号をオンさせ
る。この起動指令信号と速度検出信号はエレベータ制御
装置10の通信インターフェース13と異常検出装置6
の通信インターフェース62を介して異常検出装置6の
MPU21に入力される。
【0014】図2〜図5はこの起動指令信号と速度検出
信号の関係を示すタイムチャートである。異常検出装置
6はこの2つの信号の作動時間を演算し、規定の値と比
較する。図2は正常に起動した時の起動指令信号と速度
検出信号の関係を表す図で作動時間ta(約450〜5
50ms)が規定の値である。
【0015】もし、起動時にブレーキの釈放遅れか、起
動トルク不足の異常が発生すると、図3に示すように上
記2つの信号の作動時間tbは、規定の作動時間taよ
り大きくなり、起動遅れの状態となる。
【0016】また、もし、乗りかご1の下に設置されて
いる負荷検出装置(図示なし)の調整不良や電動機6の
電流検出器(図示なし)の特性不良がある場合には、図
4に示すように2つの信号の作動時間tc(約100〜
200ms)は、規定の作動時間taより小さくなり、
起動時に乗りかごの飛び出し状態が発生し、乗りかご内
の利用客に不快感を与える。
【0017】また、負荷検出装置の調整不良や電動機6
の起動時の補償電流の不足で、乗りかご1内の積載量と
カウンターウエート2とのアンバランスにより起動時に
一旦、正規の運転方向と反対方向に電動機6が引っ張ら
れ、その後正規の方向に回転する現象が発生する。この
ため、乗りかごも起動時、一時、反転し、乗りかご内の
利用客に不安感を与える。この時は、図5に示すよう
に、2つの信号の作動時間td(約100〜200m
s)は規定の作動時間taより小さく、その後、反転の
時間te(1秒以下)の間だけオンした後、正規の回転
方向に戻るために速度を検出しない時間tf(1秒以
下)があり、その後正規方向に電動機が回転し、再び速
度検出信号がオン状態となる。
【0018】このように、起動指令信号のオン動作の
後、速度検出信号がオン動作するまでの作動時間を規定
の値と比較した結果、異常と判定した場合には、さら
に、2つの信号の作動時間および速度検出信号のオン、
オフ状態から、起動時の異常が、起動遅れ、飛び出し、
反転のどれにあたるのかを判別し、その判別結果と先に
求めた作動時間とともにその発生日時、運転方向を付加
して点検指示情報として、異常検出装置20内の第2の
メモリ22に一時記憶する。そして、異常発生の都度又
は1か月毎に、メモリ22に記憶されている点検指示情
報を表示装置30又は印字装置40に出力を行う。
【0019】このように、本実施例では、エレベータの
乗りかごの走行の起動時に、起動指令信号と速度検出信
号の作動時間を規定の作動時間と比較し、異常値を示す
場合に、起動遅れ、飛び出し、反転の別を判別し、点検
指示情報を出力するようにしているので、エレベータの
利用客のサービスを低下させることなくエレベータの起
動時の起動状態の点検時間や、その点検のための労力を
軽減できるとともに、起動時の異常を精度良く的確に捕
らえることができるという効果がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、走行の
起動毎に起動時のエレベータの加速状態を起動指令信号
と速度検出信号の作動時間を規定の値と比較して判断
し、異常の有無を判定するようにしているので、起動時
の異常状態を容易に精度良く的確に捉えることができ、
又、エレベータの利用客のサービスを低下させることな
く、起動状態の点検を行うことができ、さらに、保守員
の点検に要する手間や時間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエレベータの異常検出装
置のブロック図である。
【図2】本実施例における起動時の起動指令信号と速度
検出信号のタイムチャートである。
【図3】本実施例における起動時の起動指令信号と速度
検出信号のタイムチャートである。
【図4】本実施例における起動時の起動指令信号と速度
検出信号のタイムチャートである。
【図5】本実施例における起動時の起動指令信号と速度
検出信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 乗りかご 6 電動機 8 ロータリーエンコーダ 10 エレベータ制御装置 12 第1のメモリ 20 異常検出装置 22 第2のメモリ 30 表示装置 40 印字装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 賢治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多階床間を走行するエレベータにおいて、
    前記エレベータの走行の起動毎に、起動開始を促す信号
    と実際に速度を検出した信号との時間関係を規定された
    時間と比較する比較手段と、この比較手段により得られ
    た結果に基づいて起動時の起動状態を状態別に判別する
    判断手段とを設けたことを特徴とするエレベータの異常
    検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記状態別の判別は、
    起動遅れ、飛び出し、反転であることを特徴とするエレ
    ベータの異常検出装置。
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