JPH06101103A - 防塵衣 - Google Patents
防塵衣Info
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- JPH06101103A JPH06101103A JP4244881A JP24488192A JPH06101103A JP H06101103 A JPH06101103 A JP H06101103A JP 4244881 A JP4244881 A JP 4244881A JP 24488192 A JP24488192 A JP 24488192A JP H06101103 A JPH06101103 A JP H06101103A
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- Japan
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- stretchable
- dustproof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塵埃が付着しにくく、防塵衣内の塵埃を含む
汚染空気がクリーンルーム内に漏洩するのを防止して発
塵防止効果が高く、かつ着用快適性の良好な防塵衣を提
供する。 【構成】 防塵衣の少なくとも衿部と袖口部のいずれか
に、下記要件を満足する伸縮性織物を使用する。 (ア)弾性糸と、捲縮を有する単繊維繊度が0.2〜
3.0デニールのポリエステル長繊維から編製されてい
ること。 (イ)経方向、緯方向の少なくともいずれかの方向の、
1.5kg/5cm巾荷重付加時の伸度が50〜200
%であること。 (ウ)編地面の凹凸が0.08mm以下であること。 (エ)通気性が10〜100cm/秒であること。 (オ)一方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70
%以上であること。
汚染空気がクリーンルーム内に漏洩するのを防止して発
塵防止効果が高く、かつ着用快適性の良好な防塵衣を提
供する。 【構成】 防塵衣の少なくとも衿部と袖口部のいずれか
に、下記要件を満足する伸縮性織物を使用する。 (ア)弾性糸と、捲縮を有する単繊維繊度が0.2〜
3.0デニールのポリエステル長繊維から編製されてい
ること。 (イ)経方向、緯方向の少なくともいずれかの方向の、
1.5kg/5cm巾荷重付加時の伸度が50〜200
%であること。 (ウ)編地面の凹凸が0.08mm以下であること。 (エ)通気性が10〜100cm/秒であること。 (オ)一方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70
%以上であること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防塵衣に関し、特にク
リーンルーム内の作業用衣服に適した防塵衣に関する。
リーンルーム内の作業用衣服に適した防塵衣に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクス、特に半導体分
野においては、半導体素子の集積度が高くなってきてい
る。このような高集積度の半導体素子はクリーンルーム
内で製造されるが、該クリーンルームの清浄度も半導体
素子の集積度が高くなるのに比例して高度なものが要求
されるようになってきている。クリーンルームを高清浄
度に維持するための重要な課題の一つとして、クリーン
ルーム内の作業者からの発塵を防止するということがあ
る。
野においては、半導体素子の集積度が高くなってきてい
る。このような高集積度の半導体素子はクリーンルーム
内で製造されるが、該クリーンルームの清浄度も半導体
素子の集積度が高くなるのに比例して高度なものが要求
されるようになってきている。クリーンルームを高清浄
度に維持するための重要な課題の一つとして、クリーン
ルーム内の作業者からの発塵を防止するということがあ
る。
【0003】作業者から発生する塵埃としては、三種類
のものが知られている。即ち、作業者が着用している防
塵衣から発生する衣服発塵、作業者の人体自身及び作業
者が着用している肌着等から発生する塵埃であって防塵
衣を透過してくる透過塵埃、及び作業者の人体自身及び
作業者が着用している肌着等から発生する塵埃であって
衣服開口部(袖口部、衿部等)から漏洩してくる漏洩塵
埃である。
のものが知られている。即ち、作業者が着用している防
塵衣から発生する衣服発塵、作業者の人体自身及び作業
者が着用している肌着等から発生する塵埃であって防塵
衣を透過してくる透過塵埃、及び作業者の人体自身及び
作業者が着用している肌着等から発生する塵埃であって
衣服開口部(袖口部、衿部等)から漏洩してくる漏洩塵
埃である。
【0004】従来、かかる防塵衣には、自由端を有しな
い合成繊維の長繊維が多く用いられており、前記の衣服
発塵は低水準になっている。
い合成繊維の長繊維が多く用いられており、前記の衣服
発塵は低水準になっている。
【0005】また、防塵衣に用いられる布帛を高密度化
したり、あるいはコーティング処理することにより塵埃
の捕集性が向上し、透過塵埃についても少なくなってい
る。
したり、あるいはコーティング処理することにより塵埃
の捕集性が向上し、透過塵埃についても少なくなってい
る。
【0006】しかし、前記のように高密度化又はコーテ
ィング処理した布帛は、通気性が低下すると言う欠点を
有している。さらに、このような低通気性の防塵衣を着
用した場合、その作業者が運動した時に衣服内の空気圧
力の変動により衣服開口部から汚染空気が漏れて(この
現象をポンピング効果と言う)、かえって漏洩塵埃を増
加させることになる。
ィング処理した布帛は、通気性が低下すると言う欠点を
有している。さらに、このような低通気性の防塵衣を着
用した場合、その作業者が運動した時に衣服内の空気圧
力の変動により衣服開口部から汚染空気が漏れて(この
現象をポンピング効果と言う)、かえって漏洩塵埃を増
加させることになる。
【0007】このような問題を解決する方法として、衣
服開口部を少なくするか、あるいは該開口部を締める方
法が用いられている。例えば、ゴム紐を用いて袖口等を
強く締める方法が最も多く用いられている。このような
方法で衣服開口部を締めた場合は、締めた部分に凹凸の
皺ができ、この凹凸が空気の通路となり、漏洩塵埃の防
止効果が不充分になることに加えて、着用者にとって、
締めた部分の圧迫感が強くなりすぎるという問題があ
る。
服開口部を少なくするか、あるいは該開口部を締める方
法が用いられている。例えば、ゴム紐を用いて袖口等を
強く締める方法が最も多く用いられている。このような
方法で衣服開口部を締めた場合は、締めた部分に凹凸の
皺ができ、この凹凸が空気の通路となり、漏洩塵埃の防
止効果が不充分になることに加えて、着用者にとって、
締めた部分の圧迫感が強くなりすぎるという問題があ
る。
【0008】別の方法として、編物を衿部、袖口部に用
いる方法が知られている。該編物を平編組織等にしたの
では、衿部、袖口部を締めるのに必要な伸縮性が得られ
ないので、ゴム編組織の編物が用いられている。ゴム編
組織の編物は、特に緯方向の伸長性に優れているので、
衿部、袖口部の周囲方向に編物の緯方向を合わせて用い
ると着用感が良い。しかし、該ゴム編組織には畝状の凹
凸部(緯方向の凹凸が大きい)があり、塵埃がこの凹部
に付着堆積し易く、堆積した塵埃は、編地が伸びた時
(凹凸が広がった時)に脱落してクリーンルームを汚染
すると言う問題があると共に、高濃度の塵埃を含む衣服
内の空気が、衿部、袖口部の長さ方向に連通している畝
状の凹凸部を通過してクリーンルームを汚染すると言う
問題があり、高清浄度のクリーンルーム用防塵衣には適
さない。
いる方法が知られている。該編物を平編組織等にしたの
では、衿部、袖口部を締めるのに必要な伸縮性が得られ
ないので、ゴム編組織の編物が用いられている。ゴム編
組織の編物は、特に緯方向の伸長性に優れているので、
衿部、袖口部の周囲方向に編物の緯方向を合わせて用い
ると着用感が良い。しかし、該ゴム編組織には畝状の凹
凸部(緯方向の凹凸が大きい)があり、塵埃がこの凹部
に付着堆積し易く、堆積した塵埃は、編地が伸びた時
(凹凸が広がった時)に脱落してクリーンルームを汚染
すると言う問題があると共に、高濃度の塵埃を含む衣服
内の空気が、衿部、袖口部の長さ方向に連通している畝
状の凹凸部を通過してクリーンルームを汚染すると言う
問題があり、高清浄度のクリーンルーム用防塵衣には適
さない。
【0009】更に別の方法として、例えば、衣服内部の
空気圧を負圧にするファンと電源を設けた防塵衣が提案
されている(特開昭62−33806号公報)。しか
し、前記のような装置を着装した防塵衣は、作業性、快
適性を犠牲にした衣服となり、本発明者等の意図すると
ころではない。
空気圧を負圧にするファンと電源を設けた防塵衣が提案
されている(特開昭62−33806号公報)。しか
し、前記のような装置を着装した防塵衣は、作業性、快
適性を犠牲にした衣服となり、本発明者等の意図すると
ころではない。
【0010】また、他の方法として、エレクトレットシ
ート状物を衣服開口部に取りつけることが提案されてい
る(特開昭61−155318号公報)。しかし、この
方法も衣服内の空気圧力の変動が大きく、衣服開口部か
ら流出する空気流速が大きい場合は、その発塵防止効果
が小さい。その上、繊維、布帛のエレクトレット加工が
煩雑であり、コストも高くなると言う欠点があった。
ート状物を衣服開口部に取りつけることが提案されてい
る(特開昭61−155318号公報)。しかし、この
方法も衣服内の空気圧力の変動が大きく、衣服開口部か
ら流出する空気流速が大きい場合は、その発塵防止効果
が小さい。その上、繊維、布帛のエレクトレット加工が
煩雑であり、コストも高くなると言う欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来の問題を解消して、塵埃が付着しにくく、防塵衣
内の塵埃を含む汚染空気がクリーンルーム内に漏洩する
のを防止して、発塵防止効果が高く、かつ着用快適性の
良好な防塵衣を提供することにある。
る従来の問題を解消して、塵埃が付着しにくく、防塵衣
内の塵埃を含む汚染空気がクリーンルーム内に漏洩する
のを防止して、発塵防止効果が高く、かつ着用快適性の
良好な防塵衣を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、防塵衣の衿部、袖
口部に特殊な伸縮性編物を使用すればよいことを見出
し、本発明を完成するに至った。
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、防塵衣の衿部、袖
口部に特殊な伸縮性編物を使用すればよいことを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0013】即ち、本発明は、伸縮性編物と非伸縮性織
物から構成され、衿部及び袖口部が人体にフィットする
構造を有する防塵衣において、少なくとも該衿部と該袖
口部のいずれかに、下記要件を満足する伸縮性編物を使
用することを特徴とする防塵衣である。 (ア)弾性糸と、捲縮を有する単繊維繊度が0.2〜
3.0デニールのポリエステル長繊維から編製されてい
ること。 (イ)経方向、緯方向の少なくともいずれかの方向の、
1.5kg/5cm巾荷重付加時の伸度が50〜200
%であること。 (ウ)編地面の凹凸が0.08mm以下であること。 (エ)通気性が10〜100cm/秒であること。 (オ)一方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70
%以上であること。
物から構成され、衿部及び袖口部が人体にフィットする
構造を有する防塵衣において、少なくとも該衿部と該袖
口部のいずれかに、下記要件を満足する伸縮性編物を使
用することを特徴とする防塵衣である。 (ア)弾性糸と、捲縮を有する単繊維繊度が0.2〜
3.0デニールのポリエステル長繊維から編製されてい
ること。 (イ)経方向、緯方向の少なくともいずれかの方向の、
1.5kg/5cm巾荷重付加時の伸度が50〜200
%であること。 (ウ)編地面の凹凸が0.08mm以下であること。 (エ)通気性が10〜100cm/秒であること。 (オ)一方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70
%以上であること。
【0014】本発明の防塵衣は、衿部及び袖口部が人体
にフィットする構造を有している。衿部及び袖口部が開
口しているものは、衣服内の汚染空気が漏洩し易く、本
発明の目的が達成されない。更に望ましくは、衣服の開
口部を少なくするために、上衣部と下衣部が一体に形成
されたオーバーオール型防塵衣が好ましい。
にフィットする構造を有している。衿部及び袖口部が開
口しているものは、衣服内の汚染空気が漏洩し易く、本
発明の目的が達成されない。更に望ましくは、衣服の開
口部を少なくするために、上衣部と下衣部が一体に形成
されたオーバーオール型防塵衣が好ましい。
【0015】本発明の防塵衣は、伸縮性編物と非伸縮性
織物とにより構成されている。該伸縮性編物は弾性糸を
含有し、該弾性糸としては、ポリウレタン系弾性糸、ポ
リエーテル・ポリエステルブロック共重合体からなる弾
性糸が例示されるが、耐久性、耐薬品性の面で後者の方
が望ましい。
織物とにより構成されている。該伸縮性編物は弾性糸を
含有し、該弾性糸としては、ポリウレタン系弾性糸、ポ
リエーテル・ポリエステルブロック共重合体からなる弾
性糸が例示されるが、耐久性、耐薬品性の面で後者の方
が望ましい。
【0016】更に、該伸縮性編物は、該弾性糸と共に、
ポリエステル長繊維を用いて編製され、該ポリエステル
長繊維は捲縮を有することが必要である。捲縮の形態、
大きさについては特に限定しないが、仮撚法(一般にウ
ーリー加工法と言う)による捲縮が好適に例示される。
該ポリエステル長繊維の単繊維繊度は、0.2〜3.0
デニールの範囲内にあることが必要である。該単繊維繊
度が0.2デニール未満の場合は、着用時や洗濯時の摩
擦により繊維が切断し易く、繊維塵埃となってクリーン
ルームを汚染するので本発明の目的が達成できない。逆
に、該単繊維繊度が3.0デニールを越える場合は、伸
縮性編物の繊維間空隙が大きくなって塵埃捕集効率が悪
くなり、透過塵埃が防止できず、本発明の目的が達成さ
れない。本発明に用いる弾性糸、ポリエステル長繊維の
全繊度、使用比率、については特に限定しないが、全繊
度は、弾性糸、ポリエステル長繊維共20〜200デニ
ールが好適で、弾性糸の使用比率は10〜50%が好ま
しい。
ポリエステル長繊維を用いて編製され、該ポリエステル
長繊維は捲縮を有することが必要である。捲縮の形態、
大きさについては特に限定しないが、仮撚法(一般にウ
ーリー加工法と言う)による捲縮が好適に例示される。
該ポリエステル長繊維の単繊維繊度は、0.2〜3.0
デニールの範囲内にあることが必要である。該単繊維繊
度が0.2デニール未満の場合は、着用時や洗濯時の摩
擦により繊維が切断し易く、繊維塵埃となってクリーン
ルームを汚染するので本発明の目的が達成できない。逆
に、該単繊維繊度が3.0デニールを越える場合は、伸
縮性編物の繊維間空隙が大きくなって塵埃捕集効率が悪
くなり、透過塵埃が防止できず、本発明の目的が達成さ
れない。本発明に用いる弾性糸、ポリエステル長繊維の
全繊度、使用比率、については特に限定しないが、全繊
度は、弾性糸、ポリエステル長繊維共20〜200デニ
ールが好適で、弾性糸の使用比率は10〜50%が好ま
しい。
【0017】また、該伸縮性編物は、経方向、緯方向の
少なくともいずれかの方向の、1.5kg/5cm巾の
荷重付加時の伸度(以下、伸長率と言う)が50〜20
0%の範囲内になければならない。本発明の防塵衣の衿
部及び袖口部の周囲方向の寸法は、人体の寸法よりやや
小さくし、該伸長率を利用して人体にフィットさせよう
とするものであり、該伸長率が50%未満の場合は、人
体に対する圧迫感が大で着用者に不快感を与え、また袖
口部に手を通すのが困難となる。逆に、該伸長率が20
0%を越える場合は、人体に対するフィット性が弱く衣
服内の汚染空気の漏洩防止効果が不充分で、本発明の目
的が達成できない。本発明で言う伸長率は、JIS−L
−1096−6.14.1(1)A法(定速伸長法)に
て測定される。
少なくともいずれかの方向の、1.5kg/5cm巾の
荷重付加時の伸度(以下、伸長率と言う)が50〜20
0%の範囲内になければならない。本発明の防塵衣の衿
部及び袖口部の周囲方向の寸法は、人体の寸法よりやや
小さくし、該伸長率を利用して人体にフィットさせよう
とするものであり、該伸長率が50%未満の場合は、人
体に対する圧迫感が大で着用者に不快感を与え、また袖
口部に手を通すのが困難となる。逆に、該伸長率が20
0%を越える場合は、人体に対するフィット性が弱く衣
服内の汚染空気の漏洩防止効果が不充分で、本発明の目
的が達成できない。本発明で言う伸長率は、JIS−L
−1096−6.14.1(1)A法(定速伸長法)に
て測定される。
【0018】伸長率を所望の範囲に設定するには、例え
ば、弾性糸と捲縮ポリエステル長繊維とを引き揃える際
の弾性糸の伸長倍率を、適当な範囲内に選定すればよ
い。
ば、弾性糸と捲縮ポリエステル長繊維とを引き揃える際
の弾性糸の伸長倍率を、適当な範囲内に選定すればよ
い。
【0019】なお、該伸縮性編物を本発明の防塵衣に用
いる場合は、前記の伸長率の要件を満足する方向を、衿
部、および袖口部の周囲方向に合わせて用いる。
いる場合は、前記の伸長率の要件を満足する方向を、衿
部、および袖口部の周囲方向に合わせて用いる。
【0020】該伸縮性編物の編地面の凹凸は、0.08
mm以下でなければならない。該凹凸が0.08mmを
越える場合は、塵埃が凹部に付着堆積し易く、堆積した
塵埃は、編物が着用中の運動等により伸びて凹部が広が
った時に脱落し、クリーンルームを汚染する。
mm以下でなければならない。該凹凸が0.08mmを
越える場合は、塵埃が凹部に付着堆積し易く、堆積した
塵埃は、編物が着用中の運動等により伸びて凹部が広が
った時に脱落し、クリーンルームを汚染する。
【0021】また、0.08mmを越える編地面の凹凸
は、人体との接触面に隙間を作り空気の流通を容易にし
て、衣服内の汚染空気をポンピング効果で押し出し、漏
洩塵埃となってクリーンルームを汚染するので、本発明
の目的が達成されない。本発明において、編地面の凹凸
は、該伸縮性編物の表面、裏面、経方向、緯方向の全て
にわたって、前記の要件を満足することが必要である。
本発明で言う編地面の凹凸は、以下に説明する方法で測
定される。
は、人体との接触面に隙間を作り空気の流通を容易にし
て、衣服内の汚染空気をポンピング効果で押し出し、漏
洩塵埃となってクリーンルームを汚染するので、本発明
の目的が達成されない。本発明において、編地面の凹凸
は、該伸縮性編物の表面、裏面、経方向、緯方向の全て
にわたって、前記の要件を満足することが必要である。
本発明で言う編地面の凹凸は、以下に説明する方法で測
定される。
【0022】図1の(イ)に示す形状の接触子(0.5
mmのピアノ線からなり、巾は5mm)をフラットな金
属板の上に置かれた試料(ロ)に5gの圧力で圧着し、
試料を接触子の巾と直交する方向に0.1cm/分の速
度で1cm間を移動させた時の接触子の上下移動寸法を
記録して、隣接する凸部と凹部の寸法差の平均値をもっ
て凹凸値とする。該測定は、カトーテック 製のKES
表面測定器によって容易に測定できる。なお、本発明に
おいては、地の部分以外の導電糸等の部分の凹凸は含ま
ない。
mmのピアノ線からなり、巾は5mm)をフラットな金
属板の上に置かれた試料(ロ)に5gの圧力で圧着し、
試料を接触子の巾と直交する方向に0.1cm/分の速
度で1cm間を移動させた時の接触子の上下移動寸法を
記録して、隣接する凸部と凹部の寸法差の平均値をもっ
て凹凸値とする。該測定は、カトーテック 製のKES
表面測定器によって容易に測定できる。なお、本発明に
おいては、地の部分以外の導電糸等の部分の凹凸は含ま
ない。
【0023】本発明に使用する伸縮性編物は、防塵性と
着用感の面から適度な通気性が必要である。通気性が小
さ過ぎると人体にフィットした部分がムレて不快であ
り、逆に、通気性が大き過ぎると塵埃の捕集性が悪く、
本発明の目的とする防塵効果を得ることが出来ない。
着用感の面から適度な通気性が必要である。通気性が小
さ過ぎると人体にフィットした部分がムレて不快であ
り、逆に、通気性が大き過ぎると塵埃の捕集性が悪く、
本発明の目的とする防塵効果を得ることが出来ない。
【0024】即ち、本発明の伸縮性編物の通気性は、1
0〜100cm/秒の範囲内にあることが必要である。
本発明で言う通気性は、JIS−L−1096−6.2
7.A法(フラジール法)により測定する。
0〜100cm/秒の範囲内にあることが必要である。
本発明で言う通気性は、JIS−L−1096−6.2
7.A法(フラジール法)により測定する。
【0025】更に、本発明で使用する伸縮性編物は、一
方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70%以上で
なければならない。本発明の防塵衣においては、該伸縮
性編物は、人体にフィットさせるために若干伸ばされた
状態で着用される。従って、衣服内の汚染空気が該伸縮
性編物を透過することに起因する透過塵埃を防止するた
めには、試料を伸ばした状態での塵埃捕集効率が重要で
あり、該捕集効率が70%以下では、本発明の目的とす
る防塵性が達成されない。なお、伸縮性編物を伸長する
方向は、衿部及び袖口部の周囲方向に相当する方向であ
る。
方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70%以上で
なければならない。本発明の防塵衣においては、該伸縮
性編物は、人体にフィットさせるために若干伸ばされた
状態で着用される。従って、衣服内の汚染空気が該伸縮
性編物を透過することに起因する透過塵埃を防止するた
めには、試料を伸ばした状態での塵埃捕集効率が重要で
あり、該捕集効率が70%以下では、本発明の目的とす
る防塵性が達成されない。なお、伸縮性編物を伸長する
方向は、衿部及び袖口部の周囲方向に相当する方向であ
る。
【0026】本発明で言う捕集効率は、直径18cm,
高さ20cmの金属製漏斗状円錐体の低部円形面(開
口)に、一方向(衿部及び袖口部の周囲方向に相当する
方向)に20%伸長(他の方向はフリー)した試料を固
定して、該円錐体の頂部より500cc/分の速度で吸
引し、測定試料を透過した空気中の塵埃濃度(A)と測
定試料下側の測定試料を透過しない空気中の塵埃濃度
(B)とを、塵埃の大きさが0.3μm以上について光
散乱式粒子計数機(パーティクルカウンター)で測定
し、それぞれの測定値A,Bを用いて、次式で計算した
値である。
高さ20cmの金属製漏斗状円錐体の低部円形面(開
口)に、一方向(衿部及び袖口部の周囲方向に相当する
方向)に20%伸長(他の方向はフリー)した試料を固
定して、該円錐体の頂部より500cc/分の速度で吸
引し、測定試料を透過した空気中の塵埃濃度(A)と測
定試料下側の測定試料を透過しない空気中の塵埃濃度
(B)とを、塵埃の大きさが0.3μm以上について光
散乱式粒子計数機(パーティクルカウンター)で測定
し、それぞれの測定値A,Bを用いて、次式で計算した
値である。
【0027】C=A/B×100 C:塵埃捕集効率(%) 本発明で使用する伸縮性編物は、前記要件を備えておれ
ばよく、編組織等は特に限定されないが、編地面の凹凸
を小さくするために、ゴム編みよりも平編、トリコット
編、スムース編等の方が好ましい。また、弾性糸とポリ
エステル長繊維糸の共用の方法も限定されず、弾性糸と
ポリエステル長繊維糸を引き揃え(弾性糸を伸長した状
態で引き揃えると編地の伸長率が大となり望ましい)て
同時給糸して編製してもよく、弾性糸とポリエステル長
繊維糸を別々に給糸して編製してもよい。
ばよく、編組織等は特に限定されないが、編地面の凹凸
を小さくするために、ゴム編みよりも平編、トリコット
編、スムース編等の方が好ましい。また、弾性糸とポリ
エステル長繊維糸の共用の方法も限定されず、弾性糸と
ポリエステル長繊維糸を引き揃え(弾性糸を伸長した状
態で引き揃えると編地の伸長率が大となり望ましい)て
同時給糸して編製してもよく、弾性糸とポリエステル長
繊維糸を別々に給糸して編製してもよい。
【0028】本発明に用いる非伸縮性織物は、発塵の少
ないものであれば特に限定されないが、素材発塵の少な
いポリエステル長繊維からなる織物が特に好適である。
また、非伸縮性織物の通気性は、0.5〜30cm/秒
の範囲内にあることが、防塵性、着用感の面から望まし
い。
ないものであれば特に限定されないが、素材発塵の少な
いポリエステル長繊維からなる織物が特に好適である。
また、非伸縮性織物の通気性は、0.5〜30cm/秒
の範囲内にあることが、防塵性、着用感の面から望まし
い。
【0029】本発明においては、伸縮性編物、非伸縮性
織物に、導電性繊維、制電性繊維を混用してもよい。
織物に、導電性繊維、制電性繊維を混用してもよい。
【0030】本発明の防塵衣は伸縮性編物と非伸縮性織
物から構成され、少なくとも衿部及び袖口部のいずれか
に前記伸縮性編物を用いる。裾部については、衣服内空
気の密封性が強く要求される場合に使用し、衣服内空気
を裾部から排出しようとする防塵衣の場合は使用しなく
ても良い。また、前記伸縮性編物は、衿部及び袖口部に
限らず、背部、尻部、膝部、肘部等の運動時に伸縮を受
け易い衣服部位に適宜用いることができる。
物から構成され、少なくとも衿部及び袖口部のいずれか
に前記伸縮性編物を用いる。裾部については、衣服内空
気の密封性が強く要求される場合に使用し、衣服内空気
を裾部から排出しようとする防塵衣の場合は使用しなく
ても良い。また、前記伸縮性編物は、衿部及び袖口部に
限らず、背部、尻部、膝部、肘部等の運動時に伸縮を受
け易い衣服部位に適宜用いることができる。
【0031】
【作用】本発明の防塵衣は、衣服開口部(少なくとも衿
部及び袖口部の何れか)が伸縮性編物で構成されている
ため、人体へのフィット性に優れ、衣服内の汚染空気の
漏洩が防止され優れた防塵効果が発揮される。
部及び袖口部の何れか)が伸縮性編物で構成されている
ため、人体へのフィット性に優れ、衣服内の汚染空気の
漏洩が防止され優れた防塵効果が発揮される。
【0032】本発明の防塵衣に用いられる伸縮性編物
は、弾性糸と細デニールで捲縮を有するポリエステル長
繊維から編製されているため、適度な伸長率を有し、表
面がフラットで、適度な通気性を有し、塵埃捕集効率に
優れている。適度な通気性と塵埃の高捕集性は、防塵性
と着用快適性を両立させる。
は、弾性糸と細デニールで捲縮を有するポリエステル長
繊維から編製されているため、適度な伸長率を有し、表
面がフラットで、適度な通気性を有し、塵埃捕集効率に
優れている。適度な通気性と塵埃の高捕集性は、防塵性
と着用快適性を両立させる。
【0033】適度な伸長率は、人体へのフィット性を高
めて衣服内の汚染空気の漏洩を防止して防塵効果を発揮
し、着用感を損なわない。
めて衣服内の汚染空気の漏洩を防止して防塵効果を発揮
し、着用感を損なわない。
【0034】本発明で用いられる伸縮性編物は、表面が
フラットなため、塵埃が付着しにくく、もし付着しても
脱落し易い。従って、クリーンルームに入室する前に用
いるエアーシャワーで容易に清浄化することができ、清
浄洗濯において洗浄効果が得やすい。更に、表面がフラ
ットなため、該伸縮性編物と人体との間に隙間(空気の
通路)が生ぜず、衣服内の汚染空気の漏洩が少く、防塵
性の優れた防塵衣を実現することができる。
フラットなため、塵埃が付着しにくく、もし付着しても
脱落し易い。従って、クリーンルームに入室する前に用
いるエアーシャワーで容易に清浄化することができ、清
浄洗濯において洗浄効果が得やすい。更に、表面がフラ
ットなため、該伸縮性編物と人体との間に隙間(空気の
通路)が生ぜず、衣服内の汚染空気の漏洩が少く、防塵
性の優れた防塵衣を実現することができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0036】ジメチルテレフタレート167.3部、テ
トラメチレングリコール105部、数平均分子量2,0
00のポリテトラメチレングリコール275部、テトラ
ブチルチタネート0.2部を反応機に仕込み、内温19
0℃でエステル交換反応を行ない、理論量の70%のメ
タノールが留出した時点で内温を220℃に昇温し、弱
真空下で60分、次いで高真空下で200分反応させ
た。ここで安定剤としてイルガノックス1010(チバ
ガイギー社製)3.5部、チヌビン327(チバガイギ
−社製)0.21部を添加し、20分撹拌後反応を終了
させた。生成したブロック共重合ポリエーテル・ポリエ
ステルをペレット化し、該ペレットを乾燥後、265℃
で溶融紡糸してブロック共重合ポリエーテル・ポリエス
テル弾性糸40デニール/1フィラメントを得た。
トラメチレングリコール105部、数平均分子量2,0
00のポリテトラメチレングリコール275部、テトラ
ブチルチタネート0.2部を反応機に仕込み、内温19
0℃でエステル交換反応を行ない、理論量の70%のメ
タノールが留出した時点で内温を220℃に昇温し、弱
真空下で60分、次いで高真空下で200分反応させ
た。ここで安定剤としてイルガノックス1010(チバ
ガイギー社製)3.5部、チヌビン327(チバガイギ
−社製)0.21部を添加し、20分撹拌後反応を終了
させた。生成したブロック共重合ポリエーテル・ポリエ
ステルをペレット化し、該ペレットを乾燥後、265℃
で溶融紡糸してブロック共重合ポリエーテル・ポリエス
テル弾性糸40デニール/1フィラメントを得た。
【0037】2.0倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、22ゲージのスムース編機に給糸編製して
得た伸縮性編地を精練し、リラックス(90℃、30
秒)、乾燥、プレセット(160℃、30秒)、染色、
乾燥、ファイナルセット(160℃、30秒)により仕
上げ加工を行って、本発明の実施例の防塵衣に用いる伸
縮性編物(a)を得た。
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、22ゲージのスムース編機に給糸編製して
得た伸縮性編地を精練し、リラックス(90℃、30
秒)、乾燥、プレセット(160℃、30秒)、染色、
乾燥、ファイナルセット(160℃、30秒)により仕
上げ加工を行って、本発明の実施例の防塵衣に用いる伸
縮性編物(a)を得た。
【0038】1.1倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルフィラメント糸(50デニ
ール/300フィラメント、単繊維繊度0.17デニー
ル)を引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同
様の工程で加工して、比較例1の防塵衣に用いる伸縮性
編物(b)を得た。
常法により得たポリエステルフィラメント糸(50デニ
ール/300フィラメント、単繊維繊度0.17デニー
ル)を引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同
様の工程で加工して、比較例1の防塵衣に用いる伸縮性
編物(b)を得た。
【0039】1.1倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルフィラメント糸(75デニ
ール/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニー
ル)を引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同
様の工程で加工して、比較例2の防塵衣に用いる伸縮性
編物(c)を得た。
常法により得たポリエステルフィラメント糸(75デニ
ール/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニー
ル)を引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同
様の工程で加工して、比較例2の防塵衣に用いる伸縮性
編物(c)を得た。
【0040】2.0倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/24フィラメント、単繊維繊度3.13デニール)を
引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同様の工
程で加工して、比較例3の防塵衣に用いる伸縮性編物
(d)を得た。
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/24フィラメント、単繊維繊度3.13デニール)を
引き揃えて、以下は前記の伸縮性編物(a)と同様の工
程で加工して、比較例3の防塵衣に用いる伸縮性編物
(d)を得た。
【0041】2.0倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、22ゲージのゴム編機に給糸して編製して
得た伸縮性編地を、前記の伸縮性編物(a)と同様の工
程で加工して、比較例4の防塵衣に用いる伸縮性編物
(e)を得た。
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、22ゲージのゴム編機に給糸して編製して
得た伸縮性編地を、前記の伸縮性編物(a)と同様の工
程で加工して、比較例4の防塵衣に用いる伸縮性編物
(e)を得た。
【0042】2.0倍に伸長した状態の上記弾性糸と、
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、48ゲージのスムース編機に給糸して編製
して得た伸縮性編地を、前記の伸縮性編物(a)と同様
の工程で加工して、比較例5の防塵衣に用いる伸縮性編
物(f)を得た。
常法により得たポリエステルウーリー糸(75デニール
/72フィラメント、単繊維繊度1.04デニール)を
引き揃えて、48ゲージのスムース編機に給糸して編製
して得た伸縮性編地を、前記の伸縮性編物(a)と同様
の工程で加工して、比較例5の防塵衣に用いる伸縮性編
物(f)を得た。
【0043】常法により得たポリエステルウーリー糸
(75デニール/72フィラメント、単繊維繊度1.0
4デニール)を2本引き揃えて、22ゲージのゴム編機
に給糸して編製して得た伸縮性編地を前記の伸縮性編物
(a)と同様の工程で加工して、比較例6の防塵衣に用
いる伸縮性編物(g)を得た。
(75デニール/72フィラメント、単繊維繊度1.0
4デニール)を2本引き揃えて、22ゲージのゴム編機
に給糸して編製して得た伸縮性編地を前記の伸縮性編物
(a)と同様の工程で加工して、比較例6の防塵衣に用
いる伸縮性編物(g)を得た。
【0044】一方、ポリエステルフィラメント糸(75
デニール/36フィラメント)を経糸として用い、ポリ
エステルウーリー糸を緯糸として用いて、2/3綾組織
で織製して得た生機を精練し、リラックス(90℃、3
0秒)、乾燥、プレセット(190℃、30秒)、染
色、乾燥、ファイナルセット(170℃、30秒)によ
り仕上げ加工を行って、非伸縮性織物を得た。該非伸縮
性織物の伸長率は、経方向:1%、緯方向:5%、織物
表面の凹凸は経方向:0.01mm、緯方向:0.01
m、通気性は7cm/秒、捕集効率(非伸長状態)は8
0%(0.3μm以上の塵埃)であった。
デニール/36フィラメント)を経糸として用い、ポリ
エステルウーリー糸を緯糸として用いて、2/3綾組織
で織製して得た生機を精練し、リラックス(90℃、3
0秒)、乾燥、プレセット(190℃、30秒)、染
色、乾燥、ファイナルセット(170℃、30秒)によ
り仕上げ加工を行って、非伸縮性織物を得た。該非伸縮
性織物の伸長率は、経方向:1%、緯方向:5%、織物
表面の凹凸は経方向:0.01mm、緯方向:0.01
m、通気性は7cm/秒、捕集効率(非伸長状態)は8
0%(0.3μm以上の塵埃)であった。
【0045】該非伸縮性織物を身頃部(足部を含む)、
袖部に使用し、伸縮性編物(a)〜(g)を衿部と袖口
部に二重折りで用いて、上衣部と下衣部が一体のオーバ
ーオール型の防塵衣をそれぞれ縫製した(実施例及び比
較例1〜6)。
袖部に使用し、伸縮性編物(a)〜(g)を衿部と袖口
部に二重折りで用いて、上衣部と下衣部が一体のオーバ
ーオール型の防塵衣をそれぞれ縫製した(実施例及び比
較例1〜6)。
【0046】前記非伸縮性織物を防塵衣の全部分に使用
し、衿部は二重折りで、ややゆとりをもたせ(伸縮性が
少ないので)、袖端部はゴム紐を用いて縫製して比較例
7の防塵衣を得た。
し、衿部は二重折りで、ややゆとりをもたせ(伸縮性が
少ないので)、袖端部はゴム紐を用いて縫製して比較例
7の防塵衣を得た。
【0047】得られた7種類の防塵衣について、純水に
よる清浄洗濯を実施した後、着用動作発塵試験と着用感
の評価を行い、さらに、一般の事務室に24時間ハンガ
ー吊りで放置後、再度純水による清浄洗濯を実施し衣服
発塵試験を実施した。
よる清浄洗濯を実施した後、着用動作発塵試験と着用感
の評価を行い、さらに、一般の事務室に24時間ハンガ
ー吊りで放置後、再度純水による清浄洗濯を実施し衣服
発塵試験を実施した。
【0048】着用動作発塵試験は、前記防塵衣を伸長1
65cm、体重60kg、年令30才の男性(木綿の上
下肌着着用)に着用させ、クリーンルーム(巾66cm
×奥行53cm×高さ198cm、クラス1)内で腕振
歩行(120歩/分)している時の該クリーンルーム内
の塵埃濃度(0.3μm以上)をリオン(株)製パーテ
ィクルカウンターで測定した値で示す。
65cm、体重60kg、年令30才の男性(木綿の上
下肌着着用)に着用させ、クリーンルーム(巾66cm
×奥行53cm×高さ198cm、クラス1)内で腕振
歩行(120歩/分)している時の該クリーンルーム内
の塵埃濃度(0.3μm以上)をリオン(株)製パーテ
ィクルカウンターで測定した値で示す。
【0049】着用感は、前記着用動作発塵試験中の感覚
により、良、不良で示す。
により、良、不良で示す。
【0050】衣服発塵試験は、JIS−B−9923,
4,(2)法により測定して、0.3μm以上の塵埃濃
度の値で示す。
4,(2)法により測定して、0.3μm以上の塵埃濃
度の値で示す。
【0051】伸縮性編物の構成、伸縮性編物の特性、防
塵衣の特性を表1及び表2に示す。表中の伸長率は、緯
方向(衿部及び袖口部の周囲方向に緯方向を合せて用い
た)の値を示し、編地面の凹凸は、表面、裏面の経方
向、緯方向の内の最大値を示す。また、表中の捕集効率
は、緯方向に20%伸長した状態での測定値を示す。
塵衣の特性を表1及び表2に示す。表中の伸長率は、緯
方向(衿部及び袖口部の周囲方向に緯方向を合せて用い
た)の値を示し、編地面の凹凸は、表面、裏面の経方
向、緯方向の内の最大値を示す。また、表中の捕集効率
は、緯方向に20%伸長した状態での測定値を示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】表1に示すとおり、本発明の実施例防塵衣
は、用いた伸縮性編物の構成、特性が防塵衣に適正なた
め、着用動作発塵が極めて少なく、衣服発塵も少なく、
防塵性に優れ、かつ、着用感も良好であった。
は、用いた伸縮性編物の構成、特性が防塵衣に適正なた
め、着用動作発塵が極めて少なく、衣服発塵も少なく、
防塵性に優れ、かつ、着用感も良好であった。
【0055】本発明の防塵衣に比べ、表1及び表2に示
すように、比較例1の防塵衣は、用いたポリエステル長
繊維の単繊維繊度が小さ過ぎるため、衣服発塵が多く、
捲縮を有しないために伸縮性編地の繊維間空隙を塞ぐこ
とが出来ず、捕集効率が悪いので、着用動作発塵が多く
防塵性が劣る。また、弾性糸の用い方が不適(引き揃え
時の伸長が少ない)なため、伸縮性編物の伸長率が小さ
く着用感が悪い。
すように、比較例1の防塵衣は、用いたポリエステル長
繊維の単繊維繊度が小さ過ぎるため、衣服発塵が多く、
捲縮を有しないために伸縮性編地の繊維間空隙を塞ぐこ
とが出来ず、捕集効率が悪いので、着用動作発塵が多く
防塵性が劣る。また、弾性糸の用い方が不適(引き揃え
時の伸長が少ない)なため、伸縮性編物の伸長率が小さ
く着用感が悪い。
【0056】比較例2の防塵衣は、用いたポリエステル
長繊維が捲縮を有しないために、捕集効率が悪く、弾性
糸の用い方が不適なため、伸縮性編物の伸長率が小さ
く、防塵性も着用感も劣る。
長繊維が捲縮を有しないために、捕集効率が悪く、弾性
糸の用い方が不適なため、伸縮性編物の伸長率が小さ
く、防塵性も着用感も劣る。
【0057】比較例3の防塵衣は、用いたポリエステル
長繊維の単繊維繊度が大き過ぎるため、捕集効率が小さ
くて着用動作発塵が多く、防塵性が劣る。
長繊維の単繊維繊度が大き過ぎるため、捕集効率が小さ
くて着用動作発塵が多く、防塵性が劣る。
【0058】比較例4の防塵衣は、編組織が不適当なた
めに編地面の凹凸が大きく、衣服発塵が多く防塵性が悪
い。
めに編地面の凹凸が大きく、衣服発塵が多く防塵性が悪
い。
【0059】比較例5の防塵衣は、編ゲージが不適当
(密度大)なため通気性が低く、着用感が劣る。
(密度大)なため通気性が低く、着用感が劣る。
【0060】比較例6の防塵衣は、編地面の凹凸が大き
いため衣服発塵が多く、防塵性が悪い。
いため衣服発塵が多く、防塵性が悪い。
【0061】比較例7の防塵衣は、伸縮性編物が用いら
れていないため防塵性、着用感が悪い。
れていないため防塵性、着用感が悪い。
【0062】
【発明の効果】本発明の防塵衣によれば、塵埃が付着し
にくく、防塵衣内の塵埃を含む汚染空気がクリーンルー
ム内に漏洩するのを防止することができ、優れた防塵効
果を発揮する。しかも、適度な通気性、伸長率を有する
伸縮性編物を用いているため、着用感も良好である。
にくく、防塵衣内の塵埃を含む汚染空気がクリーンルー
ム内に漏洩するのを防止することができ、優れた防塵効
果を発揮する。しかも、適度な通気性、伸長率を有する
伸縮性編物を用いているため、着用感も良好である。
【図1】編地面の凹凸を測定する装置を説明するための
側面図である。
側面図である。
(イ) 接触子 (ロ) 試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 明 大阪府大阪市中央区南本町1丁目6番7号 帝人株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 伸縮性編物と非伸縮性織物から構成さ
れ、衿部及び袖口部が人体にフィットする構造を有する
防塵衣において、少なくとも該衿部と該袖口部のいずれ
かに、下記要件を満足する伸縮性編物を使用することを
特徴とする防塵衣。 (ア)弾性糸と、捲縮を有する単繊維繊度が0.2〜
3.0デニールのポリエステル長繊維から編製されてい
ること。 (イ)経方向、緯方向の少なくともいずれかの方向の、
1.5kg/5cm巾荷重付加時の伸度が50〜200
%であること。 (ウ)編地面の凹凸が0.08mm以下であること。 (エ)通気性が10〜100cm/秒であること。 (オ)一方向に20%伸長した時の塵埃捕集効率が70
%以上であること。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244881A JPH06101103A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 防塵衣 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4244881A JPH06101103A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 防塵衣 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101103A true JPH06101103A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17125383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4244881A Pending JPH06101103A (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 防塵衣 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101103A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG127724A1 (en) * | 2003-05-15 | 2006-12-29 | Kuraray Co | Dustproof clothing |
| JP2008018174A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Kao Corp | 膝痛改善器具 |
| JP2014141770A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-08-07 | Toyobo Co Ltd | 防護服 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP4244881A patent/JPH06101103A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG127724A1 (en) * | 2003-05-15 | 2006-12-29 | Kuraray Co | Dustproof clothing |
| JP2008018174A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Kao Corp | 膝痛改善器具 |
| JP2014141770A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-08-07 | Toyobo Co Ltd | 防護服 |
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