JPH0610278A - シート状物のインクジェット印刷方法 - Google Patents

シート状物のインクジェット印刷方法

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JPH0610278A
JPH0610278A JP3122327A JP12232791A JPH0610278A JP H0610278 A JPH0610278 A JP H0610278A JP 3122327 A JP3122327 A JP 3122327A JP 12232791 A JP12232791 A JP 12232791A JP H0610278 A JPH0610278 A JP H0610278A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
printing
dots
dye
colorless
Prior art date
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Pending
Application number
JP3122327A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Umibe
博義 海部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP3122327A priority Critical patent/JPH0610278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モアレ状模様の発現がなく、淡色〜濃度の変
化を自然に表現できるインクジェット印刷方法を提供す
る。 【構成】 シート状物をインクジェット方式により印刷
するに際し、複数のインクジェットノズルのうちの少な
くとも1つを色素に対して分散または溶解を含有し、か
つ色素を含有しない無色インクの専用ノズルとし、印刷
部分のうちの淡色や均染化を必要とする部分に色素を含
有するインクと該インクと相溶性のある前記無色インク
とを付与することを特徴とするシート状物のインクジェ
ット印刷方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状物のインクジェ
ット印刷方法に関し、淡色や均染化を必要とする部分の
インクをにじませることによって自然な印刷効果を示す
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からインクジェット印刷に用いる細
かいノズルを使用し、ノズルからインクを飛ばせて布帛
に印刷する方法は知られている(特開平2−19033
7号公報、特開平2−300377号公報、特開平2−
47377号公報、特開平2−47378号公報、特公
平2−50234号公報)。コンピューターグラフィッ
クス技術とこのインクジェット印刷技術を合わせて布上
により良い画像を形成しようという試みは上記公開技術
だけでなく、解像度改善のためにドット(点)数を18
0ドット/インチから300〜400ドット/インチ等
に増やすことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット印刷方
式はドット(点)の集合体によって画像を形成するた
め、細かく観察すると従来の布帛のプリント方式に比べ
均染性が劣る。また、淡色を表現するためには、ドット
の集合を粗くすることが一般的であり、ドットの集合を
粗くする場合、ドットのピッチが完全にランダムになら
なければモアレ状の模様が発現し、不自然な淡色印刷と
なってしまう。これを解消するためには、通常、ノズル
数3〜4(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)に加えて
淡色専用のノズルを使用し、淡い色のインクを印刷する
方式が行なわれている。しかし、この方式では、ノズル
数が多くなるため、装置が大きくなり、製造コストも高
くなってしまう。また、細かく観察すると点の集合のた
め均染化が劣るという欠点を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート状物を
インクジェット方式により印刷するに際し、複数のイン
クジェットノズルのうちの少なくとも1つを色素に対し
て分散または溶解能のある溶剤を含有し色素を含有しな
い無色インクの専用ノズルとし、印刷部分のうちの淡色
や均染化と必要とする部分に色素を含有するインクと該
インクと混和性のある前記無色インクとを付与すること
を特徴とするシート状物のインクジェット印刷方法であ
る。
【0005】本発明でいうシート状物とは、織物、編物
等の布帛、紙、フイルム等のシート状物を意味する。
【0006】本発明でいうインクジェット方式の印刷と
は、連続噴射型、間欠噴射型、オンデマンド型、インキ
ミスト型等の何れのインクジェット方式でもよいが、イ
ンクジェット印刷の柄表現のやりやすさからも、ノズル
径は20〜150μのものがよく、さらに好ましくは2
0〜80μである。20μ未満ではインクによるノズル
の目づまりが発生しやすく、150μを越えると解像度
が悪くなる。
【0007】通常、インクジェットノズルでカラー印刷
する場合、Yellow(以下、Yと略記)、Magenta (以
下、Mと略記)、Cyan(以下、Cと略記)の三原色とBl
ack (以下、Bと略記)の4色でそれぞれの単位面積の
色の比率で色が表現される。この場合、印刷する位置は
Y.M.C.Bで異なる。即ち、4×4マトリックスの
場合、下記表1の方式で行なわれるのが一般的である。
【0008】
【表1】
【0009】この場合、淡色になると点の間隔があき、
モアレ状の模様が発現したり、不自然な色表現になって
しまう。Y.M.C.Bの場合、4つのノズルの複数シ
ステム(ノズル数8〜16)で行なう場合もある。モア
レ状模様や不自然な色表現を少なくする方法としてY.
M.C.B以外にそれぞれの目的にあった濃度のインク
を印刷することもある。この場合のノズル数は5〜12
個になる。
【0010】本発明における複数のインクジェットノズ
ルとは、上記のようなノズルを言い、本発明は、これら
のノズルのうちの少なくとも1つのノズルを色素に対し
て分散あるいは溶解能のある溶剤を含有し、かつ色素を
含有しない無色インクの専用ノズルとするものである。
【0011】本発明でいう無色のインクの溶剤専用ノズ
ルとは、本発明のポイントである。即ち、従来、インク
ジェット印刷する場合、インクが滲まないことが必要と
考えられており、そのためにインクに対する対策とし
て、特開平2−300377号公報のようにインクに多
孔性嵩高微粒子を添加する方法や特公平2−50234
号公報のように生地を前処理する方法が考案されてい
る。しかしこのような対策では、淡色のモアレ状模様の
発現や均染な模様は得られず、点の集合した不自然な模
様又は色相しか得ることはできない。
【0012】本発明は積極的にインクを滲ませることに
より、モアレ状模様の発現や均染性を解決しようとする
ものである。インクを滲ませるだけならノズル径を大き
くして吐出インク量を多くする方法やインク粘度を小さ
くして滲ませる方法が考えられるが、模様を表現する場
合、滲ませない部分も当然必要なことから、上記対策で
は全ての部分が滲むため実用化にはほど遠い。
【0013】本発明は、滲みを必要とする部分に有色イ
ンク以外に無色インク(単に色素が含有されていないイ
ンクや色素の溶剤を意味する。)を共存させることによ
って、必要な部分だけインクを滲ませ、モアレ模様の発
現防止や均染化ができることを見出した。有色インクと
共に無色インクを共存させるための手段として、無色イ
ンク専用のノズルを用いて行なう。無色インク専用ノズ
ルは単独で用いてもよく、インクの種類によっては併用
してもよい。
【0014】本発明でいう淡色とは、ドット密度が1/
3以下の場合をいう。前述の4×4マトリックス(16
ドット/mm)では5〜6ドット/mm以下をいう。1
4ドット/mmの場合、4〜5ドット/mm以下、7ド
ット/mmの場合、2ドット/mm以下をいう。これら
のドット密度になるとモアレ模様が発現しやすくなる。
【0015】また、本発明でいう均染化を必要とする部
分とは、模様の面積が大きくて点の集合が濃色でも判る
部分や色濃度や色相が連続的に徐々に変化する部分をい
う。例えば直径5mm程度の小さな円をポリエステルの
タフタに印刷した場合、紺や濃茶、黒の場合、均染化さ
れているように見える。しかし、直径5cm程度の比較
的大きな円を同様に印刷した場合、Y.M.C.Bのド
ットが明らかに目にみえ、不自然さを感じる。このよう
な場合、輪郭部は従来法で印刷し、直径5cmの内4.
5cmの中心部分を本発明の水又はインクの溶剤でにじ
ませることにより輪郭は鮮明でしかも中心部分は均染化
された円が得られる。輪郭が不鮮明でもよい場合は直径
5cmの円の全てを滲ませてもよい。
【0016】また、さらに本発明で言う均染化を必要と
する部分として色の濃度や色相が徐々に変化する部分に
関しては、例えば太陽のコロナを印刷する場合、太陽の
中心に近い部分は真赤で濃く、中心から遠ざかるにした
がって淡い朱色を必要とする。従来のインクジェット印
刷技術ではドットの集合なので不自然な表現となる。本
発明の方法で水はインクの溶剤を中心から遠ざかるに従
い多く印刷するようにすれば均染でしかも自然な淡色が
得られる。
【0017】本発明でいう色素を含有するインクとは、
色素、該色素の溶媒を必須とし、必要により分散剤、P
Hバッファー、湿潤剤、凝集防止剤、粘度調整剤、バイ
ンダー、架橋剤、防かび剤等が含まれているものをい
う。色素としては顔料、分散染料、酸性染料、直接染
料、反応染料、カチオン染料、VAT染料、油溶性染料
等がある。
【0018】無色インクとは、色素を分散または溶解さ
せることができる媒体を必須とするものであり、前記有
色インクから色素を除いたものや単に色素の溶媒や水等
も含まれる。ただし、有色インクと無色インクとはお互
に混和性があることが必要である。
【0019】色素の溶媒(溶剤)とは、水、アルコー
ル、ケトン、アミン系等がある。例えば酸性染料の場合
の溶剤は、水が代表的であり、分散染料の場合、グリセ
リン、水、尿素の場合が一般的であるが、これに限定さ
れるものではない。
【0020】以下、実施例により本発明を説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。
【実施例】
実施例 1 Cl Disperse Red 91 5部(分散剤含む) グリセリン 20部 尿 素 15部 イオン交換水 60部 合計 100部 を直径1mmのガラスビーズと共にボールミルに充填
し、20時間以上の微粒子分散化処理を行なった。イン
クは0.2μ以下の色素粒子が80%以上、0.3μ以
上が含有しないように調整した。このインクを用いてノ
ズル径60μ、 印字電圧107V、解像度14ドット/
mmのオンデマンド方式4×4マトリックス型のインクジ
ェットプリンターを使用して印刷を行なった。印刷布は
ポリエステルタフタ(目付70g/m2 )にインクの滲
みを少なくするためにカルボキシチメルセルロース(第
一工業製薬製)1.5%液を80%ピックアップになる
ようにパッドした。100℃×5分乾燥された後に、1
6打点、12打点、6打点、3打点の印写を行なった。
インクの付与量は50g/m2 この時、インクの滲みを
よくするため、グリセリン20部、尿素15部、イオン
交換水65部の無色のインクを作り、それぞれの打点
(ドット)の横0.1mmに印刷した。無色のインクを
印刷したものとしないものでは、モアレ状模様の発生に
大きな差があった。まだ3打点についてはインクの左右
に無色のインクを印刷した。
【0021】モアレ状模様の有無は視覚判定し、25c
m×25cmの印刷無地柄を3人で判定した。 判定基準 ○:モアレ模様が認められない。 △:ややモアレ状模様が認められる。 ×:明らかにモアレ状模様が認められる。 インクの滲みはマイクロスコープを用いて滲みの距離を
測定した。それぞれは印刷後、130℃×20分高圧ス
チーミングし、水洗、乾燥後に判定した。
【0022】
【表2】
【0023】6打点、3打点の通常のインクジェットの
方式ではモアレ状模様が認められるが、無色のインクに
よってモアレ状模様は軽減するか又は著しく改善され
る。
【0024】実施例 2 Cl Reactive Yellow 95(33% Liquid 品) Cl 〃 Red 218( 〃 ) Cl 〃 Blue 49(40% 〃 ) Cl 〃 Black 1(80% 〃 ) を下記のインク組成にして使用した。 染料 30% エチレングリコール 20% イオン交換水 50% いずれも1μのフィルターで濾過後、減圧下で脱気を行
ない使用した。インクジェット条件は次の通りである。 インクジェット方式:オンデマンド型 ノズル径 :75μ 印字電圧 :60V 解像度 :8ドット/mm インク付与量 :65g/m2 綿織物ブロード(目付80g/m2 )を用いて次表の色
相を作った。この場合、インクの滲みをよくするため、
水だけのインクをそれぞれのドットの横に印刷した。印
刷後、飽和蒸気で100℃×15分スチーミング処理
し、次いで水洗し、80℃×5分間、非イオン活性剤1
8/lでソーピング処理した。評価方法は実施例1と同
じ方法で行なった。
【0025】
【表3】
【0026】均染性の判定はマイクロスコープでドット
の滲み状態を観察し、○(ドットの滲みが大きく、ドッ
トが重なり合っている。)、△(ドットが滲んでかなり
近接している。)、×(ドットの滲みがほとんど認めら
れない。)を判定した。従来法の淡色ではモアレが認め
られたが、本発明の淡色ではモアレはなく、均染性に優
れていた。
【0027】
【発明の効果】本発明のインクジェット印刷方法によれ
ば、インクの滲みを有効に利用できるため、モアレ状の
模様の発現がなく、淡色や淡色から濃色までの濃度変化
も自然な感じで表現することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物をインクジェット方式により
    印刷するに際し、複数のインクジェットノズルのうちの
    少なくとも1つを色素に対して分散または溶解能のある
    媒体を含有し色素を含有しない無色インクの専用ノズル
    とし、印刷部分のうちの淡色や均染化を必要とする部分
    に色素を含有するインクと該インクと混和性のある前記
    無色インクとを付与することを特徴とするシート状物の
    インクジェット印刷方法。
JP3122327A 1991-04-23 1991-04-23 シート状物のインクジェット印刷方法 Pending JPH0610278A (ja)

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JP3122327A JPH0610278A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 シート状物のインクジェット印刷方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1881104A2 (en) 2006-07-20 2008-01-23 J-TECK3 S.r.l. Method and apparatus for digitally printing on textile articles
EP2537679A1 (en) 2011-06-23 2012-12-26 Seiko Epson Corporation Inkjet textile printing method and inkjet textile printing apparatus
US8967764B2 (en) 2011-03-16 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Ink jet textile printing apparatus and method of producing printed textile

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