JPH06107516A - 複合修復材 - Google Patents
複合修復材Info
- Publication number
- JPH06107516A JPH06107516A JP5032259A JP3225993A JPH06107516A JP H06107516 A JPH06107516 A JP H06107516A JP 5032259 A JP5032259 A JP 5032259A JP 3225993 A JP3225993 A JP 3225993A JP H06107516 A JPH06107516 A JP H06107516A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- particles
- restorative material
- weight
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dental Preparations (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 (a) 平均粒径が1.0μm以上、100μm
以下である粒子(A)20以上95重量%以下;(b) 平
均粒径が0.1μm以上、1.0μm未満であり、かつ
標準偏差値が1.30以下である球形状粒子(B)80
以下5重量%以上;とからなる無機充填材を用いた、重
合性単量体、充填材及び重合開始剤を含む複合修復材。 【効果】 大小二種類の平均粒径を有する混合粒子を充
填剤として使用したため、充填材含有率を80重量%以
上95重量%までも高めることができ、重合硬化時の体
積収縮率が少なく、また硬化後における熱膨張係数も著
しく小さく、更に機械的強度にも優れた歯科分野用複合
修復材が提供できた。
以下である粒子(A)20以上95重量%以下;(b) 平
均粒径が0.1μm以上、1.0μm未満であり、かつ
標準偏差値が1.30以下である球形状粒子(B)80
以下5重量%以上;とからなる無機充填材を用いた、重
合性単量体、充填材及び重合開始剤を含む複合修復材。 【効果】 大小二種類の平均粒径を有する混合粒子を充
填剤として使用したため、充填材含有率を80重量%以
上95重量%までも高めることができ、重合硬化時の体
積収縮率が少なく、また硬化後における熱膨張係数も著
しく小さく、更に機械的強度にも優れた歯科分野用複合
修復材が提供できた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定した少なくとも大
小二種類の平均粒径を有する混合粒子を充填材として用
いることを特徴とする複合修復材に関する。
小二種類の平均粒径を有する混合粒子を充填材として用
いることを特徴とする複合修復材に関する。
【0002】
【従来の技術】複合修復材は、例えば歯科分野全般にわ
たって使用され、口腔内で治療しようとする歯牙に充填
または塗布後、重合させるもの、あるいは口腔外で適当
な形態を付与し、重合させた後、歯牙に接着または合着
させるものなどがある。歯科用に使用する複合修復材
は、その使用上の特殊性から通常の複合材料と異なり、
液状の重合性単量体と無機材料を主成分とする充填材と
のペースト状混合物の形でユーザーに渡り、口腔内ある
いは口腔外での医師による諸操作の過程で重合硬化した
後、通常の硬い複合材料となるものである。従って、こ
のような複合修復材に要求される性能は、ペースト状混
合物に要求される性能と重合硬化役の硬い材料に要求さ
れる性能に区別されている。すなわち、前者はペースト
を練り合わせたり充填したり歯の形に形成したりする操
作性能にかかわる性質であり、後者は通常の材料に要求
される圧縮強度、引張強度などの機械的、物理的諸性質
である。
たって使用され、口腔内で治療しようとする歯牙に充填
または塗布後、重合させるもの、あるいは口腔外で適当
な形態を付与し、重合させた後、歯牙に接着または合着
させるものなどがある。歯科用に使用する複合修復材
は、その使用上の特殊性から通常の複合材料と異なり、
液状の重合性単量体と無機材料を主成分とする充填材と
のペースト状混合物の形でユーザーに渡り、口腔内ある
いは口腔外での医師による諸操作の過程で重合硬化した
後、通常の硬い複合材料となるものである。従って、こ
のような複合修復材に要求される性能は、ペースト状混
合物に要求される性能と重合硬化役の硬い材料に要求さ
れる性能に区別されている。すなわち、前者はペースト
を練り合わせたり充填したり歯の形に形成したりする操
作性能にかかわる性質であり、後者は通常の材料に要求
される圧縮強度、引張強度などの機械的、物理的諸性質
である。
【0003】このような複合修復材料に要求される諸性
能を高めるために、これまでに重合性単量体の化学構
造、あるいは充填材の材質、粒径、形状などの点で多く
の工夫、改善がなされてきた。例えば、重合性単量体で
は、アクリレート化合物やメタクリレート化合物、充填
材の材質としては、無機酸化物、樹脂や複合樹脂、粒径
については大小の充填材を組み合わせる方法等がある。
また、形状についても繊維状、球状、棒状、不定形など
が検討され、従来の重合性単量体単独の材料に比べてよ
り優れた諸性能の材料が得られるようになっている。し
かしながら、一方では、歯科用に使用される複合修復材
料は従来のような単なるう食窩洞の充填修復というよう
な単純な使われ方から、最近では、例えば抜髄後の歯根
部の空隙を埋めると同時に、失われた歯冠部の形態を回
復するために用いられる等、従来、金属材料が用いられ
ていたような部位の修復に応用する試みがなされてい
る。
能を高めるために、これまでに重合性単量体の化学構
造、あるいは充填材の材質、粒径、形状などの点で多く
の工夫、改善がなされてきた。例えば、重合性単量体で
は、アクリレート化合物やメタクリレート化合物、充填
材の材質としては、無機酸化物、樹脂や複合樹脂、粒径
については大小の充填材を組み合わせる方法等がある。
また、形状についても繊維状、球状、棒状、不定形など
が検討され、従来の重合性単量体単独の材料に比べてよ
り優れた諸性能の材料が得られるようになっている。し
かしながら、一方では、歯科用に使用される複合修復材
料は従来のような単なるう食窩洞の充填修復というよう
な単純な使われ方から、最近では、例えば抜髄後の歯根
部の空隙を埋めると同時に、失われた歯冠部の形態を回
復するために用いられる等、従来、金属材料が用いられ
ていたような部位の修復に応用する試みがなされてい
る。
【0004】このような特殊な用途に応用される場合に
は、従来の修復材料に要求された性能に加えてさらに新
たな性能が要求される。例えば、上記した抜髄後の支台
築造用に用いる場合には、次のような点で特に優れた性
能の複合修復材料が望まれている。まず、硬化前のペー
スト状複合修復材の段階では、第一に修復材を抜髄後の
歯髄腔に充填する際に腔内に容易に填入できることは勿
論のこと、さらに歯髄腔壁に無数に存在する微細な象牙
細管の内部にまですみやかにゆきわたる流動性を有する
ことが重要である。第二に、失われた歯冠部の形態を回
復する機能を果たすために、形態付与を容易にする適度
なペーストの硬さが流動性に加えて要求される。
は、従来の修復材料に要求された性能に加えてさらに新
たな性能が要求される。例えば、上記した抜髄後の支台
築造用に用いる場合には、次のような点で特に優れた性
能の複合修復材料が望まれている。まず、硬化前のペー
スト状複合修復材の段階では、第一に修復材を抜髄後の
歯髄腔に充填する際に腔内に容易に填入できることは勿
論のこと、さらに歯髄腔壁に無数に存在する微細な象牙
細管の内部にまですみやかにゆきわたる流動性を有する
ことが重要である。第二に、失われた歯冠部の形態を回
復する機能を果たすために、形態付与を容易にする適度
なペーストの硬さが流動性に加えて要求される。
【0005】次に、このように充填と形成を終えたペー
ストは、重合硬化反応によって口腔内の諸々の力に耐え
る硬い複合修復材となるわけであるが、この際に最も重
要なことは重合硬化に伴う体積の収縮である。すなわ
ち、硬化時における収縮の程度(以下、「重合収縮率」
と呼ぶ)が小さいもの程、歯質と複合修復材料の界面に
おけるひずみや間隙が小さく、密着性、密封性に優れた
修復材料と言える。
ストは、重合硬化反応によって口腔内の諸々の力に耐え
る硬い複合修復材となるわけであるが、この際に最も重
要なことは重合硬化に伴う体積の収縮である。すなわ
ち、硬化時における収縮の程度(以下、「重合収縮率」
と呼ぶ)が小さいもの程、歯質と複合修復材料の界面に
おけるひずみや間隙が小さく、密着性、密封性に優れた
修復材料と言える。
【0006】さらに、重合硬化した複合材は、まわりを
象牙組織や金属材料に覆われた状態で、口腔内の苛酷な
条件下にさらされることになるが、この際最も重要な性
質は複合修復材の熱的性質である。すなわち、修復材料
の熱膨張係数がまわりの象牙組織や金属材料のそれらに
近い程、界面の局所の応力が少なく、優れた修復材料と
言うことができる。
象牙組織や金属材料に覆われた状態で、口腔内の苛酷な
条件下にさらされることになるが、この際最も重要な性
質は複合修復材の熱的性質である。すなわち、修復材料
の熱膨張係数がまわりの象牙組織や金属材料のそれらに
近い程、界面の局所の応力が少なく、優れた修復材料と
言うことができる。
【0007】
【発明が解決すべき問題点】以上のような複合修復材の
硬化に伴う体積の収縮率や硬化後の熱膨張係数は、複合
修復材の構成成分の一つである重合性単量体の種類にも
関係するが、その程度は小さく、大部分は他の一つの構
成成分である無機充填材の含有率に大きく依存する。す
なわち、無機充填材の含有率が高い程、重合収縮率は小
さく熱膨張係数も小さくなる。
硬化に伴う体積の収縮率や硬化後の熱膨張係数は、複合
修復材の構成成分の一つである重合性単量体の種類にも
関係するが、その程度は小さく、大部分は他の一つの構
成成分である無機充填材の含有率に大きく依存する。す
なわち、無機充填材の含有率が高い程、重合収縮率は小
さく熱膨張係数も小さくなる。
【0008】以上のように、できるだけ無機充填材の含
有率が高く、しかもその状態で歯髄腔内はもとより腔内
壁にある象牙細管の内部までゆきわたる流動性と形態付
与を容易にする適度な硬さを同時に有するペースト状の
複合修復材を得るために、特に充填材の大きさ、粒径分
布、形状などについて従来より種々検討されてきたが、
未だ解決されるに至っていない。例えば、特公昭44−
19388号では、1〜100μmの大きさの無機小球
を充填材に用いることが提案されているが、このよな1
μm以上の比較大きな粒径の充填材のみを用いる方法で
は充填材の含有率を高めることはできるが、同時に、流
動性が低下し、細部へのすみやかの充填が不十分とな
る。またドイツ特許公開公報第2403211号では
0.7μm以下の充填材を使用することが提案される
が、この場合には、流動性は改善されるが形態の付与が
困難である。
有率が高く、しかもその状態で歯髄腔内はもとより腔内
壁にある象牙細管の内部までゆきわたる流動性と形態付
与を容易にする適度な硬さを同時に有するペースト状の
複合修復材を得るために、特に充填材の大きさ、粒径分
布、形状などについて従来より種々検討されてきたが、
未だ解決されるに至っていない。例えば、特公昭44−
19388号では、1〜100μmの大きさの無機小球
を充填材に用いることが提案されているが、このよな1
μm以上の比較大きな粒径の充填材のみを用いる方法で
は充填材の含有率を高めることはできるが、同時に、流
動性が低下し、細部へのすみやかの充填が不十分とな
る。またドイツ特許公開公報第2403211号では
0.7μm以下の充填材を使用することが提案される
が、この場合には、流動性は改善されるが形態の付与が
困難である。
【0009】さらに、特開昭57−120506号公報
では、0.5μmよりも小さく好ましくは0.1μm以
下の充填材を10〜55%と0.5〜80μmの充填材
とを混合して用いることが提案されている。しかしなが
ら、本公報に具体的に使用されているおよそ0.02μ
m程度の超微粒子を使用した場合には、歯髄腔内全体で
は高い充填材含有率が達成されるが、象牙細管のような
微細な局所空隙内においては混合充填材中大きな粒径の
充填材は歯髄腔内に残り、超微粒子部分と重合性単量体
からなる無機充填材含量の低い複合修復材のみが進入す
る。
では、0.5μmよりも小さく好ましくは0.1μm以
下の充填材を10〜55%と0.5〜80μmの充填材
とを混合して用いることが提案されている。しかしなが
ら、本公報に具体的に使用されているおよそ0.02μ
m程度の超微粒子を使用した場合には、歯髄腔内全体で
は高い充填材含有率が達成されるが、象牙細管のような
微細な局所空隙内においては混合充填材中大きな粒径の
充填材は歯髄腔内に残り、超微粒子部分と重合性単量体
からなる無機充填材含量の低い複合修復材のみが進入す
る。
【0010】象牙細管のような局所空隙内における複合
修復材中の充填材含有率(以下、「細部充填材含有率」
と称す)は、歯質組織と硬化複合修復材との界面の密封
性、密着性に関係する重要な因子となる。すなわち、細
部充填材含有率が低下すると、局所空隙内における複合
修復材の重合硬化に伴う体積の収縮が増大し、その結果
歯質との間にひずみや空隙が生じ、界面の密封性、密着
性が低下する。このような理由から、上記公報に提案さ
れた方法では界面における密封性、密着性が十分とは言
えず、さらに、細部充填材含有率を高める方法が望まれ
ている。
修復材中の充填材含有率(以下、「細部充填材含有率」
と称す)は、歯質組織と硬化複合修復材との界面の密封
性、密着性に関係する重要な因子となる。すなわち、細
部充填材含有率が低下すると、局所空隙内における複合
修復材の重合硬化に伴う体積の収縮が増大し、その結果
歯質との間にひずみや空隙が生じ、界面の密封性、密着
性が低下する。このような理由から、上記公報に提案さ
れた方法では界面における密封性、密着性が十分とは言
えず、さらに、細部充填材含有率を高める方法が望まれ
ている。
【0011】
【問題点を解決するための手段】以上述べたような歯科
用複合修復材に望まれる問題を解決するために、本発明
者らは複合修復材の構成成分の一つである充填材に特に
注目し、その形状や粒径分部について鋭意研究した結
果、充填材として特定した少なくとも大小二種類の平均
粒径を有する混合粒子を用いることにより、充填材の含
有率が高くしかも歯髄腔壁の細管内部にも十分ゆきわた
る流動性を持ち、細管内部に進入した部分の細部充填材
含有率が高く、歯質密着性や密封性の優れた、しかも歯
冠部の形態を形成するに十分な硬さをも同時に有するペ
ースト状の複合修復材を完成し、ここに提案するに至っ
た。
用複合修復材に望まれる問題を解決するために、本発明
者らは複合修復材の構成成分の一つである充填材に特に
注目し、その形状や粒径分部について鋭意研究した結
果、充填材として特定した少なくとも大小二種類の平均
粒径を有する混合粒子を用いることにより、充填材の含
有率が高くしかも歯髄腔壁の細管内部にも十分ゆきわた
る流動性を持ち、細管内部に進入した部分の細部充填材
含有率が高く、歯質密着性や密封性の優れた、しかも歯
冠部の形態を形成するに十分な硬さをも同時に有するペ
ースト状の複合修復材を完成し、ここに提案するに至っ
た。
【0012】すなわち、本発明によれば、重合性単量
体、充填材及び重合開始剤を含む複合修復材において、
充填材として、(a) 平均粒径が1.0μm以上、100
μm以下である粒子(A)20以上95重量%以下、
(b) 平均粒径が0.1μm以上、1.0μm未満であ
り、かつ標準偏差値が1.30以下である球形状粒子
(B)80以下5重量%以上、とからなる無機充填材を
用いることを特徴とする複合修復材が提供される。
体、充填材及び重合開始剤を含む複合修復材において、
充填材として、(a) 平均粒径が1.0μm以上、100
μm以下である粒子(A)20以上95重量%以下、
(b) 平均粒径が0.1μm以上、1.0μm未満であ
り、かつ標準偏差値が1.30以下である球形状粒子
(B)80以下5重量%以上、とからなる無機充填材を
用いることを特徴とする複合修復材が提供される。
【0013】本発明で用いる重合性単量体は特に限定さ
れず、例えば、歯科用複合修復材として使用される公知
のものが使用できる。一般に好適に使用される重合性単
量体を例示されば、種々のアクリル酸化合物、メタクリ
ル酸化合物、アクリル酸エステル化合物、メタクリル酸
エステル化合物、ウレタン系化合物、スチレン系化合物
等歯科用として使用可能な重合性化合物が限定されずに
用いることができる。さらに具体的に、上記化合物を例
示すると、2,2−ビス〔4(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシプロボキシ)フェニル〕プロパン、メチ
ルメタクリレート、ビスメタクリロエトキシフェニルプ
ロパン、トリエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、テトラメチロー
ルメチルトリアリレート、テトラメチロールメチルテト
ラアクリレート、テトラメチロールメタントリメタクリ
レート、トリメチロールエタントリメタンクリレート、
及び下記構造式で示されるウレタン系化合物等がある。
れず、例えば、歯科用複合修復材として使用される公知
のものが使用できる。一般に好適に使用される重合性単
量体を例示されば、種々のアクリル酸化合物、メタクリ
ル酸化合物、アクリル酸エステル化合物、メタクリル酸
エステル化合物、ウレタン系化合物、スチレン系化合物
等歯科用として使用可能な重合性化合物が限定されずに
用いることができる。さらに具体的に、上記化合物を例
示すると、2,2−ビス〔4(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシプロボキシ)フェニル〕プロパン、メチ
ルメタクリレート、ビスメタクリロエトキシフェニルプ
ロパン、トリエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、テトラメチロー
ルメチルトリアリレート、テトラメチロールメチルテト
ラアクリレート、テトラメチロールメタントリメタクリ
レート、トリメチロールエタントリメタンクリレート、
及び下記構造式で示されるウレタン系化合物等がある。
【0014】
【化1】 ただし、上記式中、R1 ,R2 ,R3 ,及びR4 は同種
または異種のHまたはCH3 で、
または異種のHまたはCH3 で、
【化2】
【化3】 または
【化4】 が好適である。
【0015】本発明で用いる重合開始剤は、特に限定さ
れず公知のものが使用できる。一般に重合開始剤は複合
修復材の重合手段によって異なる。この重合手段には、
紫外線、可視光線、赤外線等の光エネルギーによるも
の、過酸化物と促進剤との反応によるもの、加熱または
加温によるもの等があり、必要に応じその重合集合手段
を選ぶことができる。例えば、光エネルギーによる場合
には、公知の光増感剤が使用できる。光増感剤として
は、ジアセチル、アセチルベンゾイル、ベンジル、2,
3−ペンタジオン、2,3−オクタジオン、4,4’−
ジメトキシベンジル、α−ナフチル、β−ナフチル、
4,4’−オキシベンジル、カンファーキノン、9,1
0−フェナンスレンキノン、アセナフテンキノン能のα
−ジケトン;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル等のベンゾ
インアルキルエーテル;2,4−ジエトキシチオキサン
ソン、メチルチオキサンソン等のチオキサンソン化合物
等;ベンゾフェノン、P,P’−ジメチルアミノベンゾ
フェノン、P,P’−メトキシベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン系化合物が好適に使用される。これらの光増
感剤の添加量は、全重合性単量体量に対して0.05な
いし5重量部、好ましくは0.1ないし2重量部が好適
である。
れず公知のものが使用できる。一般に重合開始剤は複合
修復材の重合手段によって異なる。この重合手段には、
紫外線、可視光線、赤外線等の光エネルギーによるも
の、過酸化物と促進剤との反応によるもの、加熱または
加温によるもの等があり、必要に応じその重合集合手段
を選ぶことができる。例えば、光エネルギーによる場合
には、公知の光増感剤が使用できる。光増感剤として
は、ジアセチル、アセチルベンゾイル、ベンジル、2,
3−ペンタジオン、2,3−オクタジオン、4,4’−
ジメトキシベンジル、α−ナフチル、β−ナフチル、
4,4’−オキシベンジル、カンファーキノン、9,1
0−フェナンスレンキノン、アセナフテンキノン能のα
−ジケトン;ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル等のベンゾ
インアルキルエーテル;2,4−ジエトキシチオキサン
ソン、メチルチオキサンソン等のチオキサンソン化合物
等;ベンゾフェノン、P,P’−ジメチルアミノベンゾ
フェノン、P,P’−メトキシベンゾフェノン等のベン
ゾフェノン系化合物が好適に使用される。これらの光増
感剤の添加量は、全重合性単量体量に対して0.05な
いし5重量部、好ましくは0.1ないし2重量部が好適
である。
【0016】また、光硬化を行なう場合には、光増感剤
と同時に硬化促進剤を添加することができる。硬化促進
剤としてはジメチルパラトルイジン、N,N’−ジメチ
ルベンジルアミン、N−メチルジブチルアミン、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート等のアミン化合物;ジメ
チルホスファイト、ジオクチルホスファイト等のホスフ
ァイト化合物;及びナフテン酸コバルトなどのコバルト
系化合物;バルビツール酸、5−エチルバルビツール
酸、2−チオバルビツール酸等のバルビツール酸等が好
適に使用される。硬化促進剤の添加量は全重合性単量体
量に対して0.05ないし5重量部、好ましくは0.1
ないし1重量部であることが好適である。光硬化の場合
は、公知の方法、例えば高圧、中圧、低圧水銀灯による
紫外線、ハロゲンランプ、キセノンランプ等による可視
光線を照射させることにより硬化させることができる。
と同時に硬化促進剤を添加することができる。硬化促進
剤としてはジメチルパラトルイジン、N,N’−ジメチ
ルベンジルアミン、N−メチルジブチルアミン、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート等のアミン化合物;ジメ
チルホスファイト、ジオクチルホスファイト等のホスフ
ァイト化合物;及びナフテン酸コバルトなどのコバルト
系化合物;バルビツール酸、5−エチルバルビツール
酸、2−チオバルビツール酸等のバルビツール酸等が好
適に使用される。硬化促進剤の添加量は全重合性単量体
量に対して0.05ないし5重量部、好ましくは0.1
ないし1重量部であることが好適である。光硬化の場合
は、公知の方法、例えば高圧、中圧、低圧水銀灯による
紫外線、ハロゲンランプ、キセノンランプ等による可視
光線を照射させることにより硬化させることができる。
【0017】過酸化物と促進剤との反応によるものの場
合にも、公知のものが何ら制限なく使用し得る。過酸化
物としては、例えば、ジベンゾイルパーオキサイド、ジ
ラウロイルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルハイドロパーオキ
サイド、tert−ブチルパーオキシベンソエート等が好適
に使用される。また促進剤としては、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N’−ジメチル
アニリン、N,N’−ジメチル−P−トルイジン、N,
N’−ジメチル−P−キシリジン、N,N’−ジヒドロ
キシエチル−P−トルイジン等が好適に使用される。さ
らにまた、加熱による場合の重合開始剤としては、過酸
化ベンゾイルまたはアゾイソブチロニトリル(AIB
N)等を用いると好適である。
合にも、公知のものが何ら制限なく使用し得る。過酸化
物としては、例えば、ジベンゾイルパーオキサイド、ジ
ラウロイルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキ
サイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルハイドロパーオキ
サイド、tert−ブチルパーオキシベンソエート等が好適
に使用される。また促進剤としては、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N’−ジメチル
アニリン、N,N’−ジメチル−P−トルイジン、N,
N’−ジメチル−P−キシリジン、N,N’−ジヒドロ
キシエチル−P−トルイジン等が好適に使用される。さ
らにまた、加熱による場合の重合開始剤としては、過酸
化ベンゾイルまたはアゾイソブチロニトリル(AIB
N)等を用いると好適である。
【0018】本発明の最大の特徴は、本発明の複合修復
材に使用する充填材にある。すなわち、本発明で使用す
る充填材は、(a) 平均粒径が1.0μm以上、100μ
m以下である粒子(A)と、(b) 平均粒径が0.1μm
以上、1.0μm未満であり、かつ標準偏差値が1.3
0以下である球形状粒子(B)の少なくとも二種類の無
機充填材を組み合わせることに重要な特徴がある。上記
粒子(A)と粒子(B)とはそれぞれ各単独では歯科用
充填材として使用されることが知られている。また前記
した如く前記粒子(A)と粒子径がおよそ0.02μm
程度の超微粒子とを混合した充填材も知られている。し
かしながら、このような公知の充填材にあっては後述す
る本発明の効果を期待することはできない。また大きさ
の異なる充填材を組み合わせて使用する技術思想はあっ
ても、本発明を示唆するものではない。
材に使用する充填材にある。すなわち、本発明で使用す
る充填材は、(a) 平均粒径が1.0μm以上、100μ
m以下である粒子(A)と、(b) 平均粒径が0.1μm
以上、1.0μm未満であり、かつ標準偏差値が1.3
0以下である球形状粒子(B)の少なくとも二種類の無
機充填材を組み合わせることに重要な特徴がある。上記
粒子(A)と粒子(B)とはそれぞれ各単独では歯科用
充填材として使用されることが知られている。また前記
した如く前記粒子(A)と粒子径がおよそ0.02μm
程度の超微粒子とを混合した充填材も知られている。し
かしながら、このような公知の充填材にあっては後述す
る本発明の効果を期待することはできない。また大きさ
の異なる充填材を組み合わせて使用する技術思想はあっ
ても、本発明を示唆するものではない。
【0019】すなわち、前記粒子(A)のみを充填材と
して使用する場合は、象牙細管のような2ないし3μm
以下の細部にまで該充填材を挿入させることはできず、
充填材使用の目的を十分に達成できない。また前記特開
昭57−120506号公報に提案されているように、
0.5μmないし80μmの粗大な粒子と0.1μm以
下の超微粒子のものを組み合わせて用いるときは、前記
粒子(A)または粒子(B)を各単独で使用する場合に
比べると得られる複合修復材の性状は改善されるが、本
発明者などの研究によれば後述する測定方法によって得
られる細部充填材含有率は60%を超えることはなく、
界面の密着性、密封性に関して十分な結果が得られな
い。
して使用する場合は、象牙細管のような2ないし3μm
以下の細部にまで該充填材を挿入させることはできず、
充填材使用の目的を十分に達成できない。また前記特開
昭57−120506号公報に提案されているように、
0.5μmないし80μmの粗大な粒子と0.1μm以
下の超微粒子のものを組み合わせて用いるときは、前記
粒子(A)または粒子(B)を各単独で使用する場合に
比べると得られる複合修復材の性状は改善されるが、本
発明者などの研究によれば後述する測定方法によって得
られる細部充填材含有率は60%を超えることはなく、
界面の密着性、密封性に関して十分な結果が得られな
い。
【0020】一方、本発明における前記粒子(A)と粒
子(B)とを前記混合比の範囲内で混合するときは、細
部充填材含有率を70%あるいはそれ以上にまでも高め
ることができる。このように細部充填材含有率を著しく
高くすることができる理由は明確ではないが。前記粒子
(B)の標準偏差値が1.30を超えるようなブロード
な粒度分布のものになると、修復材全体の充填材の含有
率を高めることができないばかりでなく細部充填材含有
率も60%以上にすることができないことから推測し
て、該標準偏差値が、粒子径を異にする二種以上の粒子
からなる充填材を用いる際の該充填材の含有量及び細部
充填材含有率を高めるのに重大な作用を呈するものと考
えている。したがって、本発明にあっては、前記無機充
填材の粒子(B)の平均粒径が0.1以上1.0μm未
満であることと同時にその粒子の標準偏差値が1.30
以下であることが重要な要件となる。以下さらに詳しく
本発明で用いる充填材について説明する。
子(B)とを前記混合比の範囲内で混合するときは、細
部充填材含有率を70%あるいはそれ以上にまでも高め
ることができる。このように細部充填材含有率を著しく
高くすることができる理由は明確ではないが。前記粒子
(B)の標準偏差値が1.30を超えるようなブロード
な粒度分布のものになると、修復材全体の充填材の含有
率を高めることができないばかりでなく細部充填材含有
率も60%以上にすることができないことから推測し
て、該標準偏差値が、粒子径を異にする二種以上の粒子
からなる充填材を用いる際の該充填材の含有量及び細部
充填材含有率を高めるのに重大な作用を呈するものと考
えている。したがって、本発明にあっては、前記無機充
填材の粒子(B)の平均粒径が0.1以上1.0μm未
満であることと同時にその粒子の標準偏差値が1.30
以下であることが重要な要件となる。以下さらに詳しく
本発明で用いる充填材について説明する。
【0021】本発明で用いる前記の大きな粒径の粒子
(A)は、平均粒径が1.0μm以上、100μm以下
の範囲にあることが必要である。該粒子(A)の粒径が
100μmより大きいと、複合修復材を練和するとき抵
抗感があり、練和は良好でないし逆に1.0μmより小
さいと細部充填材含有率を高くすることができない。ま
た粒子(A)の比表面積は特に限定されるものではない
が、一般には80m2 /g以下のものが好ましい。該比
表面積は小さい程練和が良好となるので、最も好ましく
はこの比表面積は5m2 /g以下のものを用いるのが好
ましい。該粒子(A)の材質は無機質であれば特に限定
的ではなく、一般に公知のものが使用でき、例えば、α
−石英、ジルコニア、硫酸バリウム、バリウムガラス、
ストロンチウムガラス、シリカガラス等の無機化合物が
好適である。さらに該粒子(A)の形状は球形状及び非
球形状(不定形、繊維形)から選択されるが、本発明の
最も好ましい態様は、球形状粒子あるいは非球形状粒子
と球形状粒子とを組み合わせた粒子を用いることであ
る。粒子(A)中に含まれる非球形状の粒子(C)の粒
子径は特に限定されるものではないが、一般に1.0μ
m以上70μm以下の範囲のものから選ぶのが好適であ
る。
(A)は、平均粒径が1.0μm以上、100μm以下
の範囲にあることが必要である。該粒子(A)の粒径が
100μmより大きいと、複合修復材を練和するとき抵
抗感があり、練和は良好でないし逆に1.0μmより小
さいと細部充填材含有率を高くすることができない。ま
た粒子(A)の比表面積は特に限定されるものではない
が、一般には80m2 /g以下のものが好ましい。該比
表面積は小さい程練和が良好となるので、最も好ましく
はこの比表面積は5m2 /g以下のものを用いるのが好
ましい。該粒子(A)の材質は無機質であれば特に限定
的ではなく、一般に公知のものが使用でき、例えば、α
−石英、ジルコニア、硫酸バリウム、バリウムガラス、
ストロンチウムガラス、シリカガラス等の無機化合物が
好適である。さらに該粒子(A)の形状は球形状及び非
球形状(不定形、繊維形)から選択されるが、本発明の
最も好ましい態様は、球形状粒子あるいは非球形状粒子
と球形状粒子とを組み合わせた粒子を用いることであ
る。粒子(A)中に含まれる非球形状の粒子(C)の粒
子径は特に限定されるものではないが、一般に1.0μ
m以上70μm以下の範囲のものから選ぶのが好適であ
る。
【0022】本発明で用いる粒子(B)は、球形状粒子
であることが重要な特徴である。球形状粒子の球形の程
度は、平均均斉度値で示され、粒子(B)の平均均斉度
値は、0.66以上、1.0以下のものが好適に使用さ
れる。粒子(B)を球形状粒子とすることにより、本発
明の意図する効果が一層望ましく得られる。特に流動性
が向上し、細部充填材含有率を上げることができる。
であることが重要な特徴である。球形状粒子の球形の程
度は、平均均斉度値で示され、粒子(B)の平均均斉度
値は、0.66以上、1.0以下のものが好適に使用さ
れる。粒子(B)を球形状粒子とすることにより、本発
明の意図する効果が一層望ましく得られる。特に流動性
が向上し、細部充填材含有率を上げることができる。
【0023】また、本発明で用いる粒子(B)は、前述
したように充填材の含有率を高め、複合材の細部への充
填性を増すために、平均粒径が0.1μm以上、1.0
μm未満の範囲にあり、粒径が良くそろっていることが
重要である。該粒子(B)の平均粒径が0.1μmより
小さい粒子を用いた場合、複合修復材の流動性が良い条
件では、充填材の含有率が低くなり、細部充填材含有率
も高くすることができない。また、該粒子(B)の粒径
が1.0μm以上になると、細部充填材含有率が十分で
なく、いずれも本発明の目的を達成することができな
い。粒径が揃っていること、つまり粒径分布が狭いこと
は一般に該粒子の標準偏差値で表わされるが、本発明で
使用する粒子(B)の標準偏差値は1.30以下である
ことが必要であり、特に1.20以下のものが好まし
い。
したように充填材の含有率を高め、複合材の細部への充
填性を増すために、平均粒径が0.1μm以上、1.0
μm未満の範囲にあり、粒径が良くそろっていることが
重要である。該粒子(B)の平均粒径が0.1μmより
小さい粒子を用いた場合、複合修復材の流動性が良い条
件では、充填材の含有率が低くなり、細部充填材含有率
も高くすることができない。また、該粒子(B)の粒径
が1.0μm以上になると、細部充填材含有率が十分で
なく、いずれも本発明の目的を達成することができな
い。粒径が揃っていること、つまり粒径分布が狭いこと
は一般に該粒子の標準偏差値で表わされるが、本発明で
使用する粒子(B)の標準偏差値は1.30以下である
ことが必要であり、特に1.20以下のものが好まし
い。
【0024】本発明における充填材の構成成分である粒
子(A)と、粒子(B)の配合割合は、(A)/(B)
が20以上95重量%以下/80以下5重量%以上、好
ましくは40以上90重量%以下/60以下10重量%
以上である。また粒子(A)と粒子(B)の組合せにさ
らに平均粒径が0.1μm以下の超微粒子の充填材を添
加することも、本発明の効果を阻害しない限り可能であ
る。その添加量は、他の構成成分の差異によって異なる
が、一般には用いる充填材の全量に対して20重量%以
下とするのが好ましい。
子(A)と、粒子(B)の配合割合は、(A)/(B)
が20以上95重量%以下/80以下5重量%以上、好
ましくは40以上90重量%以下/60以下10重量%
以上である。また粒子(A)と粒子(B)の組合せにさ
らに平均粒径が0.1μm以下の超微粒子の充填材を添
加することも、本発明の効果を阻害しない限り可能であ
る。その添加量は、他の構成成分の差異によって異なる
が、一般には用いる充填材の全量に対して20重量%以
下とするのが好ましい。
【0025】また上記粒子(A)と粒子(B)との組成
比は前記範囲から選べばよいが、これらの粒子(A)と
粒子(B)とを併せた球形状物と非球形状物粒子(C)
との組成比は上記3成分からなる充填材中に非球形状物
粒子(C)が20ないし80重量%となるように選べば
好適である。特に上記非球形状の粒子(C)を混合した
充填材は、充填操作における外力(圧接による力)が歯
髄腔の内部まで均等に伝わり、その結果細部充填材含有
率をあげることができる。また、築盛後の形態付与時に
形状安定性のよい複合修復材とすることができる利点が
ある。本発明の複合修復材は前記重合性単量体、充填材
及び重合開始剤の他に、一般に使用される添加剤、例え
ば顔料、重合禁止剤、分散剤等を添加することは、必要
に応じて適宜実施できる。
比は前記範囲から選べばよいが、これらの粒子(A)と
粒子(B)とを併せた球形状物と非球形状物粒子(C)
との組成比は上記3成分からなる充填材中に非球形状物
粒子(C)が20ないし80重量%となるように選べば
好適である。特に上記非球形状の粒子(C)を混合した
充填材は、充填操作における外力(圧接による力)が歯
髄腔の内部まで均等に伝わり、その結果細部充填材含有
率をあげることができる。また、築盛後の形態付与時に
形状安定性のよい複合修復材とすることができる利点が
ある。本発明の複合修復材は前記重合性単量体、充填材
及び重合開始剤の他に、一般に使用される添加剤、例え
ば顔料、重合禁止剤、分散剤等を添加することは、必要
に応じて適宜実施できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によって得られる複合修復材は、
歯科分野に使用した時後述する実施例に示すように充填
材含有率を80重量%以上例えば95重量%までも高め
ることができるので、重合硬化時の体積収縮率が少な
く、また硬化後における熱膨張係数も著しく小さく、更
に機械的強度にも優れた性能有する。特にこのように8
0重量%以上95重量%にも達する高い充填材含有率に
もかかわらず、本発明による修復材は、歯髄腔内の細部
にまでゆきわたる流動性を失うことがなく、また、細部
に充填された修復材中の充填材含有率も高く、歯質との
密着性に優れ、さらに、歯冠部等の形態付与をする際の
操作性も保持されるという、従来の歯科用複合材料にみ
られない優れた性能を有するものであり、その効果は顕
著である。
歯科分野に使用した時後述する実施例に示すように充填
材含有率を80重量%以上例えば95重量%までも高め
ることができるので、重合硬化時の体積収縮率が少な
く、また硬化後における熱膨張係数も著しく小さく、更
に機械的強度にも優れた性能有する。特にこのように8
0重量%以上95重量%にも達する高い充填材含有率に
もかかわらず、本発明による修復材は、歯髄腔内の細部
にまでゆきわたる流動性を失うことがなく、また、細部
に充填された修復材中の充填材含有率も高く、歯質との
密着性に優れ、さらに、歯冠部等の形態付与をする際の
操作性も保持されるという、従来の歯科用複合材料にみ
られない優れた性能を有するものであり、その効果は顕
著である。
【0027】
【実施例】以下、実施例によりさらに詳しく本発明の内
容を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、本文中並びに実施例中に示した材
料の性状に関する諸量の定義及びそれらの測定方法につ
いては次の通りである。
容を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、本文中並びに実施例中に示した材
料の性状に関する諸量の定義及びそれらの測定方法につ
いては次の通りである。
【0028】(1) 粒子径及び粒子径分布の標準偏差値 粉体の走査型あるいは透過型電子顕微鏡写真を撮り、そ
の写真の単位視野内に観察される粒子の数(n)、及び
粒子径(直径Xi)を求め、次式により算出される。
の写真の単位視野内に観察される粒子の数(n)、及び
粒子径(直径Xi)を求め、次式により算出される。
【数1】
【0029】(2) 粒子の平均均斉度値 粉体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、その写真の単位視
野内に観察される、粒子の数(n)、粒子の最大幅を直
径(L)、この長径に直交する方向での最大幅を短径
(B)として、n,L,Bを求め、次式により算出され
る。
野内に観察される、粒子の数(n)、粒子の最大幅を直
径(L)、この長径に直交する方向での最大幅を短径
(B)として、n,L,Bを求め、次式により算出され
る。
【数2】
【0030】(3) 比表面積 紫田化学器械工業株式会社、迅速表面積測定装置SA−
1000を用いた。測定原理はBET法である。
1000を用いた。測定原理はBET法である。
【0031】(4) 圧縮強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は直径4
mm、高さ10mmの円柱状のものである。この試験片
を試験機(東洋ボードウイン製、UTM−5T)に装着
し、クロスヘツドスピード10mm/minで圧縮強度
を測定した。
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は直径4
mm、高さ10mmの円柱状のものである。この試験片
を試験機(東洋ボードウイン製、UTM−5T)に装着
し、クロスヘツドスピード10mm/minで圧縮強度
を測定した。
【0032】(5) 引張強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は直径6
mm、高さ6mmの円柱状のものである。この試験片を
試験機(東洋ボードウイン製、UTM−5T)に装着
し、クロスヘツドスピード10mm/minで引張強度
を測定した。
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は直径6
mm、高さ6mmの円柱状のものである。この試験片を
試験機(東洋ボードウイン製、UTM−5T)に装着
し、クロスヘツドスピード10mm/minで引張強度
を測定した。
【0033】(6) 曲げ強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃の水中に24時間
浸漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は、2
×2×25mmの角柱状のものである。曲げ試験は、支
点間距離20mmの曲げ試験装置を東洋ボードウイン製、U
TM−5Tに装着して行い、クロスヘツドスピード0.
5mm/minでとした。
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃の水中に24時間
浸漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は、2
×2×25mmの角柱状のものである。曲げ試験は、支
点間距離20mmの曲げ試験装置を東洋ボードウイン製、U
TM−5Tに装着して行い、クロスヘツドスピード0.
5mm/minでとした。
【0034】(7) 表面硬度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は、2.
5×10×10mmの板状のものである。測定はミクロ
ブリネル硬さ試験を用いた。
7℃で30分間重合させるか、または市販の可視光照射
器「オプテイラツクス」(デメトロン社製)を用い、1
分間光照射して重合させた後、37℃、水中24時間浸
漬したものを試験片とした。その大きさ、形状は、2.
5×10×10mmの板状のものである。測定はミクロ
ブリネル硬さ試験を用いた。
【0035】(8) 熱膨張係数 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で24時間重合させるか、または前記の可視照射器
を用いて、1分間光照射して重合させたものを試験片と
した。その大きさ、形状は、圧縮試験に用いたものと同
じである。測定は、理学電気社製のThermoflexを用い、
20℃ないし50℃の間の線膨張率によって求めた。
7℃で24時間重合させるか、または前記の可視照射器
を用いて、1分間光照射して重合させたものを試験片と
した。その大きさ、形状は、圧縮試験に用いたものと同
じである。測定は、理学電気社製のThermoflexを用い、
20℃ないし50℃の間の線膨張率によって求めた。
【0036】(9) 吸水率 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修復材を3
7℃で30分間重合させるか、または前記の可視光照射
器を用いて、1分間照射して重合させた後、研磨紙(日
本研紙、1000番)で表面を研磨した後、37℃の無
水硫酸マグネシウムデシケータ中に恒量になるまで保存
した。その後、37℃の水中に浸漬し、24時間後の重
量を測定した。増加重量(mg)を浸漬前の試験片の表面積
(cm2) で除した値を吸水率とする。この試験片の大き
さ、形状は、1.0×1.0×10mmの板状である。
7℃で30分間重合させるか、または前記の可視光照射
器を用いて、1分間照射して重合させた後、研磨紙(日
本研紙、1000番)で表面を研磨した後、37℃の無
水硫酸マグネシウムデシケータ中に恒量になるまで保存
した。その後、37℃の水中に浸漬し、24時間後の重
量を測定した。増加重量(mg)を浸漬前の試験片の表面積
(cm2) で除した値を吸水率とする。この試験片の大き
さ、形状は、1.0×1.0×10mmの板状である。
【0037】(10) ペースト流動量 内径5mm、長さ20mmで、出口径が1mmのプラス
チックシリンジに約0.2mlのペースト状複合修復材
を填入し、ピストンをシリンダーに約3mm押し込み、
ストツパーでピストンを固定してから、ピストンに70
0gの荷重をかけ、ダイヤルゲージを取り付けた。ここ
で用いたピストンは外径5mm、長さ70mmのプラス
チック製、だだし、複合材に接する部分はゴム製であっ
た。ストツパーを外してから10秒後のピストンの移動距
離をダイヤルゲージで測定し、その長さをペースト流動
量として表した。移動距離が大きい程、流れ易く粘度の
低い複合修復材であることを示す。
チックシリンジに約0.2mlのペースト状複合修復材
を填入し、ピストンをシリンダーに約3mm押し込み、
ストツパーでピストンを固定してから、ピストンに70
0gの荷重をかけ、ダイヤルゲージを取り付けた。ここ
で用いたピストンは外径5mm、長さ70mmのプラス
チック製、だだし、複合材に接する部分はゴム製であっ
た。ストツパーを外してから10秒後のピストンの移動距
離をダイヤルゲージで測定し、その長さをペースト流動
量として表した。移動距離が大きい程、流れ易く粘度の
低い複合修復材であることを示す。
【0038】(11) 圧接充填率 内径4mm、長さ12mm、出口1mmのプラスチック
製シリンダーと、外径4mm、長さ70mmのプラスチ
ック製ピストンを用いた。ただし、ピストンには半径1
mmで中心角40°の楕円状の溝を縦に4本つけ、ピス
トンの横断面が十字形になるようにした。23℃の室内
で、シリンダーにペースト状複合修復材を気泡が入らな
いように満杯まで充填した。その後、ピストンを毎秒1
mmの速度で押し、シリンダーの出口より流出したペー
スト状複合修復材の長さを測定した。この操作を5回繰
り返し、その流出長さの平均値をLmmとし、圧接充填
率を次式により算出した。 圧接充填率= L/12×100(%) 形態の付与が困難で圧接しにくい複合修復材は、ピスト
ンの溝より流出し易く、シリンダーの出口に流出してく
る複合修復材の量が少なくなり、圧接充填率が低くな
る。
製シリンダーと、外径4mm、長さ70mmのプラスチ
ック製ピストンを用いた。ただし、ピストンには半径1
mmで中心角40°の楕円状の溝を縦に4本つけ、ピス
トンの横断面が十字形になるようにした。23℃の室内
で、シリンダーにペースト状複合修復材を気泡が入らな
いように満杯まで充填した。その後、ピストンを毎秒1
mmの速度で押し、シリンダーの出口より流出したペー
スト状複合修復材の長さを測定した。この操作を5回繰
り返し、その流出長さの平均値をLmmとし、圧接充填
率を次式により算出した。 圧接充填率= L/12×100(%) 形態の付与が困難で圧接しにくい複合修復材は、ピスト
ンの溝より流出し易く、シリンダーの出口に流出してく
る複合修復材の量が少なくなり、圧接充填率が低くな
る。
【0039】(12) 細部充填材含有率 新鮮牛菌の歯根側から約5mmのところを切断し歯髄を
抜いた。その歯髄腔を35%のオルトリン酸水溶液で3
0秒間エッチングしてから水洗し、超音波洗浄器で10
分間水洗した。さらに、メタノールで洗った後エアブロ
ーで乾燥した。このように処理した5本の牛歯に、歯根
側からペースト状複合修復材を歯科用修復材充填用シリ
ンジで充填し、さらに3mmの厚さに盛り上げた後、ポ
リプロピレンフィルム(厚さ50μm)でカバーした。
このカバーの上から5Kgの荷重を1分間かけた後重合
開始材の種類に応じて、可視光照射器を用いて1分間光
照射して重合するか、または37℃で12時間重合させ
た。これを12N塩酸水溶液中に25℃で7日間放置し
て、歯質部分を完全に溶解除去することにより硬化複合
修復材のみを回収し、水洗後、さらに象牙細管に相当す
る細い繊維状の部分と歯髄腔に相当する部分とに選別し
た。この中、細い繊維状の部分をさらにメタノールで洗
浄し、風乾後、減圧下に12時間乾燥した。このように
して得られた繊維状の硬化体を熱天秤(島津社製、DT
−30)を用いて、700℃における重量減少率から硬
化体中に含まれる無機充填材の含有率を百分率として算
出し、細部充填材含有率とした。
抜いた。その歯髄腔を35%のオルトリン酸水溶液で3
0秒間エッチングしてから水洗し、超音波洗浄器で10
分間水洗した。さらに、メタノールで洗った後エアブロ
ーで乾燥した。このように処理した5本の牛歯に、歯根
側からペースト状複合修復材を歯科用修復材充填用シリ
ンジで充填し、さらに3mmの厚さに盛り上げた後、ポ
リプロピレンフィルム(厚さ50μm)でカバーした。
このカバーの上から5Kgの荷重を1分間かけた後重合
開始材の種類に応じて、可視光照射器を用いて1分間光
照射して重合するか、または37℃で12時間重合させ
た。これを12N塩酸水溶液中に25℃で7日間放置し
て、歯質部分を完全に溶解除去することにより硬化複合
修復材のみを回収し、水洗後、さらに象牙細管に相当す
る細い繊維状の部分と歯髄腔に相当する部分とに選別し
た。この中、細い繊維状の部分をさらにメタノールで洗
浄し、風乾後、減圧下に12時間乾燥した。このように
して得られた繊維状の硬化体を熱天秤(島津社製、DT
−30)を用いて、700℃における重量減少率から硬
化体中に含まれる無機充填材の含有率を百分率として算
出し、細部充填材含有率とした。
【0040】(13) 重合収縮率 1端の内径が2mm、他の1端の内径が1.5mmで、
長さが24000mmのパイレックスガラス管に、離型
剤としてシリコンオイルを塗布しよく拭き取った。23
℃の室内で練和した複合修復材をこのガラス間に一杯に
まで充填し、37℃の恒温室に3時間保存するか、また
は1分間光照射を行った。37℃の恒温室に保存した場
合には、3時間後、23℃の室内で室温まで冷却した複
合修復材を取り出し、その長さをマイクロメーターで測
定した。この長さとガラス間の長さとの差をガラス間の
長さで除した値を100倍したものを重合収縮率とし
た。
長さが24000mmのパイレックスガラス管に、離型
剤としてシリコンオイルを塗布しよく拭き取った。23
℃の室内で練和した複合修復材をこのガラス間に一杯に
まで充填し、37℃の恒温室に3時間保存するか、また
は1分間光照射を行った。37℃の恒温室に保存した場
合には、3時間後、23℃の室内で室温まで冷却した複
合修復材を取り出し、その長さをマイクロメーターで測
定した。この長さとガラス間の長さとの差をガラス間の
長さで除した値を100倍したものを重合収縮率とし
た。
【0041】<実施例1>東芝バロティーニ社製のガラ
スビーズ、平均粒径18μm、平均均斉度0.95を1
重量%のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ンで表面処理した。これを表面処理充填材(A−1)と
する。100ないし150メッシュのα−石英を振動ボ
ールミルで粉砕し、粒子径範囲1ないし40μm、平均
粒子径9μmの非球形(粉砕)粉末を得た。これを(A
−1)と同様にして表面処理したものを表面処理充填材
(A−2)とする。
スビーズ、平均粒径18μm、平均均斉度0.95を1
重量%のγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ンで表面処理した。これを表面処理充填材(A−1)と
する。100ないし150メッシュのα−石英を振動ボ
ールミルで粉砕し、粒子径範囲1ないし40μm、平均
粒子径9μmの非球形(粉砕)粉末を得た。これを(A
−1)と同様にして表面処理したものを表面処理充填材
(A−2)とする。
【0042】エチルシリケート(日本コルコート社製)
350gをメタノール2.0リットルに溶かした溶液を
A液とする。28%のアンモニア水0.9リットルとメ
タノール3.6リットルの混合溶液をB液とする。A液
とB液は20℃に保ち、B液を羽根付撹拌棒を取り付け
た撹拌機で撹拌しながら、A液をB液に毎分7ミリリッ
トルの速度で滴下した。滴下量が増えるに従い、B液は
白色となった。この白色溶液をロータリーエバボレータ
ーにかけ、溶媒を除去し、白色粉末を得た。この粉末を
1000℃で1時間焼成したものは、粒子径範囲0.2
1ないし0.35μm、平均粒子径0.25μm、標準
偏差値1.08及び粒子の平均均斉度値0.99の球形
状粉末であった。この粉末を5重量%のγ−メタクリロ
キシプロピルメトキシシランで表面処理したものを、表
面処理充填材(B−1)とする。
350gをメタノール2.0リットルに溶かした溶液を
A液とする。28%のアンモニア水0.9リットルとメ
タノール3.6リットルの混合溶液をB液とする。A液
とB液は20℃に保ち、B液を羽根付撹拌棒を取り付け
た撹拌機で撹拌しながら、A液をB液に毎分7ミリリッ
トルの速度で滴下した。滴下量が増えるに従い、B液は
白色となった。この白色溶液をロータリーエバボレータ
ーにかけ、溶媒を除去し、白色粉末を得た。この粉末を
1000℃で1時間焼成したものは、粒子径範囲0.2
1ないし0.35μm、平均粒子径0.25μm、標準
偏差値1.08及び粒子の平均均斉度値0.99の球形
状粉末であった。この粉末を5重量%のγ−メタクリロ
キシプロピルメトキシシランで表面処理したものを、表
面処理充填材(B−1)とする。
【0043】トリエチレングリコールジメタクリレート
(以下、TEGDMAと言う)40重量部と2,2−ビ
ス[P−(γ−メタクリロキシ−P−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル]プロパン(以下、Bis-GMAと言う)
60重量部を混合し、2部分に分割した。その後、一方
にはN,N−ジエタノール−P−トルイジン1.5重量
部を、他の部分には過酸化ベンゾイル1.8重量部を混
合した。それぞれをペーストA用、ペーストB用重合性
単量体とする。
(以下、TEGDMAと言う)40重量部と2,2−ビ
ス[P−(γ−メタクリロキシ−P−ヒドロキシプロポ
キシ)フェニル]プロパン(以下、Bis-GMAと言う)
60重量部を混合し、2部分に分割した。その後、一方
にはN,N−ジエタノール−P−トルイジン1.5重量
部を、他の部分には過酸化ベンゾイル1.8重量部を混
合した。それぞれをペーストA用、ペーストB用重合性
単量体とする。
【0044】充填材の40重量部を(A−1)、40重
量部を(A−2)、及び20重量部を(B−1)とする
充填材に、ペーストA用重合性単量体またはペーストB
用重合性単量体を配合し、アルミナ乳鉢で十分練和する
ことによりそれぞれペーストAまたはペーストB複合修
復材を得た。この際、複合修復材のシラン処理充填材の
含有量は86.2重量%で、ペーストの粘度は操作上適
正であった。この複合修復材のペースト流動量は1.7
mm、圧接充填率93.3%、細部充填材含有率72
%、重合収縮率0.17%であった。上記のペーストA
とペーストBを等量取り30秒室温で練和し硬化させたも
のについて物性を測定した結果、熱膨張係数18.2p
pm/ ℃、吸水率0.19mg/cm2 、表面強度7
0.0、圧縮強度3770Kg/cm2 、引張強度63
4Kg/cm2 、曲げ強度1250Kg/cm2 であっ
た。
量部を(A−2)、及び20重量部を(B−1)とする
充填材に、ペーストA用重合性単量体またはペーストB
用重合性単量体を配合し、アルミナ乳鉢で十分練和する
ことによりそれぞれペーストAまたはペーストB複合修
復材を得た。この際、複合修復材のシラン処理充填材の
含有量は86.2重量%で、ペーストの粘度は操作上適
正であった。この複合修復材のペースト流動量は1.7
mm、圧接充填率93.3%、細部充填材含有率72
%、重合収縮率0.17%であった。上記のペーストA
とペーストBを等量取り30秒室温で練和し硬化させたも
のについて物性を測定した結果、熱膨張係数18.2p
pm/ ℃、吸水率0.19mg/cm2 、表面強度7
0.0、圧縮強度3770Kg/cm2 、引張強度63
4Kg/cm2 、曲げ強度1250Kg/cm2 であっ
た。
【0045】<実施例2ないし6>豊田の方法(日本歯
科材料器機学会雑誌36(1),78(1979))に
基づき、水ガラス水溶液を、非イオン界面活性剤(ポリ
オキシエチレンソルビタンモノオレアート)とポリオキ
シエチレンソルビタンモノステアレート)とベンゼンの
混合溶媒に加えてエマルジョンを調製し、エマルジョン
を塩化バリウム水溶液に撹拌しながら加えて、微球形状
ケイ酸バリウムの白色粉末を得た。この白色粉末を水洗
し、バリウムを完全に除去してから1000℃で1 時間
焼成した粉末は、粒子径範囲1.0ないし10μm、平
均粒子径5μm、平均均斉度値0.96の非晶質シリカ
であった。この粒子を実施例1の(A−1)と同様にし
て表面処理したものを(A−3)とする。
科材料器機学会雑誌36(1),78(1979))に
基づき、水ガラス水溶液を、非イオン界面活性剤(ポリ
オキシエチレンソルビタンモノオレアート)とポリオキ
シエチレンソルビタンモノステアレート)とベンゼンの
混合溶媒に加えてエマルジョンを調製し、エマルジョン
を塩化バリウム水溶液に撹拌しながら加えて、微球形状
ケイ酸バリウムの白色粉末を得た。この白色粉末を水洗
し、バリウムを完全に除去してから1000℃で1 時間
焼成した粉末は、粒子径範囲1.0ないし10μm、平
均粒子径5μm、平均均斉度値0.96の非晶質シリカ
であった。この粒子を実施例1の(A−1)と同様にし
て表面処理したものを(A−3)とする。
【0046】250メッシュのα−石英を振動ボールミ
ルで粉砕し、粒子径範囲0.7ないし0.9μm、平均
粒子径0.77μm、標準偏差値1.03の非球形粉末
を得た。これを実施例1の(B−1)と同様にして表面
処理したものを(B−2)とする。超微粒子シリカ(エ
アロジル社製、エロジル130)、BET比表面130
m 2 /gで平均粒子径約16nmをγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシラン10重量%で表面処理したも
のを(B−3)とする。実施例1の表面処理充填材(A
−1),(A−2)及び/または(B−1)と重合性単
量体及び/または(A−3),(B−2)及び/または
(B−3)を用い、実施例1と同様な方法でペーストを
調製し、ペースト流動量、圧接充填率及び細部充填材含
有率を測定した。さらに、硬化させた複合修復材の物性
を測定し、その結果を表1ないし表3に示す。
ルで粉砕し、粒子径範囲0.7ないし0.9μm、平均
粒子径0.77μm、標準偏差値1.03の非球形粉末
を得た。これを実施例1の(B−1)と同様にして表面
処理したものを(B−2)とする。超微粒子シリカ(エ
アロジル社製、エロジル130)、BET比表面130
m 2 /gで平均粒子径約16nmをγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシラン10重量%で表面処理したも
のを(B−3)とする。実施例1の表面処理充填材(A
−1),(A−2)及び/または(B−1)と重合性単
量体及び/または(A−3),(B−2)及び/または
(B−3)を用い、実施例1と同様な方法でペーストを
調製し、ペースト流動量、圧接充填率及び細部充填材含
有率を測定した。さらに、硬化させた複合修復材の物性
を測定し、その結果を表1ないし表3に示す。
【0047】<比較例1ないし5>実施例1記載の(B
−1)の製造法において、A液の滴下速度を毎分50ミ
リリットルとした以外は全て(B−1)の製造法と同様
の方法で、粒子径範囲0.25ないし0.91μm、平
均粒子径0.39μm、標準偏差値1.76、及び粒子
の平均均斉度値0.85の球形状粉末を得た。その後、
5重量%のγ−メタクリロキシプロピロメトキシランで
表面処理した。これを表面処理充填材(B−4)とす
る。表面処理充填材(A−1),(A−2),(A−
3),(B−1),(B−3)及び/または(B−4)
を用い、実施例1と同様の方法でペーストを調製し、ペ
ースト流度量、圧接充填率及び細部充填材含有率を測定
した。更に、硬化させた複合修復材の物性を測定結果を
まとめて表4ないし表6に示す。
−1)の製造法において、A液の滴下速度を毎分50ミ
リリットルとした以外は全て(B−1)の製造法と同様
の方法で、粒子径範囲0.25ないし0.91μm、平
均粒子径0.39μm、標準偏差値1.76、及び粒子
の平均均斉度値0.85の球形状粉末を得た。その後、
5重量%のγ−メタクリロキシプロピロメトキシランで
表面処理した。これを表面処理充填材(B−4)とす
る。表面処理充填材(A−1),(A−2),(A−
3),(B−1),(B−3)及び/または(B−4)
を用い、実施例1と同様の方法でペーストを調製し、ペ
ースト流度量、圧接充填率及び細部充填材含有率を測定
した。更に、硬化させた複合修復材の物性を測定結果を
まとめて表4ないし表6に示す。
【0048】<実施例7>平均粒径18μm、平均均斉
度0.95のシリカーチタニア球状粒子を1重量%のγ
ーメタクリロプロピルトリメトキシシランで表面処理し
た。これを表面処理充填材(A−4)とする。100な
いし150メツシュのα−石英を振動ボールミルで粉砕
し、粒子径範囲1ないし40μm、平均粒子径9μmの
非球形状(粉砕)粉末を得た。これを(A−4)と同様
にして表面処理したものを表面処理充填材(A−5)と
する。粒子径範囲0.21ないし0.35μm、平均粒
子径0.25μm、標準偏差値1.08及び粒子の平均
均斉度値0.99のシリカチタニア球状粒子を、5重量
%のγーメタクリロキシプロピルメトキシシランで表面
処理したものを、表面処理充填材(B−5)とする。一
方、光増感剤としてのカンファーキノン0.5重量部
と、硬化促進剤としてのN,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート0.5重量部とを混合溶解した外は、実
施例1と同様の組成の重合性単量体を調整し、これをペ
ースト用重合性単量体とする。
度0.95のシリカーチタニア球状粒子を1重量%のγ
ーメタクリロプロピルトリメトキシシランで表面処理し
た。これを表面処理充填材(A−4)とする。100な
いし150メツシュのα−石英を振動ボールミルで粉砕
し、粒子径範囲1ないし40μm、平均粒子径9μmの
非球形状(粉砕)粉末を得た。これを(A−4)と同様
にして表面処理したものを表面処理充填材(A−5)と
する。粒子径範囲0.21ないし0.35μm、平均粒
子径0.25μm、標準偏差値1.08及び粒子の平均
均斉度値0.99のシリカチタニア球状粒子を、5重量
%のγーメタクリロキシプロピルメトキシシランで表面
処理したものを、表面処理充填材(B−5)とする。一
方、光増感剤としてのカンファーキノン0.5重量部
と、硬化促進剤としてのN,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート0.5重量部とを混合溶解した外は、実
施例1と同様の組成の重合性単量体を調整し、これをペ
ースト用重合性単量体とする。
【0049】40重量部を(A−4)、40重量部を
(A−5)、及び20重量部を(B−5)とする充填材
に、暗室でペースト用重合性単量体を配合し、アルミナ
乳鉢で十分練和することにより複合修復材を得た。この
際、修復材のシラン処理充填材の含有量は86.2重量
%で、ペーストの粘度は操作上適正であった。この複合
修復材のペースト流動量は1.7mm、圧接充填率9
1.6%、細部充填材含有率72%、重合収縮率0.1
5%であった。上記のペーストを、市販の可視光照射器
「オプティラックス」(デメトロン社製)で光照射して
硬化させたものについて物性を測定した結果、熱膨張係
数14.3ppm/℃、吸水率0.15mg/cm2 、
表面硬度70.0、圧縮強度3730kg/cm2 、引
張強度628kg/cm2 、曲げ強度1200kg/c
m2 であった。
(A−5)、及び20重量部を(B−5)とする充填材
に、暗室でペースト用重合性単量体を配合し、アルミナ
乳鉢で十分練和することにより複合修復材を得た。この
際、修復材のシラン処理充填材の含有量は86.2重量
%で、ペーストの粘度は操作上適正であった。この複合
修復材のペースト流動量は1.7mm、圧接充填率9
1.6%、細部充填材含有率72%、重合収縮率0.1
5%であった。上記のペーストを、市販の可視光照射器
「オプティラックス」(デメトロン社製)で光照射して
硬化させたものについて物性を測定した結果、熱膨張係
数14.3ppm/℃、吸水率0.15mg/cm2 、
表面硬度70.0、圧縮強度3730kg/cm2 、引
張強度628kg/cm2 、曲げ強度1200kg/c
m2 であった。
【0050】<実施例8ないし10>実施例1で用いた
重合性単量体、実施例1ないし6に記載した充填材、及
び表7に示した光増感剤及び硬化促進剤を用いて、実施
例1と同様な方法でペーストを調整し、ペースト流動
量、圧接充填率及び細部充填材含有率を測定した。更
に、硬化させた複合修復材の物性を測定し、その結果を
表1ないし表3に示した。
重合性単量体、実施例1ないし6に記載した充填材、及
び表7に示した光増感剤及び硬化促進剤を用いて、実施
例1と同様な方法でペーストを調整し、ペースト流動
量、圧接充填率及び細部充填材含有率を測定した。更
に、硬化させた複合修復材の物性を測定し、その結果を
表1ないし表3に示した。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
Claims (1)
- 【請求項1】 重合性単量体、充填材及び重合開始剤を
含む複合修復材において、充填材として、(a) 平均粒径
が1.0μm以上、100μm以下である粒子(A)2
0以上95重量%以下、(b) 平均粒径が0.1μm以
上、1.0μm未満であり、かつ標準偏差値が1.30
以下である球形状粒子(B)80以下5重量%以上、と
からなる無機充填材を用いることを特徴とする複合修復
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5032259A JPH0755883B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 複合修復材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5032259A JPH0755883B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 複合修復材 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59270664A Division JPS61148109A (ja) | 1984-12-24 | 1984-12-24 | 複合修復材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06107516A true JPH06107516A (ja) | 1994-04-19 |
| JPH0755883B2 JPH0755883B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=12354018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5032259A Expired - Lifetime JPH0755883B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 複合修復材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755883B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2751211A1 (fr) * | 1996-07-22 | 1998-01-23 | Raulo Jean | Composition dentaire radio-opaque pour le remplissage de canaux dentaires |
| JP2005170813A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Tokuyama Corp | 歯科用硬化性組成物 |
| WO2009133912A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| WO2009133911A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| US8436078B2 (en) | 2008-04-28 | 2013-05-07 | Kuraray Noritake Dental Inc. | Dental composition and composite resin |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59104306A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-16 | Tokuyama Soda Co Ltd | 歯科用組成物 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5032259A patent/JPH0755883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59104306A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-16 | Tokuyama Soda Co Ltd | 歯科用組成物 |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2751211A1 (fr) * | 1996-07-22 | 1998-01-23 | Raulo Jean | Composition dentaire radio-opaque pour le remplissage de canaux dentaires |
| JP2005170813A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Tokuyama Corp | 歯科用硬化性組成物 |
| WO2009133912A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| WO2009133911A1 (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-05 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| US8436078B2 (en) | 2008-04-28 | 2013-05-07 | Kuraray Noritake Dental Inc. | Dental composition and composite resin |
| JP5191535B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2013-05-08 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| JP5191534B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2013-05-08 | クラレノリタケデンタル株式会社 | 歯科用組成物及びコンポジットレジン |
| US8440739B2 (en) | 2008-04-28 | 2013-05-14 | Kuraray Noritake Dental Inc. | Dental composition and composite resin |
| US8455564B2 (en) | 2008-04-28 | 2013-06-04 | Kuraray Noritake Dental Inc. | Dental composition and composite resin |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0755883B2 (ja) | 1995-06-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6849670B2 (en) | Photo-curable reparative material for dental use | |
| US7670580B2 (en) | Dental resin materials, method of manufacture, and uses thereof | |
| Behl et al. | Physical and mechanical characterisation of flowable dental composites reinforced with short aspect ratio micro-sized S-Glass fibres | |
| JP3487395B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
| US12186416B2 (en) | Monomer mixture for producing a dental material | |
| JP4895443B2 (ja) | 歯科用硬化性組成物 | |
| US9296891B2 (en) | Dental resin materials, method of manufacture, and uses thereof | |
| JPH0791170B2 (ja) | 歯科用複合材料 | |
| JPH06107516A (ja) | 複合修復材 | |
| JP2005511527A (ja) | 歯科用複合修復材料 | |
| JP4798680B2 (ja) | 歯科用硬化性組成物 | |
| JPS61171404A (ja) | 複合修復材 | |
| JPH0641404B2 (ja) | 人工歯材料 | |
| JPH0314282B2 (ja) | ||
| JP4148332B2 (ja) | 光硬化性歯科用修復材料 | |
| JP7705853B2 (ja) | 歯科用複合材料 | |
| JP2000053519A (ja) | 光硬化性歯科用修復材料 | |
| JPH0461003B2 (ja) | ||
| JP3645722B2 (ja) | 医療用硬化性組成物 | |
| Watts et al. | Bond-disruptive stresses generated by resin composite polymerization in dental cavities | |
| CN111491599A (zh) | 牙科复合材料 | |
| JPH03281614A (ja) | 硬化性組成物 | |
| JP2000336011A (ja) | 歯科用組成物 | |
| JP2001259014A (ja) | 医療用硬化性組成物 | |
| JP2025031494A (ja) | 歯科用硬化性組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970909 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |