JPH06102207A - X線あるいは中性子に作用する鏡を具えるデバイス - Google Patents
X線あるいは中性子に作用する鏡を具えるデバイスInfo
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- JPH06102207A JPH06102207A JP4256612A JP25661292A JPH06102207A JP H06102207 A JPH06102207 A JP H06102207A JP 4256612 A JP4256612 A JP 4256612A JP 25661292 A JP25661292 A JP 25661292A JP H06102207 A JPH06102207 A JP H06102207A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コリメーションスリットから発出する発散ビ
ームの最大量をブラグの法則により決定されたブラグ角
で受取る鏡を備えることを目的とする。 【構成】 所与の波長領域λのX線あるいは中性子に作
用する鏡を具えるデバイスであって、該鏡が凹面を持つ
基板と、上記の波長領域で反射し、かつ基板の上記の凹
面上に配設されている周期dを有する周期的多重層構造
とを具えるものにおいて、鏡の基板は、その面が好適な
劈開面であり、かつ鏡が管の一部分の形状をとるように
湾曲されている雲母の薄板により形成され、多重層構造
はそのように形成された凹空間に備えられ、鏡の曲率半
径は鏡が一定ブラグ角θで発散ビームの各放射線を受取
りかつ反射するようになっており、ブラグ角θはkが一
定である場合に2dsin θ=kλである多重層構造の周
期dと波長λの関数として選ばれる。
ームの最大量をブラグの法則により決定されたブラグ角
で受取る鏡を備えることを目的とする。 【構成】 所与の波長領域λのX線あるいは中性子に作
用する鏡を具えるデバイスであって、該鏡が凹面を持つ
基板と、上記の波長領域で反射し、かつ基板の上記の凹
面上に配設されている周期dを有する周期的多重層構造
とを具えるものにおいて、鏡の基板は、その面が好適な
劈開面であり、かつ鏡が管の一部分の形状をとるように
湾曲されている雲母の薄板により形成され、多重層構造
はそのように形成された凹空間に備えられ、鏡の曲率半
径は鏡が一定ブラグ角θで発散ビームの各放射線を受取
りかつ反射するようになっており、ブラグ角θはkが一
定である場合に2dsin θ=kλである多重層構造の周
期dと波長λの関数として選ばれる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、所与の波長領域λのX線あるい
は中性子に作用する鏡を具えるデバイスに関連し、該鏡
は凹面を持つ基板と、上記の波長領域で反射し、かつ基
板の上記の凹面上に配設されている周期dを有する周期
的多重層構造とを具えている。本発明はまた蛍光分光
計、X線回折計、あるいは例えば、シンクロトロンの光
学系の実現に使用される。
は中性子に作用する鏡を具えるデバイスに関連し、該鏡
は凹面を持つ基板と、上記の波長領域で反射し、かつ基
板の上記の凹面上に配設されている周期dを有する周期
的多重層構造とを具えている。本発明はまた蛍光分光
計、X線回折計、あるいは例えば、シンクロトロンの光
学系の実現に使用される。
【0002】
【背景技術】X線を反射する凹面鏡は1982年8月26日の
米国特許明細書第6/411,767 号から既知である。既知の
鏡の意図された適用はマイクロリソグラフィーである。
引用文書で提案されたデバイスはX線を反射しかつ準正
規入射光で動作するよう意図された準球形光学系を本質
的に備える技術的問題の解決を狙っている。
米国特許明細書第6/411,767 号から既知である。既知の
鏡の意図された適用はマイクロリソグラフィーである。
引用文書で提案されたデバイスはX線を反射しかつ準正
規入射光で動作するよう意図された準球形光学系を本質
的に備える技術的問題の解決を狙っている。
【0003】既知の鏡は約4.5nm の波長のX線を反射す
る多重層構造を具えている。この構造は152 層により形
成され、それは約0.76nmの厚さのタングステンのような
重材料と、約1.5nm の厚さを有する炭素のようなスペー
シング材料の交互層である。層の厚さは、鏡が単色性で
あり、従ってフィルタの付加を回避するように選ばれて
いる。反射多重層構造は約76mmの直径と、約380 μmの
厚さを有する平坦な円形シリコン基板上にまず実現され
る。
る多重層構造を具えている。この構造は152 層により形
成され、それは約0.76nmの厚さのタングステンのような
重材料と、約1.5nm の厚さを有する炭素のようなスペー
シング材料の交互層である。層の厚さは、鏡が単色性で
あり、従ってフィルタの付加を回避するように選ばれて
いる。反射多重層構造は約76mmの直径と、約380 μmの
厚さを有する平坦な円形シリコン基板上にまず実現され
る。
【0004】高品質な層を得るために、シリコン面はで
きる限り平滑である。従って、約0.3nm 以下の粗さは多
重層構造の形成前に研磨することにより得られる。引き
続いて、凹形状を与えるように平坦な鏡はマウントが備
えらていれる。このマウントは有用な鏡の光学フィール
ドをフリーのまま残すために、その中心から所与の距離
で基板を鏡の側面で支持する第1環状ベアリングと、基
板の周辺を鏡の反対面に押圧する第2環状ベアリングと
を具えている。このマウントはまた上記の圧力を制御す
るマイクロメータを具えている。このようにシリコン基
板に及ぼされた圧力の影響の下で、平坦な鏡は以前に実
現された多重層構造を著しく乱すことなく、約1mの曲
率半径を持つ凹形態を得ている。
きる限り平滑である。従って、約0.3nm 以下の粗さは多
重層構造の形成前に研磨することにより得られる。引き
続いて、凹形状を与えるように平坦な鏡はマウントが備
えらていれる。このマウントは有用な鏡の光学フィール
ドをフリーのまま残すために、その中心から所与の距離
で基板を鏡の側面で支持する第1環状ベアリングと、基
板の周辺を鏡の反対面に押圧する第2環状ベアリングと
を具えている。このマウントはまた上記の圧力を制御す
るマイクロメータを具えている。このようにシリコン基
板に及ぼされた圧力の影響の下で、平坦な鏡は以前に実
現された多重層構造を著しく乱すことなく、約1mの曲
率半径を持つ凹形態を得ている。
【0005】このように形成された凹形鏡は完全に球形
な光学系を形成しないが、それにもかかわらず回転光学
系であり、かつ例えば法線に対して約1°の入射角を囲
む放射線のようにほぼ垂直に入射するX線の反射が可能
である。
な光学系を形成しないが、それにもかかわらず回転光学
系であり、かつ例えば法線に対して約1°の入射角を囲
む放射線のようにほぼ垂直に入射するX線の反射が可能
である。
【0006】引用文献によると、最大反射率は使用され
たX線源の波長で正確に中心になく、従って、4.5nm の
波長の入射光の6%のみが反射された。
たX線源の波長で正確に中心になく、従って、4.5nm の
波長の入射光の6%のみが反射された。
【0007】従って、引用文献は蛍光分光計あるいはX
線回折計用の鏡の実現が試みられる場合に生起する他の
いくつかの問題をいかにして克服するかを教えない。
線回折計用の鏡の実現が試みられる場合に生起する他の
いくつかの問題をいかにして克服するかを教えない。
【0008】まず第1に、これらの装置はシリコンを含
む材料を含めて半導体材料を特徴付けるよう主として使
用され、かつその場合、シリコン鏡の寄生蛍光スペクト
ルあるいは回折ピークはこの特徴付けの結果を乱すこと
になる。
む材料を含めて半導体材料を特徴付けるよう主として使
用され、かつその場合、シリコン鏡の寄生蛍光スペクト
ルあるいは回折ピークはこの特徴付けの結果を乱すこと
になる。
【0009】従って研究された試料と同じ性質の基板材
料の使用は回避されなければならない。
料の使用は回避されなければならない。
【0010】第2に、意図されたX線あるいは中性子の
適用に対して、ブラグの法則2d=sin θ=kλが適用
される。
適用に対して、ブラグの法則2d=sin θ=kλが適用
される。
【0011】この関係は次のように解釈される。すなわ
ち、X線あるいは中性子用の鏡は、厚さdを有し、かつ
所与の波長λの反射多重層構造を形成するために堆積さ
れる2層システムにより、当業者に既知の従前の技術に
合わせて実現される。
ち、X線あるいは中性子用の鏡は、厚さdを有し、かつ
所与の波長λの反射多重層構造を形成するために堆積さ
れる2層システムにより、当業者に既知の従前の技術に
合わせて実現される。
【0012】角度θはブラグ角であり、すなわち、それ
は屈みに入射する明るいビームの軸、および鏡の表面に
より囲まれている角度である。
は屈みに入射する明るいビームの軸、および鏡の表面に
より囲まれている角度である。
【0013】X線あるいは中性子デバイスにおいて、ソ
ースはλが決められかつ固定されるように最初に選ばれ
る。他方、鏡はまたデバイスに実現されかつマウントさ
れ、従って2層システムの厚さdは固定され、かつ前以
て決定される。
ースはλが決められかつ固定されるように最初に選ばれ
る。他方、鏡はまたデバイスに実現されかつマウントさ
れ、従って2層システムの厚さdは固定され、かつ前以
て決定される。
【0014】それ故、所与のデバイスに含まれ、かつ所
与の波長で作用する所与の鏡は、例えばk=1で与えら
れたkを持つブラグピークの幅に依存する近似を持つ所
与のブラグ角以外のビームの受取りを許容しない。ブラ
グピークの幅は非常に小さく、従って、ブラグ角はブラ
グ関係式により与えられた中心値の周りでむしろ厳密に
制限される。
与の波長で作用する所与の鏡は、例えばk=1で与えら
れたkを持つブラグピークの幅に依存する近似を持つ所
与のブラグ角以外のビームの受取りを許容しない。ブラ
グピークの幅は非常に小さく、従って、ブラグ角はブラ
グ関係式により与えられた中心値の周りでむしろ厳密に
制限される。
【0015】このことは、ブラグ関係式により決定され
た角度θからずっと偏移しているブラグ角で鏡に入射す
る任意の放射線が反射されず、従って鏡の反射率は入射
ビームがさらに拡散するにつれて小さくなることを意味
している。
た角度θからずっと偏移しているブラグ角で鏡に入射す
る任意の放射線が反射されず、従って鏡の反射率は入射
ビームがさらに拡散するにつれて小さくなることを意味
している。
【0016】従って、上述のX線あるいは中性子デバイ
スは鏡にぶつかるビームに対して少なくとも1つのコリ
メーションスリットを具えている。このように、鏡に到
着するビームは必然的に発散する。従って、放射線の非
常に大きな部分は、例えば鏡が平坦である場合のように
ブラグ角で鏡に到着しない。その結果、そのような平坦
鏡の反射率は意図された適用に使用する場合に小さい。
スは鏡にぶつかるビームに対して少なくとも1つのコリ
メーションスリットを具えている。このように、鏡に到
着するビームは必然的に発散する。従って、放射線の非
常に大きな部分は、例えば鏡が平坦である場合のように
ブラグ角で鏡に到着しない。その結果、そのような平坦
鏡の反射率は意図された適用に使用する場合に小さい。
【0017】従って、解決すべき技術的問題は、その形
態がコリメーションスリットから発出する発散ビームの
放射線の最大量をブラグの法則により決定されたブラグ
角で受取るよう特に適応されている鏡を備えることであ
る。換言すれば、2つの垂直方向で異なる方向に発散す
るビームのすべての放射線あるいはその大部分は、鏡の
最大反射率を達成するために課せられたブラグ角度で鏡
に到着しなければならない。
態がコリメーションスリットから発出する発散ビームの
放射線の最大量をブラグの法則により決定されたブラグ
角で受取るよう特に適応されている鏡を備えることであ
る。換言すれば、2つの垂直方向で異なる方向に発散す
るビームのすべての放射線あるいはその大部分は、鏡の
最大反射率を達成するために課せられたブラグ角度で鏡
に到着しなければならない。
【0018】この技術的問題を解決するために、回転構
造を有する従前の鏡は平坦な鏡よりも適切ではない、と
いうのは、スリットによりコリメートされたビームが回
転対称を有していないからである。さらに、既知の鏡は
1mの非常に大きい曲率半径以上で形成できない。
造を有する従前の鏡は平坦な鏡よりも適切ではない、と
いうのは、スリットによりコリメートされたビームが回
転対称を有していないからである。さらに、既知の鏡は
1mの非常に大きい曲率半径以上で形成できない。
【0019】この技術的問題を解決するために、非常に
特殊な形態が与えられる多重層鏡、すなわちシリコン基
板を具える既知の鏡以上に歪み得る鏡を所与の特定の方
向で利用可能である必要があることは明らかであろう。
特殊な形態が与えられる多重層鏡、すなわちシリコン基
板を具える既知の鏡以上に歪み得る鏡を所与の特定の方
向で利用可能である必要があることは明らかであろう。
【0020】第3に、現状の技術から既に知られている
ように基板は高品質な面を有していることが絶対的に必
要である。実際に、一様な多重層構造の究極の構成は、
基板の任意の欠陥が層の数の増大とともに伝搬できない
ように基板が十分平滑である場合にのみ実現できる。し
かし、引用文献によると、基板の表面の小さい粗さは念
入りな研磨操作の結果であり、それは熟練した人間を要
求するために工業的観点から時間が掛かりかつ高価な操
作である。従って、上述の技術的問題の解決を可能とす
る鏡を実現するために、既知の基板に比べて粗さが少な
くならびに費用が掛からない基板を探すことが望まし
い。
ように基板は高品質な面を有していることが絶対的に必
要である。実際に、一様な多重層構造の究極の構成は、
基板の任意の欠陥が層の数の増大とともに伝搬できない
ように基板が十分平滑である場合にのみ実現できる。し
かし、引用文献によると、基板の表面の小さい粗さは念
入りな研磨操作の結果であり、それは熟練した人間を要
求するために工業的観点から時間が掛かりかつ高価な操
作である。従って、上述の技術的問題の解決を可能とす
る鏡を実現するために、既知の基板に比べて粗さが少な
くならびに費用が掛からない基板を探すことが望まし
い。
【0021】さらに、多重層システムは非平坦基板上に
実現できない。従って、基板は多重層構造の形成の後で
凹にされなければならない。
実現できない。従って、基板は多重層構造の形成の後で
凹にされなければならない。
【0022】
【発明の開示】これらの目的は請求項1の導入部で規定
されたデバイスにより達成され、かつ鏡の基板は、その
面が好適な劈開面(cleavage plane)であり、かつ鏡が
管の一部分の形状をとるように湾曲されている雲母の薄
板により形成され、多重層構造はそのように形成された
凹空間に備えられ、鏡の曲率半径は鏡が一定ブラグ角θ
で発散ビームの各放射線を受取りかつ反射するようにな
っており、ブラグ角θはブラグの法則を満足するため
に、kが一定である場合に2dsin θ=kλであるよう
に多重層構造の周期dと波長λの関数として選ばれてい
ることを特徴としている。
されたデバイスにより達成され、かつ鏡の基板は、その
面が好適な劈開面(cleavage plane)であり、かつ鏡が
管の一部分の形状をとるように湾曲されている雲母の薄
板により形成され、多重層構造はそのように形成された
凹空間に備えられ、鏡の曲率半径は鏡が一定ブラグ角θ
で発散ビームの各放射線を受取りかつ反射するようにな
っており、ブラグ角θはブラグの法則を満足するため
に、kが一定である場合に2dsin θ=kλであるよう
に多重層構造の周期dと波長λの関数として選ばれてい
ることを特徴としている。
【0023】本発明により達成された利点は、基板に雲
母の薄板を使用することからなり、非常に柔軟な材料は
利用可能であり、それは管の一部分の形に湾曲するのに
特に適している。管の半径は5cmほど小さくでき、かつ
雲母の柔軟性のために無限の範囲の別の値から選ぶこと
ができる
母の薄板を使用することからなり、非常に柔軟な材料は
利用可能であり、それは管の一部分の形に湾曲するのに
特に適している。管の半径は5cmほど小さくでき、かつ
雲母の柔軟性のために無限の範囲の別の値から選ぶこと
ができる
【0024】本発明により達成された他の利点は、高価
な研磨操作を必要とすること無しに、雲母の劈開面が特
に平滑であり、かつ反射構造の層の受入れに適している
ということからなっている。
な研磨操作を必要とすること無しに、雲母の劈開面が特
に平滑であり、かつ反射構造の層の受入れに適している
ということからなっている。
【0025】このように、雲母の薄板上に形成された多
重層構造を適当に曲げることにより、X線あるいは中性
子ビームの所与の方向の入射点で、その点の雲母の薄板
の接線が上記の放射線とブラグ角θを囲み、関係式2d
sin θ=kλが満足でき、ここで周期dとソースの波長
λが予め決定されているような曲率であることでそれは
達成できる。最大反射率を達成する問題はこのようにし
て解決される。
重層構造を適当に曲げることにより、X線あるいは中性
子ビームの所与の方向の入射点で、その点の雲母の薄板
の接線が上記の放射線とブラグ角θを囲み、関係式2d
sin θ=kλが満足でき、ここで周期dとソースの波長
λが予め決定されているような曲率であることでそれは
達成できる。最大反射率を達成する問題はこのようにし
て解決される。
【0026】本発明の適当な実施例は、鏡が円筒の側面
の一部分の形をした管の一部分の形状をとる場合に得ら
れる。
の一部分の形をした管の一部分の形状をとる場合に得ら
れる。
【0027】しかし、もしスリットが発散ビームを伝達
するなら、放射線は2つの垂直方向で別々に発散しよ
う。
するなら、放射線は2つの垂直方向で別々に発散しよ
う。
【0028】従って、本発明の改良された実施例は、鏡
が円環体の側面の一部分の形をした管の一部分の形状を
とる場合に得られる。
が円環体の側面の一部分の形をした管の一部分の形状を
とる場合に得られる。
【0029】本発明の他の改良された実施例は、鏡が楕
円体の側面の一部分の形をした管の一部分のような形状
をとる場合に得られる。
円体の側面の一部分の形をした管の一部分のような形状
をとる場合に得られる。
【0030】1つの実施例において、反射多重層構造は
多重層構造の周期を構成する厚さdを有する2層システ
ムあるいは3層システムの重畳により形成され、各シス
テムは少なくとも1つの反射材料の層と所与の波長λの
領域のスペーシング材料の1つの層とを具えている。
多重層構造の周期を構成する厚さdを有する2層システ
ムあるいは3層システムの重畳により形成され、各シス
テムは少なくとも1つの反射材料の層と所与の波長λの
領域のスペーシング材料の1つの層とを具えている。
【0031】X線に使用するために、反射多重層構造は
反射材料として役立つ1層のニッケルと、スペーシング
材料として役立つ1層の炭素により形成された2層シス
テムの重畳により形成されることが好ましいであろう。
反射材料として役立つ1層のニッケルと、スペーシング
材料として役立つ1層の炭素により形成された2層シス
テムの重畳により形成されることが好ましいであろう。
【0032】中性子に適用するために、反射多重層構造
は反射材料として役立つ1層のニッケルと、スペーシン
グ材料として役立つ1層のチタンにより形成された2層
システムの重畳により形成されることが好ましいであろ
う。
は反射材料として役立つ1層のニッケルと、スペーシン
グ材料として役立つ1層のチタンにより形成された2層
システムの重畳により形成されることが好ましいであろ
う。
【0033】各場合において、反射材料の層は1.5nm 程
度の厚さを有することが好ましく、かつスペーシング材
料は3nm程度の厚さを有することが好ましい。多重層構
造のすべての2層システムは相互に同一であり、かつそ
のような約50のシステムが備えられるか、あるいは50個
より多くの多数のシステムさえ備えられている。
度の厚さを有することが好ましく、かつスペーシング材
料は3nm程度の厚さを有することが好ましい。多重層構
造のすべての2層システムは相互に同一であり、かつそ
のような約50のシステムが備えられるか、あるいは50個
より多くの多数のシステムさえ備えられている。
【0034】1つの実施例において、層は鏡の全面にわ
たって一様な厚さを有し、かつ多重層構造にわたって同
じ厚さを有している。
たって一様な厚さを有し、かつ多重層構造にわたって同
じ厚さを有している。
【0035】改良された実施例において、層はそれらが
備えられている鏡の領域の関数としてゆっくりと変化す
る厚さを有し、上記の厚さの変化は上記の領域に入射す
る放射線のブラグ角θの変化を上記の領域で補償し、従
ってブラグの法則は鏡のすべての領域で満足される。
備えられている鏡の領域の関数としてゆっくりと変化す
る厚さを有し、上記の厚さの変化は上記の領域に入射す
る放射線のブラグ角θの変化を上記の領域で補償し、従
ってブラグの法則は鏡のすべての領域で満足される。
【0036】
【実施例】添付図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は平坦多重層鏡の断面図である。この鏡はその
表面101 と102 が好適な劈開面に沿う雲母のブロックの
劈開により得られる雲母の薄板により形成される基板10
0 を具えている。例えば、本発明を遂行する雲母の適当
な薄板はメタフィックス(METAFIX )、モントディディ
デール(Montdidier)(80500 フランス)、参照CLSS
「スクラッチレス(scratchless )から得ることができ
る。
る。図1は平坦多重層鏡の断面図である。この鏡はその
表面101 と102 が好適な劈開面に沿う雲母のブロックの
劈開により得られる雲母の薄板により形成される基板10
0 を具えている。例えば、本発明を遂行する雲母の適当
な薄板はメタフィックス(METAFIX )、モントディディ
デール(Montdidier)(80500 フランス)、参照CLSS
「スクラッチレス(scratchless )から得ることができ
る。
【0037】好適な厚さは20から50μmである。好適な
寸法は、劈開面に平行に測定して、50×50mmから150 ×
150mm の範囲にある。
寸法は、劈開面に平行に測定して、50×50mmから150 ×
150mm の範囲にある。
【0038】10μmと200 μmの間の厚さは雲母を劈開
することにより得られ、かつ劈開面に平行な寸法は同じ
厚さで変化でき、かつまた厚さの関数として変化でき
る。
することにより得られ、かつ劈開面に平行な寸法は同じ
厚さで変化でき、かつまた厚さの関数として変化でき
る。
【0039】この鏡はまた、例えば表面101 上で雲母基
板の劈開面の1つに備えられ、周期dを有しかつX線あ
るいは中性子を反射する周期的多重層構造を具えてい
る。
板の劈開面の1つに備えられ、周期dを有しかつX線あ
るいは中性子を反射する周期的多重層構造を具えてい
る。
【0040】多重層構造10は、厚さdを有しかつ例えば
反射材料の層Aとスペーシング材料の層Bにより形成さ
れる2層システムA,Bの重畳により形成されている。
これらの材料はお互いにできる限り異なっている光学的
係数を有するように選ばれ、材料は使用された波長の放
射に対して透明である。
反射材料の層Aとスペーシング材料の層Bにより形成さ
れる2層システムA,Bの重畳により形成されている。
これらの材料はお互いにできる限り異なっている光学的
係数を有するように選ばれ、材料は使用された波長の放
射に対して透明である。
【0041】例えば、波長4.5nm のX線に多重層鏡を使
用する際、各2層システムは反射材料として役立つニツ
ケルの層Aと、スペーシング材料として役立つ炭素の層
Bとの組み合わせにより形成されることが好ましい。
用する際、各2層システムは反射材料として役立つニツ
ケルの層Aと、スペーシング材料として役立つ炭素の層
Bとの組み合わせにより形成されることが好ましい。
【0042】たの実施例において、1nm程度の波長の中
性子に多重層鏡を使用する際、各2層システムは反射材
料として役立つニツケルの層Aと、スペーシング材料と
して役立つチタンの層Bとの組み合わせにより形成され
ることが好ましい。
性子に多重層鏡を使用する際、各2層システムは反射材
料として役立つニツケルの層Aと、スペーシング材料と
して役立つチタンの層Bとの組み合わせにより形成され
ることが好ましい。
【0043】双方の場合に、反射材料の層Aは1.5nm 程
度の厚さを有することが好ましく、かつスペーシング材
料の層Bは3nm程度の厚さを有することが好ましい。こ
のように、周期dあるいは2層システムの厚さは4,5nm
となろう。
度の厚さを有することが好ましく、かつスペーシング材
料の層Bは3nm程度の厚さを有することが好ましい。こ
のように、周期dあるいは2層システムの厚さは4,5nm
となろう。
【0044】所与の多重層構造において、すべての重畳
された2層システムは選ばれた波長に対してできる限り
高い反射率を得るようできる限り同一にされよう。
された2層システムは選ばれた波長に対してできる限り
高い反射率を得るようできる限り同一にされよう。
【0045】まず、タイプBのスペーシング層は基板に
接触して実現され、上記の層はバッファ層として役立つ
ことが好ましい。2層A,Bの堆積は反射材料の層Aで
始まり、スペーシング材料の層Bで終わるであろう。
接触して実現され、上記の層はバッファ層として役立つ
ことが好ましい。2層A,Bの堆積は反射材料の層Aで
始まり、スペーシング材料の層Bで終わるであろう。
【0046】鏡に対して50%程度の適当な反射率を得る
ために、約50個の2層システムの堆積が望ましいであろ
う。堆積10の2層システムの数が大きくなるにつれて反
射率は増大する。
ために、約50個の2層システムの堆積が望ましいであろ
う。堆積10の2層システムの数が大きくなるにつれて反
射率は増大する。
【0047】雲母が基板100 に選ばれる場合、好適な劈
開面の表面条件は非常に平滑なことである。表面の粗さ
は0.3nm から0.4nm 程度である。しかし、従前の技術の
デバイスに対して、この表面条件は非常に容易に得るこ
とができる。というのは、それは念入りな研磨操作から
生じるのではなく、劈開により自動的に簡単に得られる
からである。
開面の表面条件は非常に平滑なことである。表面の粗さ
は0.3nm から0.4nm 程度である。しかし、従前の技術の
デバイスに対して、この表面条件は非常に容易に得るこ
とができる。というのは、それは念入りな研磨操作から
生じるのではなく、劈開により自動的に簡単に得られる
からである。
【0048】多重層構造の層A,Bは、例えば超真空に
おける無線周波ダイオード粉砕(RFdiode pulverizatio
n)により実現できる。雲母上の多重層析出層の品質は
シリコン上に析出された層の品質ほど良好であるという
実験が立証されている。
おける無線周波ダイオード粉砕(RFdiode pulverizatio
n)により実現できる。雲母上の多重層析出層の品質は
シリコン上に析出された層の品質ほど良好であるという
実験が立証されている。
【0049】実施例で使用された雲母基板は単斜晶系
(monoclinic system )で結晶する天然白雲母(natura
l muscovite )であった。この結晶は完全、柔軟かつ弾
性的な劈開を提供する。単結晶の対称面は劈開に垂直に
延在する。しかし、その化学的多様性が非常に大きい同
等に使用可能であるが、密接な結晶関係を有する非常に
多数の雲母が存在する。
(monoclinic system )で結晶する天然白雲母(natura
l muscovite )であった。この結晶は完全、柔軟かつ弾
性的な劈開を提供する。単結晶の対称面は劈開に垂直に
延在する。しかし、その化学的多様性が非常に大きい同
等に使用可能であるが、密接な結晶関係を有する非常に
多数の雲母が存在する。
【0050】実際には、化学的組成、結晶パラメータ、
対称群、および密度が1つの雲母から他の雲母にわたっ
て変化できるが、しかし結晶動因(crystalline motiv
e)が酸素原子の数とフッ素の数が0+F=12なるよう
に常に具えられている。すべての雲母の化学的組成は次
の一般式 XY2-3 (SiAl)4 O10(OH ,F)2 により表現され、ここでXは一般にはKであり、まれに
はNaあるいはCaであり、かつYはAlもしくはMgもしくは
Feである。一方では、FeとTiはSiとAlで置き換えること
もできる。
対称群、および密度が1つの雲母から他の雲母にわたっ
て変化できるが、しかし結晶動因(crystalline motiv
e)が酸素原子の数とフッ素の数が0+F=12なるよう
に常に具えられている。すべての雲母の化学的組成は次
の一般式 XY2-3 (SiAl)4 O10(OH ,F)2 により表現され、ここでXは一般にはKであり、まれに
はNaあるいはCaであり、かつYはAlもしくはMgもしくは
Feである。一方では、FeとTiはSiとAlで置き換えること
もできる。
【0051】天然単斜晶白雲母の場合、結晶パラメータ
は、β=95°30′で a=0.519nm b=0.904nm c=2.008nm である。
は、β=95°30′で a=0.519nm b=0.904nm c=2.008nm である。
【0052】劈開面はaに垂直な(c sinβ, b)によ
って決定される。密度は2.80程度であり、従ってメッシ
ュは2つの基本薄板を含み、そこで白雲母2Mという名
前である。白雲母は最も共通な複八面体(dioctahedra
l)雲母(すなわちイオンYの数が2である)。それは
温度700 °まて安定であり、その後でそれは脱水(dehy
drate )となり始める。
って決定される。密度は2.80程度であり、従ってメッシ
ュは2つの基本薄板を含み、そこで白雲母2Mという名
前である。白雲母は最も共通な複八面体(dioctahedra
l)雲母(すなわちイオンYの数が2である)。それは
温度700 °まて安定であり、その後でそれは脱水(dehy
drate )となり始める。
【0053】他の通常の雲母もまた(例えばメタフィッ
クス[METZFIX ]からの)商用的に利用可能である。す
なわちトリオクタヘドラルトリシリコン(trioctahedra
l trisilicon)である金雲母(phlogopite)あり、それ
は温度1050°Cまで安定であり、それを越えると脱水し
始める。
クス[METZFIX ]からの)商用的に利用可能である。す
なわちトリオクタヘドラルトリシリコン(trioctahedra
l trisilicon)である金雲母(phlogopite)あり、それ
は温度1050°Cまで安定であり、それを越えると脱水し
始める。
【0054】反射多重層構造10の基板100 は、本発明が
解決を提供しようとする技術的問題の種々の態様を解決
するために雲母から作成されるよう選ばれている。
解決を提供しようとする技術的問題の種々の態様を解決
するために雲母から作成されるよう選ばれている。
【0055】まず第1に、半導体材料III-VあるいはII
−VIの特徴付けに最もしばしば使用される蛍光分光計あ
るいはX線回折計の光学系の実現に対して、雲母は寄生
蛍光スペクトルあるいは擾乱屈折ピークを生成しない。
−VIの特徴付けに最もしばしば使用される蛍光分光計あ
るいはX線回折計の光学系の実現に対して、雲母は寄生
蛍光スペクトルあるいは擾乱屈折ピークを生成しない。
【0056】さらに、上記の装置ならびに例えばシンク
ロトロンの実現に対して、光は使用された波長領域で反
射する鏡により反射される前にコリメーションスリット
を横断する。解像度毎のスリット(slit per definitio
n )はその横方向寸法を越える長手方向寸法を有してい
る。
ロトロンの実現に対して、光は使用された波長領域で反
射する鏡により反射される前にコリメーションスリット
を横断する。解像度毎のスリット(slit per definitio
n )はその横方向寸法を越える長手方向寸法を有してい
る。
【0057】図2、図3aおよび図3bは前述のX線あ
るいは中性子デバイスの反射光学系の実現に解決法を提
供する鏡の形態の3つの実例を示している。一般的に言
うと、雲母基板上の鏡は管の一部分に従って湾曲してい
る。
るいは中性子デバイスの反射光学系の実現に解決法を提
供する鏡の形態の3つの実例を示している。一般的に言
うと、雲母基板上の鏡は管の一部分に従って湾曲してい
る。
【0058】図2を参照すると、管の一部分の形をした
鏡は長軸XX′を有する円筒の一部分の形状を有してい
る。基板100 は円筒の外面に一致し、かつ反射部分10は
このように形成された凹空間に位置し、すなわち円筒の
内部に対面している。
鏡は長軸XX′を有する円筒の一部分の形状を有してい
る。基板100 は円筒の外面に一致し、かつ反射部分10は
このように形成された凹空間に位置し、すなわち円筒の
内部に対面している。
【0059】上述の雲母の柔軟かつ弾性的な薄板により
形成された基板の場合に、軸XX′は劈開面の任意の方
向に平行に延在でき、換言すれば50×50mmあるいは150
×150mm の薄板の任意の方向に平行に延在でき、これは
縁部に平行な方向ならびに対角線に平行な方向であろ
う。一般的に言って、方向XX′はは商用的に得られた
雲母の四角薄板の縁部に平行に延在するようしばしば選
ばれよう。
形成された基板の場合に、軸XX′は劈開面の任意の方
向に平行に延在でき、換言すれば50×50mmあるいは150
×150mm の薄板の任意の方向に平行に延在でき、これは
縁部に平行な方向ならびに対角線に平行な方向であろ
う。一般的に言って、方向XX′はは商用的に得られた
雲母の四角薄板の縁部に平行に延在するようしばしば選
ばれよう。
【0060】上述の雲母の薄板を使用すると、実験室の
テストでは50mm程小さい曲率半径が得られ、すなわちシ
リコン基板の場合より20倍も小さい曲率半径が得られ
る。このように、一方向に強く収束する鏡が得られる。
工業的適用では、雲母のこれらの薄板は50mmと500mm の
間の曲率半径が通常得られ、そしてしばしば100mm 程度
であり、雲母の四角薄板の側面の寸法Lは70mmと120mm
の間にある。
テストでは50mm程小さい曲率半径が得られ、すなわちシ
リコン基板の場合より20倍も小さい曲率半径が得られ
る。このように、一方向に強く収束する鏡が得られる。
工業的適用では、雲母のこれらの薄板は50mmと500mm の
間の曲率半径が通常得られ、そしてしばしば100mm 程度
であり、雲母の四角薄板の側面の寸法Lは70mmと120mm
の間にある。
【0061】基板の湾曲の条件はブラグの法則に従って
いる。というのは、軟X線の波長領域では、例えばλ≒
4,5nm での適用に対しては1nm≦λ≦30nm、あるいは冷
中性子では、例えばλ≒1nmでの適用に対しては0.1nm
≦λ≦1nmである。
いる。というのは、軟X線の波長領域では、例えばλ≒
4,5nm での適用に対しては1nm≦λ≦30nm、あるいは冷
中性子では、例えばλ≒1nmでの適用に対しては0.1nm
≦λ≦1nmである。
【0062】上記の実施例に対して、反射鏡は図1に示
された周期dを有する周期的多重層構造により形成され
る。これらの周期的構造を使用すると、反射率はブラグ
の法則 2dsin θ=kλ に従うピークの形をした最大値を示し、ここでλはX線
あるいは中性子ソースにより固定された波長であり、d
は鏡の製造の間に固定された周期であり、θはブラグの
角度、すなわち鏡の平面に対する、あるいはもしも鏡が
湾曲しているなら入射点における鏡の接線に対する入射
ビームの放射線によって囲まれた角度であり、kは1に
等しく選ばれた反射次数(order of reflection )であ
る。
された周期dを有する周期的多重層構造により形成され
る。これらの周期的構造を使用すると、反射率はブラグ
の法則 2dsin θ=kλ に従うピークの形をした最大値を示し、ここでλはX線
あるいは中性子ソースにより固定された波長であり、d
は鏡の製造の間に固定された周期であり、θはブラグの
角度、すなわち鏡の平面に対する、あるいはもしも鏡が
湾曲しているなら入射点における鏡の接線に対する入射
ビームの放射線によって囲まれた角度であり、kは1に
等しく選ばれた反射次数(order of reflection )であ
る。
【0063】鏡に入射しかつ例えばスリットから発生す
るビームが発散するから、ブラグ角θはもし鏡が平坦な
らビームの1つの放射線かあるいはビームの別の放射線
が考慮されるかどうかに依存して変化しよう。
るビームが発散するから、ブラグ角θはもし鏡が平坦な
らビームの1つの放射線かあるいはビームの別の放射線
が考慮されるかどうかに依存して変化しよう。
【0064】他方、ソースと鏡のパラメータdとλが前
以て固定されるから、鏡の最大反射率を得るために、ビ
ームのすべての放射線に対して、あるいはその最大値に
対してブラグの法則を満足するようブラグ角θが同じで
あることが強制される。
以て固定されるから、鏡の最大反射率を得るために、ビ
ームのすべての放射線に対して、あるいはその最大値に
対してブラグの法則を満足するようブラグ角θが同じで
あることが強制される。
【0065】従って、本発明によると、発散ビームの放
射線の大部分がブラグの法則を満足するのに必要とされ
るブラグ角θで鏡に到達するよう鏡の基板は湾曲され
る。反射率はこのようにして最大である。
射線の大部分がブラグの法則を満足するのに必要とされ
るブラグ角θで鏡に到達するよう鏡の基板は湾曲され
る。反射率はこのようにして最大である。
【0066】従って、管の一部分の形をした鏡の真っす
ぐな断面は、円形の一部分、楕円の一部分、あるいは入
射放射線が上記のブラグの法則により規定された角度θ
を有することを保証するのに適している任意の曲線であ
ろう。
ぐな断面は、円形の一部分、楕円の一部分、あるいは入
射放射線が上記のブラグの法則により規定された角度θ
を有することを保証するのに適している任意の曲線であ
ろう。
【0067】上述のスリットから発出する発散ビームが
横方向よりも長手方向でさらに発散するため、θの変化
を補正するために円環体の一部分の形状をしている反射
鏡から構成できる(図3bを見よ)。
横方向よりも長手方向でさらに発散するため、θの変化
を補正するために円環体の一部分の形状をしている反射
鏡から構成できる(図3bを見よ)。
【0068】その場合、多重層構造の基板として使用さ
れた雲母の薄板は2方向に湾曲される。曲率半径の1つ
は上に示されたように100mm 程度と非常に小さく、第2
曲率半径は例えば約1mとずっと大きい。
れた雲母の薄板は2方向に湾曲される。曲率半径の1つ
は上に示されたように100mm 程度と非常に小さく、第2
曲率半径は例えば約1mとずっと大きい。
【0069】図3aを参照すると、楕円体の一部分の形
状をした反射鏡もまた使用することができる。
状をした反射鏡もまた使用することができる。
【0070】雲母は非常に柔軟な材料であり、管の一部
分の形をした形状を得るための第1曲率は非常に実現が
容易である。反射構造100 の形成の後で、接着、吸引あ
るいは機構技術の当業者に既知の他の手段によって基板
10を固定することで十分である。
分の形をした形状を得るための第1曲率は非常に実現が
容易である。反射構造100 の形成の後で、接着、吸引あ
るいは機構技術の当業者に既知の他の手段によって基板
10を固定することで十分である。
【0071】しかし、雲母は引っ張りに所与の抵抗を示
す材料であり、図3aおよび図3bの楕円形状あるいは
環状形状を実現するためには他の曲率半径を得るのはさ
らに困難である。本発明によると、スリットから出るビ
ームに対して、これらの他の曲率半径が大きいという理
由でこのことは問題ではない。
す材料であり、図3aおよび図3bの楕円形状あるいは
環状形状を実現するためには他の曲率半径を得るのはさ
らに困難である。本発明によると、スリットから出るビ
ームに対して、これらの他の曲率半径が大きいという理
由でこのことは問題ではない。
【0072】さらに、周期的構造100 を形成する層が15
0 °Cと300 °Cとの間の温度範囲の熱的処理により改
善されることに注意すべきである。その温度で、雲母は
劣化せず、かつ図3aと図3bに示された他の曲率半径
を得るよう冷状態よりもさらに容易にそれ自身を適応さ
せる。
0 °Cと300 °Cとの間の温度範囲の熱的処理により改
善されることに注意すべきである。その温度で、雲母は
劣化せず、かつ図3aと図3bに示された他の曲率半径
を得るよう冷状態よりもさらに容易にそれ自身を適応さ
せる。
【0073】しかし、雲母があまり柔軟でない方向でビ
ームの発散を補償する他の方法もまた遂行できる。
ームの発散を補償する他の方法もまた遂行できる。
【0074】この方法は平均値θの周りでビームの発散
±Δθの先行計算を必要とし、かつブラグ法則の適用に
より、ブラグの法則を満足するために変動±Δθの補償
を可能にする、層の周期dの変動±Δθの計算を必要と
する。
±Δθの先行計算を必要とし、かつブラグ法則の適用に
より、ブラグの法則を満足するために変動±Δθの補償
を可能にする、層の周期dの変動±Δθの計算を必要と
する。
【0075】このように、その周期dが鏡の所与の領域
でゆっくり変化する反射多重層構造を有する鏡が得られ
る。例えば、周期がdである領域の両側で、鏡は周期が
ゆつくりとd+Δdとd−Δdになる2つの領域を有す
るであろう。
でゆっくり変化する反射多重層構造を有する鏡が得られ
る。例えば、周期がdである領域の両側で、鏡は周期が
ゆつくりとd+Δdとd−Δdになる2つの領域を有す
るであろう。
【0076】周期dの領域で、鏡の反射率はブラグ角が
θの場合に最大になり、そして周期d±Δdの領域で鏡
の反射率はブラグ角が(ビームの発散から)θ±Δθの
場合に最大である。
θの場合に最大になり、そして周期d±Δdの領域で鏡
の反射率はブラグ角が(ビームの発散から)θ±Δθの
場合に最大である。
【0077】図4はいかにしてスリットGからの発散ビ
ーム(M1 G′,M2 G′)、この場合に横方向から見
て円筒の一部分である基板100 上の多重層10の曲率のた
めにブラグ角θで反射されるかを例示している。反射さ
れたビームは(M1 G′,M 2 G′)である。曲率半径
はOM0 である。セクションの平面は図2のY′Y,
Z′Zである。スリットGの映像はG′で得られる。
ーム(M1 G′,M2 G′)、この場合に横方向から見
て円筒の一部分である基板100 上の多重層10の曲率のた
めにブラグ角θで反射されるかを例示している。反射さ
れたビームは(M1 G′,M 2 G′)である。曲率半径
はOM0 である。セクションの平面は図2のY′Y,
Z′Zである。スリットGの映像はG′で得られる。
【0078】これらの状況の下で、コリメーションスリ
ットGがX線ソースにより対物F1F2 の照明から生じ
る発散ビームを供給する場合、対物F1 F2 の特徴付け
に関連する情報は反射されたビームの通路に、G′に配
設された第2スリットを通過した後で検出器を配設する
ことにより得ることができる。
ットGがX線ソースにより対物F1F2 の照明から生じ
る発散ビームを供給する場合、対物F1 F2 の特徴付け
に関連する情報は反射されたビームの通路に、G′に配
設された第2スリットを通過した後で検出器を配設する
ことにより得ることができる。
【図1】図1はその平坦条件における多重層鏡構造の断
面図である。
面図である。
【図2】図2は長軸XX′を有する凹円筒形状のX線あ
るいは中性子用の鏡の透視図である。
るいは中性子用の鏡の透視図である。
【図3】図3はXX′に平行に延在する主軸とYY′に
平行に延在する副軸を持つ楕円凹形状を有するX線ある
いは中性子用の鏡の透視図である。
平行に延在する副軸を持つ楕円凹形状を有するX線ある
いは中性子用の鏡の透視図である。
【図4】図4はスリットから発出する発散ビームを反射
する多重層凹面鏡を含む光学デバイスの平面(ZZ′,
YY′)に平行に取られた断面図である。
する多重層凹面鏡を含む光学デバイスの平面(ZZ′,
YY′)に平行に取られた断面図である。
【符号の説明】 10 多重層構造あるいは堆積あるいは反射部分 100 基板 101 表面 102 表面
Claims (12)
- 【請求項1】 所与の波長領域λのX線あるいは中性子
に作用する鏡を具えるデバイスであって、該鏡が凹面を
持つ基板と、上記の波長領域で反射し、かつ基板の上記
の凹面上に配設されている周期dを有する周期的多重層
構造とを具えるものにおいて、 鏡の基板は、その面が好適な劈開面であり、かつ鏡が管
の一部分の形状をとるように湾曲されている雲母の薄板
により形成され、多重層構造はそのように形成された凹
空間に備えられ、鏡の曲率半径は鏡が一定ブラグ角θで
発散ビームの各放射線を受取りかつ反射するようになっ
ており、ブラグ角θはブラグの法則を満足するために、
kが一定である場合に2dsin θ=kλであるように多
重層構造の周期dと波長λの関数として選ばれることを
特徴とするデバイス。 - 【請求項2】 鏡が円筒の側面の一部分の形をした管の
一部分の形状をとることを特徴とする請求項1に記載の
デバイス。 - 【請求項3】 円筒がまっすぐであり、かつ円形あるい
は楕円形のベースを有することを特徴とする請求項2に
記載のデバイス。 - 【請求項4】 鏡が円環体の側面の一部分の形をした管
の一部分の形状をとることを特徴とする請求項1に記載
のデバイス。 - 【請求項5】 鏡が楕円体の側面の一部分の形をした管
の一部分の形状をとることを特徴とする請求項1に記載
のデバイス。 - 【請求項6】 反射多重層構造が、多重層構造の周期を
構成する厚さdを有する2層システムあるいは3層シス
テムの重畳により形成され、各システムは所与の波長λ
の領域で、反射材料の少なくとも1つの層Aとスペーシ
ング材料の層Bを具えることを特徴とする請求項1から
5のいずれか1つに記載のデバイス。 - 【請求項7】 1ないし30nmの間の軟X線の領域で反射
多重層構造を形成するために、該システムが2層システ
ムであり、かつ反射材料としてのニッケルとスペーシン
グ材料としての炭素からなることを特徴とする請求項6
に記載のデバイス。 - 【請求項8】 0.1 と1nmの間の冷中性子の領域で反射
多重層構造を形成するために、該システムが2層システ
ムであり、かつ反射材料としてのニッケルとスペーシン
グ材料としてのチタンからなることを特徴とする請求項
6に記載のデバイス。 - 【請求項9】 反射多重層構造を形成するために、2層
システムあるいは3層システムが一様な厚さを有し、か
つ反射構造にわたって同じ厚さdを有することを特徴と
する請求項6から8のいずれか1つに記載のデバイス。 - 【請求項10】 反射構造を形成するために、ブラグの
法則が鏡のすべての領域で満足されるために、鏡の所与
の領域の厚さdの変動による鏡の上記の領域に入射する
放射線のブラグ角θの変動を補償するように、2層シス
テムあるいは3層システムが一様でない厚さdを有する
ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載
のデバイス。 - 【請求項11】 発散X線あるいは中性子ビームがコリ
メーションスリットを介して鏡に印加されることを特徴
とする請求項1から10のいずれか1つに記載のデバイ
スの使用法。 - 【請求項12】 まず雲母の基板が雲母のブロックの好
適な劈開面に沿う劈開により形成され、その後でX線あ
るいは中性子を反射する周期的多重層構造が1つの劈開
面上に形成され、その後で層を備える基板は、鏡が管の
一部分の形状をとるように湾曲され、多重層構造はこの
ように形成された凹空間に備えられ、鏡の曲率半径は、
発散入射ビームの場合に一定ブラグ角で作用するように
選ばれる、少なくともそのような作用を具える請求項1
から10のいずれか1つに記載のデバイスを構成する方
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9111827A FR2681720A1 (fr) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | Dispositif incluant un miroir fonctionnant dans le domaine des rayons x ou des neutrons. |
| FR9111827 | 1991-09-25 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06102207A true JPH06102207A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=9417299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4256612A Pending JPH06102207A (ja) | 1991-09-25 | 1992-09-25 | X線あるいは中性子に作用する鏡を具えるデバイス |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0534535A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06102207A (ja) |
| FR (1) | FR2681720A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19844300C2 (de) * | 1998-09-17 | 2002-07-18 | Hahn Meitner Inst Berlin Gmbh | Neutronenoptisches Bauelement |
| US6421417B1 (en) * | 1999-08-02 | 2002-07-16 | Osmic, Inc. | Multilayer optics with adjustable working wavelength |
| EP1397813B1 (fr) * | 2001-06-01 | 2008-06-04 | Xenocs | Composant optique hybride pour applications rayons x, et procede associe |
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