JPH06108087A - 香料の安定化法 - Google Patents
香料の安定化法Info
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- JPH06108087A JPH06108087A JP4286910A JP28691092A JPH06108087A JP H06108087 A JPH06108087 A JP H06108087A JP 4286910 A JP4286910 A JP 4286910A JP 28691092 A JP28691092 A JP 28691092A JP H06108087 A JPH06108087 A JP H06108087A
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- Cosmetics (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヤマモモ科ヤマモモ属植物抽出物による香料
の安定化法。 【構成】 香料は空気酸化や光照射等を受けることによ
り、匂が弱くなったり、異臭の発生をともなって変質す
るが、ヤマモモ科ヤマモモ属植物抽出物を添加すること
により、それらの劣化を防止することができた。ヤマモ
モ科抽出物を添加した食品、医薬品、医薬部外品、化粧
品、家庭用品及び飼料などの製品は、光の暴露、空気と
の接触及び経時による香料の変化に起因する品質の劣化
を防止することができた。
の安定化法。 【構成】 香料は空気酸化や光照射等を受けることによ
り、匂が弱くなったり、異臭の発生をともなって変質す
るが、ヤマモモ科ヤマモモ属植物抽出物を添加すること
により、それらの劣化を防止することができた。ヤマモ
モ科抽出物を添加した食品、医薬品、医薬部外品、化粧
品、家庭用品及び飼料などの製品は、光の暴露、空気と
の接触及び経時による香料の変化に起因する品質の劣化
を防止することができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香料の安定化法に関
し、更に詳細には、食品、医薬品、医薬部外品、化粧
品、家庭用品、飼料その他に添加した香料のヤマモモ科
植物抽出物による安定化法に関する。
し、更に詳細には、食品、医薬品、医薬部外品、化粧
品、家庭用品、飼料その他に添加した香料のヤマモモ科
植物抽出物による安定化法に関する。
【0002】
【従来の技術】香料は、揮発性物質からなり、1種又は
2種以上の香気物質で構成されている。香料を産業界で
利用するにあたって、天然物から香気物質を抽出し、香
料として利用したり、又は天然物に含まれる香気を有す
る成分及びまたは化学的合成品である香気を有する化合
物を調合若しくは配合して、天然物と同様若しくはそれ
らを連想させる香料を調香したり、さらに天然物とは全
く異なったファンタジックなものを調香して、香料を作
り、食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、家庭用品及び
飼料その他に広く用いられている。しかしながら、これ
ら香料は、光に照射されたり、空気酸化等を受けること
により、香気が容易に変化することが知られている。香
料の安定性を図るために種々の対策が検討され、遮光、
窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下に置く方法、アスコ
ルビン酸、エリソルビン酸又は天然物を起源とするカテ
キン類、クロロゲン酸類等の酸化防止剤を添加する方法
等が提案されている。
2種以上の香気物質で構成されている。香料を産業界で
利用するにあたって、天然物から香気物質を抽出し、香
料として利用したり、又は天然物に含まれる香気を有す
る成分及びまたは化学的合成品である香気を有する化合
物を調合若しくは配合して、天然物と同様若しくはそれ
らを連想させる香料を調香したり、さらに天然物とは全
く異なったファンタジックなものを調香して、香料を作
り、食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、家庭用品及び
飼料その他に広く用いられている。しかしながら、これ
ら香料は、光に照射されたり、空気酸化等を受けること
により、香気が容易に変化することが知られている。香
料の安定性を図るために種々の対策が検討され、遮光、
窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下に置く方法、アスコ
ルビン酸、エリソルビン酸又は天然物を起源とするカテ
キン類、クロロゲン酸類等の酸化防止剤を添加する方法
等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酸化防止剤を添加する
方法は簡便で、各種の用途に使用することができるとい
った利点があるが、充分に香気の変化を防止することが
できないといった欠点があり、さらに効力の強い香料の
安定化剤の開発が要望されている。
方法は簡便で、各種の用途に使用することができるとい
った利点があるが、充分に香気の変化を防止することが
できないといった欠点があり、さらに効力の強い香料の
安定化剤の開発が要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
諸問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ヤマモモ科植
物の有機溶媒抽出物が各種香料の変化を防止することを
見出し、本発明を完成させるに至った。以下、詳細に説
明する。この発明に使用するヤマモモ科植物抽出物は、
この発明の特許出願人が既に平成3年12月10日に出
願したヤマモモ科ヤマモモ属植物から有機溶媒による抽
出物(特願平3−350819及び特願平3−3508
20)が採用される。本発明でいう香料とは、香気成分
を含有する動植物、これらの乾燥物及び加工品、これら
のものを焙煎、発酵、酵素処理若しくは加水分解処理し
たもの、上記物質を圧搾法で得たもの、水、有機溶媒、
超臨界二酸化炭素流体若しくは亜臨界二酸化炭素流体に
よる抽出法で得たもの又は水蒸気蒸留法で得たもの、及
びそれらを混合若しくは混和したもの、さらに化学的合
成品である化合物を調合若しくは配合したものをいう。
諸問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ヤマモモ科植
物の有機溶媒抽出物が各種香料の変化を防止することを
見出し、本発明を完成させるに至った。以下、詳細に説
明する。この発明に使用するヤマモモ科植物抽出物は、
この発明の特許出願人が既に平成3年12月10日に出
願したヤマモモ科ヤマモモ属植物から有機溶媒による抽
出物(特願平3−350819及び特願平3−3508
20)が採用される。本発明でいう香料とは、香気成分
を含有する動植物、これらの乾燥物及び加工品、これら
のものを焙煎、発酵、酵素処理若しくは加水分解処理し
たもの、上記物質を圧搾法で得たもの、水、有機溶媒、
超臨界二酸化炭素流体若しくは亜臨界二酸化炭素流体に
よる抽出法で得たもの又は水蒸気蒸留法で得たもの、及
びそれらを混合若しくは混和したもの、さらに化学的合
成品である化合物を調合若しくは配合したものをいう。
【0005】香料の安定化に使用するヤマモモ科植物抽
出物の使用量は、対象物の種類、その濃度及び形態によ
り変るので具体的な例で示す。飲料に用いる場合、該飲
料1部(重量、以下同じ)当たりヤマモモ科植物抽出物
の使用量は、約0.00001〜0.005部でよく、
なかでも約0.00005〜0.001部の使用量が好
ましい。ヤマモモ科植物抽出物は、使用の目的に応じて
エタノール、プロパノール、プロピレングリコール、グ
リセリン等の脂肪族アルコール、又はシクロデキストリ
ン、デキストリン、粉糖、でん粉、乳糖、砂糖、ぶどう
糖、キシロース、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖な
どを配合して、液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、そ
の他の形状の組成物としてもよく、香料を予めこの組成
物に配合しておいてもよい。
出物の使用量は、対象物の種類、その濃度及び形態によ
り変るので具体的な例で示す。飲料に用いる場合、該飲
料1部(重量、以下同じ)当たりヤマモモ科植物抽出物
の使用量は、約0.00001〜0.005部でよく、
なかでも約0.00005〜0.001部の使用量が好
ましい。ヤマモモ科植物抽出物は、使用の目的に応じて
エタノール、プロパノール、プロピレングリコール、グ
リセリン等の脂肪族アルコール、又はシクロデキストリ
ン、デキストリン、粉糖、でん粉、乳糖、砂糖、ぶどう
糖、キシロース、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖な
どを配合して、液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、そ
の他の形状の組成物としてもよく、香料を予めこの組成
物に配合しておいてもよい。
【0006】ヤマモモ科植物抽出物を該香料に加えるこ
とにより、本発明の目的を達するが、酸化防止剤及び又
はシネルギストを併用してもよい。ヤマモモ科植物抽出
物に、配合若しくは併用できる酸化防止剤及びシネルギ
ストは、トコフェロール、アスコルビン酸、アスコルビ
ン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナト
リウム、没食子酸、クロロゲン酸、カフェー酸、エチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢
酸カルシウム二ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポ
リリン酸カリウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸
カリウム、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸
三カリウム、リンゴ酸、リンゴ酸二ナトリウム、リンゴ
酸二カリウム、酒石酸、酒石酸二ナトリウム、酒石酸二
カリウム、フマル酸、フマル酸二ナトリウム、フマル酸
二カリウム、アジピン酸、アジピン酸二ナトリウム、ア
ジピン酸二カリウム、クエン酸モノグリセリド、リンゴ
酸モノグリセリド、酒石酸モノグリセリド、フマル酸モ
ノグリセリド、アジピン酸モノグリセリドが挙げられ、
これらの1種または2種以上がもちいられる。
とにより、本発明の目的を達するが、酸化防止剤及び又
はシネルギストを併用してもよい。ヤマモモ科植物抽出
物に、配合若しくは併用できる酸化防止剤及びシネルギ
ストは、トコフェロール、アスコルビン酸、アスコルビ
ン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナト
リウム、没食子酸、クロロゲン酸、カフェー酸、エチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢
酸カルシウム二ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポ
リリン酸カリウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸
カリウム、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸
三カリウム、リンゴ酸、リンゴ酸二ナトリウム、リンゴ
酸二カリウム、酒石酸、酒石酸二ナトリウム、酒石酸二
カリウム、フマル酸、フマル酸二ナトリウム、フマル酸
二カリウム、アジピン酸、アジピン酸二ナトリウム、ア
ジピン酸二カリウム、クエン酸モノグリセリド、リンゴ
酸モノグリセリド、酒石酸モノグリセリド、フマル酸モ
ノグリセリド、アジピン酸モノグリセリドが挙げられ、
これらの1種または2種以上がもちいられる。
【0007】本発明のヤマモモ科植物抽出物は、おか
き、せんべい、おこし、まんじゅう、飴などの和菓子、
クッキー、ビスケット、クラッカー、パイ、スポンジケ
ーキ、カステラ、ドーナツ、ワッフル、プリン、バター
クリーム、カスタードクリーム、シュークリーム、チョ
コレート、チョコレート菓子、キャラメル、キャンデ
ー、チューインガム、ゼリー、ホットケーキ、パンなど
の各種洋菓子、ポテトチップスなどのスナック菓子、ア
イスクリーム、アイスキャンデー、シャーベットなどの
氷菓、乳酸飲料、乳酸菌飲料、濃厚乳性飲料、果汁飲
料、無果汁飲料、果肉飲料、機能性飲料、透明炭酸飲
料、果汁入り炭酸飲料、果実着色炭酸飲料などの清涼飲
料水などの嗜好飲料、ワイン、ワインソーダ、リキュー
ル、カクテルなどのアルコール飲料、フルーツヨーグル
ト、チーズ、バターなどの乳製品、豆乳などの大豆加工
食品、マーマレード、ジャム、コンサーブ、果実のシロ
ップ漬、フラワーペースト、ピーナツペースト、フルー
ツペーストなどのペースト類、漬物類、ハム、ソーセー
ジ、ベーコン、ドライソーセージ、ビーフジャーキーな
どの畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、蒲鉾、ち
くわ、はんぺん、てんぷらなどの魚介類製品及びその干
物、うに、以下の塩辛、貝の干物などの各種珍味類、の
り、小魚、貝類、するめ、野菜、山菜、茸、昆布などで
作られる佃煮類、即席カレー、レトルトカレーなどのカ
レー類、ケチャップ、マヨネーズなどの各種調味料類、
各種レンジ食品及び冷凍食品などの各種食品に使用する
ことができる。
き、せんべい、おこし、まんじゅう、飴などの和菓子、
クッキー、ビスケット、クラッカー、パイ、スポンジケ
ーキ、カステラ、ドーナツ、ワッフル、プリン、バター
クリーム、カスタードクリーム、シュークリーム、チョ
コレート、チョコレート菓子、キャラメル、キャンデ
ー、チューインガム、ゼリー、ホットケーキ、パンなど
の各種洋菓子、ポテトチップスなどのスナック菓子、ア
イスクリーム、アイスキャンデー、シャーベットなどの
氷菓、乳酸飲料、乳酸菌飲料、濃厚乳性飲料、果汁飲
料、無果汁飲料、果肉飲料、機能性飲料、透明炭酸飲
料、果汁入り炭酸飲料、果実着色炭酸飲料などの清涼飲
料水などの嗜好飲料、ワイン、ワインソーダ、リキュー
ル、カクテルなどのアルコール飲料、フルーツヨーグル
ト、チーズ、バターなどの乳製品、豆乳などの大豆加工
食品、マーマレード、ジャム、コンサーブ、果実のシロ
ップ漬、フラワーペースト、ピーナツペースト、フルー
ツペーストなどのペースト類、漬物類、ハム、ソーセー
ジ、ベーコン、ドライソーセージ、ビーフジャーキーな
どの畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、蒲鉾、ち
くわ、はんぺん、てんぷらなどの魚介類製品及びその干
物、うに、以下の塩辛、貝の干物などの各種珍味類、の
り、小魚、貝類、するめ、野菜、山菜、茸、昆布などで
作られる佃煮類、即席カレー、レトルトカレーなどのカ
レー類、ケチャップ、マヨネーズなどの各種調味料類、
各種レンジ食品及び冷凍食品などの各種食品に使用する
ことができる。
【0008】その他、医薬品、医薬部外品、化粧品及び
家庭用品としてはドリンク剤、トローチ、うがい薬、漢
方エキスなどの医薬品、スキンローション、香水、オー
ドトワレ、オードパルファン、オーデコロンなどのフレ
グランス製品、バニシングクリーム、コールドクリー
ム、乳液、化粧水。パックなどの皮膚用化粧品、ファン
デーション、粉おしろい、固形おしろい、口紅、リップ
クリームなどの仕上げ用化粧品、ヘアトニック、ヘアリ
キッド、ポマード、ヘアスプレー、ムース、シャンプ、
リンス、ヘアクリーム、ヘアジェルなどの頭髪用化粧
品、石鹸、シェービングクリームなどのトイレタリー製
品、歯磨、口臭除去剤、洗剤、クリーナ、ポリッシュ、
芳香剤、消臭剤などの家庭用品、ベビーパウダー、除毛
剤、養毛剤、浴用剤、口中洗浄剤、薬用歯磨、殺虫剤な
どの医薬部外品その他に使うことができるし、更に飼料
としては、各種キャットフード、ドッグフード、観賞魚
の餌、養殖魚の餌などに添加して使うことができる。
家庭用品としてはドリンク剤、トローチ、うがい薬、漢
方エキスなどの医薬品、スキンローション、香水、オー
ドトワレ、オードパルファン、オーデコロンなどのフレ
グランス製品、バニシングクリーム、コールドクリー
ム、乳液、化粧水。パックなどの皮膚用化粧品、ファン
デーション、粉おしろい、固形おしろい、口紅、リップ
クリームなどの仕上げ用化粧品、ヘアトニック、ヘアリ
キッド、ポマード、ヘアスプレー、ムース、シャンプ、
リンス、ヘアクリーム、ヘアジェルなどの頭髪用化粧
品、石鹸、シェービングクリームなどのトイレタリー製
品、歯磨、口臭除去剤、洗剤、クリーナ、ポリッシュ、
芳香剤、消臭剤などの家庭用品、ベビーパウダー、除毛
剤、養毛剤、浴用剤、口中洗浄剤、薬用歯磨、殺虫剤な
どの医薬部外品その他に使うことができるし、更に飼料
としては、各種キャットフード、ドッグフード、観賞魚
の餌、養殖魚の餌などに添加して使うことができる。
【0009】食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、家庭
用品及び飼料を製造する時、本発明のヤマモモ科植物抽
出物の添加時期は、特に限定されるものではなく、製造
工程の任意の時期が選ばれる。この発明が香料の安定化
に対して著効を発揮することを以下の実施例で明らかに
する。尚、配合割合は重量部である。
用品及び飼料を製造する時、本発明のヤマモモ科植物抽
出物の添加時期は、特に限定されるものではなく、製造
工程の任意の時期が選ばれる。この発明が香料の安定化
に対して著効を発揮することを以下の実施例で明らかに
する。尚、配合割合は重量部である。
【0010】抽出例1 ヤマモモ樹皮乾燥物の粉砕物1
kgにメタノール10kgを加え、約60℃で5時間抽
出したのち、濾過し、残滓をメタノール3kgで洗浄
し、メタノール抽出液約10kgを得た。この抽出液を
濃縮後別の容器に移し替え、真空度5mmHg、浴温6
0℃で減圧乾燥して黄色の粉末250gを得た。得られ
た固形物を粉砕後、室温で水5Lと懸濁したのち濾過
し、残った固形物を水5Lで洗浄した。次いで固形分を
真空度5mmHg、浴温80℃で減圧乾燥して黄白色の
固形物からなるヤマモモ科植物抽出物(抽出物1とい
う)130gを得た。
kgにメタノール10kgを加え、約60℃で5時間抽
出したのち、濾過し、残滓をメタノール3kgで洗浄
し、メタノール抽出液約10kgを得た。この抽出液を
濃縮後別の容器に移し替え、真空度5mmHg、浴温6
0℃で減圧乾燥して黄色の粉末250gを得た。得られ
た固形物を粉砕後、室温で水5Lと懸濁したのち濾過
し、残った固形物を水5Lで洗浄した。次いで固形分を
真空度5mmHg、浴温80℃で減圧乾燥して黄白色の
固形物からなるヤマモモ科植物抽出物(抽出物1とい
う)130gを得た。
【0011】抽出例2 ヤマモモ樹皮乾燥物の粉砕物1
kgに水10kgを加えて室温で6時間60℃で撹拌混
合後、遠心分離機を用いて水溶性物質を除去し、得られ
た固形物を65℃の温風で乾燥して水溶性物質が除去さ
れた樹皮粉砕物を780gを得た。この乾燥物にエタノ
ール8kgを加え、約80℃で5時間撹拌混合したのち
濾過し、残滓をエタノール3kgで洗浄し、エタノール
抽出液約9kgを得た。この抽出液を濃縮後別の容器に
移し替え、真空度5mmHg、浴温60℃で減圧乾燥し
て黄色の粉末からなるヤマモモ科植物抽出物(抽出物2
という)210gを得た。
kgに水10kgを加えて室温で6時間60℃で撹拌混
合後、遠心分離機を用いて水溶性物質を除去し、得られ
た固形物を65℃の温風で乾燥して水溶性物質が除去さ
れた樹皮粉砕物を780gを得た。この乾燥物にエタノ
ール8kgを加え、約80℃で5時間撹拌混合したのち
濾過し、残滓をエタノール3kgで洗浄し、エタノール
抽出液約9kgを得た。この抽出液を濃縮後別の容器に
移し替え、真空度5mmHg、浴温60℃で減圧乾燥し
て黄色の粉末からなるヤマモモ科植物抽出物(抽出物2
という)210gを得た。
【0012】
実施例1 グラニュー糖12部、クエン酸(結晶)0.
01部とレモンフレーバー0.1部に水を加えて100
部とした飲料に、表1に示す安定化剤を0.01部を加
えて均質とした後、200ml容量の無色透明なガラス
ビンに充填し、65℃で15分殺菌後直ちに冷水で室温
まで冷却した。この試料をスガ試験機社製の紫外線積算
照度計(PH−11型)を用いて20、75及び160
ラングレーに達するまで日光照射した。未照射品を対照
として7人のパネラーで官能評価をした。その結果を表
1で示す。
01部とレモンフレーバー0.1部に水を加えて100
部とした飲料に、表1に示す安定化剤を0.01部を加
えて均質とした後、200ml容量の無色透明なガラス
ビンに充填し、65℃で15分殺菌後直ちに冷水で室温
まで冷却した。この試料をスガ試験機社製の紫外線積算
照度計(PH−11型)を用いて20、75及び160
ラングレーに達するまで日光照射した。未照射品を対照
として7人のパネラーで官能評価をした。その結果を表
1で示す。
【0013】
【表1】 評価基準 5 コントロール 4 わずかに変
化が認められる 3 少し変化している 2 かなり変化している 1 著しく変化している 0 極めて著しく変化してい
る 表1の結果から明らかなように、抽出物1添加実験区で
は香気の変化が少なかったが、他の実験区では照射光線
量の増加にともなって香気が急激に劣化した。
化が認められる 3 少し変化している 2 かなり変化している 1 著しく変化している 0 極めて著しく変化してい
る 表1の結果から明らかなように、抽出物1添加実験区で
は香気の変化が少なかったが、他の実験区では照射光線
量の増加にともなって香気が急激に劣化した。
【0014】実施例2 乳液での香気変化の防止効果を比較するため、組成物1
と組成物2を準備した。 組成物1 ジエチレングリコールモノステアレート 2.0 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 10重量%抽出物1含有エタノール液 0.1 組成物2 トリエタノールアミン 1.0 メチルパラベン 0.1 香料 0.2 組成物1と組成物2をそれぞれ70℃に加熱して溶解す
る。組成物1を撹はんしながら、これに組成物2を加え
て乳化し、透明なガラス容器に充填した。対照として抽
出物1無添加のエタノール液を使用して同様にして乳化
し、ガラス容器に充填した。それぞれを明るい窓際に2
カ月放置した。冷暗所で保管したものを対照として匂の
変化を官能で調べたところ、抽出物1を添加したものは
殆ど変化がなかったが、無添加のものでは異臭をともな
って匂が変化していた。
と組成物2を準備した。 組成物1 ジエチレングリコールモノステアレート 2.0 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 10重量%抽出物1含有エタノール液 0.1 組成物2 トリエタノールアミン 1.0 メチルパラベン 0.1 香料 0.2 組成物1と組成物2をそれぞれ70℃に加熱して溶解す
る。組成物1を撹はんしながら、これに組成物2を加え
て乳化し、透明なガラス容器に充填した。対照として抽
出物1無添加のエタノール液を使用して同様にして乳化
し、ガラス容器に充填した。それぞれを明るい窓際に2
カ月放置した。冷暗所で保管したものを対照として匂の
変化を官能で調べたところ、抽出物1を添加したものは
殆ど変化がなかったが、無添加のものでは異臭をともな
って匂が変化していた。
【0015】実施例3 果糖ぶどう糖液糖(果糖55
%、ぶどう糖45%)60部、砂糖46部、クエン酸
(無水)1部、サイダーエッセンス1部を純水で200
部とし、クエン酸三ナトリウムでpH2.6に調整した
シロップを65℃で15分間加熱して殺菌した。このシ
ロップ40部に炭酸水を加えて200部として無色ガラ
スビンに充填し、飲料1部当たり抽出例2の方法で調製
した抽出物2を0.00005部添加して炭酸飲料を調
製し、日光に2日間(照射量40ラングレー)照射し
た。比較対照品として抽出物2の無添加品を用意し、同
一の条件で日光照射した。本発明品2が香料の安定化に
著効を示すことを明らかにするため、照射前の試料を用
い、それぞれにエチルヘプタノエート50μg/ml含
有エチルエーテル液からなる内部標準液1mlを加えて
エチルエーテルで抽出し、約200mgになるまで濃縮
後ガスクロマトグラフ分析した。主要な成分について、
ヒューレット・パッカード社製5890型ガスクロマト
グラフと直結した日立株式会社製M−80B型質量分析
計を用いて20eVの電子衝撃を与えてイオン化し、成
分を同定した。抽出物2を添加した試料と無添加の試料
について、光照射による香料の変化について調べた。照
射前の試料のピーク面積を基準にして、照射後の試料の
同一の保持時間を有するピーク面積の割合を求めた結果
を表2に示す。
%、ぶどう糖45%)60部、砂糖46部、クエン酸
(無水)1部、サイダーエッセンス1部を純水で200
部とし、クエン酸三ナトリウムでpH2.6に調整した
シロップを65℃で15分間加熱して殺菌した。このシ
ロップ40部に炭酸水を加えて200部として無色ガラ
スビンに充填し、飲料1部当たり抽出例2の方法で調製
した抽出物2を0.00005部添加して炭酸飲料を調
製し、日光に2日間(照射量40ラングレー)照射し
た。比較対照品として抽出物2の無添加品を用意し、同
一の条件で日光照射した。本発明品2が香料の安定化に
著効を示すことを明らかにするため、照射前の試料を用
い、それぞれにエチルヘプタノエート50μg/ml含
有エチルエーテル液からなる内部標準液1mlを加えて
エチルエーテルで抽出し、約200mgになるまで濃縮
後ガスクロマトグラフ分析した。主要な成分について、
ヒューレット・パッカード社製5890型ガスクロマト
グラフと直結した日立株式会社製M−80B型質量分析
計を用いて20eVの電子衝撃を与えてイオン化し、成
分を同定した。抽出物2を添加した試料と無添加の試料
について、光照射による香料の変化について調べた。照
射前の試料のピーク面積を基準にして、照射後の試料の
同一の保持時間を有するピーク面積の割合を求めた結果
を表2に示す。
【0016】
【表2】 表2の結果から明らかなように、抽出物2を添加したも
のでは日光照射によっても香料の変化が殆ど認められな
かったの対して、無添加のものではテルペン系化合物に
於いて顕著な変化が認められた。これらの結果は、抽出
物2が飲料の香気の安定化に寄与していることを証明し
ている。
のでは日光照射によっても香料の変化が殆ど認められな
かったの対して、無添加のものではテルペン系化合物に
於いて顕著な変化が認められた。これらの結果は、抽出
物2が飲料の香気の安定化に寄与していることを証明し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C11B 5/00 2115−4H
Claims (1)
- 【請求項1】 ヤマモモ科植物抽出物による香料の安定
化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286910A JPH06108087A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 香料の安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4286910A JPH06108087A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 香料の安定化法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108087A true JPH06108087A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17710576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4286910A Pending JPH06108087A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 香料の安定化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108087A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996017915A1 (de) * | 1994-12-08 | 1996-06-13 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Verwendung von tocopherolen als stabilisatoren für riechstoffe, parfümöle und parfüms |
| JP2009171983A (ja) * | 2009-04-30 | 2009-08-06 | Ogawa & Co Ltd | 煮魚調味液及び該調味液を使用した煮魚調理方法 |
| JP2017055760A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 株式会社カネカ | シトラール劣化抑制剤及びシトラール含有液状食品 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02235807A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-18 | Tsumura & Co | 浴剤組成物 |
| JPH05156249A (ja) * | 1991-12-10 | 1993-06-22 | San Ei Chem Ind Ltd | 抗酸化剤 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4286910A patent/JPH06108087A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02235807A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-18 | Tsumura & Co | 浴剤組成物 |
| JPH05156249A (ja) * | 1991-12-10 | 1993-06-22 | San Ei Chem Ind Ltd | 抗酸化剤 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996017915A1 (de) * | 1994-12-08 | 1996-06-13 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Verwendung von tocopherolen als stabilisatoren für riechstoffe, parfümöle und parfüms |
| JP2009171983A (ja) * | 2009-04-30 | 2009-08-06 | Ogawa & Co Ltd | 煮魚調味液及び該調味液を使用した煮魚調理方法 |
| JP2017055760A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 株式会社カネカ | シトラール劣化抑制剤及びシトラール含有液状食品 |
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