JPH06109098A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents

車両の動力伝達装置

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JPH06109098A
JPH06109098A JP25233692A JP25233692A JPH06109098A JP H06109098 A JPH06109098 A JP H06109098A JP 25233692 A JP25233692 A JP 25233692A JP 25233692 A JP25233692 A JP 25233692A JP H06109098 A JPH06109098 A JP H06109098A
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JP
Japan
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power transmission
torque converter
speed reducer
output
turbine
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JP25233692A
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English (en)
Inventor
Seiji Ezaki
誠司 江崎
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/06Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
    • F16H37/08Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
    • F16H37/0833Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
    • F16H37/084Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
    • F16H37/086CVT using two coaxial friction members cooperating with at least one intermediate friction member

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減速装置における正回転と逆回転との切換え
機能を省いてその構成の簡略化及び小型化を図る。 【構成】 エンジン出力を駆動輪へ伝達する駆動系が、
運転状態に応じて切換えられる第1及び第2の動力伝達
経路を有する。上記第1の動力伝達経路にトルクコンバ
ータ2と減速装置3とを配設し、上記第2の動力伝達経
路に無段変速機4を配設する。上記減速装置を、一つの
ダブルピニオン式の遊星歯車装置で構成し、そのサンギ
ヤ3aをトルクコンバータのステータ26に、キャリア
3eをトルクコンバータのタービン25に、リングギヤ
3bを第1及び第2の動力伝達経路共通の出力軸51に
それぞれ回転一体に連結する。上記ステータ及びタービ
ンをそれぞれ選択的にケース30に固定する前進用及び
後退用ブレーキ34,35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の動力伝達装置に
関し、特に、エンジン出力を駆動輪へ伝達する駆動系
が、運転状態に応じて切換えられる二つの動力伝達経路
を有するものの改良に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の動力伝達装置として、
例えば特開昭63−176862号公報に開示されるよ
うに、エンジン出力をトルクコンバータ及び減速装置を
通して駆動輪へ出力する第1の動力伝達経路と、エンジ
ン出力をベルト式の無段変速機を通して駆動輪へ出力す
る第2の動力伝達経路と有し、運転状態に応じて、上記
両動力伝達経路のうちのいずれか一方を選択して動力伝
達を行うようにしたものは知られている。このような動
力伝達装置によれば、第1の動力伝達経路を選択したと
きには、トルクコンバータのトルク増幅機能を活用し
て、例えば発進加速を高めることができ、また、第2の
動力伝達経路を選択したときには、無段変速機の下で、
変速ショックを生じることなく運転状態に応じた適正な
変速比を設定することができる。
【0003】一方、上記従来の動力伝達装置では、ベル
ト式無段変速機を用いているため、装置の径寸法が大き
くなるという問題がある。本出願人は、先に、この問題
を解決するために、ベルト式無段変速機の代りにトロイ
ダル型変速機を用いた新たな動力伝達装置を提案してい
る(特願平3−267446号)。
【0004】すなわち、この提案の動力伝達装置は、例
えば第4図に示すように、エンジン1の出力軸線上にト
ルクコンバータ2と減速装置3と無段変速機4とを直列
に配置する。上記トルクコンバータ2は、エンジン出力
が入力軸21を介して入力されるポンプ24と、該ポン
プ24と対向して設けられかつ出力軸22に連結された
タービン25と、上記ポンプ24とタービン25との間
に配置されたステータ26とを有してなる。上記減速装
置3は、前進用の遊星歯車装置31と後退用の遊星歯車
装置32とを有し、上記両遊星歯車装置31,32の各
サンギヤ31a,32aは共に上記トルクコンバータ2
の出力軸22に連結されている。また、前進用遊星歯車
装置31のリングギヤ31bはワンウェイクラッチ33
を介して後退用遊星歯車装置32のキャリア32eに連
結され、前進用遊星歯車装置31のキャリア31eは前
進用ブレーキ34を介してケース30に連結されてい
る。後退用遊星歯車装置32のリングギヤ32bは後退
用ブレーキ35を介してケース30に連結され、後退用
遊星歯車装置32のキャリア32eは駆動系の出力軸5
1に連結されている。
【0005】さらに、上記無段変速機4は、二つのトロ
イダル型変速機41,41からなり、各トロイダル型変
速機41は、駆動系の出力軸51に対して回転自在に嵌
装された入力ディスク42と、上記出力軸51に固定さ
れた出力ディスク43と、上記両ディスク42,43間
に傾動可能に配設された摺動ローラ44とを有し、該摺
動ローラ44の傾き角を変えることで変速比が変更され
るようになっている。上記両トロイダル型変速機41,
41は、それぞれ入力ディスク42を内側に、出力ディ
スク43を外側にして配置され、この両トロイダル型変
速機41,41の入力ディスク42,42間にはこれら
と係合する中間ディスク45が配置されている。上記中
間ディスク45は、歯車式の動力伝達機構52及び経路
切換用クラッチ6を介して上記トルクコンバータ2のポ
ンプ24と動力伝達可能に連結されている。
【0006】そして、上記経路切換用クラッチ6が締結
されたときには、エンジン出力はトルクコンバータ2の
ポンプ24から動力伝達機構52を介して無段変速機4
に伝達され、該無段変速機4により運転状態に応じた適
正な変速比に変速された後、出力軸51を介して駆動輪
へ出力される。一方、経路切換用クラッチ6が解放され
たときには、エンジン出力はトルクコンバータ2でトル
ク増幅された後、減速装置3及び出力軸51を介して駆
動輪へ出力される。ここで、上記減速装置3の前進用ブ
レーキ34を締結し、後退用ブレーキ35を解放する
と、トルコンバータ2からの入力は、前進用遊星歯車装
置31で減速されつつワンウェイクラッチ33及び後退
用遊星歯車装置32のキャリア32eを介して出力軸5
1に正回転でもって出力される。また、前進用ブレーキ
34を解放し、後退用ブレーキ35を締結すると、トル
コンバータ2からの入力は、後退用遊星歯車装置32で
減速されつつそのキャリア32eから出力軸51に逆回
転でもって出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
運転状態に応じて切換えられる二つの動力伝達経路を有
する動力伝達装置の場合、通常、トルクコンバータを経
由する動力伝達経路は、前進の発進から低速走行までの
ときと後退時とに利用される。従って、上記経路に設け
られる減速装置は、前進時に正回転で減速を行う機能
と、後退時に逆回転で減速を行う機能とを有する必要が
あり、構成が複雑となり、大型化するという問題があ
る。このことは、図4に示す動力伝達装置の場合、減速
装置3が二つの遊星歯車装置31,32を必要とし、そ
の軸方向の長さ寸法等が長くなる。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、特に、トルコンバータ
のステータがポンプ及びタービンと反対方向のトルクを
受けることに着目し、このステータのトルクを後退時の
動力として利用することにより、減速装置における正回
転と逆回転との切換え機能を省いてその構成の簡略化及
び小型化を図り得る車両の動力伝達装置を提供せんとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車両の動力伝達装置とし
て、エンジン出力を駆動輪へ伝達する駆動系が、運転状
態に応じて切換えられる第1及び第2の動力伝達経路を
有し、上記第1の動力伝達経路にトルクコンバータと減
速装置とが配設され、上記第2の動力伝達経路に無段変
速機が配設されていることを前提とする。そして、上記
減速装置が、二つの入力要素と一つの出力要素とを有し
てなり、その一つの入力要素を上記トルクコンバータの
ステータに、他の入力要素を上記トルクコンバータのタ
ービンに、出力要素を上記第1及び第2の動力伝達経路
共通の出力軸にそれぞれ回転一体に連結する。また、上
記ステータ及びタービンをそれぞれ選択的にケースに固
定する第1及び第2の固定手段を備える構成とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、その構成要素である減速装置をより具体的
に示すものである。すなわち、上記減速装置を、一つの
ダブルピニオン式の遊星歯車装置で構成し、そのサンギ
ヤをトルクコンバータのステータに、キャリアをトルク
コンバータのタービンに、リングギヤを出力軸にそれぞ
れ回転一体に連結するものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、上記トルクコンバータ、減速装置及び無段
変速機を、同一の軸線上に直列に配置する。また、上記
無段変速機をトロイダル型変速機により構成する。該ト
ロイダル型変速機は、出力軸に対して回転自在に嵌装さ
れた入力ディスクと、出力軸に固定された出力ディスク
と、上記両ディスク間に傾動可能に配設された摺動ロー
ラとを有し、該摺動ローラの傾き角を変えることで変速
比が変更されるものである。
【0012】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明によれ
ば、第1の動力伝達経路が選択され、エンジン出力がト
ルクコンバータ及び減速装置を介して駆動輪に伝達され
るとき、トルクコンバータのステータを第1の固定手段
でケースに固定すると、トルクコンバータでトルクが増
幅される。このトルクは、正回転のものであって、ター
ビンから減速装置に入力され、該減速装置で減速された
後、出力軸を介して駆動輪へ出力される。一方、トルク
コンバータのタービンを第2の固定手段でケースに固定
すると、ステータがポンプと反対方向のトルクを受けて
回転する。このトルクは、逆回転のままステータから減
速装置に入力され、該減速装置で減速された後、出力軸
を介して駆動輪へ出力される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1及び図2は本発明の一実施例に係わる
車両の動力伝達装置を示す。この車両は、エンジン1を
車体の前部に縦置きに搭載し、その出力を駆動系Aを介
して駆動輪である後輪へ伝達するように構成されたいわ
ゆるFR車である。
【0015】上記駆動系Aは、第1の動力伝達経路A1
と第2の動力伝達経路A2 とを有し、上記第1の動力伝
達経路A1 にはトルクコンバータ2と減速装置3とが配
設され、上記第2の動力伝達経路A2 には無段変速機4
が配設されている。この両動力伝達経路A1 ,A2 は、
経路切換用クラッチ6により、運転状態に応じて切換え
られるようになっている。
【0016】上記トルクコンバータ2は、同一の軸線上
に配置された入力軸21と出力軸(タービンシャフト)
22とを有し、その入力軸21は、エンジン1の出力軸
(クランク軸)と連結されている。上記入力軸21には
ポンプカバー23が回転一体に設けられ、該ポンプカバ
ー23内の空間には、作動流体としてのオイルが充満さ
れている。また、ポンプカバー23の内部には、ポンプ
インペラ(単にポンプともいう)24、タービンライナ
(単にタービンともいう)25及びステータ26が配置
されており、上記ポンプインペラ24はポンプカバー2
3と回転一体に設けられ、該ポンプインペラ24に対向
してタービンライナ25が配設され、該タービンライナ
25は上記タービンシャフト22の前端に回転一体に連
結されている。
【0017】また、上記ステータ26は、上記ポンプイ
ンペラ24とタービンライナ25との間に配置されてい
るとともに、タービンシャフト22と同心状に配置され
た第1の中空シャフト27の前端に対し第1のワンウェ
イクラッチ28を介して連結されている。ポンプインペ
ラ24には、上記タービンシャフト22及び中空シャフ
ト27と同心状に配置された第2の中空シャフト29の
前端が連結され、このシャフト29の中間部にはオイル
ポンプ61が取り付けられている。
【0018】上記減速装置3は、上記タービンシャフト
22と同一の軸線上に配置された一つのダブルピニオン
式の遊星歯車装置からなり、図3にも示すようにサンギ
ヤ3aと、リングギヤ3bと、この両ギヤ3a,3b間
で各々一方のギヤに噛合する内外二つのプラネタリギヤ
3c,3dと、このプラネタリギヤ3c,3dを支持す
るキャリア3eとを有している。上記サンギヤ3aは、
上記第1の中空シャフト27の後端に回転一体に連結さ
れており、よって、このサンギヤ3aと上記トルクコン
バータ2のステータ26とは、第1の中空シャフト27
及び第1のワンウェイクラッチ28を介して連結されて
いる。上記キャリア3eは、第2のワンウェイクラッチ
33を介して上記タービンシャフト22の後端に連結さ
れており、よって、このキャリア3eとトルクコンバー
タ2のタービンライナ25とは、第2のワンウェイクラ
ッチ33及びタービンシャフト22を介して連結されて
いる。さらに、上記リングギヤ3bは、第1及び第2の
動力伝達経路A1 ,A2 共通の出力軸51に連結されて
おり、該出力軸51は、タービンシャフト22と同一の
軸線上に配置されている。従って、減速装置3は、二つ
の入力要素であるサンギヤ3a及びキャリア3eと、一
つの出力要素であるリングギヤ3bとを有してなる。
【0019】そして、上記第1の中空シャフト27は、
第1の固定手段としての前進用ブレーキ34を介してケ
ース30に連結されており、よって、この中空シャフト
27と回転一体のステータ26及びサンギヤ3aは、上
記ブレーキ34によりケース30に選択的に固定される
ようになっている。また、上記キャリア3eは、第2の
固定手段としての後退用ブレーキ35を介してケース3
0に連結されており、よって、このキャリア3e及びこ
れと回転一体のタービンライナ25は、上記ブレーキ3
5によりケース30に選択的に固定されるようになって
いる。
【0020】一方、上記無段変速機4は、上記減速装置
3の後方に隣接して配設されており、よって、トルンコ
ンバータ2と減速装置3と無段変速機4とは、エンジン
1の出力軸線上に直列に配置されている。そして、無段
変速機4は、二つのトロイダル型変速機41,41によ
って構成され、これら二つのトロイダル型変速機41,
41は、上記出力軸51を軸心としてその外周に直列に
配置されている。
【0021】上記各トロイダル型変速機41は、出力軸
51上に該軸に対して回転自在に設けられた入力ディス
ク42と、該入力ディスク42に対向して配置されかつ
出力軸51と回転一体に設けられた出力ディスク43
と、上記両ディスク42,43間に配設されてディスク
42,43と接して回転し、かつ傾動可能とされた摺動
ロッラ44とを備えている。上記摺動ローラ44は、図
示していない駆動機構により傾き角θが変更され、これ
に応じて、トロイダル型変速機41はその変速比が変更
される。すなわち、入力ディスク42の回転が摺動ロー
ラ44を介して出力ディスク43に伝えられ、このとき
の変速比は、摺動ローラ44が入力ディスク42に摺接
する箇所の半径Riと出力ディスク43に摺接する箇所
の半径Roとの比に対応し、摺動ローラ44が傾転する
と上記摺接箇所が変わることにより変速比が変化するよ
うになっている。
【0022】上記二つのトロイダル型変速機41,41
は、それぞれ入力ディスク42を内側に、出力ディスク
43を外側にして配置されている。そして、この両トロ
イダル型変速機41,41の入力ディスク42,42間
には、これら入力ディスク42,42に対して相対回転
自在な中間ディスク45が配設され、この中間ディスク
45と上記各入力ディスク42との間にはそれぞれカム
46が介装されており、各入力ディスク42に入力され
る入力トルクが大きくなる程、上記カム46による各入
力ディスク42に対する押圧力が増大するようになって
いる。
【0023】上記無段変速機4に対する駆動力(回転
力)の入力は、第2の動力伝達経路A2 の一部を構成す
る歯車式の動力伝達機構52を介して行われる。該動力
伝達機構52は、タービンシャフト22及び出力軸51
と並列に配置されたバイパスシャフト53を有し、該バ
イパスシャフト53の前端には第1ギヤ54が設けら
れ、この第1ギヤ54はアイドルギヤ55を介して第2
ギヤ56に連係され、この第2ギヤ56は、経路切換用
クラッチ6を介して上記第2の中空シャフト29に連結
されている。また、バイパスシャフト53の後端には第
3ギヤ57が設けられ、この第3ギヤ57は、上記中間
ディスク45に回転一体に設けられた第4ギヤ58に噛
合されている。
【0024】次に、上記経路切換用クラッチ6、前進用
ブレーキ34及び後退用ブレーキ35の締結・解放と運
転状態との関係を、下記の表1を参照しつつ説明する。
【0025】
【表1】 シフトレバーがニュートラルのシフト位置にある場合、
全てのクラッチ6及びブレーキ34,35が解放され
る。
【0026】シフトレバーが前進のシフト位置で発進か
ら低速運転の場合、経路切換用クラッチ6が解放され、
前進用ブレーキ34が締結され、後退用ブレーキ35が
解放される。これにより、第1の動力伝達経路A1 が選
択されるとともに、トルクコンバータ2のステータ26
がケース30に固定されるため、エンジン出力は、トル
クコンバータ2でトルク増幅され、しかる後、正回転で
もってタービンシャフト22から減速装置3のキャリア
3eに入力する。このとき、減速装置3のサンギヤ3a
が固定されているため、減速装置3に入力されたトルク
は、該減速装置3で減速されつつリングギヤ3bから正
回転のまま出力軸51を介して後輪へ出力される。
【0027】そして、発進ないし低速運転から中速ない
し高速運転に移るときには、前進用ブレーキ34及び後
退用ブレーキ35は変わらず、経路切換用クラッチ6が
解放から締結に切換えられる。これにより、第2の動力
伝達経路A2 が選択され、エンジン出力は、トルクコン
バータ2を迂回した状態でクラッチ6及び動力伝達機構
52を介して無段変速機4に入力する。この無段変速機
4ではトルクが運転状態に応じて適正な変速比に変速さ
れ、しかる後、出力軸51を介して正回転で後輪へ出力
される。尚、この際、第1及び第2のワンウェイクラッ
チ28,33は回転フリーの状態にあり、トルクコンバ
ータ2のタービンライナ25及びステータ26は共に空
転する。
【0028】シフトレバーが後退のシフト位置にある場
合、経路切換用クラッチ6が解放され、前進用ブレーキ
34が解放され、後退用ブレーキ45が締結される。こ
れにより、第1の動力伝達経路A1 が選択されるととも
に、トルクコンバータ2のタービンライナ25がケース
30に固定されるため、エンジン出力は、トルクコンバ
ータ2のポンプインペラ24とステータ26との間で回
転方向が逆転され、しかる後、第1の中空シャフト27
を介して減速装置3のサンギヤ3aに入力する。このと
き、減速装置3のキャリア3eが固定されているため、
減速装置3に入力されたトルクは、該減速装置3で減速
されつつリングギヤ3bから逆回転のまま出力軸51を
介して後輪へ出力される。
【0029】したがって、上記実施例においては、第1
の動力伝達経路A1 を選択し、エンジン出力をトルクコ
ンバータ2及び減速装置3を介して後輪へ伝達するとき
には、トルクコンバータ2から正回転方向のトルクと逆
回転方向のトルクとが選択的に減速装置3に入力される
ので、減速装置3では単に減速機能を発揮すれば足り、
回転方向を切換える機能を有する必要はない。このた
め、減速装置3を、一つの遊星歯車装置を用いて構成す
ることができるなど、その構成の簡略化及び小型化を図
ることができる。
【0030】また、トルクコンバータ2と減速装置3と
無段変速機4とがエンジン1の出力軸線上に直列に配置
されるとともに、上記無段変速機4が出力軸51上の入
力ディスク42と出力ディスク43との間の摺動ローラ
44の傾き角θの変更により変速比を可変とするトロイ
ダル式のものからなるので、動力伝達装置全体の径寸法
を短くすることができ、減速装置の小型化と相俟って動
力伝達装置全体の小型化を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明における車両の動力
伝達装置によれば、エンジン出力をトルクコンバータ及
び減速装置を介して駆動輪に伝達するとき、トルクコン
バータから正回転方向のトルクと逆回転方向のトルクと
を選択的に取り出せるので、減速装置は単に減速機能を
発揮すれば足り、その構成の簡略化及び小型化を図るこ
とができる。
【0032】特に、請求項2記載の発明によれば、減速
装置を、軸方向の長さ寸法が短い遊星歯車装置で構成し
ているので、その小型化をより図ることができる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、無段
変速機を、ベルト式変速機に比して径寸法の小さいトロ
イダル型変速機を用いて構成しているので、減速装置の
小型化と相俟って動力伝達装置全体の小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる車両の動力伝達装置の
スケルトン図である。
【図2】同ブロック構成図である。
【図3】ダブルピニオン式の遊星歯車装置の模式図であ
る。
【図4】先願例を示す図1相当図である。
【符号の説明】
A 駆動系 A1 第1の動力伝達経路 A2 第2の動力伝達経路 1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 減速装置 3a サンギヤ(入力要素) 3b リングギヤ(出力要素) 3e キャリア(入力要素) 4 無段変速機 25 タービンライナ 26 ステータ 30 ケース 34 前進用ブレーキ(第1の固定手段) 35 後退用ブレーキ(第2の固定手段) 41 トロイダル型変速機 42 入力ディスク 43 出力ディスク 44 摺動ローラ 51 出力軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力を駆動輪へ伝達する駆動系
    が、運転状態に応じて切換えられる第1及び第2の動力
    伝達経路を有し、上記第1の動力伝達経路にトルクコン
    バータと減速装置とが配設され、上記第2の動力伝達経
    路に無段変速機が配設されてなる車両の動力伝達装置に
    おいて、 上記減速装置は、二つの入力要素と一つの出力要素とを
    有しており、その一つの入力要素は上記トルクコンバー
    タのステータに、他の入力要素は上記トルクコンバータ
    のタービンに、出力要素は上記第1及び第2の動力伝達
    経路共通の出力軸にそれぞれ回転一体に連結されてお
    り、 上記ステータ及びタービンをそれぞれ選択的にケースに
    固定する第1及び第2の固定手段を備えたことを特徴と
    する車両の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 上記減速装置は、一つのダブルピニオン
    式の遊星歯車装置からなり、そのサンギヤがトルクコン
    バータのステータに、キャリアがトルクコンバータのタ
    ービンに、リングギヤが出力軸にそれぞれ回転一体に連
    結されている請求項1記載の車両の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 上記トルクコンバータ、減速装置及び無
    段変速機は、同一の軸線上に直列に配置されており、上
    記無段変速機は、出力軸に対して回転自在に嵌装された
    入力ディスクと、出力軸に固定された出力ディスクと、
    上記両ディスク間に傾動可能に配設された摺動ローラと
    を有し、該摺動ローラの傾き角を変えることで変速比が
    変更されるトロイダル型変速機により構成されている請
    求項1記載の車両の動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293804A (ja) * 2002-09-30 2009-12-17 Ulrich Rohs 変速装置

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JP2009293804A (ja) * 2002-09-30 2009-12-17 Ulrich Rohs 変速装置

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