JPH06100731A - 防振ゴム組成物 - Google Patents

防振ゴム組成物

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JPH06100731A
JPH06100731A JP6254193A JP6254193A JPH06100731A JP H06100731 A JPH06100731 A JP H06100731A JP 6254193 A JP6254193 A JP 6254193A JP 6254193 A JP6254193 A JP 6254193A JP H06100731 A JPH06100731 A JP H06100731A
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JP
Japan
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rubber
rubber composition
vibration
stabilizer
bush
Prior art date
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Pending
Application number
JP6254193A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Cho
和弘 長
Masaaki Sonoda
雅明 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦による異音の発生を抑えた防振ゴム組成
物を提供することを目的とする。 【構成】 この出願発明は、原料ゴムに脂肪酸アミドを
配合した防振ゴム組成物およびこのゴム組成物を利用し
たスタビライザー・ブッシュあるいは車両用インシュレ
ーターに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願発明は、自動車等におい
て、振動や騒音を防止するために使用される防振ゴム用
のゴム組成物に関するものであって、原料ゴムに脂肪酸
アミドを配合することを特徴とする防振ゴム組成物、お
よびこの防振ゴム組成物から構成されている車両用スタ
ビライザー・ブッシュまたは他の車両用インシュレータ
ーを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より振動および騒音の防止のために
防振ゴムが使用され、各所で防振効果が図られている。
また、最近では、ゴムとゴムとの間あるいはゴムと金属
との間の摩擦による異音が問題になっている。従来、例
えば、スタビライザー・ロッドの支持部に使用されるス
タビライザー・ブッシュは、図1の1で示すように、そ
の中央貫通孔2内にスタビライザー・ロッド3を嵌め込
んだ状態で、ブラケット4を介して車体側に固定(支
持)されている。この状態ではスタビライザー・ロッド
3は、あるフリクションをもって、同スタビライザー・
ブッシュの中央貫通孔2内に保持される。スタビライザ
ー・ロッド3の端部は、サスペンションのロワーアーム
(図示せず)に取り付けられている。サスペンションの
ロワーアームの動きにより、スタビライザー・ブッシュ
1とスタビライザー・ロッド3間にねじり方向の相対運
動が生ずる。このため、スタビライザー・ブッシュ1と
スタビライザー・ロッド3との間にスティックによる異
音が発生していた。この大きな回転変位による異音を抑
制するものとして、たとえば、実公昭62−5363号
等にスタビライザー・ブッシュ中央貫通孔面にテフロン
キャンバス等の低摩擦層を配設した構造のものが提案さ
れている。車両用インシュレーターにおいては、図2に
示すように、車両からの力が、P、R、T方向から入力
されたときに、具体的には、ショックアブソーバロッド
5から金具6を介しゴム7に力が伝達される。一方、シ
ョックアブソーバーロッド5と金具8はボディー側に固
定されている。その結果、9と10の点で相対変位が生
じ、その際に9および10の点で摩擦による異音が発生
する。これらの問題に対する対策として、従来は、接触
部にシリコングリスを塗布するか又はゴムへのワックス
配合量を増量することあるいは、ゴムにシリコンオイル
を配合すること等が行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公昭62−
5363号公報に記載されるような構造のものは、初期
の摺動特性は確保されるが使用環境(摺動面へのダスト
浸入)によっては、低摩擦層の摩耗によってゴムが露呈
し、結果として摺動性能の低下及び耐久性の悪化が懸念
されてきた。また、テフロンキャンパスの設置はゴム弾
性体単体と比べコストが2〜4倍増高になり経済的な面
でも好ましくない。また、車両用インシュレーターにお
いて接触部にシリコングリスを塗布するのは、アセンブ
リ工数が増加してコストアップにつながり、また、ゴム
へワックスを多量に配合したり、シリコンオイルを配合
する場合は、ワックスやシリコンオイルの配合量を多く
しすぎるとゴムの物性の低下がみられるため、異音を抑
えるまでの増量は難しいという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願発明は、原料ゴ
ムに脂肪酸アミドを配合することにより、振動の防止及
び騒音の防止、とくに、車両用スタビライザー・ブッシ
ュにおいては、車両の操作性を維持しながら摺動性と耐
久性を長期間にわたって発揮し、また、車両用インシュ
レーターにおけるゴムと金具の間の異音の防止をはかる
ものであって、脂肪酸アミドは多量に配合しても、ゴム
材料の物性低下が小さいので、防振ゴムの特性および耐
久性を維持した状態で、摩擦による異音の発生を抑えた
防振ゴムが可能となったものである。
【0005】この出願発明の防振ゴム組成物は、配合し
た脂肪酸アミドがゴム表面に自然に折出または滲出する
ことにより、ゴム組成物と相手部材(金属またはゴム
等)との間のすべりを良くして、異音の発生を抑えるも
のである。
【0006】この出願発明のゴム組成物に用いられる原
料ゴムは、 天然ゴムまたは合成ゴムであって、合成ゴ
ムとしては、例えば、イソプレンゴム、スチレンブタジ
エンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブ
チルゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジ
エンゴム、エチレンプロピレンゴム及びそれらの分子末
端等変性品などがあり、また、原料ゴムは単独もしくは
それらの二種以上をブレンドして用いることができる。
図7は、スタビライザー・ブッシュの摺動特性の測定結
果を従来品11とともに示すグラフであり、12はこの
出願発明のものであり、13はテフロンキャンバス付き
ブッシュである。
【0007】この出願発明のゴム組成物に用いられる脂
肪酸アミドとしては、例えば、ヒドロキシ・ステアロア
ミド、エルシルアミド、エチレンビス・ステアロアミ
ド、エチレンビス・ラウリルアミド、ステアロアミド、
オレイルアミド、ラウリルアミド、パルミチルアミド、
メチレンビス・ステアロアミド、エチレンビス・オレイ
ルアミド、ステアリル・ オレイルアミドなどがあり、
とくに、高級脂肪酸のアミドが好ましい。また、脂肪酸
アミドの量は、原料ゴムに対して、1〜50重量部を使
用することができ、5〜30重量部を使用するのが好ま
しい。 なお、脂肪酸アミドの量は1部未満では明確な
効果が認められないし、50部を超えるとゴム物性の低
下が大きくなるので好ましくない。とくに、車両用イン
シュレーターにおいては、脂肪酸アミドの量が1部未満
では、従来のゴム単体に比較して、明確な異音防止の効
果が認められないし、50部を超えると防振特性、耐久
性の低下が大きくなるので好ましくない。スタビライザ
ー・ブッシュにおいては、脂肪酸アミドの量が1部未満
では、従来のゴム単体に比較して明確な摺動性能の効果
が認められないし、50部を超えると防振特性、耐久性
の低下が大きくなるので好ましくない。また、この出願
発明のゴム組成物には、従来用いられているゴムの添加
剤、例えば、カーボンブラック、プロセスオイル、老化
防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加工助剤
など、また必要に応じて各種の樹脂類(例えばフェノー
ル樹脂、ポリアミド樹脂など)を混合又は添加すること
もできる。また各種の短繊維を配合することもできる。
ゴム組成物は従来行われているバンバリーミキサー、ニ
ーダーなどの混練機により加熱加硫して、防振ゴムを製
造する。
【0008】
【発明の効果】この出願発明の防振ゴム組成物を適用す
ることにより、摩擦による異音の発生を抑えることが可
能となり、これまで摩擦による異音対策のために行って
いたグリ−ス塗布等のコストアップになる作業等を省略
することが可能となった。また、防振ゴムが本来もって
いる特性および耐久性も今までのレベルを維持できる。
とくに、このような防振ゴム組成物を車両用インシュレ
ーターに用いることにより、車両用インシュレーター内
に生ずるゴムと金具のこすれ異音を長期間にわたって防
止することが可能となり、さらに、このような防振ゴム
組成物を車両用スタビライザー・ブッシュに用いること
により、車両用スタビライザー・ブッシュとその内孔に
挿通したスタビライザー間に優れた摺動性と耐久性能を
長期間に亘って発揮せしめることが可能となった。
【0009】この出願発明の防振ゴム組成物は、基本的
には、ゴムとゴムの間、またはゴムと金具の間或いは防
振ゴムと他部品との間において、衝突または摩擦が発生
するような場所において使用することができる。例え
ば、内、外筒のうち少なくとも一方が非接着のサスペン
ションブッシュ、 スタビライザ−ブッシュ、 ストッパ
−、ストッパ−付きエンジンマウント、ストラットマウ
ントなどにおいて使用される。次に、この出願の発明に
ついて、具体的に説明するが、この出願発明は以下の例
に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】
実施例1〜3 ベ−スとなる原料ゴムの配合は、NR 60重量部、B
R 40重量部、カ−ボン(HAF) 78重量部、ス
テアリン酸 2重量部、亜鉛華 5重量部、アロマオ
イル 5重量部、老化防止剤 2重量部、イオウ 2、
25重量部、加硫促進剤(CBS) 1重量部をそれぞ
れ配合し、バンバリーミキサーで混合することによって
製造した。つぎに、この配合割合からなるゴム組成物
に、脂肪酸アミド及びワックスをそれぞれ添加してバン
バリーミキサーによって防振組成物を製造し、それらの
ゴム組成物について試験片を加硫作成し実験を行った。
それぞれの結果は次のとおりである。
【0011】
【表1】 脂肪酸アミド ワックス (重量部) ブランク − − 実施例1 5 − 2 10 − 3 20 − 比較例1 − 5 2 − 10 ここでは脂肪酸アミドとしてステアロアミドを使用し
た。
【0012】実施例4〜7 ベ−スとなる原料ゴムの配合は、NR 100重量部、
カ−ボン(FEF)60重量部、ステアリン酸 2重
量部、亜鉛華 5重量部、アロマオイル 5重量部、老
化防止剤 2重量部、イオウ 2、25重量部、加硫促
進剤(CBS) 1重量部をそれぞれ配合し、バンバリ
ーミキサーで混合することによって製造した。つぎに、
この配合割合からなるゴム組成物に、脂肪酸アミド及び
シリコーンオイルをそれぞれ添加してバンバリーミキサ
ーによって防振組成物を製造し、それらのゴム組成物に
ついて試験片を加硫作成し実験を行った。それぞれの結
果は次のとおりである。
【0013】
【表2】 ステアロアミド オレイルアミド シリコーンオイル ブランク − − − 実施例4 5 − − 5 10 − − 6 − 5 − 7 − 10 − 比較例3 − − 5 4 − − 10 (数字は重量部)
【0014】
【表3】 ブランク 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例3 Hd 79 80 80 80 78 76 Ts 228 220 216 209 190 168 Eb 290 290 290 290 300 320 Es 73 84 85 85 69 63 Ed 132 158 160 159 127 115 15Hz2% tanδ 0.22 0.24 0.23 0.24 0.25 0.27 15Hz2% 異音発生の有無 × △ ○ ○ ×〜△ △
【0015】
【表4】 ブランク 実施例4 実施例5 実施例6 実施例7 比較例3 比較例4 Hd 68 69 70 69 69 66 64 Ts 261 268 253 260 255 246 212 Eb 460 480 470 470 460 440 410 異音発生の 有無 × △ ○ △ ○ ×〜△ △
【0016】なお、試験方法及び条件は次のとおりであ
る。 (1) Hd:硬さ(JIS) Ts:引張り強さ(Kgf/cm2) JIS K6301 Eb:伸び(%) (2) Es:静的弾性率(Kgf/cm2);15%伸長応力より算出 Ed:動的弾性率(Kgf/cm2) 初期歪15% 振幅±2% tanδ:損失係数 周波数15Hz 試料形状 厚さ:2m/m 幅 :5m/m 長さ(チャック間):30m/m 試験機 (株)東洋精機製作所製 RHEOLOGRAPH SOLID (3) 異音試験 各ゴム配合組成でスタビライザ−ブッシュを加硫作成
し、スタビライザ−ロッドを穴部に装填し、ブッシュを
介してクランプで締め付ける。ロッドを±10度ねじ
り、そのときの異音発生の有無を確認した。 ×:異音発生 有り △:異音発生 若干有り
○:異音発生 なし
【0017】上記のように脂肪酸アミドを配合すること
により異音の発生を抑えることができる。(ゴム物性は
ブランクと大差ない) 比較例においても異音の発生を抑える傾向にはあるが、
物性の低下が大きく、添加量をあまり増やすことができ
ない。(特に引張り強さTsの低下大)
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願発明のスタビライザー・ブッシュの
取付状態を示す斜視概略図である。
【図2】 車両用インシュレーター取付部の断面図であ
る。
【図3】 車両用インシュレーター取付部の部分拡大図
である。
【図4】 金具の一実施例を示す。
【図5】 金具の一実施例を示す。
【図6】 金具の一実施例を示す。
【図7】 この出願発明の摺動特性の測定結果を従来例
とともに示すグラフである。
【符号の説明】
1 スタビライザー・ロッド 2 中央貫通孔 3 スタビライザー・ブッシュ 4 ブラケット 5 ショックアブソーバーロッド 6 金具 7 ゴム 8 金具 9 接点 10 接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料ゴムに脂肪酸アミドを配合してなる防
    振ゴム組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の防振ゴム組成物で構成さ
    れていることを特徴とする車両用スタビライザー・ブッ
    シュ。
  3. 【請求項3】軸方向に延びる貫通した内孔を有し、ゴム
    外周面が車体側に取り付けられる一方、内孔に挿通した
    スタビライザーバーを車体側に支持せしめるスタビライ
    ザー・ブッシュであって、スタビライザー・ブッシュ
    が、請求項1に記載の防振ゴム組成物で構成されている
    ことを特徴とする車両用スタビライザー・ブッシュ。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の防振ゴム組成物で構成さ
    れていることを特徴とする車両用インシュレーター。
JP6254193A 1992-08-06 1993-03-01 防振ゴム組成物 Pending JPH06100731A (ja)

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JP6254193A JPH06100731A (ja) 1992-08-06 1993-03-01 防振ゴム組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22947992 1992-08-06
JP4-229479 1992-08-06
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ID=26403584

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275738B2 (en) 2004-04-14 2007-10-02 Tokai Rubber Industries, Ltd. Cylindrical fluid-filled vibration damping device
JP2010143280A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Kurashiki Kako Co Ltd 防振ゴム組成物及びそれを用いた自動車のスタビライザブッシュ
CN107698824A (zh) * 2017-09-26 2018-02-16 宁波捷豹振动控制系统有限公司 车辆稳定杆衬套组件
CN107828091A (zh) * 2017-09-26 2018-03-23 宁波捷豹振动控制系统有限公司 自润滑稳定杆衬套胶料及其制备方法
JP2022100667A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 鬼怒川ゴム工業株式会社 防振ゴム組成物および防振ゴム

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