JPH06103696A - データ信号再生装置 - Google Patents
データ信号再生装置Info
- Publication number
- JPH06103696A JPH06103696A JP24651792A JP24651792A JPH06103696A JP H06103696 A JPH06103696 A JP H06103696A JP 24651792 A JP24651792 A JP 24651792A JP 24651792 A JP24651792 A JP 24651792A JP H06103696 A JPH06103696 A JP H06103696A
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- JP
- Japan
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- signal
- output
- adaptive
- amplitude
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- Pending
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 期待値(103出力)と等化出力(128出
力)の差の等化誤差信号(104出力)に応じてタップ
係数更新回路123〜127の係数を調整することによ
り、入力信号(再生信号)波形を自動的に適応等化する
適応等化器102(遅延回路114〜117,乗算回路
118〜122,加算器128をもつ)を有する再生装
置において、ドロップアウト等入力信号振幅が所定値A
以下に一時的に低下したとき、タップ更新を中断し、入
力信号振幅が元に戻ったとき直ちに適応等化動作(タッ
プ更新)を再開させる。 【構成】 等化出力信号(128出力)の絶対値Vab
sを入力のピーク毎に更新して等化出力エンベロープ値
Venvを作るエンベロープ値更新回路112と、Ve
nvが所定値A以下に低下したとき検出信号を発生する
比較器134と、検出信号発生時にタップ更新を停止す
るゲート105〜109を設ける。
力)の差の等化誤差信号(104出力)に応じてタップ
係数更新回路123〜127の係数を調整することによ
り、入力信号(再生信号)波形を自動的に適応等化する
適応等化器102(遅延回路114〜117,乗算回路
118〜122,加算器128をもつ)を有する再生装
置において、ドロップアウト等入力信号振幅が所定値A
以下に一時的に低下したとき、タップ更新を中断し、入
力信号振幅が元に戻ったとき直ちに適応等化動作(タッ
プ更新)を再開させる。 【構成】 等化出力信号(128出力)の絶対値Vab
sを入力のピーク毎に更新して等化出力エンベロープ値
Venvを作るエンベロープ値更新回路112と、Ve
nvが所定値A以下に低下したとき検出信号を発生する
比較器134と、検出信号発生時にタップ更新を停止す
るゲート105〜109を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ再生装置に係
り、特に、磁気記録装置のデータ再生時における入力信
号レベルの大きな変化に影響されることなく、適応波形
動作の誤動作を防止できる適応等化器を搭載したデータ
信号再生装置に関する。
り、特に、磁気記録装置のデータ再生時における入力信
号レベルの大きな変化に影響されることなく、適応波形
動作の誤動作を防止できる適応等化器を搭載したデータ
信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録装置の読み出し回路に
おいて、磁気ヘッドからのアナログ再生信号をディジタ
ル信号に変換した後、データ弁別を行う場合、電磁変換
系の劣化要因、例えば高域周波数成分の劣化により、振
幅歪、位相歪、外来ノイズなどの影響を受ける。そこ
で、記録データに対応した信号を忠実に再現するために
は、上述の波形歪を補正し、高域ノイズを除去するた
め、波形等化器や、低域フィルタなどで構成された読み
取り回路が用いられている。
おいて、磁気ヘッドからのアナログ再生信号をディジタ
ル信号に変換した後、データ弁別を行う場合、電磁変換
系の劣化要因、例えば高域周波数成分の劣化により、振
幅歪、位相歪、外来ノイズなどの影響を受ける。そこ
で、記録データに対応した信号を忠実に再現するために
は、上述の波形歪を補正し、高域ノイズを除去するた
め、波形等化器や、低域フィルタなどで構成された読み
取り回路が用いられている。
【0003】上記技術では、記録媒体、磁気ヘッド、及
び、回路系のばらつきによる記録再生特性の変化や、磁
気ヘッドの記録媒体の経年変化による特性の変化に対応
できないため、読み取りデータの信頼性に問題があっ
た。これを補償する手段として、入力信号の変化に応じ
て等化器の特性を自動的に調整する等化器を一般に自動
等化器と呼び、通常、アダブティブフィルタがもちいら
れている。
び、回路系のばらつきによる記録再生特性の変化や、磁
気ヘッドの記録媒体の経年変化による特性の変化に対応
できないため、読み取りデータの信頼性に問題があっ
た。これを補償する手段として、入力信号の変化に応じ
て等化器の特性を自動的に調整する等化器を一般に自動
等化器と呼び、通常、アダブティブフィルタがもちいら
れている。
【0004】図5に、従来から用いられているトランス
バーサルフィルタによる等化、判定器の構成を示す。同
図で、符号100がトランスバーサルフィルタ等化器
で、この等化器100は、直列接続された遅延素子10
0a(各遅延時間T)、この遅延素子のタップ出力にタ
ップステップゲインを乗算する乗算器100b、各乗算
器100bのタップゲインC−1〜C0〜C+1を記憶
するレジスタ100c、各乗算器の出力を加算する加算
器100dから構成される。一方、判定器101は等化
器の等化出力Yから信号を振幅検出して期待値信号を生
成する判定器である。判定器101の出力aKと等化出
力YKは減算器101aに入力され誤差信号eK(等化
出力と期待値の差)が生成され、この誤差信号eKに基
づきレジスタ100cのタップゲインが設定される。
バーサルフィルタによる等化、判定器の構成を示す。同
図で、符号100がトランスバーサルフィルタ等化器
で、この等化器100は、直列接続された遅延素子10
0a(各遅延時間T)、この遅延素子のタップ出力にタ
ップステップゲインを乗算する乗算器100b、各乗算
器100bのタップゲインC−1〜C0〜C+1を記憶
するレジスタ100c、各乗算器の出力を加算する加算
器100dから構成される。一方、判定器101は等化
器の等化出力Yから信号を振幅検出して期待値信号を生
成する判定器である。判定器101の出力aKと等化出
力YKは減算器101aに入力され誤差信号eK(等化
出力と期待値の差)が生成され、この誤差信号eKに基
づきレジスタ100cのタップゲインが設定される。
【0005】誤差信号eKを用いたタップゲイン修正法
では、一般にLMS(Least Mean Squre)法、MSE
(Mean Square Error )法などが用いられる。MSE法
のタップ係数の更新には図5の(b)に示す式が用いら
れる。
では、一般にLMS(Least Mean Squre)法、MSE
(Mean Square Error )法などが用いられる。MSE法
のタップ係数の更新には図5の(b)に示す式が用いら
れる。
【0006】ここで、jはタップの順位、左辺のCjの
(V+1)次は時刻V+1におけるj番目のタップゲイ
ン、右辺のCjの(V)次は時刻Vにおけるj番目のタ
ップゲイン、Kは入力の順番、XK-j は入力、αはステ
ップのきざみ幅、aKは判定器による期待値信号であ
る。
(V+1)次は時刻V+1におけるj番目のタップゲイ
ン、右辺のCjの(V)次は時刻Vにおけるj番目のタ
ップゲイン、Kは入力の順番、XK-j は入力、αはステ
ップのきざみ幅、aKは判定器による期待値信号であ
る。
【0007】このような自動等化器を用いてデータ伝送
における波形歪を補償するものであるが、データ伝送に
何らかの原因で急激な変化あるいは擾乱が生じた場合、
自動等化器においては、自動等化器の係数値が収束せ
ず、系が発散することがあることが知られている。これ
を改良するものとして、特開昭56−17532号公報
記載の自動等化器があげられる。この公報では、判定器
の出力から得られる期待値(理想値)の誤差量が一定値
を超えたことを検出する判定回路と、この判定回路の出
力により誤差量の修正を禁止する手段を設けることによ
って、転送系の一時的な擾乱により自動等化器の係数が
発散するのを改良している。
における波形歪を補償するものであるが、データ伝送に
何らかの原因で急激な変化あるいは擾乱が生じた場合、
自動等化器においては、自動等化器の係数値が収束せ
ず、系が発散することがあることが知られている。これ
を改良するものとして、特開昭56−17532号公報
記載の自動等化器があげられる。この公報では、判定器
の出力から得られる期待値(理想値)の誤差量が一定値
を超えたことを検出する判定回路と、この判定回路の出
力により誤差量の修正を禁止する手段を設けることによ
って、転送系の一時的な擾乱により自動等化器の係数が
発散するのを改良している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては、たとえば磁気記録装置における再生信号
のように外乱の多い入力信号や、媒体欠陥による入力信
号振幅の低下時における低S/Nでの入力信号に対する
配慮がなにもなされていない。このため、本発明者によ
れば、上記従来技術では、速度変動,ノイズジッタ等の
外乱の入力信号や、ドロップアウトが到来したときに、
不適正な等化作用が行なわれるだけでなく、それら外乱
やドロップアウトが止んだ後も、適正な等化動作に回復
することができないという問題があることがわかった。
この問題を図6の波形図により説明する。図6は、ビッ
ト周期T、2進値010の入力信号(本来のレベルは
“0”がローレベル、“1”がハイレベル)のレベルが
媒体欠陥により一時的に低下(ドロップアウト)した場
合の等化器の動作を示している。同図(b),(c)に
示すように、従来方式では、本来等化器のタップ係数を
更新すべきセンタタップC0(例えば2進データの数値
“1”)では、期待値に対する等化出力の等化誤差eo
が一定値を越えるため、このセンタタップC0に対して
タップ係数の修正が禁止され、一方、センタタップ以外
のタップ係数(C−1,C+1)は、期待値に対する等
化出力の誤差量e−1,e+1が小さいため、タップ係
数が修正される。したがって、数値“1”のデータの振
幅が補正されず、センタタップ以外のタップ係数が修正
で適応化動作が行われているので、センタタップ以外の
タップ係数の更新で誤差量e−1,e+1だけを小さく
するような等化作用が行なわれ、いわゆるスリミング効
果だけが働く。よって、正しい振幅補正がなされない状
態での適応等化動作が働くため、同図(a)の等化出力
信号5bは入力信号5aに対して振幅が低下し、ドロッ
プアウトの長さによっては等化出力は零となってしま
う。また等化出力の振幅低下での誤期待値により等化器
の擾乱が発生する。さらにエラーカット機能によりフィ
ードバックされないセンタタップでの適応等化動作での
タップ係数は異常な値であり、ドロップアウト後の入力
振幅が大きくなっても等化出力振幅は回復不能となる問
題点がある。
術においては、たとえば磁気記録装置における再生信号
のように外乱の多い入力信号や、媒体欠陥による入力信
号振幅の低下時における低S/Nでの入力信号に対する
配慮がなにもなされていない。このため、本発明者によ
れば、上記従来技術では、速度変動,ノイズジッタ等の
外乱の入力信号や、ドロップアウトが到来したときに、
不適正な等化作用が行なわれるだけでなく、それら外乱
やドロップアウトが止んだ後も、適正な等化動作に回復
することができないという問題があることがわかった。
この問題を図6の波形図により説明する。図6は、ビッ
ト周期T、2進値010の入力信号(本来のレベルは
“0”がローレベル、“1”がハイレベル)のレベルが
媒体欠陥により一時的に低下(ドロップアウト)した場
合の等化器の動作を示している。同図(b),(c)に
示すように、従来方式では、本来等化器のタップ係数を
更新すべきセンタタップC0(例えば2進データの数値
“1”)では、期待値に対する等化出力の等化誤差eo
が一定値を越えるため、このセンタタップC0に対して
タップ係数の修正が禁止され、一方、センタタップ以外
のタップ係数(C−1,C+1)は、期待値に対する等
化出力の誤差量e−1,e+1が小さいため、タップ係
数が修正される。したがって、数値“1”のデータの振
幅が補正されず、センタタップ以外のタップ係数が修正
で適応化動作が行われているので、センタタップ以外の
タップ係数の更新で誤差量e−1,e+1だけを小さく
するような等化作用が行なわれ、いわゆるスリミング効
果だけが働く。よって、正しい振幅補正がなされない状
態での適応等化動作が働くため、同図(a)の等化出力
信号5bは入力信号5aに対して振幅が低下し、ドロッ
プアウトの長さによっては等化出力は零となってしま
う。また等化出力の振幅低下での誤期待値により等化器
の擾乱が発生する。さらにエラーカット機能によりフィ
ードバックされないセンタタップでの適応等化動作での
タップ係数は異常な値であり、ドロップアウト後の入力
振幅が大きくなっても等化出力振幅は回復不能となる問
題点がある。
【0009】このような問題が生じるのは、要するに、
タップ係数の更新を停止するか否かの判断をするのに、
入力波形の状態を正しく反映していない等化出力と期待
値との誤差量を用いているからである。つまり、一旦入
力波形に大きな外乱が発生し一定値以上の誤差量が検出
され、更新停止が行なわれると、等化出力,期待値に狂
いを生じ、この狂いが更に助長されて誤差量に現われる
ことが繰返される結果、誤差量は入力波形の振幅の状態
を正しく反映していないものとなり、その後外乱が終っ
ても誤差量が大きくずれたままとなってしまうためであ
る。そこで、本発明では、タップ係数の更新停止の判断
をするのに、従来の誤差量を用いるのに代えて、可及的
に入力波形そのものの振幅の状態を反映している信号、
例えば等化出力,入力信号そのものもしくはそれらのエ
ンベロープ波形を用いることにより、入力信号に正しく
応答し誤動作のない適応等化動作が行なわれることを見
出したものである。
タップ係数の更新を停止するか否かの判断をするのに、
入力波形の状態を正しく反映していない等化出力と期待
値との誤差量を用いているからである。つまり、一旦入
力波形に大きな外乱が発生し一定値以上の誤差量が検出
され、更新停止が行なわれると、等化出力,期待値に狂
いを生じ、この狂いが更に助長されて誤差量に現われる
ことが繰返される結果、誤差量は入力波形の振幅の状態
を正しく反映していないものとなり、その後外乱が終っ
ても誤差量が大きくずれたままとなってしまうためであ
る。そこで、本発明では、タップ係数の更新停止の判断
をするのに、従来の誤差量を用いるのに代えて、可及的
に入力波形そのものの振幅の状態を反映している信号、
例えば等化出力,入力信号そのものもしくはそれらのエ
ンベロープ波形を用いることにより、入力信号に正しく
応答し誤動作のない適応等化動作が行なわれることを見
出したものである。
【0010】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決して、タップ係数更新可否の判断をするの
に可及的に入力信号波形の振幅状態を反映している信号
を用いることにより、外乱の多い入力信号またはドロッ
プアウトした入力信号に対しても適応等化動作が誤動作
せず、入力信号に忠実に応答動作する適応等化器を搭載
したデータ信号再生装置を提供することにある。
問題点を解決して、タップ係数更新可否の判断をするの
に可及的に入力信号波形の振幅状態を反映している信号
を用いることにより、外乱の多い入力信号またはドロッ
プアウトした入力信号に対しても適応等化動作が誤動作
せず、入力信号に忠実に応答動作する適応等化器を搭載
したデータ信号再生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、データ信号が入力される適応等化器と、
前記適応等化器の等化出力信号と期待値との間の等化誤
差信号を得る弁別回路と、前記等化誤差信号に応じて前
記適応等化器のタップ係数を調整することにより入力デ
ータ信号の波形を自動的に適応化する等化制御手段とを
有するデータ信号再生装置において、前記入力データ信
号の振幅または前記等化出力信号の振幅と所定値との大
きさを比較する比較回路と、その比較結果により前記入
力データ信号または前記等化出力信号の一時的な振幅低
下が検出されたとき、前記適応等化器の適応等化動作を
停止することにより振幅低下直前のタップ係数を保持す
る適応等化動作停止手段とを備えたことを特徴とする。
め、本発明は、データ信号が入力される適応等化器と、
前記適応等化器の等化出力信号と期待値との間の等化誤
差信号を得る弁別回路と、前記等化誤差信号に応じて前
記適応等化器のタップ係数を調整することにより入力デ
ータ信号の波形を自動的に適応化する等化制御手段とを
有するデータ信号再生装置において、前記入力データ信
号の振幅または前記等化出力信号の振幅と所定値との大
きさを比較する比較回路と、その比較結果により前記入
力データ信号または前記等化出力信号の一時的な振幅低
下が検出されたとき、前記適応等化器の適応等化動作を
停止することにより振幅低下直前のタップ係数を保持す
る適応等化動作停止手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、前記入力データ信号または前記等化
出力信号のエンベロープ値を作成するエンベロープ作成
回路を備え、前記比較回路は、前記エンベロープ値と前
記所定値との大きさを比較するように構成することもで
きる。
出力信号のエンベロープ値を作成するエンベロープ作成
回路を備え、前記比較回路は、前記エンベロープ値と前
記所定値との大きさを比較するように構成することもで
きる。
【0013】前記適応等化動作停止手段は、前記適応等
化器中のすべてのタップ係数値の更新を停止するように
構成してもよく、あるいは、前記適応等化器中のセンタ
タップ以外のタップ係数値のみの更新を停止するように
構成してもよい。
化器中のすべてのタップ係数値の更新を停止するように
構成してもよく、あるいは、前記適応等化器中のセンタ
タップ以外のタップ係数値のみの更新を停止するように
構成してもよい。
【0014】なお、前記入力データ信号または前記等化
出力信号の振幅が所定振幅以上に回復したとき、前記適
応等化器のタップ係数の更新を再開するようにすること
はいうまでもない。
出力信号の振幅が所定振幅以上に回復したとき、前記適
応等化器のタップ係数の更新を再開するようにすること
はいうまでもない。
【0015】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0016】本発明によれば、等化誤差信号に応じてタ
ップ係数のような等化特性を調整することにより入力デ
ータ波形を自動的に適応等化する適応等化器を用いたデ
ータ信号再生装置において、比較器により入力データ信
号または等化出力信号の振幅状態を監視し、この振幅が
一時的に低下したとき(この振幅の絶対値やエンベロー
プ値などが所定値以下に低下したとき)、適応等化器の
タップ係数の更新を一時的に停止して該係数値を直前の
値に保持するようにしたので、入力信号振幅が大きいと
きには通常の適応等化動作が継続されるが、記録媒体欠
陥のような大きなドロップアウト発生により入力信号が
所定値以下に低下したときには、適応等化動作が一時的
に中止されることによって、適応等化器の誤動作や擾乱
の発生を防止することができる。特に、適応等化動作の
停止可否の判断を、従来のように等化誤差信号振幅を見
て行なうのではなく、入力データ信号の振幅波形状態を
できるだけ正確に反映した波形振幅をもつ信号、例え
ば、入力データ信号または等化出力信号もしくはそれら
のエンベロープ波形を見て行なうようにしたので、一
旦、一時的な入力信号振幅低下によって適応等化動作が
停止した後も、入力データ信号が所定値以上に戻れば、
適応等化器のタップ係数変更による適応等化動作が直ち
に再開され、従来装置のような回復不能におちいること
は全くない。
ップ係数のような等化特性を調整することにより入力デ
ータ波形を自動的に適応等化する適応等化器を用いたデ
ータ信号再生装置において、比較器により入力データ信
号または等化出力信号の振幅状態を監視し、この振幅が
一時的に低下したとき(この振幅の絶対値やエンベロー
プ値などが所定値以下に低下したとき)、適応等化器の
タップ係数の更新を一時的に停止して該係数値を直前の
値に保持するようにしたので、入力信号振幅が大きいと
きには通常の適応等化動作が継続されるが、記録媒体欠
陥のような大きなドロップアウト発生により入力信号が
所定値以下に低下したときには、適応等化動作が一時的
に中止されることによって、適応等化器の誤動作や擾乱
の発生を防止することができる。特に、適応等化動作の
停止可否の判断を、従来のように等化誤差信号振幅を見
て行なうのではなく、入力データ信号の振幅波形状態を
できるだけ正確に反映した波形振幅をもつ信号、例え
ば、入力データ信号または等化出力信号もしくはそれら
のエンベロープ波形を見て行なうようにしたので、一
旦、一時的な入力信号振幅低下によって適応等化動作が
停止した後も、入力データ信号が所定値以上に戻れば、
適応等化器のタップ係数変更による適応等化動作が直ち
に再開され、従来装置のような回復不能におちいること
は全くない。
【0017】また、適応等化動作の一時的な停止をセン
タタップ以外のタップ係数更新停止により行なう場合に
は、ドロップアウトなどの許容範囲外まで低下した入力
信号に対してセンタタップだけが動作するので振幅補正
でき、センタタップ以外では適応等化動作は追従するこ
となく、所定許容範囲内の入力信号のみ適応等化動作を
追従させることができる。
タタップ以外のタップ係数更新停止により行なう場合に
は、ドロップアウトなどの許容範囲外まで低下した入力
信号に対してセンタタップだけが動作するので振幅補正
でき、センタタップ以外では適応等化動作は追従するこ
となく、所定許容範囲内の入力信号のみ適応等化動作を
追従させることができる。
【0018】更に、再生される情報(入力データ信号)
のパターンで適応動作の停止の可否が制御されるので、
特定のパターンの入力を検知した場合に適応等化動作を
停止させることも可能である。これにより、適応等化動
作の誤動作を防止することができる。
のパターンで適応動作の停止の可否が制御されるので、
特定のパターンの入力を検知した場合に適応等化動作を
停止させることも可能である。これにより、適応等化動
作の誤動作を防止することができる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0020】本実施例は最適な適応等化を行なうための
データ再生装置である。図1は、本発明の一実施例(実
施例1)によるデータ再生システムの構成を示す。図示
した構成は、たとえば磁気記録再生装置などのデータ再
生部に設けられている。
データ再生装置である。図1は、本発明の一実施例(実
施例1)によるデータ再生システムの構成を示す。図示
した構成は、たとえば磁気記録再生装置などのデータ再
生部に設けられている。
【0021】図1において、101はアナログデジタル
変換器(A/D変換器)、102は、等化特性が変化で
きて、アナログデジタル変換器101からのサンプリン
グされた入力情報の波形や周波数成分のような特徴を抽
出し、この特徴に応じて系の特性を動的に調整する適応
等化処理を行なう適応等化器(適応波形等化器)、10
3は適応等化器の出力信号からデータ値“1”か“0”
を識別するデータ弁別回路、104は等化器出力信号と
データ弁別器から生成された期待値信号との差を出力す
る誤差信号検出手段として機能する等化誤差検出回路
(加算器)である。105,106,107,108,
109は比較器134により等化誤差信号を帰還するか
非帰還するかを切り替えるゲート回路である。110は
入力波形ピーク値でパルスを発生するピークパルス検出
回路であり、例えば2進数値“0”をローレベル、2進
数値“1”をハイレベルとする入力信号の場合、数値
“1”が到来する毎にピークパルス検出信号を発生す
る。111は前記ピークパルスの変化点で位相が同期し
たクロック信号を生成する基準クロック生成回路、11
2は等化器102の出力信号振幅値から信号(データ値
“1”)のピーク値に対応したエンベロープ信号を生成
するエンベロープ値更新回路、134は上記エンベロー
プ値と所定値Aとの大小関係を比較する比較回路であ
る。
変換器(A/D変換器)、102は、等化特性が変化で
きて、アナログデジタル変換器101からのサンプリン
グされた入力情報の波形や周波数成分のような特徴を抽
出し、この特徴に応じて系の特性を動的に調整する適応
等化処理を行なう適応等化器(適応波形等化器)、10
3は適応等化器の出力信号からデータ値“1”か“0”
を識別するデータ弁別回路、104は等化器出力信号と
データ弁別器から生成された期待値信号との差を出力す
る誤差信号検出手段として機能する等化誤差検出回路
(加算器)である。105,106,107,108,
109は比較器134により等化誤差信号を帰還するか
非帰還するかを切り替えるゲート回路である。110は
入力波形ピーク値でパルスを発生するピークパルス検出
回路であり、例えば2進数値“0”をローレベル、2進
数値“1”をハイレベルとする入力信号の場合、数値
“1”が到来する毎にピークパルス検出信号を発生す
る。111は前記ピークパルスの変化点で位相が同期し
たクロック信号を生成する基準クロック生成回路、11
2は等化器102の出力信号振幅値から信号(データ値
“1”)のピーク値に対応したエンベロープ信号を生成
するエンベロープ値更新回路、134は上記エンベロー
プ値と所定値Aとの大小関係を比較する比較回路であ
る。
【0022】また、適応等化器102において、114
〜117はデータを遅延させる遅延回路(遅延時間T=
1ビット幅)であり、ラッチ回路等からなる。118〜
122は乗算回路、123〜127は前記適応等化器の
各タップ係数を決めるタップ係数更新回路、128は上
記遅延回路114〜117、乗算回路118〜122を
通過した信号を合計する加算回路である。
〜117はデータを遅延させる遅延回路(遅延時間T=
1ビット幅)であり、ラッチ回路等からなる。118〜
122は乗算回路、123〜127は前記適応等化器の
各タップ係数を決めるタップ係数更新回路、128は上
記遅延回路114〜117、乗算回路118〜122を
通過した信号を合計する加算回路である。
【0023】また、エンベロープ値更新回路112にお
いて、113はエンベロープ値を保持するレジスタ、1
29は等化出力を保持するレジスタ、130はレジスタ
129の出力の絶対値をとる絶対値回路、131は、レ
ジスタ113の出力であるエンベロープ値Venvと絶
対値回路130の出力である等化出力信号絶対値との振
幅を比較する比較器、132は、比較器131の比較結
果に応じて、エンベロープ値Venvか、それに一定数
UDを加算した値か、それより一定数DCを減算した値
のいずれか1つを選択するセレクタである。
いて、113はエンベロープ値を保持するレジスタ、1
29は等化出力を保持するレジスタ、130はレジスタ
129の出力の絶対値をとる絶対値回路、131は、レ
ジスタ113の出力であるエンベロープ値Venvと絶
対値回路130の出力である等化出力信号絶対値との振
幅を比較する比較器、132は、比較器131の比較結
果に応じて、エンベロープ値Venvか、それに一定数
UDを加算した値か、それより一定数DCを減算した値
のいずれか1つを選択するセレクタである。
【0024】これらの回路により、適応等化回路102
において、その内部に設定されるタップ係数に従って、
適応動作する機能と、該適応動作した結果出力される信
号について求められる等化誤差信号をうけて、上記タッ
プ係数を更新して、その特性を変化させる、適応等化を
行なう機能が構成され、実現される。
において、その内部に設定されるタップ係数に従って、
適応動作する機能と、該適応動作した結果出力される信
号について求められる等化誤差信号をうけて、上記タッ
プ係数を更新して、その特性を変化させる、適応等化を
行なう機能が構成され、実現される。
【0025】また、レジスタ113の出力であるエンベ
ロープ値更新回路112の出力Venvは、ピーク検出
回路110から出力されるピークデータ信号(ピークパ
ルス信号)をトリガとして、ピークパルスが検出される
度に、適応等化回路102の等化出力信号の絶対値Va
bsに応じた値に遂次更新される。
ロープ値更新回路112の出力Venvは、ピーク検出
回路110から出力されるピークデータ信号(ピークパ
ルス信号)をトリガとして、ピークパルスが検出される
度に、適応等化回路102の等化出力信号の絶対値Va
bsに応じた値に遂次更新される。
【0026】レジスタ113に記憶されているエンベロ
ープ値Venvは、ピークデータ信号に位相が同期した
基準クロック信号で入力信号がA/D変換された後、適
応波形処理された等化出力信号の絶対値Vabsを元
に、更新される。ここでレジスタ113に予め初期値を
入力しておくと、速やかに適当なエンベロープ値Ven
vを発生することができる。このエンベロープ値Ven
vの更新は、等化出力振幅のビット単位の急激な変化に
は追従せず、ドロップアウトと呼ばれる、記録媒体の欠
陥による信号振幅の緩やかな変化に追従させるため、エ
ンベロープ値の更新手段回路112は、例えば以下に示
す手順を実行する。 (1) Venv(n−1)<Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1)+UD (2) Venv(n−1)>Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1)−DC (3) Venv(n−1)=Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1) ここで、nはデータの順番、UDはエンベロープ値加算
定数、DCはエンベロープ値減算定数である。
ープ値Venvは、ピークデータ信号に位相が同期した
基準クロック信号で入力信号がA/D変換された後、適
応波形処理された等化出力信号の絶対値Vabsを元
に、更新される。ここでレジスタ113に予め初期値を
入力しておくと、速やかに適当なエンベロープ値Ven
vを発生することができる。このエンベロープ値Ven
vの更新は、等化出力振幅のビット単位の急激な変化に
は追従せず、ドロップアウトと呼ばれる、記録媒体の欠
陥による信号振幅の緩やかな変化に追従させるため、エ
ンベロープ値の更新手段回路112は、例えば以下に示
す手順を実行する。 (1) Venv(n−1)<Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1)+UD (2) Venv(n−1)>Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1)−DC (3) Venv(n−1)=Vabs(n)の場合 Venv(n)=Venv(n−1) ここで、nはデータの順番、UDはエンベロープ値加算
定数、DCはエンベロープ値減算定数である。
【0027】(1)はエンベロープ値Venvより等化
器102の出力振幅の絶対値Vabsが大きい場合の動
作を示している。この場合、先ず、エンベロープ値Ve
nv(n−1)に加算定数UDを加える。なお、1回の
UD加算結果がVabs(n)未満のときには、加算結
果がVabs(n)に等しくなるまでUD加算を繰り返
す。加算結果を新しいエンベロープ値とする。(2)は
エンベロープ値Venv(n−1)より等化出力の絶対
値Vabsの方が小さい場合の動作を示している。この
場合、先ずエンベロープ値Venv(n−1)から減算
定数DCを引く。なお、1回のDC減算結果がVabs
(n)を越えているときには、減算結果がVabs
(n)に等しくなるまで、DC減算を繰り返す。減算結
果を新しいエンベロープ値とする。(3)はエンベロー
プ値Vens(n−1)と等化出力信号の絶対値Vab
sが等しい場合を示している。この場合エンベロープ値
Venvは更新されない。
器102の出力振幅の絶対値Vabsが大きい場合の動
作を示している。この場合、先ず、エンベロープ値Ve
nv(n−1)に加算定数UDを加える。なお、1回の
UD加算結果がVabs(n)未満のときには、加算結
果がVabs(n)に等しくなるまでUD加算を繰り返
す。加算結果を新しいエンベロープ値とする。(2)は
エンベロープ値Venv(n−1)より等化出力の絶対
値Vabsの方が小さい場合の動作を示している。この
場合、先ずエンベロープ値Venv(n−1)から減算
定数DCを引く。なお、1回のDC減算結果がVabs
(n)を越えているときには、減算結果がVabs
(n)に等しくなるまで、DC減算を繰り返す。減算結
果を新しいエンベロープ値とする。(3)はエンベロー
プ値Vens(n−1)と等化出力信号の絶対値Vab
sが等しい場合を示している。この場合エンベロープ値
Venvは更新されない。
【0028】以上の動作を図1と図2を用いて説明す
る。図2(a)は図1の加算回路128の出力、図2
(b)はレジスタ113の出力を表わしている。なお、
これは、ディジタル値を振幅で表現したものである。ま
ずピーク検出器110からのピークパルス信号の立ち下
がりでレジスタ113に記憶されたVenv(n−1)
が出力される。適応等化器102から出力される等化出
力は、ピークパルス信号の立ち下がりでレジスタ129
から出力され、絶対値回路130により絶対値を取り、
Vabs(n)が得られる。比較器131においてVe
nv(n−1)とVabsの大小が比較されその結果に
応じてセレクタ132によってVenv(n−1),V
env(n−1)+UC,Venv(n−1)−DCの
いずれかが選択され、結果は、レジスタ113に保存さ
れる。レジスタ113に保存されたデータはVabs
(n)と比較器131によって大小比較がなされる。比
較器131の結果をもとに条件(1),(2),(3)
が実行される。以上の計算結果は次のピーク検出信号を
受けたとき、エンベロープ値Venv(n)として比較
器134に渡される。比較器134は、該エンベロープ
値と所定値(基準値)Aを比較し、該比較器134の出
力により誤差検出器104の出力の等化誤差信号はゲー
ト回路105〜109でゲートされる。すなわち、図2
のように、該エンベロープ値が所定値Aより小さくなっ
た時、ゲート回路105〜109が閉じて零が出力され
タップ係数は更新されず、前の値がそのまま保持され
る。
る。図2(a)は図1の加算回路128の出力、図2
(b)はレジスタ113の出力を表わしている。なお、
これは、ディジタル値を振幅で表現したものである。ま
ずピーク検出器110からのピークパルス信号の立ち下
がりでレジスタ113に記憶されたVenv(n−1)
が出力される。適応等化器102から出力される等化出
力は、ピークパルス信号の立ち下がりでレジスタ129
から出力され、絶対値回路130により絶対値を取り、
Vabs(n)が得られる。比較器131においてVe
nv(n−1)とVabsの大小が比較されその結果に
応じてセレクタ132によってVenv(n−1),V
env(n−1)+UC,Venv(n−1)−DCの
いずれかが選択され、結果は、レジスタ113に保存さ
れる。レジスタ113に保存されたデータはVabs
(n)と比較器131によって大小比較がなされる。比
較器131の結果をもとに条件(1),(2),(3)
が実行される。以上の計算結果は次のピーク検出信号を
受けたとき、エンベロープ値Venv(n)として比較
器134に渡される。比較器134は、該エンベロープ
値と所定値(基準値)Aを比較し、該比較器134の出
力により誤差検出器104の出力の等化誤差信号はゲー
ト回路105〜109でゲートされる。すなわち、図2
のように、該エンベロープ値が所定値Aより小さくなっ
た時、ゲート回路105〜109が閉じて零が出力され
タップ係数は更新されず、前の値がそのまま保持され
る。
【0029】該エンベロープ値が所定値Aより大なる
時、または、所定値Aに等しい時、ゲート105〜10
9が開いて等化誤差信号と同じ値が出力される。
時、または、所定値Aに等しい時、ゲート105〜10
9が開いて等化誤差信号と同じ値が出力される。
【0030】さらにタップ係数更新回路123〜127
が適応アルゴリズムにより、等化特性を変化させる。こ
の場合に、ゲート105〜109が閉じて零が出力され
ている期間は、タップ係数更新回路123〜127に含
まれるアルゴリズムは、等化器102の出力が最も目的
に沿う形となっていると判断するため、等化特性を変化
させることがない。
が適応アルゴリズムにより、等化特性を変化させる。こ
の場合に、ゲート105〜109が閉じて零が出力され
ている期間は、タップ係数更新回路123〜127に含
まれるアルゴリズムは、等化器102の出力が最も目的
に沿う形となっていると判断するため、等化特性を変化
させることがない。
【0031】従って、本実施例のデータ再生方式によれ
ば、ドロップアウトなどの媒体欠陥等の等化出力エンベ
ロープの最大許容範囲である所定値Aと、等化出力のエ
ンベロープ生成回路112から出力されるエンベロープ
値を比較する比較器134と、これに対応して開閉され
るゲート105〜109とを備えることにより、等化出
力が低下した場合にのみタップ係数の更新を一時停止さ
せることができる。これにより、速度変動、ノイズジッ
タ等の基準クロック位相誤差によるA/Dサンプリング
誤差に起因する適応等化器の出力振幅低下が生じた場合
や、ドロップアウトによる適応等化器の出力振幅低下が
生じた場合、この等化出力の振幅低下に適応等化動作を
追従させることなく、所定値A以上の正常な等化出力信
号に対してのみ適応等化動作を追従させるので、等化器
の誤動作による波形擾乱を防止することができる。特
に、本実施例では、タップ更新可否の判断をする比較器
134の入力として、所定値Aと、入力信号の振幅状態
を正しく反映した等化出力のエンベロープ値Venvと
を比較するようにしたので、ドロップアウト期間でタッ
プ係数更新停止を確実に行なわせると共に、ドロップア
ウトが終息し再び入力信号振幅が一定値以上に回復した
ときには速やかに正常な等化動作が行なわれるものであ
る。
ば、ドロップアウトなどの媒体欠陥等の等化出力エンベ
ロープの最大許容範囲である所定値Aと、等化出力のエ
ンベロープ生成回路112から出力されるエンベロープ
値を比較する比較器134と、これに対応して開閉され
るゲート105〜109とを備えることにより、等化出
力が低下した場合にのみタップ係数の更新を一時停止さ
せることができる。これにより、速度変動、ノイズジッ
タ等の基準クロック位相誤差によるA/Dサンプリング
誤差に起因する適応等化器の出力振幅低下が生じた場合
や、ドロップアウトによる適応等化器の出力振幅低下が
生じた場合、この等化出力の振幅低下に適応等化動作を
追従させることなく、所定値A以上の正常な等化出力信
号に対してのみ適応等化動作を追従させるので、等化器
の誤動作による波形擾乱を防止することができる。特
に、本実施例では、タップ更新可否の判断をする比較器
134の入力として、所定値Aと、入力信号の振幅状態
を正しく反映した等化出力のエンベロープ値Venvと
を比較するようにしたので、ドロップアウト期間でタッ
プ係数更新停止を確実に行なわせると共に、ドロップア
ウトが終息し再び入力信号振幅が一定値以上に回復した
ときには速やかに正常な等化動作が行なわれるものであ
る。
【0032】図3は本発明のデータ再生方式の他の実施
例(実施例2)のデータ再生装置を示すブロック図、図
4は本実施例の適応等化器における等化出力波形エンベ
ロープ値と所定値との関係を示す説明図である。
例(実施例2)のデータ再生装置を示すブロック図、図
4は本実施例の適応等化器における等化出力波形エンベ
ロープ値と所定値との関係を示す説明図である。
【0033】本実施例の適応等化器は、例えば磁気記録
装置に用いられる適応等化器とされ、入力信号を所定の
条件で等化する等化器102と、等化器102の等化条
件を制御するタップ係数更新回路123〜127と、等
化器102出力信号と期待値との演算を行なう加算器1
04と、等化器102の出力信号のエンベロープを生成
するエンベロープ値更新回路112と、エンベロープ値
更新回路112の出力最小許容範囲である所定値Aとを
比較する比較器134と、比較器134の状態に対応し
て開閉されるセンタタップ以外に設けられたゲート10
5,106,108,109とから構成される。本実施
例2が実施例1と相違する点は、センタタップにはゲー
ト回路を設けていないで、上記エンベロープ値が許容範
囲である所定値Aを下回った場合に、等化誤差信号をセ
ンタタップ以外のゲート回路105,106,108,
109でゲートすることにより、センタタップ以外の適
応動作のみ停止し、センタタップによる等化出力の振幅
値のみを補正するようにしたものである。
装置に用いられる適応等化器とされ、入力信号を所定の
条件で等化する等化器102と、等化器102の等化条
件を制御するタップ係数更新回路123〜127と、等
化器102出力信号と期待値との演算を行なう加算器1
04と、等化器102の出力信号のエンベロープを生成
するエンベロープ値更新回路112と、エンベロープ値
更新回路112の出力最小許容範囲である所定値Aとを
比較する比較器134と、比較器134の状態に対応し
て開閉されるセンタタップ以外に設けられたゲート10
5,106,108,109とから構成される。本実施
例2が実施例1と相違する点は、センタタップにはゲー
ト回路を設けていないで、上記エンベロープ値が許容範
囲である所定値Aを下回った場合に、等化誤差信号をセ
ンタタップ以外のゲート回路105,106,108,
109でゲートすることにより、センタタップ以外の適
応動作のみ停止し、センタタップによる等化出力の振幅
値のみを補正するようにしたものである。
【0034】すなわち、本実施例においては、加算器1
04から出力された等化誤差が、センタタップのタップ
係数更新回路125に直接入力され、また、ゲート回路
105,106,108,109を経由してタップ係数
更新回路123,119,121,122に入力され
る。そして、タップ係数更新回路123〜127に於い
ては、A/D変換器101から出力される入力信号Xj
および、加算器104から出力される等化誤差信号eK
から適応等化アルゴリズムにより、等化特性を変化させ
るためタップ係数が更新される。
04から出力された等化誤差が、センタタップのタップ
係数更新回路125に直接入力され、また、ゲート回路
105,106,108,109を経由してタップ係数
更新回路123,119,121,122に入力され
る。そして、タップ係数更新回路123〜127に於い
ては、A/D変換器101から出力される入力信号Xj
および、加算器104から出力される等化誤差信号eK
から適応等化アルゴリズムにより、等化特性を変化させ
るためタップ係数が更新される。
【0035】一方、等化器102の出力は、エンベロー
プ値更新回路112に入力され、等化出力に対応したエ
ンベロープ値Venvが出力される。エンベロープ値V
envは比較器134に入力され、比較器134により
所定値Aと比較される。そして、所定値Aとの比較結果
は、すなわち比較器134の出力は、センタタップ係数
更新以外に設けられたゲート回路105,106,10
8,109に入力される。
プ値更新回路112に入力され、等化出力に対応したエ
ンベロープ値Venvが出力される。エンベロープ値V
envは比較器134に入力され、比較器134により
所定値Aと比較される。そして、所定値Aとの比較結果
は、すなわち比較器134の出力は、センタタップ係数
更新以外に設けられたゲート回路105,106,10
8,109に入力される。
【0036】したがって、等化器102の出力波形(加
算回路128の出力波形)及びレジスタ113の出力の
エンベロープ波形は、それぞれ図4(a)の4a及び図
4(b)の4cに示すようになる。なお4b,4dは比
較のため図2の場合を付記したものである。図2との差
分(4aと4bの差、及び4cと4dの差)は、センタ
タップを停止しないことによる上昇分である。図4に示
すように、比較器134の出力が、エンベロープ値4c
が所定値Aより小さくなったことを示したときに、セン
タタップ以外の誤差信号eKは、ゲート回路105,1
06,108,109によりゲートオフされ、タップ係
数回路123,124,126,127のタップ係数は
更新が停止される。
算回路128の出力波形)及びレジスタ113の出力の
エンベロープ波形は、それぞれ図4(a)の4a及び図
4(b)の4cに示すようになる。なお4b,4dは比
較のため図2の場合を付記したものである。図2との差
分(4aと4bの差、及び4cと4dの差)は、センタ
タップを停止しないことによる上昇分である。図4に示
すように、比較器134の出力が、エンベロープ値4c
が所定値Aより小さくなったことを示したときに、セン
タタップ以外の誤差信号eKは、ゲート回路105,1
06,108,109によりゲートオフされ、タップ係
数回路123,124,126,127のタップ係数は
更新が停止される。
【0037】一方、センタタップのタップ係数は、等化
出力(データ値“1”)と期待値の振幅差によりタップ
係数の更新が行なわれる。この場合、適応等化器では一
般に、センタタップ以外の乗算器118,119,12
1,122からの出力は等化特性を変化させるために用
いられ、センタタップからの乗算器120からの出力は
等化器102からの出力振幅に対する期待値との誤差信
号により等化出力振幅値を補正するために用いられる。
出力(データ値“1”)と期待値の振幅差によりタップ
係数の更新が行なわれる。この場合、適応等化器では一
般に、センタタップ以外の乗算器118,119,12
1,122からの出力は等化特性を変化させるために用
いられ、センタタップからの乗算器120からの出力は
等化器102からの出力振幅に対する期待値との誤差信
号により等化出力振幅値を補正するために用いられる。
【0038】従って、本実施例の適応等化器によれば、
エンベロープ値Venvとその最小許容範囲である所定
値Aとの比較結果と、これに応じて開閉するセンタタッ
プ以外に設けられたゲート回路により、エンベロープ値
Venvが所定値Aより小さくなった時に、等化誤差信
号によるタップ係数の更新停止によって適応動作が停止
される。一方、センタタップは誤差信号によりタップ係
数が更新されるため、図4の4aに対して4bに示すよ
うに等化出力振幅は補正することができる。これによ
り、等化特性は最小許容範囲より小さい等化出力に追従
させずに、等化出力振幅を補正できるので、ドロップア
ウトによる等化出力の振幅低下にたいして、データ弁別
エラーを低減することができる。
エンベロープ値Venvとその最小許容範囲である所定
値Aとの比較結果と、これに応じて開閉するセンタタッ
プ以外に設けられたゲート回路により、エンベロープ値
Venvが所定値Aより小さくなった時に、等化誤差信
号によるタップ係数の更新停止によって適応動作が停止
される。一方、センタタップは誤差信号によりタップ係
数が更新されるため、図4の4aに対して4bに示すよ
うに等化出力振幅は補正することができる。これによ
り、等化特性は最小許容範囲より小さい等化出力に追従
させずに、等化出力振幅を補正できるので、ドロップア
ウトによる等化出力の振幅低下にたいして、データ弁別
エラーを低減することができる。
【0039】なお、上記実施例では、エンベロープ値V
envを等化器102の出力(加算回路128出力)か
ら作成しているが、等化器102の前のA/D変換器1
01の出力から作成することも可能である。
envを等化器102の出力(加算回路128出力)か
ら作成しているが、等化器102の前のA/D変換器1
01の出力から作成することも可能である。
【0040】また、上記実施例では、磁気記録再生装置
に適用した場合を示したが、光ディスク装置等の他の型
の記録再生装置や、伝送系にも適用することができる。
に適用した場合を示したが、光ディスク装置等の他の型
の記録再生装置や、伝送系にも適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、適応等化器のタップ係数の更新を行なうか停止す
るかの判断をするのに、入力データ信号または等化出力
信号の振幅もしくはそれらのエンベロープ値と所定値と
の大小関係を監視する比較器を設け、この比較結果によ
り、前者の値が所定値以下になったとき、適応等化動作
を一時的に停止するようにしたので、入力データ信号振
幅が大きいときには通常の適応等化動作が継続される
が、媒体欠陥のような大きなドロップアウトや速度変
動、ジッタなどによる極端な振幅低下時には、タップ更
新による適応等化動作が一時的に停止されることによっ
て誤った等化動作が行なわれることが防止される。特
に、適応停止可否の判断は、従来のような等化誤差信号
に基いて行なうのではなく、入力データ信号の振幅波形
状態を反映している入力データ信号、等化出力信号もし
くはそれらのエンベロープ信号に基いて行なうので、一
旦適応等化動作が停止した後も、入力データ信号が所定
値以上に戻れば、適応等化器のタップ係数更新動作も直
ちに再開される結果、適応等化器の入力データ信号に対
する追従性を向上することができる効果が得られる。
れば、適応等化器のタップ係数の更新を行なうか停止す
るかの判断をするのに、入力データ信号または等化出力
信号の振幅もしくはそれらのエンベロープ値と所定値と
の大小関係を監視する比較器を設け、この比較結果によ
り、前者の値が所定値以下になったとき、適応等化動作
を一時的に停止するようにしたので、入力データ信号振
幅が大きいときには通常の適応等化動作が継続される
が、媒体欠陥のような大きなドロップアウトや速度変
動、ジッタなどによる極端な振幅低下時には、タップ更
新による適応等化動作が一時的に停止されることによっ
て誤った等化動作が行なわれることが防止される。特
に、適応停止可否の判断は、従来のような等化誤差信号
に基いて行なうのではなく、入力データ信号の振幅波形
状態を反映している入力データ信号、等化出力信号もし
くはそれらのエンベロープ信号に基いて行なうので、一
旦適応等化動作が停止した後も、入力データ信号が所定
値以上に戻れば、適応等化器のタップ係数更新動作も直
ちに再開される結果、適応等化器の入力データ信号に対
する追従性を向上することができる効果が得られる。
【0042】また、適応等化器を停止するタップ係数を
センタタップ以外に限定することにより、媒体欠陥等の
ドロップアウト並びに、速度変動、ノイズジッタ等の基
準クロック位相誤差によるA/Dサンプリング誤差に起
因する適応等化器の等化振幅低下が、最大許容範囲の所
定レベル(所定値)を下回った場合においても、センタ
タップにより等化出力の振幅が補正されるので、該等化
器の等化出力振幅低下時において、出力振幅低下による
データ弁別エラーを低減することができる効果が得られ
る。
センタタップ以外に限定することにより、媒体欠陥等の
ドロップアウト並びに、速度変動、ノイズジッタ等の基
準クロック位相誤差によるA/Dサンプリング誤差に起
因する適応等化器の等化振幅低下が、最大許容範囲の所
定レベル(所定値)を下回った場合においても、センタ
タップにより等化出力の振幅が補正されるので、該等化
器の等化出力振幅低下時において、出力振幅低下による
データ弁別エラーを低減することができる効果が得られ
る。
【図1】本発明の適応等化器の制御方式を用いたデータ
再生装置の第1の実施例(実施例1)を示すブロック図
である。
再生装置の第1の実施例(実施例1)を示すブロック図
である。
【図2】実施例1の適応等化動作の説明図である。
【図3】本発明の適応等化器の制御方式を用いたデータ
再生装置の第2の実施例(実施例2)を示すブロック図
である。
再生装置の第2の実施例(実施例2)を示すブロック図
である。
【図4】実施例2の適応等化動作の説明図である。
【図5】従来の適応等化器を示すブロック図である。
【図6】従来の適応等化器の適応動作の説明図である。
101 A/D変換器 102 適応波形等化器 103 データ弁別器 104 加算器 105〜109 ゲート回路 110 ピーク検出器 111 基準クロック発生回路 112 エンベロープ値更新回路 113 エンベロープ値Venv保持レジスタ 114〜117 遅延回路 118〜122 乗算回路 123〜127 タップ係数更新回路 128 加算回路 129 絶対値Vabs保持レジスタ 130 絶対値回路 131 比較器 132 セレクタ 134 比較器
Claims (5)
- 【請求項1】 データ信号が入力される適応等化器と、
前記適応等化器の等化出力信号と期待値との間の等化誤
差信号を得る弁別回路と、前記等化誤差信号に応じて前
記適応等化器のタップ係数を調整することにより入力デ
ータ信号の波形を自動的に適応等化する等化制御手段と
を有するデータ信号再生装置において、前記入力データ
信号の振幅または前記等化出力信号の振幅と所定値との
大きさを比較する比較回路と、その比較結果により前記
入力データ信号または前記等化出力信号の一時的な振幅
低下が検出されたとき、前記適応等化器の適応等化動作
を停止することにより振幅低下直前のタップ係数を保持
する適応等化動作停止手段とを備えたことを特徴とする
データ信号再生装置。 - 【請求項2】 前記入力データ信号または前記等化出力
信号のエンベロープ値を作成するエンベロープ作成回路
を備え、前記比較回路は、前記エンベロープ値と前記所
定値との大きさを比較するように構成したことを特徴と
する請求項1記載のデータ信号再生装置。 - 【請求項3】 前記適応等化動作停止手段は、前記適応
等化器中のすべてのタップ係数値の更新を停止するよう
に構成したことを特徴とする請求項1または2記載のデ
ータ信号再生装置。 - 【請求項4】 前記適応等化動作停止手段は、前記適応
等化器中のセンタタップ以外のタップ係数値の更新を停
止するように構成したことを特徴とする請求項1または
2記載のデータ信号再生装置。 - 【請求項5】 前記入力データ信号または前記等化出力
信号の振幅が所定振幅以上に回復したとき、前記適応等
化器のタップ係数の更新を再開するように構成したこと
を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載のデー
タ信号再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24651792A JPH06103696A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | データ信号再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24651792A JPH06103696A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | データ信号再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06103696A true JPH06103696A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17149576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24651792A Pending JPH06103696A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | データ信号再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06103696A (ja) |
Cited By (12)
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-
1992
- 1992-09-16 JP JP24651792A patent/JPH06103696A/ja active Pending
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