JPH06102275A - ステロイドホルモンの測定方法 - Google Patents
ステロイドホルモンの測定方法Info
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- JPH06102275A JPH06102275A JP27341192A JP27341192A JPH06102275A JP H06102275 A JPH06102275 A JP H06102275A JP 27341192 A JP27341192 A JP 27341192A JP 27341192 A JP27341192 A JP 27341192A JP H06102275 A JPH06102275 A JP H06102275A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】結合蛋白質に結合したステロイドホルモンを遊
離型として、試料中のステロイドホルモンの濃度を正確
に測定する。 【構成】エストラジオールなどを測定する際に、コルチ
ゾール等の測定対象以外のステロイドホルモンを試料に
添加し、測定対象ホルモンと結合蛋白との結合を阻害し
たうえで、目的とするホルモンを測定するステロイドホ
ルモンの測定方法。
離型として、試料中のステロイドホルモンの濃度を正確
に測定する。 【構成】エストラジオールなどを測定する際に、コルチ
ゾール等の測定対象以外のステロイドホルモンを試料に
添加し、測定対象ホルモンと結合蛋白との結合を阻害し
たうえで、目的とするホルモンを測定するステロイドホ
ルモンの測定方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステロイドホルモンを
免疫学的に測定する方法において、ステロイドホルモン
の結合蛋白質に対する結合を阻害し、ステロイドホルモ
ン濃度を正確に測定する方法に関するものである。
免疫学的に測定する方法において、ステロイドホルモン
の結合蛋白質に対する結合を阻害し、ステロイドホルモ
ン濃度を正確に測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血液中の小分子は、その大部分が結合蛋
白質と結合していることは広く認められている。例え
ば、サイロイドホルモンであるT3,T4は、血漿中で
99.9%、99.5%が蛋白質に結合している。コル
チゾ−ルにおいては、95%がコルチコステロイド結合
グロブリンと結合して存在していることが知られ、また
エストラジオ−ルやテストステロンにおいても、セック
スホルモン結合グロブリンと結合していることが明らか
になっている。それら結合蛋白質と小分子との結合を蛋
白変性剤や蛋白質吸着物質により、目的とする小分子を
遊離させ、測定することは良く知られている。例えば、
8−アニリノ−1−ナフタレン スルホン酸(AN
S)、ジランチンなどである。しかしこれら阻害剤が一
般的に有効に働くとは限らない。
白質と結合していることは広く認められている。例え
ば、サイロイドホルモンであるT3,T4は、血漿中で
99.9%、99.5%が蛋白質に結合している。コル
チゾ−ルにおいては、95%がコルチコステロイド結合
グロブリンと結合して存在していることが知られ、また
エストラジオ−ルやテストステロンにおいても、セック
スホルモン結合グロブリンと結合していることが明らか
になっている。それら結合蛋白質と小分子との結合を蛋
白変性剤や蛋白質吸着物質により、目的とする小分子を
遊離させ、測定することは良く知られている。例えば、
8−アニリノ−1−ナフタレン スルホン酸(AN
S)、ジランチンなどである。しかしこれら阻害剤が一
般的に有効に働くとは限らない。
【0003】血清試料中の小分子は、遊離型と結合型の
二つの形態で存在し、臨床的にはそれぞれともに重要で
あると考えられている。またエストラジオ−ルやエスト
リオ−ル、プロゲステロンなどは、血清試料中の全濃度
を測定することが重要であり、臨床的判断の根本とな
る。必要な場合は、有機溶媒にて血清試料を前処理し、
小分子を結合蛋白質より遊離させた後、測定する事もあ
る。例えばジクロルメタンやメタノ−ルによる結合蛋白
質の除去などであるが、非特異的な沈殿により測定誤差
が生じ、信頼される精度と再現性に問題が残る。またこ
の方法は、非常に時間のかかる方法であり、有機溶媒を
取り扱う危険が伴う。
二つの形態で存在し、臨床的にはそれぞれともに重要で
あると考えられている。またエストラジオ−ルやエスト
リオ−ル、プロゲステロンなどは、血清試料中の全濃度
を測定することが重要であり、臨床的判断の根本とな
る。必要な場合は、有機溶媒にて血清試料を前処理し、
小分子を結合蛋白質より遊離させた後、測定する事もあ
る。例えばジクロルメタンやメタノ−ルによる結合蛋白
質の除去などであるが、非特異的な沈殿により測定誤差
が生じ、信頼される精度と再現性に問題が残る。またこ
の方法は、非常に時間のかかる方法であり、有機溶媒を
取り扱う危険が伴う。
【0004】従来知られている阻害剤は、コルチゾ−ル
の免疫測定法におけるグルタミン酸溶液(特開昭53−
101521)、同じくコルチゾ−ルの分析方法におけ
る8−アニリノ−1−ナフタレンスルホン酸(ANS)
あるいはその塩(特公昭61−12547)が報告され
ている。ANSは、蛋白質の疎水性領域に結合すること
が知られ、そのため小分子の結合を阻害すると考えられ
ている。サイロイドホルモンの免疫測定では、利用され
る阻害剤がアメリカ合衆国特許3,911,096号に
詳細に記載されている。しかしながらこれら阻害剤は、
反応中に存在する蛋白質全般に影響するため、不必要な
変性を誘発し、抗原抗体反応を阻害することもありう
る。またこれら阻害剤は、有効なpHが存在し、中性付
近で必ずしも効果があるとは言い難い。
の免疫測定法におけるグルタミン酸溶液(特開昭53−
101521)、同じくコルチゾ−ルの分析方法におけ
る8−アニリノ−1−ナフタレンスルホン酸(ANS)
あるいはその塩(特公昭61−12547)が報告され
ている。ANSは、蛋白質の疎水性領域に結合すること
が知られ、そのため小分子の結合を阻害すると考えられ
ている。サイロイドホルモンの免疫測定では、利用され
る阻害剤がアメリカ合衆国特許3,911,096号に
詳細に記載されている。しかしながらこれら阻害剤は、
反応中に存在する蛋白質全般に影響するため、不必要な
変性を誘発し、抗原抗体反応を阻害することもありう
る。またこれら阻害剤は、有効なpHが存在し、中性付
近で必ずしも効果があるとは言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ステロイド
ホルモンの測定において、結合蛋白質に結合したホルモ
ンを遊離型とし、試料中のステロイドホルモンの濃度を
正確に測定する方法を提供することを目的とするもので
ある。
ホルモンの測定において、結合蛋白質に結合したホルモ
ンを遊離型とし、試料中のステロイドホルモンの濃度を
正確に測定する方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に関し鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、ステロイドホルモンの測定において、測定対
象以外のステロイドホルモンを試料中に共存させ、測定
対象ホルモンと結合蛋白との結合を阻害したうえで、試
料中の測定対象ホルモンを直接測定することを特徴とす
る、ステロイドホルモンの測定方法である。以下に本発
明を詳細に説明する。
に関し鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、ステロイドホルモンの測定において、測定対
象以外のステロイドホルモンを試料中に共存させ、測定
対象ホルモンと結合蛋白との結合を阻害したうえで、試
料中の測定対象ホルモンを直接測定することを特徴とす
る、ステロイドホルモンの測定方法である。以下に本発
明を詳細に説明する。
【0007】本発明で測定されるステロイドホルモンと
しては、アンドロゲン、エストロゲン、ゲスターゲン、
コルチコイドなどがあり、具体的には、エストラジオ−
ル、エストリオ−ル、テストステロン、プロゲステロ
ン、コルチゾ−ル、またはデヒドロエピアンドロステロ
ン硫酸などがあげられる。
しては、アンドロゲン、エストロゲン、ゲスターゲン、
コルチコイドなどがあり、具体的には、エストラジオ−
ル、エストリオ−ル、テストステロン、プロゲステロ
ン、コルチゾ−ル、またはデヒドロエピアンドロステロ
ン硫酸などがあげられる。
【0008】このようなホルモンは、血液中で結合蛋白
質と結合しているので、その結合を阻害するために測定
対象としているステロイドホルモン以外のステロイドホ
ルモンを添加する。添加されるステロイドホルモンとし
ては、例えば上記のホルモンの他、5−デヒドロテスト
ステロン、プレグナン(C21)誘導体、19−ノルテ
ストステロン、19−ノルプロゲステロン、アンドロス
テンジオンなどがあげらる。これら添加されるステロイ
ドホルモンは、測定試料中に好ましくは10〜500n
g/ml、さらに好ましくは50〜300ng/mlと
なるよう添加する。そして好ましくは、温度は10〜4
5℃、時間は温度との兼ね合いによるが約5分〜5時間
反応させることにより、ホルモンと結合蛋白質との結合
を阻害することができる。測定試料に対して、この結合
阻害反応をあらかじめ行った後、ホルモンの測定を行っ
てもよいし、また結合阻害反応とホルモンの測定とを同
時に行ってもよい。
質と結合しているので、その結合を阻害するために測定
対象としているステロイドホルモン以外のステロイドホ
ルモンを添加する。添加されるステロイドホルモンとし
ては、例えば上記のホルモンの他、5−デヒドロテスト
ステロン、プレグナン(C21)誘導体、19−ノルテ
ストステロン、19−ノルプロゲステロン、アンドロス
テンジオンなどがあげらる。これら添加されるステロイ
ドホルモンは、測定試料中に好ましくは10〜500n
g/ml、さらに好ましくは50〜300ng/mlと
なるよう添加する。そして好ましくは、温度は10〜4
5℃、時間は温度との兼ね合いによるが約5分〜5時間
反応させることにより、ホルモンと結合蛋白質との結合
を阻害することができる。測定試料に対して、この結合
阻害反応をあらかじめ行った後、ホルモンの測定を行っ
てもよいし、また結合阻害反応とホルモンの測定とを同
時に行ってもよい。
【0009】ホルモンの測定方法には特に限定はない
が、測定感度の面などから免疫反応が好ましい。免疫反
応といっても測定原理には様々なものがあるが、特定の
反応に限定されるものではなく、モノクローナル抗体ま
たはポリクローナル抗体を用いたサンドイッチ法、競合
法、凝集法などがあげられる。また、免疫反応の検出の
ために標識を用いてもよく、例えば放射性同位元素、酵
素、蛍光物質などを用いることができる。
が、測定感度の面などから免疫反応が好ましい。免疫反
応といっても測定原理には様々なものがあるが、特定の
反応に限定されるものではなく、モノクローナル抗体ま
たはポリクローナル抗体を用いたサンドイッチ法、競合
法、凝集法などがあげられる。また、免疫反応の検出の
ために標識を用いてもよく、例えば放射性同位元素、酵
素、蛍光物質などを用いることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、抽出操作なしに試料中
のステロイドホルモンの濃度を精度良く測定することが
可能である。ステロイド結合蛋白質には様々な種類が明
らかにされている。そしてその血中量は、男性、女性、
妊婦により異なる。それら量比の異なる結合蛋白質が存
在する中から正確な濃度の小分子を測定することは非常
に有用であり、臨床検査において非常に有効な手段とし
てのEIA,RIAで用いられている小分子の測定時間
の短縮、自動化への発展にたいする多くの要望を簡便に
解決するものであり、その応用範囲は広い。
のステロイドホルモンの濃度を精度良く測定することが
可能である。ステロイド結合蛋白質には様々な種類が明
らかにされている。そしてその血中量は、男性、女性、
妊婦により異なる。それら量比の異なる結合蛋白質が存
在する中から正確な濃度の小分子を測定することは非常
に有用であり、臨床検査において非常に有効な手段とし
てのEIA,RIAで用いられている小分子の測定時間
の短縮、自動化への発展にたいする多くの要望を簡便に
解決するものであり、その応用範囲は広い。
【0011】
【実施例】以下本発明を更に詳細に説明するために実施
例を示すが、本発明はこれら実施例になんら限定される
ものではない。 実施例1 (1)エストラジオ−ルの測定反応試薬 アルカリフォスファタ−ゼ標識エストラジオ−ル溶液 テストステロンを50ng/mlになるように0.5%
ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.0)に溶解し、希釈液1とした。
例を示すが、本発明はこれら実施例になんら限定される
ものではない。 実施例1 (1)エストラジオ−ルの測定反応試薬 アルカリフォスファタ−ゼ標識エストラジオ−ル溶液 テストステロンを50ng/mlになるように0.5%
ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.0)に溶解し、希釈液1とした。
【0012】ANSを0.1%になるように0.5%ウ
シ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.0)に溶解し、希釈液2とした。
シ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.0)に溶解し、希釈液2とした。
【0013】0.5%ウシ血清アルブミンを含む50m
Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.0)を希釈液3とし
た。
Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.0)を希釈液3とし
た。
【0014】アルカリフォスファタ−ゼ標識エストラジ
オ−ル溶液を280nmの吸光度で0.0007Abs
になるようにそれぞれの希釈液に加え、よく混和した。 エストラジオ−ル抗血清 それぞれの希釈液に、40000倍でウサギ抗−エスト
ラジオ−ル抗血清を添加した。 エストラジオ−ル標準液 ステロイド非含有ヒト血清にエストラジオ−ルを0(標
準液1とする)、48,138,460,1900,3
950pg/mlになるように加え調製した。 添加回収試験用試料 ヒト血清を用意し、815pg/ml,1788pg/
ml,および4015pg/mlのエストラジオ−ルを
添加し、その回収量を求めるために使用した。 (2)標準液の測定 で調製した3種類のアルカリフォスファタ−ゼ標識エ
ストラジオ−ル溶液25μl中に、で調製した各標準
液を75μlずつマイクロピペットにて分注した。次に
で調製したそれぞれの抗血清溶液を50μl加えて、
ボルテックスミキサ−にて良く混和した後、AIA12
00(東ソ−株式会社製)にて37℃で40分で反応さ
せ、アルカリフォスファタ−ゼによる4−メチリウンベ
リフェロンの蛍光光度の増加速度を、それぞれ蛍光光度
計にて測定した。各標準液は5回ずつ測定した。
オ−ル溶液を280nmの吸光度で0.0007Abs
になるようにそれぞれの希釈液に加え、よく混和した。 エストラジオ−ル抗血清 それぞれの希釈液に、40000倍でウサギ抗−エスト
ラジオ−ル抗血清を添加した。 エストラジオ−ル標準液 ステロイド非含有ヒト血清にエストラジオ−ルを0(標
準液1とする)、48,138,460,1900,3
950pg/mlになるように加え調製した。 添加回収試験用試料 ヒト血清を用意し、815pg/ml,1788pg/
ml,および4015pg/mlのエストラジオ−ルを
添加し、その回収量を求めるために使用した。 (2)標準液の測定 で調製した3種類のアルカリフォスファタ−ゼ標識エ
ストラジオ−ル溶液25μl中に、で調製した各標準
液を75μlずつマイクロピペットにて分注した。次に
で調製したそれぞれの抗血清溶液を50μl加えて、
ボルテックスミキサ−にて良く混和した後、AIA12
00(東ソ−株式会社製)にて37℃で40分で反応さ
せ、アルカリフォスファタ−ゼによる4−メチリウンベ
リフェロンの蛍光光度の増加速度を、それぞれ蛍光光度
計にて測定した。各標準液は5回ずつ測定した。
【0015】各希釈液を使用した場合において、各標準
液濃度とそれぞれの結合率(B/B0)との関係を表1
に示す。なお結合率(B/B0)は下記の計算式より算
出した。
液濃度とそれぞれの結合率(B/B0)との関係を表1
に示す。なお結合率(B/B0)は下記の計算式より算
出した。
【0016】B/B0=(各標準液の蛍光増加量)÷
(標準液1の蛍光増加量)×100 表から明らかなように、テストステロンを添加しても標
準曲線に大きな違いは認められなかった。これはの標
準液の調製に用いたステロイド非含有ヒト血清は、その
除ステロイド操作時にエストラジオールの結合蛋白質が
除去され、または変性されてエストラジオールへの結合
が起こらなかったためと考えられる。
(標準液1の蛍光増加量)×100 表から明らかなように、テストステロンを添加しても標
準曲線に大きな違いは認められなかった。これはの標
準液の調製に用いたステロイド非含有ヒト血清は、その
除ステロイド操作時にエストラジオールの結合蛋白質が
除去され、または変性されてエストラジオールへの結合
が起こらなかったためと考えられる。
【0017】 表1 希釈液1 希釈液2 希釈液3 標準液濃度 (テストステロン) (ANS) (非添加) (pg/ml)―――――――― ―――――――― ―――――――― Rate 結合率 Rate 結合率 Rate 結合率 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 0 45.4 100 50.6 100 44.3 100 48 34.1 75.2 40.2 79.4 34.2 77.4 138 24.6 54.1 30.0 59.1 25.3 57.2 460 13.2 28.9 17.0 33.5 14.0 31.7 1900 4.7 10.4 6.6 13.1 5.0 11.4 3950 2.8 6.0 4.1 2.2 3.1 7.1 (3)添加回収試験 で調製した、エストラジオ−ルを815pg/ml、
1788pg/ml、4015pg/ml添加した試料
血清を、(2)と同様にそれぞれの反応試薬に加え、3
回ずつ測定した。回収率は下記の計算式により算出し、
結果を表2にまとめた。
1788pg/ml、4015pg/ml添加した試料
血清を、(2)と同様にそれぞれの反応試薬に加え、3
回ずつ測定した。回収率は下記の計算式により算出し、
結果を表2にまとめた。
【0018】 回収率=(測定値)÷(添加値)×100 その結果、テストステロンを添加することによりエスト
ラジオ−ルの回収率が良くなっていることが明らかとな
った。また一般的な阻害剤であるANSを添加した希釈
液2ではその効果は認められず、非添加の希釈液3より
成績は悪くなった。これはで調製した試料血清にはエ
ストラジオ−ル結合蛋白質が存在し、試料中のエストラ
ジオ−ルと結合し、その結合がテストステロンで阻害さ
れたものと考えられる。
ラジオ−ルの回収率が良くなっていることが明らかとな
った。また一般的な阻害剤であるANSを添加した希釈
液2ではその効果は認められず、非添加の希釈液3より
成績は悪くなった。これはで調製した試料血清にはエ
ストラジオ−ル結合蛋白質が存在し、試料中のエストラ
ジオ−ルと結合し、その結合がテストステロンで阻害さ
れたものと考えられる。
【0019】 表2 添加量 希釈液1 希釈液2 希釈液3 ――――― ―――――――― ―――――――― ―――――――― 測定値 回収率 測定値 回収率 測定値 回収率 pg/ml pg/ml % pg/ml % pg/ml % ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 815 772 94.7 415 50.9 617 75.7 1788 1648 92.2 941 52.6 1435 80.3 4015 3619 90.1 2225 55.4 2834 70.6 実施例2 (1)プロゲステロンの測定反応試薬 アルカリフォスファタ−ゼ標識プロゲステロン溶液 コルチゾ−ルを100ng/mlになるように0.5%
ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.5)に溶解し、希釈液1とした。
ウシ血清アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液
(pH7.5)に溶解し、希釈液1とした。
【0020】コルチゾ−ルを含まず、0.5%ウシ血清
アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)を希釈液2とした。
アルブミンを含む50mMトリス−塩酸緩衝液(pH
7.5)を希釈液2とした。
【0021】アルカリフォスファタ−ゼ標識プロゲステ
ロン溶液を、280nmの吸光度で0.0007Abs
になるようにそれぞれの希釈液に加え、よく混和した。 プロゲステロン抗血清 各希釈液に、50000倍でウサギ抗−プロゲステロン
抗血清を添加した。 プロゲステロン標準液 ステロイド非含有ヒト血清にプロゲステロンを、0(標
準液1とする)、0.5,2.0,6.2,20,62
ng/mlになるように加え調製した。 添加回収試験用試料 ヒト血清を用意し、0.400ng/mlのプロゲステ
ロンを添加し、その回収量を求めるために使用した。 (2)標準液の測定 で調製したアルカリフォスファタ−ゼ標識プロゲステ
ロン溶液25μl中に、各標準液を75μlづつマイク
ロピペットにて分注した。次にで調製した各抗血清溶
液を50μl加えて、ボルテックスミキサ−にて良く混
和した後、AIA1200(東ソ−株式会社製)にて3
7℃で40分で反応させ、アルカリフォスファタ−ゼに
よる4−メチリウンベリフェロンの蛍光光度の増加速度
を、蛍光光度計にて測定した。各標準液は5回ずつ測定
した。
ロン溶液を、280nmの吸光度で0.0007Abs
になるようにそれぞれの希釈液に加え、よく混和した。 プロゲステロン抗血清 各希釈液に、50000倍でウサギ抗−プロゲステロン
抗血清を添加した。 プロゲステロン標準液 ステロイド非含有ヒト血清にプロゲステロンを、0(標
準液1とする)、0.5,2.0,6.2,20,62
ng/mlになるように加え調製した。 添加回収試験用試料 ヒト血清を用意し、0.400ng/mlのプロゲステ
ロンを添加し、その回収量を求めるために使用した。 (2)標準液の測定 で調製したアルカリフォスファタ−ゼ標識プロゲステ
ロン溶液25μl中に、各標準液を75μlづつマイク
ロピペットにて分注した。次にで調製した各抗血清溶
液を50μl加えて、ボルテックスミキサ−にて良く混
和した後、AIA1200(東ソ−株式会社製)にて3
7℃で40分で反応させ、アルカリフォスファタ−ゼに
よる4−メチリウンベリフェロンの蛍光光度の増加速度
を、蛍光光度計にて測定した。各標準液は5回ずつ測定
した。
【0022】各希釈液を使用した場合において、各標準
液濃度とそれぞれの結合率(B/B0)との関係を表3
に記す。なお結合率(B/B0)は下記の計算式より算
出した。
液濃度とそれぞれの結合率(B/B0)との関係を表3
に記す。なお結合率(B/B0)は下記の計算式より算
出した。
【0023】B/B0=(各標準液の蛍光増加量)÷
(標準液1の蛍光増加量)×100 表から明らかなように、コルチゾールを添加しても標準
曲線に大きな違いは認められなかった。これはの標準
液の調製に用いたステロイド非含有ヒト血清は、その除
ステロイド操作時にプロゲステロンの結合蛋白質が除去
され、または変性されてプロゲステロンへの結合が起こ
らなかったためと考えられる。
(標準液1の蛍光増加量)×100 表から明らかなように、コルチゾールを添加しても標準
曲線に大きな違いは認められなかった。これはの標準
液の調製に用いたステロイド非含有ヒト血清は、その除
ステロイド操作時にプロゲステロンの結合蛋白質が除去
され、または変性されてプロゲステロンへの結合が起こ
らなかったためと考えられる。
【0024】 (3)添加回収試験 で調製したプロゲステロンを0.40ng/ml添加
したヒト血清試料を(2)と同様にして3回ずつ測定し
た。回収率は下記の計算式により算出し、結果を表4に
まとめた。
したヒト血清試料を(2)と同様にして3回ずつ測定し
た。回収率は下記の計算式により算出し、結果を表4に
まとめた。
【0025】 回収率=(測定値)÷(添加値)×100 その結果、コルチゾ−ルを添加することにより、プロゲ
ステロンの回収率が良くなっていることが明らかとなっ
た。これはで調製した試料血清にはプロゲステロン結
合蛋白質が存在し、試料中のプロゲステロンと結合し、
その結合がコルチゾールにより阻害されたためと考えら
れる。
ステロンの回収率が良くなっていることが明らかとなっ
た。これはで調製した試料血清にはプロゲステロン結
合蛋白質が存在し、試料中のプロゲステロンと結合し、
その結合がコルチゾールにより阻害されたためと考えら
れる。
【0026】 表4 希釈液1 希釈液2 添加量 ――――――――― ――――――――― ng/ml 測定値 回収率 測定値 回収率 ng/ml % ng/ml % ――――――――――――――――――――――――――― 0.400 0.407 102 0.111 27.9
Claims (2)
- 【請求項1】ステロイドホルモンの測定において、測定
対象以外のステロイドホルモンを試料中に共存させ、測
定対象ホルモンと結合蛋白との結合を阻害したうえで、
試料中の測定対象ホルモンを直接測定することを特徴と
する、ステロイドホルモンの測定方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の方法において、ステロイ
ドホルモンがエストラジオ−ル、エストリオ−ル、テス
トステロン、プロゲステロン、コルチゾ−ル、またはデ
ヒドロエピアンドロステロン硫酸であることを特徴とす
る方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27341192A JPH06102275A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ステロイドホルモンの測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27341192A JPH06102275A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ステロイドホルモンの測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06102275A true JPH06102275A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17527520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27341192A Pending JPH06102275A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ステロイドホルモンの測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102275A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999031511A1 (en) * | 1997-12-17 | 1999-06-24 | Stichting Instituut Voor Dierhouderij En Diergezondheid | Immunoassay for hormone detection |
| US6607891B1 (en) | 1998-07-31 | 2003-08-19 | Mitsubishi Chemical Corporation | Method of assaying insulin-like growth factor |
| CN111269320A (zh) * | 2020-02-21 | 2020-06-12 | 华南农业大学 | 一种特异性识别19-去甲睾酮的纳米抗体nt8及其应用 |
| CN111269319A (zh) * | 2020-02-21 | 2020-06-12 | 华南农业大学 | 一种特异性纳米抗体Nb2F7及其应用 |
| WO2025206271A1 (ja) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | 富士フイルム株式会社 | ステロイドホルモンの検出方法、化合物、包接体、組成物およびキット |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP27341192A patent/JPH06102275A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999031511A1 (en) * | 1997-12-17 | 1999-06-24 | Stichting Instituut Voor Dierhouderij En Diergezondheid | Immunoassay for hormone detection |
| US6607891B1 (en) | 1998-07-31 | 2003-08-19 | Mitsubishi Chemical Corporation | Method of assaying insulin-like growth factor |
| CN111269320A (zh) * | 2020-02-21 | 2020-06-12 | 华南农业大学 | 一种特异性识别19-去甲睾酮的纳米抗体nt8及其应用 |
| CN111269319A (zh) * | 2020-02-21 | 2020-06-12 | 华南农业大学 | 一种特异性纳米抗体Nb2F7及其应用 |
| WO2025206271A1 (ja) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | 富士フイルム株式会社 | ステロイドホルモンの検出方法、化合物、包接体、組成物およびキット |
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