JPH0610196U - インナーバッグ - Google Patents
インナーバッグInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナ輸送用のインナーバッグが備える延
出部を荷下ろし用容器の荷物流入口に結合させて荷下ろ
しする作業をしやすくする。 【構成】 六面体構造を有するインナーバッグの袋状体
12前面12a に、錐状流路を形成する延出部12a1を設け
る。そして錐状流路の始端部開口22を閉じる位置に蓋部
材26を配置し、蓋部材26の下側縁部を袋状体12に固着し
及び残りの部分をファスナ28で袋状体12に係止する。さ
らにひも30の一端をファスナ28が備えるスライダー28a
の引手28b に結合させ及び他端を袋状体12を貫通させ袋
状体12外部に引き出す。ひも30を介しスライダー28a を
移動させ開口22を開き或は閉じる。錐状流路を荷下ろし
用容器と結合した状態で開口22を開閉できるので荷物へ
の異物混入の発生を低減できる。また錐状流路を荷下ろ
し用容器と結合したのち開口22を開くことができるの
で、目的を達成できる。
出部を荷下ろし用容器の荷物流入口に結合させて荷下ろ
しする作業をしやすくする。 【構成】 六面体構造を有するインナーバッグの袋状体
12前面12a に、錐状流路を形成する延出部12a1を設け
る。そして錐状流路の始端部開口22を閉じる位置に蓋部
材26を配置し、蓋部材26の下側縁部を袋状体12に固着し
及び残りの部分をファスナ28で袋状体12に係止する。さ
らにひも30の一端をファスナ28が備えるスライダー28a
の引手28b に結合させ及び他端を袋状体12を貫通させ袋
状体12外部に引き出す。ひも30を介しスライダー28a を
移動させ開口22を開き或は閉じる。錐状流路を荷下ろし
用容器と結合した状態で開口22を開閉できるので荷物へ
の異物混入の発生を低減できる。また錐状流路を荷下ろ
し用容器と結合したのち開口22を開くことができるの
で、目的を達成できる。
Description
【0001】
この考案はコンテナ輸送に用いるインナーバッグに関する。
【0002】
コンテナ容器を用いた荷物の輸送では、一般に、展張時にほぼ六面体構造とな る袋状体を備えるインナーバッグを使用し、このインナーバッグをコンテナ容器 の荷物収納空間に展張し、展張したインナーバッグ内に荷物を収納し輸送する。 インナーバッグの使用により、例えば、荷物を結露から守ったり荷物がコンテナ 容器を汚すのを防止したり或は荷物に異物が混入するのを防止したりすることが できる。
【0003】 従来より種々の構造のインナーバッグが提案されているが、そのひとつとして 粉粒体等の荷物をダンプアップにより荷下ろしするようにした構造のものがある 。この構造のインナーバッグでは、袋状体の前面部に荷物の流出方向に延出させ た延出部を設け、この延出部内に荷物の流路を形成する。荷下ろしの際には、ダ ンプアップにより袋状体を前面部側が後面部側よりも低くなるように傾斜させ、 荷物を延出部から、貯蔵或は少量輸送に用いる荷下ろし用容器内へ流し込む。
【0004】
ダンプアップにより荷下ろしする従来のインナーバッグでは、一般に、延出部 流路の始端位置における開口幅を袋状体の左右の側面部間の距離よりも小さくす る。このため袋状体を傾斜させて荷下ろしした際に、袋状体の底面を滑って袋状 体の底面部及び前面部の境界部分に至った荷物が延出部流路へと流れ出さずにこ の境界部分に残留する。
【0005】 そこでこの考案の出願人は、インナーバッグ内部に残留する荷物を減少させる ためには次の(1)〜(2)のようにすればよいと考えた。 (1)延出部流路の始端部分における開口をインナーバッグの左側面部から右側 面部までの間のほぼ全体にわたり設ける。 (2)延出部流路の始端部分において、延出部の下側流路形成面の位置と袋状体 底面部の内表面の位置とがほぼ同じ位置となるように、延出部及び底面部を結合 する。
【0006】 一方、荷下ろしの際に荷物への異物混入を防止するため或は荷下ろし時に荷物 から生じるほこりが荷下ろし場所で拡散するのを防止するため通常は、延出部を ひもを用いて絞ることにより延出部流路を開閉自在に閉じる。そして延出部流路 の終端開口(荷物流出口)を荷下ろし用容器の荷物流入口と結合させ、然る後延 出部流路を開いて荷下ろしをする。この際、延出部流路の終端に近い部分を絞っ て延出部流路を閉じると、延出部流路内にはその絞り部分まで荷物が流入してく るので、延出部流路の終端開口を荷下ろし用容器の荷物流入口と結合させる作業 がしづらい。そこで作業性を向上するためには延出部流路の始端になるべく近い 部分を絞るのが良い。
【0007】 しかし上述した(1)〜(2)のように延出部流路を形成した場合、延出部流 路の始端に近い部分を絞ると、絞った状態では延出部の延出長さが短くまた絞り を解除した状態では延出部の延出長さが長くなり、これらの長さの差が大きくな る。従ってコンテナ及び荷下ろし用容器間を結合したのち絞りを解除したらコン テナ及び又は荷下ろし用容器を移動させてこれら容器間の離間距離を長くし、こ れにより延出部流路に荷物が滞らない程度に延出部流路の弛みを無くす必要があ り、この作業が面倒である。
【0008】 また、延出部流路を上述の(1)〜(2)のように形成した場合ほど大きくは ないが、このような延出部流路の弛みは延出部流路の始端部分における開口幅を 袋状体の左右の側面部間の距離よりも小さくした場合にも生じる。
【0009】 この考案は上述した点に鑑み成されたものであり、従ってこの考案の目的は、 延出部流路を荷下ろし用容器に結合した状態で開いても延出部の弛みがほとんど ないインナーバッグを提供することにある。
【0010】
この目的の達成を図るため、この考案のインナーバッグは、前面部、後面部、 左右の側面部、上面部及び底面部を有するほぼ六面体構造の袋状体と、袋状体を コンテナ容器の内壁面に結合させるための結合部とを備え、前面部は荷物の流出 方向に延出し荷物の流路を形成する延出部を有し、さらに延出部流路を開閉自在 に閉じる蓋部材と、蓋部材を袋状体外部から開くための操作部とを備えて成るこ とを特徴とする。
【0011】
このようにこの考案によれば、延出部流路を開閉自在に閉じる蓋部材と、蓋部 材を袋状体外部から開くための操作部とを備える。従って延出部流路を荷下ろし 用容器と結合させたままの状態で、蓋部材を操作部を介して袋状体外部から開く ことができる。また蓋部材の開閉により延出部流路を開閉するので、延出部流路 を開いたときと閉じたときとで延出部が前面部から延出する長さはほとんど変化 しない。
【0012】
以下、図面を参照し、この考案の実施例につき説明する。尚、図面はこの考案 が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、従ってこの考案を図示例に限 定するものではない。
【0013】 図1はこの考案の第一実施例の全体構成を概略的に示す斜視図であり、展張し た状態のインナーバッグを示す。
【0014】 同図にも示すように、この実施例のインナーバッグ10は荷物例えば粉粒体の コンテナ輸送に用いるものであって、袋状体12と、この袋状体12をコンテナ 容器の内壁面に結合させるための結合部14a〜14jと、荷物の取入れ部18 とを備える。袋状体12は前面部12a、後面部12b、左の側面部12c、右 の側面部12d、上面部12e及び底面部12fを結合して構成したほぼ六面体 構造の袋状体である。また前面部12aは、荷物の流出方向Pに延出し荷物の流 路を形成する延出部12a1を有する。荷下ろしの際には、底面部12fが前面 部12a側で低く及び後面部12b側で高くなるように袋状体12を傾斜させて 袋状体12内部の荷物を延出部12a1から袋状体12外部へ流し出す。図中、 延出部12a1の荷物流出口を符号16を付して示した。
【0015】 さらにインナーバッグ10は、延出部12a1の流路を開閉自在に閉じる蓋部 材26と蓋部材26を袋状体12外部から開くための操作部27とを備える。
【0016】 この実施例では、袋状体12は可撓性を有し折り畳み自在であり、従って袋状 体12を折り畳んだ状態から広げコンテナ容器内壁面に結合させてコンテナ容器 内で展張すると、袋状体12はほぼ六面体と成りこの袋状体12内部に荷物の収 納空間が形成される。また取入れ部18は袋状体12内部の荷物収納空間と連通 する荷物流路を有する中空部材であり、この取入れ部18を例えば前面部12a に設ける。取入れ部18は可撓性を有し折り畳み自在であり、取入れ部18を例 えばロープ20で縛ることにより、取入れ部18の流路を開閉自在に閉じる。尚 、図1において、取入れ部18の荷物流入口を符号18aを付して示す。また取 入れ部18を任意好適な種々の構成のものに変更してよく、例えば荷物流入口1 8aを前面部12aの上面部12e側の部分を切り欠いて開口を形成し、この開 口の開閉自在に前面部12aの開口周縁部にファスナを設け、これら開口及びフ ァスナにより取入れ部18を構成するようにしても良い。
【0017】 結合部14a〜14jの構成は従来周知の種々の構造とすることができるが、 この実施例では、結合部14aをロープ或は帯そのほかの長尺部材14a1、O リング或はカラビナそのほかの係止部材14a2及び留め部材14a3から構成 する。長尺部材14a1の一端a及び補助支持部材15を側面部12d及び上面 部12eの結合部分近傍の所定位置に配置して側面部12dに固着し、留め部材 14a3を側面部12d及び前面部12aの結合部分近傍の所定位置に配置して 側面部12dに固着する。そして長尺部材14a1の他端bを補助支持部材15 及び係止部材14a2に順次に挿通させる。然る後、一端aから留め部材14a 3までの間の長尺部材14a1の長さの調節自在に他端bを留め部材14a3に 係止する。この結合部14aと同様の構成の結合部14bを側面部12cの所定 位置に設ける。また結合部14c〜14hはOリング或はカラビナそのほかの係 止部材から成り、結合部14i〜14jはS字状のフックそのほかの係止部材か ら成り、これら結合部14c〜14jをそれぞれ袋状体12の所定位置に設ける 。
【0018】 図2及び図3は第一実施例のインナーバッグの要部構成を拡大して概略的に示 す側断面図及び平断面図である。図2は図1のII−II線に沿って取った側断面を 拡大して示し、また図3は図2のIII −III 線に沿って取った平断面を拡大して 示す。尚、図3においては図面の理解を助けるため蓋部材及び係止部を省略して 示した。
【0019】 この実施例では、前面部12aは図2及び図3にも示すように、荷物の流出方 向Pに延出させた延出部12a1と、延出部12a1に形成した荷物の流路12 a2と、さらに起立部12a3とを有する。
【0020】 そして流路12a2の始端部分(始端位置A及びその近傍部分)において、底 面部12fの内表面C及び起立部12a3を任意好適な距離だけ離間させこれら 内表面C及び起立部12a3の間に、矩形状、三角形状、半円状或はそのほかの 任意好適な形状を有する開口22を形成する。この開口22を介して、袋状体1 2内部の荷物収納空間を流路12a2と連通させる。
【0021】 また流路12a2の始端部分(始端位置A及びその近傍部分)の開口22を左 の側面部12cから右の側面部12dまでの間のほぼ全体にわたり設け、さらに この流路12a2の始端部分の開口22領域において延出部12a1の下側流路 形成面B及び底面部12fの内表面Cがほぼ同じ位置となるように、延出部12 a1を底面部12fと結合する。これにより流路12a2の始端部分の開口22 領域において下側流路形成面B及び内表面Cの境界部分をほぼ平坦と成し、これ らの境界部分に荷物が滞るのを防止し荷物の流出が円滑に行なえるようにする。 これら流路形成面B及び内表面Cの位置がほぼ同じ位置となる領域を、図3に、 符号Dを付して示した。
【0022】 また流出方向Pと交差する方向における流路12a2の断面形状Sの大きさを 流出方向Pに沿って次第に小さくなるように変化させ、流路12a2の断面形状 Sを流路12a2の始端位置Aでは大きく及び終端位置Fでは小さくする。図示 例では、流路12a2の始端位置Aから所望の位置Eまでは、流路12a2の断 面形状Sを変化させ例えば流出方向に沿って次第に小さくなる錐状の流路12a 2を形成する。そして所望の位置Eから流路12a2の終端位置Fまでは、流路 12a2の断面形状Sを変化させずに等しくする。
【0023】 また荷物流出口16を流路12a1の終端位置Fに設ける。延出部12a1は 可撓性を有し折り畳み自在であり、この延出部12a1の終端側に流路12a2 を開閉自在に閉じる開閉部24を設ける。開閉部24は荷物流路の開閉を行なえ る任意好適な構造を有し、例えば袋状部24a及びロープ24bから成る。袋状 部24aを、流路12a2の軸線回りに沿って延出部12a1を一周するように 閉ループ状に、延出部12a1に設け、この袋状部24a内に閉ループ状のロー プ24bを設ける。ロープ24bが形成する閉ループを小さく或は大きくするこ とにより、流路12a2を閉じ或は開く。尚、開閉部24を必ずしも設ける必要 はない。
【0024】 また袋状体12の傾斜時に延出部12a1の下側流路形成面Bが底面部12f の内表面Cと同等かそれよりも大きく傾斜するように(図2参照)、延出部12 a1の下側流路形成面Bを形成する。
【0025】 さらに蓋部材26を流路12a2始端の開口22を閉じる位置に設ける。蓋部 材26の配設位置は流路12a2を閉じる任意好適な位置として良いが、荷物流 出口16を荷下ろし用容器の荷物流入口(図示せず)と結合する作業をし易くす るためには、流路12a2の始端側特に始端位置A或は始端位置A近傍に配置す るのが良い。
【0026】 尚、流路12a2の断面形状Sを段階的に変化させても良いし、流出方向Pに 沿ってスムースに変化させても良い。また流路12a2の始端位置Aから終端位 置Fまでの全領域にわたり断面形状Sを変化させても良いし、流路12a2の始 端位置Aから所望の位置Eまでの一部の領域のみで断面形状Sを変化させても良 い。さらに断面形状Sは少量輸送或は貯蔵に用いる荷下ろし用容器の荷物流入口 の形状に応じた任意好適な形状とすることができ、従って上述した実施例のほか 例えば断面形状Sを始端位置Aから終端位置Fまで等しくするようにしても良い 。さらにこの実施例では前面部12aの一部のみを延出部12a1としたが、前 面部12aの全部を延出部12a1とし起立部12a3を必ずしも設けなくとも よい。延出部12a1の構成はここに述べたものに限定されず任意好適な構成の ものに変更でき、例えば従来と同様の構成としても良い。
【0027】 図4は第一実施例の要部構成を概略的に示す正面図である。図4においては図 面の理解を助けるため延出部を一点鎖線で示した。
【0028】 この実施例では、操作部27(図1参照)は、蓋部材26を袋状体12内部に 着脱自在に係止する係止部28と、一端を係止部28及び蓋部材26の双方又は 一方に結合させ他端を袋状体12外部へ引き出した引出し部30とを備える。
【0029】 例えば、蓋部材26は可撓性を有するシート状部材であり、蓋部材26の下側 縁部を開口22近傍の下側流路形成面Bに固着し、蓋部材26の残りの縁部を係 止部28例えばスライドファスナを介して前面部12aの起立部12a3と着脱 自在に接続する。図4に流路12a2を閉じた状態の蓋部材26を示し、及び図 2に流路12a2を開いている状態の蓋部材26を示す。
【0030】 さらに引出し部30として例えば3個のフレキシブル部材30a、30b及び 30cを設ける。これらフレキシブル部材30a、30b及び30cはそれぞれ ひも、帯、鎖そのほかのフレキシブル部材である。そして各フレキシブル部材の 一端をスライドファスナが備えるスライダー28aの引手28bと接続し及び他 端を延出部12a1及び又はそのほかの袋状体12部分を摺動自在に貫通させて 流路12a2の外部へ引き出す。荷物流出口16を荷下ろし用容器の荷物流入口 と結合させてある状態でも、フレキシブル部材30a、30b及び30cを任意 好適な位置に配置することによりこれらフレキシブル部材を介してスライダー2 8aを袋状体12外部から操作でき、従ってスライドファスナを全開或は全閉状 態として流路12a2を開閉することができる。好ましくは、フレキシブル部材 30a、30b及び30cを貫通させた延出部12a2部分にそれぞれ封止部例 えばゴムパッド32a、32b及び32cを設け、各フレキシブル部材30a、 30b及び30cをそれぞれ封止部32a、32b及び32cに摺動自在に挿通 させる。これら封止部により異物が流路12a2内の荷物に混入したり荷物から 生じたほこりが流路12a2外へ流出するのを防止する。
【0031】 尚、係止部28をスライドファスナーとする他、例えば面ファスナー、溶着部 又は接着部としても良い。蓋部材26と袋状体12とを溶着或は接着により結合 させ、これらの結合部分を係止部28とする。従来周知の任意好適な溶着或は接 着技術を用いることにより、引出し部30を介し蓋部材26及び袋状体12の結 合部分を引き離すような力Tを加えると蓋部材26及び袋状体12の結合部分が 分離し流路12a2に開口22ができかつ力Tを加えない状態では蓋部材26及 び袋状体12が結合した状態を維持できるように、結合部28を形成することが できる。
【0032】 図5及び図6はこの考案の第二実施例の要部構成を拡大して概略的に示す側断 面図及び正面図である。図6は図1のII−II線に沿って取った側断面に対応する 断面を示す。尚、第一実施例の構成成分に対応する構成成分については同一の符 号を付して示し、その詳細な説明を省略する。
【0033】 この実施例では操作部34を、延出部12a1に開閉自在に設けた操作用開口 34aとする。延出部12a1の任意好適な一つ又は複数の箇所例えば上面部を 切り欠いて開口34aを形成し、延出部12a1の開口34a周縁部に係止部3 4b例えばスライドファスナ、面ファスナ或はそのほかを設け、係止部34bを 介し開口34aを開閉自在に閉じる。
【0034】 また前面部12aの起立部12a3及び蓋部材26を例えば一枚のシート状部 材から形成し一体と成す。そして荷下ろし時には、荷物流出口16を荷下ろし用 容器と結合させた状態で、開口34aを開き袋状体12外部から流路12a2内 に手を差し入れ、刃物等で一体と成した起立部12a3及び蓋部材26を例えば 図中一点鎖線で示す切断線に沿って切断し、これにより起立部12a3及び蓋部 材26を分離して開口22を形成する。尚、操作部34の開口34aを開いて流 路12a2の開口22を形成したとき、異物が流路12a2内の荷物に混入した り荷物から生じたほこりが流路12a2外へ拡散するのを効果的に防止するため 、フレキシブルな中空部材を、開口34aと連通させて延出部12a1に設け、 この中空部材内部に開口34aを収納するようにしても良い。そして中空部材に 腕を差し入れた状態で、中空部材を腕と密着させるように、ひも、ゴム輪等を用 いて絞り、異物混入やほこりの拡散を防止する。また延出部12a1に覗窓とし ての開口を形成しこの開口を透光性のシート状部材で閉じ、開口22形成時に流 路12a2内での手の動きを覗窓を介し見ることができるようにしても良い。
【0035】 図7はこの考案の第三実施例の要部構成を拡大して概略的に示す正面図、また 図8(A)及び(B)は第三実施例の操作部が備える係止部の構成を概略的に示 す正面図及び上面図である。図8(A)においては係止部の構成を一部切り欠い て示した。尚、第一実施例の構成成分に対応する構成成分については同一の符号 を付して示し、その詳細な説明を省略する。
【0036】 この実施例では操作部36は、開口36aを形成した枠部材36bと開口36 aの周縁部に設けた案内部36cとを備えて成る。
【0037】 図7及び図8にも示すように、例えば、枠部材36bを流路12a2の始端部 分に設け、流路12a2始端部分の開口22形状とほぼ同形状の開口36aを枠 部材36bの中央部に形成する。枠部材36bの開口36及び流路12a2の開 口22aを互いに接する位置或は同一位置に形成する。案内部36cはスリット 36c1及び溝36c2を備えて成る。スリット36c1を枠部材36b上面部 から開口36a上部まで枠部材36bを貫通させて形成し、溝36c2を開口3 6aの左側部、右側部及び下部に隣接する枠部材36b部分に形成する。蓋部材 26を板部材とし、この蓋部材26を着脱自在かつ摺動自在に案内部36cに嵌 め込み、蓋部材26により流路12a2を開閉自在に閉じる。この実施例では延 出部12a1の荷物流出口16を荷下ろし用容器の荷物流出口と結合した状態で 、流路12a2を閉じたり開いたりすることができる。
【0038】 図9及び図10はこの考案の第四実施例の要部構成を拡大して概略的に示す正 面図及び断面図である。図10(A)は図9のXA−XA線に沿って取った側断面を 、さらに図10(B)は図9のXB−XB線に沿って取った平断面を概略的に示す。 尚、第一実施例の構成成分に対応する構成成分については同一の符号を付して示 し、その詳細な説明を省略する。
【0039】 この実施例では操作部38を縫着部とする。そして蓋部材26を流路12a1 の開口22を閉じる位置に配置した状態で、蓋部材26の一部を袋状体に固着し 残りの部分を操作部38を介し着脱自在に袋状体12に係止する。そして操作部 38の糸目を袋状体12外表面に露出させるように形成し、露出する糸目の一部 を引っ張て糸目全体をほどけるようにする。このような糸目は例えばセメント袋 に見られるように従来周知の縫着技術により形成できる。図中、縫着部38の糸 目部分を二点鎖線で概略的に示す。
【0040】 例えば、延出部12a1の下側縁部G1、左側縁部G2、右側縁部G3及び上 側縁部G4をそれぞれ、袋状体12の底面部12f、左の側面部12c、右の側 面部12d及び起立部12a3に固着する。これらの固着部を図10中、波線を 付して示した。そして左側縁部G2及び左の側面部12cの未固着部分の間に蓋 部材26の左側縁部H2を挟んだ状態で、これら縁部G2部分、側面部12c及 び縁部H1を糸が貫くように縫着し、この縫着部を操作部38とする(図10( B)参照)。同様に、右側縁部G3及び右の側面部12dの未固着部分の間に蓋 部材26の右側縁部H3を挟んだ状態で、これら縁部G3部分、側面部12d及 び縁部H3を糸が貫くように縫着し、この縫着部を操作部38とする(図10( B)参照)。また上側縁部G4及び起立部12a3の未固着部分の間に蓋部材2 6の上側縁部H4を挟んだ状態で、これら縁部G4部分、起立部12a3及び縁 部H4を糸目が貫くように縫着し、この縫着部を操作部38とする(図10(A )参照)。そして蓋部材26の下側縁部H1を袋状体12の底面部12fに固着 させる。この固着部を図10中、波線を付して示した。
【0041】 この実施例では、延出部12a1の荷物流出口16を荷下ろし用容器の荷物流 入口と結合した状態で、袋状体12外部から操作部38を介し蓋部材26を開く ことができる。
【0042】 この考案は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、従って各構成成分 の構成、形状、配設位置、材料、寸法、配設個数及びそのほかの条件を任意好適 に変更できる。
【0043】
上述した説明からも明らかなように、この考案のインナーバッグによれば、延 出部流路を開閉自在に閉じる蓋部材と、蓋部材を袋状体外部から開く及び又は閉 じるための操作部とを備える。従って延出部流路を荷下ろし用容器と結合させた ままの状態で、蓋部材を操作部を介し袋状体外部から開く及び又は閉じることが できるので、荷物への異物混入の発生を低減できる。
【0044】 しかも蓋部材を延出部流路の始端側特に始端位置及び又はその近傍に設けた場 合には、延出部流路を荷下ろし用容器と結合させるときに延出部流路内に流入す る荷物を減少させ或はほとんど無くせるので、これらの結合作業が非常にしやす くなる。
【0045】 また蓋部材の開閉により延出部流路を開閉するので、延出部流路を開いたとき と閉じたときとで延出部が前面部から延出する長さはほとんど変化しない。従っ て荷下ろし作業がしやすいインナーバッグを提供できる。
【図1】この考案の第一実施例の全体構成を概略的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】この考案の第一実施例の要部構成を概略的に示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図3】この考案の第一実施例の要部構成を概略的に示
す平断面図である。
す平断面図である。
【図4】この考案の第一実施例の構成を概略的に示す正
面図である。
面図である。
【図5】この考案の第二実施例の要部構成を概略的に示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図6】この考案の第二実施例の構成を概略的に示す正
面図である。
面図である。
【図7】この考案の第三実施例の構成を概略的に示す正
面図である。
面図である。
【図8】(A)及び(B)はこの考案の第三実施例の係
止部の構成を概略的に示す正面図及び上面図である。
止部の構成を概略的に示す正面図及び上面図である。
【図9】この考案の第四実施例の構成を概略的に示す正
面図である。
面図である。
【図10】(A)及び(B)はこの考案の第四実施例の
構成を概略的に示す側断面図及び平断面図である。
構成を概略的に示す側断面図及び平断面図である。
10:インナーバッグ 12:袋状体 12a:前面部 12a1:延出部 12a2:流路 12b:後面部 12c、12d:側面部 12e:上面部 12f:底面部 14a〜14j:結合部 22:開口 26:蓋部材 27、34、36、38:操作部
Claims (4)
- 【請求項1】 前面部、後面部、左右の側面部、上面部
及び底面部を有するほぼ六面体構造の袋状体と、該袋状
体をコンテナ容器の内壁面に結合させるための結合部と
を備え、前記前面部は前記荷物の流出方向に延出し荷物
の流路を形成する延出部を有し、前記底面部が前面部側
で低く及び後面部側で高くなるように前記袋状体を傾斜
させて袋状体内部の荷物を前記延出部から袋状体外部へ
流し出すインナーバッグにおいて、 前記流路を開閉自在に閉じる蓋部材と、該蓋部材を袋状
体外部から開くための操作部とを備えて成ることを特徴
とするインナーバッグ。 - 【請求項2】 前記蓋部材を前記流路の始端又は始端近
傍に配置したことを特徴とする請求項1に記載のインナ
ーバッグ。 - 【請求項3】 前記操作部は、前記蓋部材を前記袋状体
内部に着脱自在に係止する係止部と、一端を前記係止部
及び蓋部材の双方又は一方に結合させ他端を袋状体外部
へ引き出した引出し部とを備えて成ることを特徴とする
請求項1に記載のインナーバッグ。 - 【請求項4】 前記操作部を、前記延出部に開閉自在に
設けた操作用開口としたことを特徴とする請求項1に記
載のインナーバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107973U JP2518855Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | インナーバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107973U JP2518855Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | インナーバッグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610196U true JPH0610196U (ja) | 1994-02-08 |
| JP2518855Y2 JP2518855Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=14472756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991107973U Expired - Fee Related JP2518855Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | インナーバッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518855Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999029597A1 (en) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Suntory Limited | Repeatedly utilizable inner bag for containers |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0176492U (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-23 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP1991107973U patent/JP2518855Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0176492U (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-23 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999029597A1 (en) * | 1997-12-05 | 1999-06-17 | Suntory Limited | Repeatedly utilizable inner bag for containers |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2518855Y2 (ja) | 1996-11-27 |
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Legal Events
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