JPH06101290A - 建築用壁部材の遮音性能の測定装置 - Google Patents
建築用壁部材の遮音性能の測定装置Info
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- JPH06101290A JPH06101290A JP13527292A JP13527292A JPH06101290A JP H06101290 A JPH06101290 A JP H06101290A JP 13527292 A JP13527292 A JP 13527292A JP 13527292 A JP13527292 A JP 13527292A JP H06101290 A JPH06101290 A JP H06101290A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音源室からの側路伝搬音の影響を減じて、設
計に生かすことができる建築用壁部材の正確な遮音性能
値を求める。 【構成】 3方が側壁32,33,34で、残りの1方が
中央に開口部2aをもつ側壁2で夫々囲まれ、上下が天
井と床で囲まれた直方体の室1を、上記開口部2aに対
向する側壁33の略中央から突出する境壁3で部分的に
仕切る。音響透過損失が天井,側壁32,33,34,床の
材料より小さく、T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6を、開口部2aと境壁3の間に嵌め込
んで、相隣る音源室4と受音室5に分離する。音源室4
の天井,側壁および床に、夫々空間をあけて全面に亘っ
て対向するように音響を反射するプラスターボード9ま
たは床コンクリート10を設けて2重構造にする。
計に生かすことができる建築用壁部材の正確な遮音性能
値を求める。 【構成】 3方が側壁32,33,34で、残りの1方が
中央に開口部2aをもつ側壁2で夫々囲まれ、上下が天
井と床で囲まれた直方体の室1を、上記開口部2aに対
向する側壁33の略中央から突出する境壁3で部分的に
仕切る。音響透過損失が天井,側壁32,33,34,床の
材料より小さく、T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6を、開口部2aと境壁3の間に嵌め込
んで、相隣る音源室4と受音室5に分離する。音源室4
の天井,側壁および床に、夫々空間をあけて全面に亘っ
て対向するように音響を反射するプラスターボード9ま
たは床コンクリート10を設けて2重構造にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接する音源室と受音
室を部分的に被測定体たる建築用壁部材で仕切って、音
源室から発した音を、音源室と受音室に設けた受音器で
受けて、両室で受けた音の音圧レベル差から遮音性能値
を求める遮音性能の測定装置に関する。
室を部分的に被測定体たる建築用壁部材で仕切って、音
源室から発した音を、音源室と受音室に設けた受音器で
受けて、両室で受けた音の音圧レベル差から遮音性能値
を求める遮音性能の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築における音響設計では、JIS A 1416
で規格化された残響室法による音響透過損失値が主に
用いられており、この値は、従来、図3に示すような方
法で測定されている。音源室38と受音室39は、4方
がコンクリートの側壁32,33,34,35で囲まれ、
上下が図示しない天井スラブと床スラブで囲まれた直方
体の室31を、面積10m2の長方形の開口部40aをもつ
境壁40によりいずれも容積100m3以上に2分割して、
どの位置でも音圧が均一となる拡散音場の残響室に構成
している。そして、境壁40の開口部40aに、残響室
の部分よりも音響透過損失の小さい建築用壁部材からな
る試料41を嵌め込み、音源室38内の音源たるスピー
カ42により、バンドノイズ発生器43,パワーアンプ
44を介して一定出力のバンドノイズを発生させる一
方、音源室38内と受音室39内に試料,壁面等から1m
以上離して複数設けた受音器たるマイクロホン45で集
音を行なう。マイクロホン45の集音信号は、プリアン
プ46,帯域フィルタ47を経て高速度レベルレコーダ
48に記録され、各受音点での音圧レベルが周波数帯域
ごとに測定されて表示される。上記測定装置を使用し、
JIS A 1416 で規格化された実験室における音響透過損
失測定方法にしたがって、音響室38と受音室39にお
ける平均音圧レベルを求め、両室の平均音圧レベルの
差、つまり遮音性能値を算出する。
で規格化された残響室法による音響透過損失値が主に
用いられており、この値は、従来、図3に示すような方
法で測定されている。音源室38と受音室39は、4方
がコンクリートの側壁32,33,34,35で囲まれ、
上下が図示しない天井スラブと床スラブで囲まれた直方
体の室31を、面積10m2の長方形の開口部40aをもつ
境壁40によりいずれも容積100m3以上に2分割して、
どの位置でも音圧が均一となる拡散音場の残響室に構成
している。そして、境壁40の開口部40aに、残響室
の部分よりも音響透過損失の小さい建築用壁部材からな
る試料41を嵌め込み、音源室38内の音源たるスピー
カ42により、バンドノイズ発生器43,パワーアンプ
44を介して一定出力のバンドノイズを発生させる一
方、音源室38内と受音室39内に試料,壁面等から1m
以上離して複数設けた受音器たるマイクロホン45で集
音を行なう。マイクロホン45の集音信号は、プリアン
プ46,帯域フィルタ47を経て高速度レベルレコーダ
48に記録され、各受音点での音圧レベルが周波数帯域
ごとに測定されて表示される。上記測定装置を使用し、
JIS A 1416 で規格化された実験室における音響透過損
失測定方法にしたがって、音響室38と受音室39にお
ける平均音圧レベルを求め、両室の平均音圧レベルの
差、つまり遮音性能値を算出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
残響室による音響透過損失の測定装置は、音源室38の
スピーカ42で発せられた音響が、受音室39との境壁
40の試料41を透過するのみならず、図3の矢印で示
すように、側壁35を固体音として伝わって受音室39
に放射されるので、試料41の正確な遮音性能を求めら
れない。また、現実の集合住宅等における隣室からの音
の伝搬は、図3を集合住宅における隣接する2室と見立
てて説明すると、境壁40と試料41で示す仕切り壁を
透過する音のみならず、図3の矢印で示すように側壁
(外部壁)35を固体音として伝わって受音室(隣室)39
に放射され、あるいは側壁35に破線で示すような窓4
9等の開口があると、ここを通って隣室39に回り込
む。そして、これらの側路伝搬音は、両室を仕切る仕切
り壁を透過する音に劣らぬレベルであり集合住宅などの
2室間の遮音性能が上記側路伝搬音によって左右される
ことも少なくない。ところが、上記従来の残響室法によ
る音響透過損失の測定方法は、試料41の音響透過損失
を求めるものであり、この測定で求まった音響透過損失
値をそのまま集合住宅などにおける遮音材としての建築
用部材の設計に生かすこともできない。
残響室による音響透過損失の測定装置は、音源室38の
スピーカ42で発せられた音響が、受音室39との境壁
40の試料41を透過するのみならず、図3の矢印で示
すように、側壁35を固体音として伝わって受音室39
に放射されるので、試料41の正確な遮音性能を求めら
れない。また、現実の集合住宅等における隣室からの音
の伝搬は、図3を集合住宅における隣接する2室と見立
てて説明すると、境壁40と試料41で示す仕切り壁を
透過する音のみならず、図3の矢印で示すように側壁
(外部壁)35を固体音として伝わって受音室(隣室)39
に放射され、あるいは側壁35に破線で示すような窓4
9等の開口があると、ここを通って隣室39に回り込
む。そして、これらの側路伝搬音は、両室を仕切る仕切
り壁を透過する音に劣らぬレベルであり集合住宅などの
2室間の遮音性能が上記側路伝搬音によって左右される
ことも少なくない。ところが、上記従来の残響室法によ
る音響透過損失の測定方法は、試料41の音響透過損失
を求めるものであり、この測定で求まった音響透過損失
値をそのまま集合住宅などにおける遮音材としての建築
用部材の設計に生かすこともできない。
【0004】そこで、本発明の目的は、音源室と受音室
および試料たる建築用壁部材の形状や構造を工夫するこ
とにより、音源室からの側路伝搬音の影響を加味して、
設計に生かすことができる建築用壁部材の正確な遮音性
能値を求めることができる測定装置を提供することにあ
る。
および試料たる建築用壁部材の形状や構造を工夫するこ
とにより、音源室からの側路伝搬音の影響を加味して、
設計に生かすことができる建築用壁部材の正確な遮音性
能値を求めることができる測定装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の建築用壁部材の遮音性能の測定装置は、上
下が天井と床で、3方が側壁で夫々囲まれ、残りの1方
が中央に開口部をもつ側壁で区切られた直方体の室を、
上記開口部に対向する側壁の略中央から突出する境壁で
部分的に2つに仕切るとともに、T字状の平面形状を有
し、上記天井,床,壁の材料より小さい音響透過損失をも
つ建築用壁部材を、この建築用壁部材の一側壁を上記開
口部に配置し、この一側壁の中央から突出する他側壁を
上記一側壁と境壁の間に配置して互いに隣接する音源室
と受音室に分離する一方、上記音源室の天井,側壁及び
床に、夫々空間をあけて全面に亘って対向するように音
響を反射する板材または床材を設けて2重構造として、
上記音源室から発した音を、音源室と受音室に設けた受
音器で受けて、両室で受けた音の音圧レベル差から上記
建築用壁部材の遮音性能値を求めることを特徴とする。
め、本発明の建築用壁部材の遮音性能の測定装置は、上
下が天井と床で、3方が側壁で夫々囲まれ、残りの1方
が中央に開口部をもつ側壁で区切られた直方体の室を、
上記開口部に対向する側壁の略中央から突出する境壁で
部分的に2つに仕切るとともに、T字状の平面形状を有
し、上記天井,床,壁の材料より小さい音響透過損失をも
つ建築用壁部材を、この建築用壁部材の一側壁を上記開
口部に配置し、この一側壁の中央から突出する他側壁を
上記一側壁と境壁の間に配置して互いに隣接する音源室
と受音室に分離する一方、上記音源室の天井,側壁及び
床に、夫々空間をあけて全面に亘って対向するように音
響を反射する板材または床材を設けて2重構造として、
上記音源室から発した音を、音源室と受音室に設けた受
音器で受けて、両室で受けた音の音圧レベル差から上記
建築用壁部材の遮音性能値を求めることを特徴とする。
【0006】
【作用】3方が側壁で、残りの1方が中央に開口部をも
つ側壁で夫々囲まれ、上下が天井と床で囲まれた直方体
の室は、上記開口部に対向する側壁の略中央から突出す
る境壁により、音源室と受音室に部分的に仕切られてい
る。両室の仕切られていない箇所には、音響透過損失が
上記天井,床,壁の材料より小さく,T字状の平面形状を
有する建築用壁部材が、その一側壁を上記開口部に,こ
の一側壁の中央から突出する他側壁を上記境壁との間に
夫々位置させて配置されて、隣接する音源室と受音室を
完全に分離している。また、音源室は、上記建築用壁部
材以外の天井,側壁,床の総てに、これらに空間をあけて
全面に亘って対向するように音響を反射する板材または
床材を設けた2重構造になっている。従って、音源室内
で発っせられた音のうち上記天井,側壁,床に向かうもの
は、上記2重構造の空間で遮られてこれらに殆んど伝わ
らず、他の方向に向かう音は総て上記建築用壁部材を透
過または伝搬して隣接する受音室に伝わる。それゆえ、
受音室内に設けられた受音器は、建築用壁部材のみを伝
わった音を受けて、その音圧レベルを検出することにな
って、建築用壁部材の側路伝搬音を加味した音響透過損
失つまり遮音性能値が測定できる。
つ側壁で夫々囲まれ、上下が天井と床で囲まれた直方体
の室は、上記開口部に対向する側壁の略中央から突出す
る境壁により、音源室と受音室に部分的に仕切られてい
る。両室の仕切られていない箇所には、音響透過損失が
上記天井,床,壁の材料より小さく,T字状の平面形状を
有する建築用壁部材が、その一側壁を上記開口部に,こ
の一側壁の中央から突出する他側壁を上記境壁との間に
夫々位置させて配置されて、隣接する音源室と受音室を
完全に分離している。また、音源室は、上記建築用壁部
材以外の天井,側壁,床の総てに、これらに空間をあけて
全面に亘って対向するように音響を反射する板材または
床材を設けた2重構造になっている。従って、音源室内
で発っせられた音のうち上記天井,側壁,床に向かうもの
は、上記2重構造の空間で遮られてこれらに殆んど伝わ
らず、他の方向に向かう音は総て上記建築用壁部材を透
過または伝搬して隣接する受音室に伝わる。それゆえ、
受音室内に設けられた受音器は、建築用壁部材のみを伝
わった音を受けて、その音圧レベルを検出することにな
って、建築用壁部材の側路伝搬音を加味した音響透過損
失つまり遮音性能値が測定できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1,図2は、本発明の建築用壁部材の遮音性
能の測定装置の一例を示す横断面図および縦断面図であ
り、この測定装置は、上下が天井35と床36(図2参
照)で、3方が側壁32,33,34で夫々図3と同様に
囲まれ、残りの1方が中央に開口部2aをもつ側壁2で
区切られた直方体の室1を、上記開口部2aに対向する
側壁33の略中央から突出する境壁3で部分的に2つに
仕切るとともに、T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6で、上記開口部2aと境壁3の間を仕
切って、音源室4と受音室5を分離して構成している。
上記建築用壁部材6は、一側壁6aを開口部2aに嵌め込
み、この一側壁6aの中央から突出する他側壁6bを境壁
3との間に嵌め込むと共に、ゴム製の防振材7を介して
対向する各壁の端縁(図1参照)及び天井面(図2参照)に
接続される。
明する。図1,図2は、本発明の建築用壁部材の遮音性
能の測定装置の一例を示す横断面図および縦断面図であ
り、この測定装置は、上下が天井35と床36(図2参
照)で、3方が側壁32,33,34で夫々図3と同様に
囲まれ、残りの1方が中央に開口部2aをもつ側壁2で
区切られた直方体の室1を、上記開口部2aに対向する
側壁33の略中央から突出する境壁3で部分的に2つに
仕切るとともに、T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6で、上記開口部2aと境壁3の間を仕
切って、音源室4と受音室5を分離して構成している。
上記建築用壁部材6は、一側壁6aを開口部2aに嵌め込
み、この一側壁6aの中央から突出する他側壁6bを境壁
3との間に嵌め込むと共に、ゴム製の防振材7を介して
対向する各壁の端縁(図1参照)及び天井面(図2参照)に
接続される。
【0008】また、上記音源室4の天井35、側壁2,
3,32,33および床36には、全面に吸音材としての
グラスウール8を貼り付け、天井と側壁には、空間をあ
けて全面に亘って対向するように音響反射材としてのプ
ラスターボード9を設ける一方、床には、グラスウール
8上にコンクリート10を打設して、音源室4を空気層
で囲まれた2重構造にしている。そして、図3で述べた
ように、音源室38には、バンドノイズ発生器43,パ
ワーアンプ44を介して音響を発生するスピーカ42を
設置し、音源室38および受音室39には、プリアンプ
46,帯域フィルタ47,高速度レベルレコーダ48を備
えて音響を捕らえる5つのマイクロホン45を設置して
いる。
3,32,33および床36には、全面に吸音材としての
グラスウール8を貼り付け、天井と側壁には、空間をあ
けて全面に亘って対向するように音響反射材としてのプ
ラスターボード9を設ける一方、床には、グラスウール
8上にコンクリート10を打設して、音源室4を空気層
で囲まれた2重構造にしている。そして、図3で述べた
ように、音源室38には、バンドノイズ発生器43,パ
ワーアンプ44を介して音響を発生するスピーカ42を
設置し、音源室38および受音室39には、プリアンプ
46,帯域フィルタ47,高速度レベルレコーダ48を備
えて音響を捕らえる5つのマイクロホン45を設置して
いる。
【0009】上記構成の遮音性能の測定装置の作用を、
次に述べる。3方が側壁32,33,34で、残りの1方
が中央に開口部2aをもつ側壁2で夫々囲まれ、上下が
天井スラブ35と床スラブ36で囲まれた直方体の室1
は、上記開口部2aに対向する側壁33の略中央から突
出する境壁3により、音源室4と受音室5に部分的に仕
切られている。両室4,5の仕切られていない箇所に
は、音響透過損失が側壁32,33,34、天井35、床
36より小さく,T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6が、その一側壁6aを上記開口部2a
に,この一側壁の中央から突出する他側壁6bを上記境壁
3との間に夫々嵌め込んで、防振材7を介して対向する
壁の端縁および天井面に接続されて、隣接する音源室4
と受音室5を完全に分離している。また、音源室4は、
建築用壁部材6以外の天井,側壁,床の総てに、グラスウ
ール8および空気層を介して全面に亘って対向するよう
に音響を反射するプラスターボード9設け、あるいはグ
ラスウール8による空気層を介してコンクリート10を
設けた2重構造になっている。
次に述べる。3方が側壁32,33,34で、残りの1方
が中央に開口部2aをもつ側壁2で夫々囲まれ、上下が
天井スラブ35と床スラブ36で囲まれた直方体の室1
は、上記開口部2aに対向する側壁33の略中央から突
出する境壁3により、音源室4と受音室5に部分的に仕
切られている。両室4,5の仕切られていない箇所に
は、音響透過損失が側壁32,33,34、天井35、床
36より小さく,T字状の平面形状を有する試料として
の建築用壁部材6が、その一側壁6aを上記開口部2a
に,この一側壁の中央から突出する他側壁6bを上記境壁
3との間に夫々嵌め込んで、防振材7を介して対向する
壁の端縁および天井面に接続されて、隣接する音源室4
と受音室5を完全に分離している。また、音源室4は、
建築用壁部材6以外の天井,側壁,床の総てに、グラスウ
ール8および空気層を介して全面に亘って対向するよう
に音響を反射するプラスターボード9設け、あるいはグ
ラスウール8による空気層を介してコンクリート10を
設けた2重構造になっている。
【0010】従って、音源室4内のスピーカ42から発
せられた音のうち上記天井35、側壁2,3,32,3
3、床36に向かうものは、上記2重構造の空気層で遮
られてこれらに殆んど伝わらず、他の方向に向かう音
は、総て上記建築用壁部材6を透過または伝搬して隣接
する受音室5に伝わる。つまり、従来例の測定装置側壁
等からの側路伝搬音が殆んどなくなって、受音室5内に
設けられたマイクロホン45は、試料である建築用壁部
材6のみを伝わった音を受けて、その音圧レベルが高速
度レベルレコーダ48により測定,表示されるので、受
音室39では、建築用壁部材6の一側壁6aを透過して
伝わる透過音に一側壁6bを固体音として伝わり受音室
39に放射されるか、あるいは、一側壁6bに開口があ
ると、ここを通って受音室39に回り込む側路伝搬音を
加味した平均音圧レベルが得られる。そして、音源室3
8の平均音圧レベルを上記受音室38の平均音圧レベル
の差つまり平均音圧レベルの差は、試料たる建築用壁部
材6の透過音に側路伝搬音を加味した遮音性能を表わす
ものであるから、この値を集合住宅などの壁部材の遮音
設計に効果的に用いることができる。上記実施例では、
音源室4の側壁等の内面全体に吸音材としてグラスウー
ル8を貼り付け、建築用壁部材6の端縁を防振材7を介
して側壁等に接続しているので、プラスターボード9の
みの場合よりスピーカ42から側壁等に伝わる音を低減
でき、側壁等に伝わった僅な音の建築用壁部材6への伝
搬も、防振材7で防止でき、側路伝搬音を一層減少させ
ることができるという利点がある。
せられた音のうち上記天井35、側壁2,3,32,3
3、床36に向かうものは、上記2重構造の空気層で遮
られてこれらに殆んど伝わらず、他の方向に向かう音
は、総て上記建築用壁部材6を透過または伝搬して隣接
する受音室5に伝わる。つまり、従来例の測定装置側壁
等からの側路伝搬音が殆んどなくなって、受音室5内に
設けられたマイクロホン45は、試料である建築用壁部
材6のみを伝わった音を受けて、その音圧レベルが高速
度レベルレコーダ48により測定,表示されるので、受
音室39では、建築用壁部材6の一側壁6aを透過して
伝わる透過音に一側壁6bを固体音として伝わり受音室
39に放射されるか、あるいは、一側壁6bに開口があ
ると、ここを通って受音室39に回り込む側路伝搬音を
加味した平均音圧レベルが得られる。そして、音源室3
8の平均音圧レベルを上記受音室38の平均音圧レベル
の差つまり平均音圧レベルの差は、試料たる建築用壁部
材6の透過音に側路伝搬音を加味した遮音性能を表わす
ものであるから、この値を集合住宅などの壁部材の遮音
設計に効果的に用いることができる。上記実施例では、
音源室4の側壁等の内面全体に吸音材としてグラスウー
ル8を貼り付け、建築用壁部材6の端縁を防振材7を介
して側壁等に接続しているので、プラスターボード9の
みの場合よりスピーカ42から側壁等に伝わる音を低減
でき、側壁等に伝わった僅な音の建築用壁部材6への伝
搬も、防振材7で防止でき、側路伝搬音を一層減少させ
ることができるという利点がある。
【0011】なお、上記実施例のグラスウール8や防振
材7は、省略してもよく、その場合でも、音源室4の空
気層をもつ2重構造および試料たる建築用壁部材6のT
字状平面形状により、側路伝搬音を従来例に比し大幅に
低減することができる。
材7は、省略してもよく、その場合でも、音源室4の空
気層をもつ2重構造および試料たる建築用壁部材6のT
字状平面形状により、側路伝搬音を従来例に比し大幅に
低減することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
建築用壁部材の遮音性能の測定装置は、3方が側壁で、
残りの1方が中央に開口部をもつ側壁で夫々囲まれ、上
下が天井と床で囲まれた直方体の室を、上記開口部に対
向する側壁の略中央から突出する境壁で部分的に仕切る
とともに、音響透過損失が上記天井,側壁,床の材料より
小さく,T字状の平面形状を有する試料としての建築用
壁部材を、上記開口部と境壁の間に嵌め込んで、相隣る
音源室と受音室に分離する一方、上記音源室の天井,側
壁及び床に、夫々空間をあけて全面に亘って対向するよ
うに音響を反射する板材または床材を設けて2重構造と
しているので、音源室で発せられた音を音源室の外部側
壁等の側路に伝搬させず、建築用壁部材を透過または伝
搬してくる音のみを受音室内の受音器で受けて音圧レベ
ルを測定できて、十字状の平面形状を有する建築用壁部
材の側路伝搬音を加味した遮音性能値を求めることがで
き、より現実に近いを遮音設計ができる。
建築用壁部材の遮音性能の測定装置は、3方が側壁で、
残りの1方が中央に開口部をもつ側壁で夫々囲まれ、上
下が天井と床で囲まれた直方体の室を、上記開口部に対
向する側壁の略中央から突出する境壁で部分的に仕切る
とともに、音響透過損失が上記天井,側壁,床の材料より
小さく,T字状の平面形状を有する試料としての建築用
壁部材を、上記開口部と境壁の間に嵌め込んで、相隣る
音源室と受音室に分離する一方、上記音源室の天井,側
壁及び床に、夫々空間をあけて全面に亘って対向するよ
うに音響を反射する板材または床材を設けて2重構造と
しているので、音源室で発せられた音を音源室の外部側
壁等の側路に伝搬させず、建築用壁部材を透過または伝
搬してくる音のみを受音室内の受音器で受けて音圧レベ
ルを測定できて、十字状の平面形状を有する建築用壁部
材の側路伝搬音を加味した遮音性能値を求めることがで
き、より現実に近いを遮音設計ができる。
【図1】 本発明の建築用壁部材の遮音性能の測定装置
の一実施例を示す横断面図である。
の一実施例を示す横断面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 従来の遮音性能の測定装置を示す横断面図で
ある。
ある。
1…直方体の室、2…側壁、2a…開口部、3…境壁、
4…音源室、5…受音室、6…建築用壁部材(試料)、6
a…一側壁、6b…他側壁、7…防振材、8…グラスウ
ール、9…プラスターボード、10…コンクリート、3
2,33,34…側壁、35…天井スラブ、36…床スラ
ブ、42…スピーカ、45…マイクロホン。
4…音源室、5…受音室、6…建築用壁部材(試料)、6
a…一側壁、6b…他側壁、7…防振材、8…グラスウ
ール、9…プラスターボード、10…コンクリート、3
2,33,34…側壁、35…天井スラブ、36…床スラ
ブ、42…スピーカ、45…マイクロホン。
Claims (1)
- 【請求項1】 上下が天井と床で、3方が側壁で夫々囲
まれ、残りの1方が中央に開口部をもつ側壁で区切られ
た直方体の室を、上記開口部に対向する側壁の略中央か
ら突出する境壁で部分的に2つに仕切るとともに、 T字状の平面形状を有し、上記天井,床,壁の材料より小
さい音響透過損失をもつ建築用壁部材を、この建築用壁
部材の一側壁を上記開口部に配置し、この一側壁の中央
から突出する他側壁を上記一側壁と境壁の間に配置して
互いに隣接する音源室と受音室に分離する一方、 上記音源室の天井,側壁および床に、夫々空間をあけて
全面に亘って対向するように音響を反射する板材または
床材を設けて2重構造として、上記音源室から発した音
を、音源室と受音室に設けた受音器で受けて、両室で受
けた音の音圧レベル差から上記建築用壁部材の遮音性能
値を求めることを特徴とする建築用壁部材の遮音性能の
測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13527292A JP2965791B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 建築用壁部材の遮音性能の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13527292A JP2965791B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 建築用壁部材の遮音性能の測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101290A true JPH06101290A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2965791B2 JP2965791B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=15147828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13527292A Expired - Fee Related JP2965791B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 建築用壁部材の遮音性能の測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965791B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2746182A1 (fr) * | 1996-03-12 | 1997-09-19 | Quille Entreprise | Procede et dispositif pour determiner l'isolation acoustique d'un local vis-a-vis d'un autre local et application a l'amelioration de cette isolation |
| CZ303177B6 (cs) * | 2008-01-14 | 2012-05-16 | Technický a zkušební ústav stavební Praha, s.p. | Zarízení k testování akustických vlastností stavebních materiálu a konstrukcí |
| CN107143049A (zh) * | 2017-06-07 | 2017-09-08 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 一种隔声实验室双层墙啮合结构 |
| CN109579980A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-04-05 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 基于混响室及消声室的轨道车辆门系统的隔声测试方法 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP13527292A patent/JP2965791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2746182A1 (fr) * | 1996-03-12 | 1997-09-19 | Quille Entreprise | Procede et dispositif pour determiner l'isolation acoustique d'un local vis-a-vis d'un autre local et application a l'amelioration de cette isolation |
| CZ303177B6 (cs) * | 2008-01-14 | 2012-05-16 | Technický a zkušební ústav stavební Praha, s.p. | Zarízení k testování akustických vlastností stavebních materiálu a konstrukcí |
| CN107143049A (zh) * | 2017-06-07 | 2017-09-08 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 一种隔声实验室双层墙啮合结构 |
| CN109579980A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-04-05 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 基于混响室及消声室的轨道车辆门系统的隔声测试方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2965791B2 (ja) | 1999-10-18 |
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