JPH06105073A - 画情報読取り装置 - Google Patents

画情報読取り装置

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JPH06105073A
JPH06105073A JP4248382A JP24838292A JPH06105073A JP H06105073 A JPH06105073 A JP H06105073A JP 4248382 A JP4248382 A JP 4248382A JP 24838292 A JP24838292 A JP 24838292A JP H06105073 A JPH06105073 A JP H06105073A
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JP
Japan
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unit
image information
scanner
scanner unit
scanning
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Application number
JP4248382A
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English (en)
Inventor
Motoharu Sunaga
元晴 須永
Shinobu Utashiro
忍 歌代
Fumio Owada
二三男 大和田
Seizo Ueno
誠三 上野
Toshiharu Hirose
敏治 広瀬
Koichiro Akima
孝一郎 秋間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数枚の固定原稿あるいは任意の場所におけ
る本などの特殊形態画情報を対象として高精度の画情報
読取り走査を実現可能であり、しかも操作性、安全性、
デザイン性、経済性に優れる画情報読取り装置を提供す
る。 【構成】 読取るべき原稿を引き込みローラ26により
本体内に繰り込み、給紙ローラ21, 22と24, 25
でスキャナ部17の光電変換部18の読取り面を通紙さ
せつつ本体外に排出させる課程で上記原稿の読取り走査
を行う。スキャナ部17は単独で外部に取り出し可能で
あり、この取り出した状態で、その外筐部を手で持って
その外筐部に表示してある矢印方向に移動させつつ任意
場所にある机上での原稿等の読取り走査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置や画像
処理端末装置に用いられる画情報読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の固定載置型の画情報読
取り装置の一般的構造を示す概念図である。この従来の
画情報読取り装置1において、2, 3は紙送りローラで
あり、モータ4により図示しない伝達系を通じて駆動さ
れる。
【0003】また、5, 6はそれぞれ紙送りローラ2,
3にバネ等(図示せず)により付勢され、対の構造を成
すピンチローラである。
【0004】7は画情報を光電変換により読取る読取り
部であり、対峙する読取り部ローラ8との間に原稿を通
紙させつつその画情報の読取り走査を行う。この読取り
部ローラ8もまたモータ4により回転駆動される。その
他、9は電気回路部、10は電源コード、11は読み取
るべき原稿である。
【0005】また、この種の従来の画情報読取り装置と
しては、上述した固定載置型のものの他、携帯型のもの
もあった。図14はその携帯型装置として用いられるハ
ンドスキャナの概略構造を示したものである。図14に
おいて、ハンドスキャナ本体12の内部にはハンドスキ
ャナ読取り部13が配設されている。その他、ハンドス
キャナ本体12には走査速度の変動を補正するための速
度補正ローラ14、ハンドスキャナ電気回路部15が設
けられる。
【0006】このハンドスキャナの運用に際しては、本
体12を原稿面上で使用者自らが所定方向に移動させつ
つその読取り部13により上記原稿の読取り走査を行う
ことになる。このように、この種の従来の画情報読取り
装置を大別すると、給紙部分とスキャナ部分が一体化さ
れて分離不可能な固定載置型のものと、スキャナ部のみ
を単体でハンドスキャナとして使用可能な携帯型のもの
とがあった。このうち、前者のものは固定位置にて限定
された紙葉の画情報だけを読取り可能であるのに対し
て、後者のものは任意の位置でブック形の画情報等の読
取りにも対応可能である。しかしながら、後者のものは
常に人手によってマニュアル走査しなければならず、多
量の読取り走査には不便であること等から、様々な読取
り走査に効果的に対処するためには、結局、それぞれの
装置を別々に所有し、これらを各用途に応じて運用する
しかなかった。
【0007】そこで、従来、更に発展的な装置の考え方
として、スキャナ部のみによって成る携帯型装置を固定
載置型装置としての本体給紙部に対して着脱可能に組み
込み、必要に応じてスキャナ部を本体給紙部から分離し
てハンドスキャナとして運用するように構成されたもの
の提案もあった。しかしながら、この種の従来装置は単
にスキャナ部と本体給紙部とを分離/一体化可能に構成
されるだけであったため、運用面においては以下のよう
な様々な不都合があった。
【0008】〈1〉スキャナ部を本体給紙部に装着した
時、所定位置にきちんとおさまらず、給紙された紙葉等
(原稿)がスキューしたり所定量送られなくなる場合が
ある。 〈2〉仮に、何等かの方法により所定位置におさまった
ことを検出しても、幅の広いスキャナ部の片方が所定位
置まで入っていないことも発生し、この種の不具合を完
全に解消し得ない。
【0009】〈3〉スキャナ部をハンドスキャナとして
使う場合、読取るべき原稿面が凹凸に波うっていると、
スキャナ部の読取面と原稿面を人手で移動しながら凹凸
面に沿ってなぞるのは難しく、画情報を正確に読み取る
ことができない。
【0010】〈4〉原稿面が単純に波うつだけでなく凹
凸の他に傾斜面があったりした場合、スキャナ部の外筐
を人手でつかみ移動する時に外筐部分が幅方向、移動方
向に傾むくこともあり、原稿面とスキャナ部の読取り面
の密着性が悪くなり、やはり正確な画情報が読み取れな
い。
【0011】〈5〉スキャナ部を本体給紙部に装着した
時に原稿の通紙面とスキャナ部の読取り面の平行を確保
することは構成部品の精度、組立精度等から見てもかな
り難しく、本体と一体で構成されている画情報読取り装
置に比べて画情報の読取り精度が低下する。
【0012】〈6〉スキャナ部は走査に際して手に持っ
て移動させるため、重量が重いと操作性が悪く、正確な
読取りができない。
【0013】又、本体給紙部にマウントできる機能を持
つために位置決めや保持金具等の突起を持っている場合
は危険であると共に、変形や欠落の恐れがあり、十分な
機能を果たし得ない。
【0014】〈7〉スキャナ部をハンドスキャナとして
手動で動かす場合、走査方向を完全に一方向に一致させ
るのはかなり難しく、蛇行等によって正確な画情報を得
ることができない。
【0015】〈8〉スキャナ部に走査方向へ移動し易い
ように回転可能なローラを配設してあっても、ローラの
幅が短いものが単数配設されている場合は注意深く移動
しないと蛇行し易く、やはり正確な画情報を得ることが
できない。
【0016】〈9〉机上等に置かれた原稿を走査する場
合、スキャナ部の走査面を下に向けて移動させるため、
当該スキャナ部の走査可能幅が識別できず、原稿の読取
りたい位置を正確に走査できない。
【0017】〈10〉スキャナ部を本体給紙部に装着し
た状態で原稿の画情報を読取る場合に、本体給紙部にあ
る装着口の一部を利用して原稿を搬入する際、正確な位
置と方向に搬入し易いようにするためには上記装着口よ
り突出した給紙台を設ける等の工夫が必要であり、スキ
ャナ部の装着、取り外しはもとよりパネル部の操作上邪
魔になったり、構造が複雑になり、更には外観デザイン
上も好ましいものではなくなる。
【0018】〈11〉スキャナ部をハンドスキャナとし
て使用する場合、走査時にスキャナ部を誤った方向に移
動させると、得られた画情報を出力記録する際、逆方向
に記録走査されてしまい、正確な画像の再成ができな
い。
【0019】〈12〉スキャナ部をハンドスキャナとし
て使用する場合、走査方向を一方向に制限するようにロ
ーラの回転方向を規制すると、このまま本体給紙部に装
着して使用する際、原稿を誤って搬入した時等に搬入方
向に対してその原稿を逆方向に引き抜こうとする場合も
あり、この場合にはスキャナ部側のローラが逆転せず、
原稿にむりな力がかかり破損することもある。
【0020】〈13〉スキャナ部をハンドスキャナとし
て走査して原稿を読取る時、スキャナ部の走査可能幅が
スキャナ部の片側面にしか表示されていないと、多方向
に走査する場合に走査可能幅の位置を識別し難く、所定
のエリアを正しく走査できない。
【0021】〈14〉スキャナ部の原稿接触面は傷が付
き易く、また汚れやすいため、良質な画情報を得るため
にはスキャナ部または光電変換ユニット部を頻繁に交換
する必要がある。
【0022】〈15〉スキャナ部を手動で移動させ画情
報の読取り走査を行う場合、良質の画情報を得るために
移動速度や直線性の維持が困難である。
【0023】〈16〉スキャナ部をハンドスキャナとし
て使用する場合、机上の原稿を奥側から手前に走査する
方が走査し易いやすいが、そのような走査方式に対応し
たスキャナ部を本体給紙部に対して前面パネル側から装
着した場合、走査方向を合わせるためには原稿をスキャ
ナ部の上方に位置する装着口から原稿の画情報面を裏側
にして(伏せて)本体給紙部に搬入する必要があり、原
稿を扱う人にとっては不安感がつきまとう。
【0024】〈17〉スキャナ部をハンドスキャナとし
て使う場合、走査時の移動速度はかなりばらつき、速度
がある基準値以上の場合、光電変換部へ入射された光に
よる各光電変換素子への蓄積光量の不足によって正確な
画情報を得ることができない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
画情報読取り装置は、固定原稿の多数枚の読取り走査の
みならず、任意の場所における本などの特殊形態画情報
の少量の読取り走査にも対処可能な装置の実現に当たっ
て、単にスキャナ部を本体給紙部に対して着脱可能とし
た構造にしかすぎなかったため、正確な画情報の読取り
ができない、操作がし難い、原稿破損の危険性が高い、
装置のデザインが悪い、高価な交換部品が必要等の運用
上における種々の問題点があった。
【0026】本発明はこれらの問題点を除去し、高精度
の画情報読取り走査を行うことができ、しかも操作性、
安全性、デザイン性、経済性のいずれをも満足し得る画
情報読取り装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取り装置
は、光電変換部を有し、単体での動作により画情報を読
取ることのできるスキャナ部と、該スキャナ部を着脱可
能に保持し、該スキャナ部の装着時、当該スキャナ部側
各機構と係合して前記スキャナ部により読取るべき原稿
の搬送駆動機構及び搬送経路を形成する本体給紙部とか
ら構成され、前記スキャナ部の前記本体給紙部に対する
装着に関し、逆姿勢での装着を防止する逆装着防止手段
と、正常姿勢での装着を維持する装着維持手段と、正常
姿勢での装着がなされていない時、画情報読取り動作を
禁止する動作禁止制御手段とを具備して構成される。望
ましくは、本発明の画情報読取り装置は以下の各構造を
具備して構成される。
【0028】(a) スキャナ部の本体給紙部に対する装着
面の断面形状を非対称形に形成して逆差し防止を図ると
ともに、逆差し状態を検出してその旨を知らしめ得る構
造。
【0029】(b) スキャナ部を本体給紙部の所定位置に
正常に装着できているか否かを左右2ケ所で検出し、そ
の結果を表示等により報知すると共に、正常装着時以外
は動作不能とする構造。
【0030】(c) スキャナ部の外筐部分に対して光電変
換部を摺動自在に保持すると共に、読取面側はスキャナ
部内部からバネやゴム等の弾性体により付勢し、原稿面
の凹凸になじみやすくした構造。
【0031】また、上記摺動は一方向のみに限定される
ことがないように自由度を持って形成され、スキャナ部
の外筐部の姿勢に影響されることなく、その読取り面を
常に原稿面の凹凸や傾きに対してなじみ易くした構造。
【0032】(d) 本体給紙部の装着口内部に位置決め用
ストッパ部材を持ち、本体給紙部に対するスキャナ部の
装着時、スキャナ部の読取り面が上記位置決め用ストッ
パ部材により原稿通紙面や対峙する背面部材と最適なる
位置関係で係合する構造。
【0033】(e) スキャナ部の本体給紙部への装着完了
時に互いに当接する部位に関して、スキャナ部側には磁
性体を配設し、本体給紙部側にはマグネットを配設する
構造。 (f) スキャナ部の読取り面側の外筐部分に走査方向へ回
転可能なローラを配設した構造。
【0034】(g) スキャナ部において、読取り幅方向に
移動可能で、かつその固定位置が走査可能幅を示すよう
なガイド状の矩形体(走査幅位置ガイド)を設けると共
に、その位置をセンサーにより検出し、該検出結果に基
づいて読取り幅を上記走査幅位置ガイドの位置に対応さ
せて設定可能な構造。
【0035】又、上記の読取り幅の設定は走査幅切替ス
イッチからの指示に基づいて行うことができ、同時にそ
の設定された読取り幅を発光素子等により表示し得る構
造。 (h) スキャナ部の本体給紙部への装着時、スキャナ部に
おける前記走査幅位置ガイドの配設側面が本体給紙部の
原稿搬入口と対峙し、かつその配設部位が本体給紙部の
外部に突出する位置に保持され、これによってスキャナ
部における前記側面は原稿搬入時の給紙台として、また
走査幅位置ガイドは表示体と協働して原稿幅指示ガイド
として働き得る構造。
【0036】(i) スキャナ部単体での使用時は、その外
筐部分に配設したローラの回転方向が一方向(走査方
向)に制限され、本体給紙部への装着時にはその制限が
解除されるように前記ローラの回転軸に連結して一方向
クラッチを配設した構造。
【0037】(j) スキャナ部の走査可能幅を表示する表
示手段(表示素子等)を、スキャナ部における前記走査
幅位置ガイドの配設面及びその反対面の両方に設けた構
造。
【0038】(k) スキャナ部の読取り面を覆う位置に透
明部材を交換可能に保持した構造。 (l) スキャナ部の装着時、該スキャナ部の読取り面上の
ローラと対峙する位置に駆動ローラを持ち、連結した駆
動源により該駆動ローラを駆動させることにより前記ス
キャナ部のローラとの間に一対の搬送ローラを形成する
構造の他、本体給紙部における上記位置決め用ストッパ
部材、及びマグネットと同様のものをスキャナ部に対し
て相対的かつ同位置に配設して成る給紙ユニットを別体
で用意し、スキャナ部は上記給紙ユニットに対する接続
用アダプタを具備する構造。
【0039】(m) 本体給紙部外筐体の水平面に対してほ
ぼ垂直な一側面に設けたスキャナ部装着口にスキャナ部
を装着した時に、該スキャナ部下部と前記装着口との間
に原稿の搬入口が、また前記スキャナ部上部と前記装着
口との間に原稿の排出口がそれぞれ形成され、該搬入口
から搬入される原稿を読み取り走査を経て前記排出口に
排出するために、前記スキャナ部と本体給紙部間に前記
原稿を下方から上方に搬送する搬送経路が形成される構
造。
【0040】(n) スキャナ部の読取り面に被走査物との
摩擦によって回転する回転体を配設すると共に、この回
転体の回転速度を検出し、その回転速度が予め設定され
ている速度を超過している場合に、その旨を表示または
音声鳴動もしくはその両者に依って報知できる構造。
【0041】
【作用】本発明の画像読取り装置は、本体給紙部に対し
てスキャナ部(ハンドスキャナ)を着脱可能とする基本
構造を成しており、必要に応じてスキャナ部を本体給紙
部から分離運用することによって、固定原稿の多数枚の
読取り走査のみならず、本などの特殊形態の画情報の少
量の読取り走査に対しても任意の場所で容易に対処でき
る。また、本発明では上記基本構造に対して本体給紙部
及びスキャナ部の各ユニットの機能性を高めるための様
々な工夫がなされおり、これに伴って以下に示すような
種々の効果が期待できる。
【0042】(A) スキャナ部の本体給紙部への装着に際
し、逆差し防止又は逆差し検出及び報知ができる構造に
したため、常に給紙原稿を所定方向に正しく読みとるべ
く適正状態での装着が可能である。
【0043】(B) スキャナ部の本体給紙部に対する装着
状態が正常か否かを検出してその検出結果を表示等によ
り知らしめ、正常でない場合には動作を禁止すべく制御
するようにしたため、装置動作を安定化させ、高精度の
画情報読取り走査を実現できる。
【0044】(C) スキャナ部において、その光電変換部
を外筐部分に対して自由度を持たせて嵌合し、かつ弾性
体により付勢保持する構造としたため、原稿面上でスキ
ャナ部を特別の注意を払うことなく走査しても、その原
稿の凹凸や傾斜面に読取り面を密着させた状態で読取り
走査でき、ぼけ歪のない良質の画情報を取得できる。
【0045】(D) 本体給紙部側に設けた位置決め用スト
ッパ部材によって、装着時のスキャナ部の読取り面を原
稿の通紙面に対して適正な位置に受け止める構造を有す
るため、スキャナ部を本体給紙部に装着して原稿を読み
取り走査する際、高精度の読取り画信号が得られると共
に、紙葉類の通紙性向上にも寄与できる。
【0046】(E) スキャナ部の本体給紙部への装着完了
時、両者が磁性体とマグネットにより接合保持される構
造を有するため、本体給紙部へスキャナ部を確実に装着
可能であり、かつまたスキャナ部側には磁性体(あるい
はマグネット)以外の余分かつ複雑な構造部品を必要と
しないことから、安全で操作性の高い装着作業が可能で
ある。
【0047】(F) スキャナ部の読取り面側の筐体部分に
走査方向へ回転可能なローラを配設したため、読取り走
査時にそのローラが案内部材として働き、スキャナ部の
走査方向への移動を容易に、かつ蛇行を伴わない状態で
実施でき、安定走査のもとに歪の少ない読取り画信号を
得ることができる。
【0048】(G) スキャナ部において、読取り幅方向に
移動可能な走査幅位置ガイドを設け、その固定位置によ
って使用者に走査可能幅を示すと共に、自ユニット内で
は、センサにより検出される上記走査幅位置ガイドの固
定位置に基づいて読取り幅を設定する構造としたため、
原稿を読取りたい位置に素早くセットできると共に、無
駄の無い読取り幅の設定が可能となる。
【0049】(H) スキャナ部を本体給紙部に装着した
時、スキャナ部の一側面が原稿搬入時の原稿台となり、
かつ走査幅位置ガイドが表示体と協働して原稿幅指示ガ
イドとして働き得る構造としたため、スキャナ部を本体
給紙部と一体化して使用する時の原稿搬入作業の操作性
を改善できると共に、通紙信頼性、デザイン性を高め、
更には構造の簡素化も可能となる。
【0050】(I) スキャナ部に設けたローラに一方向ク
ラッチを組み込み、スキャナ部をハンドスキャナとして
用いる場合はそのローラの回転方向を走査方向のみに制
限し、本体給紙部への装着時には両方向に回転可能に構
成したため、反対方向への移動を規制しつつ画情報読取
りミスを防止できると共に、操作性の向上、原稿の破損
防止等の効果が得られる。
【0051】(J) スキャナ部の走査可能幅を表示する表
示手段をスキャナ部外筐部分の両側面に設け、走査幅位
置ガイドの位置を、当該走査幅位置ガイドの配設された
側と、その対面側との両方に表示するようにしたため、
走査位置をどちら側からでも確認でき、ハンドスキャナ
としての運用の自由度を高め、操作性の更なる向上に寄
与できる。
【0052】(K) 交換可能な透明部材をスキャナ部の読
取り面を覆うような位置に設け、読取り面が被走査物に
直接接しない構造としたため、読取り面の損傷防止によ
りユニット寿命の改善に寄与できると共に、交換可能な
上記構造によって保守作業の容易化にも貢献する。
【0053】(L) 本体給紙部とは別体で用意される給紙
ユニットに対してスキャナ部を専用の接続用アダプタを
介して取り付け接続し、本体給紙部と同等の自動給紙の
下で読み取り走査を行うようにしたため、本体給紙部と
は離間した場所で、ある程度自由に移動しつつも、スキ
ャナ部による高精度の読取り走査が可能となる。
【0054】(M) 本体給紙部にスキャナ部を装着した
時、該スキャナ部の下部に原稿の搬入口が、また上部に
は原稿の排出口がそれぞれ形成される構造とし、搬入口
からの給紙原稿を本体給紙部とスキャナ部間で上方に搬
送させつつ読取り走査を行って上部の搬出口へと排出す
るようにしたため、原稿を画情報形成面を表側に向けて
搬入口から給紙することができ、安心感があり、かつ操
作性の良好な読取り作業に貢献できる。
【0055】(N) スキャナ部の読取り面に設けた回転体
の回転速度から走査速度を検出し、その走査速度が予め
設定してある速度を超過した場合に警報を発するように
したため、常に、その警報に注意を払いつつ、光電変換
素子が光量不足に陥るような過大速度での読み取りを未
然に防止でき、安定した読み取り画信号の取得が可能に
なる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る画情報
読取り装置の概略構造を示したものである。本発明の画
情報読取り装置は本体給紙部16とスキャナ部17とが
分離可能に構成され、特に、図1はその本体給紙部16
に対してスキャナ部(ハンドスキャナ部)17を装着し
た状態での断面構造を示した図である。
【0057】図1において、原稿を照射する為の光源と
照射された原稿の画情報を読取り光電変換する光電変換
部18がスプリング19により本体給紙部16の背面ロ
ーラ20方向に付勢されている。この背面ローラ20と
給紙ローラ21, 22は駆動モータ23で駆動されて回
転するように本体給紙部16に配設されている。
【0058】給紙ローラ21, 22に対向するローラ2
4, 25がスキャナ部17に配設され、該ローラ24,
25はそれぞれ対向する給紙ローラ21, 22に対して
スキャナ部17からスプリング等により回転可能に付勢
されている(図示せず)。更に、本体給紙部16に引き
込みローラ26がスキャナ部17の上面に接するように
付勢され、そのスキャナ部17の接触部分には摩擦係数
の低い給紙板29が配設されている。
【0059】一方、スキャナ部17の下部には一方が他
方にスプリング等で付勢された一対の排出ローラ27,
28が設けられる。光電変換部18はスキャナ部17の
筐体からスプリング19で付勢されいるが、この光電変
換部18が本体給紙部16に装着された時は所定の位置
で停止するように、当該本体給紙部16には後述する様
なストッパが配設されている。また、スキャナ部17も
定位置に収まるように本体給紙部16との間に後述する
様な位置決め係合部を持っており、これにより所定位置
へと正確に装着される。
【0060】これを動作するには、読取るべき原稿を引
き込みローラ26により本体内に繰り込み、給紙ローラ
21, 22と24, 25でスキャナ部17の光電変換部
18の読取り面を通紙させながら本体外に排出させる課
程で画情報の読取り走査を行う。図2はスキャナ部17
を単独で外部に取り出した状態を示す外観斜視図であ
る。図2において、30は操作ボタンであり、その押下
面が外筐表面から陥没している。31は読取り幅を切り
替える為の幅指示ガイドであり、34は幅表示マークで
ある。32は本体給紙部16への接続ーブルであり、3
3はコードレスで画情報を本体給紙部16に送る場合の
アンテナを示す。
【0061】これを動作するにはスキャナ部17の外筐
部を手で持ってその外筐部に表示してある矢印方向に移
動させつつ机上にある原稿等の読取り走査を行う。その
際、走査幅切替えは幅指示ガイド31でも行えるが、パ
ネル部にボタンにより切替可能にすることもできる。ま
た、この時には幅表示マーク34に発光ダイオード等が
埋めこまれていると読取りエリアの更に正確な設定が行
える。また、幅指示ガイド31は図2のように左右が連
動して矢印K−K′方向に移動できるため、図1の様に
本体給紙部16に装着した時、そのまま原稿搬入時の原
稿幅ガイドとして使えるようになっており、これにより
原稿搬入時のスキュ−を防止することができる。
【0062】尚、幅指示ガイド31には移動位置を検出
するセンサやマイクロスイッチ(図示せず)が内部に配
設され、その検出結果に基づいて光電変換部18の読取
り可能幅を切り替えることができる。図3は本体給紙部
16をスキャナ部17の装着口側から見た外観図であ
り、図4(a)はスキャナ部17をその読み取り面側か
ら見た外観図である。図3において、35はスキャナ部
17を装着する開口部、36は原稿入口、37は原稿排
出口である。また、38は左右2個あるLED等の発光
体であり、39はスキャナ部17と電気的接続する外部
コネクタ、40は開口部内部に配設されたスキャナ部1
7との電気的な接続をする内部コネクタである。更に、
図4(b)はスキャナ部の別の実施例を示す外観図であ
り、当該実施例のスキャナ部17Aには本体給紙部16
と電気的接続するためのコネクタ41と、左右に配設し
た板状の磁性体42が設けられている。
【0063】本発明のこのような構造によれば、次のよ
うな効果が期待できる。即ち、図4(a)のスキャナ部
17は本体給紙部16への装着方向と直角に切断した断
面が非対称になっている為、図3で示すように同じく非
対称になっている開口部35には所定の方向にしか装着
できず、これにより誤装着を防止できる。また、図4
(b)のスキャナ部17Aは本体給紙部16とのコネク
タ接続(40と41)が所定の方向でしか可能でないた
め、誤装着時には動作せず、誤った読取りのための操作
を未然に防止できる。更に、スキャナ部17または17
Aのどちらに関しても、本体給紙部16に装着する時
に、所定の位置まで挿入されていない場合、そのことを
後述する方法により検出することで、発光体38にて正
常装着か否か表示でき、このことも誤操作防止に寄与す
る。
【0064】図5はスキャナ部17と本体給紙部16に
装着した状態を示す図1のA−A線による内部断面構造
を示す概念図である。図5において、43はスキャナ部
17が装着された時動作するマイクロスイッチで、左右
2個本体給紙部16に配設されている。また、44はス
キャナ部17の光電変換部18の左右に対で配設された
ストッパピンである。45は前記ストッパピン44が係
合しているスキャナ筐体側に配設された溝であり、この
溝45とストッパピン44は上下、左右、前後いずれの
方向にも0〜2ミリ程度の隙間をもって緩く係合してい
る。
【0065】本発明のこのような構造によれば、スキャ
ナ部17を本体給紙部16に装着する際、きちんと所定
の位置に装着されると、スキャナ部17の端面がマイク
ロスイッチ43を左右とも動作させることになる。従っ
て、その動作を検知して、図3における発光体38を点
灯させる等すれば、正常装着か否かを操作者に知らせる
ことができる。
【0066】また、上記検知の結果に基づき両側のマイ
クロスイッチ43が2つとも動作状態にない時、すなわ
ちと半装着の状態の時には読取り動作を起動不能に制御
することもできる。このように半装着で動作することを
規制することで、原稿のスキュー等が防止でき、正しい
姿勢での読み取り走査により、良質な画情報を得ること
が可能となる。
【0067】また、光電変換部18はスキャナ部17の
筐体内で各方向に隙間を持って配設されており、このこ
とと、前記ストッパピン44と溝45との余裕を持った
係合関係と、更にはスキャナ部17の筐体側からスプリ
ング19では付勢されていること等の構造によって、当
該光電変換部18は本体給紙部16の背面ローラ20側
になじみ易くなっているのも特徴である。図6(a)は
図5のB−B線による断面構造を示したものである。こ
こで、46は本体給紙部16側の左右2ケ所に配設され
たストッパ部材であり、対面のスキャナ部17から付勢
された光電変換部18が突き当てられる。この場合、突
き当て面には傷がつき易いため、それを保護するための
突当て部材47が埋め込まれている。
【0068】更に、光電変換部18は前述したようにス
キャナ部17の筐体側に対し若干自由に変位できる状態
でストッパ部材46側に付勢されているから、スキャナ
部17の筐体が原稿の通紙面に対し傾斜角をもって装着
されても、ストッパ部材46の幅δを広めにとっておく
ことで、光電変換部18の読取り面を自動的に原稿の通
紙面に対して平行にさせることができる。また、ストッ
パ部材46の高さεは充分な精度を持って寸法を決めら
れるため、図1における背面ローラ20と読取り面の位
置関係も充分な精度で決定できる。つまり、このような
構造では、スキャナ部17の光電変換部18の読取り面
を所定の面に一致させることができ、歪のない高精度の
読取り走査が実現される。
【0069】更に、図6(b)はストッパ部材の別な実
施例を示したものであり、ストッパ丸部材48を2つ並
べて形成される。このストッパ丸部材48によっても、
前述と同様の効果が得られるのは言うまでもない。図7
(a)は図5のC−C線による断面構造を示したもので
ある。同図において、49は本体給紙部16側に配設さ
れたマグネットで、左右2個設けられる。また、このマ
グネット49の一部に位置決めピン50が埋め込まれて
いて、スキャナ部17に空けられた位置決め孔51に係
合することで、位置決めを行える。42はスキャナ部1
7の筐体に配設された板状の磁性体である。
【0070】このような本発明の構造によれば、本体給
紙部16にスキャナ部17を装着した時、所定の位置に
きちんと位置決めすることができる。ここで、マグネッ
ト49と位置決めピン50は本体給紙部16に配設され
ている為、スキャナ部17を手に持って操作する時に邪
魔なものが付属せず、飛び出し物もなく、更には軽量に
構成できることもあってスキャナ部17の単体操作にお
いて極めて扱い易くなる。
【0071】この例で、位置決めピン50と位置決め孔
51は必ずしもマグネット49の上にある必要はなく、
マグネット49の近くでも充分である。更に、磁性体5
2もスキャナ部17の筐体自体が磁性体であれば、特に
設ける必要はない。尚、図7(b)は同図(a)のマグ
ネット49と位置決めピン50の具体的構造を示す斜視
図である。
【0072】次に、図8(a)は図5のC−C線近傍の
別の部位をC−C線によるのと同じ方向に切断した状態
を示す断面構造図である。また、この図8(a)のL−
L線による断面構造は同図(b)に示されている。図8
(a)及び(b)において、53はローラ24の軸にキ
ー等で固定されたギヤである。55はレバーであり、回
転支点58に自由に回動可能に係合し、レバースプリン
グ59により図示のG方向と反対方向に付勢されてい
る。尚、レバースプリング59の他端はスキャナ部17
の筐体側に係止されている。また、レバー55の先端部
分には軸56が固着され、軸56には一方向クラッチ5
7を内側に圧入したクラッチギヤ54がはめ込まれてい
る。また、このクラッチギヤ54はレバースプリング5
9で付勢され、前記ギヤ53と噛み合っている。
【0073】更に、本体給紙部16側にはリリースピン
60が配設されており、このリリースピン60はスキャ
ナ部17が本体給紙部16に装着されるとレバ55をレ
バースプリング59の付勢にさからってG方向に回転さ
せることができる位置に配設されている。従って、スキ
ャナ部17が本体給紙部16に装着されると、ギヤ53
とクラッチギヤ54の噛み合いは外れることになる。ク
ラッチギヤ54はD方向に回転する時には軸56に対し
て自由に回転し、E方向に回転させようとすると、軸5
5に対して回転しないようにクラッチの方向が定められ
ている。
【0074】本発明のこのような構造によれば、スキャ
ナ部17を本体給紙部16に装着した状態でローラ24
が自由に回転することができ、スキャナ部17単体で分
離運用する時にはローラ24は一方向(D方向だけ)に
回転し、E方向には回転不可能に維持される。この機構
は、スキャナ部17をハンドスキャナとして使用する場
合、誤った方向に走査するのを防止し、正しい画情報の
読み取りを行うことを可能にする。
【0075】更に、本体給紙部16にスキャナ部17を
装着した時にローラ24が自由に回転できる為、本体給
紙部16の使用時において、誤まった原稿が搬入された
際にあわてて引き抜いても、その原稿が破損する等の不
都合を解消できる。図9(a)はスキャナ部17の光電
変換部18を読取り面側から見た時の外観図であり、図
9(b)は同図(a)におけるH−H線による断面構造
を示す図である。図9(a)及び(b)において、61
は光電変換部18の内部を保護する透明板であり、ガラ
スやプラスチック樹脂で形成されている。
【0076】62は板バネであり、光電変換部18の読
取り面に近接して透明板61と光電変換部18のケース
63間に配設され、透明板61を図9(b)におけるM
方向と反対の方向に付勢している。また、透明板61は
ケース63に形成されたスライド溝65に沿ってスライ
ド可能に構成されている。更に、板バネ62によって透
明板61が図9(b)の上方に付勢されている時のケー
ス63と透明板61の板バネ側の隙間αと、同様に付勢
されている時のケース63とその上方の溝65に係合し
ている透明板61の突起部の寸法βとの関係は、 α>β となっている。
【0077】また、ケース63には透明板61の上方に
切欠部64が形成されている。このような本発明の構造
によれば、溝65を利用して透明板61を板バネ62の
付勢にさからって図9(b)のM方向に移動すれば、容
易に透明板61をケースから外すことができる。この機
構は、透明板61に傷がついたり汚れたりした時に、そ
の交換を容易にするという効果をもたらす。
【0078】また、図9(c)は上述した透明板のもう
1つの実施例を示すものである。この透明板61A、読
取面の外側面に凸曲面をつけたものであり、原稿と接す
る時のひっかかりをなくし、更になめらかな走査を可能
とする。この実施例に係る透明板61Aを用いる場合、
そのもう一方の面(内側面)を凹曲面状に形成しておけ
ば、該透明板61が集光効果を持たないものとなり、こ
のことは歪みのない画情報の読取り走査に寄与する。ま
た、図9(a)乃至(c)に示す読取り面側の構成に関
しては、板バネ62の代わりに弾力に富む部材、例えば
ゴム等を用いてもよいのは勿論である。
【0079】次に、図10は図1における給紙ローラ2
1, 22、背面ローラ20、モータ23、また図6
(a)におけるストッパ部材46, 48、更には図7
(a)におけるマグネット49, 位置決めピン50と同
様のものをスキャナ部17に対して相対的かつ同位置に
配設して成る給紙ユニット66を用いる場合の装置構造
を示す概念図である。この給紙ユニット66には、特
に、原稿台67と原稿検出センサ68が配設される。こ
の例では、原稿検出センサ68は反射形光センサから構
成されている。ここで用いる給紙ユニット66では、駆
動モータに電流を与えることによって、図1の給紙部と
同様にローラ部分の回転駆動がなされる。
【0080】この様な構造において、原稿11を原稿台
67から給紙ローラに差し込むと、原稿検出センサ68
が原稿台67に空けたセンサー穴70を通して原稿検出
を行い、これによってモータの駆動を開始する。この
時、原稿11は給紙ローラとその対向ローラとのに挟ま
れて移動し、その移動につれて光電変換部18による画
情報の読取り走査が行われることになる。このように、
本体給紙部16とは別の極めて簡単な給紙ユニット66
にスキャナ部17をワンタッチで取り付ける機構とする
ことによって、本体給紙部16から離れた場所でも極め
て正確な画情報の読取り走査を実現できる。
【0081】更に、図11(a)及び(b)に示す他の
実施例に係る装置は、図1における原稿入口(引込みロ
ーラ26と給紙板29の間)と排出口(排出ローラ2
7, 28間)を上下逆に形成したものである。この実施
例装置では、スキャナ部17の装着方向も上下逆となっ
ている。しかしながら、その他、図6(a)や図7
(a)に示した各機構に対応する部分は、上述しの実施
例のものと全く同様に構成されている。図11(a)に
おいて、原稿の入口には原稿搬入補助台71が本体給紙
部16に取り付けられている。この実施例において、ス
キャナ部17をできるだけ本体給紙部16にその全体を
埋設できる寸法関係に構成すれば、原稿入口を奥まらせ
ずに済み、操作性を良くすることができる。
【0082】この様な構造によれば、原稿は画情報形成
面を上側にして操作者が見ながら搬入できるため、安心
感に富む読み取り作業を実現できる。尚、図11(b)
は同図(a)をJ−J線方向から見た時のスキャナ部1
7の背面構造を示したものである。図11(b)におい
て、スキャナ部17の背面には、その下側の位置に、可
能走査幅を指示する機構が具備されている。この機構の
使い方としては、例えば走査幅をA4サイズに切り替え
るための切替ボタン(図示せず)の押下に基づき発光ダ
イオード72のうちの該当幅に対応するものを点灯す
る。これにより使用者は、点灯された発光ダイオード7
2を位置的指標として原稿を正確な読み取り位置へと送
り込むことができる。この様に原稿搬入補助台71に近
い距離にサイズ表示があることによって、搬入する原稿
の位置をより正確に設定することができる。
【0083】次に、図12(a)は図4(a)のN−N
線による断面構造を示し、図12(b)は同図(a)の
P−P線による断面構造を示したものである。図12
(a)及び(b)において、73はスキャナ部17の筐
体の内部フレームに速度検出軸77を介して回転自在に
配設された速度検出回転体である。速度検出軸77は、
内部フレームとの間に軸受け76を介して回転可能に支
持される。また、速度検出回転体73は速度検出軸77
にネジ等によって一体に固定されている。更に、速度検
出回転体73はスキャナ部17の筐体の読取り面側の表
面よりわずかにその外周が外部に突出しており、しかも
その回転体73の他端には円周方向に一定の溝をもった
回転板74が一体に形成されている。従って、その回転
板74は速度検出回転体73と一体で回転する。
【0084】また、その回転板74の外周の板部を左右
から挟むように、例えば、発光ダイオードと受光ダイオ
ード(図示せず)を内部に配設した光透過形センサ75
がスキャナ部17の筐体に固定して設けられている。こ
のような本発明の構造によれば、スキャナ部17をハン
ドスキャナとして用いて原稿面を走査する時、速度検出
回転体73が回転し、回転板74も同時に回転する。そ
の際、回転板74の回転により光透過形センサ75から
は速度に応じた矩形波が出力され、この矩形波の周波数
を監視することによりスキャナ部17の走査速度が検出
できる。また、その検出結果は、例えば、スキャナ部1
7における操作ボタン30を持つ面に液晶表示器等によ
り表示することができる。この場合、上述の如く検出し
た走査速度を予め設定した一定速度と比較し、上記検出
走査速度が一定速度を超えた時に、その旨の警報を、上
記液晶表示器への表示あるいは該表示と音声鳴動等との
併用によって報知するようにしても良い。
【0085】このように走査速度検出表示及び走査速度
超過警報機能を持つ構造とすれば、ある速度以上の読み
取り走査が行われないように逐次注意を促しつつ、当該
走査時における走査速度超過に伴う光電変換素子の光量
不足からくる読取り精度の低下を未然に防止できるよう
になる。
【0086】以上の如く本発明では、本体給紙部とスキ
ャナ部に制御及び構造上の特別の工夫をこらすことによ
って、これらの個別または相乗作用に伴う以下のような
種々の効果を持つ画情報読取り装置を実現できる。 《1》スキャナ部の本体給紙部への誤装着を防止できる
装置。 《2》スキャナ部が本体給紙部の所定の位置に極めて正
確に装着できているかどうかを検出し、表示することの
できる装置。 《3》スキャナ部をハンドスキャナとして使用する時、
その読取り面を、移動方向に波うった凹凸面等に対して
密着できる装置。 《4》ハンドスキャナの傾きや原稿面が凹凸に波うって
いたり傾むいていてもスキャナ部の読取り面が確実に原
稿面に密着できる装置。 《5》スキャナ部を本体給紙部に装着した時、通紙され
る原稿面とスキャナ部の読取り面の平行を維持でき、か
つスキャナ部の読取り面に対峙する本体給紙部側各部材
との所定の位置関係を確保することのできる装置。
【0087】《6》スキャナ部は軽く安全でかつ走査し
易く、しかもワンタッチで確実に本体給紙部に装着でき
る装置。 《7》スキャナ部は読取り面を走査方向に移動させ易
く、しかも蛇行など起こし難い装置。 《8》スキャナ部をハンドスキャナとして用いる場合
も、走査幅を一目で認識できる装置。 《9》スキャナ部の本体給紙部に対する装着、取り外し
が容易で、原稿を本体給紙部側に搬入する際の搬入位置
が正確に設定でき、かつデザイン性に優れた装置。
【0088】《10》スキャナ部をハンドスキャナとし
て使用する場合、読取り面上のローラが走査方向にのみ
回動可能で、逆方向への回動は制限され、これによって
誤走査を防止できる装置。 《11》スキャナ部を本体給紙部に装着した場合は上記
ローラの回動制限が解除され、ジャム発生時における原
稿の除去作業において、当該原稿の破損を防止できる装
置。 《12》スキャナ部をハンドスキャナとして使用する場
合、どの方向に操作しても正確な画情報の読取りを行え
る装置。 《13》スキャナ部の読取り面に傷がついたり、汚れた
りするのを防止でき、常に良質な読取り画信号を得るこ
とのできる装置。 《14》本体給紙部と同等の搬送機構及び保持機構等を
持つ別体の給紙ユニットを用意し、当該給紙ユニットに
アダプタを介してスキャナ部を装着することによって、
任意の場所で、本体給紙部と一体化して運用する場合と
変わらない高精度の画情報読み取り走査を行うことので
きる装置。
【0089】《15》スキャナ部を本体給紙部に装着し
て原稿の読取りを行う場合、読取り用の原稿を表面にし
て給紙することができ、正確かつ安全な読取り作業をな
し得る装置。 《16》スキャナ部をハンドスキャナとして使用する場
合、走査速度を表示したり、規定速度以上で走査した場
合に警報を発することができ、これにより常に正確な読
取り走査を行うことのできる装置。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画情報読取
り装置によれば、本体給紙部とスキャナ部とを分離可能
に構成するとともに、これらの両者に、当該両者の着脱
に際する正確性及び容易性、個別使用時における各ユニ
ット毎の操作の効率化等に関する構造及び制御上の様々
な工夫を施したため、上記両者を一体化して使用する場
合は勿論、スキャャナ部を本体給紙部より分離してハン
ドスキャナとして使う場合においても、従来のように使
い難かったり、読取った画情報に歪みが生じることな
く、高い操作性の下に高精度の画情報読取り走査を行う
ことができるという優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画情報読取り装置の側
面断面構造を示す概念図。
【図2】本発明装置におけるスキャナ部の外観構造を示
す斜視図。
【図3】本発明装置における本体給紙部を前面側から見
た外観構造図。
【図4】本発明装置におけるスキャナ部の各実施例につ
いて読取り面側から見た外観構造を示す図。
【図5】図1のA−A線による断面構造を上方から見た
概略図。
【図6】図5のB−B線による断面構造の要部及び同断
面構造における位置決めストッパ部材の他の実施例を示
す構造図。
【図7】図5のC−C線による断面構造の要部及び同断
面構造における位置決めピンの他の実施例を示す斜視
図。
【図8】本発明装置におけるスキャナ部のローラの一方
向回転制御に着目した図5のC−C線近傍の断面構造要
部及び同断面構造におけるL−L線による断面構造の要
部を示す図。
【図9】本発明装置のスキャナ部における光電変換部を
読取り面側から見た構造及び同構造におけるH−H線に
よる断面構造の要部及び同構造における透明板の他の実
施例を示す側面図。
【図10】本発明装置のスキャナ部と給紙ユニットの組
み合わせ運用時における側面構造を示す概念図。
【図11】本発明の他の実施例装置の側面構造及び同断
面構造をJ−J線方向から見たスキャナ部の背面構造を
示す図。
【図12】図4のN−N線による断面の要部及び同断面
におけるP−P線による断面の要部を示す図。
【図13】スキャナ部と給紙部とを一体化して成る従来
の画情報読取り装置の構造を示す概念図。
【図14】単独で使用可能な従来のハンドスキャナの構
造を示す概念図。
【符号の説明】
1 画情報読取り装置 2, 3 紙送りローラ 4 モータ 5, 6 ピンチローラ 7 読取り部 8 読取り部ローラ 9 電気回路部 10 電源コード 11 原稿 12 ハンドスキャナ本体 13 ハンドスキャナ読取り部 14 速度補正ローラ 15 ハンドスキャナ電気回路部 16 本体給紙部 17 スキャナ部(ハンドスキャナ部) 18 光電変換部 19 スプリング 20 背面ローラ 21, 22 給紙ローラ 23 駆動モータ 24, 25 対向ローラ 26 引き込みローラ 27, 28 排出ローラ 29 給紙板 30 操作ボタン 31 幅指示ガイド 32 接続ケーブル 33 アンテナ 34 幅指示マーク 35 開口部 36 原稿入口 37 原稿排出口 38 発光体 39 外部コネクタ 40 内部コネクタ 41 コネクタ 42 磁性体 43 マイクロスイッチ 44 ストッパピン 45 溝 46 ストッパ部材 47 突当て部材 48 ストッパ丸部材 49 マグネット 50 位置決めピン 51 位置決め孔 53 ギヤ 54 クラッチギヤ 55 レバー 56 軸 57 一方向クラッチ 58 回転支点 59 レバースプリング 60 リリースピン 61 透明板 62 板バネ 63 ケース 64 切欠き部 65 スライド溝 66 給紙ユニット 67 原稿台 68 原稿検出センサ 70 センサー穴 71 原稿搬入補助台 72 発光ダイオード 73 速度検出回転体 74 回転板 75 光透過形センサ 76 軸受け 77 速度検出軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 誠三 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 広瀬 敏治 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 秋間 孝一郎 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換部を有し、単体での動作により
    画情報を読取ることのできるスキャナ部と、 該スキャナ部を着脱可能に保持し、該スキャナ部の装着
    時、当該スキャナ部側各機構と係合して前記スキャナ部
    により読取るべき原稿の搬送駆動機構及び搬送経路を形
    成する本体給紙部とから構成され、前記スキャナ部の前
    記本体給紙部に対する装着に関し、 逆姿勢での装着を防止する逆装着防止手段と、 正常姿
    勢での装着を維持する装着維持手段と、 正常姿勢での
    装着がなされていない時、画情報読取り動作を禁止する
    動作禁止制御手段とを具備することを特徴とする画情報
    読取り装置。
  2. 【請求項2】 逆装着防止手段として、スキャナ部の本
    体給紙部に対する装着面の断面形状が非対称形に形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の画情報読取り装
    置。
  3. 【請求項3】 動作禁止制御手段は、スキャナ部が本体
    給紙部の正常位置に装着されたか否かを検出する手段
    と、該検出結果を表示する手段と、正常位置に装着され
    ていない時には動作を禁止すべく制御する手段とにより
    構成されることを特徴とする請求項1または2記載の画
    情報読取り装置。
  4. 【請求項4】 検出する手段は左右2カ所に設けたマイ
    クロスイッチから成り、表示する手段は少なくとも2カ
    所の異なる位置に設けられることを特徴とする請求項3
    記載の画情報読取り装置。
  5. 【請求項5】 装着維持手段は、装着時における本体給
    紙部とスキャナ部の該当箇所を接合するマグネット吸着
    機構により構成されることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  6. 【請求項6】 マグネット吸着機構は、本体給紙部側に
    設けたマグネットと、スキャナ部側に設けた磁性体とか
    ら成ることを特徴とする請求項5記載の画情報読取り装
    置。
  7. 【請求項7】 スキャナ部は、光電変換部を該スキャナ
    部の外筐体から読取るべき原稿の対峙面方向へ弾性力に
    より付勢する機構を具備することを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  8. 【請求項8】 スキャナ部は、弾性力により付勢する前
    記機構に関し、光電変換部が前記付勢方向に対して適度
    な姿勢変動を成し得るようにその外筐体に自由度を持っ
    て支持されることを特徴とする請求項7記載の画情報読
    取り装置。
  9. 【請求項9】 スキャナ部は、光電変換部の読取り面側
    に臨む外筐体所定位置に、読取り走査時に原稿面に接し
    て回転可能な走査案内ローラを具備することを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画情報読取り
    装置。
  10. 【請求項10】 走査案内ローラは、スキャナ部による
    読取り走査の前後方向に少くとも2個以上配設されるこ
    とを特徴とする請求項9記載の画情報読取り装置。
  11. 【請求項11】 走査案内ローラは、その回転を一方向
    のみに規制する一方向クラッチ手段を含むことを特徴と
    する請求項9または10記載の画情報読取り装置。
  12. 【請求項12】 スキャナ部は、走査幅の切替えを指示
    する手段と、該指示手段からの指示に基づき自ユニット
    の読取り可能幅を設定する手段と、前記指示手段により
    指示された走査幅を位置的対応により表示する表示手段
    とを具備することを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れか1つに記載の画情報読取り装置。
  13. 【請求項13】 走査幅の切替えを指示する手段は、該
    走査幅方向に移動可能で、その停止位置が指示しようと
    する走査幅の実際の値に対応するガイド板と、該ガイド
    板の位置を検出し、その検出位置情報を走査幅指示情報
    として出力する位置センサとから成ることを特徴とする
    請求項12記載の画像読取り装置。
  14. 【請求項14】 表示手段は、読取るべき各原稿の幅に
    対応した前記ガイド板のそれぞれの停止位置近傍に埋設
    された表示素子によって成り、前記ガイド板の停止位置
    と連動して該当表示素子の点灯制御がなされることを特
    徴とする請求項12または13記載の画情報読取り装
    置。
  15. 【請求項15】 ガイド板及び表示手段は、スキャナ部
    を本体給紙部に装着した時、該装着口の外部に突出する
    前記スキャナ部の一側面に配設され、前記突出部を原稿
    置き台として活用する時の原稿搬入案内機能として働く
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1つに
    記載の画情報読取り装置。
  16. 【請求項16】 表示手段は、前記ガイド板配設面の裏
    面にも設けられることを特徴とする請求項12乃至15
    のいずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  17. 【請求項17】 走査幅の切替えを指示する手段として
    は、スキャナ部の読取り面の背面側に設けたキー入力操
    作部も兼用できるようにしたことを特徴とする請求項1
    2乃至16のいずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  18. 【請求項18】 スキャナ部は、その読取り面を覆う位
    置に透明又は透明性着色体から成る保護部材を配設して
    成り、該保護部材はスキャナ部の外筐体に対して交換可
    能に支持されることを特徴とする請求項1乃至17のい
    ずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  19. 【請求項19】 スキャナ部は、本体給紙部から分離し
    て使用する時の自ユニットの読取り走査方向への移動速
    度を検出する手段と、検出速度を走査速度として表示す
    る手段または検出速度が予め設定した走査速度を超過し
    た場合にその旨の警報を発する手段のうちの一方または
    両方を具備することを特徴とする請求項1乃至18のい
    ずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  20. 【請求項20】 スキャナ部は、その読取り面に被走査
    物との摩擦によって回転する前記走査案内ローラとは別
    の回転体を有し、読取り走査時における当該回転体の回
    転速度から前記走査速度の検出を行うことを特徴とする
    請求項19記載の画情報読取り装置。
  21. 【請求項21】 スキャナ部の本体給紙部への装着時、
    本体給紙部の装着口内部の前記スキャナ部の読取り面と
    対峙する面に、前記スキャナ部の必要以上の挿入を規制
    し、かつ前記読取り面の原稿搬送経路に対する平行を保
    つストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項7また
    は8記載の画情報読取り装置。
  22. 【請求項22】 ストッパ部材は、スキャナ部の読取り
    面と対峙する面における原稿搬送経路幅より外側の左右
    2カ所に設けられることを特徴とする請求項21記載の
    画情報読取り装置。
  23. 【請求項23】 本体給紙部におけるスキャナ部装着口
    内部に一方向クラッチ解除機構を設け、スキャナ部を単
    体で使用する時には前記走査案内ローラを前記一方向の
    みへ回転可能とし、本体給紙部に装着して使用する時に
    は両方向へ回転可能にすることを特徴とする請求項11
    記載の画情報読取り装置。
  24. 【請求項24】 スキャナ部は、本体給紙部における少
    なくとも駆動ローラ、ストッパ部材、マグネット吸着機
    構の各機構を自ユニットに対して相対的かつ同位置に配
    設して成る別体の給紙ユニットを接続するための接続用
    アダプタを具備することを特徴とする請求項1乃至23
    のいずれか1つに記載の画情報読取り装置。
  25. 【請求項25】 本体給紙部の外筐体における水平面に
    対してほぼ垂直な一側面に設けた装着口にスキャナ部を
    装着した時に、該スキャナ部下部と前記装着口との間に
    原稿の搬入口が、また前記スキャナ部上部と前記差し込
    み口との間に原稿の排出口がそれぞれ形成され、該搬入
    口から搬入される原稿を読み取り走査を経て前記排出口
    に排出するために、前記スキャナ部と本体給紙部間に前
    記原稿を下方から上方に搬送する搬送経路が形成される
    構造を有することを特徴とする請求項1記載の画情報読
    取り装置。
  26. 【請求項26】 スキャナ部の本体給紙部への装着時、
    該スキャナ部の外部から認識可能な位置に、走査可能幅
    の表示手段を具備することを特徴とする請求項25記載
    の画情報読取り装置。
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