JPH06102784B2 - 燃焼性に優れた石油コークスの製造方法 - Google Patents
燃焼性に優れた石油コークスの製造方法Info
- Publication number
- JPH06102784B2 JPH06102784B2 JP23145689A JP23145689A JPH06102784B2 JP H06102784 B2 JPH06102784 B2 JP H06102784B2 JP 23145689 A JP23145689 A JP 23145689A JP 23145689 A JP23145689 A JP 23145689A JP H06102784 B2 JPH06102784 B2 JP H06102784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- petroleum coke
- rare earth
- heavy oil
- coke
- earth soap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Coke Industry (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃焼性に優れた石油コークスの製造方法に関
する。
する。
一般に、石油コークスは石炭に比べて発熱量が高く、灰
分は極めて少ないが、揮発分が一般炭の1/2〜1/4程度し
かなく、着火性が悪く、燃焼させ難いという欠点があ
る。
分は極めて少ないが、揮発分が一般炭の1/2〜1/4程度し
かなく、着火性が悪く、燃焼させ難いという欠点があ
る。
一方、石油コークスは安価であるため、ボイラー、セメ
ント焼成炉等に用いられており、その経済性からさらに
使用量の増加が見込まれている。この石油コークスをボ
イラー等により燃焼させる場合、粗粒の石油コークスを
水分が10%以下となるように乾燥した後、粉砕機で、粒
径200メッシュ以下の粒子が90%以上となるように微粉
砕して、重油とともに燃焼する方法が採用されている。
この方法では、通常、あらかじめバーナーに重油のみを
供給して燃焼を開始した後、石油コークスを供給し、そ
の供給量を徐々に増加させて、煤塵等の発生がない程度
に混焼率を保持して、燃焼させる方法が行われている。
しかし、石油コークスの燃焼性は、さほど良くないた
め、自ずと、その混焼率には、限界があった。
ント焼成炉等に用いられており、その経済性からさらに
使用量の増加が見込まれている。この石油コークスをボ
イラー等により燃焼させる場合、粗粒の石油コークスを
水分が10%以下となるように乾燥した後、粉砕機で、粒
径200メッシュ以下の粒子が90%以上となるように微粉
砕して、重油とともに燃焼する方法が採用されている。
この方法では、通常、あらかじめバーナーに重油のみを
供給して燃焼を開始した後、石油コークスを供給し、そ
の供給量を徐々に増加させて、煤塵等の発生がない程度
に混焼率を保持して、燃焼させる方法が行われている。
しかし、石油コークスの燃焼性は、さほど良くないた
め、自ずと、その混焼率には、限界があった。
一方、希土類石鹸が残炭分の燃焼促進に極めて有効であ
ることことは知られているが、この希土類石鹸を石油コ
ークスに直接に混合しても、石油コークスに対し添加す
る希土類石鹸の量が極めて少ないため、均一に混合する
ことが難しく、また、混焼に際して、重油に添加する方
法では、石油コークス自身の燃焼促進作用をあまり高く
することができなかった。
ることことは知られているが、この希土類石鹸を石油コ
ークスに直接に混合しても、石油コークスに対し添加す
る希土類石鹸の量が極めて少ないため、均一に混合する
ことが難しく、また、混焼に際して、重油に添加する方
法では、石油コークス自身の燃焼促進作用をあまり高く
することができなかった。
本発明者は、上記現状に鑑み、鋭意研究を進めた結果、
石油コークスの製造原料である重質油に希土類石鹸を添
加し、これをコークス化すると希土類元素が均一に分散
し、燃焼性に極めて優れたコークスが得られることが分
かった。
石油コークスの製造原料である重質油に希土類石鹸を添
加し、これをコークス化すると希土類元素が均一に分散
し、燃焼性に極めて優れたコークスが得られることが分
かった。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
が解決しようとする課題は、重油との混焼率を高めるこ
とができる燃焼性に優れた石油コークスを提供すること
にある。
が解決しようとする課題は、重油との混焼率を高めるこ
とができる燃焼性に優れた石油コークスを提供すること
にある。
本発明は、重質油を希土類石鹸を添加した後、コーキン
グすることからなるもので、特に、好ましくは、前記希
土類石鹸の添加が、生成後の石油コークスに対して100p
pm〜5重量%である燃焼性に優れた石油コークスの製造
方法である。
グすることからなるもので、特に、好ましくは、前記希
土類石鹸の添加が、生成後の石油コークスに対して100p
pm〜5重量%である燃焼性に優れた石油コークスの製造
方法である。
本発明の石油コークスの製造原料である重質油として
は、原油の常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油、或いは石
油の各種の留分の熱又は接触分解後の蒸留残渣油等、通
常の石油コークスの製造に用いられている原料をそのま
ま用いることができる。
は、原油の常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油、或いは石
油の各種の留分の熱又は接触分解後の蒸留残渣油等、通
常の石油コークスの製造に用いられている原料をそのま
ま用いることができる。
一方、上記重質油に添加する希土類石鹸としては、セリ
ウム、ランタン、ネオジム、プラセオジム、サマリウ
ム、プロメチウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テル
ビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツ
リウム、イツテルビウム或いはルテチウム等の希土類元
素の有機酸、例えば、カプリル酸、2-オクチル酸、2-エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ナフテン酸、メチルシクロヘキサン酸、メチルシク
ロヘキセン酸或いはシクロヘプタン酸等との塩等を用い
ることが好適である。この希土類石鹸は、単独で或いは
2種以上組合せて用いることができるが、セリウム、ネ
オジム、ランタン及びプラセオジムの2種以上が混合し
た希土類石鹸は、燃焼性の向上が極めて大きく、特に好
ましい。
ウム、ランタン、ネオジム、プラセオジム、サマリウ
ム、プロメチウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テル
ビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツ
リウム、イツテルビウム或いはルテチウム等の希土類元
素の有機酸、例えば、カプリル酸、2-オクチル酸、2-エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ナフテン酸、メチルシクロヘキサン酸、メチルシク
ロヘキセン酸或いはシクロヘプタン酸等との塩等を用い
ることが好適である。この希土類石鹸は、単独で或いは
2種以上組合せて用いることができるが、セリウム、ネ
オジム、ランタン及びプラセオジムの2種以上が混合し
た希土類石鹸は、燃焼性の向上が極めて大きく、特に好
ましい。
この希土類石鹸の重質油に対する添加量は、重質油の種
類、特には、揮発分の量により、種々異なるため、重質
油に対して一義的に決めることはできないが、得られる
石油コークスに対して100ppm〜5重量%となるように添
加することが好ましい。100ppm以下であれば、燃焼性に
対する改善効果はあまり期待できないし、また逆に5重
量%以上添加しても、添加量の増加の割合いに対し燃焼
性の改善効果の向上が顕著ではなく経済的でない。
類、特には、揮発分の量により、種々異なるため、重質
油に対して一義的に決めることはできないが、得られる
石油コークスに対して100ppm〜5重量%となるように添
加することが好ましい。100ppm以下であれば、燃焼性に
対する改善効果はあまり期待できないし、また逆に5重
量%以上添加しても、添加量の増加の割合いに対し燃焼
性の改善効果の向上が顕著ではなく経済的でない。
尚、コークス化には、ディレードコーキングやフルード
コーキング、コンタクトコーキング等のコーキング方法
を用いることができる。これらの方法においては、希土
類石鹸は、未分解のリサイクル油とフレッシュフィード
とが混合された後の重質油に添加すると良い。
コーキング、コンタクトコーキング等のコーキング方法
を用いることができる。これらの方法においては、希土
類石鹸は、未分解のリサイクル油とフレッシュフィード
とが混合された後の重質油に添加すると良い。
第1表に示す減圧残渣油に、第2表に示した希土類元素
の組成から成る2-エチルヘキシル酸の石鹸を、それぞれ
所定量添加して、ディレードコーキング法によりコーク
ス化して、製品コークスを得た。
の組成から成る2-エチルヘキシル酸の石鹸を、それぞれ
所定量添加して、ディレードコーキング法によりコーク
ス化して、製品コークスを得た。
このコークスについて、示差熱、熱重量同時測定装置
(理学電機製 Thermoflex PTC-10)を用いて、当該コ
ークス20mgが20分間で燃焼を完了するに必要な加熱温度
を求めた。
(理学電機製 Thermoflex PTC-10)を用いて、当該コ
ークス20mgが20分間で燃焼を完了するに必要な加熱温度
を求めた。
この結果を、重質油に希土類石鹸を添加しないで調製し
た石油コークスの加熱温度と併せて第3表に示した。
た石油コークスの加熱温度と併せて第3表に示した。
次に、重質油に希土類石鹸を添加しないで調製した石油
コークスに、上記と同様の希土類石鹸を5wt%添加し
て、上記と同様に20分間でコークス20mgが燃焼するに必
要な加熱温度を測定した。この結果、760℃であった。
コークスに、上記と同様の希土類石鹸を5wt%添加し
て、上記と同様に20分間でコークス20mgが燃焼するに必
要な加熱温度を測定した。この結果、760℃であった。
また、上記と同様の希土類石鹸2gを重油100gに溶解し、
これを、重質油に希土類石鹸を添加しないで調製した石
油コークス100gに加えて混合し、600℃で重油分を燃焼
させてから、上記と同様に20分間でコークス20mgが燃焼
するに必要な加熱温度を測定した。この結果、760℃で
あった。
これを、重質油に希土類石鹸を添加しないで調製した石
油コークス100gに加えて混合し、600℃で重油分を燃焼
させてから、上記と同様に20分間でコークス20mgが燃焼
するに必要な加熱温度を測定した。この結果、760℃で
あった。
本発明は、重質油に希土類石鹸を添加した後、コーキン
グさせるため、燃焼性に優れた石油コークスが得られ、
重油との混焼に際し、石油コークスの混合比率を高める
ことができるという格別の効果を有するものである。
グさせるため、燃焼性に優れた石油コークスが得られ、
重油との混焼に際し、石油コークスの混合比率を高める
ことができるという格別の効果を有するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】重質油に希土類石鹸を添加した後、コーキ
ングすることを特徴とする燃焼性に優れた石油コークス
の製造方法。 - 【請求項2】希土類石鹸の添加が、生成後の石油コーク
スに対して100ppm〜5重量%であることを特徴とする請
求項(1)の燃焼性に優れた石油コークスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23145689A JPH06102784B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 燃焼性に優れた石油コークスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23145689A JPH06102784B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 燃焼性に優れた石油コークスの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0395292A JPH0395292A (ja) | 1991-04-19 |
| JPH06102784B2 true JPH06102784B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=16923800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23145689A Expired - Fee Related JPH06102784B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 燃焼性に優れた石油コークスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102784B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5407560A (en) * | 1992-03-16 | 1995-04-18 | Japan Energy Corporation | Process for manufacturing petroleum cokes and cracked oil from heavy petroleum oil |
| IT1256134B (it) * | 1992-09-09 | 1995-11-29 | Luigi Boltri | Sali lipofili contenenti isotopi neutron attivabili e composizioni che li contengono |
| CN103242889B (zh) * | 2012-02-03 | 2014-11-19 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种提高延迟焦化液体收率的助剂及其制备方法和应用 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23145689A patent/JPH06102784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0395292A (ja) | 1991-04-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4226601A (en) | Process for reducing sulfur contaminant emissions from burning coal or lignite that contains sulfur | |
| US20060218853A1 (en) | Composition for preventing scaling, excluding of soot, clinker and sludge, and controlling flame in combustion apparatus | |
| JPH06322383A (ja) | 低品位炭及び泥炭の利用 | |
| US4690914A (en) | Process for the preparation of an absorbing and adsorbing agent; and the product produced therefrom | |
| CN105542822B (zh) | 降低民用焦炭着火温度的赤铁矿复合添加剂及制法和应用 | |
| CN105602640B (zh) | 降低民用焦炭着火温度的钾长石复合添加剂及制法和应用 | |
| JPH06102784B2 (ja) | 燃焼性に優れた石油コークスの製造方法 | |
| CN105987378A (zh) | 防控低阶煤积灰结焦的燃料热解和混烧的方法以及装置 | |
| CN204554792U (zh) | 防控低阶煤积灰结焦的燃料热解和混烧的装置 | |
| US4904277A (en) | Rehydrating inhibitors for preparation of high-solids concentration low rank coal slurries | |
| KR101269391B1 (ko) | 미분연료 및 그 제조 방법 | |
| Greul et al. | Impact of temperature and fuel-nitrogen content on fuel-staged combustion with coal pyrolysis gas | |
| US4145189A (en) | Process for preparing a clean-burning, low sulphur liquid fuel from coal | |
| JP2016527328A (ja) | 燃料濃縮方法 | |
| KR101917465B1 (ko) | 칼슘 함유 슬러지를 포함하는 석탄-물 슬러리 및 이의 제조방법 | |
| US4615284A (en) | Method of binding vanadium compounds | |
| US1659337A (en) | Flocculated fuel compound | |
| RU2779510C1 (ru) | Твердотопливная смесь на основе углей | |
| KR970010866B1 (ko) | 석탄연소시의 크링커 생성방지용 첨가제 | |
| JP4122695B2 (ja) | 低品位炭の改質方法 | |
| JPH0273892A (ja) | 固形燃料 | |
| RU2565651C2 (ru) | Способ получения и сжигания композиционного кавитационного топлива из нефтяного кокса | |
| GB445776A (en) | Method of calcining diatomaceous earth | |
| JP2022123703A (ja) | 石炭からの熱エネルギー回収処理方法 | |
| SU819153A1 (ru) | Топливо |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |