JPH06101026A - ガスデポジション装置 - Google Patents
ガスデポジション装置Info
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- JPH06101026A JPH06101026A JP27497192A JP27497192A JPH06101026A JP H06101026 A JPH06101026 A JP H06101026A JP 27497192 A JP27497192 A JP 27497192A JP 27497192 A JP27497192 A JP 27497192A JP H06101026 A JPH06101026 A JP H06101026A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 蒸発源より蒸発する超微粒子の径を均一に
し、基板に形成される厚膜もしくは圧粉体の密度及び基
板との密着力を向上させること。 [構成] 超微粒子生成室18内の蒸発材料10を収容
したるつぼ3は高周波誘導コイル1の中に配設されてい
る。蒸発源Aの直上方には蒸発源Aから蒸発した超微粒
子を膜形成室10へと搬送するための搬送管8がガス入
口8aを蒸発源Aに対向させて配設されている。蒸発材
料10は高周波誘導加熱により均一な温度分布で加熱さ
れ、均一な粒子径の超微粒子となって蒸発し超微粒子生
成室18内のキャリアガスと共に膜形成室10へと搬送
され基板11上で密度が高く密着力の強い膜が形成され
る。
し、基板に形成される厚膜もしくは圧粉体の密度及び基
板との密着力を向上させること。 [構成] 超微粒子生成室18内の蒸発材料10を収容
したるつぼ3は高周波誘導コイル1の中に配設されてい
る。蒸発源Aの直上方には蒸発源Aから蒸発した超微粒
子を膜形成室10へと搬送するための搬送管8がガス入
口8aを蒸発源Aに対向させて配設されている。蒸発材
料10は高周波誘導加熱により均一な温度分布で加熱さ
れ、均一な粒子径の超微粒子となって蒸発し超微粒子生
成室18内のキャリアガスと共に膜形成室10へと搬送
され基板11上で密度が高く密着力の強い膜が形成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超微粒子をガスと共に
搬送しノズルより高速で噴射させ対向する基板上に超微
粒子の厚膜あるいは圧粉体を形成するガスデポジション
装置に関する。
搬送しノズルより高速で噴射させ対向する基板上に超微
粒子の厚膜あるいは圧粉体を形成するガスデポジション
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスデポジション装置は、その全
体が図4に示されている。このガスデポジション装置で
は、まず超微粒子生成室18内にニードルバルブ16に
より導入した不活性ガスの雰囲気中で蒸発源20内の蒸
発材料14を加熱して蒸発させる。そしてこの蒸発して
超微粒子となった(エアロゾル状となる)蒸気は、膜形
成室22がバルブ13を介してこれに接続される真空ポ
ンプ12により真空引きされるので、この膜形成室22
と超微粒子生成室18との間の差圧により不活性ガスを
キャリアガスとして搬送管17のガス入口17aに吸い
込まれ、図において矢印aで示すように膜形成室22へ
と搬送される。これにより、搬送管17の先端に取り付
けられたノズル19から超微粒子が直下の基板11へと
高速噴射されて、基板11上に小塊状の圧粉体を形成し
たり、また基板11を矢印bで示すように移動させるこ
とにより厚膜を形成したりするようにしている。
体が図4に示されている。このガスデポジション装置で
は、まず超微粒子生成室18内にニードルバルブ16に
より導入した不活性ガスの雰囲気中で蒸発源20内の蒸
発材料14を加熱して蒸発させる。そしてこの蒸発して
超微粒子となった(エアロゾル状となる)蒸気は、膜形
成室22がバルブ13を介してこれに接続される真空ポ
ンプ12により真空引きされるので、この膜形成室22
と超微粒子生成室18との間の差圧により不活性ガスを
キャリアガスとして搬送管17のガス入口17aに吸い
込まれ、図において矢印aで示すように膜形成室22へ
と搬送される。これにより、搬送管17の先端に取り付
けられたノズル19から超微粒子が直下の基板11へと
高速噴射されて、基板11上に小塊状の圧粉体を形成し
たり、また基板11を矢印bで示すように移動させるこ
とにより厚膜を形成したりするようにしている。
【0003】また、このようなガスデポジション装置で
は、蒸発源20として図示されているようなアルミナコ
ートのWバスケットや、またTaボート、Wボート、B
Nコンポジットボード等が用いられる。蒸発源20内の
蒸発材料14への加熱は、この蒸発源20が導線21を
介して交流電源15に接続されているので、これにより
通電して電気抵抗により蒸発源を発熱させて行う、いわ
ゆる抵抗加熱である。したがってこのような加熱法で
は、まず蒸発源20としてのアルミナコートのWバスケ
ット等の電極部分が発熱し、そしてこの熱が蒸発材料1
4の外部から内部へと伝導することにより蒸発材料14
が加熱される。
は、蒸発源20として図示されているようなアルミナコ
ートのWバスケットや、またTaボート、Wボート、B
Nコンポジットボード等が用いられる。蒸発源20内の
蒸発材料14への加熱は、この蒸発源20が導線21を
介して交流電源15に接続されているので、これにより
通電して電気抵抗により蒸発源を発熱させて行う、いわ
ゆる抵抗加熱である。したがってこのような加熱法で
は、まず蒸発源20としてのアルミナコートのWバスケ
ット等の電極部分が発熱し、そしてこの熱が蒸発材料1
4の外部から内部へと伝導することにより蒸発材料14
が加熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のガ
スデポジション装置では、蒸発源が抵抗加熱により加熱
されていたので、溶湯となった蒸発材料の温度分布は不
均一となる。すなわち、バスケット等の電極部分は高温
であるのでその近傍の蒸発材料は高温であるが、この電
極部分から離れた蒸発材料の内部では低くなる。したが
って、高温部分の蒸発材料表面から蒸発する超微粒子の
径は低温部分の蒸発材料表面からのそれより大きくなる
ので、結果として膜形成室に搬送される超微粒子の径が
まちまちとなり、粒径分布の半値巾は大きくなる。ガス
デポジション法においては、このような超微粒子の径の
大きさの不均一が基板に堆積する膜の密度及び基板との
密着力を低下させるので問題となる。
スデポジション装置では、蒸発源が抵抗加熱により加熱
されていたので、溶湯となった蒸発材料の温度分布は不
均一となる。すなわち、バスケット等の電極部分は高温
であるのでその近傍の蒸発材料は高温であるが、この電
極部分から離れた蒸発材料の内部では低くなる。したが
って、高温部分の蒸発材料表面から蒸発する超微粒子の
径は低温部分の蒸発材料表面からのそれより大きくなる
ので、結果として膜形成室に搬送される超微粒子の径が
まちまちとなり、粒径分布の半値巾は大きくなる。ガス
デポジション法においては、このような超微粒子の径の
大きさの不均一が基板に堆積する膜の密度及び基板との
密着力を低下させるので問題となる。
【0005】本発明は以上のような問題に鑑みてなさ
れ、蒸発すべき物質をその温度分布が均一になるように
加熱することによって、蒸発源から蒸発する超微粒子の
径を均一とし、基板に堆積する超微粒子の膜あるいは圧
粉体の密度及び密着力を向上させることができるガスデ
ポジション装置を提供することを目的とする。
れ、蒸発すべき物質をその温度分布が均一になるように
加熱することによって、蒸発源から蒸発する超微粒子の
径を均一とし、基板に堆積する超微粒子の膜あるいは圧
粉体の密度及び密着力を向上させることができるガスデ
ポジション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、超微粒子
生成室内に蒸発すべき物質を貯蔵する蒸発源と、前記超
微粒子生成室内に導入するキャリアガスによって前記蒸
発源から蒸発した物質を膜形成室内へ搬送するためのガ
ス入口を前記超微粒子生成室内に位置させた搬送管とを
備えたガスデポジション装置において、前記蒸発源の加
熱手段は高周波誘導加熱によることを特徴とするガスデ
ポジション装置によって達成される。
生成室内に蒸発すべき物質を貯蔵する蒸発源と、前記超
微粒子生成室内に導入するキャリアガスによって前記蒸
発源から蒸発した物質を膜形成室内へ搬送するためのガ
ス入口を前記超微粒子生成室内に位置させた搬送管とを
備えたガスデポジション装置において、前記蒸発源の加
熱手段は高周波誘導加熱によることを特徴とするガスデ
ポジション装置によって達成される。
【0007】
【作用】蒸発すべき物質は高周波誘導加熱により均一な
温度分布で加熱される。これにより蒸発源からは蒸発す
べき物質が径の大きさの均一な超微粒子となって蒸発
し、これが搬送管のガス入口に吸い込まれ膜形成室に搬
送される。よって膜形成室内の基板上には密度及び密着
力の高い厚膜もしくは圧粉体が形成される。
温度分布で加熱される。これにより蒸発源からは蒸発す
べき物質が径の大きさの均一な超微粒子となって蒸発
し、これが搬送管のガス入口に吸い込まれ膜形成室に搬
送される。よって膜形成室内の基板上には密度及び密着
力の高い厚膜もしくは圧粉体が形成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例によるガスデポジショ
ン装置について図面を参照して説明する。なお、従来例
と同一の構成の部分については同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
ン装置について図面を参照して説明する。なお、従来例
と同一の構成の部分については同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0009】図1は本実施例のガスデポジション装置の
超微粒子生成室18(図4参照)内の蒸発源Aの詳細を
示す斜視図であり、蒸発源A以外の構成については図示
されていないが、図4に示す従来例と同様である。本実
施例では蒸発材料10は黒鉛でなる円筒形状(外径21
mmф、内径15mmф、高さ15mmH)のるつぼ3
に収容され、このるつぼ3は高周波誘導コイル1の中
に、アルミナでなる円筒形状の支持台4の上に載置され
て配設されている。なお、支持台4は支持部6aにより
超微粒子生成室18(図4)の底壁部に固定される水冷
銅板6に固定されている。高周波誘導コイル1とるつぼ
3とは同心的に配設され、かつ高周波誘導コイル1の内
径(40mmф)がるつぼ3の外径より充分に大きいの
で、互いに非接触でかつ全周にわたって等間隔を保って
いる。また、高周波誘導コイル1は公知のごとく水冷パ
イプと導線部分とからなり、この水冷パイプによって導
線の発する熱がるつぼ3やその近傍の空間に伝導しない
ようになっている。なお、導線は図示しない高周波電源
(最大出力5kW、周波数150kHz)に接続されて
いる。蒸発源Aはこれらるつぼ3と高周波誘導コイル1
とからなり、従来と異なりるつぼ3はこの高周波誘導コ
イル1によるいわゆる高周波誘導加熱により加熱される
ようになっている。
超微粒子生成室18(図4参照)内の蒸発源Aの詳細を
示す斜視図であり、蒸発源A以外の構成については図示
されていないが、図4に示す従来例と同様である。本実
施例では蒸発材料10は黒鉛でなる円筒形状(外径21
mmф、内径15mmф、高さ15mmH)のるつぼ3
に収容され、このるつぼ3は高周波誘導コイル1の中
に、アルミナでなる円筒形状の支持台4の上に載置され
て配設されている。なお、支持台4は支持部6aにより
超微粒子生成室18(図4)の底壁部に固定される水冷
銅板6に固定されている。高周波誘導コイル1とるつぼ
3とは同心的に配設され、かつ高周波誘導コイル1の内
径(40mmф)がるつぼ3の外径より充分に大きいの
で、互いに非接触でかつ全周にわたって等間隔を保って
いる。また、高周波誘導コイル1は公知のごとく水冷パ
イプと導線部分とからなり、この水冷パイプによって導
線の発する熱がるつぼ3やその近傍の空間に伝導しない
ようになっている。なお、導線は図示しない高周波電源
(最大出力5kW、周波数150kHz)に接続されて
いる。蒸発源Aはこれらるつぼ3と高周波誘導コイル1
とからなり、従来と異なりるつぼ3はこの高周波誘導コ
イル1によるいわゆる高周波誘導加熱により加熱される
ようになっている。
【0010】蒸発源Aの上方にはこれから立ち上る蒸気
を吸い込むための二重管7が図示するよう配設されてい
る。この二重管7は小径の搬送管8と大径の吸込管9と
からなり、それぞれガス入口8a及び搬送管8と吸込管
9との間の隙間である余分粒子吸込口9aを蒸発源Aに
対向させている。この二重管7は図4の搬送管17と同
様に超微粒子生成室18の側壁部で固定されているので
あるが、従来と異なりこの超微粒子生成室18の外方で
搬送管8と吸込管9とに分岐し、搬送管8のみが図4で
の搬送管17と同様に膜形成室10内へと延び、吸込管
9は図示しない真空ポンプに接続されている。
を吸い込むための二重管7が図示するよう配設されてい
る。この二重管7は小径の搬送管8と大径の吸込管9と
からなり、それぞれガス入口8a及び搬送管8と吸込管
9との間の隙間である余分粒子吸込口9aを蒸発源Aに
対向させている。この二重管7は図4の搬送管17と同
様に超微粒子生成室18の側壁部で固定されているので
あるが、従来と異なりこの超微粒子生成室18の外方で
搬送管8と吸込管9とに分岐し、搬送管8のみが図4で
の搬送管17と同様に膜形成室10内へと延び、吸込管
9は図示しない真空ポンプに接続されている。
【0011】るつぼ3の底部には蒸発材料10の温度を
計るためのW−Re熱電対5が支持台4の上壁部を貫通
して取り付けられており、この導線5は図1に示すよう
に支持台4及び水冷銅板6の切欠きを通り、更に超微粒
子生成室18外へと延びて図示しない温調器に接続され
ている。なお、この温調器は上述の高周波電源とも接続
関係にあり、熱電対5で測った温度に応じて高周波電源
の出力を自動制御するようになっている。
計るためのW−Re熱電対5が支持台4の上壁部を貫通
して取り付けられており、この導線5は図1に示すよう
に支持台4及び水冷銅板6の切欠きを通り、更に超微粒
子生成室18外へと延びて図示しない温調器に接続され
ている。なお、この温調器は上述の高周波電源とも接続
関係にあり、熱電対5で測った温度に応じて高周波電源
の出力を自動制御するようになっている。
【0012】本発明の実施例によるガスデポジション装
置は以上のように構成されるが、次にこの作用について
説明する。
置は以上のように構成されるが、次にこの作用について
説明する。
【0013】まず、二重管7のガス入口8aを蒸発源A
から立ち上る超微粒子のガス流の流路位置にセットし、
超微粒子生成室18に不活性ガス(ヘリウムガス)を導
入し同時に膜形成室10を真空引きして両室に所定の差
圧を生じさせる(超微粒子生成室18は2atm,膜形
成室10は0.02torr)。次に上述した図示しな
い温調器により出力を自動制御しながら高周波誘導コイ
ル1に上述の高周波電源から電流を流し、黒鉛製のるつ
ぼ3及びるつぼ3内の蒸発材料10に対しこれを貫きか
つ時間変化する磁場を与えて、電磁誘導によりるつぼ3
及びるつぼ蒸発材料10内に渦電流を生じさせる。した
がって、蒸発材料10は渦電流損により内部から発熱し
均一な温度分布で温度上昇して溶解する。なお、この加
熱過程では上述したように高周波誘導コイル1が水冷パ
イプにより冷却されているので蒸発源Aの外部からの熱
伝導はない。溶湯となった蒸発材料10からは超微粒子
となったAuの蒸気が立ち上り、以後この蒸発温度が上
述の図示しない温調器により所定の温度に保持される。
また、蒸発材料10内に発生した渦電流は上述の高周波
誘導コイル1による磁場中を流れることから、この渦電
流による磁束との相互作用により蒸発材料10自体を攪
拌させる。これにより、蒸発材料10の温度分布は更に
均一となり、この蒸発源Aからは粒子径の均一な超微粒
子のガスが立ち上ることとなる。この粒子径が均一な超
微粒子のガスは上述の超微粒子生成室18と膜形成室1
0との間の差圧により不活性ガスに同伴されて搬送管8
のガス入口8aに吸い込まれ膜形成室10へと搬送され
る。なお、蒸発源Aから立ち上る超微粒子のガス流の外
周部に存在する余分な粒子は余分粒子吸込管9aに吸い
込まれ、超微粒子生成室18内での凝集体の発生が防止
される。
から立ち上る超微粒子のガス流の流路位置にセットし、
超微粒子生成室18に不活性ガス(ヘリウムガス)を導
入し同時に膜形成室10を真空引きして両室に所定の差
圧を生じさせる(超微粒子生成室18は2atm,膜形
成室10は0.02torr)。次に上述した図示しな
い温調器により出力を自動制御しながら高周波誘導コイ
ル1に上述の高周波電源から電流を流し、黒鉛製のるつ
ぼ3及びるつぼ3内の蒸発材料10に対しこれを貫きか
つ時間変化する磁場を与えて、電磁誘導によりるつぼ3
及びるつぼ蒸発材料10内に渦電流を生じさせる。した
がって、蒸発材料10は渦電流損により内部から発熱し
均一な温度分布で温度上昇して溶解する。なお、この加
熱過程では上述したように高周波誘導コイル1が水冷パ
イプにより冷却されているので蒸発源Aの外部からの熱
伝導はない。溶湯となった蒸発材料10からは超微粒子
となったAuの蒸気が立ち上り、以後この蒸発温度が上
述の図示しない温調器により所定の温度に保持される。
また、蒸発材料10内に発生した渦電流は上述の高周波
誘導コイル1による磁場中を流れることから、この渦電
流による磁束との相互作用により蒸発材料10自体を攪
拌させる。これにより、蒸発材料10の温度分布は更に
均一となり、この蒸発源Aからは粒子径の均一な超微粒
子のガスが立ち上ることとなる。この粒子径が均一な超
微粒子のガスは上述の超微粒子生成室18と膜形成室1
0との間の差圧により不活性ガスに同伴されて搬送管8
のガス入口8aに吸い込まれ膜形成室10へと搬送され
る。なお、蒸発源Aから立ち上る超微粒子のガス流の外
周部に存在する余分な粒子は余分粒子吸込管9aに吸い
込まれ、超微粒子生成室18内での凝集体の発生が防止
される。
【0014】膜形成室10へと搬送された超微粒子は従
来と同様にノズル19(内径0.1mm)により基板1
1上に吹きつけられ、厚膜あるいは圧粉体を形成するの
であるが、この超微粒子の粒子径は従来と異なり均一、
すなわち粒径分布の半値巾が小さいので密度が高く密着
力の強いものとなる。
来と同様にノズル19(内径0.1mm)により基板1
1上に吹きつけられ、厚膜あるいは圧粉体を形成するの
であるが、この超微粒子の粒子径は従来と異なり均一、
すなわち粒径分布の半値巾が小さいので密度が高く密着
力の強いものとなる。
【0015】図2は以上のような装置及び設定条件で蒸
発材料10としてAuを用い、溶湯温度を1440℃と
して、7.5mm/minで移動するNi基板(200
℃に加熱)にAu膜を形成した場合のAu膜のSEM写
真である。すなわち、図2のAはAu膜を50倍に拡大
したSEM写真であり、Bは400倍、Cは50000
倍のSEM写真である。なお、図2のA及びBでの堆積
した超微粒子は、Ni基板の移動を所定時間停止させた
ことにより小塊状をなしている。比較のため図4に示す
ように蒸発源にアルミナコートのWバスケットを使用
し、抵抗加熱によりAuを蒸発させてAu膜を形成した
場合のSEM写真を図3に示す。Aは400倍、Bは5
0000倍に拡大したものである。但しこの場合、Au
溶湯温度など他の設定条件は図2の高周波誘導加熱によ
る場合と同じである。この図2及び図3との比較から
(特に図2のCと図3のBとの比較)、明らかに高周波
誘導加熱により形成した膜の方が従来の抵抗加熱により
形成した膜より粒子径が均一であることがわかる。すな
わち図3では、基板の堆積粒子径が10nmから100
nmとばらつきがあり、また約1μmの凝集体がある
が、図2ではそういったものは認められないことがわか
る。
発材料10としてAuを用い、溶湯温度を1440℃と
して、7.5mm/minで移動するNi基板(200
℃に加熱)にAu膜を形成した場合のAu膜のSEM写
真である。すなわち、図2のAはAu膜を50倍に拡大
したSEM写真であり、Bは400倍、Cは50000
倍のSEM写真である。なお、図2のA及びBでの堆積
した超微粒子は、Ni基板の移動を所定時間停止させた
ことにより小塊状をなしている。比較のため図4に示す
ように蒸発源にアルミナコートのWバスケットを使用
し、抵抗加熱によりAuを蒸発させてAu膜を形成した
場合のSEM写真を図3に示す。Aは400倍、Bは5
0000倍に拡大したものである。但しこの場合、Au
溶湯温度など他の設定条件は図2の高周波誘導加熱によ
る場合と同じである。この図2及び図3との比較から
(特に図2のCと図3のBとの比較)、明らかに高周波
誘導加熱により形成した膜の方が従来の抵抗加熱により
形成した膜より粒子径が均一であることがわかる。すな
わち図3では、基板の堆積粒子径が10nmから100
nmとばらつきがあり、また約1μmの凝集体がある
が、図2ではそういったものは認められないことがわか
る。
【0016】次に、図2に示すようなAu膜の密着力を
測定した結果を下記の表1に示す。なお、表1での測定
値及び剪断強度は200℃に加熱した7枚の基板に膜を
形成し、それぞれについて膜をはがして測定した結果の
もので、すべてAu膜内で破断した。
測定した結果を下記の表1に示す。なお、表1での測定
値及び剪断強度は200℃に加熱した7枚の基板に膜を
形成し、それぞれについて膜をはがして測定した結果の
もので、すべてAu膜内で破断した。
【0017】
【表1】
【0018】以上の測定結果から、本実施例によるガス
デポジション装置によって形成される膜の剪断強度は2
0±5kgfであり、これは従来の10±5kgfに比
べはるかに大きいことがわかる。
デポジション装置によって形成される膜の剪断強度は2
0±5kgfであり、これは従来の10±5kgfに比
べはるかに大きいことがわかる。
【0019】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0020】例えば、以上の実施例においては、蒸発源
Aの加熱源として高周波誘導コイル1を用いたが、蒸発
材料10を均一な温度分布で加熱することができるもの
であれば、例えば平板状に巻いた誘導コイルをるつぼ3
に対向させこれによる電磁誘導により加熱するなど、他
の高周波誘導加熱源を用いてもよい。
Aの加熱源として高周波誘導コイル1を用いたが、蒸発
材料10を均一な温度分布で加熱することができるもの
であれば、例えば平板状に巻いた誘導コイルをるつぼ3
に対向させこれによる電磁誘導により加熱するなど、他
の高周波誘導加熱源を用いてもよい。
【0021】また、以上の実施例では蒸発すべき物質と
して導体であるAuを用いたが、他の導体物質でもよ
く、更に絶縁物質を用いてもよい。但しこの場合、絶縁
物質は誘電損失により発熱し、やはり均一な温度分布で
蒸発する。
して導体であるAuを用いたが、他の導体物質でもよ
く、更に絶縁物質を用いてもよい。但しこの場合、絶縁
物質は誘電損失により発熱し、やはり均一な温度分布で
蒸発する。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、蒸発
源から蒸発する超微粒子の径を均一とし、基板に堆積す
る超微粒子の厚膜あるいは圧粉体の密度及び基板との密
着力を向上させることが出来る。
源から蒸発する超微粒子の径を均一とし、基板に堆積す
る超微粒子の厚膜あるいは圧粉体の密度及び基板との密
着力を向上させることが出来る。
【図1】本発明の実施例によるガスデポジション装置の
蒸発源の詳細を示す斜視図である。
蒸発源の詳細を示す斜視図である。
【図2】A、B及びCは同装置により形成した膜の構造
を示す各倍率のSEM写真である。
を示す各倍率のSEM写真である。
【図3】A及びBは抵抗加熱により形成した膜の構造を
示す各倍率のSEM写真である。
示す各倍率のSEM写真である。
【図4】従来例によるガスデポジション装置の全体を示
す該略図である。
す該略図である。
1 高周波誘導コイル 3 るつぼ 8 搬送管 8a ガス入口 10 蒸発材料 18 超微粒子生成室 22 膜形成室 A 蒸発源
Claims (1)
- 【請求項1】 超微粒子生成室内に蒸発すべき物質を貯
蔵する蒸発源と、前記超微粒子生成室内に導入するキャ
リアガスによって前記蒸発源から蒸発した物質を膜形成
室内へ搬送するためのガス入口を前記超微粒子生成室内
に位置させた搬送管とを備えたガスデポジション装置に
おいて、前記蒸発源の加熱手段は高周波誘導加熱による
ことを特徴とするガスデポジション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27497192A JPH06101026A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ガスデポジション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27497192A JPH06101026A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ガスデポジション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101026A true JPH06101026A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17549120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27497192A Pending JPH06101026A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ガスデポジション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101026A (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP27497192A patent/JPH06101026A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |