JPH06101665A - スクロール流体機械 - Google Patents
スクロール流体機械Info
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- JPH06101665A JPH06101665A JP25283392A JP25283392A JPH06101665A JP H06101665 A JPH06101665 A JP H06101665A JP 25283392 A JP25283392 A JP 25283392A JP 25283392 A JP25283392 A JP 25283392A JP H06101665 A JPH06101665 A JP H06101665A
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- spiral
- arc
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- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円弧部分での接触による騒音・摩耗の増大の
恐れがなく、またシール性の低下もほとんどない信頼性の
高いスクロール 流体機械を得ることを目的とする。 【構成】 円弧部分での接触を避けるために従動スクロール
渦巻突起体の外円弧または駆動スクロール 渦巻突起体1aの
内円弧1eの切り取り量1jを、渦巻突起体形状諸元と
径方向すきまの関数として与える。さらにこの時、駆動
スクロール 渦巻突起体の外円弧半径を従動スクロール 渦巻突起体
の外円弧半径より大きくする。また、円弧部分での接触
を避けるために、双方のスクロール 渦巻突起体形状を同一と
し、それぞれの渦巻突起体の外円弧および内円弧の中心
をインホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させる。
恐れがなく、またシール性の低下もほとんどない信頼性の
高いスクロール 流体機械を得ることを目的とする。 【構成】 円弧部分での接触を避けるために従動スクロール
渦巻突起体の外円弧または駆動スクロール 渦巻突起体1aの
内円弧1eの切り取り量1jを、渦巻突起体形状諸元と
径方向すきまの関数として与える。さらにこの時、駆動
スクロール 渦巻突起体の外円弧半径を従動スクロール 渦巻突起体
の外円弧半径より大きくする。また、円弧部分での接触
を避けるために、双方のスクロール 渦巻突起体形状を同一と
し、それぞれの渦巻突起体の外円弧および内円弧の中心
をインホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機や真空ホ゜ンフ゜な
どに用いられるスクロール流体機械に関するものである。
どに用いられるスクロール流体機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクロール流体機械の原理は以前から知られ
ており、一対の渦巻突起体を組合せて圧縮作用を行なう
容積形流体機械の一種である。通常渦巻突起体の一方を
固定し、他方を揺動運動させて圧縮作用を行なうが、双
方の渦巻突起体をそれぞれの中心のまわりに回転させ
る、いわゆる全系回転型のものもその原理は米国特許第
3884599号明細書で公知である。また、全系回転型のスクロ
ール流体機械において、一方のスクロールの渦巻突起体を他方
のスクロール渦巻突起体に接触させることによって回転力を
伝達する駆動方式のものは、米国特許第3600114号明細
書などに記載されている。
ており、一対の渦巻突起体を組合せて圧縮作用を行なう
容積形流体機械の一種である。通常渦巻突起体の一方を
固定し、他方を揺動運動させて圧縮作用を行なうが、双
方の渦巻突起体をそれぞれの中心のまわりに回転させ
る、いわゆる全系回転型のものもその原理は米国特許第
3884599号明細書で公知である。また、全系回転型のスクロ
ール流体機械において、一方のスクロールの渦巻突起体を他方
のスクロール渦巻突起体に接触させることによって回転力を
伝達する駆動方式のものは、米国特許第3600114号明細
書などに記載されている。
【0003】この従来の全系回転型のスクロール流体機械を
図11および図12に示す。図において、1は電動機、
機関、またはタービンなどの駆動源(図示せず)によ
り、その軸中心(渦巻中心)O1を中心として回転運動
する駆動スクロールで、渦巻突起体1aを有している。2は
軸中心(渦巻中心)O2を中心として駆動スクロール1の回転
に同期して回転運動される従動スクロールで、渦巻突起体2
aを有している。双方の渦巻突起体1aおよび2aはイン
ホ゛リュート曲線により形成される。3は双方のスクロール1、2
の回転により中心側へ容積を減じ、圧縮気体の圧力を上
昇させる圧縮室、4は駆動スクロール1を支承する第1の枠
体、5は従動スクロールを支承する軸、6はこの軸を支承す
る第2の枠体、7は従動スクロール2の中心に設けられた気
体の吐出口である。
図11および図12に示す。図において、1は電動機、
機関、またはタービンなどの駆動源(図示せず)によ
り、その軸中心(渦巻中心)O1を中心として回転運動
する駆動スクロールで、渦巻突起体1aを有している。2は
軸中心(渦巻中心)O2を中心として駆動スクロール1の回転
に同期して回転運動される従動スクロールで、渦巻突起体2
aを有している。双方の渦巻突起体1aおよび2aはイン
ホ゛リュート曲線により形成される。3は双方のスクロール1、2
の回転により中心側へ容積を減じ、圧縮気体の圧力を上
昇させる圧縮室、4は駆動スクロール1を支承する第1の枠
体、5は従動スクロールを支承する軸、6はこの軸を支承す
る第2の枠体、7は従動スクロール2の中心に設けられた気
体の吐出口である。
【0004】上記のように構成されたものにおいては、
駆動スクロール1は駆動源によりその渦巻中心O1を中心とし
て、矢印11の方向に回転運動する。そうすると、駆動
スクロール渦巻突起体1aは従動スクロール渦巻突起体2aに接触
し、駆動スクロール1から従動スクロール2に回転力が伝達され
る。このため、従動スクロール2もその渦巻中心O2を中心と
して、駆動スクロール1の回転に同期して回転運動する。従
って、双方の回転により圧縮室3が中心側に移動するこ
とによってその容積を減じ、気体の圧力が上昇し、その
気体は吐出口7から吐出される。図12(a)の0°の
状態では、圧縮室3に気体が吸入された状態であり、
(b)〜(d)に示す以後0°→90°→180°→2
70°→360°(0°)の回転により、圧縮室3は次
第に中心側に移動し容積が減少する。
駆動スクロール1は駆動源によりその渦巻中心O1を中心とし
て、矢印11の方向に回転運動する。そうすると、駆動
スクロール渦巻突起体1aは従動スクロール渦巻突起体2aに接触
し、駆動スクロール1から従動スクロール2に回転力が伝達され
る。このため、従動スクロール2もその渦巻中心O2を中心と
して、駆動スクロール1の回転に同期して回転運動する。従
って、双方の回転により圧縮室3が中心側に移動するこ
とによってその容積を減じ、気体の圧力が上昇し、その
気体は吐出口7から吐出される。図12(a)の0°の
状態では、圧縮室3に気体が吸入された状態であり、
(b)〜(d)に示す以後0°→90°→180°→2
70°→360°(0°)の回転により、圧縮室3は次
第に中心側に移動し容積が減少する。
【0005】以上の動作において、駆動スクロールから従動ス
クロールに動力が伝達される際の状況を図13において詳細
に説明する。図13は、双方のスクロール渦巻突起体1a,
2aが径方向にすきまのない状態で組み合わされた状態
を示している。図において、1b、2bはそれぞれ渦巻
突起体1aおよび2aの外側インホ゛リュート曲線、1c、2c
はそれぞれ渦巻突起体1aおよび2aの内側インホ゛リュート曲
線、1f、2fはインホ゛リュート曲線の基礎円、aは基礎円1
fおよび2fの半径、tは渦巻突起体1aおよび2aの
厚さ(インホ゛リュート曲線部分の厚さ)である。rはこの状態
での(正規の)渦巻中心間距離(O1−O2間の距離)で
あり、つぎの式で定義される。 r=πa-t (1) I1はインホ゛リュート曲線1cと2bとの接触点(シール点)、I
2はインホ゛リュート曲線1bと2cとの接触点(シール点)、破線
303はI1から基礎円1fおよび2fに引いた接線、破線
304はI2から基礎円1fおよび2fに引いた接線を示
す。Fn1、Ft1は接触点I1において従動スクロール渦巻突起
体2aに作用する法線方向力および接線方向力(摩擦
力)、Fn2、Ft2は接触点I2において従動スクロール渦巻突
起体2aに作用する法線方向力および接線方向力(摩擦
力)である。ここで、インホ゛リュート曲線の幾何学的関係よ
り、Fn1は接線303の方向、Fn2は接線304の方向に作用
する。図から明らかなように、Fn1およびFt1は従動スク
ロールを駆動する方向に作用するが、Fn2およびFt2は従
動スクロールを制動する方向に作用する。したがって、渦巻
突起体1aの外側インホ゛リュート曲線1bと渦巻突起体2aの
内側インホ゛リュート曲線2cとの接触は絶対に避ける必要があ
る。
クロールに動力が伝達される際の状況を図13において詳細
に説明する。図13は、双方のスクロール渦巻突起体1a,
2aが径方向にすきまのない状態で組み合わされた状態
を示している。図において、1b、2bはそれぞれ渦巻
突起体1aおよび2aの外側インホ゛リュート曲線、1c、2c
はそれぞれ渦巻突起体1aおよび2aの内側インホ゛リュート曲
線、1f、2fはインホ゛リュート曲線の基礎円、aは基礎円1
fおよび2fの半径、tは渦巻突起体1aおよび2aの
厚さ(インホ゛リュート曲線部分の厚さ)である。rはこの状態
での(正規の)渦巻中心間距離(O1−O2間の距離)で
あり、つぎの式で定義される。 r=πa-t (1) I1はインホ゛リュート曲線1cと2bとの接触点(シール点)、I
2はインホ゛リュート曲線1bと2cとの接触点(シール点)、破線
303はI1から基礎円1fおよび2fに引いた接線、破線
304はI2から基礎円1fおよび2fに引いた接線を示
す。Fn1、Ft1は接触点I1において従動スクロール渦巻突起
体2aに作用する法線方向力および接線方向力(摩擦
力)、Fn2、Ft2は接触点I2において従動スクロール渦巻突
起体2aに作用する法線方向力および接線方向力(摩擦
力)である。ここで、インホ゛リュート曲線の幾何学的関係よ
り、Fn1は接線303の方向、Fn2は接線304の方向に作用
する。図から明らかなように、Fn1およびFt1は従動スク
ロールを駆動する方向に作用するが、Fn2およびFt2は従
動スクロールを制動する方向に作用する。したがって、渦巻
突起体1aの外側インホ゛リュート曲線1bと渦巻突起体2aの
内側インホ゛リュート曲線2cとの接触は絶対に避ける必要があ
る。
【0006】渦巻突起体1aの外側インホ゛リュート曲線1bと
渦巻突起体2aの内側インホ゛リュート曲線2cとの接触を避け
るため、特開平3-267503号公報では、渦巻中心間距離を
式(1)で示される正規の渦巻中心間距離rよりも短くす
ることが提案されている。この従来の発明を図14にお
いて説明する。図14(a)は、渦巻中心間距離がrより
距離bだけ短い場合を示している。この場合、各シール点
I1,I2における径方向すきまは、すべてbとなる。こ
の状態で機械を駆動させると、図14(b)に示すように
駆動スクロール1が矢印11の方向に回転して、双方のスクロール
1、2に回転角度差が生じ渦巻突起体同士が接触する。
このとき、渦巻突起体同士は図に示すようにインホ゛リュート曲
線1cと2bとのシール点I1で接触し、インホ゛リュート曲線1b
と2cとのシール点I2におけるすきまの大きさは、(2*b)
となる。
渦巻突起体2aの内側インホ゛リュート曲線2cとの接触を避け
るため、特開平3-267503号公報では、渦巻中心間距離を
式(1)で示される正規の渦巻中心間距離rよりも短くす
ることが提案されている。この従来の発明を図14にお
いて説明する。図14(a)は、渦巻中心間距離がrより
距離bだけ短い場合を示している。この場合、各シール点
I1,I2における径方向すきまは、すべてbとなる。こ
の状態で機械を駆動させると、図14(b)に示すように
駆動スクロール1が矢印11の方向に回転して、双方のスクロール
1、2に回転角度差が生じ渦巻突起体同士が接触する。
このとき、渦巻突起体同士は図に示すようにインホ゛リュート曲
線1cと2bとのシール点I1で接触し、インホ゛リュート曲線1b
と2cとのシール点I2におけるすきまの大きさは、(2*b)
となる。
【0007】以上のように、渦巻中心間距離を正規の渦
巻中心間距離rより短く設定しておけば、シール点I2で
接触することはないので、従動スクロール2に制動力が作用
することはない。ここで、距離bの実際的な範囲は、渦
巻突起体1aおよび2aの加工誤差からほぼ決定され
る。渦巻突起体1aおよび2aの加工誤差の最大値がそ
れぞれη1、η2であるとした場合、距離bは b>η1+η2 (2) となるようにとればよい。そうすると、必ず双方のスクロー
ル1、2に回転角度差が生じて、シール点I1でのみ接触す
ることになる。なお、シール点I2におけるすきまの大きさ
は(2*b)であるので、bを大きくとりすぎると漏れが増
大し性能が低下する。したがって、実際の機械において
はbにはある上限値があり、この上限値はシール性を低下
させない程度にとられる。
巻中心間距離rより短く設定しておけば、シール点I2で
接触することはないので、従動スクロール2に制動力が作用
することはない。ここで、距離bの実際的な範囲は、渦
巻突起体1aおよび2aの加工誤差からほぼ決定され
る。渦巻突起体1aおよび2aの加工誤差の最大値がそ
れぞれη1、η2であるとした場合、距離bは b>η1+η2 (2) となるようにとればよい。そうすると、必ず双方のスクロー
ル1、2に回転角度差が生じて、シール点I1でのみ接触す
ることになる。なお、シール点I2におけるすきまの大きさ
は(2*b)であるので、bを大きくとりすぎると漏れが増
大し性能が低下する。したがって、実際の機械において
はbにはある上限値があり、この上限値はシール性を低下
させない程度にとられる。
【0008】また、従来のスクロール流体機械において、再
膨張容積を低減させるために渦巻突起体の最内周部をイン
ホ゛リュート曲線に滑らかに接続する円弧で形成したものは、
特開昭59-58187号公報などで公知である。このような渦
巻突起体形状を有するスクロール流体機械の場合、駆動スクロール
1と従動スクロール2に回転角度差が発生すると、渦巻突起
体1aと2aが円弧部分で接触し、騒音が増大したり渦
巻突起体に異常摩耗が生じるなどの恐れがある。このた
め、特開平3-267503号公報において、接触する恐れのあ
る円弧部分を切り取ることが提案された。この従来の機
械について、図15および図16で説明する。図15は
双方のスクロール渦巻突起体1a,2aが径方向にすきまの
ない状態で組み合わされ、円弧部分およびインホ゛リュート曲線
部分で接触している状態を示している。図15におい
て、渦巻突起体1aは外周部が外側インホ゛リュート曲線1bと
内側インホ゛リュート曲線1cで形成され、内周部が外側インホ゛リュ
ート曲線1bに滑らかに接続する外円弧1dと内側インホ゛リュ
ート曲線1cに滑らかに接続する内円弧1eによって形成
されている。また、渦巻突起体2aも同様に、外周部が
外側インホ゛リュート曲線2bと内側インホ゛リュート曲線2cで形成さ
れ、内周部が外側インホ゛リュート曲線2bに滑らかに接続する
外円弧2dと内側インホ゛リュート曲線2cに滑らかに接続する
内円弧2eによって形成されている。I1,I2はそれぞ
れインホ゛リュート曲線1cと2bとの接触点(シール点)およびイ
ンホ゛リュート曲線1bと2cとの接触点(シール点)、G1、G2
はそれぞれ円弧1eと2dとの接触点(シール点)および
円弧1dと2eとの接触点(シール点)である。
膨張容積を低減させるために渦巻突起体の最内周部をイン
ホ゛リュート曲線に滑らかに接続する円弧で形成したものは、
特開昭59-58187号公報などで公知である。このような渦
巻突起体形状を有するスクロール流体機械の場合、駆動スクロール
1と従動スクロール2に回転角度差が発生すると、渦巻突起
体1aと2aが円弧部分で接触し、騒音が増大したり渦
巻突起体に異常摩耗が生じるなどの恐れがある。このた
め、特開平3-267503号公報において、接触する恐れのあ
る円弧部分を切り取ることが提案された。この従来の機
械について、図15および図16で説明する。図15は
双方のスクロール渦巻突起体1a,2aが径方向にすきまの
ない状態で組み合わされ、円弧部分およびインホ゛リュート曲線
部分で接触している状態を示している。図15におい
て、渦巻突起体1aは外周部が外側インホ゛リュート曲線1bと
内側インホ゛リュート曲線1cで形成され、内周部が外側インホ゛リュ
ート曲線1bに滑らかに接続する外円弧1dと内側インホ゛リュ
ート曲線1cに滑らかに接続する内円弧1eによって形成
されている。また、渦巻突起体2aも同様に、外周部が
外側インホ゛リュート曲線2bと内側インホ゛リュート曲線2cで形成さ
れ、内周部が外側インホ゛リュート曲線2bに滑らかに接続する
外円弧2dと内側インホ゛リュート曲線2cに滑らかに接続する
内円弧2eによって形成されている。I1,I2はそれぞ
れインホ゛リュート曲線1cと2bとの接触点(シール点)およびイ
ンホ゛リュート曲線1bと2cとの接触点(シール点)、G1、G2
はそれぞれ円弧1eと2dとの接触点(シール点)および
円弧1dと2eとの接触点(シール点)である。
【0009】図16(a)は、図14(a)同様、渦巻中心間
距離がrより距離bだけ短い場合を示している。この場
合、各シール点I1,I2,G1,G2における径方向すきま
は、すべてbである。この状態で機械を駆動させると、
図16(b)に示すように駆動スクロール1が矢印11の方に回
転して、双方のスクロール1、2に回転角度差が生じ渦巻突
起体同士が接触する。このとき、渦巻突起体同士は図に
示すように円弧1eと2dとの接点G1で接触し、インホ゛リ
ュート曲線部分では接触しない。なお、この場合各シール点に
おける径方向すきまは、I1ではbより小さく、I2,G
2ではbより大きくなる。
距離がrより距離bだけ短い場合を示している。この場
合、各シール点I1,I2,G1,G2における径方向すきま
は、すべてbである。この状態で機械を駆動させると、
図16(b)に示すように駆動スクロール1が矢印11の方に回
転して、双方のスクロール1、2に回転角度差が生じ渦巻突
起体同士が接触する。このとき、渦巻突起体同士は図に
示すように円弧1eと2dとの接点G1で接触し、インホ゛リ
ュート曲線部分では接触しない。なお、この場合各シール点に
おける径方向すきまは、I1ではbより小さく、I2,G
2ではbより大きくなる。
【0010】以上のように、双方のスクロール1,2に回転
角度差が発生すると、円弧部分での接触は免れ得ない。
双方のスクロール渦巻突起体1a,2aが円弧部分で接触す
ると、騒音が増大したり、渦巻突起体1a,2aに大き
な荷重が作用して摩耗が増大するなどの恐れがある。こ
のため、従来の発明における明細書では、駆動スクロール渦
巻突起体1aの内円弧1eまたは従動スクロール渦巻突起体
2aの外円弧2dの一部分を切り取って、円弧部分で接
触させないようにすると記載している。
角度差が発生すると、円弧部分での接触は免れ得ない。
双方のスクロール渦巻突起体1a,2aが円弧部分で接触す
ると、騒音が増大したり、渦巻突起体1a,2aに大き
な荷重が作用して摩耗が増大するなどの恐れがある。こ
のため、従来の発明における明細書では、駆動スクロール渦
巻突起体1aの内円弧1eまたは従動スクロール渦巻突起体
2aの外円弧2dの一部分を切り取って、円弧部分で接
触させないようにすると記載している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール流体機械
は以上のように構成されているが、円弧部分の切り取り
量については明示されていない。このため、予め円弧部
分を切り取る際に、切り取り量が不足することによって
渦巻突起体部分が損傷したり、必要以上に切り取ること
によってシール性が低下したりするなどの恐れがある。
は以上のように構成されているが、円弧部分の切り取り
量については明示されていない。このため、予め円弧部
分を切り取る際に、切り取り量が不足することによって
渦巻突起体部分が損傷したり、必要以上に切り取ること
によってシール性が低下したりするなどの恐れがある。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、円弧部分での接触による騒音
・摩耗の増大の恐れがなく、またシール性の低下もほとん
どない信頼性の高いスクロール流体機械を得ることを目的と
する。
るためになされたもので、円弧部分での接触による騒音
・摩耗の増大の恐れがなく、またシール性の低下もほとん
どない信頼性の高いスクロール流体機械を得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロール流
体機械は、互いに異なる軸心上で自転し、平板上に渦巻
状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備え、
駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室を構
成し、双方の渦巻突起体の外周部はそれぞれ同じインホ゛リュ
ート曲線で形成し、内周部は駆動スクロールの渦巻突起体を外
側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R1の外円弧
と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R2+
r)の内円弧で形成し、従動スクロールの渦巻突起体を外側
のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R2の外円弧と
内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R1+
r)の内円弧で形成したもので、両スクロールの渦巻中心間
距離が径方向にすきまのない状態である正規の渦巻中心
間距離rよりもbだけ短いスクロール流体機械において、従
動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻
突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]
0.5-b ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ)} (0≦ξ1≦π) a:インホ゛リュート曲線の基礎円半径 φ:インホ゛リュート曲線との接点から測った上記円弧の角度 (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ薄く形成したものである。
体機械は、互いに異なる軸心上で自転し、平板上に渦巻
状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備え、
駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室を構
成し、双方の渦巻突起体の外周部はそれぞれ同じインホ゛リュ
ート曲線で形成し、内周部は駆動スクロールの渦巻突起体を外
側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R1の外円弧
と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R2+
r)の内円弧で形成し、従動スクロールの渦巻突起体を外側
のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R2の外円弧と
内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R1+
r)の内円弧で形成したもので、両スクロールの渦巻中心間
距離が径方向にすきまのない状態である正規の渦巻中心
間距離rよりもbだけ短いスクロール流体機械において、従
動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻
突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]
0.5-b ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ)} (0≦ξ1≦π) a:インホ゛リュート曲線の基礎円半径 φ:インホ゛リュート曲線との接点から測った上記円弧の角度 (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ薄く形成したものである。
【0014】また、本発明の別の発明に係るスクロール流体
機械は、従動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆
動スクロール渦巻突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>2e1sinΨ-b e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 m=(R1-R2)/2, f=(R1+R2+r)/2 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) Ψ=b/2a (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ一様に薄く形成したものである。
機械は、従動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆
動スクロール渦巻突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>2e1sinΨ-b e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 m=(R1-R2)/2, f=(R1+R2+r)/2 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) Ψ=b/2a (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ一様に薄く形成したものである。
【0015】また、駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径
が従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きいもので
ある。
が従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きいもので
ある。
【0016】さらに、本発明の別の発明に係るスクロール流
体機械は、互いに異なる軸心上で自転し、平板上に渦巻
状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備え、
駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室を構
成し、双方の渦巻突起体の形状は同一であり、それぞれ
の渦巻突起体の外周部はインホ゛リュート曲線で形成され、内周
部は外側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径Rの外
円弧と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R
+r)の内円弧で形成されたもので、双方のスクロール渦巻
突起体の外円弧半径Rを、 R=a−r/2 で形成することにより、外円弧および内円弧の中心をイン
ホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させたものである。
体機械は、互いに異なる軸心上で自転し、平板上に渦巻
状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備え、
駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室を構
成し、双方の渦巻突起体の形状は同一であり、それぞれ
の渦巻突起体の外周部はインホ゛リュート曲線で形成され、内周
部は外側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径Rの外
円弧と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R
+r)の内円弧で形成されたもので、双方のスクロール渦巻
突起体の外円弧半径Rを、 R=a−r/2 で形成することにより、外円弧および内円弧の中心をイン
ホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させたものである。
【0017】
【作用】この発明によれば、駆動スクロールと従動スクロールとに
回転角度差が生じても、渦巻突起体内周部の円弧部分が
所定の量だけ予め切り取られているので、常に円弧部分
で接触せずに運転できる。また、円弧部分が必要最小量
しか切り取られていないため、シール性もほとんど低下し
ないことが期待できる。
回転角度差が生じても、渦巻突起体内周部の円弧部分が
所定の量だけ予め切り取られているので、常に円弧部分
で接触せずに運転できる。また、円弧部分が必要最小量
しか切り取られていないため、シール性もほとんど低下し
ないことが期待できる。
【0018】また、本発明の別の発明によれば、予め駆
動スクロール渦巻突起体の内円弧または従動スクロール渦巻突起体
の外円弧を所定の半径で加工しておけばよいので、加工
が容易になる。
動スクロール渦巻突起体の内円弧または従動スクロール渦巻突起体
の外円弧を所定の半径で加工しておけばよいので、加工
が容易になる。
【0019】また、駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径
を従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きく形成す
れば、上記作用に加えて、駆動スクロール渦巻突起体の外円
弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを低減で
きるため、よりシール性を向上できる。
を従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きく形成す
れば、上記作用に加えて、駆動スクロール渦巻突起体の外円
弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを低減で
きるため、よりシール性を向上できる。
【0020】さらに、外円弧および内円弧の中心をインホ゛
リュート曲線の基礎円上に配置させれば、駆動スクロールと従動ス
クロールとに回転角度差が生じても、原理的に常に円弧部分
で接触させずに運転することができる。また、駆動スクロー
ル渦巻突起体の外円弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間
のすきまを最小にできるため、よりシール性を向上でき
る。
リュート曲線の基礎円上に配置させれば、駆動スクロールと従動ス
クロールとに回転角度差が生じても、原理的に常に円弧部分
で接触させずに運転することができる。また、駆動スクロー
ル渦巻突起体の外円弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間
のすきまを最小にできるため、よりシール性を向上でき
る。
【0021】
実施例1.以下、請求項1の発明によるスクロール流体機械
の一実施例を図1〜図4を用いて説明する。この実施例
においては、双方のスクロール渦巻突起体の形状は同一(す
なわち、両スクロールの半径R1=R2)である。図1は駆動ス
クロール渦巻突起体1aの形状について示している。Rは渦
巻突起体1a(2a)の外円弧1d(2d)の半径、r
は式(1)で示される正規の渦巻中心間距離である。そう
すると、渦巻突起体1a(2a)の内円弧1e(2e)
の半径はR+rとなる。A1(A2)は内円弧1e(2
e)の中心、B1(B2)は外円弧1d(2d)の中心、
C1(C2)は内円弧1e(2e)と内側インホ゛リュート曲線1
c(2c)の接点、D1(D2)は外円弧1d(2d)と
外側インホ゛リュート曲線1b(2b)の接点である。eはO1
−A1(O2−A2)間の距離で、これはO1−B1(O2−
B2)間の距離に等しい。γはB1(B2)とD1(D2)
を結ぶ直線101(直線201)とA1(A2)とB1(B2)を
結ぶ直線103(直線203)とのなす角度、E1(E2)はA1
(A2)とC1(C2)を結ぶ直線102(直線202)と基礎
円1f(2f)との接点、F1(F2)は直線101(直線2
01)と基礎円1f(2f)との接点である。eおよびγ
は、幾何学的関係より、それぞれ次式で表される。 e=R+r/2 (3) γ=sin-1(a/e) (0≦γ≦π/2) (4)
の一実施例を図1〜図4を用いて説明する。この実施例
においては、双方のスクロール渦巻突起体の形状は同一(す
なわち、両スクロールの半径R1=R2)である。図1は駆動ス
クロール渦巻突起体1aの形状について示している。Rは渦
巻突起体1a(2a)の外円弧1d(2d)の半径、r
は式(1)で示される正規の渦巻中心間距離である。そう
すると、渦巻突起体1a(2a)の内円弧1e(2e)
の半径はR+rとなる。A1(A2)は内円弧1e(2
e)の中心、B1(B2)は外円弧1d(2d)の中心、
C1(C2)は内円弧1e(2e)と内側インホ゛リュート曲線1
c(2c)の接点、D1(D2)は外円弧1d(2d)と
外側インホ゛リュート曲線1b(2b)の接点である。eはO1
−A1(O2−A2)間の距離で、これはO1−B1(O2−
B2)間の距離に等しい。γはB1(B2)とD1(D2)
を結ぶ直線101(直線201)とA1(A2)とB1(B2)を
結ぶ直線103(直線203)とのなす角度、E1(E2)はA1
(A2)とC1(C2)を結ぶ直線102(直線202)と基礎
円1f(2f)との接点、F1(F2)は直線101(直線2
01)と基礎円1f(2f)との接点である。eおよびγ
は、幾何学的関係より、それぞれ次式で表される。 e=R+r/2 (3) γ=sin-1(a/e) (0≦γ≦π/2) (4)
【0022】図2(a)は、双方のスクロール1、2の渦巻突起
体1a、2aが径方向にすきまなく組み合わされた状態
を示し、φは、直線201(直線102)とA1とB2を結ぶ直
線301とのなす角度である。図2(b)は、図2(a)の状
態から駆動スクロール1のみが角度ψ(回転角度差)だけ回
転した状態を拡大して示している。径方向すきまが無い
ため、実際には回転角度差は生じないが、ここでは便宜
上駆動スクロール1がψ回転したと考える。図において、破
線で示された円弧1eは回転前の駆動スクロール渦巻突起体
1aの内円弧、1hは回転後の駆動スクロール渦巻突起体1
aの内円弧、A10は内円弧1hの中心、C10は接点C1
の回転後の位置、βは∠A10A1B2、λは∠A1B
2A10、G11はA10とB2を結ぶ直線302と内円弧1fと
の交点、G12は直線302と外円弧2dとの交点、φ1は∠
C10A10G12、φ2は∠D2B2G12、LはA10−B2間の
距離、dはA1−A10間の距離、ε0はG11−G12間の距
離である。図から明らかなように、駆動スクロール渦巻突起
体1aの内円弧1hと従動スクロール渦巻突起体2aの外円
弧2dとは干渉する。径方向の干渉量の最大値は、円の
幾何学的関係からε0である。以下、ε0を求める。図よ
りε0は、 ε0=L−r (5) であり、Lは、 L=(r2+d2-2drcosβ)0.5 (6) と表される。また、dおよびβはそれぞれ d=2esin(ψ/2) (7) β=1.5π-γ-φ-ψ/2 (8) と表される。またλ、φ1、φ2は幾何学的関係より、つ
ぎのように与えられる。 λ=sin-1(dsinβ/L) (9) φ1=φ+ψ-λ (10) φ2=φ-λ (11) 一方、インホ゛リュート曲線において、駆動スクロール1と
従動スクロール2に回転角度差ψが生じたときの上記円弧部
分における干渉量ε0に相当する干渉量ε1を、図3によ
り求める。図において、1cは回転前の駆動スクロール渦巻
突起体1aの内側インホ゛リュート曲線、1gは駆動スクロールが1
が矢印11の方向にψ回転したときの、回転後の駆動スク
ロール渦巻突起体1aの内側インホ゛リュート曲線、2bは従動スクロ
ール渦巻突起体2aの外側インホ゛リュート曲線、I1は回転前の
接触部(シール部)、H1、H2はそれぞれI1から基礎円
1fおよび2fに引いた接線303と基礎円1fおよび2
fとの接点、H10はH1の回転後の位置、I10は接線303
と内側インホ゛リュート曲線1gとの交点、ε1はI1−I10間の
距離である。インホ゛リュート曲線の幾何学的特性より、ε1が
径方向の最大干渉量となる。H1−I1間の距離をaΦ
(Φは伸開角)とすると、ε1は回転位置に関係なく、
つぎのように簡単に求められる。 ε1=aΦ-a(Φ−ψ)=aψ (12) つぎに、径方向にすきまbがある場合に円弧部分で接触
させない条件を求める。径方向にすきまがあって常にイン
ホ゛リュート部分で接触する場合には、当然ε1=bとなる。
したがって、常にインホ゛リュート部分で接触させるためには円
弧部分を、 ε>ε0-b (13) で示されるεだけ切り取ればよい。以下、εを渦巻突起
体形状諸元と径方向すきまbの関数で表わす。回転角度
差ψは、式(12)でε1=bとおけば求められる。 ψ=b/a (14) 式(12)より得られたψを式(7),(8)に代入し、式(5)〜式
(8)を式(13)に代すれば、次式が得られる。 ε>-r+[r2+4esinΨ{esinΨ+rsin(γ+φ+Ψ)}]0.5-b (15) ここで、Ψ=ψ/2=b/2aである。式(15)で示すよ
うに円弧部分を切り取れば、円弧部分で接触させずに運
転することができる。ただし実際には、εを必要以上に
大きくすると、最も重要な円弧部分でのシール性が低下す
ることになる。したがってεは、 ε=-r+[r2+4esinΨ{esinΨ+rsin(γ+φ+Ψ)}]0.5-b+δ (16) とした方がシール性の点からは望ましい。ここで、δは僅
小量である。式(15)および式(16)において、実際的なb
の範囲は式(2)により与えられる。またbは、シール性が低
下しない程度の上限値を持つ。
体1a、2aが径方向にすきまなく組み合わされた状態
を示し、φは、直線201(直線102)とA1とB2を結ぶ直
線301とのなす角度である。図2(b)は、図2(a)の状
態から駆動スクロール1のみが角度ψ(回転角度差)だけ回
転した状態を拡大して示している。径方向すきまが無い
ため、実際には回転角度差は生じないが、ここでは便宜
上駆動スクロール1がψ回転したと考える。図において、破
線で示された円弧1eは回転前の駆動スクロール渦巻突起体
1aの内円弧、1hは回転後の駆動スクロール渦巻突起体1
aの内円弧、A10は内円弧1hの中心、C10は接点C1
の回転後の位置、βは∠A10A1B2、λは∠A1B
2A10、G11はA10とB2を結ぶ直線302と内円弧1fと
の交点、G12は直線302と外円弧2dとの交点、φ1は∠
C10A10G12、φ2は∠D2B2G12、LはA10−B2間の
距離、dはA1−A10間の距離、ε0はG11−G12間の距
離である。図から明らかなように、駆動スクロール渦巻突起
体1aの内円弧1hと従動スクロール渦巻突起体2aの外円
弧2dとは干渉する。径方向の干渉量の最大値は、円の
幾何学的関係からε0である。以下、ε0を求める。図よ
りε0は、 ε0=L−r (5) であり、Lは、 L=(r2+d2-2drcosβ)0.5 (6) と表される。また、dおよびβはそれぞれ d=2esin(ψ/2) (7) β=1.5π-γ-φ-ψ/2 (8) と表される。またλ、φ1、φ2は幾何学的関係より、つ
ぎのように与えられる。 λ=sin-1(dsinβ/L) (9) φ1=φ+ψ-λ (10) φ2=φ-λ (11) 一方、インホ゛リュート曲線において、駆動スクロール1と
従動スクロール2に回転角度差ψが生じたときの上記円弧部
分における干渉量ε0に相当する干渉量ε1を、図3によ
り求める。図において、1cは回転前の駆動スクロール渦巻
突起体1aの内側インホ゛リュート曲線、1gは駆動スクロールが1
が矢印11の方向にψ回転したときの、回転後の駆動スク
ロール渦巻突起体1aの内側インホ゛リュート曲線、2bは従動スクロ
ール渦巻突起体2aの外側インホ゛リュート曲線、I1は回転前の
接触部(シール部)、H1、H2はそれぞれI1から基礎円
1fおよび2fに引いた接線303と基礎円1fおよび2
fとの接点、H10はH1の回転後の位置、I10は接線303
と内側インホ゛リュート曲線1gとの交点、ε1はI1−I10間の
距離である。インホ゛リュート曲線の幾何学的特性より、ε1が
径方向の最大干渉量となる。H1−I1間の距離をaΦ
(Φは伸開角)とすると、ε1は回転位置に関係なく、
つぎのように簡単に求められる。 ε1=aΦ-a(Φ−ψ)=aψ (12) つぎに、径方向にすきまbがある場合に円弧部分で接触
させない条件を求める。径方向にすきまがあって常にイン
ホ゛リュート部分で接触する場合には、当然ε1=bとなる。
したがって、常にインホ゛リュート部分で接触させるためには円
弧部分を、 ε>ε0-b (13) で示されるεだけ切り取ればよい。以下、εを渦巻突起
体形状諸元と径方向すきまbの関数で表わす。回転角度
差ψは、式(12)でε1=bとおけば求められる。 ψ=b/a (14) 式(12)より得られたψを式(7),(8)に代入し、式(5)〜式
(8)を式(13)に代すれば、次式が得られる。 ε>-r+[r2+4esinΨ{esinΨ+rsin(γ+φ+Ψ)}]0.5-b (15) ここで、Ψ=ψ/2=b/2aである。式(15)で示すよ
うに円弧部分を切り取れば、円弧部分で接触させずに運
転することができる。ただし実際には、εを必要以上に
大きくすると、最も重要な円弧部分でのシール性が低下す
ることになる。したがってεは、 ε=-r+[r2+4esinΨ{esinΨ+rsin(γ+φ+Ψ)}]0.5-b+δ (16) とした方がシール性の点からは望ましい。ここで、δは僅
小量である。式(15)および式(16)において、実際的なb
の範囲は式(2)により与えられる。またbは、シール性が低
下しない程度の上限値を持つ。
【0023】なお、式(15),(16)ではεをφの関数で表
しているが、厳密には、駆動スクロール渦巻突起体1aの内
円弧1eの部分ではφ1の位置で、従動スクロール渦巻突起体
2aの外円弧2dの部分ではφ2の位置で、εだけ切り
取る必要がある。しかし、角度λのεにおよぼ影響は実
際には十分小さいため、内円弧1eの部分または外円弧
2dの部分とも角度φの位置でεだけ切り取っても、ほ
とんど差し支えない。
しているが、厳密には、駆動スクロール渦巻突起体1aの内
円弧1eの部分ではφ1の位置で、従動スクロール渦巻突起体
2aの外円弧2dの部分ではφ2の位置で、εだけ切り
取る必要がある。しかし、角度λのεにおよぼ影響は実
際には十分小さいため、内円弧1eの部分または外円弧
2dの部分とも角度φの位置でεだけ切り取っても、ほ
とんど差し支えない。
【0024】図4は、式(16)の関係を用いて駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を、円弧角度φに応
じて切り取ったものである。図において、斜線部1jは
切り取り部分を示している。なお、図4では駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を切り取ったが、図
5に示すように従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2d
の部分を同様に切り取っても同じ効果が得られる。
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を、円弧角度φに応
じて切り取ったものである。図において、斜線部1jは
切り取り部分を示している。なお、図4では駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を切り取ったが、図
5に示すように従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2d
の部分を同様に切り取っても同じ効果が得られる。
【0025】以上のように構成すれば、双方のスクロール
1、2は常に渦巻突起体1a,2aのインホ゛リュート曲線部分
1cと2bのみで接触し、円弧部分1eと2dでは僅小
すきまδが設けられることになる。
1、2は常に渦巻突起体1a,2aのインホ゛リュート曲線部分
1cと2bのみで接触し、円弧部分1eと2dでは僅小
すきまδが設けられることになる。
【0026】実施例2.請求項2の発明の一実施例を図
6に示す。本実施例では、駆動スクロール渦巻突起体1aの
内円弧1eの部分をεの最大値εmだけ、一様に切り取
っている。εの最大値εmは式(16)より、 εm=2esinΨ-b+δ (17) と与えられる。なお、この場合も、従動スクロール渦巻突起
体2aの外円弧2dの部分を同様に切り取っても同じ効
果が得られる。
6に示す。本実施例では、駆動スクロール渦巻突起体1aの
内円弧1eの部分をεの最大値εmだけ、一様に切り取
っている。εの最大値εmは式(16)より、 εm=2esinΨ-b+δ (17) と与えられる。なお、この場合も、従動スクロール渦巻突起
体2aの外円弧2dの部分を同様に切り取っても同じ効
果が得られる。
【0027】以上のように構成すると、予め駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eを半径(R+r+εm)、また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dを半径(R-
εm)で加工しておけばよいので、加工が容易になる。
渦巻突起体1aの内円弧1eを半径(R+r+εm)、また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dを半径(R-
εm)で加工しておけばよいので、加工が容易になる。
【0028】実施例3.つぎに、請求項1、2の発明の
別の実施例について説明する。本実施例は、駆動スクロール
と従動スクロールとで異なる円弧部形状を有するスクロール流体機
械について、実施例1、2と同様に、円弧部分の切り取
り量を式で表すものである。異なる円弧部形状を有する
スクロール流体機械については、特開平3-11103号公報や特開
平3-267503号公報で公知である。
別の実施例について説明する。本実施例は、駆動スクロール
と従動スクロールとで異なる円弧部形状を有するスクロール流体機
械について、実施例1、2と同様に、円弧部分の切り取
り量を式で表すものである。異なる円弧部形状を有する
スクロール流体機械については、特開平3-11103号公報や特開
平3-267503号公報で公知である。
【0029】本実施例について図7〜図9で説明する。
図7(a),(b)は、それぞれ駆動スクロールおよび従動スクロールの
渦巻突起体形状を示している。図7において、R1、R
2はそれぞれ駆動スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dお
よび従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの半径を示
す。そうすると、幾何学的条件より駆動スクロール渦巻突起
体1aの内円弧1eおよび従動スクロール渦巻突起体2aの
内円弧2eの半径は、それぞれR2+rおよびR1+rと
なる。e1,e2はそれぞれO1−A1(O2−B2)間の距
離およびO2−A2(O1−B1)間の距離、γは直線102
(直線201)と直線103(直線203)とのなす角度、ξ1、
ξ2はそれぞれ直線102(直線201)とA1とO1(B2と0
2)を結ぶ直線とのなす角度、および直線101(直線20
2)とB1とO1(A2とO2)を結ぶ直線とのなす角度で
ある。C1−E1間の距離とD1−F1間の距離との差を求
めると、インホ゛リュート曲線の幾何学的関係より、つぎの式が
得られる。 R2-R1-r+e1cosξ1-e2cosξ2=t-aπ (18) ここで、tは渦巻突起体1aおよび2aのインホ゛リュー曲線
部分の厚みである。一方、図4における円弧部分の幾何
学的関係より、つぎの式が得られる。 e1cosξ1+e2cosξ2=(R1+R2+r)cosγ (19) e1sinξ1=e2sinξ2=a (20) 式(18)と式(19)より、つぎの式が得られる。 e1cosξ1=m+fcosγ (21) となる。ここで、m=(R1−R2)/2、f=(R1+
R2+r)/2である。式(20)と式(21)より、e1、ξ1
はそれぞれつぎのように与えられる。 e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 (22) ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ} (0≦ξ≦π) (23) なお、γは図より、 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) (24) である。
図7(a),(b)は、それぞれ駆動スクロールおよび従動スクロールの
渦巻突起体形状を示している。図7において、R1、R
2はそれぞれ駆動スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dお
よび従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの半径を示
す。そうすると、幾何学的条件より駆動スクロール渦巻突起
体1aの内円弧1eおよび従動スクロール渦巻突起体2aの
内円弧2eの半径は、それぞれR2+rおよびR1+rと
なる。e1,e2はそれぞれO1−A1(O2−B2)間の距
離およびO2−A2(O1−B1)間の距離、γは直線102
(直線201)と直線103(直線203)とのなす角度、ξ1、
ξ2はそれぞれ直線102(直線201)とA1とO1(B2と0
2)を結ぶ直線とのなす角度、および直線101(直線20
2)とB1とO1(A2とO2)を結ぶ直線とのなす角度で
ある。C1−E1間の距離とD1−F1間の距離との差を求
めると、インホ゛リュート曲線の幾何学的関係より、つぎの式が
得られる。 R2-R1-r+e1cosξ1-e2cosξ2=t-aπ (18) ここで、tは渦巻突起体1aおよび2aのインホ゛リュー曲線
部分の厚みである。一方、図4における円弧部分の幾何
学的関係より、つぎの式が得られる。 e1cosξ1+e2cosξ2=(R1+R2+r)cosγ (19) e1sinξ1=e2sinξ2=a (20) 式(18)と式(19)より、つぎの式が得られる。 e1cosξ1=m+fcosγ (21) となる。ここで、m=(R1−R2)/2、f=(R1+
R2+r)/2である。式(20)と式(21)より、e1、ξ1
はそれぞれつぎのように与えられる。 e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 (22) ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ} (0≦ξ≦π) (23) なお、γは図より、 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) (24) である。
【0030】図8(a)は、図2(a)と同様、双方のスクロール
1、2の渦巻突起体1a、2aが径方向にすきまなく組
み合わされており、円弧部分で接触している状態であ
る。また、図8(b)も図2(b)と同様、駆動スクロール1のみ
が角度ψだけ回転した状態を示している。図から明らか
なように、径方向にすきまbがある場合、円弧部分で接
触させないための最小円弧部切り取り量εは、式(16)に
おいてγのかわりにξ1、eのかわりにe1を与えれば
求められる。そうすると、円弧部切り取り量εは次式で
表される。 ε=-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]0.5-b+δ (25)
1、2の渦巻突起体1a、2aが径方向にすきまなく組
み合わされており、円弧部分で接触している状態であ
る。また、図8(b)も図2(b)と同様、駆動スクロール1のみ
が角度ψだけ回転した状態を示している。図から明らか
なように、径方向にすきまbがある場合、円弧部分で接
触させないための最小円弧部切り取り量εは、式(16)に
おいてγのかわりにξ1、eのかわりにe1を与えれば
求められる。そうすると、円弧部切り取り量εは次式で
表される。 ε=-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]0.5-b+δ (25)
【0031】図9は、式(25)の関係を用いて駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を、円弧角度φに応
じて切り取ったものである。図において、斜線部1jは
切り取り部分を示している。なお、図9では駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を切り取ったが、従
動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの部分を同様に切
り取っても同じ効果が得られる。
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を、円弧角度φに応
じて切り取ったものである。図において、斜線部1jは
切り取り部分を示している。なお、図9では駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eの部分を切り取ったが、従
動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの部分を同様に切
り取っても同じ効果が得られる。
【0032】以上のように構成すれば、双方のスクロール
1、2は常に渦巻突起体1a,2aのインホ゛リュート曲線部分
1cと2bのみで接触し、円弧部分1eと2dでは僅小
すきまδが設けられることになる。
1、2は常に渦巻突起体1a,2aのインホ゛リュート曲線部分
1cと2bのみで接触し、円弧部分1eと2dでは僅小
すきまδが設けられることになる。
【0033】また実施例2と同様に、上記実施例におい
て、駆動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1eの部分また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの部分のいづ
れかをεの最大値εmだけ一様に切り取ってもよい(図
示せず)。εの最大値εmは式(25)より、次式で与えら
れる。 εm=2e1sinΨ-b+δ (26)
て、駆動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1eの部分また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dの部分のいづ
れかをεの最大値εmだけ一様に切り取ってもよい(図
示せず)。εの最大値εmは式(25)より、次式で与えら
れる。 εm=2e1sinΨ-b+δ (26)
【0034】以上のように構成すれば、予め駆動スクロール
渦巻突起体1aの内円弧1eを半径(R2+r+εm)、また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dを半径(R2-ε
m)で加工しておけばよいので、加工が容易になる。
渦巻突起体1aの内円弧1eを半径(R2+r+εm)、また
は従動スクロール渦巻突起体2aの外円弧2dを半径(R2-ε
m)で加工しておけばよいので、加工が容易になる。
【0035】実施例4.つぎに請求項3のスクロール機械の
一実施例について説明する。この実施例は、第3の実施
例において、駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径R1が
従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径R2より大きくなる
ように構成したものである。簡単のため、駆動スクロール渦
巻突起体1aの内円弧1eの部分または従動スクロール渦巻
突起体2aの外円弧2dの部分のいづれかを一様に切り
取った場合について説明する。実施例3においては、駆
動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1eと従動スクロール渦巻突
起体2aの外円弧間の径方向すきまは、確かに僅小量δ
に保たれる。しかし、駆動スクロール渦巻突起体1aの外円
弧1dと従動スクロール渦巻突起体の内円弧2e間の径方向
すきまはbより大きくなる。
一実施例について説明する。この実施例は、第3の実施
例において、駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径R1が
従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径R2より大きくなる
ように構成したものである。簡単のため、駆動スクロール渦
巻突起体1aの内円弧1eの部分または従動スクロール渦巻
突起体2aの外円弧2dの部分のいづれかを一様に切り
取った場合について説明する。実施例3においては、駆
動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1eと従動スクロール渦巻突
起体2aの外円弧間の径方向すきまは、確かに僅小量δ
に保たれる。しかし、駆動スクロール渦巻突起体1aの外円
弧1dと従動スクロール渦巻突起体の内円弧2e間の径方向
すきまはbより大きくなる。
【0036】径方向にすきまbがある場合、駆動スクロール
渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻突起体の
内円弧2eとのシール点G2(図8(a)参照)におけるすき
まの大きさをε2とすると、ε2の最大値ε2mは式(24)に
おいてδを除去し、bのかわりに−b、e1のかわりに
e2を代入すれば求められる。 ε2m=2e2sinΨ+b (27) 以下、e2を求める。式(18)と式(19)より、つぎの式が
得られる。 e2cosξ2=-m+fcosγ (28) 式(28)と式(20)より、e2は次式で与えられる。 e2=(m2-2mfcosγ+f2)0.5 (29)
渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻突起体の
内円弧2eとのシール点G2(図8(a)参照)におけるすき
まの大きさをε2とすると、ε2の最大値ε2mは式(24)に
おいてδを除去し、bのかわりに−b、e1のかわりに
e2を代入すれば求められる。 ε2m=2e2sinΨ+b (27) 以下、e2を求める。式(18)と式(19)より、つぎの式が
得られる。 e2cosξ2=-m+fcosγ (28) 式(28)と式(20)より、e2は次式で与えられる。 e2=(m2-2mfcosγ+f2)0.5 (29)
【0037】この実施例においては、駆動スクロール渦巻突
起体1aの外円弧半径R1が従動スクロール渦巻突起体2a
の外円弧半径R2より大きくなるように構成するため、
m>0となる。そうすると、式(29)よりe2は小さくな
り、この結果式(27)よりすきまε2mは小さくなる。
起体1aの外円弧半径R1が従動スクロール渦巻突起体2a
の外円弧半径R2より大きくなるように構成するため、
m>0となる。そうすると、式(29)よりe2は小さくな
り、この結果式(27)よりすきまε2mは小さくなる。
【0038】以上のように、本実施例においては、駆動
スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻突起
体の内円弧2e間のすきまε2を小さくできるため、シール
性を向上させることができる。
スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻突起
体の内円弧2e間のすきまε2を小さくできるため、シール
性を向上させることができる。
【0039】実施例5.請求項4の発明によるスクロール流
体機械の一実施例を図10において説明する。図10
(a)は、駆動スクロール渦巻突起体1aの形状について示して
いるが、従動スクロール渦巻突起体2aの形状も同じであ
る。図において、内円弧中心A1(A2)および外円弧中
心B1(B2)は、基礎円1f(2f)上にある。したが
って、直線101(直線201)と直線103(直線203)とのな
す角度γはπ/2となり、O1−A1(O2−A2)間の距
離またはO1−B1(O2−B2)間の距離eは、基礎円半
径aに等しくなる。
体機械の一実施例を図10において説明する。図10
(a)は、駆動スクロール渦巻突起体1aの形状について示して
いるが、従動スクロール渦巻突起体2aの形状も同じであ
る。図において、内円弧中心A1(A2)および外円弧中
心B1(B2)は、基礎円1f(2f)上にある。したが
って、直線101(直線201)と直線103(直線203)とのな
す角度γはπ/2となり、O1−A1(O2−A2)間の距
離またはO1−B1(O2−B2)間の距離eは、基礎円半
径aに等しくなる。
【0040】以上のような渦巻突起体形状は、式(3)お
よび式(4)から明らかなように、eおよび外円弧半径R
が最小となる形状である。Rは式(3)より、 R=a-r/2 (30) となる。このときの、円弧部分切り取り量の最大値εm
は、式(17)においてeのかわりにaを代入すれば求めら
れる。 εm=2a(sinΨ-Ψ)+δ (31) ここで、sinΨ<Ψであるので、 εm<δ (32) となる。したがって、本実施例における渦巻突起体形状
においては、原理的に円弧部分での接触を避けることが
できる。このため、切り取るための加工が不要になり、
加工が容易になるとともに信頼性も向上する。また、加
工誤差を考慮して円弧部分を切り取る場合でも、図10
(b)に示すように、駆動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1
eの部分を一様に僅小量δだけ切り取ってやれば十分で
あり、加工は容易になる。また、本実施例においては、
駆動スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻
突起体の内円弧2e間のすきまε2の最大値ε2mも最小
になることは、式(27)より明らかである。このため、シー
ル性も大幅に向上する。
よび式(4)から明らかなように、eおよび外円弧半径R
が最小となる形状である。Rは式(3)より、 R=a-r/2 (30) となる。このときの、円弧部分切り取り量の最大値εm
は、式(17)においてeのかわりにaを代入すれば求めら
れる。 εm=2a(sinΨ-Ψ)+δ (31) ここで、sinΨ<Ψであるので、 εm<δ (32) となる。したがって、本実施例における渦巻突起体形状
においては、原理的に円弧部分での接触を避けることが
できる。このため、切り取るための加工が不要になり、
加工が容易になるとともに信頼性も向上する。また、加
工誤差を考慮して円弧部分を切り取る場合でも、図10
(b)に示すように、駆動スクロール渦巻突起体1aの内円弧1
eの部分を一様に僅小量δだけ切り取ってやれば十分で
あり、加工は容易になる。また、本実施例においては、
駆動スクロール渦巻突起体1aの外円弧1dと従動スクロール渦巻
突起体の内円弧2e間のすきまε2の最大値ε2mも最小
になることは、式(27)より明らかである。このため、シー
ル性も大幅に向上する。
【0041】なお、上記各実施例では、渦巻突起体同士
を接触させることによって回転力を伝達する駆動方式に
ついて説明したが、この発明は他の全系回転型のスクロール
流体機械についても適用できる。全系回転型のスクロール流
体機械の駆動方法としては、オルタ゛ム継手を用いる方法、ヒ
゜ン継手を用いる方法、ギアを用いる方法などがあるが、
いづれの駆動方式を用いても、スクロールの加工誤差や組立
誤差などにより、双方のスクロールには若干の回転角度差が
必ず発生する。一方、径方向すきまbは当然小さく設定
されるので、場合によっては渦巻突起体同士で接触する
恐れがある。この場合、渦巻突起体の円弧部分を切り取
っていないと、必ず円弧部分で接触することになり、渦
巻突起体の摩耗や騒音が増大することになる。したがっ
て、いづれの駆動方式を用いても、上記実施例で示した
量だけ円弧部分を切り取っておけば、たとえ渦巻突起体
同士で接触しても常に円弧部分での接触は避けることが
でき、信頼性が向上する。
を接触させることによって回転力を伝達する駆動方式に
ついて説明したが、この発明は他の全系回転型のスクロール
流体機械についても適用できる。全系回転型のスクロール流
体機械の駆動方法としては、オルタ゛ム継手を用いる方法、ヒ
゜ン継手を用いる方法、ギアを用いる方法などがあるが、
いづれの駆動方式を用いても、スクロールの加工誤差や組立
誤差などにより、双方のスクロールには若干の回転角度差が
必ず発生する。一方、径方向すきまbは当然小さく設定
されるので、場合によっては渦巻突起体同士で接触する
恐れがある。この場合、渦巻突起体の円弧部分を切り取
っていないと、必ず円弧部分で接触することになり、渦
巻突起体の摩耗や騒音が増大することになる。したがっ
て、いづれの駆動方式を用いても、上記実施例で示した
量だけ円弧部分を切り取っておけば、たとえ渦巻突起体
同士で接触しても常に円弧部分での接触は避けることが
でき、信頼性が向上する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従動
スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻突
起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]
0.5-b ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ)} (0≦ξ1≦π) a:インホ゛リュート曲線の基礎円半径 φ:インホ゛リュート曲線との接点から測った上記円弧の角度 (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ薄く形成したので、従動スクロール渦
巻突起体の外円弧または駆動スクロール渦巻突起体の内円弧
の切り取り量が、渦巻突起体形状諸元と径方向すきまの
関数として与えられ、これにより、円弧部は必要最小量
しか切り取られないため、運転時の径方向すきまは常に
僅小に保たれ、また円弧部分で接触する恐れもない。こ
のため、従来に比べて、円弧部での接触は常に避けるこ
とができるとともに、シール性を容易に向上させることが
できるため、高性能で信頼性の高いスクロール流体機械を提
供することが可能になる。
スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻突
起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]
0.5-b ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ)} (0≦ξ1≦π) a:インホ゛リュート曲線の基礎円半径 φ:インホ゛リュート曲線との接点から測った上記円弧の角度 (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ薄く形成したので、従動スクロール渦
巻突起体の外円弧または駆動スクロール渦巻突起体の内円弧
の切り取り量が、渦巻突起体形状諸元と径方向すきまの
関数として与えられ、これにより、円弧部は必要最小量
しか切り取られないため、運転時の径方向すきまは常に
僅小に保たれ、また円弧部分で接触する恐れもない。こ
のため、従来に比べて、円弧部での接触は常に避けるこ
とができるとともに、シール性を容易に向上させることが
できるため、高性能で信頼性の高いスクロール流体機械を提
供することが可能になる。
【0043】また、本発明の別の発明によれば、従動スク
ロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻突起
体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>2e1sinΨ-b e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 m=(R1-R2)/2, f=(R1+R2+r)/2 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) Ψ=b/2a (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ一様に薄く形成したので、上記効
果に加えて加工が容易になる。
ロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻突起
体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>2e1sinΨ-b e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 m=(R1-R2)/2, f=(R1+R2+r)/2 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) Ψ=b/2a (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ一様に薄く形成したので、上記効
果に加えて加工が容易になる。
【0044】また、駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径
を従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きく形成す
れば、上記作用に加えて、駆動スクロール渦巻突起体の外円
弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを低減で
きるため、よりシール性を向上できる。
を従動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きく形成す
れば、上記作用に加えて、駆動スクロール渦巻突起体の外円
弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを低減で
きるため、よりシール性を向上できる。
【0045】さらに、本発明の別の発明によれば、双方
の渦巻突起体の形状は同一であり、それぞれの渦巻突起
体の外周部はインホ゛リュート曲線で形成され、内周部は外側の
インホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径Rの外円弧と内側
のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R+r)の内
円弧で形成されたもので、双方のスクロール渦巻突起体の外
円弧半径Rを、 R=a−r/2 で形成することにより、外円弧および内円弧の中心をイン
ホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させたので、原理的に円弧
部分で接触しない渦巻突起体の形状が得られ、これによ
り、円弧部分を切り取る必要がなく円弧部分での接触を
回避できるので、加工が容易になるとともに信頼性も向
上する効果がある。さらに、駆動スクロール渦巻突起体の外
円弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを最小
にできるため、シール性が大幅に向上する効果がある。
の渦巻突起体の形状は同一であり、それぞれの渦巻突起
体の外周部はインホ゛リュート曲線で形成され、内周部は外側の
インホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径Rの外円弧と内側
のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R+r)の内
円弧で形成されたもので、双方のスクロール渦巻突起体の外
円弧半径Rを、 R=a−r/2 で形成することにより、外円弧および内円弧の中心をイン
ホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させたので、原理的に円弧
部分で接触しない渦巻突起体の形状が得られ、これによ
り、円弧部分を切り取る必要がなく円弧部分での接触を
回避できるので、加工が容易になるとともに信頼性も向
上する効果がある。さらに、駆動スクロール渦巻突起体の外
円弧と従動スクロール渦巻突起体の内円弧間のすきまを最小
にできるため、シール性が大幅に向上する効果がある。
【図1】実施例1を説明するためにスクロール渦巻突起体の
要部を示す説明図である。
要部を示す説明図である。
【図2】実施例1を説明するためにスクロール渦巻突起体の
要部を示す説明図である。
要部を示す説明図である。
【図3】実施例1を説明するための説明図である。
【図4】実施例1の駆動スクロール渦巻突起体の要部の形状
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図5】実施例1の駆動スクロール渦巻突起体の要部の形状
の別の例を示す説明図である。
の別の例を示す説明図である。
【図6】実施例2の駆動スクロール渦巻突起体の要部の形状
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図7】実施例3を説明するために駆動および従動スクロー
ル渦巻突起体の要部を示す説明図である。
ル渦巻突起体の要部を示す説明図である。
【図8】実施例3を説明するためにスクロール渦巻突起体の
要部を示す説明図である。
要部を示す説明図である。
【図9】実施例3の駆動スクロール渦巻突起体の要部の形状
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図10】実施例5を説明するためにスクロール渦巻突起体
の要部を示す説明図である。
の要部を示す説明図である。
【図11】従来の全系回転型のスクロール流体機械を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図12】図11のものの動作を説明する説明図であ
る。
る。
【図13】駆動スクロールから従動スクロールに動力が伝達される
際の状況を説明する説明図である。
際の状況を説明する説明図である。
【図14】他の従来装置の動作原理を説明する要部断面
図である。
図である。
【図15】さらに他の従来装置の要部を示す説明図であ
る。
る。
【図16】図15に示す従来装置の動作を説明する説明
図である。
図である。
1 駆動スクロール 1a 渦巻突起体 1b 外側インホ゛リュート曲線 1c 内側インホ゛リュート曲線 1d 外円弧 1e 内円弧 1j 切り取り部 2 従動スクロール 2a 渦巻突起体 2b 外側インホ゛リュート曲線 2c 内側インホ゛リュート曲線 2d 外円弧 2e 内円弧 2j 切り取り部
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに異なる軸心上で自転し、平板上に
渦巻状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備
え、駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室
を構成し、双方の渦巻突起体の外周部はそれぞれ同じイン
ホ゛リュート曲線で形成し、内周部は駆動スクロールの渦巻突起体
を外側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R1の外
円弧と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R
2+r)の内円弧で形成し、従動スクロールの渦巻突起体を外
側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R2の外円弧
と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R1+
r)の内円弧で形成したもので、両スクロールの渦巻中心間
距離が径方向にすきまのない状態である正規の渦巻中心
間距離rよりもbだけ短いスクロール流体機械において、従
動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻
突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>-r+[r2+4e1sinΨ{e1sinΨ+rsin(ξ1+φ+Ψ)}]
0.5-b ξ1=tan-1{a/(m+fcosγ)} (0≦ξ1≦π) a:インホ゛リュート曲線の基礎円半径 φ:インホ゛リュート曲線との接点から測った上記円弧の角度 (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ薄く形成したことを特徴とするス
クロール流体機械。 - 【請求項2】 互いに異なる軸心上で自転し、平板上に
渦巻状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備
え、駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室
を構成し、双方の渦巻突起体の外周部はそれぞれ同じイン
ホ゛リュート曲線で形成し、内周部は駆動スクロールの渦巻突起体
を外側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R1の外
円弧と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R
2+r)の内円弧で形成し、従動スクロールの渦巻突起体を外
側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R2の外円弧
と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径(R1+
r)の内円弧で形成したもので、両スクロールの渦巻中心間
距離が径方向にすきまのない状態である正規の渦巻中心
間距離rよりもbだけ短いスクロール流体機械において、従
動スクロール渦巻突起体の外円弧部分もしくは駆動スクロール渦巻
突起体の内円弧部分の渦巻厚さを、 ε>2e1sinΨ-b e1=(m2+2mfcosγ+f2)0.5 m=(R1-R2)/2, f=(R1+R2+r)/2 γ=sin-1(a/f) (0≦γ≦π/2) Ψ=b/2a (ただし、R1=R2であってもよい) で示されるεの量だけ一様に薄く形成したことを特徴と
するスクロール流体機械。 - 【請求項3】 駆動スクロール渦巻突起体の外円弧半径が従
動スクロール渦巻突起体の外円弧半径より大きいことを特徴
とする請求項第1項または第2項記載のスクロール流体
機械。 - 【請求項4】 互いに異なる軸心上で自転し、平板上に
渦巻状の突起体を設けた駆動スクロールおよび従動スクロールを備
え、駆動スクロールおよび従動スクロールの双方が供働して圧縮室
を構成し、双方の渦巻突起体の形状は同一であり、それ
ぞれの渦巻突起体の外周部はインホ゛リュート曲線で形成され、
内周部は外側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径R
の外円弧と内側のインホ゛リュート曲線に滑らかに接続する半径
(R+r)の内円弧で形成されたもので、双方のスクロール
渦巻突起体の外円弧半径Rを、 R=a−r/2 で形成することにより、外円弧および内円弧の中心をイン
ホ゛リュート曲線の基礎円上に配置させたことを特徴とするス
クロール流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25283392A JPH06101665A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スクロール流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25283392A JPH06101665A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スクロール流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06101665A true JPH06101665A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17242834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25283392A Pending JPH06101665A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | スクロール流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06101665A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10122167A (ja) * | 1996-10-24 | 1998-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール圧縮機 |
| US5944500A (en) * | 1996-06-20 | 1999-08-31 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus having a strengthened inner terminal end portion of the spiral element |
| US6033194A (en) * | 1996-06-24 | 2000-03-07 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus with anti-wear plate mechanism |
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