JPH06104865B2 - 無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH06104865B2
JPH06104865B2 JP62211593A JP21159387A JPH06104865B2 JP H06104865 B2 JPH06104865 B2 JP H06104865B2 JP 62211593 A JP62211593 A JP 62211593A JP 21159387 A JP21159387 A JP 21159387A JP H06104865 B2 JPH06104865 B2 JP H06104865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電動機や発電機等の回転機器用の鉄心材料
として特に優れた適性を示す無方向性電磁鋼板の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
省エネルギーは分野を問わず重要な課題である。電気機
器分野においても近年、電力消費量の節減が叫ばれ、機
器特性の向上、機器の小型化等の要求がますます高まっ
てきている。
無方向性電磁鋼板は、主に変圧器、安定器等の静止機器
や電動機、発電機等の回転機器の鉄心材料として用いら
れるが、このような機器の特性向上、小型化等の要求に
対処するには、低鉄損でかつ磁束密度の高いことが求め
られる。
この場合、静止機器用の無方向性電磁鋼板については、
磁化方向が限定されることから、機器性能上磁気特性に
異方性(方向性)があっても問題なく、むしろ異方性の
ある方が有利な場合もあり得るが、回転機器用について
は板面のあらゆる方向に磁化されることから、磁気特性
の異方性は極めて小さくなければならない。無方向性電
磁鋼板はその名のとおり方向にかかわりなく一定の性能
をもつものを言うが、実際の無方向性電磁鋼板をみる
と、少なからず異方性を有しているのが普通である。し
たがって、回転機器鉄心向けの無方向性電磁鋼板として
は、磁気特性の異方性が少なく、板面のあらゆる方向の
平均値としての磁気特性が低鉄損、高磁束密度であるこ
とが求められるのである。
ここで、鉄損、磁束密度の測定は、無方向性電磁鋼板の
場合、通常はJIS−C−2550に定められているように、
圧延方向と圧延直角方向とからエプスタンイン試料を採
取して行われるが、この方法では回転機器のような板面
のあらゆる方向に磁化される機器の鉄心の性能を正当に
評価することができない。回転機器を対象とした場合に
は、その励磁状態に近いリング試料での磁気特性の評価
が適切であり、この試験法で良好な特性が得られること
が重要である。
無方向性電磁鋼板の製造法としては、一回冷延法と呼ば
れる方法が最も一般的である。これは、熱間圧延鋼帯を
70〜80%程度の圧下率で一回冷間圧延し、その後焼鈍を
行うものである。この場合、圧延方向と圧延直角方向と
からエプスタイン試料を採取して測定するJISの試験法
では良好な特性が得られても、異方性が大きいためリン
グ試料により測定した場合には必ずしも良好な特性が得
られないことが多かった。
このようなことから近年、リング試料で測定しても良好
な鉄損と磁束密度が得られる、板面無方向に磁気特性の
良好な無方向性電磁鋼板の開発が進められるようにな
り、その製造法につき提案が出されている。
例えば、特開昭59−123715号においては、熱間圧延後の
巻取温度を700〜900℃にして結晶粒度番号4以下とし、
さらに冷間圧延の圧下率を85%以上とする方法が提案さ
れている。また、特開昭59−104429号公報および特開昭
60−125325号公報においては、熱延終了温度600〜700℃
と冷間圧延圧下率75〜85%の組合せによる方法が提案さ
れている。しかしながら、いずれの方法も問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前者の方法は、後述するように主に成分面での配慮が不
足していることから、熱延板の粒径を安定的に粗大化す
ることが難しく、必ずしも良好な磁気特性が得られてい
ない。
後者の方法は600〜700℃という低温条件下で熱間圧延を
行うことが必要であるが、このような低温での熱間圧延
は、現状の熱間圧延機ではミルパワーの観点から実現す
るのが難しい。
上記に鑑み本発明は、低温熱延を行うことなく、板面無
方向に鉄損、磁束密度がともにすぐれた無方向性電磁鋼
板を安定して製造することができる方法の提供を目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
一般に無方向性電磁鋼板において、異方性をもつことな
く板面無方向に磁気特性を高めるには、例えば特開昭59
−123715号公報に示されるように熱間圧延後の巻取温度
を700〜950℃とし、熱延板の粒径を粗大化させ、85%以
上の高圧下率で冷間圧延を行う方法が有効である。しか
し、この方法では安定した特性は得られず、しかも特性
の改善は大きなものではない。この原因の一つには熱延
板の粒径粗大化が安定してできないことが関係している
ものと考えられる。
そこで本発明者らは、熱延板で安定して粗大粒が得られ
る方法を中心に、とくに素材鋼成分の面から種々実験、
検討を行った結果、次のことを知見した 素材中のMnとSをそれぞれ特定量以下に制限し、熱延板
を焼鈍することにより効果的に粗大粒が得られる。な
お、この場合、熱間圧延の圧延終了温度はフェライト領
域温度とし、巻取温度は600℃以下とすることが条件と
なる。そして、この後700〜1000℃の焼鈍で熱延板を完
全に再結晶させ、かつ粒径を粗大化する。このようにし
て粒径を粗大化した熱延板を85%以上の圧下率の冷間圧
延を実施することで、板面無方向に安定して良好な磁気
特性が得られる。
本発明は以上の知見に基づくものであって、C0.005%以
下、Si4.0%以下、Mn0.20%以下、P0.200%以下、S0.00
6%以下、Sol.Al0.002%未満または0.150〜1.0%を含有
し、残部Feおよび可避的不純物よりなる鋼素材、あるい
は更にP0.050〜0.200%を含有する鋼素材を、圧延終了
温度を700℃以上のフェライト域内の温度として熱間圧
延し、続いて600℃以下の温度で巻取りを行い、次いで
脱スケールの前または後に700〜1000℃の温度で焼鈍を
行い、更に85%以上の圧下率で冷間圧延を行った後、焼
鈍を実施することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造
方法を要旨とする。
〔作用〕
第1図は、ベース成分として、おおよそC0.003%、Si1.
0%、P0.015%、Sol.Al0.250%でSが0.002%と0.010%
の2水準においてMn量を0.05〜0.55%の範囲で種々に変
化させた鋼素材に対し、フェライト領域温度(800℃)
を圧延終了温度として熱間圧延を行って板厚を4.5mmと
し、その後530℃で巻取りを行い、次いで950℃で30秒の
連続焼鈍とそれに続く酸洗による脱スケールを行った
後、圧下率90%で0.5mmまで冷間圧延し、その後850℃で
20秒の連続焼鈍を実施し、こうして得たものについてリ
ング試料による磁気特性を調査した結果である。
Sが0.010%の場合には鉄損がMnの低下にともなって急
激に増加するが、Sが0.002%と低い場合には、Mnが低
下しても鉄損は増加しない。しかも磁束密度はMnの低下
にともなって高くなっており、特にMnが0.2%以下でそ
の傾向が著しい。つまり、低Mn、低S化により板面無方
向に低鉄損、高磁束密度化するのである。
低Mn、低S化により板面無方向に低鉄損、高磁束密度化
する明確な理由は明らかでない点もあるが、鋼板の清浄
度の向上、熱延板粒径の粗大化および高冷延圧下率の組
合せが、最終の焼鈍時に磁気特性に有利な集合組織を形
成したためと考えられる。
なお鋼中Mnは、従来においてはSによる鋼の熱間脆性を
抑制するために必要であり、更に鋼中介在物MnSの粗大
化のためにも必要であるとされ、少なくとも0.2%は添
加されるのが通例であった。
本発明ではこのMnを0.2%以下に規制するが、一方でS
を0.006%以下に制限しているので、熱間脆性および粒
成長とも実際上問題とならない。
以下、本発明の方法を具体的説明、実施例の順で詳述す
る。
〔具体的説明〕
〇まず使用する鋼素材の成分限定理由は次のとおりであ
る。
C:Cは鉄損低下の観点から、少ない方がよい。Cが0.005
%をこえると磁気時効による鉄損増加がとくに顕著とな
ることから、0.005%を上限とした。なお、下限につい
てはCは少ないほど好ましいので、とくに限定しない。
Si:Siは固有抵抗を増加させ、鉄損低下に有効に寄与す
る元素であるが、4.0%をこえると鋼帯が脆くなって冷
間圧延時に板割れ等の問題を生じることから4.0%以下
とし、この範囲内で用途に応じ適宜定められる。磁束密
度及び鉄損の点から、より好ましい範囲は大略0.1〜1
%である。
Mn:本発明において最も重要な意味をもつ元素である。
先に述べたとおり従来はSによる熱間脆性の防止および
MnSの粗大化の観点から0.2%をこえて添加するのが普通
であったが、本発明では0.2%以下にする。
低Sの条件の下において、Mn量を0.2%以下にすれば、
前出第1図で説明したようにリング試料においても、低
鉄損ときわめて高い磁束密度が実現されるのである。Mn
0.2%ごえでは、第1図に明らかなようにとくに磁束密
度が低下を来すことになる。このようなことから本発明
では、Mnの上限を0.2%とした。
なお、Mnの下限については熱間脆性の観点からMn/Sで10
以上が望ましいが、とくに規定しない。
P:Pは磁気特性を悪化させずに硬度を上昇させ打抜性を
改善することができる元素で、必要により添加される。
Si量が低いと、鋼の硬度は低くなりがちであるが、Pの
添加はこのような場合に有効である。
Pの硬度上昇の効果は、少なくも0.050%含有されない
と発現しない。ただし、0.200%をこえると鋼板が脆化
し、冷延破断を生じやすくなる。よって、Pを積極添加
する場合、添加量は0.050〜0.200%の範囲とする必要が
ある。
なお、Pは不可避的不純物レベル(0.050%未満、通常
は0.001〜0.030%)の量でも、硬度上昇がないだけで、
とくに問題を生じることはない。
S:Mnとの間でMnSを形成し、焼鈍時の粒成長を妨げ、鉄
損の低下を阻む方向に作用するとともに、多量に存在す
ると熱間脆性を惹起する。また、熱延鋼板の再結晶、粒
成長の促進上、有害である。このような悪影響は本発明
が対象とするような低Mn鋼において特に著しく、このこ
とからS量の管理は特に厳しくすることが求められる。
このような観点からSは0.006%以下とした。このS0.00
6%以下は、現在の清浄鋼の溶製技術では、十分に可能
なレベルである。
なおSについては、特性上下限の規定は不要である。た
だし実際には、製鋼技術、経済性の面から実施可能な範
囲は自ずと決まる。
Sol.Al:AlはSiと同様固有抵抗を増加させ鉄損低下に寄
与する元素であるが、その一方でAlNを形成し焼鈍時の
粒成長性を悪化させ鉄損を高める方向に作用する。ただ
し、この好ましくない作用は、添加量を多くしてAlNを
粗大化してやれば取除かれる。鉄損に対する有効性を引
き出しかつAlNによる悪影響を排除するには、0.150%以
上の添加が必要である。しかし1%をこえる添加は磁束
密度の低下を来す。
また、Alの添加は特性上必ずしも必要ではない。鉄損に
対する有効性を放棄するなら、AlNによる悪影響を取除
くのに、Al量を低レベルに制限するのも一つの方法であ
り、この場合は許容量を0.002%以下にすべきである。
以上のことから、Sol.Al量は0.150〜1%または0.002%
未満の範囲とした。
〇次に、製造プロセスについて述べる。
上記のような成分の素材鋼は常法に従って転炉等で溶製
され、まず連続鋳造または造塊−分塊圧延を経てスラブ
とされる。
次いでこのスラブを熱間圧延し、その後巻取りを行い、
脱スケールの前または後に焼鈍を行い、冷間圧延を施し
て、焼鈍を実施する。
熱間圧延以降の各工程について以下に詳述する。
熱間圧延・巻取り この工程は、圧延終了温度を700℃以上のフェライト領
域温度とし、巻取温度を600℃以下とすることを条件と
する。
本発明は既述したとおり、熱延板の焼鈍の段階で再結晶
および粒成長を促進させることにより磁気特性を向上さ
せるところに重要なポイントがある。熱延板の焼鈍時に
再結晶および粒成長を十分に促進させるためには熱間圧
延終了時に十分な歪が蓄積され、またその歪みエネルギ
ーが巻取りを経たあとまで解放されずに残っていなけれ
ばならない。熱間圧延は、このような観点から圧延終了
温度をフェライト域内の温度とし巻取りはできるだけ歪
エネルギーが開放されない低い温度とするのが良い。
この場合、圧延終了温度は、熱延板の焼鈍時の再結晶お
よび粒成長の意味からは、フェライト域内の温度とする
上限規定だけで十分であるが、現実には圧延終了温度が
700℃を下まわると、圧延負荷が大きくなりすぎ通常の
圧延機では操業が困難となる。
以上のことから圧延終了温度は700℃以上でかつフェラ
イト域内の温度とした。
また巻取温度については、600℃を越えた場合には、鋼
板の回復が進むとともに、再結晶も生じ始め、歪エネル
ギーが蓄積されず、その後の熱延板の焼鈍時の粒成長性
が悪くなる。したがって巻取温度の上限は600℃とし
た。下限に関しては、歪エネルギーの開放抑制という観
点から設ける必要はない。巻取温度は最近では、熱延ホ
ットランテーブル上での冷却能力の向上により、200℃
前後の温度も可能となっている。
熱延板の焼鈍 この工程は、前記した熱間圧延・巻取りを経た熱延板を
再結晶および粒成長させるためのものである。
焼鈍のタイプとしては、箱焼鈍、連続焼鈍のいずれでも
採用できる。箱焼鈍の場合700〜950℃、連続焼鈍の場合
800〜1000℃が焼鈍温度の適正レンジである。焼鈍温度7
00〜1000℃の規定はこれに基く。
各適正レンジの下限値は、当該工程において再結晶を安
定して完了させるために必要な温度である。同じく上限
値は、性能改善の効果と設備費とのバランスという観点
から許容される限度の温度である。すなわち、本来焼鈍
温度は効果の点から高い方が有利であるが、上記上限値
をこえる温度に設定するには非常に高価な設備が必要と
なり、この場合設備費に見合うだけの性能改善が見込め
ないことになるのである。
脱スケール 脱スケールは酸洗いで行う場合が多いが、種々の機械的
な脱スケール法、例えばショットブラストやロールベン
ダ等の組合せで行っても良い。脱スケールは熱延板の焼
鈍の前または後あるいは前後の両方で実施してもよい。
冷間圧延 冷間圧延の圧下率は本発明の重要な条件の一つであり、
85%以上とする必要がある。このような高圧下率の冷間
圧延を行うことにより、製品での磁気特性の板面内異方
性が減少する。上限はもっぱら操業上の規制から決めら
れるので設定しない。最も一般的な板厚の0.5mmの製品
の場合、95%の圧下率では熱延板板厚が10mmにもなり、
これ以上の圧下率は実質上不可能と言える。
冷延後の焼鈍 この焼鈍は、上記冷延後の加工組織を再結晶させるとと
もに、硬度調整等も目的とし、連続焼鈍が普通である。
無方向性電磁鋼板には、所定の磁気特性を付与して出荷
されるフルプロセス品と、出荷後ユーザー側で打ち抜き
等の加工後に歪取焼鈍(750℃×2h程度)を施されて所
定の磁気特性を保有するに至るセミプロセス品とがあ
る。
なおフルプロセス品の場合も、当然ユーザー側において
歪取焼鈍が施されることもあり、フルプロセス品として
は、出荷時はもとより、ユーザー側での歪取焼鈍実施時
にも規定の磁気特性を示すことが要求される。
本発明はこのようなフルプロセス品、セミプロセス品の
両方を対象とするものであるが、冷延後の焼鈍は一般
に、フルプロセス品では650〜1000℃×5秒以上程度、
セミプロセス品の場合600〜800℃×5秒以上程度とさ
れ、本発明の場合にもこれに準ずる条件としてよい。
なお、電磁鋼板を製造する場合、通常はさらに絶縁コー
ティングを付与する工程が入ってくるが、本発明の場合
にも、製造の最終工程としてコーティングの工程を追加
することは可能であり、本発明はこのようなケースをも
含むものとする。
〔実施例〕
〇実施例1 第1表に示す各成分組成の鋼を転炉で溶製し、これを連
続鋳造により鋳片となし、続いて熱間圧延、熱延板焼
鈍、冷間圧延、連続焼鈍を行った。製造条件を第1表に
示す。
各供試鋼のAr1変態点は850℃以上であり、全ケースとも
フェライト域内の温度で熱間圧延を終了している。
こうして得た各供試鋼板について、外径が80mm、内径が
60mmの打ち抜きリング試験片を採取して、磁気特性を調
査した。結果を第1表の右欄に示す。
No.1、2は本発明範囲内の成分系のものについて、巻取
温度の差をみたものであるが、本発明範囲より高目の巻
取温度で製造されたNo.2は本発明条件で製造されたNo.1
と比べて鉄損、磁束密度とも悪い。
No.3〜7はS量の影響をみたもので、本発明範囲より高
目のNo.7は磁気特性が悪い。またNo.8はNo.4、5と同一
の条件で製造されたものであるが、高Al添加によりNo.
4、5より良好な鉄損を示す。
No.9〜13は第1図に磁気特性結果を示す試験材で、Mnが
本発明範囲外のNo.11〜13は本発明範囲内のNo.9、10と
比べて磁気特性が悪い。
No.14、15は冷延圧下率の影響をみたものである。圧下
率が本発明範囲より低いNo.14は本発明範囲内のNo.15と
比べて磁気特性が劣る。この比較はリング試料によるも
ので特性差はわずかであるが、第2表に示すように一般
に行われるエプスタイン試片(幅30mm×長さ280mm)で
の磁束密度の測定では、No.14のほうが方向による磁束
密度の変動がはるかに大きい。
〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように本発明の方法は、板面無
方向に低鉄損でかつ磁束密度の高い、すぐれた磁気特性
の無方向性電磁鋼板を製造することが可能であり、しか
も従来技術のように実際上困難な低温での熱間圧延を必
要とせず、操業上通常の設備で問題を生じることがな
い。
したがって本発明は、電動機や発電機等の回転機器用の
鉄心材料向け無方向性電磁鋼板の性能向上等として、実
用上きわめて有意義な発明ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は低S条件下におけるMn量と磁気特性との関係を
示すプロット図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C0.005%以下、Si4.0%以下、Mn0.20%以
    下、S0.006%以下、Sol.Al0.002%未満を含有し、残部
    はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼素材、あるいは更
    にP0.050〜0.200%を含有する鋼素材を、圧延終了温度
    を700℃以上のフェライト域内の温度として熱間圧延
    し、続いて600℃以下の温度で巻取りを行い、次いで脱
    スケールの前または後に700〜1000℃の温度で焼鈍を行
    い、更に85%以上の圧下率で冷間圧延を行った後、焼鈍
    を施すことを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】C0.005%以下、Si4.0%以下、Mn0.20%以
    下、S0.006%以下、Sol.Al0.150〜1.0%を含有し、残部
    はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼素材、あるいは更
    にP0.050〜0.20%を含有する鋼素材を、圧延終了温度を
    700℃以上のフェライト域内の温度として熱間圧延し、
    続いて600℃以下の温度で巻取りを行い、次いで脱スケ
    ールの前または後に700〜1000℃の温度で焼鈍を行い、
    更に85%以上の圧下率で冷間圧延を行った後、焼鈍を施
    すことを特徴とする磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の
    製造方法。
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