JPH0611009U - ガス切替調整器 - Google Patents

ガス切替調整器

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JPH0611009U
JPH0611009U JP4936092U JP4936092U JPH0611009U JP H0611009 U JPH0611009 U JP H0611009U JP 4936092 U JP4936092 U JP 4936092U JP 4936092 U JP4936092 U JP 4936092U JP H0611009 U JPH0611009 U JP H0611009U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラムの大気開放側の部分への雨水や
虫等が侵入するおそれのないガス切替調整器を提供する
ことを目的としている。 【構成】 ガスの消費に伴い一方のガス容器から他方の
ガス容器に自動的に切り替える自動切替機構3を有する
とともに、前記各ガス容器から供給されるガスを所定の
圧力まで減圧してガス湯沸器等のガス器具に供給する減
圧機構4を有するガス切替調整器であって、前記減圧機
構4は、前記ガス器具側のガスの圧力を検知するダイヤ
フラム(減圧用ダイヤフラム)41を有しており、この
ダイヤフラム41は、前記ガス器具と反対側の部分がフ
ィルタ部材6を介して大気に開放されており、前記フィ
ルタ部材6は、虫等が通過不能な絞部(第1の絞部、第
2の絞部、第3の絞部)60、62、64と、この絞部
60、62、64の上側に設けた拡大通路部(第1の拡
大通路部、第2の拡大通路部、第3の拡大通路部)6
1、63、65とを上下に交互に配置した構成になって
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、一方のガス容器内のガスが消費された際に他方のガス容器に切り 替えるとともに、ガス容器内のガスを所定の圧力まで減圧してガス器具に供給す るガス切替調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のガス切替調整器は、ガスの消費に伴い一方のガス容器から他方のガス 容器に自動的に切り替える自動切替機構と、前記各ガス容器から供給されるガス を所定の圧力まで減圧してガス湯沸器等のガス器具に供給する減圧機構とを有す るものが知られている。減圧機構としては、ガス器具側のガスの圧力を検知する ダイヤフラムを有するものが知られており、ダイヤフラムは、その反ガス器具側 がフィルタを介して大気に開放されている。そして、フィルタは、通常、ダイヤ フラムの大気開放側を覆うカバーの下側に設けられている。
【0003】 上記のように構成されたガス切替調整器においては、フィルタがカバーの下側 に設けられているから、雨が降ってもフィルタを通って雨水がダイヤフラム側に 入ることがない。しかも、フィルタによって虫等がダイヤフラム側に入るのを防 止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のガス切替調整器においては、雨が大量に降った場合、雨 水がダイヤフラムを覆うカバーの下側に沿って流れることがあり、この場合には フィルタを介してダイヤフラム側に雨水が侵入するおそれがある。
【0005】 この考案は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、ダイ ヤフラムの大気開放側の部分への雨水や虫等が侵入するおそれのないガス切替調 整器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ガスの消費に伴い一方のガス容器か ら他方のガス容器に自動的に切り替える自動切替機構を有するとともに、前記各 ガス容器から供給されるガスを所定の圧力まで減圧してガス湯沸器等のガス器具 に供給する減圧機構を有するガス切替調整器であって、前記減圧機構は、前記ガ ス器具側のガスの圧力を検知するダイヤフラムを有しており、このダイヤフラム は、前記ガス器具と反対側の部分がフィルタ部材を介して大気に開放されており 、前記フィルタ部材は、虫等が通過不能な絞部と、この絞部の上側に設けた拡大 通路部とを上下に交互に配置したものであることを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記のように構成されたガス切替調整器においては、減圧時のダイヤフラムの 振動に伴って、ダイヤフラムの大気開放側にフィルタ部材を介して空気が出入り する。このため、例えば雨が大量に降っていて雨水がフィルタ部材に沿って流れ る場合に、空気がフィルタ部材から吸い込まれると、雨水が空気と一緒に絞部か ら吸い上げられる。しかし、拡大通路部では水の吸引が不可能な状態になる。こ のため、さらに上に位置する絞部に雨水が吸い上げられることがない。しかも、 空気がフィルタ部材から吐き出されるときに、拡大通路部内に溜まっていた水が 空気と共に外部に押し出される。このため、雨水がダイヤフラムに達するおそれ がない。しかも、絞部によって、ダイヤフラム側に虫や埃等が入るのを防止でき る。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1〜図10を参照して説明する。
【0009】 まず、図1〜図5を参照してこの考案の第1実施例を説明する。
【0010】 図1、図2及び図5において、1は上ケース、2は下ケースであり、これらの 上ケース1及び下ケース2内には、ガスの自動切替機構3が設けられており、こ の自動切替機構3の下側には、減圧機構4が設けられている。自動切替機構3は 、上ケース1と下ケース2と密着させた際に、これらの上ケース1と下ケース2 とを気密に仕切る中圧ダイヤフラム30を有しており、この中圧ダイヤフラム3 0の上側には大気開放室31が形成され、下側に中圧室32が形成されている。
【0011】 中圧ダイヤフラム30の軸心部には、軸受部材33が軸線を一致させて固定さ れており、この軸受部材33には、切替軸34が回転自在に挿入されている。切 替軸34は、軸受部材33に対して軸方向に固定された状態になっており、中圧 室32内のガス圧力の変動にともなって、中圧ダイヤフラム30とともに図中上 下方向に移動するようになっている。切替軸34の下端部には、後述する弁棒3 02を下方に押圧する押圧部材35が設けられている。
【0012】 押圧部材35は、図2に示すように、円板状に形成されたものであって、その 下面の対称位置に凹状部35aと凸状部35bとが形成されている。これらの凹 状部35a及び凸状部35bは、周方向に連続する傾斜面によって連続的につな がっている。
【0013】 また、切替軸34の上端部は、上ケース1の上側に突き出しており、この突き 出した部分には、ガスボンベ(ガス容器)の切替状態を示す表示機構36が接続 されている。表示機構36は、切替軸34が上方に位置している場合には、赤く 着色された表示部36aが上方に位置し、切替軸34が下方に移動した場合には 、表示部36aが下方に移動して、後述する切替レバー5ののぞき窓5cから表 示部36aが見えるようになっている。
【0014】 また、上ケース1には、切替軸34の上部を囲むように、内筒部10及び外筒 部11が同軸状に形成されており、これらの内筒部10と外筒部11との間の頂 部は、頂板12によって閉塞されている。また、内筒部10には、切替軸34の 上部を回転自在に支持する上部軸受部材37が設けられている。上部軸受部材3 7は、筒部37aが内筒部10の内周面に嵌合するようになっており、この筒部 37aの一端側に頂板12に当接する鍔部37bが形成され、筒部37aの他端 側に内筒部10の下端に係止する爪部37cが形成され、鍔部37bに上方に延 びるパイプ部37dが形成され、筒部37aの外周に爪部37cからパイプ部3 7dに通じる溝部37eが形成されている。
【0015】 すなわち、上部軸受部材37は、切替軸34の上部を回転自在に支持するとと もに、溝部37e及びパイプ部37dによって上ケース1内すなわち大気開放室 31を外部に通じさせるようになっている。また、上ケース1には切替レバー5 が設けられている。切替レバー5は、回転軸34に接続されているとともに、上 ケース1の外筒部11に回動自在に嵌合する案内筒5aを有しており、この案内 筒5aによって、上ケース1に回動自在に取り付けられている。そして、案内筒 5aを中心にして回動することによって、切替軸34を回動するようになってい る。また、切替レバー5には、握り壁部5bの下部に、下方に移動してきた表示 部36aを目視するためののぞき窓5cが設けられており、こののぞき窓5cに は透明なレンズ50が設けられている。
【0016】 さらに、切替レバー5には、パイプ部37dの上部を囲む壁部5dが設けられ ている。この壁部5dは握り壁部5bの頂板部から垂れ下がるように設けられて おり、案内筒5aと共同してパイプ部37dの上部を囲むようになっている。ま た、案内筒5aは表示機構36が半径方向外側に突き出す部分に切欠が設けられ ていて周方向に連続する円筒面にはなっていない。この案内筒5aの内周面と、 鍔部37bの外周部と、頂板12の外周部とに接触するようにシール部材38が 設けられている。このシール部材38は、鍔部37bと頂板12との隙間から上 ケース1内に空気が出入りするのを防止している。また、上ケース1内には、頂 板12を支点にして軸受部材33を下ケース2側に付勢する中圧コイルスプリン グ39が設けられており、この中圧コイルスプリング39は、その付勢力によっ て中圧室32内の圧力を所定の圧力に設定している。
【0017】 また、下ケース2には、図2に示すように、一方のガスボンベに接続するため の第1のねじ孔2aと、他方のガスボンベに接続するための第2のねじ孔2bが 形成されており、第1のねじ孔2aに連通するようにして第1に切替弁300が 設けられ、第2のねじ孔2bに連通するようにして第2の切替弁330が設けら れている。第1の切替弁300及び第2の切換弁330は、同一の部材で構成さ れたものであるが、切替レバー5が正規の切替位置にある状態において、押圧部 材35の凹部35a又は凸部35bに対応する位置にそれぞれ配置されている。
【0018】 第1の切替弁300及び第2の切換弁330は、弁本体301と、この弁本体 301の軸心に貫通する弁棒302と、弁棒302に接続された弁体303と、 弁体303を弁本体301に付勢するコイルスプリング304とを備えたもので ある。弁本体301は、軸心部に貫通孔301aを有するものであって、貫通孔 301aの一端には、前記弁体303が当接する弁座301bが形成され、貫通 孔301aの周面には、軸方向に延びる溝301cが形成されている。
【0019】 弁棒302は、その上端が押圧部材35の凹状部35a又は凸状部35bにお されて、下方に移動するようになっている。弁体303は、弁棒302が下方に 移動した際に、弁棒302とともに下方に移動して、弁座301bから離れるよ うになっている。コイルスプリング304は、弁棒302が押圧部材35によっ て下方に押されていない時に、弁体303を弁座301bに押し当てて、弁座3 01aを閉塞するようになっている。
【0020】 また、中圧室32は、図1に示すように、下ケース2に形成された中圧通路2 cを介して減圧機構4につながっている。減圧機構4は、下ケース2に横カバー 40を密着させた際に、これらの下ケース2と横カバー40とを気密に仕切る減 圧用ダイヤフラム41を有しており、この減圧用ダイヤフラム41の下ケース2 側が低圧室42となり、横カバー40側が大気開放室43となっている。低圧室 42には、中圧通路2cに接続する位置に、減圧弁本体44が設けられており、 この減圧弁本体44の弁座44aに離接するようにして、弁体45が設けられて いる。
【0021】 弁体45は、L字状に屈曲されたアーム46の一端に接続されており、アーム 46の他端部は、減圧用ダイヤフラム41の中心部に接続されている。そして、 減圧用ダイヤフラム41の変位がアーム46を介して弁体45に伝えられ、これ によって弁体45が弁座44aに離接し、弁座44aを開閉するようになってい る。すなわち、ガス湯沸器等のガス器具に連通する低圧通路2d内の圧力が高く なると、減圧用ダイヤフラム41が横カバー40側に移動するので、弁体45が 弁座44aに押し当てられ、弁座44aが閉塞する。このため、ガス器具に供給 されるガスの圧力が低下する。
【0022】 また、ガス器具に供給するガスの圧力が低下してくると、減圧用ダイヤフラム 41が下ケース2側に移動するので、弁体45が弁座44aから離れ、ガス器具 にガスが十分供給されるようになる。すなわち、ガス器具側の圧力が上昇するよ うになる。このようにして、ガス器具に供給するガスの圧力すなわち低圧室42 内の圧力が一定に保たれるようになっている。この低圧室42の圧力は、低圧コ イルスプリング47の付勢力によって所定の値に設定される。
【0023】 低圧コイルスプリング47は、横カバー40に形成された筒状の案内壁部48 によって、一端側が案内され、他端側が減圧用ダイヤフラム41に当接している 。また、横カバー40には、その上方位置に、フィルタ部材6を収納する収納凹 部40aが形成されている。フィルタ部材6は、収納凹部40aの底に形成され た貫通孔40bを通して、横カバー40内を大気側に開放するものである。
【0024】 このフィルタ部材6は、図1、図3及び図4に示すように、貫通孔40bに挿 通するねじ7によって、収納凹部40aに固定されており、フィルタ部材6には 、ねじ7が螺合するねじ孔6aが形成されている。また、フィルタ部材6には、 前面下側に突出する突出部6bが形成されており、この突出部6bと収納凹部4 0aの下壁面40cとの間に第1の絞部60(図1参照)が形成されている。第 1の絞部60は、虫や埃等が通過不能な程度の隙間を有するものである。突出部 6bの後方には、所定の高さに切り欠かれた平面状の切欠部6cが形成されてお り、この切欠部6cと収納凹部40aの下壁面40cとによって第1の拡大通路 部61が形成されている。
【0025】 切欠部6cの左右両側には、上方に抜ける第2の絞部62が形成されており、 これらの第2の絞部の上側には、第2の拡大通路部63が形成されている。第2 の拡大通路部63は、第2の絞部62の部分が最も低く形成されており、この第 2の拡大通路部63の上側には、傾斜壁A、Bによって第3の絞部64が形成さ れている。そして、傾斜壁A、Bの上側が第3の拡大通路部65となっている。 この第3の拡大通路部65は、傾斜壁A、Bによって、第3の絞部64の部分が 最も低く形成されている。さらに第3の拡大通路部65は、通路66を通ってね じ孔6aに連通している。また、図1において、符号8は、フィルタ部材6と収 納凹部40aの底とを気密に保つパッキンである。
【0026】 上記のように構成されたガス切替調整器においては、まず、図2に示すように 、一方のガスボンベをガス器具につなげるように切替レバー5の向きをセットす る。そうすると、押圧部材35の凸部35bが第1の切換弁300の弁棒302 に対向するようになる。この状態で、ガス器具を使用すると、中圧室32内のガ スが中圧通路2c、減圧機構4及び低圧通路2dを通ってガス器具側に流れ、中 圧室32内の圧力が低下する。
【0027】 そうすると、中圧コイルスプリング39の付勢力によって、中圧ダイヤフラム 30が下方に移動し、押圧部材35の凸部35bが第1の切換弁300の弁棒3 02を下方に押して、弁座301bから弁体303が離れ、一方のガスボンベ内 のガスが中圧室32に流入する。これによって、中圧室32内の圧力が上昇する 。このようにして、中圧室32内のガス圧が高くなると、今度は中圧ダイヤフラ ム30が上方に移動し、これによって第1の切換弁300の弁棒302が上方に 移動して、弁座301bが弁体303によって閉塞されるようになる。このよう にして、中圧室32内の圧力が一定に保たれる。ただし、中圧室32内の圧力は 、ガスボンベの圧力に比して極めて低い圧力である。
【0028】 そして、一方のガスボンベ内のガスがなくなってくると、第1の切換弁300 の弁座301bを全開にしても、中圧室32の圧力が上昇しなくなり、中圧ダイ ヤフラム30が徐々に下方に移動して、押圧部材35の凹部35aで第2の切換 弁330の弁棒302を下方に移動するようになる。そうすると、他方のガスボ ンベ内のガスが中圧室32内に流入し、この中圧室32内の圧力が一定に保たれ るようになる。この際、第1の切換弁300の弁座301bが全開状態になって いるが、中圧室32内の圧力が極めて低いので一方のガスボンベ内にガスが逆流 することがない。
【0029】 このようにして、一方のガスボンベ内のガスがほぼ空になると、他方のガスボ ンベに自動的に切り替えられることになる。また、中圧ダイヤフラム30は、上 記のように中圧室32の圧力を一定に保つために、微妙に振動変位している。こ のため、大気開放室31の空気は、上部軸受部材37の溝部37e、パイプ部3 7d、壁部5dの下端部、案内筒5aの切欠部、握り壁部5bと外筒部11との 隙間部及び握り壁部5bの下面5fと上ケース1の上面1aとの隙間部を通って 、大気側へ出たり、大気側から入ってきたりする。
【0030】 この際、握り壁部5bと外筒部11との隙間部、及び握り壁部5bの下面5f と上ケース1の上面1aとの隙間部が狭く絞られているので、虫や埃等が切替レ バー5内に入ることがない。また、雨が大量に降っているために、空気とともに 雨水が上記隙間部から切替レバー5内に入ったとしても、切替レバー5内が広く 形成されているので、雨水が切替レバー5内を上方に吸い上げられることがない 。そして、次に空気が排出される際に、切替レバー5の下部から、この下部に溜 まった雨水が空気とともに排出される。したがって、雨水や虫等が大気開放室3 1に侵入するのを完全に防止することができる。
【0031】 また、減圧機構4では、中圧室32で十分に減圧されたガスの圧力をさらに減 圧して低圧状態にする。すなわち、ガス器具へ流れるガスの圧力が高くなると、 低圧室42内の圧力が高くなって、減圧用ダイヤフラム41が横かバー40側に 移動する。そうすると、アーム46の他端部が減圧用ダイヤフラム41とともに 横カバー40側に移動して、弁体45が弁座44aに当接するようになって、ガ ス器具へのガスの圧力が低下する。
【0032】 また、ガス器具に流れるガスの圧力が低下してくると、減圧用ダイヤフラム4 1が下ケース2側に移動し、弁体45が弁座44aから離れて、ガス器具へのガ スの圧力が上昇する。このように、減圧用ダイヤフラム41が微妙に振動変位す ることによって、ガス器具へ供給するガスの圧力を一定に保つ。
【0033】 そして、減圧用ダイヤフラム41の振動にともない、大気開放室43内の空気 がフィルタ部材6を介して出入りする。このとき、フィルタ部材6に沿って雨が 大量に流れている場合には、空気とともに雨水もフィルタ部材6内に吸い込むこ とになる。すなわち、減圧用ダイヤフラム41が下ケース2側に移動すると、大 気開放室43内の圧力が大気圧より低くなり、第1の絞部60から雨水が吸い込 まれる。しかし、第1の通路部61が第1の絞部60に比べて十分拡大されてい るので、この部分では雨水が吸い上げられることがない。
【0034】 このため、第2の絞部62まで雨水が吸い上げられることなく、空気のみが減 圧用ダイヤフラム41側へ流れる。ただし、万が一、第2の絞部62に雨水が達 した場合には、第2の絞部62の上側が第2の拡大通路部63になっているから 、第2の拡大通路部63から上方に雨水が吸い上げられることがない。さらに万 が一、第3の絞部64に雨水が達した場合には、第3の絞部64の上側が第3の 拡大通路部65になっているから、第3の拡大通路部65から上方に雨水が吸い 上げられることがない。すなわち、減圧用ダイヤフラム41側に雨水が流入する ことを完全に防止することができる。
【0035】 しかも、各拡大通路部61、63、65の各絞部60、62、64の部分が下 方に傾斜しているから、フィルタ部材6内に溜まった雨水が下方にどんどん流れ るとともに、大気開放室43から吐き出される空気とともに雨水を完全に排出す ることができる。したがって、雨水がフィルタ部材6内に滞留することも防止す ることができる。さらに、第1の絞部60によって、虫や埃等が大気開放室43 に侵入するのを防止することができる。
【0036】 次に図6〜図10を参照してこの考案の第2実施例を説明する。ただし、図1 〜図5に示す構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省略す る。この第2実施例の構成要素が図1〜図5に示す構成要素と異なる点は、上部 軸受部材37の外周部にシールガイド37fが設けられている点と、フィルタ部 材9の構造が異なる点である。
【0037】 すなわち、シールガイド37fは、図6及び図7に示すように、上部軸受部材 37の鍔部37bの外周部下方に筒状に形成したものであり、シール部材38の 外周部を確実に保持し、鍔部37bと頂板12との隙間から空気等が大気開放室 31に出入りするのを防止するようになっている。
【0038】 フィルタ部材9は、横カバー40の前面を覆うように形成した庇部9aを有し ており、この庇部9aには平面状に切欠部9bが形成され、庇部9aに直交する 面には、切欠部9bに連続する平面状の切欠部9cが形成されている。この切欠 部9bと横カバー40の前面40d、及び切欠部9cと収納凹部40aの下壁面 40cとによって第1の絞部90が形成されている。そして、フィルタ部材9に は、基準面9dから突出する各壁部によって通路が形成されており、中央部に突 出する中央突出部9eの中心には、ねじ7が螺合するねじ孔9fが形成されてい る。
【0039】 また、中央突出部9eから左右斜め下方に三角形状に延びる壁部Aと垂直方向 に延在する壁部Bとによって、第1の絞部60に連通する第1の拡大通路部91 が左右に形成されている。さらに、壁部Aと、壁部Cの下端部とによって第1の 拡大通路部91に連通する第2の絞部92が形成されているとともに、壁部Aと 壁部Cとによって第2の絞部92に連通する第2の拡大通路部93が形成されて いる。そして、壁部Cと、この壁部Cに斜めに近接する壁部Dの下端部とによっ て第2の拡大通路部93に連通する第3の絞部94が形成されているとともに、 壁部Cと壁部Dとによって第3の絞部94に連通する第3の拡大通路部95が形 成されている。各第3の拡大通路部95は、通路96からねじ孔9fに連通して いる。そして、ねじ孔9fは、貫通孔40bを介して大気開放室43に連通して いる。
【0040】 上記のように構成されたガス切替調整器においては、シールガイド37fによ って、シール部材38の外周部を全周にわたって確実に保持することができるの で、鍔部37bと頂板12との間の隙間部を確実にシールすることができる。ま た、フィルタ部材9には庇部9aが設けられているので、フィルタ部材9への雨 水の侵入をより確実に防止することができる。
【0041】
【考案の効果】
この考案によれば、ガスの消費に伴い一方のガス容器から他方のガス容器に自 動的に切り替える自動切替機構を有するとともに、前記各ガス容器から供給され るガスを所定の圧力まで減圧してガス湯沸器等のガス器具に供給する減圧機構を 有するガス切替調整器であって、前記減圧機構は、前記ガス器具側のガスの圧力 を検知するダイヤフラムを有しており、このダイヤフラムは、前記ガス器具と反 対側の部分がフィルタ部材を介して大気に開放されており、前記フィルタ部材は 、虫等が通過不能な絞部と、この絞部の上側に設けた拡大通路部とを上下に交互 に配置したものであるから、 例えば、雨が大量に降っていて雨水がフィルタ部材の絞部から吸い上げられた としても、この絞部の上方に位置する拡大された通路部で雨水が吸い上げられる のを防止することができる。また、絞部によって、虫等がダイヤフラム側に侵入 するのを防止することができる。したがって、ダイヤフラムの部分に雨水や虫等 が入るのを完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例として示したガス切替
調整器の側断面図。
【図2】同ガス切替調整器の要部断面正面図。
【図3】同ガス切替調整器のフィルタ部材の側断面図。
【図4】図3のIV矢視図。
【図5】同ガス切替調整器の外観を示す正面図。
【図6】この考案の第2の実施例として示したガス切替
調整器の側断面図。
【図7】同ガス切替調整器の要部断面正面図。
【図8】同ガス切替調整器のフィルタ部材の側断面図。
【図9】図8のIX矢視図。
【図10】同ガス切替調整器のフィルタ部材の下面図。
【符号の説明】
3 自動切替機構 4 減圧機構 6、9 フィルタ部材 41 ダイヤフラム(減圧用ダイヤフラム) 60、62、64 絞部(第1の絞部、第2の絞部、第
3の絞部) 61、63、65 拡大通路部 (第1の拡大通路部) (第2の拡大通路部) (第3の拡大通路部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図10】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図7】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの消費に伴い一方のガス容器から他
    方のガス容器に自動的に切り替える自動切替機構を有す
    るとともに、前記各ガス容器から供給されるガスを所定
    の圧力まで減圧してガス湯沸器等のガス器具に供給する
    減圧機構を有するガス切替調整器であって、 前記減圧機構は、前記ガス器具側のガスの圧力を検知す
    るダイヤフラムを有しており、このダイヤフラムは、前
    記ガス器具と反対側の部分がフィルタ部材を介して大気
    に開放されており、前記フィルタ部材は、虫等が通過不
    能な絞部と、この絞部の上側に設けた拡大通路部とを上
    下に交互に配置したものであることを特徴とするガス切
    替調整器。
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JP2020012494A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 矢崎エナジーシステム株式会社 圧力調整器

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