JPH06107971A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

Info

Publication number
JPH06107971A
JPH06107971A JP27915092A JP27915092A JPH06107971A JP H06107971 A JPH06107971 A JP H06107971A JP 27915092 A JP27915092 A JP 27915092A JP 27915092 A JP27915092 A JP 27915092A JP H06107971 A JPH06107971 A JP H06107971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorine dioxide
coating composition
resin
carrier
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27915092A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yasumi
真 保美
Kazufumi Maeda
和文 前田
Hiroshi Endo
宏 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honny Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Honny Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honny Chemicals Co Ltd filed Critical Honny Chemicals Co Ltd
Priority to JP27915092A priority Critical patent/JPH06107971A/ja
Publication of JPH06107971A publication Critical patent/JPH06107971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭、抗菌性塗布面を形成する塗料組成物の
提供。 【構成】 pHが8.0〜12.0に調製された0.1
〜5.0%の安定化二酸化塩素液を、少なくとも50重
量%以上の吸水容量をもち、粉末から微小顆粒にいたる
粒度分布をもった吸着担体に吸着担持させ、これを皮膜
形成能を有し、かつその水溶液または5%水懸濁液のp
Hが7.0以上を示す樹脂液中に分散させた組成物を主
成分としたことを特徴とする二酸化塩素発生塗料組成
物。 【効果】 水槽などの防藻やぬる防止、壁などのの防か
び抗菌、魚介類などを収納するプラスチック容器に塗布
して鮮度保持効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二酸化塩素発生塗料組
成物に関し、特に、対象物に塗布をして、徐々に二酸化
塩素を発生させるのに適した塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】二酸化塩素は、よく知られた消臭、漂白
殺菌剤であるが、常温大気圧下ではガス状であるので、
小麦粉やパルプの漂白などに、使用現場でガスを発生さ
せて使用するなどその使途が限られていた。
【0003】また、二酸化塩素を過炭酸ソーダなどの過
酸化物に吸収させて錯塩とし、これを水中に安定的に溶
解保持させた安定化二酸化塩素液、およびこの液を吸着
担体に吸着させて二酸化塩素の発生源として用いるこ
と、あるいは亜塩素酸塩にガス発生促進剤を混合して消
臭殺菌剤などに用いることも今までに数多く提案されて
おり公知である。
【0004】例えば古くは特公昭48−32079号公
報において、安定化二酸化塩素液を塩基性の吸水性粉末
に吸着させて、使用時に酸性固体粉末と混合して二酸化
塩素ガスを発生させる例が開示されており、さらに亜塩
素酸塩にクエン酸などのプロトン酸あるいは酸化チタン
などの酸性無機化合物を混合してガスを発生させる例
(特開昭60−103003号公報、特開平1−349
04号公報、特開平2−104509号公報など)があ
げられる。これらはいずれも二酸化塩素ガスの発生が速
やかであり、持続的にガスを発生させて使用する用途に
は適さない欠点があった。
【0005】一方、ガスの発生を徐放性にする試みとし
ては、例えば特開平3−285801号公報に開示され
ているように、亜塩素酸塩にペルオキソ二硫酸カリウム
の如き含イオウ酸素酸易水溶液を混合する例、亜塩素酸
塩にトリクロロイソシアヌール酸を発生剤とし、ケイ酸
カルシウムを希釈剤として添加する試み(特開昭63−
246304号公報)、シリカゼオライトと亜塩素酸塩
とよりなる組成物(特開平1−71804号公報)、ア
ルミノケイ酸塩と酸化剤との混合組成物(特開平2−2
77455号公報)、あるいは白金やホウ酸などの遷移
金属を用いてガスを発生させる試み(特開平3−164
402号公報)などがあげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、これらの徐
放性を目的とした上述の組成物はガス発生の遅延の効果
はある程度認められるものの、ガス発生剤を混合してい
る限り、保存中のガスの発生を抑止することは不可能な
ため長期間の保存に適さず、しかも使用開始時から例え
ば1〜2ヵ月などの長期間にわたってガス発生を継続さ
せることは不可能である欠点があった。
【0007】本発明者は、多年にわたって二酸化塩素ガ
スの発生をコントロールできる組成物とその方法を研究
してきて、先に担体中の鉄分の含有量がガス揮散の速度
に関与していることを見出して、ガス発生剤を別に添加
しなくても微量ずつガスが発生する組成物を見出した
(特公昭63−59738号公報および特公平1−38
151号公報)。しかし、これらにしても6ヵ月以上な
どの長期ににわたって効果を発揮するには不十分であっ
た。
【0008】二酸化塩素ガスの発生組成物は、その形態
を大別すれば安定化二酸化塩素液の如き水溶液、高吸水
性樹脂あるいはカラギーナンなどのゲル化剤を用いてペ
ースト状乃至は寒天状に固めたゲル物、あるいは粉末乃
至は顆粒状の固形物に分けられる。
【0009】従って、その使用態様は水溶液であれば散
布やスプレー方式、ゲル物や粉末および粒状物であれば
容器や袋などに収納してガスを発生させるものであり、
これらの使用態様では、例えば湿気の多い浴室や押入な
どの消臭、防かびなどに効果を発揮させるには、その空
間全体が一定濃度のガス濃度になるようにしなければ効
果は望めず、特に局部的に壁の防かびなどの目的で使用
するには不適であった。
【0010】以上の問題を解決するためには、シート状
物とするか対象物に塗布する使用態様が考えられるが、
シートについては、無機質吸着担体に安定化二酸化塩素
液を吸着させて、これを水性合成樹脂をバインダーとし
て不織布上に形成させる試み(実公平1−17311号
公報)、二酸化塩素ガスをアルミノ珪酸亜鉛に添着した
添着品をエチレン−酢酸ビニル共重合体をバインダーと
してナイロン製不織布上に添着した消臭シート(特開平
2−277455号公報)が提案されているが、これら
はガスの発生と通気性がよい様に不織布を基材に使用し
ているため効果の期間が30〜60日間と比較的短いこ
と、また、密閉保存中に異臭が発生するなどの問題点が
あることが明らかとなった。
【0011】また、プラスチック、金属、コンクリート
などガス不透過性の基材の上に塗布して二酸化塩素を継
続して発生させる組成物は、現在までには提案されてい
ない。これは、従来の二酸化塩素発生組成物を、合成樹
脂をバインダーとして塗布した場合、組成物がバインダ
ー中に埋もれカバーされてガスの発生が阻害されるとい
う懸念・先入観が当業者にあることおよび従来品の二酸
化塩素発生組成物が保存安定性と徐放性に欠ける問題点
をかかえているため、一般に試みられなかったためと推
考される。
【0012】本発明は、上述の現状に鑑みなされたもの
で、従来品の二酸化塩素発生組成物の使用態様で達成で
きなかった、例えば浴室の壁の防かびなどの局部的な消
臭、防かびの用途に適する様に対象物に塗布するのに適
した二酸化塩素発生塗料組成物を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明者らは、多年にわたる二酸化塩素発生組成物
の研究結果得られた知見をもとに、対象物に塗布して効
果を発揮する組成物について鋭意研究を重ねた結果、安
定化二酸化塩素液の使用時の希釈によるpHの低下を補
正することが保存安定性に必須であること、吸着担体は
形成させる皮膜厚に応じて、粉末から微小顆粒にいたる
粒度分布をもった組成にすることが皮膜中からの二酸化
塩素ガスの発生をバインダーの存在に拘らずスムースに
行なわせるのに有効なこと、および吸着担体としては、
構造上微細孔(102〜104Å)をもった担体を用いる
ことがガスの徐放性に効果があることを見出だして本発
明を完成するに至った。
【0014】すなわち、本発明はpHが8.0〜12.
0に調製された0.1〜5.0%の安定化二酸化塩素液
を、少なくとも50重量%以上の吸水容量をもち、粉末
から微小顆粒にいたる粒度分布をもった吸着担体に吸着
担持させ、これを皮膜形成能を有し、かつその水溶液ま
たは5%水懸濁液のpHが7.0以上を示す樹脂液中に
分散させた組成物を主成分としたことを特徴とする二酸
化塩素発生塗料組成物を要旨としている。
【0015】
【作用】本発明の構成と作用を説明する。本発明で用い
る安定化二酸化塩素液は、二酸化塩素ガスを単に水中に
溶解させた二酸化塩素水とは異なり、例えば、過炭酸ソ
ーダなどの過酸化物に二酸化塩素ガスを吸収させて錯塩
とし、これを水中に安定的に保持溶解させたもので、そ
の製法の一例としては、米国特許第3123521号明
細書に開示されている。
【0016】本発明では前記明細書に記載された方法で
安定化された液に限らず、他の方法で安定化された二酸
化塩素液も用いうる。市販の5%安定化二酸化塩素液
は、その製造法の違いなどによってpHは約7.5から
10の範囲(例えばA社品のpH7.5〜9.5、B社
品のpH8.5〜9.5、C社品のpH9.4〜9.
9)にあり、これを使用に際して水でうすめた場合pH
の低下があり、例えば通常の使用濃度である0.05〜
1.0%の水溶液ではpHは6.8〜9.0を示す。
【0017】従って、本発明で安定化二酸化塩素液を吸
着担体に吸着させるに際して水でうすめる場合はアルカ
リ性化合物でpHを8.0〜12.0、好ましくは9.
0〜10.0に調製する必要がある。この目的に使われ
るアルカリ性化合物としては過炭酸ソーダ、重炭酸ソー
ダが好適に用いられるが、これに限ったものではない。
【0018】pHが8.0以下であると本発明組成物と
した場合の保存安定性が損なわれ、またpHが12.0
以上であると、皮膜とした場合の二酸化塩素ガスの発生
が抑制されることが、多くの実験結果で判明しているの
で避けた方がよい。
【0019】本発明で使用する安定化二酸化塩素液は、
要求される使用目的に応じて0.1から5%の液を用い
るが、その濃度は主に塗布した場合の要求される二酸化
塩素ガスの発生強度(発生濃度)およびガス発生の持続
性によって選べばよい。0.1%以下の濃度はその消臭
・抗菌効果が劣ること、また5%以上の濃度では本組成
物を使用するまでの保存安定性に欠けることから保存が
不要な場合を除き避けた方が好ましい。
【0020】次に本発明で用いる安定化二酸化塩素液を
吸着担持させる担体としては、その吸着容量が50重量
%以上であり、液を安定的に保持できる粉末または顆粒
であれば特にその組成・種類には制限はないが、好まし
くは5%の水懸濁液のpHが7.0以上を示すホワイト
カーボン、合成ゼオライト、ケイ藻土、活性アルミナ、
活性アルミナ・シリカ、ケイ酸カルシウム、粘土鉱物が
あげられる。
【0021】5%水懸濁液のpHが7.0以下を示す吸
着担体は、用いる安定化二酸化塩素液のpH如何によっ
ては保存中に二酸化塩素を発生する傾向が見られるため
にその使用は避けた方が好ましい。
【0022】上述した担体のなかで構造的に102〜1
4Åの微細孔をもつために液の吸着保持力がすぐれた
担体、例えば合成ゼオライト、活性アルミナなどはガス
の徐放性が微細孔をもたない担体に比べてすぐれること
からより好適に用いられる。またこれらの担体は2種以
上併用して用いてもよい。
【0023】本発明の特徴の一つに粉末状から微小顆粒
に至る粒度分布をもった吸着担体を用いることがあげら
れるが、その作用効果は以下の通りである。即ち本発明
組成物は、安定化二酸化塩素液を吸着した担体を樹脂液
中に分散して、これを対象物に塗布するものであるか
ら、担体粉末の粒度と形成膜厚との相対的大小関係によ
っては吸着担体が共存する樹脂層に厚くカバーされてガ
スの発生が抑止される現象がみられた。
【0024】本発明はこの問題を解決するために、要望
される形成膜厚に応じて担体の粒度を調節してガス発生
をスムースに行なわしめるものである。具体的には例え
ば、塗布対象物が水槽などで膜厚を270〜300μm
に形成させる場合には担体の粒度分布を200〜250
μmの粒状物を約60%、200μm以下の成分を40
%にするなどである。
【0025】粉末から微小顆粒に至る吸着担体を調製す
るには、各粒度の成分を混合しても得られるが、好まし
くは、1〜10mmの顆粒状成形物を粉砕してその粉砕
物をそのまま用いたほうが調製上有利である。
【0026】本発明で用いる皮膜形成能を有する樹脂液
としては、水系(エマルション系を含む)であればその
水溶液、非水系であれば5%水懸濁液のpHが7.0以
上、好ましくは8.0以上を示す樹脂液を用いる。
【0027】7.0以下のpHを示す樹脂液は吸着担体
を分散して塗料組成物とした場合、長期間の保存中に変
質し異臭を発生する例が見られたので本発明より除かれ
る。また、樹脂の成分中に二酸化塩素との反応性の強
い、例えばアミン類を含むエポキシ−アミン系の樹脂な
どは、使用を避けた方が好ましい。
【0028】本発明で用いる安定化二酸化塩素液を吸着
担持させた担体は80℃以上の加熱によって保持安定性
が損なわれて二酸化塩素ガスを発生しやすくなるので、
上記樹脂液は熱硬化型の樹脂は避けて、常乾型もしくは
湿気硬化型など80℃以下の加熱で皮膜を形成できる樹
脂液を選ぶ必要がある。
【0029】用いうる樹脂の種類としては、アクリル、
アクリル−酢酸ビニル共重合物、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物、塩化ビニリデ
ン、アルキッド樹脂、スチレンアルキド、アクリル・シ
リコン、セルロース化合物などがあげられるが、この中
で、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、塩化ビニリデン樹脂が好適に用いられる。
【0030】これらの樹脂液のうちいずれを用いるか、
また水系にするか溶剤型にするかは、塗布すべき対象物
がプラスチックであるかコンクリートであるかなどの対
象材の種類や、要求される消臭能や抗菌性の効果の程度
などで選択してよい。
【0031】次に本発明組成物の調製法および各成分の
相互の量比について述べる。まず、吸着担体への安定化
二酸化塩素液の吸着作業は、担体粉末または顆粒へ液を
スプレーしながらかき混ぜる常法が採用できる。液の吸
着量は、担体の吸着容量近くまで吸着させた方が均一性
がよい。得られた吸着物は分散するまでガスバリヤー性
の袋などに密封しガスの揮散を避ける必要がある。
【0032】こうして得られた安定化二酸化塩素液の吸
着物を樹脂液中に分散するには、塗料製造に用いられる
一般の分散機を用いて常法にしたがって調製できる。吸
着物の樹脂液に対する量比は、通常樹脂分に対して10
〜50重量%が用いられる。この分散作業において、塗
装性を改善するために、例えばたれ防止剤、消泡剤等の
添加剤を添加すること、および染料、顔料を使用して着
色することは任意に行なってよい。本発明塗料組成物
は、密閉保存中は、二酸化塩素ガスが飽和状態になれ
ば、それ以上のガス発生は見られないため保存に耐える
特徴をもつものである。
【0033】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明するが、
これによって本発明は限定されるものではない。なお、
部および%は、特に明示しないかぎり重量部、重量%で
ある。 実施例1 活性アルミナ粉末(住友化学工業製、粒度10〜15μ
m、pH8.4)50部およびケイ酸カルシウム粉末3
0部(粒度20〜30μm、pH8.6)を均一に混合
した後、5%の安定化二酸化塩素液(ダイソー製、pH
8.6)100部を加えて混合し、吸着物(A)を調製
した。比較品として安定化二酸化塩素液を吸着させない
上記粉末混合物(B)を準備する。
【0034】市販塩化ビニル樹脂(鐘淵化学製、カネビ
ラック、樹脂分38.4%、pH7.0)100部、炭
酸カルシウム30部、上記吸着物(A)20部をトルエ
ンおよび酢酸エチルを溶剤として分散混合して不揮発分
50%の本発明塗料組成物とした(吸着担体の不揮発分
に対する比率は23%)。比較品として上記(A)のか
わりに(B)を用いるほかはすべて同様の操作で塗料組
成物を得た。
【0035】70mm×150mm×1mmのABS板
を用意し、その片面に上記2種の組成物を刷毛塗りで1
00μm(1回塗)および300μm(3回塗)の膜厚
に形成させた。こうして得られた試験片をサンシャイン
ウェザーオメーター(SSWOMと略)で一定時間暴露
して、その防かび機能の持続性をテストした結果、表1
に示すとおりすぐれた結果を示した。
【0036】
【表1】
【0037】尚、培地、試験菌、混合胞子懸濁液等はJ
IS Z2911にならった。かび抵抗性試験は、各試
料をサブロー寒天培地にのせ、この上からかびの混合胞
子懸濁液1mLをふりかけた後、28℃で28日間培養
した。また、残留塩素濃度測定オルトトリジン法は各試
料上にオルトトリジン液を滴下し、2時間後の黄色度を
チェックすることにより残留二酸化塩素濃度を算出し
た。
【0038】
【実施例2】市販安定化二酸化塩素液を水でうすめ、p
H8の0.1%水溶液を調整する。pHが8.2(5%
水懸濁液)のケイ酸カルシウム粉末(6〜25μm粒
度)100部に上記0.1%溶液の320部をスプレー
して吸着させた。
【0039】塩化ビニル樹脂の38%溶液(鐘淵化学
製、商品名 カネビラック)100部に、上記吸着担体
を19部(固形分比50%)加え、ホモミクサーを用い
て均一に分散して本発明組成物とした。ポリ塩化ビニル
製のふたつきトレイ(13cm×24cm×4cm)の
内面に約40μmの厚みになるように上記組成物を塗布
した。このトレイと未処理のトレイ中に苺を各々12個
入れて室内に放置してその鮮度保持効果を比較したとこ
ろ、表2の結果を得て、その効果が認められた。
【0040】
【表2】
【0041】
【実施例3】市販5%安定化二酸化塩素液(助川化学株
式会社製、pH7.6)を水道水で3%にうすめた液の
pHは7.2を示した。重炭酸ソーダを用いてpHを1
2.0に調整したこの水溶液100部を、100〜15
0Åの微細孔をもった活性アルミナ成形物(住友化学工
業製、2〜4mmφ)の粉砕物(100〜200μm6
0%、150μm以下40%の組成)200部に吸着さ
せて安定化二酸化塩素液吸着担体とした。
【0042】塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物の50%
溶剤液(5%水懸濁液のpH7.0)100部に上記吸
着物5部(対固形分比10%)を均一に分散混合して本
発明二酸化塩素発生塗料組成物を得た。
【0043】容量18Lのポリ塩化ビニル製のふたつき
ゴミ箱内面にこの組成物を250〜300μmの膜厚に
なるように塗布した。こうして得られたゴミ箱は、ほぼ
一年間にわたって消臭効果が持続し、また、内面に発生
しがちな「ぬる」の発生防止に効果が認められた。
【0044】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明塗料
組成物は、塗布された塗布面から長期間にわたって微量
ずつ二酸化塩素ガスを揮散し、塗布面の防かび、防菌の
効果、または塗布面に接する空間の消臭効果や青果物の
鮮度保持効果などを発揮できるもので、その効果はこの
種従来品では到底達成し得なかったものである。
【0045】したがって本発明塗料組成物は、例えば水
槽、エアコンの受水槽、流し台などに用いて防藻やぬる
防止、プール周辺や飛び込み台等のぬめり防止、浴室、
押入などの壁の防かび抗菌、魚介類や青果物を収納する
プラスチック容器に塗布して鮮度保持など各種用途に広
く利用でき、産業上きわめて有益である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上述した担体のなかで構造的に10〜1
Åの微細孔をもつために液の吸着保持力がすぐれた
担体、例えば合成ゼオライト、活性アルミナなどはガス
の徐放性が微細孔をもたない担体に比べてすぐれること
からより好適に用いられる。またこれらの担体は2種以
上併用して用いてもよい。更に本発明で用いる上記吸着
担体と併用して、ガス放散のリリースコントロール性を
向上させる材料として、安定化二酸化塩素液を内部に保
持した無機質のマイクロカプセルが挙げられる。塗料中
にマイクロカプセル化した薬剤を配合することは公知で
あるが、本発明に用いるマイクロカプセルの種類として
は、マイクロカプセル内部に保持させる安定化二酸化塩
素水溶液が液状であり、しかも有機物と反応性があるこ
とから、マイクロカプセルの5%水懸濁液のpHが7.
0以上を示すシリカまたはケイ酸カルシウム系マイクロ
カプセルが望ましい。有機質のマイクロカプセルは安定
化二酸化塩素液の保持安定性が劣るので、使用を避けた
ほうがよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】こうして得られた安定化二酸化塩素液の吸
着物を樹脂液中に分散するには、塗料製造に用いられる
一般の分散機を用いて常法にしたがって調製できる。吸
着物の樹脂液に対する量比は、通常樹脂分に対して10
〜50重量%が用いられる。この分散作業において、塗
装性を改善するために、例えばたれ防止剤、消泡剤等の
添加剤を添加すること、および染料、顔料を使用して着
色することは任意に行なってよい。本発明塗料組成物
は、密閉保存中は、二酸化塩素ガスが飽和状態になれ
ば、それ以上のガス発生は見られないため保存に耐える
特徴をもつものである。本発明塗料組成物を対象物に塗
布するには、一般に用いられるロール塗装、浸漬法、ス
プレー法等の常法が適用でき、更に増粘してスクリーン
印刷法も採用できる。塗装に際して、下地との接着性改
良、又は二酸化塩素による影響をさけるためにプライマ
ー塗装を行なうことは、任意に行なってよい。本発明塗
料組成物は塗布する対象物の種類によって各種の態様で
利用できる利点がある。例えば、フィルムや不織布、布
地などのシート状物に塗布し、これらを離型紙付きの粘
着シートと複合して、冷蔵庫、収納庫などに貼付するの
に便利にした防かび抗菌シート、同様のシート状物をサ
ランなどのメッシュシート間にサンドイッチ状に配置し
て靴の中敷の用途、吸水性シートと複合して、防かび、
抗菌吸水の用途、微孔のあいたフィルムとラミネートし
てガス放散性を更にコントロールした用途、シートの通
気性又は通水性を損なわぬように部分的に孔をあけたシ
ートに塗布したもの、あるいは格子状、点状にコーティ
ングしたシート状物、使用時に水と接触する用途で速効
性を要する場合に適するように、本発明塗料組成物を塗
布しない部分に、例えば有機酸粉末を部分的にコーティ
ングしたシート、シートの一部に変色性インジケーター
部を設けて取替時期が明示されるようにしたシート、離
型紙付粘着剤を施したプラスチック板上に塗装した防か
び防菌板、布地に含浸乾燥させた防かび包装材など、そ
の応用できる分野は広いものがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 167/02 PKW 8933−4J // C09D 133/00 PGA 7921−4J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pHが8.0〜12.0に調製された
    0.1〜5.0%の安定化二酸化塩素液を、少なくとも
    50重量%以上の吸水容量をもち、粉末から微小顆粒に
    いたる粒度分布をもった吸着担体に吸着担持させ、これ
    を皮膜形成能を有し、かつその水溶液または5%水懸濁
    液のpHが7.0以上を示す樹脂液中に分散させた組成
    物を主成分としたことを特徴とする二酸化塩素発生塗料
    組成物。
  2. 【請求項2】 吸着担体が構造上102〜104Åの微細
    孔をもち、吸液保持性にすぐれた担体である請求項1記
    載の二酸化塩素発生塗料組成物。
  3. 【請求項3】 吸着担体が、5%水懸濁液のpHが7.
    0以上を示す顆粒状成形体を粉砕して得られる粉末と微
    小顆粒との混合物より成る担体である請求項1または2
    記載の二酸化塩素発生塗料組成物。
  4. 【請求項4】 樹脂液が、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル
    −酢酸ビニル共重合物あるいは塩化ビニリデン樹脂の有
    機溶剤液または水分散液である請求項1、2または3記
    載の二酸化塩素発生塗料組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂液が、アルキド樹脂、アクリル樹脂
    またはアクリルシリコン樹脂液である請求項1、2また
    は3記載の二酸化塩素発生塗料組成物。
JP27915092A 1992-09-25 1992-09-25 被覆用組成物 Pending JPH06107971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27915092A JPH06107971A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 被覆用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27915092A JPH06107971A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 被覆用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06107971A true JPH06107971A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17607149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27915092A Pending JPH06107971A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 被覆用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06107971A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639295A (en) * 1995-06-05 1997-06-17 Southwest Research Institute Method of making a composition containing a stable chlorite source
US5695814A (en) * 1995-06-05 1997-12-09 Southwest Research Institute Method of making a powdered biocidal composition
US5705092A (en) * 1995-06-05 1998-01-06 Southwest Research Institute Multilayered biocidal film compositions
US5888528A (en) * 1997-05-19 1999-03-30 Bernard Technologies, Inc. Sustained release biocidal powders
US5914120A (en) * 1995-06-05 1999-06-22 Southwest Research Institute Amine-containing biocidal compositions containing a stabilized chlorite source
US5922776A (en) * 1995-06-12 1999-07-13 Bernard Technologies, Inc. Sustained release, transparent biocidal compositions
US5965264A (en) * 1996-09-18 1999-10-12 Bernard Technologies, Inc. Powders providing controlled sustained release of a gas
US5980826A (en) * 1993-02-12 1999-11-09 Bernard Technologies Inc. Methods of deodorizing and retarding contamination or mold growth using chlorine dioxide
US6046243A (en) * 1993-02-12 2000-04-04 Bernard Technologies, Inc. Compositions for sustained release of a gas
US6277408B1 (en) 1998-02-09 2001-08-21 Southwest Research Institute Silicate-containing powders providing controlled, sustained gas release
EP1125992A2 (en) 2000-02-08 2001-08-22 Seiko Epson Corporation Ink composition and method of recording a recording medium using this
US6605304B1 (en) 1998-02-09 2003-08-12 Bernard Technologies, Inc. Silicate-containing powders providing controlled, sustained gas release
US6821330B1 (en) 2000-02-08 2004-11-23 Seiko Epson Corporation Ink composition and method of recording a recording medium using this
JP2011521950A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ハリソン ケン 二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物
JP2012251075A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Minoru Toyoshima 海洋生物付着防止用塗料
CN115074009A (zh) * 2022-05-30 2022-09-20 国网福建省电力有限公司 一种绝缘子用憎水涂层材料及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63273667A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Akimitsu Makino つや出し剤
JPS63284276A (ja) * 1987-05-16 1988-11-21 Yukio Kawanishi 塗膜形成性防除剤組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63273667A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Akimitsu Makino つや出し剤
JPS63284276A (ja) * 1987-05-16 1988-11-21 Yukio Kawanishi 塗膜形成性防除剤組成物

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6046243A (en) * 1993-02-12 2000-04-04 Bernard Technologies, Inc. Compositions for sustained release of a gas
US5980826A (en) * 1993-02-12 1999-11-09 Bernard Technologies Inc. Methods of deodorizing and retarding contamination or mold growth using chlorine dioxide
US5695814A (en) * 1995-06-05 1997-12-09 Southwest Research Institute Method of making a powdered biocidal composition
US5705092A (en) * 1995-06-05 1998-01-06 Southwest Research Institute Multilayered biocidal film compositions
US5707739A (en) * 1995-06-05 1998-01-13 Southwest Research Institute Powdered biocidal compositions
US5639295A (en) * 1995-06-05 1997-06-17 Southwest Research Institute Method of making a composition containing a stable chlorite source
US5914120A (en) * 1995-06-05 1999-06-22 Southwest Research Institute Amine-containing biocidal compositions containing a stabilized chlorite source
US5922776A (en) * 1995-06-12 1999-07-13 Bernard Technologies, Inc. Sustained release, transparent biocidal compositions
US5965264A (en) * 1996-09-18 1999-10-12 Bernard Technologies, Inc. Powders providing controlled sustained release of a gas
US5888528A (en) * 1997-05-19 1999-03-30 Bernard Technologies, Inc. Sustained release biocidal powders
US6277408B1 (en) 1998-02-09 2001-08-21 Southwest Research Institute Silicate-containing powders providing controlled, sustained gas release
US6605304B1 (en) 1998-02-09 2003-08-12 Bernard Technologies, Inc. Silicate-containing powders providing controlled, sustained gas release
EP1125992A2 (en) 2000-02-08 2001-08-22 Seiko Epson Corporation Ink composition and method of recording a recording medium using this
US6821330B1 (en) 2000-02-08 2004-11-23 Seiko Epson Corporation Ink composition and method of recording a recording medium using this
JP2011521950A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ハリソン ケン 二酸化塩素およびゼオライトを含むシステム、方法、および組成物
US9073754B2 (en) 2008-05-30 2015-07-07 Dharma IP, LLC Systems, methods, and compositions involving chlorine dioxide and zeolite
JP2012251075A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Minoru Toyoshima 海洋生物付着防止用塗料
CN115074009A (zh) * 2022-05-30 2022-09-20 国网福建省电力有限公司 一种绝缘子用憎水涂层材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1251034A (en) Chemically-active composition containing divalent iron ions
US7273567B1 (en) Energy-activated compositions for controlled sustained release of a gas
EP1198412B1 (en) Energy-activated compositions for controlled sustained release of a gas
KR0130460B1 (ko) 산소 흡수제 및 그의 제조방법
GB2538255A (en) Film
JP3252866B2 (ja) 酸素吸収剤
JPH06228469A (ja) 防菌防かび性表面処理剤組成物
JP2816976B2 (ja) 多孔質塩化ビニル系樹脂壁紙
JPH0199559A (ja) 安定化二酸化塩素剤
ZA200309749B (en) Sulphur dioxide generator for fresh fruit preservation and preparation method thereof.
JPH0712431B2 (ja) 鉄(▲ii▼)組成物
JPH08113729A (ja) 抗菌性組成物およびその製造方法
JPS58110503A (ja) 抗菌抗カビ性脱臭吸湿組成物
ZA200109124B (en) Energy-activated compositions for controlled sustained release of a gas.
JP2006129707A (ja) 鮮度保持用又は消臭用組成物、並びにその使用方法
CN120797468B (zh) 一种多孔二氧化氯缓释保鲜纸及其制备方法
JPH0436086B2 (ja)
JP7623555B2 (ja) 二酸化塩素発生剤
CN117530289A (zh) 缓释二氧化氯的组合物及其制备方法
JPH0711184A (ja) 印刷インキ用ビヒクル
JPH04110735U (ja) 複合多孔質担体
KR20020080632A (ko) 모래 및 자갈의 항균성 착색가공방법
JPH0716995A (ja) 防かび性包材
JPH02212137A (ja) 鮮度保持包装材料の製造方法
JPS6327408A (ja) カビ防止法