JPH06112132A - 有機金属気相成長装置 - Google Patents

有機金属気相成長装置

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JPH06112132A
JPH06112132A JP25514592A JP25514592A JPH06112132A JP H06112132 A JPH06112132 A JP H06112132A JP 25514592 A JP25514592 A JP 25514592A JP 25514592 A JP25514592 A JP 25514592A JP H06112132 A JPH06112132 A JP H06112132A
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JP
Japan
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substrate
gas
gas supply
supply nozzle
film
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JP25514592A
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Youji Yamada
羊治 山田
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反応生成物粉塵による膜欠陥の発生を防止でき
る装置、およびドーピング元素が均一に十分にドーピン
グされた膜を良好に成膜できる装置を提供する。 【構成】水平方向に搬送される基板1の下面(成膜面)
に対して有機金属ガス供給ノズル2が、その軸と基板1
とのなす角度α1 が0°<α1 <90°となり、かつ、
ノズルの開口部21の基板1に対向していない縁部が対
向している縁部を通る基板1に垂直な面よりも引っ込ん
でいるように配置された装置とする。ノズルに粉塵溜ま
り部22を設けるとより好適である。また、ノズル軸と
基板とのなす角度がそれぞれ異なるノズルを複数個設
け、基板1の同一箇所に同時に複数種のガスを供給でき
る装置とすると均一なドーピング膜を得ることが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、有機金属気相成長装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】有機金属気相成長法(MOCVD法)に
おいて、成膜する基板上へのガス供給法としては、従
来、図3の要部説明図に示すように反応室5内の基板ホ
ルダー4上に水平に装着された基板1の成膜面にガスを
垂直に吹きつけて点線矢印のように流すバーティカル型
と、図4の要部説明図に示すように反応室5内の基板ホ
ルダー4に垂直に装着された基板1の成膜面に沿って点
線矢印のようにガスを流すバレル型とが多用されてき
た。しかしながら、これらの方法では均一な膜厚に成膜
することが難しく、また、基板上への塵埃の付着,有機
金属ガス反応生成物の粉塵の付着などにより膜欠陥が発
生し、それらの結果として、膜の大面積化が難しいとい
う問題があった。このような問題の改善策として、図5
の要部説明図に示すように、反応性ガスを満たした反応
室5内で基板1を水平方向に矢印Aのように搬送しなが
ら、基板1の下面にガス供給ノズル2から有機金属ガス
を点線矢印のように垂直に吹きつけて成膜する方法が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
反応性ガス雰囲気中で基板を水平方向に搬送しながら、
基板下面に有機金属ガスを垂直に吹きつける方法におい
ても、有機金属ガス反応生成物の粉塵による膜欠陥の問
題を十分に解決するには至っていない。これは、反応室
内側壁,上壁および基板ホルダーに堆積した反応生成物
が剥がれて生じた粉塵がガス供給ノズル内に落ち込み、
ノズルからのガス吹き出しにより舞い上がり、基板下面
(成膜面)に付着するためである。
【0004】また、前述のように、基板下面に有機金属
ガスを垂直に吹きつける方法の場合、図6の要部説明図
に示すように、ガス供給ノズル2より吹き出したガスが
点線矢印のように基板1の下面で反射するため、成膜に
使われるガスの使用効率向上が難しくなる。すなわち、
反応がガス供給量に依存する段階においては、ガス流量
(流速)を増大させることにより成膜速度を速くするこ
とが図られるが、流速を速くすると基板で反射するガス
分量が増えるために、基板上で反応せず排気されるガス
分量が増え、期待するほど使用効率が向上しないことに
なる。
【0005】前記のような反応生成物の粉塵の付着とガ
ス使用効率の問題を解決するには、バレル型に見られる
ように基板に対してガスの流れを水平にすればよいが、
図7の要部説明図に示すように、基板1を基板ホルダー
4およびマスク6で固定する場合には、ガスの流れと基
板表面との間に微妙な空間が生じ、成膜効率を低下させ
ることになる。
【0006】また、第一の有機金属ガスを用いてMOC
VD法で成膜中に別の有機金属ガスを流して膜中にこの
別の金属をドーピングして、所要の機能性膜を成膜する
ことも行われているが、この場合、上述の基板を水平方
向に搬送しながら基板下面に有機金属ガスを垂直に吹き
つける方法では、図8の要部説明図に示すように、ガス
供給ノズル2で第一の有機金属ガスを吹き出させてこの
ガスと反応性ガスが基板1上で反応を起こした後で(母
体となる膜7がある程度成膜された後で)、ガス供給ノ
ズル2a,ノズル2b・・・で次々と別の有機金属ガス
を吹き出して反応を起こさせてこれらの有機金属をドー
ピングさせることになるので、ドーピング元素が膜中に
均一に、また、十分に拡散されないという問題があっ
た。この問題は、ドーピングすべき元素が増え、2番目
以降のガス供給ノズルの位置が第一の有機金属ガスのノ
ズルから離れれば離れるほど深刻となる。これを解決す
る方法としては、第一の有機金属ガスとドーピングに用
いる有機金属ガスとを混合して、一つのノズルから吹き
出させることが最も有効であるが、混合することにより
有機金属ガス間で反応が起きる場合には、この手段は採
ることができない。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、反応生成物の粉塵がガス供給ノズル内に落
ち込み、その粉塵がガスと共に吹き出して成膜中に基板
表面に付着して膜欠陥が発生するのを防止することので
きる有機金属気相成長装置を提供することを解決しよう
とする第一の課題とする。また、第一の有機金属ガスに
より成膜される膜中に別の有機金属ガスによるドーピン
グ元素を均一に十分にドーピングさせることのできる有
機金属気相成長装置を提供することを解決しようとする
第二の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の第一の課題は、こ
の発明によれば、反応性ガスの満たされた反応室内で水
平方向に搬送される基板の下面にガス供給ノズルで有機
金属ガスを供給してこの基板の下面に機能性膜を成膜す
る有機金属気相成長装置において、ガス供給ノズルの軸
と基板の下面とのなす角度α1 が0°<α1 <90°で
あり、かつ、ガス供給ノズルのガス吹き出し口の基板に
対向していない縁部が基板に対向している縁部を通る基
板に垂直な面よりも引っ込んでいる構成の有機金属気相
成長装置とすることによって解決される。
【0009】このとき、さらに、ガス供給ノズルのガス
吹き出し口の向きを基板の搬送方向と反対の方向とし、
装置の真空排気口を基板の搬送方向と反対側に設け、か
つ、基板搬送速度可変機構を設けた装置とすると、ガス
の使用効率,生産性の向上を図ることが可能となるので
好ましい。また、ガス供給ノズルまたはガス供給ノズル
へのガス配管ラインの途中に有機金属ガスの反応生成物
粉塵の溜まり部を設けるとより好適である。
【0010】また、上記の第二の課題は、前記の第一の
課題を解決できる有機金属気相成長装置において、ガス
供給ノズルの軸と基板の下面とのなす角度α1 がそれぞ
れ異なるガス供給ノズルを複数個設け基板の同一箇所に
同時に複数種のガスを供給することができる有機金属気
相成長装置とすることによって解決される。
【0011】
【作用】水平方向に搬送される基板の成膜面である下面
とガス供給ノズルの軸とがなす角度α1 を0°<α1
90°とし、かつ、ガス供給ノズルのガス吹き出し口の
基板に対向していない縁部が基板に対向している縁部を
通る基板に垂直な面よりも引っ込んでいる構成としたこ
とにより、反応室側壁,上壁から剥離して落ちてくる反
応生成物の粉塵がノズル内に落ち込むことを防ぐことが
でき、反応生成物の粉塵による膜欠陥の発生を防ぐこと
が可能となる。特に基板が大型になるほど従来技術との
差が大きくなり有効である。α1 が0に近ければ近いほ
ど効果的である。また、ガス供給ノズルのガス吹き出し
口の向きを基板の搬送方向と反対の方向とし、装置の真
空排気口を基板の搬送方向と反対側に設けると、ガスの
流れが基板面に平行な層流となり、ガス吹きつけ位置で
反応せずに残っていたガスが基板後方で反応して成膜に
寄与するのでガスの使用効率が良くなる。その際、基板
搬送速度が一定であると、基板搬送方向において基板後
方の膜厚が基板前方の膜厚より厚くなるが、この現象は
基板搬送速度を可変できる機構を付設し、ガス吹きつけ
位置での基板搬送速度を基板の前方より後方に向かって
適度に加速していくことによって避けることができ、こ
れは、さらに生産性とガスの使用効率を向上させること
になるので好ましい。
【0012】上述のような装置としても、有機金属ガス
の反応生成物の粉塵がノズル内に落下してくるのを完全
に無くすことは難しく、極僅かであるにしろ粉塵がノズ
ル内に落下してきて、これがガスの流れにのって吹き出
されて膜欠陥を発生させる。このため、ノズル内または
ノズルへのガス配管ライン内にガスの流れる通路から外
れた粉塵溜まり部を設け、落下してきた粉塵をここに溜
めて、ガスの流れにのらないようにしてしまうとよい。
さらに、この場合、ガス流量,反応室内成膜圧力を適切
に選んで粉塵溜まり部下部を外部に開口可能とし、ノズ
ル内へ落下してくる粉塵を開口部より外部へ放出できる
ようにすると、粉塵溜まり部内清掃回数を減らすことが
でき、装置の稼働性がよくなるので望ましい。
【0013】次に、上記の装置において、ガス供給ノズ
ルの軸と基板の下面とのなす角度α 1 がそれぞれ異なる
ガス供給ノズルを複数個設け基板の同一箇所に同時に複
数種のガスを供給することができるような構成とする
と、膜中にドーピング元素を均一に含んだ機能性膜を良
好に成膜することができる。すなわち、このような装置
を用いると、一つのノズルから母体となる膜を成膜する
ガスを吹き出して基板上で反応させながら、その反応を
起こしているところへ他のノズルからドーピング元素を
反応生成するガスを吹き出させて反応させることがで
き、膜中にドーピング元素を均一に十分ドーピングする
ことが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。 実施例1 図1は、この発明の第一の課題を解決するための一実施
例のMOCVD装置の要部説明図を示す。反応性ガスの
満たされた反応室内(図示はしてない)で、矢印Aのよ
うに水平方向に搬送される基板1の下面に対して、ガス
吹き出し口である開口部21が長方形のガス供給ノズル
2が、開口部21を矢印Aと反対方向に向け、開口部2
1の長方形の長手方向の一辺の縁部を基板1の下面に平
行とし、その軸と基板1の下面とのなす角度α1 が45
°となるように配置されている。そうして、開口部21
は基板1の下面に対して、開口部21の長方形の長手方
向の基板1に対向する一辺の縁部を通り基板1の下面に
垂直な架空の平面Xと開口部の形成する架空の平面Yと
がなす角β1 が15°となるよう傾いて開口している。
すなわち、開口部21の長方形の長手方向の一辺の縁部
に対して開口部21の他の縁部は基板1の下面よりの距
離に応じて面Xよりも引っ込んでいることになる。3は
ガス供給ノズル2に有機金属ガスを供給するガス配管で
あり、ガス供給ノズル2とガス配管3との連結部で点線
矢印で示すガスの流れより外れたガス供給ノズル2の下
の部分22が反応生成物の粉塵の粉塵溜まり部を形成し
ている。また、この装置では、図示はしてないが、反応
室の排気口は基板の搬送方向とは逆の部位に設けられて
おり、さらに、基板の搬送速度の可変機構が付設されて
いて、必要に応じて搬送速度を変えることが可能であ
る。
【0015】上述のような装置を用いて、発光層をMO
CVDで形成してEL素子を作製した。透明電極を形成
した大きさ200mm×150mmの基板を用い、反応
性ガス硫化水素H2 Sを満たした反応室内で透明電極を
下面として基板を水平方向に搬送しながら、下面に有機
金属ガスDMZn(ジメチル亜鉛:Zn(CH3 2
を吹きつけて発光層を成膜し、続いて、その上に電極を
形成してEL素子とする。このようにして作製した10
個のサンプルについて、成膜後の発光層面の粉塵付着に
よる膜欠陥の数、およびエージング工程での製品特性の
良否を調べた。なお、この場合は、基板の搬送は一定速
度で行った。
【0016】その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】比較例1 比較のために、発光層の成膜に関して、有機金属ガスの
ガス供給ノズルを従来の図5に示したような基板に対し
て垂直なノズルに変えたこと以外は実施例1と同様にし
てEL素子を作製し、この比較例1の10個のサンプル
について同様に膜欠陥の数およびエージング工程での製
品特性の良否を調べた。その結果を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表1および表2より、実施例1においては
比較例1よりも膜欠陥が非常に少なくなっており、その
結果、エージング工程で特性不良となる製品が大幅に減
少して良品率が30パーセントから70パーセントと向
上していることが判る。この発明の効果は明がである。 実施例2 図2は、この発明の第二の課題を解決するための一実施
例のMOCVD装置の要部縦断面図を示すもので、図1
に示した装置に、さらに、図1に示したガス供給ノズル
と同一構造で別の有機金属ガスを吹き出すガス供給ノズ
ル2aが付加されている。図1に示した装置と同じ部位
には同一符号が付してある。ガス供給ノズル2aの軸と
基板1のなす角度α2 は30°、開口部21aは開口部
21aの基板の下面に平行な長方形の長手方向の一辺の
縁部を通り基板1の下面に垂直な架空の平面Xa と開口
部の形成する架空の平面Ya とのなす角β2 が30°と
なるように傾いて開口しており、ガス供給ノズル2aは
その吹き出すガスが基板上のガス供給ノズル2から吹き
出すガスが吹きつけられる場所と同じ場所に吹きつけら
れるように相対的に配置されている。
【0021】上述のような装置を用い、適当な元素をド
ーピングされた膜を発光層とするEL素子を作製する。
反応性ガスとしてのH2 Sの満たされた反応室内で、実
施例1と同様な基板を透明電極を下面として水平方向に
搬送しながら、ガス供給ノズル2からDMZnを,ガス
供給ノズル2aからBCPM(ビスメチルシクロペンタ
ジエニルマンガン:Mn(CH3 5 4 2 )を同時
に同じ場所に吹きつけて反応させ、Mnのドーピングさ
れたZnS膜を成膜した。この場合、基板搬送方向前部
から後部へ向かっての膜厚をより均一となるようにする
ために、基板の搬送速度を基板後部がガス吹き出し位置
に近づくにつれて速くなるように変化させながら成膜を
行った。続いて、その上に電極を形成してEL素子とし
た。
【0022】比較例2 比較のために、発光層の成膜に関して、成膜用の有機金
属ガスのガス供給ノズル2およびドーピング用の有機金
属ガスのガス供給ノズル2aを従来の図8に示したよう
な基板に対して垂直なノズルに変え、かつ、基板の搬送
速度を一定としたこと以外は実施例2と同様にしてEL
素子を作製した。
【0023】これら実施例2および比較例2の素子につ
いて、発光層の膜厚方向のドーピング元素の均一性と拡
散性を走査型電子顕微鏡(SEM)で調べた。その結果
を図9の線図に示す。図9において、横軸は発光層断面
の基板側から膜表面に向かっての位置を示し、縦軸はS
EMで調べたドーピング元素の強度を示す。図9に見ら
れるように、実施例2は比較例2よりもドーピング元素
が多量に均一に分布している。このことより、この発明
の装置を用いて、反応性ガスの満たされた反応室内で、
ガス供給ノズル2から第一の有機金属ガスを吹き出して
反応させ成膜を行いながら同時に同じ場所に第二のガス
供給ノズル2aから別の第二の有機金属ガスを吹き出し
て反応させて生成したドーピング元素を膜中にドーピン
グすることにより、ドーピング元素が均一に十分な量で
ドーピングされた膜を得ることが可能となることは明ら
かである。
【0024】また、これらの素子の輝度─電圧特性を調
べた。その結果を図10の線図に示す。図10に見られ
るように、実施例2の素子は比較例2の素子に比して輝
度が平均で20cd/m2 向上している。これはドーピ
ング元素が発光層の膜内に均一に多量にドーピングされ
たことによるものであり、この発明の効果は明らかであ
る。
【0025】上述の実施例1においては、ガス供給ノズ
ル2の軸と基板1とのなす角度α1を45°,開口部2
1の長方形の長手方向の基板1に平行に対向する一辺の
縁部を通り基板1の下面に垂直な架空の平面Xと開口部
の形成する架空の平面Yとがなす角β1 を15°とした
が、これに限定されるものではなく、0°<α1 <90
°,0°<β1 の範囲内で同様に有効である。また、実
施例2のα2 ,β2 は0°<α1 <α2 <90°,0°
<β2 の範囲内で同様に有効である。さらに、ドーピン
グ元素が1種類でなくn種類の場合には、ドーピング元
素用のガス供給ノズルをn本とし、0°<αn <αn-1
<・・・<α2 <α1 <90°,0°<β1,β2,・・
・,βn-1 ,βn とすればよい。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、水平方向に搬送され
る基板の下面にガス供給ノズルで有機金属ガスを供給し
てこの基板の下面に機能性膜を成膜する有機金属気相成
長装置において、ガス供給ノズルの軸と基板の下面との
なす角度α1 が0°<α1 <90°であり、かつ、ガス
供給ノズルのガス吹き出し口の基板に対向していない縁
部が基板に対向している縁部を通る基板に垂直な面より
も引っ込んでいる装置とする。このような装置を用いる
ことにより、ガス反応生成物の粉塵による膜欠陥の少な
い良好な膜を成膜することが可能となる。このとき、ガ
ス供給ノズルのガス吹き出し口の向きを基板の搬送方向
と反対の方向とし、装置の真空排気口を基板の搬送方向
と反対側に設けた構成とするとガスの使用効率が向上す
る効果が得られて好適である。また、基板搬送速度可変
機構を設けると膜厚をより均一に成膜することができて
好適である。さらにまた、ガス供給ノズルまたはガス供
給ノズルへのガス配管ラインの途中に有機金属ガスの反
応生成物粉塵の溜まり部を設けることにより、膜欠陥の
発生をより少なくすることができて好適である。
【0027】また、上述の装置において、さらに、ガス
供給ノズルの軸と基板の下面とのなす角度α1 が異なる
ガス供給ノズルを複数個設け基板の同一箇所に同時に複
数種のガスを供給することができる構成とすると、一種
あるいは多種類のドーピング元素が均一に十分にドーピ
ングされた膜を成膜することが可能となる。このような
装置を用いることにより、例えば、特性良好で輝度の高
いEL素子を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の課題を解決するための装置の
一実施例の要部説明図
【図2】この発明の第二の課題を解決するための装置の
一実施例の要部説明図
【図3】従来のバーティカル型の装置の一例の要部説明
【図4】従来のバレル型の装置の一例の要部説明図
【図5】従来の基板水平搬送型の装置の要部説明図
【図6】図5の装置における基板でのガスの反射を示す
要部説明図
【図7】図5の装置における基板の基板ホルダーへの取
り付け状態を示す要部説明図
【図8】図5の装置においてドーピング元素をドーピン
グするためにさらにガス供給ノズルを付設した一例を示
す要部説明図
【図9】膜断面のSEMによるドーピング元素の分布状
態を示す線図
【図10】EL素子サンプルの輝度─電圧特性を示す線
【符号の説明】
1 基板 2 ガス供給ノズル 2a ガス供給ノズル 3 ガス配管 4 基板ホルダー 5 反応室 6 マスク 7 膜 21 開口部 21a 開口部 22 粉塵溜まり部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応性ガスの満たされた反応室内で水平方
    向に搬送される基板の下面にガス供給ノズルで有機金属
    ガスを供給してこの基板の下面に機能性膜を成膜する有
    機金属気相成長装置において、ガス供給ノズルの軸と基
    板の下面とのなす角度α1 が0°<α1 <90°であ
    り、かつ、ガス供給ノズルのガス吹き出し口の基板に対
    向していない縁部が基板に対向している縁部を通る基板
    に垂直な面よりも引っ込んでいることを特徴とする有機
    金属気相成長装置。
  2. 【請求項2】ガス供給ノズルのガス吹き出し口の向きを
    基板の搬送方向と反対の方向とし、反応室の真空排気口
    を基板の搬送方向と反対側に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の有機金属気相成長装置。
  3. 【請求項3】基板搬送速度可変機構を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の有機金属気相成長装置。
  4. 【請求項4】ガス供給ノズルまたはガス供給ノズルへの
    ガス配管ラインの途中に有機金属ガスの反応生成物粉塵
    の溜まり部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3
    のうちのいずれかに記載の有機金属気相成長装置。
  5. 【請求項5】ガス供給ノズルの軸と基板の下面とのなす
    角度α1 がそれぞれ異なるガス供給ノズルを複数個設け
    基板の同一箇所に同時に複数種のガスを供給することが
    できることを特徴とする請求項1ないし4のうちのいず
    れかに記載の有機金属気相成長装置。
JP25514592A 1992-09-25 1992-09-25 有機金属気相成長装置 Pending JPH06112132A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506761A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 基板に対する改善されたコーティングのための非直交ジオメトリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013506761A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 基板に対する改善されたコーティングのための非直交ジオメトリ

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