JPH06100765A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH06100765A JPH06100765A JP27046491A JP27046491A JPH06100765A JP H06100765 A JPH06100765 A JP H06100765A JP 27046491 A JP27046491 A JP 27046491A JP 27046491 A JP27046491 A JP 27046491A JP H06100765 A JPH06100765 A JP H06100765A
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Abstract
形品表面外観に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)ポリブチレンテレフタレート25〜8
2重量%、(B)ポリエチレンテレフタレート5〜40
重量%、(C)ポリカーボネート0〜40重量%、
(D)ゴム質重合体の存在下または非存在下に、芳香族
ビニル化合物、ビニルシアン化合物および(メタ)アク
リル酸アルキルエステルの群から選ばれた少なくとも1
種の単量体を重合して得られる熱可塑性樹脂8〜65重
量%、ならびに(E)無機充填材5〜62重量%を主成
分とする熱可塑性樹脂組成物。
Description
性、塗装性、および成形品表面外観に優れた熱可塑性樹
脂組成物に関する。
(PBT)は、優れた電気特性、耐薬品性などから各分
野で使用されているが、耐衝撃性および塗装性が劣ると
いう欠点を有している。一方、ABS樹脂は、成形外
観、耐衝撃性、塗装性および成形加工性に優れているこ
とから幅広く使用されているが、耐薬品性に劣るという
欠点を有している。ところで、PBTとABS樹脂から
なる組成物は、上記欠点を改良したものとして注目を集
めている。また、PBTとABS樹脂からなる組成物の
剛性、耐熱性を向上させる目的から、ガラス繊維などの
無機充填材を配合する方法があるが、成形品の外観が劣
り、その使用分野が限定されている。
術の課題を背景になされたもので、耐衝撃性、耐熱性、
剛性、塗装性、および成形品表面外観に優れた熱可塑性
樹脂組成物を提供することを目的とする。
チレンテレフタレート25〜82重量%、(B)ポリエ
チレンテレフタレート5〜40重量%、(C)ポリカー
ボネート0〜40重量%、(D)ゴム質重合体の存在下
または非存在下に、芳香族ビニル化合物、ビニルシアン
化合物および(メタ)アクリル酸アルキルエステルの群
から選ばれた少なくとも1種の単量体を重合して得られ
る熱可塑性樹脂8〜65重量%、ならびに(E)無機充
填材5〜62重量% 〔ただし、(A)+(B)+(C)+(D)+(E)=
100重量%〕を主成分とする熱可塑性樹脂組成物(以
下「第1組成物」ということがある)を提供するもので
ある。
フタレート30〜80重量%、(C)ポリカーボネート
0〜40重量%、(D)ゴム質重合体の存在下または非
存在下に、芳香族ビニル化合物、ビニルシアン化合物お
よび(メタ)アクリル酸アルキルエステルの群から選ば
れた少なくとも1種の単量体を重合して得られる熱可塑
性樹脂8〜65重量%、ならびに(E)無機充填材5〜
62重量% 〔ただし、(A)+(C)+(D)+(E)=100重
量%〕を主成分とし、かつ(A)ポリブチレンテレフタ
レートが、極限粘度0.4〜0.59(o−クロロフェ
ノール溶媒、25℃測定)のポリブチレンテレフタレー
ト(a−1)と極限粘度0.6〜2.0(o−クロロフ
ェノール溶媒、25℃測定)のポリブチレンテレフタレ
ート(a−2)の混合物からなり、しかも(a−1)/
(a−2)の重量比が5〜80/95〜20である熱可
塑性樹脂組成物(以下「第2組成物」といい、第1〜2
組成物を総称して、単に「組成物」ということがある)
を提供するものである。
分けて説明する。第1組成物 第1組成物は、ポリエチレンテレフタレートを特定量配
合することによって、従来にない成形品表面外観を有す
る熱可塑性樹脂組成物を得るものである。ここで、本発
明で使用される(A)成分のポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)は、テレフタル酸および/またはテレフタ
ル酸のエステル形成誘導体と、1,4−ブタンジオール
および/またはそのエステル形成誘導体を主体とする成
分を、公知の方法により縮合重合させて得られるもので
ある。このポリブチレンテレフタレートには、他のジカ
ルボン酸成分であるナフタレンジカルボン酸、イソフタ
ル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、アジピン酸、セバシン
酸およびこれらのエステル形成誘導体や、他のジオール
成分として、エチレングリコール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,4−ヘキサンジオール、ビスフェノールA
およびこれらのエステル形成誘導体などの第3成分を、
テレフタル酸または1,4−ブタンジオールと併用して
縮合重合したものも、本発明の(A)成分として使用す
ることができる。この(A)成分として好ましいもの
は、テレフタル酸および/またはテレフタル酸のエステ
ル形成誘導体と、1,4−ブタンジオールおよび/また
はそのエステル形成誘導体の縮合重合体である。
ール溶媒、25℃測定)は、好ましくは0.4〜2.
0、さらに好ましくは0.45〜1.5である。なお、
本発明の第1組成物の成形品外観をさらに良好なものと
するためには、(A)成分として、極限粘度0.4〜
0.59のものと、0.59を超え2.0以下のものと
を、重量比で5〜80/95〜20の範囲で併用するこ
とが好ましい。本発明の第1組成物中における(A)成
分の使用量は、25〜82重量%、好ましくは25〜7
5重量%、さらに好ましくは30〜65重量%、特に好
ましくは30〜60重量%である。(A)成分の使用量
が25重量%未満では耐熱性、成形品表面外観に劣り、
一方82重量%を超えると耐衝撃性、塗装性に劣るもの
となる。
レート(PET)は、テレフタル酸および/またはテレ
フタル酸のエステル形成誘導体と、エチレングリコール
および/またはそのエステル形成誘導体を主体とする成
分を、公知の方法により縮合重合させて得られるもので
ある。このポリエチレンテレフタレートには、PBTで
例示したと同様の第3成分をテレフタル酸またはエチレ
ングリコールと併用して縮合重合したものも、本発明の
(B)成分として使用することができる。この(B)成
分として好ましいものは、テレフタル酸および/または
テレフタル酸のエステル形成誘導体と、エチレングリコ
ールおよび/またはそのエステル形成誘導体の縮合重合
体である。
ン/フェノール(重量比)=4/6の混合溶媒、25℃
測定〕は、好ましくは0.3〜1.5、さらに好ましく
は0.3〜1.0、特に好ましくは0.4〜0.7であ
る。本発明の第1組成物中における(B)成分の使用量
は、5〜40重量%、好ましくは6〜30重量%、さら
に好ましくは8〜25重量%、特に好ましくは10〜2
0重量%である。(B)成分の使用量が5重量%未満で
は成形品表面外観が劣り、一方40重量%を超えると塗
装性、成形品外観および耐熱性が劣る。この(B)成分
は、本発明の第1組成物の成形品外観を向上させるが、
成形品外観上、好ましい(A)/(B)成分の重量比
は、80〜60/20〜40、さらに好ましくは75〜
65/25〜35である。次に、(C)成分のポリカー
ボネートとしては、下記一般式
なり、水素原子、低級アルキル基、脂環族基またはフェ
ニル基、R3 は水素原子または低級アルキル基、nは重
合度を示す)で表される繰り返し単位を有し、2価フェ
ノールを主原料としてホスゲン法またはエステル交換法
などにより製造される。
しては、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,
5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサンなどであり、特に好ましいものは、2,2−ビス
−(ヒドロキシフェニル)−プロパン、すなわちビスフ
ェノールAである。 (C)ポリカーボネートの分子量は、10,000〜2
00,000、好ましくは15,000〜50,00
0、さらに好ましくは20,000〜30,000であ
る。本発明の第1組成物中における(C)成分の使用量
は、0〜40重量%、好ましくは1〜20重量%、さら
に好ましくは3〜10重量%である。(C)成分の使用
量が40重量%を超えると、成形品の表面外観が劣るも
のとなる。
下または非存在下に、芳香族ビニル化合物、ビニルシア
ン化合物および(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
群から選ばれた少なくとも1種の単量体を重合して得ら
れる熱可塑性樹脂である。ここで、(D)成分に使用さ
れるゴム質重合体としては、ポリブタジエン、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エチレン
−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オレフィン
−ポリエン共重合体、アクリルゴム、ポリイソプレン、
ブチルゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、
スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素化スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体、水素化ブタジエン重
合体、水素化スチレン−ブタジエン共重合体などが挙げ
られる。このうち、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体およびスチレン−イソプレンブロック共重合体に
は、AB型(ここで、Aはポリスチレンブロック、Bは
ポリブタジエンあるいはポリイソプレンブロックを示
す)、ABA型、ABAテーパー型、ラジカルテレブロ
ック型の構造を有するものなどが含まれる。なお、この
ゴム質重合体の重量平均分子量は、好ましくは50,0
00以上程度である。また、本発明の(D)成分中のゴ
ム質重合体の含有量は、0〜80重量%、好ましくは0
〜70重量%であり、耐衝撃性の面からは20〜70重
量%の量が特に好ましい用いられる。これらのゴム質重
合体は、1種単独であるいは2種以上が混合して用いら
れる。なお、ゴム質重合体は、架橋されていてもよい。
ゴム質重合体の架橋は、(D)成分の重合時でも、
(A)〜(D)成分を混合するときでもよい。
しては、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレ
ン、ジブロムスチレン、フルオロスチレン、p−t−ブ
チルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレン、ジ
ビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、N,N
−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、N,N−ジエ
チル−p−アミノエチルスチレン、ビニルピリジンなど
が挙げられ、特にスチレンが好ましい。なお、芳香族ビ
ニル化合物の使用量は、全単量体中に好ましくは10〜
80重量%、さらに好ましくは20〜75重量%であ
る。
としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
のアクリロニトリル誘導体が挙げられる。なお、ビニル
シアン化合物の使用量は、全単量体中に好ましくは10
〜50重量%、さらに好ましくは20〜35重量%であ
る。さらに、(D)成分の(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとしては、例えばメチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレートなどのアクリル酸アルキルエステル、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレートなどのメタクリル酸アルキル
エステルが挙げられ、好ましくはメチルメタクリレート
である。なお、(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
使用量は、全単量体中に好ましくは20〜90重量%、
さらに好ましくは40〜90重量%である。
ては、このほかこれらの単量体と共重合可能な他のビニ
ル系単量体を30重量%以下程度併用することもでき
る。この他のビニル系単量体としては、マレイミド、N
−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−フェ
ニルマレイミド、N−o−クロルフェニルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミドなどのマレイミド系化合
物、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、クロトン酸、ケイ皮酸などの不飽和酸、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、クロロ無水マレイン酸、無水シ
トラコン酸、ブテニル無水コハク酸、テトラヒドロ無水
フタル酸などの不飽和カルボン酸無水物、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシ
ジルエーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、
2−メチルアリルグリシジルエーテル、スチレン−p−
グリシジルエーテル、3,4−エポキシブテン、3,4
−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキ
シ−1−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチルペン
テン、5,6−エポキシ−1−ヘキセン、ビニルシクロ
ヘキセンモノオキシド、p−グリシジルスチレンなどの
エポキシ基含有不飽和化合物、アリルアミン、メタクリ
ル酸アミノエチル、メタクリル酸アミノプロピル、アミ
ノスチレンなどのアミノ基含有不飽和化合物、3−ヒド
ロキシ−1−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテン、
シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4−ヒ
ドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチル−
1−プロペン、シス−5−ヒドロキシ−2−ペンテン、
トランス−5−ヒドロキシ−2−ペンテン、シス−1,
4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−1,4−ヒド
ロキシ−2−ブテン、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルクロトネート、
2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシルアクリ
レート、2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシ
ルメタクリレート、2,3,4,5−テトラヒドロキシ
ペンチルアクリレート、2,3,4,5−テトラヒドロ
キシペンチルメタクリレートなどの水酸基含有不飽和化
合物などが挙げられる。これらの他のビニル系単量体
は、1種または2種以上で用いられる。
合方法である乳化重合、懸濁重合、塊状重合、または溶
液重合によって製造することができる。好ましい(D)
成分としては、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−メタクリル酸メチル−(アクリロニト
リル)共重合体、ブタジエン系ゴム−スチレン−アク
リロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン系ゴム
−スチレン−アクリロニトリル共重合体、水素化スチ
レン−ブタジエン系ゴム−スチレン−アクリロニトリル
共重合体、ブタジエン系ゴム−スチレン−メタクリル
酸メチル−(アクリロニトリル)共重合体、エチレン
−プロピレン系ゴム−スチレン−メタクリル酸メチル−
(アクリロニトリル)共重合体、水素化スチレン−ブ
タジエン系ゴム−スチレン−メタクリル酸メチル−(ア
クリロニトリル)共重合体などである。(D)成分とし
ては、耐衝撃性、耐熱性の面から、前記ブタジエン系
ゴム−スチレン−メタクリル酸メチル−(アクリロニト
リル)共重合体、エチレン−プロピレン系ゴム−スチ
レン−メタクリル酸メチル−(アクリロニトリル)共重
合体、水素化スチレン−ブタジエン系ゴム−スチレン
−メタクリル酸メチル−(アクリロニトリル)共重合体
であり、特に好ましくはアクリロニトリルを含まず、か
つスチレンとメタクリル酸メチルの重量比が95〜5/
5〜95の前記〜の共重合体である。本発明の第1
組成物中における(D)成分の使用量は、8〜65重量
%、好ましくは10〜60重量%、さらに好ましくは1
5〜50重量%、特に好ましくは15〜40重量%であ
る。(D)成分の使用量が8重量%未満では耐衝撃性、
塗装性が劣り、一方65重量%を超えると耐熱性、成形
品表面外観が劣る。
材は、剛性および/または耐熱性を向上させ得るもので
ある。この(E)無機充填材としては、ガラス繊維、ガ
ラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスミルドファイバ
ー、ガラスバルーン、炭素繊維、金属繊維、ロックフィ
ラー、金属粉、アスベスト、チタン酸カリウムウィスカ
ー、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、硫酸マグネシ
ウム、黒鉛、マイカ、クレー、モンモリナイト、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、シラスなどがあり、これれは1
種または2種以上で使用される。(E)無機充填材とし
ては、本発明の目的である耐衝撃繊維、耐熱性、剛性の
面から、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、
炭素繊維、マイカ、タルクが好ましく、特に好ましくは
ガラス繊維、ガラスフレーク、炭素繊維である。なお、
ガラス繊維や炭素繊維は、繊維径が6〜50μm、繊維
長が30μm以上のものが好ましい。また、ガラス繊
維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、マイカには、表面
処理剤として各種カップリング剤を用いて表面処理した
ものを用いるのが好ましい。さらに、ガラス繊維の集束
剤として、アクリル系、ウレタン系あるいはエポキシ系
の接着剤を使用することがきる。本発明の第1組成物中
における(E)成分の使用量は、5〜62重量%、好ま
しくは5〜50重量%、さらに好ましくは5〜45重量
%、特に好ましくは5〜40重量%である。(E)成分
の使用量が5重量%未満では耐熱性、剛性を向上させる
ことが難しく、一方62重量%を超えると耐衝撃性、塗
装性および成形品表面外観が劣る。
定分子量のPBTを併用することによって、従来にない
成形品表面外観を有する熱可塑性樹脂組成物を得るもの
である。ここで、(A)ポリブチレンテレフタレート
は、第1組成物に使用される(A)成分と同様である。
第2組成物における(A)成分の使用量は、30〜80
重量%、好ましくは30〜75重量%、さらに好ましく
は30〜70重量%、特に好ましくは40〜65重量%
である。(A)成分の使用量が30重量%未満では耐熱
性、成形品外観に劣り、一方80重量%を超えると耐衝
撃性、塗装性が劣る。
表面外観を良好にする目的から極限粘度0.4〜0.5
9(o−クロロフェノール溶媒、25℃測定)のポリブ
チレンテレフタレート(a−1)と、極限粘度0.59
を超え2.0以下(o−クロロフェノール溶媒、25℃
測定)のポリブチレンテレフタレート(a−2)との混
合物を用い、しかも(a−1)/(a−2)の重量比が
5〜80/95〜20、好ましくは5〜70/95〜3
0、さらに好ましくは5〜50/95〜50、特に好ま
しくは5〜40/95〜60の割合で用いる必要があ
る。(a−1)成分の使用量が(a−1)/(a−2)
比で5重量%未満では、成形品の表面外観が劣り、一方
80重量%を超えると耐衝撃性および耐熱性が劣るもの
となる。
同様のものである。第2組成物における(C)成分の使
用量は、0〜40重量%、好ましくは0〜20重量%、
さらに好ましくは0〜10重量%である。(C)成分の
使用量が40重量%を超えると、成形品の表面外観が劣
る。 (D)熱可塑性樹脂は、第1組成物と同様のものが使用
される。第2組成物における(D)成分の使用量は、8
〜65重量%、好ましくは10〜60重量%、さらに好
ましくは15〜50重量%、特に好ましくは15〜40
重量%であり、8重量%未満では耐衝撃性、塗装性が劣
り、一方65重量%を超えると耐熱性、成形品表面外観
が劣る。 (E)無機充填材は、第1組成物と同様のものが使用さ
れる。第2組成物における(E)成分の使用量は、5〜
62重量%、好ましくは5〜50重量%、さらに好まし
くは5〜45重量%、特に好ましくは5〜40重量%で
ある。(E)成分の使用量が5重量%未満では耐熱性、
剛性を向上させることが難しく、一方62重量%を超え
ると耐衝撃性、塗装性および成形品表面外観が劣る。
(A)、(C)〜(E)成分を含有するが、そのほかこ
れらの成分に公知の紫外線吸収剤、難燃剤、フェノール
系および/またはリン系などの難燃剤、可塑剤、着色
剤、滑剤、造核剤、フェノールおよび/またはリン系な
どの熱安定化剤などの添加剤を必要に応じて配合するこ
とができる。また、本発明の熱可塑性樹脂組成物には、
要求される性能に応じて、他の重合体、例えばポリエチ
レン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリイミド、PPS、ポリエーテ
ルエーテルケトン、フッ化ビニリデン重合体、液晶ポリ
マー、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、
エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体とアクリ
ロニトリル・スチレンあるいはメタクリル酸メチル・ス
チレンのグラフト共重合体などを、適宜ブレンドするこ
とができる。
(A)〜(E)成分、あるいは(A)、(C)〜(E)
成分に、必要に応じてその他の添加剤などを加えて、公
知の混練り装置、例えばロール、ニーダー、バンバリー
ミキサー、連続ニーダー/押し出し機、単軸押し出し
機、二軸押し出し機などを用いて混練りすることによっ
て得ることができる。なお、混練りに際し、各成分を一
括して混練りしてもよく、また分割して2段以上の多段
混練りによることもできる。本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、射出成形、シート押し出し、真空成形、異形成
形、発泡成形などによって、各種成形品に成形すること
ができる。この成形法によって得られる各種成形品は、
その優れた性質を利用して、自動車の外装、内装部材、
および電気・電子関連の各種部品、ハウジング、家電関
連の各種部品、ハウジングなどとして使用することがで
きる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例中の部および%は、重量基準
である。また、実施例の各種の評価は、下記の評価方法
に拠った。耐衝撃性 ASTM D256に従って、厚み1/4″、ノッチ付
き、23℃におけるアイゾット衝撃強度を測定した。耐熱性 ASTM D648に従って、厚み1/2″、荷重1
8.6kg/cm2 で測定した。
プレートZ−NY、硬化剤;ポリハードH、シンナー;
オリジンシンナー#210〕を用い、塗膜面にゴバン目
100個を入れ、セロハンテープで剥がし、剥がれたゴ
バン目の数から下記の基準で評価した。 ○;90/100以上剥がれなかった。 ×;11/100以上剥がれた。成形品の表面外観 平板の成形品の外観を目視評価し、下記の評価基準で評
価した。 ◎;非常に良い。 ○;良い。 ×;劣る。
重合で得た下記の重合体を用いた。なお、極限粘度は、
o−クロロフェノールを溶媒として用い、25℃で測定
した。
製 テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールの縮合重合
で得た下記重合体を用いた。なお、極限粘度は、テトラ
クロロエタン/フェノール(重量比)=4/6の混合溶
媒を用い、25℃で測定した。
0のポリカーボネートを用いた。(D)成分(重合体D−1〜D−7)の調製 表3に示すゴム質重合体、単量体を用いて重合し、重合
体D−1〜D−7を得た。重合体D−1〜D−3は乳化
重合で製造し、また重合体D−4〜D−7は溶液重合で
製造した。各重合反応は、単量体の重合体への転化率で
ほぼ100%まで行った。
スチレン15%、1,2−ビニル結合含量30%のポリ
ブタジエン70%、1,2−ビニル結合含量10%のポ
リブタジエン15%からなるブロック共重合体の水添共
重合体である。 **)MMAはメチルメタクリレート、ANはアクリロ
ニトリル、STはスチレンを表す。 (E)無機充填材の調製 ガラス繊維;直径13μm、カット長3.0mm ガラスフレーク;平均粒径600μm 炭素繊維;直径7μm、カット長6mm
(第1組成物)あるいは表5(第2組成物)に示す配合
処方で混練りし、組成物を得た。組成物の製造に際して
は、二軸押し出し機を用い、重合体成分を1段目から添
加し、無機充填材を押し出し機の途中から添加した。得
られたペレット状の熱可塑性樹脂組成物を除湿乾燥機を
用いて充分に乾燥してから、射出成形機にて試験片を作
製し、耐衝撃製、耐熱性、剛性、塗装性および成形品表
面外観を評価した。結果を表4〜5に示す。
組成物(実施例1〜28)は、いずれも耐衝撃性、耐熱
性、剛性、塗装性、成形品表面外観に優れている。これ
に対し、表4から明らかなように、比較例1は本発明の
(E)無機充填材を用いなかった例であり、耐熱性およ
び剛性に劣る。比較例2は、(B)ポリエチレンテレフ
タレートの使用量が本発明の範囲未満の例であり、成形
品外観に劣る。比較例3は、(D)熱可塑性樹脂の使用
量が本発明の範囲未満の例であり、塗装性に劣る。比較
例4は、(B)ポリエチレンテレフタレートの使用量が
本発明の範囲を超える場合であり、耐熱性、塗装性およ
び成形品外観が劣る。
も本発明の(E)無機充填材を用いなかった例であり、
耐熱性および剛性が劣る。比較例6〜7は、本発明の
(a−1)/(a−2)の重量比が本発明の範囲外の例
である。このうち、比較例6は(a−1)成分が範囲未
満で、(a−2)成分が範囲を超える場合であり、成形
表面外観が劣る。また、比較例7は、(a−1)成分が
範囲を超え、(a−2)成分が範囲未満で少ない場合で
あり、耐衝撃性、耐熱性および成形品表面外観が劣る。
比較例8は、(D)熱可塑性樹脂の使用量が本発明の範
囲未満の例であり、耐衝撃および塗装性が劣る。
填材を配合した組成物であって優れた成形品外観を有す
るものである。従って、高剛性および/または高耐熱性
が要求される自動分野の各種パーツ、電気・電子部品お
よび家電製品、OA機器の各種部品、ハウジング、扉の
枠などの用途に有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)ポリブチレンテレフタレート25
〜82重量%、(B)ポリエチレンテレフタレート5〜
40重量%、(C)ポリカーボネート0〜40重量%、
(D)ゴム質重合体の存在下または非存在下に、芳香族
ビニル化合物、ビニルシアン化合物および(メタ)アク
リル酸アルキルエステルの群から選ばれた少なくとも1
種の単量体を重合して得られる熱可塑性樹脂8〜65重
量%、ならびに(E)無機充填材5〜62重量%〔ただ
し、(A)+(B)+(C)+(D)+(E)=100
重量%〕を主成分とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)ポリブチレンテレフタレート30
〜80重量%、(C)ポリカーボネート0〜40重量
%、(D)ゴム質重合体の存在下または非存在下に、芳
香族ビニル化合物、ビニルシアン化合物および(メタ)
アクリル酸アルキルエステルの群から選ばれた少なくと
も1種の単量体を重合して得られる熱可塑性樹脂8〜6
5重量%、ならびに(E)無機充填材5〜62重量%
〔ただし、(A)+(C)+(D)+(E)=100重
量%〕を主成分とし、かつ(A)ポリブチレンテレフタ
レートが、極限粘度0.4〜0.59(o−クロロフェ
ノール溶媒、25℃測定)のポリブチレンテレフタレー
ト(a−1)と極限粘度0.6〜2.0(o−クロロフ
ェノール溶媒、25℃測定)のポリブチレンテレフタレ
ート(a−2)の混合物からなり、しかも(a−1)/
(a−2)の重量比が5〜80/95〜20である熱可
塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03270464A JP3114282B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03270464A JP3114282B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100765A true JPH06100765A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3114282B2 JP3114282B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=17486668
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03270464A Expired - Lifetime JP3114282B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3114282B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100431025B1 (ko) * | 1998-12-30 | 2004-10-08 | 제일모직주식회사 | 개량된폴리부틸렌테레프탈레이트수지조성물 |
| JP2013503235A (ja) * | 2009-08-28 | 2013-01-31 | ペトロ.カンパニー リミテッド | 複合成型体の製造方法 |
| JP2017052820A (ja) * | 2015-09-07 | 2017-03-16 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及び成形品 |
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|---|---|---|---|---|
| CN107974020A (zh) * | 2016-10-25 | 2018-05-01 | 金发科技股份有限公司 | 一种增强芳族乙烯基共聚物组合物及其应用 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP03270464A patent/JP3114282B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP3114282B2 (ja) | 2000-12-04 |
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