JPH061130Y2 - 煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医療用皿 - Google Patents
煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医療用皿Info
- Publication number
- JPH061130Y2 JPH061130Y2 JP1988135422U JP13542288U JPH061130Y2 JP H061130 Y2 JPH061130 Y2 JP H061130Y2 JP 1988135422 U JP1988135422 U JP 1988135422U JP 13542288 U JP13542288 U JP 13542288U JP H061130 Y2 JPH061130 Y2 JP H061130Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medical
- dish
- steel plate
- medical dish
- deformation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、医師が医療を行う際に使用する医療器具載置
用皿特に制振鋼板からなる医療用皿の改良に関するもの
である。
用皿特に制振鋼板からなる医療用皿の改良に関するもの
である。
[従来の技術] 医師が医療を行うに当って、注射器、メス、ピンセッ
ト、鉗子等の医療器具を載置する医療用皿は、従来から
ステンレスなどの不錆性金属板を絞り加工によって形成
してなる金属製医療用皿が用いられていた。
ト、鉗子等の医療器具を載置する医療用皿は、従来から
ステンレスなどの不錆性金属板を絞り加工によって形成
してなる金属製医療用皿が用いられていた。
このような金属製医療用皿は、錆が殆ど発生せず外観が
綺麗であるため、診療者及び受診者に衛生上の安心感を
与え好評であるが、他方診療室、施術室等の病院内で使
用する場合、金属音が発生するので、患者に精神的な苦
痛や不安感を与える等の欠点がある。
綺麗であるため、診療者及び受診者に衛生上の安心感を
与え好評であるが、他方診療室、施術室等の病院内で使
用する場合、金属音が発生するので、患者に精神的な苦
痛や不安感を与える等の欠点がある。
上記の金属製医療用皿の欠点である金属音の低減を図る
医療用皿として、実開昭61-85207号公報には、合計厚さ
が0.5〜1.6mmとなる2枚の金属板の間に80〜1
80μの制振性能を有する粘弾性物質、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸重合体或いはこれらの変生物からなる物質をコアと
して介入熱圧着した構造を有する板材からなる金属製医
療用皿が開示されている。
医療用皿として、実開昭61-85207号公報には、合計厚さ
が0.5〜1.6mmとなる2枚の金属板の間に80〜1
80μの制振性能を有する粘弾性物質、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸重合体或いはこれらの変生物からなる物質をコアと
して介入熱圧着した構造を有する板材からなる金属製医
療用皿が開示されている。
上記の金属製医療用皿の制振鋼板に使用する粘弾性物
質、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸重合体或いはこれらの変性物から
なる物質は熱可塑性である。
質、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸重合体或いはこれらの変性物から
なる物質は熱可塑性である。
[考案が解決しようとする課題] 従来の金属製医療用皿は、上記の如く構成されており、
前記の欠点である金属音の低減は図れたものの、煮沸消
毒に対する配慮は何等されていない。この金属製医療用
皿を煮沸消毒する際に、熱によって、皿がねじれると言
う不具合を生じ、煮沸消毒が出来ないと言う問題点が生
じた。
前記の欠点である金属音の低減は図れたものの、煮沸消
毒に対する配慮は何等されていない。この金属製医療用
皿を煮沸消毒する際に、熱によって、皿がねじれると言
う不具合を生じ、煮沸消毒が出来ないと言う問題点が生
じた。
この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたものである。
れたものである。
即ち本考案は、煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医
療用皿を提供することを目的とするものである。
療用皿を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、医療用皿がねじれを起こす要因には、金型の
仕上、金属板の特性、樹脂の特性、煮沸消毒後の冷却が
考えられ、これらの要因について検討した結果、特定の
樹脂種類について、その厚みを特定するだけで煮沸消毒
後の変形を実質的に防止できることを知見したことに基
づいてなされたものである。
仕上、金属板の特性、樹脂の特性、煮沸消毒後の冷却が
考えられ、これらの要因について検討した結果、特定の
樹脂種類について、その厚みを特定するだけで煮沸消毒
後の変形を実質的に防止できることを知見したことに基
づいてなされたものである。
本考案は、防錆処理を施した鋼板若しくはステンレス鋼
板間に厚さ20〜80μの熱硬化性樹脂を挾んだ制振鋼
板からなることを特徴とする煮沸消毒後の耐ねじれ変形
性の優れた医療用皿である。
板間に厚さ20〜80μの熱硬化性樹脂を挾んだ制振鋼
板からなることを特徴とする煮沸消毒後の耐ねじれ変形
性の優れた医療用皿である。
[作用] 本考案の医療用皿は、後述する実施例に示す如く、制振
鋼板のコアとしての樹脂の厚みが20〜80μと薄いの
で、樹脂及び鋼板の弾性歪が小さく煮沸しても変形は小
さい範囲に止まる。
鋼板のコアとしての樹脂の厚みが20〜80μと薄いの
で、樹脂及び鋼板の弾性歪が小さく煮沸しても変形は小
さい範囲に止まる。
本考案の医療用皿のコアとしての樹脂の厚みは、後述す
る実施例の第5図に示す如く、80μを越えると、煮沸
後のねじれ変形が大となり、20μ未満の場合は、制振
効果が充分でなく又接着性が悪くなるので上記の如く、
樹脂の厚みを20〜80μと特定した。
る実施例の第5図に示す如く、80μを越えると、煮沸
後のねじれ変形が大となり、20μ未満の場合は、制振
効果が充分でなく又接着性が悪くなるので上記の如く、
樹脂の厚みを20〜80μと特定した。
樹脂については、熱硬化性樹脂であれば、煮沸温度にお
いても溶融することはなく、軟化の程度も少ないので好
ましい。
いても溶融することはなく、軟化の程度も少ないので好
ましい。
尚鋼板は、クロメート又は鍍金等により防錆処理を施し
た鋼板若しくはステンレス鋼板を用いる。
た鋼板若しくはステンレス鋼板を用いる。
また制振鋼板の合計厚みは、0.4mm未満では医療用皿
に注射器、メス、ピンセット、鉗子等の医療器具を載置
し、持ち運ぶ時、変形が起こり易く、台に載置した時、
安定性を欠くことがある。
に注射器、メス、ピンセット、鉗子等の医療器具を載置
し、持ち運ぶ時、変形が起こり易く、台に載置した時、
安定性を欠くことがある。
又、1.6mmを越えた厚さになると医療用皿自体の重量
が重くなり実用的でなくなるので、制振鋼板の合計厚み
は、0.4〜1.6mmとすることが好ましい。
が重くなり実用的でなくなるので、制振鋼板の合計厚み
は、0.4〜1.6mmとすることが好ましい。
次に本考案の実施例について述べる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例である医療用皿の平面図、第
2図は同じく医療用皿の側面図、第3図は第1図におけ
るA−A断面図、第4図は第3図の一部拡大断面図、第
5図は本実施例における樹脂厚みと最大ねじれ変形量と
の関係を示すグラフである。
2図は同じく医療用皿の側面図、第3図は第1図におけ
るA−A断面図、第4図は第3図の一部拡大断面図、第
5図は本実施例における樹脂厚みと最大ねじれ変形量と
の関係を示すグラフである。
図において、1は医療用皿の底面(ステンレス鋼板)、
2は医療用皿の側面、3は医療用皿の縁、4はアクリル
系熱硬化性樹脂からなるコアである。
2は医療用皿の側面、3は医療用皿の縁、4はアクリル
系熱硬化性樹脂からなるコアである。
尚、本実施例の制振鋼板の鋼板は厚み0.3mmのステン
レス鋼板を用いた。
レス鋼板を用いた。
先ず200mm×100mm×5mm大きさの第1図〜第4図
に示したような医療用皿を、0.3mm厚さのステンレス
鋼板2枚にアクリル系熱硬化性樹脂50μ厚さを挾んだ
構成の制振鋼板で作成した。
に示したような医療用皿を、0.3mm厚さのステンレス
鋼板2枚にアクリル系熱硬化性樹脂50μ厚さを挾んだ
構成の制振鋼板で作成した。
この様にして作成した医療用皿について、煮沸消毒を行
い空気中に放置して冷却した。
い空気中に放置して冷却した。
そして煮沸消毒後の最大ねじれ変形量と樹脂の厚みとの
関係を第5図に点線にて示した。
関係を第5図に点線にて示した。
その結果、第5図に示す如く変形は殆どみられなかっ
た。
た。
次に、上記と同様のステンレス鋼板間のコアの樹脂を熱
可塑性ポリエチレンとし、樹脂厚みを変えた200mm×
100mm×5mm大きさの第1図〜第4図に示したような
医療用皿を作成し、その医療用皿の煮沸消毒後の最大ね
じれ変形量と樹脂の厚みとの関係を調べた。その場合の
最大ねじれ変形量は、皿を定盤の上に置き、最大高さの
煮沸前後の増分で表した。その結果を第5図に示す。
可塑性ポリエチレンとし、樹脂厚みを変えた200mm×
100mm×5mm大きさの第1図〜第4図に示したような
医療用皿を作成し、その医療用皿の煮沸消毒後の最大ね
じれ変形量と樹脂の厚みとの関係を調べた。その場合の
最大ねじれ変形量は、皿を定盤の上に置き、最大高さの
煮沸前後の増分で表した。その結果を第5図に示す。
第5図に明らかなごとく、熱可塑性樹脂の厚みが80μ
を越えると、その医療用皿の煮沸消毒後のねじれ変形量
が減少するものの前記アクリル系熱硬化性樹脂の実施例
に比べると変形量は著しく大きい。
を越えると、その医療用皿の煮沸消毒後のねじれ変形量
が減少するものの前記アクリル系熱硬化性樹脂の実施例
に比べると変形量は著しく大きい。
本実施例においては、制振鋼板にステンレス鋼板を用い
たが、他のクロメート又は鍍金等により防錆処理を施し
た鋼板でも同様な結果が得られるものである。
たが、他のクロメート又は鍍金等により防錆処理を施し
た鋼板でも同様な結果が得られるものである。
また本実施例においては、樹脂にアクリル系熱硬化性樹
脂を用いたが、熱硬化性を示す樹脂であればどんな樹脂
でも良い。
脂を用いたが、熱硬化性を示す樹脂であればどんな樹脂
でも良い。
[考案の効果] 本考案の制振鋼板による医療用皿は、従来の金属製医療
用皿と同様に煮沸消毒が可能になり且つ制振性の効果を
奏するものである。
用皿と同様に煮沸消毒が可能になり且つ制振性の効果を
奏するものである。
第1図は本考案の一実施例である医療用皿の平面図、第
2図は同じく医療用皿の側面図、第3図は第1図におけ
るA−A断面図、第4図は第3図の一部拡大断面図、第
5図は本実施例における樹脂厚みと最大ねじれ変形量と
の関係を示すグラフである。 図において、1は医療用皿の底面(ステンレス鋼板)、
2は医療用皿の側面、3は医療用皿の縁、4はアクリル
系熱硬化性樹脂からなるコアである。
2図は同じく医療用皿の側面図、第3図は第1図におけ
るA−A断面図、第4図は第3図の一部拡大断面図、第
5図は本実施例における樹脂厚みと最大ねじれ変形量と
の関係を示すグラフである。 図において、1は医療用皿の底面(ステンレス鋼板)、
2は医療用皿の側面、3は医療用皿の縁、4はアクリル
系熱硬化性樹脂からなるコアである。
Claims (1)
- 【請求項1】防錆処理を施した鋼板若しくはステンレス
鋼板間に厚さ20〜80μの熱硬化性樹脂を挾んだ制振
鋼板からなることを特徴とする煮沸消毒後の耐ねじれ変
形性の優れた医療用皿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988135422U JPH061130Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医療用皿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988135422U JPH061130Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医療用皿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0255926U JPH0255926U (ja) | 1990-04-23 |
| JPH061130Y2 true JPH061130Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31395032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988135422U Expired - Lifetime JPH061130Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 煮沸消毒後の耐ねじれ変形性の優れた医療用皿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061130Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS642729Y2 (ja) * | 1984-11-13 | 1989-01-24 |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP1988135422U patent/JPH061130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0255926U (ja) | 1990-04-23 |
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