JPH06104593B2 - タイルの装飾方法 - Google Patents

タイルの装飾方法

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JPH06104593B2
JPH06104593B2 JP3290634A JP29063491A JPH06104593B2 JP H06104593 B2 JPH06104593 B2 JP H06104593B2 JP 3290634 A JP3290634 A JP 3290634A JP 29063491 A JP29063491 A JP 29063491A JP H06104593 B2 JPH06104593 B2 JP H06104593B2
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JP
Japan
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tile
glaze
glazed
nozzle
molding
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JP3290634A
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JPH0597550A (ja
Inventor
美秋 柴田
Original Assignee
不二見セラミック株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内装、外装用タイルの
表面に凹凸の装飾を施す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイルの表面に装飾を施す技術と
して、印刷機を使用して下地(生素地、締焼素地等)に
絵柄を印刷するスクリーン印刷によるもの、予め写し取
ったものを下地に貼りつける転写によるもの、或は手描
きにより直接模様等を書き込むもの、の上記3つの方法
が主として行われている。又特開昭61−21990号
公報には、色が異なる複数の釉薬をボタ掛け等により不
均一な厚さで2層以上施して焼成後、その釉薬層の表面
を同一レベル平面に研磨することで、タイル表面に天然
石模様を得ようとする製法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、印刷や転写によるものは装飾が単一化する上、凹凸
模様を充分タイル表面に表すことが困難で、印刷機や転
写機等設備の保守や管理等にかかるコストも大きくな
る。又印刷や転写時には下地に圧力が加わるため、下地
の強度によってはひび割れや損傷を起こさせる虞れがあ
り、特に印刷においては、タイルのエッジがクッション
付であると表面全体に印刷できない不具合も生じてい
る。又手描きにおいては模様の生産スピードや作業者の
熟練度の問題があり、大量生産には向いていない。更に
前記公報に開示の発明においては、施釉後にタイル表面
を研磨しないと模様が得られない構成であるため、表面
に凹凸を形成できないのは勿論、上記印刷等と同様に、
研磨工程においてタイルに欠損やひび割れ等を起こす虞
れがある。又天然石模様のタイルを得る目的から、釉薬
を寸断して細かく飛散させる「ボタ掛け」を採用してい
るため、断続的且つ偶発的な施釉により自然に近い模様
を付与するに止まり、タイル上に施される釉薬の模様や
性状をコントロールする技術思想を開示するものではな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、釉薬を
利用してタイル表面に線条の凹凸模様を任意に形成する
ことができ、下地の強度や種類にも左右されず、充分な
生産能力を維持可能で、更にその模様の厚みや幅等のコ
ントロールも可能としたタイルの装飾方法を提供するも
ので、その構成は、成型後のタイル生素地又は成型後に
締焼を行ったタイル締焼素地の上方位置に、釉薬の吐出
ノズルをセットし、少なくともタイル又は吐出ノズルの
どちらか一方を任意に移動させながら、前記吐出ノズル
から釉薬を連続状に落下させてタイル表面へ線条に付着
させた後、タイル表面全体に施釉し、焼成することを特
徴とするもので、更に第2発明としては、成型後のタイ
ル生素地、或は成型後に締焼を行ったタイル締焼素地の
表面全体に施釉を行った後、そのタイルの上方位置に釉
薬の吐出ノズルをセットし、少なくともタイル又は吐出
ノズルのどちらか一方を任意に移動させながら、前記吐
出ノズルから釉薬を連続状に落下させてタイル表面へ線
条に付着させた後、焼成することを特徴とするものであ
る。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図及び表に基き説明す
る。実施例1 成型圧400kg/cm2 で成型した後(100角サイ
ズ、ストレートエッジ)、成型品をドライヤーで乾燥さ
せ、タイル生素地1を得る。その後塩化ビニール製等の
パイプ2に吐出口3を等間隔で穿孔した施釉ノズル4を
上部に設置し、下部にはタイル生素地1を並置するコン
ベヤ5、受け皿6を備えた施釉機7に前記タイル生素地
1をセットする。施釉ノズル4は上下左右にその位置及
び高さを変更可能で、更に吐出口3からの釉薬の吐出
圧、吐出量を調整可能な調整バルブを備えている。本実
施例においてはパイプ2は20mm径で、吐出口3は
0.5mm径で6mm間隔に穿設されている。施釉ノズ
ル4に接続したタンク等に、表1の組成(調合比で示
す、以下の表も同じ)の釉薬4aを準備し、施釉ノズル
4から吐出する釉薬4aを釉比重1.55で、厚み0.
2mm、幅3.0mmの線を引ける様、吐出圧、施釉ノ
ズルの高さを調節する。
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】コンベヤ5上にタイル生素地1を流し、施
釉ノズル4から釉薬4aを流して6mm間隔の線を施
す。タイル表面に線引き後、表2の組成の上掛釉4bを
濃度70%で厚さ0.5mmに施釉し、1150℃の温
度で焼成する。上記実施例1によれば、図2に示す如く
比較的なだらかな凹凸面を有し、着色された透明釉を通
して線の絵柄が色調の濃淡をもって表われるタイルを得
ることができる。
【0009】実施例2 成型圧400kg/cm2 で成型後(100角サイズ、
ストレートエッジ)、1100℃で締焼されたタイル締
焼素地8の上に、表3の組成の釉薬4cを濃度55%で
0.45mmの厚みに施釉する。
【0010】
【表3】
【0011】実施例1と同じ施釉ノズル4を用いた施釉
機7をセットし、コンベヤ5上に上記タイル締焼素地8
を並置する。ここで用いる上掛釉4dもまた上記表3の
組成を有し、濃度は65%に調整されている。施釉ノズ
ル4からの吐出圧を調整し、コンベヤを流して、タイル
表面には幅3.0mm、厚さ0.4mmの線を施して、
線引き後1100℃の温度で焼成する。本実施例によれ
ば、タイル生素地に予め締焼した後表面に施釉し、その
上にストライブを施して焼成したものであるから、実施
例1のものと比較して引かれた釉薬が図3及び図4に示
す如く凸状のラインとしてはっきり表れる。上記実施例
においては、タイル表面全体への釉薬4cと線条に施釉
する釉薬4dに同じ釉薬、顔料を使用したものを例示し
たが、夫々に色調の異なる顔料を使用しても良く、その
場合には立体感及び色差は一層明確に表われるものとな
る。勿論いずれか一方のみに顔料を添加するものとして
も差し支えない。
【0012】上記実施例2においては、線条に施釉する
釉薬の濃度、粘性が比較的高いものであるから釉薬の凸
状態はよりはっきりしたものとなるが、逆に濃度、粘性
を低く設定した釉薬を用いて実施例2の如く線条に施釉
しても良く、その場合施釉した際には拡がった線とな
り、その後焼成を行うと線部分が減容してベース釉平面
に近いストライブを有するタイル表面を得ることができ
る。以下表3に示す組成の釉薬において調整した、釉比
重と濃度、粘性と得られる線の状態(施釉厚み)との関
係の一例を表4に示す。(粘度測定時の釉薬温度は24
℃)
【0013】
【表4】 釉粘度:B型粘度計 DVL−B No.2ローター使用
60rpm の測定値。施釉厚み:上記実施例と同じく吐出口
0.5mm径のノズルを使用したもの。
【0014】上記表4に示す如く、線条に施釉する釉の
濃度、粘性を調整することにより、スクリーン印刷、転
写での装飾部分の厚みが0.10mm前後であることに
比較して、濃度52%、粘度34mpa/s 以上に釉薬を調
整すると、より凸状がはっきりと表れるものとなり、前
記従来の4倍の約0.4mm程度までの施釉が可能とな
る。尚表4に示す範囲以外の粘度を有する釉薬でも、粘
度が400mpa/s 以上のものでは解膠剤を0.01%〜
0.1%、逆に粘度が30mpa/s 以下のものではCMC
(合成糊)等を0.5%〜3.0%添加して粘度の調整
を行うことにより、釉薬の性状の管理は可能である。
【0015】尚上記実施例において、一度線引きを行っ
た後タイルを90度回転させて再度線引きを施せば網目
模様を形成でき、例えば45度等任意の角度にずらせば
斜線を引くことができる。又線引き状態において施釉ノ
ズルの吐出口径を変化させることにより、幅20mm、
厚み1.0mm程度まで線条の施釉は可能となる。更に
施釉ノズルを左右に揺動させながら施釉すると波形の線
や曲線を形成でき、上下に揺動させながら施釉すると高
い位置から落とされた釉薬が拡がり、幅広の部分と幅の
狭い部分が交互に表われる線が得られる。勿論施釉ノズ
ルの作動は上下左右の単一な揺動のみでなく、例えば施
釉ノズルの作動制御機構を新たに設ける等すれば、図形
や絵等更に細かい装飾を施すことも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、簡単な構成で釉薬
を利用してタイル表面に線条の凹凸模様を任意に形成す
ることができ、焼成後は立体感やリアクティブ効果のあ
るタイルを得ることができる。又下地に何等影響を与え
ないから、適用するタイルの強度や性質、エッジの形状
等に全く制限を受けないのに加え、余分な工程や管理も
不要となって生産設備等のコストが掛からず、生産効率
の向上にも寄与できる。更に実施例の如く釉薬の濃度や
粘度、組成等の性状を調整することで、平面状からはっ
きりした凸状まで凹凸の形態を広く選択することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例1において、コンベヤにセットした
タイル上に釉薬を流す状態を表す説明図である。
【図2】上記実施例1において、線条に施釉された表面
に上掛釉を施釉した場合のタイルの状態を表す断面図で
ある。
【図3】上記実施例2において、表面に施釉されたタイ
ルに上掛釉を線条に施釉した状態を表す説明図である。
【図4】上記実施例2において、表面全体に施釉された
後上掛釉を線条に施釉したタイルの状態を表す断面図で
ある。
【符号の説明】1・・タイル生素地、2・・パイプ、3
・・吐出口、4・・施釉ノズル、5・・コンベヤ、6・
・受け皿、7・・施釉機、8・・タイル締焼素地。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型後のタイル生素地又は成型後に締焼
    を行ったタイル締焼素地の上方位置に、釉薬の吐出ノズ
    ルをセットし、少なくともタイル又は吐出ノズルのどち
    らか一方を任意に移動させながら、前記吐出ノズルから
    釉薬を連続状に落下させてタイル表面へ線条に付着させ
    た後、タイル表面全体に施釉し、焼成することを特徴と
    するタイルの装飾方法。
  2. 【請求項2】 成型後のタイル生素地又は成型後に締焼
    を行ったタイル締焼素地の表面全体に施釉を行った後、
    そのタイルの上方位置に釉薬の吐出ノズルをセットし、
    少なくともタイル又は吐出ノズルのどちらか一方を任意
    に移動させながら、前記吐出ノズルから釉薬を連続状に
    落下させてタイル表面へ線条に付着させた後、焼成する
    ことを特徴とするタイルの装飾方法。
JP3290634A 1991-10-09 1991-10-09 タイルの装飾方法 Expired - Lifetime JPH06104593B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6121990A (ja) * 1984-07-09 1986-01-30 株式会社イナックス 天然石模様タイルの製造方法

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