JPH06105602A - 土留め用芝生の播種マツトとその製造法 - Google Patents
土留め用芝生の播種マツトとその製造法Info
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- JPH06105602A JPH06105602A JP16645891A JP16645891A JPH06105602A JP H06105602 A JPH06105602 A JP H06105602A JP 16645891 A JP16645891 A JP 16645891A JP 16645891 A JP16645891 A JP 16645891A JP H06105602 A JPH06105602 A JP H06105602A
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- seed
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- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】芝生の播種マツトを屑綿花から整形することに
より、種子の発芽と活着を確実に行なわせ、取扱い上の
利便性や傾斜地面への敷設作業性を昂める。 【構成】開繊した屑綿花を一定な帯幅(W)と厚み
(t)のウエブ(19)に整形し、その表面に蒔いた芝
生の種子(24)と、その種子(24)を覆う可撓な透
孔皮膜(26)とを、何れもウエブ(19)に接着一体
化させた。
より、種子の発芽と活着を確実に行なわせ、取扱い上の
利便性や傾斜地面への敷設作業性を昂める。 【構成】開繊した屑綿花を一定な帯幅(W)と厚み
(t)のウエブ(19)に整形し、その表面に蒔いた芝
生の種子(24)と、その種子(24)を覆う可撓な透
孔皮膜(26)とを、何れもウエブ(19)に接着一体
化させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は造成地や堤防などの土盛
りした傾斜地面に、土留め用として敷設する芝生の播種
マツトと、その製造法に関する。
りした傾斜地面に、土留め用として敷設する芝生の播種
マツトと、その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の土留め用として、芝生の種子を
蒔くための手段については、従来からその種子を上記土
盛りした傾斜地面へ直接蒔く方法と、紙を播種マツトと
して使い、これに種子を貼り付ける方法と、更に杉など
の間伐材から薄く圧延された材木を播種マツトとして、
これにやはり種子を貼り付ける方法との3種が公知であ
り、後2者ではその播種マツトを上記傾斜地面へ敷設作
業している。
蒔くための手段については、従来からその種子を上記土
盛りした傾斜地面へ直接蒔く方法と、紙を播種マツトと
して使い、これに種子を貼り付ける方法と、更に杉など
の間伐材から薄く圧延された材木を播種マツトとして、
これにやはり種子を貼り付ける方法との3種が公知であ
り、後2者ではその播種マツトを上記傾斜地面へ敷設作
業している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の方法
では傾斜地面への播種であるため、その種子をムラなく
蒔くことに困難が伴ない、その作業上の制約を受けるこ
とになると共に、仮令播種したとしても、降雨に際会す
ると種子が傾斜地面に沿って流れ落ち、発芽しない結果
となる。
では傾斜地面への播種であるため、その種子をムラなく
蒔くことに困難が伴ない、その作業上の制約を受けるこ
とになると共に、仮令播種したとしても、降雨に際会す
ると種子が傾斜地面に沿って流れ落ち、発芽しない結果
となる。
【0004】又、第2の方法では種子に地熱が伝わり難
く、他方直接日光には晒されるため、異常高温になり、
種子が発芽し難い。仮りに発芽したとしても、その根が
紙を通過して土中まで深く伸び難いため、活着しないこ
とが起りやすい。
く、他方直接日光には晒されるため、異常高温になり、
種子が発芽し難い。仮りに発芽したとしても、その根が
紙を通過して土中まで深く伸び難いため、活着しないこ
とが起りやすい。
【0005】更に、第3の方法では播種マツトとして材
木を用いているため、重いばかりでなく、小型コンパク
トに折りたためず、従って取扱い上著しく不便である。
又、その材木に対する種子の付着力が確固に安定せず、
取扱い中の僅かな振動や衝撃などを受けても、脱落する
ことになり、仮令発芽しても根が材木を通過して土中ま
で深く伸長し難い。材木はその腐敗に長時間を要するた
め、土壌に還元され難い問題もある。
木を用いているため、重いばかりでなく、小型コンパク
トに折りたためず、従って取扱い上著しく不便である。
又、その材木に対する種子の付着力が確固に安定せず、
取扱い中の僅かな振動や衝撃などを受けても、脱落する
ことになり、仮令発芽しても根が材木を通過して土中ま
で深く伸長し難い。材木はその腐敗に長時間を要するた
め、土壌に還元され難い問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の抜本的な改良を企図しており、そのために役立つ芝
生の播種マツトとして、開繊した屑綿花を一定な帯幅と
厚みのウエブに整形し、その表面に蒔いた芝生の種子
と、その種子を覆う可撓な透孔皮膜とを、何れも上記ウ
エブに接着一体化させたことを特徴とし、
題の抜本的な改良を企図しており、そのために役立つ芝
生の播種マツトとして、開繊した屑綿花を一定な帯幅と
厚みのウエブに整形し、その表面に蒔いた芝生の種子
と、その種子を覆う可撓な透孔皮膜とを、何れも上記ウ
エブに接着一体化させたことを特徴とし、
【0007】又、その播種マツトの製造法として、屑綿
花をカーデイングして一定な帯幅と厚みのウエブに整形
し、そのウエブの搬送中に表面へ接着剤を噴霧し、これ
と相前後して同じくウエブの表面へ芝生の種子を蒔き、
引続き可撓な透孔皮膜を貼り付けることによって、その
種子を被覆一体化し、最後に上記接着剤を乾燥させるこ
とを特徴とするものである。
花をカーデイングして一定な帯幅と厚みのウエブに整形
し、そのウエブの搬送中に表面へ接着剤を噴霧し、これ
と相前後して同じくウエブの表面へ芝生の種子を蒔き、
引続き可撓な透孔皮膜を貼り付けることによって、その
種子を被覆一体化し、最後に上記接着剤を乾燥させるこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の上記播種マツトによれば、屑綿花から
一定な帯幅と厚みに整形されたウエブの表面に、芝生の
種子とこれを覆う可撓な透孔皮膜とが、接着一体化され
ているため、取扱い上の振動や衝撃を初め、使用中の降
雨などに際会するも、種子の脱落するおそれが一切な
く、耐久的に安定な播種状態を維持することができる。
一定な帯幅と厚みに整形されたウエブの表面に、芝生の
種子とこれを覆う可撓な透孔皮膜とが、接着一体化され
ているため、取扱い上の振動や衝撃を初め、使用中の降
雨などに際会するも、種子の脱落するおそれが一切な
く、耐久的に安定な播種状態を維持することができる。
【0009】しかも、そのウエブの表面に蒔かれた種子
は、屑綿花の天然植物繊維組織中に抵抗なく伸長し、日
光や地熱、水分なども自由自在に浸透するので、極めて
良好な発芽状態を得られることになる。屑綿花は短時間
のうちに腐敗し、そのまま種子の有機肥料になること
も、上記発芽の促進上効果的に働く。
は、屑綿花の天然植物繊維組織中に抵抗なく伸長し、日
光や地熱、水分なども自由自在に浸透するので、極めて
良好な発芽状態を得られることになる。屑綿花は短時間
のうちに腐敗し、そのまま種子の有機肥料になること
も、上記発芽の促進上効果的に働く。
【0010】更に、播種マツトの全体として著しく軽量
であり、積み重ねや捲き曲げ、折りたたみなどによっ
て、容易に小型コンパクト化し得るため、梱包や輸送、
保管、その他の取扱い上非常に便利であり、例えば現場
での捲き戻しなどによって、土盛りされた傾斜地面へ効
率良く敷設作業することもできる。
であり、積み重ねや捲き曲げ、折りたたみなどによっ
て、容易に小型コンパクト化し得るため、梱包や輸送、
保管、その他の取扱い上非常に便利であり、例えば現場
での捲き戻しなどによって、土盛りされた傾斜地面へ効
率良く敷設作業することもできる。
【0011】又、本発明の上記播種マツト製造法によれ
ば、公知の紡績工程を形作る混打綿機と梳綿機(カー
ド)に対して、屑綿花を通過させることにより、一定な
帯幅と厚みのウエブに整形し、そのウエブを集めてロー
プ状のスライバーとすることなく、その平帯状態のまま
で引続き搬送する自動ライン上において、これに上方か
ら接着剤の噴霧作用、芝生の播種作用並びに皮膜貼り付
け作用を施すことにより、上記播種マツトを著しく高能
率に製造することができ、従来では廃棄されている屑綿
花を活用していることとも相俟って、その量産効果も最
大限に発揮させ得るのである。
ば、公知の紡績工程を形作る混打綿機と梳綿機(カー
ド)に対して、屑綿花を通過させることにより、一定な
帯幅と厚みのウエブに整形し、そのウエブを集めてロー
プ状のスライバーとすることなく、その平帯状態のまま
で引続き搬送する自動ライン上において、これに上方か
ら接着剤の噴霧作用、芝生の播種作用並びに皮膜貼り付
け作用を施すことにより、上記播種マツトを著しく高能
率に製造することができ、従来では廃棄されている屑綿
花を活用していることとも相俟って、その量産効果も最
大限に発揮させ得るのである。
【0012】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の詳細を説明する
と、その土留め用芝生の播種マツト(M)は紡績工程か
ら多量に発生する屑綿花(通称−落綿)を用いて、図
1、2のような自動工程ラインにより製造される。
と、その土留め用芝生の播種マツト(M)は紡績工程か
ら多量に発生する屑綿花(通称−落綿)を用いて、図
1、2のような自動工程ラインにより製造される。
【0013】即ち、同図の符号(A)は混打綿機(Blow
ing Machinary)の総称であって、公知のように複数のラ
チスフイーダー(11)(12)(13)や、その隣り
合う前後相互間に介在するオープナー(14)(15)
などを備え、これに前方から屑の綿塊が送入通過される
ことによって、開繊(opening) や除塵(cleaning)などの
諸作用を受け、一旦ムシロ状のラツプ(lap) に仕上げら
れることとなる。
ing Machinary)の総称であって、公知のように複数のラ
チスフイーダー(11)(12)(13)や、その隣り
合う前後相互間に介在するオープナー(14)(15)
などを備え、これに前方から屑の綿塊が送入通過される
ことによって、開繊(opening) や除塵(cleaning)などの
諸作用を受け、一旦ムシロ状のラツプ(lap) に仕上げら
れることとなる。
【0014】(B)は上記混打綿機(A)の次工程をな
す梳綿機(Card)であって、これも公知のようにシリン
ダー(16)やフラツト(17)、ドツフアー(18)
などから形作られており、上記ラツプがその梳綿機
(B)を通過する搬送中において、再度開繊や除塵など
のほか、櫛流(carding) 作用を受けることにより、その
帯幅と厚みも均整化されることになり、最終的に上記ラ
ツプよりも薄い(例えば約2〜3mm)一定の厚み
(t)と、同じく狭い(例えば約1〜2mm)一定の帯
幅(w)とを備えた図3、4のようなウエブ(web) (1
9)として整形されるのである。
す梳綿機(Card)であって、これも公知のようにシリン
ダー(16)やフラツト(17)、ドツフアー(18)
などから形作られており、上記ラツプがその梳綿機
(B)を通過する搬送中において、再度開繊や除塵など
のほか、櫛流(carding) 作用を受けることにより、その
帯幅と厚みも均整化されることになり、最終的に上記ラ
ツプよりも薄い(例えば約2〜3mm)一定の厚み
(t)と、同じく狭い(例えば約1〜2mm)一定の帯
幅(w)とを備えた図3、4のようなウエブ(web) (1
9)として整形されるのである。
【0015】この点、公知の紡績工程では梳綿機(B)
内の搬送中において、上記ウエブ(19)が引続き集め
られた上、トランペツトの細い穴に通過されると共に、
圧縮作用も受けることにより、ロープ状のスライバー(s
liver)に仕上げられる通例であるが、本発明の製造法で
は上記ウエブ(19)をスライバーとして仕上げず、そ
の平帯状態を保ったままで、梳綿機(B)に後続するウ
エブ(19)のコンベヤベルト(20)上へ移載される
ようになっている。
内の搬送中において、上記ウエブ(19)が引続き集め
られた上、トランペツトの細い穴に通過されると共に、
圧縮作用も受けることにより、ロープ状のスライバー(s
liver)に仕上げられる通例であるが、本発明の製造法で
は上記ウエブ(19)をスライバーとして仕上げず、そ
の平帯状態を保ったままで、梳綿機(B)に後続するウ
エブ(19)のコンベヤベルト(20)上へ移載される
ようになっている。
【0016】そして、そのコンベヤベルト(20)によ
り後方へ搬送する過程において、ウエブ(19)の上方
から臨む接着剤噴霧機(21)により、先づウエブ(1
9)の表面へ接着剤(22)を図5、6のような可及的
均一状態に噴霧する。その際に用いる接着剤(22)と
しては、カビの発生しない液状の合成糊が最も好適であ
る。
り後方へ搬送する過程において、ウエブ(19)の上方
から臨む接着剤噴霧機(21)により、先づウエブ(1
9)の表面へ接着剤(22)を図5、6のような可及的
均一状態に噴霧する。その際に用いる接着剤(22)と
しては、カビの発生しない液状の合成糊が最も好適であ
る。
【0017】次いで、同じくコンベヤベルト(20)の
上方に配置された播種機(23)により、上記ウエブ
(19)の表面へ芝生の種子(24)を点播状態に散布
するのである。そうすれば、種子(24)は転がること
なく、図7、8のように上記接着剤(22)を介してウ
エブ(19)の表面や繊維組織中へ、瞬時に安定良く付
着一体化されることとなる。
上方に配置された播種機(23)により、上記ウエブ
(19)の表面へ芝生の種子(24)を点播状態に散布
するのである。そうすれば、種子(24)は転がること
なく、図7、8のように上記接着剤(22)を介してウ
エブ(19)の表面や繊維組織中へ、瞬時に安定良く付
着一体化されることとなる。
【0018】この点、図2にロール繰出し式の播種機を
示しているが、これに代るベルトや真空吸着、回転目皿
などの種子繰出し式播種機を採用しても勿論良い。その
種子(24)としては、これに予じめ適当な肥料の混合
されたものを用いることが、望ましい。
示しているが、これに代るベルトや真空吸着、回転目皿
などの種子繰出し式播種機を採用しても勿論良い。その
種子(24)としては、これに予じめ適当な肥料の混合
されたものを用いることが、望ましい。
【0019】尚、図示の工程順序とは反対に、播種後直
ちに接着剤(22)を噴霧させても良い。蓋しウエブ
(19)は抱絡性に富む天然植物繊維組織の屑綿花から
成り、これに蒔かれた種子(24)が転がり変位し難い
からである。
ちに接着剤(22)を噴霧させても良い。蓋しウエブ
(19)は抱絡性に富む天然植物繊維組織の屑綿花から
成り、これに蒔かれた種子(24)が転がり変位し難い
からである。
【0020】何れにしてもその後に、やはりコンベヤベ
ルト(20)の上方から臨まされた皮膜貼り付け機(2
5)によって、上記接着剤(22)を兼用しつつ、引続
きウエブ(19)の表面へ可撓な透孔皮膜(26)を貼
り付け一体化させて、図9、10のように上記種子(2
4)を被覆すると共に、ウエブ(19)自身に寸断のお
それがない所謂背骨を与えるのである。
ルト(20)の上方から臨まされた皮膜貼り付け機(2
5)によって、上記接着剤(22)を兼用しつつ、引続
きウエブ(19)の表面へ可撓な透孔皮膜(26)を貼
り付け一体化させて、図9、10のように上記種子(2
4)を被覆すると共に、ウエブ(19)自身に寸断のお
それがない所謂背骨を与えるのである。
【0021】その透孔皮膜(26)としては、言わば人
造繊維に相当する軟質な合成樹脂フイルムなどから成形
された網を初め、梛子やその他の天然繊維からフエルト
状又はスクリーン状に加工されたものを採用し、何れに
してもその透孔の群数から種子(24)の自由な発芽を
許すものとする。
造繊維に相当する軟質な合成樹脂フイルムなどから成形
された網を初め、梛子やその他の天然繊維からフエルト
状又はスクリーン状に加工されたものを採用し、何れに
してもその透孔の群数から種子(24)の自由な発芽を
許すものとする。
【0022】(27)は上記コンベヤベルト(20)の
後続位置に配設された乾燥機であり、その室内に播種作
用と皮膜貼り付け作用の完了済みウエブ(19)を送入
通過させて、上記接着剤(22)を乾燥させることによ
り、種子(24)が予期以上に早く発芽しないよう、水
分を完全に除去する。そうすれば、茲に図11、12の
ような播種マツト(M)として完成されることになる。
後続位置に配設された乾燥機であり、その室内に播種作
用と皮膜貼り付け作用の完了済みウエブ(19)を送入
通過させて、上記接着剤(22)を乾燥させることによ
り、種子(24)が予期以上に早く発芽しないよう、水
分を完全に除去する。そうすれば、茲に図11、12の
ような播種マツト(M)として完成されることになる。
【0023】上記乾燥作用については、これを熱風の吹
き付けや赤外線の照射などによって、積極的に施すこと
が好適であるが、その加熱温度が高きに過ぎると、種子
(24)の枯死するおそれがあるため、気候条件や作業
地域などの自然環境を初め、作業能率も考慮して適度に
制御する。
き付けや赤外線の照射などによって、積極的に施すこと
が好適であるが、その加熱温度が高きに過ぎると、種子
(24)の枯死するおそれがあるため、気候条件や作業
地域などの自然環境を初め、作業能率も考慮して適度に
制御する。
【0024】そして、最後に乾燥した播種マツト(M)
を捲取り機(28)により、図13のようなロール状に
捲取るのである。(29)はその捲取り用の芯を示して
いる。その場合、上記の説明から自づと明白な通り、ウ
エブ(19)の表面にはその背骨となる可撓な透孔皮膜
(26)が貼り付け一体化されているため、これを裏向
きとして、綿花同志の剥離し難く接触してしまうことを
防止しつつ、連続的に捲取り保管することができる。
を捲取り機(28)により、図13のようなロール状に
捲取るのである。(29)はその捲取り用の芯を示して
いる。その場合、上記の説明から自づと明白な通り、ウ
エブ(19)の表面にはその背骨となる可撓な透孔皮膜
(26)が貼り付け一体化されているため、これを裏向
きとして、綿花同志の剥離し難く接触してしまうことを
防止しつつ、連続的に捲取り保管することができる。
【0025】但し、そのロール状に捲き曲げることに代
え、播種マツト(M)を図14に示すような積み重ね状
態として、折りたたむことも可能である。その際には、
上記綿花同志の接触することを防ぐために、段ボール紙
やその他の適当なスペーサー(30)を介在させる。
え、播種マツト(M)を図14に示すような積み重ね状
態として、折りたたむことも可能である。その際には、
上記綿花同志の接触することを防ぐために、段ボール紙
やその他の適当なスペーサー(30)を介在させる。
【0026】このように製造された本発明の播種マツト
(M)は、造成地や堤防などの土盛りした傾斜地面
(G)へ、その土留めのために敷設使用されることとな
る。つまり、その播種マツト(M)の敷設作業に当って
は図15から明白な通り、上記ウエブ(19)の屑綿花
が傾斜地面(G)と接触するように敷き置き、上方から
透孔皮膜(26)を通じて、適当な止め金具(31)を
傾斜地面(G)へ打込むのである。
(M)は、造成地や堤防などの土盛りした傾斜地面
(G)へ、その土留めのために敷設使用されることとな
る。つまり、その播種マツト(M)の敷設作業に当って
は図15から明白な通り、上記ウエブ(19)の屑綿花
が傾斜地面(G)と接触するように敷き置き、上方から
透孔皮膜(26)を通じて、適当な止め金具(31)を
傾斜地面(G)へ打込むのである。
【0027】そうすれば、その播種マツト(M)が屑綿
花のウエブ(19)から成ると雖も、上記透孔皮膜(2
6)を背骨として、安定良く傾斜地面(G)に係留固定
されることになり、その使用中には芝生の種子(24)
が透孔皮膜(26)の透孔を通じて、上方へ自由自在に
発芽すると共に、その根もウエブ(19)の繊維組織を
通じて抵抗なく土中へ伸長し、確実に活着するのであ
る。
花のウエブ(19)から成ると雖も、上記透孔皮膜(2
6)を背骨として、安定良く傾斜地面(G)に係留固定
されることになり、その使用中には芝生の種子(24)
が透孔皮膜(26)の透孔を通じて、上方へ自由自在に
発芽すると共に、その根もウエブ(19)の繊維組織を
通じて抵抗なく土中へ伸長し、確実に活着するのであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る土留め用芝
生の播種マツト(M)では、その構成上開繊した屑綿花
を一定な帯幅(w)と厚み(t)のウエブ(19)に整
形し、その表面に蒔いた芝生の種子(24)と、その種
子(24)を覆う可撓な透孔皮膜(26)とを、何れも
上記ウエブ(19)に接着一体化させてあるため、冒頭
に述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果があ
る。
生の播種マツト(M)では、その構成上開繊した屑綿花
を一定な帯幅(w)と厚み(t)のウエブ(19)に整
形し、その表面に蒔いた芝生の種子(24)と、その種
子(24)を覆う可撓な透孔皮膜(26)とを、何れも
上記ウエブ(19)に接着一体化させてあるため、冒頭
に述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果があ
る。
【0029】即ち、第1に屑綿花から整形されたウエブ
(19)に、芝生の種子(24)が蒔かれたものである
ため、その種子(24)は抱絡性に富む繊維組織へ傷付
くおそれなく、安定裡に保持されて、上方から太陽熱や
水分を、下方から地熱を各々制約なく受け、自から抵抗
なく透孔皮膜(26)を通じて発芽し、又その根も自由
自在に土中へ伸長・繁茂することとなり、上記ウエブ
(19)が早期に腐敗して有機肥料と化すことも相伴
い、容易・確実に活着するのである。その意味から歩留
りが実質上無くなる。
(19)に、芝生の種子(24)が蒔かれたものである
ため、その種子(24)は抱絡性に富む繊維組織へ傷付
くおそれなく、安定裡に保持されて、上方から太陽熱や
水分を、下方から地熱を各々制約なく受け、自から抵抗
なく透孔皮膜(26)を通じて発芽し、又その根も自由
自在に土中へ伸長・繁茂することとなり、上記ウエブ
(19)が早期に腐敗して有機肥料と化すことも相伴
い、容易・確実に活着するのである。その意味から歩留
りが実質上無くなる。
【0030】第2に、上記播種マツト(M)のウエブ
(19)は屑綿花から整形された平帯状態にあり、著し
く軽量であることは勿論のこと、その表面に貼り付け一
体化された透孔皮膜(26)も、可撓性を有する繊維体
であるため、ロール状に捲き曲げたり、積み重ね状態に
折りたたんだり、自由自在に小型コンパクト化すること
ができ、その播種マツト(M)の梱包や運搬、保管など
に頗る便利である。
(19)は屑綿花から整形された平帯状態にあり、著し
く軽量であることは勿論のこと、その表面に貼り付け一
体化された透孔皮膜(26)も、可撓性を有する繊維体
であるため、ロール状に捲き曲げたり、積み重ね状態に
折りたたんだり、自由自在に小型コンパクト化すること
ができ、その播種マツト(M)の梱包や運搬、保管など
に頗る便利である。
【0031】特に、可撓性の透孔皮膜(26)はウエブ
(19)の表面(片面)にのみ貼り付け一体化されてい
るので、これを裏向きとしてロール状に捲き曲げること
により、綿花同志が剥離し難く接触することも自づと防
止でき、従って例えばその状態のもとで作業現場へ運搬
の上、逆に捲き戻しつつ土盛りした傾斜地面(G)へ円
滑に敷設作業し得ることとなり、その現場での作業性も
著しく向上できる効果がある。
(19)の表面(片面)にのみ貼り付け一体化されてい
るので、これを裏向きとしてロール状に捲き曲げること
により、綿花同志が剥離し難く接触することも自づと防
止でき、従って例えばその状態のもとで作業現場へ運搬
の上、逆に捲き戻しつつ土盛りした傾斜地面(G)へ円
滑に敷設作業し得ることとなり、その現場での作業性も
著しく向上できる効果がある。
【0032】第3に、上記ウエブ(19)の表面には種
子(24)が接着剤(22)を介して定着一体化されて
おり、しかもその接着剤(22)によって透孔皮膜(2
6)が、種子(24)の被覆状態に貼り付け一体化され
てもいるため、運搬やその他の取扱い中における僅かな
振動や衝撃を初め、傾斜地面(G)への敷設使用中にお
ける降雨などを受けても、その種子(24)がウエブ
(19)から脱落したり、流れ落ちてしまったりするお
それがなく、その使用中の鳥害も上記透孔皮膜(26)
によって予防できるのである。
子(24)が接着剤(22)を介して定着一体化されて
おり、しかもその接着剤(22)によって透孔皮膜(2
6)が、種子(24)の被覆状態に貼り付け一体化され
てもいるため、運搬やその他の取扱い中における僅かな
振動や衝撃を初め、傾斜地面(G)への敷設使用中にお
ける降雨などを受けても、その種子(24)がウエブ
(19)から脱落したり、流れ落ちてしまったりするお
それがなく、その使用中の鳥害も上記透孔皮膜(26)
によって予防できるのである。
【0033】第4に、屑綿花から成るウエブ(19)は
その一定な厚み(t)と帯幅(w)に整形されていると
雖も、天然植物繊維であることに変りがないため、その
取扱い中にちぎれる如く寸断しやすいが、これには上記
可撓性の透孔皮膜(26)が貼り付け一体化されている
のて、その不慮に寸断してしまうおそれもなく、却って
これにより播種マツト(M)を傾斜地面(G)へ、安定
・確固に係留固定することができるのである。
その一定な厚み(t)と帯幅(w)に整形されていると
雖も、天然植物繊維であることに変りがないため、その
取扱い中にちぎれる如く寸断しやすいが、これには上記
可撓性の透孔皮膜(26)が貼り付け一体化されている
のて、その不慮に寸断してしまうおそれもなく、却って
これにより播種マツト(M)を傾斜地面(G)へ、安定
・確固に係留固定することができるのである。
【0034】第5に、紡績工程から発生する多量の屑綿
花は、従来産業廃棄物として捨て去られている通例であ
るが、これを本発明の場合播種マツト(M)のウエブ
(19)として再生させることができ、量産効果も最大
限に発揮させ得るのである。
花は、従来産業廃棄物として捨て去られている通例であ
るが、これを本発明の場合播種マツト(M)のウエブ
(19)として再生させることができ、量産効果も最大
限に発揮させ得るのである。
【0035】又、上記播種マツト(M)の製造法として
も、本発明では屑綿花をカーデイングして一定な帯幅
(w)と厚み(t)のウエブ(19)に整形し、そのウ
エブ(19)の搬送中に表面へ接着剤(22)を噴霧
し、これと相前後して同じくウエブ(19)の表面へ芝
生の種子(24)を蒔き、引続き可撓な透孔皮膜(2
6)を貼り付けることによって、その種子(24)を被
覆一体化し、最後に上記接着剤(22)を乾燥させるよ
うになっているため、公知の紡績工程を形作る混打綿機
(A)と梳綿機(B)の後続位置へ、上記ウエブ(1
9)のコンベヤベルト(20)と乾燥機(27)を直列
状態に連結して、全体的に自動ライン化すると共に、そ
のコンベヤベルト(20)上へ接着剤噴霧機(21)、
播種機(23)並びに皮膜貼り付け機(25)を臨ませ
ることによって、上記播種マツト(M)を自動機械的に
効率良く量産することができ、その必要設備としても極
力簡素に合理化し得る効果がある。
も、本発明では屑綿花をカーデイングして一定な帯幅
(w)と厚み(t)のウエブ(19)に整形し、そのウ
エブ(19)の搬送中に表面へ接着剤(22)を噴霧
し、これと相前後して同じくウエブ(19)の表面へ芝
生の種子(24)を蒔き、引続き可撓な透孔皮膜(2
6)を貼り付けることによって、その種子(24)を被
覆一体化し、最後に上記接着剤(22)を乾燥させるよ
うになっているため、公知の紡績工程を形作る混打綿機
(A)と梳綿機(B)の後続位置へ、上記ウエブ(1
9)のコンベヤベルト(20)と乾燥機(27)を直列
状態に連結して、全体的に自動ライン化すると共に、そ
のコンベヤベルト(20)上へ接着剤噴霧機(21)、
播種機(23)並びに皮膜貼り付け機(25)を臨ませ
ることによって、上記播種マツト(M)を自動機械的に
効率良く量産することができ、その必要設備としても極
力簡素に合理化し得る効果がある。
【図1】本発明に係る播種マツトの製造工程を示す説明
図である。
図である。
【図2】その工程中の播種機を抽出して示す斜面図であ
る。
る。
【図3】ウエブの整形状態を示す側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】ウエブに対する接着剤の噴霧状態を示す側面図
である。
である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】播種状態を示す側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】透孔皮膜の貼り付け状態を示す側面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】播種マツトの概略全体を示す斜面図である。
【図12】同じく部分拡大断面図である。
【図13】播種マツトの捲き曲げ状態を示す側面図であ
る。
る。
【図14】同じく折りたたみ状態を示す側面図である。
【図15】播種マツトの敷設使用状態を示す説明図であ
る。
る。
(19)・ウエブ (20)・コンベヤベルト (21)・接着剤噴霧機 (22)・接着剤 (23)・播種機 (24)・種子 (25)・皮膜貼り付け機 (26)・透孔皮膜 (27)・乾燥機 (28)・捲取り機 (31)・止め金具 (A)・・混打綿機 (B)・・梳綿機 (G)・・傾斜地面 (M)・・播種マツト (t)・・一定厚み (w)・・一定帯幅
Claims (2)
- 【請求項1】開繊した屑綿花を一定な帯幅(w)と厚み
(t)のウエブ(19)に整形し、その表面に蒔いた芝
生の種子(24)と、その種子(24)を覆う可撓な透
孔皮膜(26)とを、何れも上記ウエブ(19)に接着
一体化させて成る土留め用芝生の播種マツト。 - 【請求項2】屑綿花をカーデイングして一定な帯幅
(w)と厚み(t)のウエブ(19)に整形し、そのウ
エブ(19)の搬送中に表面へ接着剤(22)を噴霧
し、これと相前後して同じくウエブ(19)の表面へ芝
生の種子(24)を蒔き、引続き可撓な透孔皮膜(2
6)を貼り付けることによって、その種子(24)を被
覆一体化し、最後に上記接着剤(22)を乾燥させるこ
とを特徴とする土留め用芝生の播種マツト製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16645891A JPH06105602A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 土留め用芝生の播種マツトとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16645891A JPH06105602A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 土留め用芝生の播種マツトとその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06105602A true JPH06105602A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=15831778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16645891A Pending JPH06105602A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 土留め用芝生の播種マツトとその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06105602A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8322070B2 (en) * | 2010-09-08 | 2012-12-04 | Marusan Industrial Co., Ltd. | Method for producing a mulching sheet for agriculture |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS526626A (en) * | 1975-07-08 | 1977-01-19 | Dynic Corp | Artificial culture soil material for hydroponics |
| JPS5618729A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-21 | Osamu Kamimura | Hydraulic weighing device |
| JPS5645928U (ja) * | 1979-09-12 | 1981-04-24 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP16645891A patent/JPH06105602A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS526626A (en) * | 1975-07-08 | 1977-01-19 | Dynic Corp | Artificial culture soil material for hydroponics |
| JPS5618729A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-21 | Osamu Kamimura | Hydraulic weighing device |
| JPS5645928U (ja) * | 1979-09-12 | 1981-04-24 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8322070B2 (en) * | 2010-09-08 | 2012-12-04 | Marusan Industrial Co., Ltd. | Method for producing a mulching sheet for agriculture |
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