JPH06112123A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06112123A JPH06112123A JP4256960A JP25696092A JPH06112123A JP H06112123 A JPH06112123 A JP H06112123A JP 4256960 A JP4256960 A JP 4256960A JP 25696092 A JP25696092 A JP 25696092A JP H06112123 A JPH06112123 A JP H06112123A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスソースMBE法を用いたIII−V族化
合物半導体の製造方法に関し、カーボンのドープ源とな
るIII族元素を用いて高濃度カーボンドープp型層を
成長させた後、カーボンのメモリ効果を極力抑制して次
層のドーピングレベルを制御できる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。 【構成】 カーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物をIII族元素ソースとして用いてカー
ボンドープのp型III−V族化合物半導体層を成長さ
せるカーボンドープ成長工程と、その後、カーボンのド
ープ源となり難い第2のIII族元素の有機化合物のみ
をIII族元素ソースとして用い、前記第1のIII族
元素の有機化合物が容易には分解しにくい成長温度で、
V族元素のモル供給率とIII族元素のモル供給率の
比、V/III比、を10以上としてカーボン含有量の
低いIII−V族化合物半導体層を成長させるカーボン
ノンドープ成長工程とを含む。
合物半導体の製造方法に関し、カーボンのドープ源とな
るIII族元素を用いて高濃度カーボンドープp型層を
成長させた後、カーボンのメモリ効果を極力抑制して次
層のドーピングレベルを制御できる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。 【構成】 カーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物をIII族元素ソースとして用いてカー
ボンドープのp型III−V族化合物半導体層を成長さ
せるカーボンドープ成長工程と、その後、カーボンのド
ープ源となり難い第2のIII族元素の有機化合物のみ
をIII族元素ソースとして用い、前記第1のIII族
元素の有機化合物が容易には分解しにくい成長温度で、
V族元素のモル供給率とIII族元素のモル供給率の
比、V/III比、を10以上としてカーボン含有量の
低いIII−V族化合物半導体層を成長させるカーボン
ノンドープ成長工程とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特にガスソースMBE法を用いたIII−V族
化合物半導体の製造方法に関する。
に関し、特にガスソースMBE法を用いたIII−V族
化合物半導体の製造方法に関する。
【0002】III−V族化合物半導体装置では、所望
の特性を最大限に引き出すために、精密な膜厚や組成の
制御、ヘテロ接合界面において急峻な濃度分布を示す高
品位結晶の多層膜等が必要とされる。ガスソース分子線
エピタキシ(MBE)法は、III族元素のソースとし
て有機金属化合物の分子線を用いる。特にカーボンをp
型不純物としてドープした層を成長する場合の高濃度化
が行ないやすい。
の特性を最大限に引き出すために、精密な膜厚や組成の
制御、ヘテロ接合界面において急峻な濃度分布を示す高
品位結晶の多層膜等が必要とされる。ガスソース分子線
エピタキシ(MBE)法は、III族元素のソースとし
て有機金属化合物の分子線を用いる。特にカーボンをp
型不純物としてドープした層を成長する場合の高濃度化
が行ないやすい。
【0003】
【従来の技術】ガスソースMBE法では、III族元
素、V族元素およびドーパントは、基本的にガス状でガ
スセルに導入される。特に、蒸気圧の低いIII族元素
成分が流量調節可能な有機金属化合物ガスとして高真空
下に導入されるので、原料ガス切替えが容易でヘテロ接
合の形成に有利であるといわれている。
素、V族元素およびドーパントは、基本的にガス状でガ
スセルに導入される。特に、蒸気圧の低いIII族元素
成分が流量調節可能な有機金属化合物ガスとして高真空
下に導入されるので、原料ガス切替えが容易でヘテロ接
合の形成に有利であるといわれている。
【0004】また、不純物もガス状ソースで供給でき
る。ドナー不純物に比べてZnやMg、Be等のII族
元素アクセプタ不純物は桁違いに大きな拡散係数を有す
るので、高濃度ドーピングされるとしばしば界面でのプ
ロフィルが急峻性を欠く。これに対して、カーボン不純
物は2〜3桁小さな拡散係数を示し、また1021ato
ms/cm3 程度まで均一にドープできる特質を持つ。
る。ドナー不純物に比べてZnやMg、Be等のII族
元素アクセプタ不純物は桁違いに大きな拡散係数を有す
るので、高濃度ドーピングされるとしばしば界面でのプ
ロフィルが急峻性を欠く。これに対して、カーボン不純
物は2〜3桁小さな拡散係数を示し、また1021ato
ms/cm3 程度まで均一にドープできる特質を持つ。
【0005】ガスソースMBE法では、トリメチルガリ
ウム等のトリメチルIII族元素をIII族元素ソース
に用いた場合、III−V族化合物半導体の成長過程で
カーボン不純物がアクセプタとして高濃度にドープされ
ることが知られている(たとえば、K. Saito et al.,
J. Appl. Phys. 64 (1988)3975 )。
ウム等のトリメチルIII族元素をIII族元素ソース
に用いた場合、III−V族化合物半導体の成長過程で
カーボン不純物がアクセプタとして高濃度にドープされ
ることが知られている(たとえば、K. Saito et al.,
J. Appl. Phys. 64 (1988)3975 )。
【0006】この効果を積極的に利用することによっ
て、n型層上にドーピングプロフィルの急峻な高濃度p
型層を成長することが可能である。すなわち、ガスソー
スMBE法では、p型およびn型に高濃度ドープされた
多層薄膜の成長が可能であり、この方法を機能性素子、
たとえばGaAs/GaAlAs系ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタ(HBT)の製造に利用することができ
る。
て、n型層上にドーピングプロフィルの急峻な高濃度p
型層を成長することが可能である。すなわち、ガスソー
スMBE法では、p型およびn型に高濃度ドープされた
多層薄膜の成長が可能であり、この方法を機能性素子、
たとえばGaAs/GaAlAs系ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタ(HBT)の製造に利用することができ
る。
【0007】HBTでは、電流利得を下げることなく、
薄膜p型ベース領域を低抵抗化することが可能である。
薄膜p型ベース領域を低抵抗化することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、トリ
メチルIII族元素をソースに用いると、ガスソースM
BE法ではカーボンアクセプタを高濃度にドープしたI
II−V族化合物薄膜層を比較的容易に成長させること
ができる。カーボンドープp型層と下地結晶との界面
は、前記したように急峻な濃度プロフィルを示す。
メチルIII族元素をソースに用いると、ガスソースM
BE法ではカーボンアクセプタを高濃度にドープしたI
II−V族化合物薄膜層を比較的容易に成長させること
ができる。カーボンドープp型層と下地結晶との界面
は、前記したように急峻な濃度プロフィルを示す。
【0009】しかし、カーボンドープp型層上に引続
き、カーボンのドープ源となり難いIII族ソースを用
いてn型層を成長させる場合、このpn接合の濃度プロ
フィルは必ずしも急峻にはならない。特に、n型層が低
濃度ドープされている場合、その影響は顕著である。
き、カーボンのドープ源となり難いIII族ソースを用
いてn型層を成長させる場合、このpn接合の濃度プロ
フィルは必ずしも急峻にはならない。特に、n型層が低
濃度ドープされている場合、その影響は顕著である。
【0010】これは、すでに供給を停止したトリメチル
III族元素ソースのカーボンの影響である。たとえば
HBTの高濃度p型ベース層上に低濃度n型エミッタ層
を成長させる場合には、通常III族元素ソースをカー
ボンのドープ源となるトリメチル系からカーボンのドー
プ源となりにくい別の有機金属系、たとえばトリエチル
系ソースに切り替える。しかし、ソースセル内壁等に付
着したトリメチルIII族元素が次層成長中に雰囲気か
ら混入する問題、いわゆる残留ガスのメモリ効果は避け
られない。
III族元素ソースのカーボンの影響である。たとえば
HBTの高濃度p型ベース層上に低濃度n型エミッタ層
を成長させる場合には、通常III族元素ソースをカー
ボンのドープ源となるトリメチル系からカーボンのドー
プ源となりにくい別の有機金属系、たとえばトリエチル
系ソースに切り替える。しかし、ソースセル内壁等に付
着したトリメチルIII族元素が次層成長中に雰囲気か
ら混入する問題、いわゆる残留ガスのメモリ効果は避け
られない。
【0011】GaAsやGaAlAsでトリメチルガリ
ウム(TMG)ソースから1019atoms/cm3 の
桁のカーボンアクセプタをドープした場合、次層へのメ
モリ効果は同じ成長条件下(下地結晶温度、〔V〕/
〔III〕モル比)で1018atoms/cm3 の桁と
なる。
ウム(TMG)ソースから1019atoms/cm3 の
桁のカーボンアクセプタをドープした場合、次層へのメ
モリ効果は同じ成長条件下(下地結晶温度、〔V〕/
〔III〕モル比)で1018atoms/cm3 の桁と
なる。
【0012】したがって、高濃度のカーボンドープp型
層上に低濃度のn型層を成長させる場合、不純物濃度、
導電型の制御がし難いという問題が生じる。本発明の目
的は、カーボンのドープ源となるIII族元素を用いて
高濃度カーボンドープp型層を成長させた後、カーボン
のメモリ効果を極力抑制して次層のドーピングレベルを
制御できる半導体装置の製造方法を提供することであ
る。
層上に低濃度のn型層を成長させる場合、不純物濃度、
導電型の制御がし難いという問題が生じる。本発明の目
的は、カーボンのドープ源となるIII族元素を用いて
高濃度カーボンドープp型層を成長させた後、カーボン
のメモリ効果を極力抑制して次層のドーピングレベルを
制御できる半導体装置の製造方法を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、カーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物をIII族元素ソースとして用いてカー
ボンドープのp型III−V族化合物半導体層を成長さ
せるカーボンドープ成長工程と、その後、カーボンのド
ープ源となり難い第2のIII族元素の有機化合物のみ
をIII族元素ソースとして用い、前記第1のIII族
元素の有機化合物が容易に分解しにくい成長温度で、V
族元素のモル供給率とIII族元素のモル供給率の比、
V/III比、を10以上としてカーボン含有量の低い
III−V族化合物半導体層を成長させるカーボンノン
ドープ成長工程とを含む。
造方法は、カーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物をIII族元素ソースとして用いてカー
ボンドープのp型III−V族化合物半導体層を成長さ
せるカーボンドープ成長工程と、その後、カーボンのド
ープ源となり難い第2のIII族元素の有機化合物のみ
をIII族元素ソースとして用い、前記第1のIII族
元素の有機化合物が容易に分解しにくい成長温度で、V
族元素のモル供給率とIII族元素のモル供給率の比、
V/III比、を10以上としてカーボン含有量の低い
III−V族化合物半導体層を成長させるカーボンノン
ドープ成長工程とを含む。
【0014】
【作用】カーボンのドープ源となる第1のIII族元素
の有機化合物を用いることにより、p型III−V族化
合物半導体層に多量にカーボンをドープすることができ
る。
の有機化合物を用いることにより、p型III−V族化
合物半導体層に多量にカーボンをドープすることができ
る。
【0015】カーボンのドープ源となる第1のIII族
元素の有機化合物を用いる場合、メモリ効果が生じる。
成長温度をカーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物が容易には分解しにくい温度とすること
により、メモリ効果が抑制される。
元素の有機化合物を用いる場合、メモリ効果が生じる。
成長温度をカーボンのドープ源となる第1のIII族元
素の有機化合物が容易には分解しにくい温度とすること
により、メモリ効果が抑制される。
【0016】なお、カーボンドープ成長工程を、カーボ
ンのドープ源となりにくいIII族元素の有機化合物も
同時に供給することによって行なうことにより、充分な
カーボンのドープ量を確保しつつ、さらにメモリ効果を
抑制できるものと考えられる。
ンのドープ源となりにくいIII族元素の有機化合物も
同時に供給することによって行なうことにより、充分な
カーボンのドープ量を確保しつつ、さらにメモリ効果を
抑制できるものと考えられる。
【0017】〔V〕/〔III〕比を増大させると、成
長中のV族元素空格子点密度が減少する(熱平衡状態で
III族元素空格子点密度およびV族元素空格子点密度
の積は一定となる)。このために、V族元素空格子点を
置換してアクセプタ化するカーボン原子の密度がさらに
低下する。
長中のV族元素空格子点密度が減少する(熱平衡状態で
III族元素空格子点密度およびV族元素空格子点密度
の積は一定となる)。このために、V族元素空格子点を
置換してアクセプタ化するカーボン原子の密度がさらに
低下する。
【0018】以下、実施例に沿って本発明をより詳しく
述べる。
述べる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の実施例によるヘテロバイポ
ーラトランジスタ(HBT)の製造を説明するための図
である。図1(A)はHBTの構成を概略的に示し、図
1(B)はHBTの製造に用いるガスソースMBE装置
の構成を概略的に示す。
ーラトランジスタ(HBT)の製造を説明するための図
である。図1(A)はHBTの構成を概略的に示し、図
1(B)はHBTの製造に用いるガスソースMBE装置
の構成を概略的に示す。
【0020】図1(A)において、HBTは半絶縁性G
aAs等で形成された基板1の上にn型GaAs等で形
成されたコレクタ層2を配置し、その上にカーボンドー
プによるp型GaAs等のCドープのベース層3を形成
し、その上にベース層3よりもエネルギギャップの広い
n型AlGaAs等で形成されたエミッタ層4、電気的
コンタクトを形成するためのn+ 型GaAs等のコンタ
クト層5を形成している。
aAs等で形成された基板1の上にn型GaAs等で形
成されたコレクタ層2を配置し、その上にカーボンドー
プによるp型GaAs等のCドープのベース層3を形成
し、その上にベース層3よりもエネルギギャップの広い
n型AlGaAs等で形成されたエミッタ層4、電気的
コンタクトを形成するためのn+ 型GaAs等のコンタ
クト層5を形成している。
【0021】エミッタ層4が、ベース層3よりも広いバ
ンドギャップを有するため、エミッタ・ベース間バイア
スによりエミッタ電流が流れてもベース層3からエミッ
タ層4へは実質的なキャリアの注入は行なわれない。
ンドギャップを有するため、エミッタ・ベース間バイア
スによりエミッタ電流が流れてもベース層3からエミッ
タ層4へは実質的なキャリアの注入は行なわれない。
【0022】このため、ベース電流を増大させることな
く、ベース層3を高濃度にドープすることができ、ベー
ス抵抗を減少し、かつベース電流を抑制した優れた特性
が得られる。なお、基板1とコレクタ層2とをn型基板
で兼用することもできる。
く、ベース層3を高濃度にドープすることができ、ベー
ス抵抗を減少し、かつベース電流を抑制した優れた特性
が得られる。なお、基板1とコレクタ層2とをn型基板
で兼用することもできる。
【0023】また、エミッタ層4に良好なオーミックコ
ンタクトを形成できればコンタクト層5は省略してもよ
い。ベース層3は、なるべく高濃度にドープし、ベース
抵抗を低減することが好ましい。
ンタクトを形成できればコンタクト層5は省略してもよ
い。ベース層3は、なるべく高濃度にドープし、ベース
抵抗を低減することが好ましい。
【0024】ベース層3の上にエミッタ層4を形成する
際、ベース層3を形成するのに用いたp型不純物が混入
すると、エミッタ層4が所望の特性とならず、HBTの
特性が低下してしまう。
際、ベース層3を形成するのに用いたp型不純物が混入
すると、エミッタ層4が所望の特性とならず、HBTの
特性が低下してしまう。
【0025】図1(B)は、図1(A)に示すHBTを
成長するのに用いることのできるガスソースMBE装置
を示す。図1(B)において、下地結晶16は面方位
(100)のアンドープGaAsウエハである。鏡面研
磨、表面化学処理を行なった後、Moブロック台に固定
して反応装置内に導入する。プレパレーションチャンバ
(図示せず)内で、最初300℃に加熱して表面洗浄化
後、グロースチャンバ10内のホルダ14に設置する。
ホルダ14の下にはヒータ18が内蔵されている。
成長するのに用いることのできるガスソースMBE装置
を示す。図1(B)において、下地結晶16は面方位
(100)のアンドープGaAsウエハである。鏡面研
磨、表面化学処理を行なった後、Moブロック台に固定
して反応装置内に導入する。プレパレーションチャンバ
(図示せず)内で、最初300℃に加熱して表面洗浄化
後、グロースチャンバ10内のホルダ14に設置する。
ホルダ14の下にはヒータ18が内蔵されている。
【0026】グロースチャンバ10は、下地結晶16関
係の装備の他、排気系として排気管12を備え、拡散ポ
ンプ系に接続している。また、成長層のその場観察のた
めのRHEED銃20、RHEEDスクリーン22を装
備している。
係の装備の他、排気系として排気管12を備え、拡散ポ
ンプ系に接続している。また、成長層のその場観察のた
めのRHEED銃20、RHEEDスクリーン22を装
備している。
【0027】ガスソースは、ガスセル24、25、26
および27からグロースチャンバ10内に導入される。
各ガスセルには、それぞれガス導入管Sが接続されてお
り、これらガス導入管とソース容器間はバルブVで遮断
可能に接続されている。
および27からグロースチャンバ10内に導入される。
各ガスセルには、それぞれガス導入管Sが接続されてお
り、これらガス導入管とソース容器間はバルブVで遮断
可能に接続されている。
【0028】各ガスセルは、熱分解等のためのヒータを
それぞれ備えており、またその出口にはシャッタ28、
29、30および31がそれぞれ設けられている。ま
た、グロースチャンバ10内壁には液体窒素シュラウド
32が設けられている。
それぞれ備えており、またその出口にはシャッタ28、
29、30および31がそれぞれ設けられている。ま
た、グロースチャンバ10内壁には液体窒素シュラウド
32が設けられている。
【0029】V族元素ガス、たとえばAsH3 およびド
ーピングガス、たとえばSi2 H6(必要に応じて水素
等で希釈されている)はガスボンベから圧力調整器を経
て、また、有機金属ソースであるトリエチルガリウム
(TEG)、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチ
ルアミンアラン(TMAAl)等はボトルからキャリア
ガスを用いないで直接ガスラインに接続し、マスフロー
コントローラを用いて流量調整される。
ーピングガス、たとえばSi2 H6(必要に応じて水素
等で希釈されている)はガスボンベから圧力調整器を経
て、また、有機金属ソースであるトリエチルガリウム
(TEG)、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチ
ルアミンアラン(TMAAl)等はボトルからキャリア
ガスを用いないで直接ガスラインに接続し、マスフロー
コントローラを用いて流量調整される。
【0030】ガス導入管は、最初高真空度に排気し、上
記各ガスによって充分パージしてから安定流量下で各ガ
スをグロースチャンバ10内に導入する。図1のガスソ
ースMBE装置を用いて、GaAs/GaAlAsのp
nヘテロ接合を含むエピタキシャル層を成長させる例に
ついて説明する。
記各ガスによって充分パージしてから安定流量下で各ガ
スをグロースチャンバ10内に導入する。図1のガスソ
ースMBE装置を用いて、GaAs/GaAlAsのp
nヘテロ接合を含むエピタキシャル層を成長させる例に
ついて説明する。
【0031】下地結晶16であるGaAs基板の酸化膜
クリーニングをまず行なう。ヒータ18に通電して下地
結晶16を昇温し、400℃以上ではAsH3 を流して
砒素雰囲気で650℃で数分間保つ。
クリーニングをまず行なう。ヒータ18に通電して下地
結晶16を昇温し、400℃以上ではAsH3 を流して
砒素雰囲気で650℃で数分間保つ。
【0032】下地結晶16の温度を約520℃以下典型
的には約500℃の成長温度まで下げて成長を開始す
る。第1の成長層はn型GaAs層とし、次にカーボン
ドープp+ 型GaAs層を成長する。n型GaAs基板
を用い、その上に直接カーボンドープp+ 型GaAs層
を成長してもよい。
的には約500℃の成長温度まで下げて成長を開始す
る。第1の成長層はn型GaAs層とし、次にカーボン
ドープp+ 型GaAs層を成長する。n型GaAs基板
を用い、その上に直接カーボンドープp+ 型GaAs層
を成長してもよい。
【0033】カーボンドープp+ 型GaAs層を成長す
る時は、対応するバルブVを開いてガス導入管SよりT
MGおよびTEGをガスセル25内に同時に導入する。
TMAAlを徐々に供給し、Al組成を次第に増大させ
てもよい。原料をガス状に保つため、ガスセル温度は8
0〜90℃とする。
る時は、対応するバルブVを開いてガス導入管SよりT
MGおよびTEGをガスセル25内に同時に導入する。
TMAAlを徐々に供給し、Al組成を次第に増大させ
てもよい。原料をガス状に保つため、ガスセル温度は8
0〜90℃とする。
【0034】なお、TMAAl用のガスセル24の温度
は50℃とする。ガスセル26は、1100℃程度と
し、AsH3 を分解してチャンバ10内に導入する。V
族元素/III族元素の供給モル比、〔V〕/〔II
I〕比は約1とする。典型的にはTEG0.6scc
m、TMG1.75sccm、AsH31sccmを流
す。
は50℃とする。ガスセル26は、1100℃程度と
し、AsH3 を分解してチャンバ10内に導入する。V
族元素/III族元素の供給モル比、〔V〕/〔II
I〕比は約1とする。典型的にはTEG0.6scc
m、TMG1.75sccm、AsH31sccmを流
す。
【0035】図3に示すように、n型GaAsの下地基
板16上に厚さ100nmのカーボンドープ層40を成
長後、TMG用のバルブを閉じ、TMGの供給を断つ。
すなわち、ガリウムソースとしてTEGのみをガスセル
25内に導入する。
板16上に厚さ100nmのカーボンドープ層40を成
長後、TMG用のバルブを閉じ、TMGの供給を断つ。
すなわち、ガリウムソースとしてTEGのみをガスセル
25内に導入する。
【0036】さらに、アルミニウムソースとしてTMA
Alを流し、n型不純物ソースとしてSi2 H6 をガス
セル27内に導入してn型AlGaAs層41を成長す
る。AsH3 の流量を増加して〔V〕/〔III〕比を
10以上とし、n型AlGaAs層41は、キャリア濃
度5×1017cm-3のSiドープn型AlGaAs層と
する。
Alを流し、n型不純物ソースとしてSi2 H6 をガス
セル27内に導入してn型AlGaAs層41を成長す
る。AsH3 の流量を増加して〔V〕/〔III〕比を
10以上とし、n型AlGaAs層41は、キャリア濃
度5×1017cm-3のSiドープn型AlGaAs層と
する。
【0037】典型的には、ガス流量はTEG0.6sc
cm、TMAAl0.2sccm、AsH3 10scc
mおよびSiH6 0.7sccmである。この時、Al
GaAs層41の組成は、Al0.25Ga0.75Asとな
り、電気的測定の結果、キャリア濃度5×1017cm-3
のn型成長層が得られた。成長層の厚みは150nmで
ある。
cm、TMAAl0.2sccm、AsH3 10scc
mおよびSiH6 0.7sccmである。この時、Al
GaAs層41の組成は、Al0.25Ga0.75Asとな
り、電気的測定の結果、キャリア濃度5×1017cm-3
のn型成長層が得られた。成長層の厚みは150nmで
ある。
【0038】その上に、厚み300nm、Siドープの
n型GaAs層42(キャリア濃度2×1018cm-3)
を成長させる。成長開始前にTMAAl用のバルブを閉
じてTMAAlの流れを止める。他のガスは流量を変化
させる。各ガスの典型的な流量は、TEG0.8scc
m、AsH3 4sccmおよびSi2 H6 5sccmで
ある。成長温度は全体を通して約500℃である。
n型GaAs層42(キャリア濃度2×1018cm-3)
を成長させる。成長開始前にTMAAl用のバルブを閉
じてTMAAlの流れを止める。他のガスは流量を変化
させる。各ガスの典型的な流量は、TEG0.8scc
m、AsH3 4sccmおよびSi2 H6 5sccmで
ある。成長温度は全体を通して約500℃である。
【0039】このようにして、n型GaAs基板16の
上に、カーボンドープのp+ 型GaAs層40、Siド
ープ、Cノンドープのn型AlGaAs層41、n+ 型
GaAs層42を成長する。
上に、カーボンドープのp+ 型GaAs層40、Siド
ープ、Cノンドープのn型AlGaAs層41、n+ 型
GaAs層42を成長する。
【0040】ここで重要なことは、成長温度をたとえば
500℃とTMGが容易には分解しない、または分解し
にくい温度に設定し、カーボンドープ層の成長の際はT
MGとTEGを同時供給し、その上にカーボンをドープ
しないn型層を成長する時はTMGの供給を停止し、ガ
リウムソースとしてTEGのみを供給すること、および
n型層成長時には〔V〕/〔III〕比を高く保つこと
である。
500℃とTMGが容易には分解しない、または分解し
にくい温度に設定し、カーボンドープ層の成長の際はT
MGとTEGを同時供給し、その上にカーボンをドープ
しないn型層を成長する時はTMGの供給を停止し、ガ
リウムソースとしてTEGのみを供給すること、および
n型層成長時には〔V〕/〔III〕比を高く保つこと
である。
【0041】比較のために、図1の装置を用いて従来行
なっていた成長方法を説明する。図2に示すように、p
型GaAsの下地基板50上に、カーボンドープp+ 型
GaAs層51、n型AlGaAs層52、n型GaA
s層53を連続的に成長させる場合を以下に述べる。
なっていた成長方法を説明する。図2に示すように、p
型GaAsの下地基板50上に、カーボンドープp+ 型
GaAs層51、n型AlGaAs層52、n型GaA
s層53を連続的に成長させる場合を以下に述べる。
【0042】各層の成長時、下地結晶50の温度はTM
Gが容易に分解する580℃に設定する。まず、第1の
成長層であるカーボンドープp+ 型層51の場合、ガス
流量はTMG1.75sccm、AsH3 3sccmと
する。膜厚は100nmとする。カーボンドープにより
キャリア濃度4×1019cm-3を得るものとする。
Gが容易に分解する580℃に設定する。まず、第1の
成長層であるカーボンドープp+ 型層51の場合、ガス
流量はTMG1.75sccm、AsH3 3sccmと
する。膜厚は100nmとする。カーボンドープにより
キャリア濃度4×1019cm-3を得るものとする。
【0043】第1の成長層組成を最初GaAsとして厚
さ約30nmの成長を行ない、次第にAlAs混晶比の
高いAlx Ga1-x Asとして、最後にx=0.25と
してもよい。
さ約30nmの成長を行ない、次第にAlAs混晶比の
高いAlx Ga1-x Asとして、最後にx=0.25と
してもよい。
【0044】第2の成長層であるn型AlGaAs層5
2は、n型化するためにCソースとなるTMGの供給を
停止し、代わりにTEGのみを供給し、Siドーピング
を行なう。ガス流量は、TEG0.8sccm、TMA
Al0.3sccm、AsH 3 4sccm、SiH
6 0.7sccmである。成長層の膜厚は150nmと
する。得られる組成はAl0.25Ga0.75Asである。
2は、n型化するためにCソースとなるTMGの供給を
停止し、代わりにTEGのみを供給し、Siドーピング
を行なう。ガス流量は、TEG0.8sccm、TMA
Al0.3sccm、AsH 3 4sccm、SiH
6 0.7sccmである。成長層の膜厚は150nmと
する。得られる組成はAl0.25Ga0.75Asである。
【0045】第3の成長層であるn型GaAs層53の
成長においても、Siドーピングを行なう。この場合の
ガス流量は、TEG0.8sccm、AsH3 4scc
m、SiH6 5sccmである。成長層の膜厚は300
nmとする。キャリア濃度は2×1018cm-3とする。
成長においても、Siドーピングを行なう。この場合の
ガス流量は、TEG0.8sccm、AsH3 4scc
m、SiH6 5sccmである。成長層の膜厚は300
nmとする。キャリア濃度は2×1018cm-3とする。
【0046】この比較例の場合、各層のキャリア濃度を
電気的手段で測定すると、p+ 型GaAs層51が4×
1019cm-3でp型、n型AlGaAs層52が約1×
10 18cm-3でp型、n型GaAs層が2×1018cm
-3でn型となっていた。この結果、カーボンドープp+
型層51の上のAlGaAs層52がn型とすべきであ
るのにp型となっており、残留カーボンによって高濃度
に汚染されていることを示唆している。
電気的手段で測定すると、p+ 型GaAs層51が4×
1019cm-3でp型、n型AlGaAs層52が約1×
10 18cm-3でp型、n型GaAs層が2×1018cm
-3でn型となっていた。この結果、カーボンドープp+
型層51の上のAlGaAs層52がn型とすべきであ
るのにp型となっており、残留カーボンによって高濃度
に汚染されていることを示唆している。
【0047】そこで、これを確認するために、前記した
実施例の場合と比較例の場合の各サンプルをSIMSに
よって分析し、各層に混入するカーボン不純物プロフィ
ルを調べた。
実施例の場合と比較例の場合の各サンプルをSIMSに
よって分析し、各層に混入するカーボン不純物プロフィ
ルを調べた。
【0048】図2は、比較例のサンプルの深さ方向のS
IMS分析データを示す。p+ 型GaAs層51でカー
ボンドープ源に用いられたTMGのメモリ効果によっ
て、その上のAl0.25Ga0.75As層52においても1
×1018atoms/cm3 を越える残留カーボンが混
入していることが判る。
IMS分析データを示す。p+ 型GaAs層51でカー
ボンドープ源に用いられたTMGのメモリ効果によっ
て、その上のAl0.25Ga0.75As層52においても1
×1018atoms/cm3 を越える残留カーボンが混
入していることが判る。
【0049】したがって、AlGaAs層52において
は、1×1018atoms/cm3程度のSiをドープ
してもn型転換することができていない。このようなサ
ンプルをデバイス用材料に用いることはできない。
は、1×1018atoms/cm3程度のSiをドープ
してもn型転換することができていない。このようなサ
ンプルをデバイス用材料に用いることはできない。
【0050】また、GaAs層53においても、5×1
017atoms/cm3 程度の残留カーボンが検出され
ているが、この層はSiの高濃度ドープ層であり、キャ
リア濃度2×1018cm-3のn型に転換している。
017atoms/cm3 程度の残留カーボンが検出され
ているが、この層はSiの高濃度ドープ層であり、キャ
リア濃度2×1018cm-3のn型に転換している。
【0051】一方、前記した実施例サンプルのSIMS
分析結果を図3に示す。図3は、特にカーボン濃度のみ
について分析したデータを示している。p+ 型GaAs
層40で4×1019cm-3程度ドープされたカーボンの
n型Al0.25Ga0.75As層41への混入が、検出限界
以下(2×1017atoms/cm3 以下)まで抑制さ
れていることが判る。n型GaAs層42のカーボン汚
染も検出限界以下に抑えられている。
分析結果を図3に示す。図3は、特にカーボン濃度のみ
について分析したデータを示している。p+ 型GaAs
層40で4×1019cm-3程度ドープされたカーボンの
n型Al0.25Ga0.75As層41への混入が、検出限界
以下(2×1017atoms/cm3 以下)まで抑制さ
れていることが判る。n型GaAs層42のカーボン汚
染も検出限界以下に抑えられている。
【0052】p型成長層にTMGを用いてカーボンドー
プする場合、TMGのみをガリウムソースとすることも
できる。ただし、用いるTMGの量は多くなる。成長層
の成長速度を低下させずに所定量のカーボンをドープ
し、かつその上に成長する層へのカーボンメモリ効果を
一層低下させるには、カーボンドープ時に供給するII
I族元素ソースをTMGとTEGの混合ソースとするこ
とがより好ましい。
プする場合、TMGのみをガリウムソースとすることも
できる。ただし、用いるTMGの量は多くなる。成長層
の成長速度を低下させずに所定量のカーボンをドープ
し、かつその上に成長する層へのカーボンメモリ効果を
一層低下させるには、カーボンドープ時に供給するII
I族元素ソースをTMGとTEGの混合ソースとするこ
とがより好ましい。
【0053】本発明者らの研究によれば、特にTEGの
供給量をTMGより多くし、かつ成長時の下地結晶温度
を520℃以下に保持すれば、第2の成長層へのカーボ
ンメモリ効果を抑制することができることが判った。T
MGの供給量を減らしてもTEGを同時供給することに
より、成長速度を確保し、かつ成長層中に所定濃度のカ
ーボンをドープすることが可能である。
供給量をTMGより多くし、かつ成長時の下地結晶温度
を520℃以下に保持すれば、第2の成長層へのカーボ
ンメモリ効果を抑制することができることが判った。T
MGの供給量を減らしてもTEGを同時供給することに
より、成長速度を確保し、かつ成長層中に所定濃度のカ
ーボンをドープすることが可能である。
【0054】前述の例では、AlGaAs層41の成長
時における〔V〕/〔III〕比が12.5であった。
この場合について十分なカーボンメモリ効果の抑制が得
られることを述べた。さらに、AlGaAs層41成長
時における残留カーボン濃度を〔V〕/〔III〕比の
関数として示したのが図4である。
時における〔V〕/〔III〕比が12.5であった。
この場合について十分なカーボンメモリ効果の抑制が得
られることを述べた。さらに、AlGaAs層41成長
時における残留カーボン濃度を〔V〕/〔III〕比の
関数として示したのが図4である。
【0055】カーボン混入濃度は、前記SIMSよりさ
らに高感度の分析によって調べた。図4で、〔V〕/
〔III〕比20の時、下方に位置する黒丸データ
(1.5×1016atoms/cm3 )は、TMGの供
給量をさらに約0.5sccm(約1/5)に低下させ
た場合のデータを示す。
らに高感度の分析によって調べた。図4で、〔V〕/
〔III〕比20の時、下方に位置する黒丸データ
(1.5×1016atoms/cm3 )は、TMGの供
給量をさらに約0.5sccm(約1/5)に低下させ
た場合のデータを示す。
【0056】図4は、カーボンドープ成長層材料がGa
As、AlGaAs系の場合、上述の条件で成長時に供
給する〔V〕/〔III〕比を10以上とすることによ
り、残留カーボン濃度を3〜4×1017atoms/c
m3 以下に抑制しうること、すなわち5×1017cm-3
以上のキャリア濃度を有する成長層の伝導型およびキャ
リア濃度が制御できることを示している。同様の結果
は、他の条件、たとえばTMG供給量を変更した時にも
得られるものと考えられる。
As、AlGaAs系の場合、上述の条件で成長時に供
給する〔V〕/〔III〕比を10以上とすることによ
り、残留カーボン濃度を3〜4×1017atoms/c
m3 以下に抑制しうること、すなわち5×1017cm-3
以上のキャリア濃度を有する成長層の伝導型およびキャ
リア濃度が制御できることを示している。同様の結果
は、他の条件、たとえばTMG供給量を変更した時にも
得られるものと考えられる。
【0057】HBTを作成する場合、同一成長温度でカ
ーボンドープのp+ 型ベース領域、n型エミッタ領域を
成長する場合を説明したが、カーボンドープベース領域
の成長温度をエミッタ領域の成長温度と異ならせてもよ
い。
ーボンドープのp+ 型ベース領域、n型エミッタ領域を
成長する場合を説明したが、カーボンドープベース領域
の成長温度をエミッタ領域の成長温度と異ならせてもよ
い。
【0058】ただし、カーボンドープ層に続くn型層ま
たは低不純物濃度層の成長においては、TMGのメモリ
効果を低減するために成長温度は約520℃以下とする
ことが好ましい。成長温度が低下すると、セル壁等に残
留したTMGが再蒸発しても、それが分解し、成長層に
取り込まれる確率が減少するものと考えられる。
たは低不純物濃度層の成長においては、TMGのメモリ
効果を低減するために成長温度は約520℃以下とする
ことが好ましい。成長温度が低下すると、セル壁等に残
留したTMGが再蒸発しても、それが分解し、成長層に
取り込まれる確率が減少するものと考えられる。
【0059】成長速度が減少すればカーボンを取り込む
確率は必ずしも減少しないが、TEG等のカーボンソー
スとなりにくいソースガスを用いることにより、成長速
度を確保しつつTMGのメモリ効果を低減することが可
能となる。
確率は必ずしも減少しないが、TEG等のカーボンソー
スとなりにくいソースガスを用いることにより、成長速
度を確保しつつTMGのメモリ効果を低減することが可
能となる。
【0060】なお、製造するHBTの構成は前述のもの
に限らない。たとえば、コレクタ層の組成をGaAsか
ら連続的にAlGaAsに変化させてもよい。また、H
BTの他に、他の半導体装置を形成することもできる。
たとえば、カーボンドープのp型層とカーボンをドープ
しないn型またはi型層が隣接したダイオード構造の電
子デバイスまたは光デバイスを形成することもできる。
に限らない。たとえば、コレクタ層の組成をGaAsか
ら連続的にAlGaAsに変化させてもよい。また、H
BTの他に、他の半導体装置を形成することもできる。
たとえば、カーボンドープのp型層とカーボンをドープ
しないn型またはi型層が隣接したダイオード構造の電
子デバイスまたは光デバイスを形成することもできる。
【0061】以上、カーボンドープのp+ 型成長層がG
aAsである場合を説明したが、AlGaAsやInG
aAs等についても同様に本発明を適用しうることはい
うまでもない。また、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能なことは当業者に自明であろう。
aAsである場合を説明したが、AlGaAsやInG
aAs等についても同様に本発明を適用しうることはい
うまでもない。また、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能なことは当業者に自明であろう。
【0062】
【発明の効果】以上実施例を用いて説明したように、本
発明によれば、ガスソースMBE法で高濃度カーボンド
ープp+ 型層を形成後、その上層に混入する残留カーボ
ン濃度を効果的に抑制することができる。
発明によれば、ガスソースMBE法で高濃度カーボンド
ープp+ 型層を形成後、その上層に混入する残留カーボ
ン濃度を効果的に抑制することができる。
【0063】したがって、高濃度p+ 型層を活性層に有
する半導体装置、たとえばHBT等を高精度に製造する
ことができる。
する半導体装置、たとえばHBT等を高精度に製造する
ことができる。
【図1】本発明の実施例を示す。図1(A)はHBTの
断面図、図1(B)は製造に用いるガスソースMBE装
置のグロースチャンバの構成を示す断面図である。
断面図、図1(B)は製造に用いるガスソースMBE装
置のグロースチャンバの構成を示す断面図である。
【図2】図1の装置で従来技術により成長させた比較例
サンプルの厚み方向のSIMS分析結果を示すグラフで
ある。
サンプルの厚み方向のSIMS分析結果を示すグラフで
ある。
【図3】図1の装置で成長させた実施例サンプルの厚み
方向のカーボン分布データ(SIMS分析)のグラフで
ある。
方向のカーボン分布データ(SIMS分析)のグラフで
ある。
【図4】TMG供給による高濃度カーボンドープGaA
s層上のGaAs系成長層についての供給〔V〕/〔I
II〕比と成長層の残留カーボン濃度の関係を示すデー
タのグラフである。
s層上のGaAs系成長層についての供給〔V〕/〔I
II〕比と成長層の残留カーボン濃度の関係を示すデー
タのグラフである。
1 基板 2 コレクタ層 3 ベース層 4 エミッタ層 5 コンタクト層 10 グロースチャンバ 12 排気管 14 ホルダ 16 下地結晶 18 ヒータ 20 RHEED銃 22 RHEEDスクリーン 24、25、26、27 ガスセル 28、29、30、31 シャッタ 32 液体窒素シェラウド 40 カーボンドープp+ 型GaAs層 41 n型AlGaAs層 42 n型GaAs層 50 下地結晶 51 カーボンドープp+ 型GaAs層 52 AlGaAs層 53 n型GaAs層 S ガス導入管 V バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73
Claims (4)
- 【請求項1】 カーボンのドープ源となる第1のIII
族元素の有機化合物をIII族元素ソースとして用いて
カーボンドープのp型III−V族化合物半導体層を成
長させるカーボンドープ成長工程と、 その後、カーボンのドープ源となり難い第2のIII族
元素の有機化合物のみをIII族元素ソースとして用
い、前記第1のIII族元素の有機化合物が容易には分
解しにくい成長温度で、V族元素のモル供給率とIII
族元素のモル供給率の比、V/III比、を10以上と
してカーボン含有量の低いIII−V族化合物半導体層
を成長させるカーボンノンドープ成長工程とを含む半導
体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記成長温度が約520℃以下である請
求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1のIII族元素の有機化合物が
トリメチルガリウムであり、前記p型III−V族化合
物半導体層がp型GaAs層であり、前記第2のIII
族元素の有機化合物がトリエチルガリウムであり、同時
にIII族元素としてアルミニウムの有機化合物とn型
不純物ソースとを供給する請求項1ないし2記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記カーボンドープ成長工程をIII族
ソースとして前記第2のIII族元素の有機化合物も同
時に供給し、前記成長温度で行なう請求項1〜3のいず
れかに記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256960A JPH06112123A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256960A JPH06112123A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06112123A true JPH06112123A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17299765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4256960A Withdrawn JPH06112123A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06112123A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019212677A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 有機金属分子線エピタキシー方法及び装置 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4256960A patent/JPH06112123A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019212677A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 有機金属分子線エピタキシー方法及び装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |