JPH06115904A - 過ヨウ素酸カリウムの製造方法 - Google Patents
過ヨウ素酸カリウムの製造方法Info
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- JPH06115904A JPH06115904A JP26590392A JP26590392A JPH06115904A JP H06115904 A JPH06115904 A JP H06115904A JP 26590392 A JP26590392 A JP 26590392A JP 26590392 A JP26590392 A JP 26590392A JP H06115904 A JPH06115904 A JP H06115904A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 塩素によりヨウ素酸カリウムを酸化し、過ヨ
ウ素酸カリウムを製造する方法に於いて、ヨウ素酸カリ
ウム水溶液に、予め、炭酸水素カリウム、炭酸カリウ
ム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウムのう
ち1種以上を 0.2〜2モル倍添加し、その後、水酸化カ
リウム、又は炭酸カリウムを1〜6当量倍添加しなが
ら、温度50〜95℃、pH7〜10で塩素による酸化を行な
う過ヨウ素酸カリウムの製造方法。 【効果】 塩素による酸化時のpH調整が、より狭い範
囲内で容易に調節可能であり、しかも 100℃以下のよう
な穏和な条件下に於いても、過ヨウ素酸カリウムを97%
以上の高収率で製造することが可能である。また、汎用
なガラスライニング製の反応器等が、充分使用可能であ
る。
ウ素酸カリウムを製造する方法に於いて、ヨウ素酸カリ
ウム水溶液に、予め、炭酸水素カリウム、炭酸カリウ
ム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウムのう
ち1種以上を 0.2〜2モル倍添加し、その後、水酸化カ
リウム、又は炭酸カリウムを1〜6当量倍添加しなが
ら、温度50〜95℃、pH7〜10で塩素による酸化を行な
う過ヨウ素酸カリウムの製造方法。 【効果】 塩素による酸化時のpH調整が、より狭い範
囲内で容易に調節可能であり、しかも 100℃以下のよう
な穏和な条件下に於いても、過ヨウ素酸カリウムを97%
以上の高収率で製造することが可能である。また、汎用
なガラスライニング製の反応器等が、充分使用可能であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過ヨウ素酸カリウムを穏
和な条件下で製造する方法に関する。過ヨウ素酸カリウ
ム等の過ヨウ素酸類は、α−グリコールの酸化開裂等に
代表されるような選択的な酸化に用いられる有用な化合
物である。
和な条件下で製造する方法に関する。過ヨウ素酸カリウ
ム等の過ヨウ素酸類は、α−グリコールの酸化開裂等に
代表されるような選択的な酸化に用いられる有用な化合
物である。
【0002】
【従来の技術】過ヨウ素酸カリウムを製造する方法とし
ては、Inorganic Synthesis,Vol.1,P.171 に、所定の水
酸化カリウムを含む強塩基性水溶液中にヨウ素酸カリウ
ムを懸濁、又は溶解させ、煮沸条件下で急速に塩素を流
入することにより過ヨウ素酸カリウムを得る方法が記載
されている。
ては、Inorganic Synthesis,Vol.1,P.171 に、所定の水
酸化カリウムを含む強塩基性水溶液中にヨウ素酸カリウ
ムを懸濁、又は溶解させ、煮沸条件下で急速に塩素を流
入することにより過ヨウ素酸カリウムを得る方法が記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記によ
る方法に於いては、水酸化カリウムを含んだ強塩基性水
溶液を使用し、かつ 100℃を越える条件下で急速に塩素
を流入することによるヨウ素酸アルカリ金属塩の酸化反
応であるために反応器等への腐食の問題があり、通常の
汎用な材料が使用できない。このために、例えばタンタ
ル等の高価な材料を使用しなければならないという問題
があった。本発明は、塩素によりヨウ素酸カリウムを酸
化し、過ヨウ素酸カリウムを製造する場合に於いて、よ
り穏和な条件下で反応させ、例えばガラスライニング製
のような汎用な材料からなる反応器等の使用が可能であ
り、しかも高収率で過ヨウ素酸カリウムを得る方法を提
供することを目的とする。
る方法に於いては、水酸化カリウムを含んだ強塩基性水
溶液を使用し、かつ 100℃を越える条件下で急速に塩素
を流入することによるヨウ素酸アルカリ金属塩の酸化反
応であるために反応器等への腐食の問題があり、通常の
汎用な材料が使用できない。このために、例えばタンタ
ル等の高価な材料を使用しなければならないという問題
があった。本発明は、塩素によりヨウ素酸カリウムを酸
化し、過ヨウ素酸カリウムを製造する場合に於いて、よ
り穏和な条件下で反応させ、例えばガラスライニング製
のような汎用な材料からなる反応器等の使用が可能であ
り、しかも高収率で過ヨウ素酸カリウムを得る方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】通常、ガラスライニング
製のような汎用な材料を用いて、ヨウ素酸カリウムに水
酸化カリウム等の強塩基を加え、塩素による酸化を行な
うような場合に於いては、反応器等の腐食を防止するた
めに、より中性に近い条件下で反応させなければなら
ず、塩素装入に合わせて連続的に塩基を添加する必要が
ある。しかしながら、この場合に於いては、余程注意し
ていても、あるいはごく少量ずつ添加しても溶液のpH
の変動が大きく、pHの狭い範囲内で操作することは不
可能である。本発明者等は、上記の問題を解決するため
に鋭意検討した結果、ヨウ素酸カリウムを塩素により酸
化する際に、予め、炭酸水素カリウム等の塩基を添加
し、その後、水酸化カリウムまたは炭酸カリウムを連続
で添加しながら塩素を装入することにより、pHの変動
が激減して調整し易くなり、しかも穏和な条件下で収率
を低下させることなく過ヨウ素酸カリウムが得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
製のような汎用な材料を用いて、ヨウ素酸カリウムに水
酸化カリウム等の強塩基を加え、塩素による酸化を行な
うような場合に於いては、反応器等の腐食を防止するた
めに、より中性に近い条件下で反応させなければなら
ず、塩素装入に合わせて連続的に塩基を添加する必要が
ある。しかしながら、この場合に於いては、余程注意し
ていても、あるいはごく少量ずつ添加しても溶液のpH
の変動が大きく、pHの狭い範囲内で操作することは不
可能である。本発明者等は、上記の問題を解決するため
に鋭意検討した結果、ヨウ素酸カリウムを塩素により酸
化する際に、予め、炭酸水素カリウム等の塩基を添加
し、その後、水酸化カリウムまたは炭酸カリウムを連続
で添加しながら塩素を装入することにより、pHの変動
が激減して調整し易くなり、しかも穏和な条件下で収率
を低下させることなく過ヨウ素酸カリウムが得られるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、塩素によりヨウ素酸
カリウムを酸化し、過ヨウ素酸カリウムを製造する方法
に於いて、ヨウ素酸カリウム水溶液に、予め、炭酸水素
カリウム、炭酸カリウム、リン酸二水素カリウム、リン
酸水素二カリウムのうち1種以上を添加し、その後50℃
以上で、水酸化カリウム、又は炭酸カリウムを添加しな
がらpH7〜10で塩素による酸化を行なうことを特徴と
する過ヨウ素酸カリウムの製造方法である。
カリウムを酸化し、過ヨウ素酸カリウムを製造する方法
に於いて、ヨウ素酸カリウム水溶液に、予め、炭酸水素
カリウム、炭酸カリウム、リン酸二水素カリウム、リン
酸水素二カリウムのうち1種以上を添加し、その後50℃
以上で、水酸化カリウム、又は炭酸カリウムを添加しな
がらpH7〜10で塩素による酸化を行なうことを特徴と
する過ヨウ素酸カリウムの製造方法である。
【0006】まず、原料であるヨウ素酸カリウムの製造
方法としては、ヨウ素を水溶液中で塩素酸カリウムによ
り酸化することにより得ることができる。この方法とし
ては、例えば Laboratory Methods of Inorganic Chemi
stry,2nd ed.,p.120(1928)に記載されているが、もちろ
ん市販の精製されたヨウ素酸カリウムでも充分使用可能
である。
方法としては、ヨウ素を水溶液中で塩素酸カリウムによ
り酸化することにより得ることができる。この方法とし
ては、例えば Laboratory Methods of Inorganic Chemi
stry,2nd ed.,p.120(1928)に記載されているが、もちろ
ん市販の精製されたヨウ素酸カリウムでも充分使用可能
である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
於けるヨウ素酸カリウムの濃度は特に限定はないが、操
作性の面から好ましくは5〜50重量%水溶液である。こ
の水溶液のpHが7未満である場合には、炭酸水素カリ
ウム、炭酸カリウム、又は水酸化カリウムを添加して、
上記ヨウ素酸カリウム水溶液のpHを7〜10の範囲に調
整する。このpH調整の時期は、昇温して塩素による酸
化反応を開始する前までに行えば良い。
於けるヨウ素酸カリウムの濃度は特に限定はないが、操
作性の面から好ましくは5〜50重量%水溶液である。こ
の水溶液のpHが7未満である場合には、炭酸水素カリ
ウム、炭酸カリウム、又は水酸化カリウムを添加して、
上記ヨウ素酸カリウム水溶液のpHを7〜10の範囲に調
整する。このpH調整の時期は、昇温して塩素による酸
化反応を開始する前までに行えば良い。
【0008】次に、上記水溶液に炭酸水素カリウム、炭
酸カリウム、リン酸二水素カリウム、又はリン酸水素二
カリウムを添加する。これらは1種、又は2種以上を添
加しても良く、その添加量としては、ヨウ素酸カリウム
1モルに対して、 0.2〜2モルが好ましい。この添加量
が 0.2モル未満ではpHを調整し易くする効果が小さ
い。また、2モルを越えて使用しても、経済的に意味が
ない。
酸カリウム、リン酸二水素カリウム、又はリン酸水素二
カリウムを添加する。これらは1種、又は2種以上を添
加しても良く、その添加量としては、ヨウ素酸カリウム
1モルに対して、 0.2〜2モルが好ましい。この添加量
が 0.2モル未満ではpHを調整し易くする効果が小さ
い。また、2モルを越えて使用しても、経済的に意味が
ない。
【0009】本発明に於いては、炭酸水素カリウム、炭
酸カリウム、リン酸二水素カリウム、又はリン酸水素二
カリウムの1種、又は2種以上の塩基を添加した後に所
定の温度で塩素による酸化を行う。反応温度は50℃〜 1
00℃、好ましくは70℃〜95℃である。この反応温度が50
℃未満では反応速度が小さくなって収率が著しく減少す
るので好ましくない。また、本反応は、水溶液中で反応
を行うため、反応温度は水溶液の沸点までで行うことが
好ましいが、加圧条件下により、沸点以上の温度でも反
応させることは可能である。
酸カリウム、リン酸二水素カリウム、又はリン酸水素二
カリウムの1種、又は2種以上の塩基を添加した後に所
定の温度で塩素による酸化を行う。反応温度は50℃〜 1
00℃、好ましくは70℃〜95℃である。この反応温度が50
℃未満では反応速度が小さくなって収率が著しく減少す
るので好ましくない。また、本反応は、水溶液中で反応
を行うため、反応温度は水溶液の沸点までで行うことが
好ましいが、加圧条件下により、沸点以上の温度でも反
応させることは可能である。
【0010】また、本発明に於いては、上記塩素による
酸化時のpHは7〜10の範囲内で行なう。このpHが7
未満では得られる過ヨウ素酸カリウムの収率が著しく減
少し、また10を越えるとガラスライニング製の反応器等
を使用する場合に於いては、腐食の問題があり好ましく
ない。本発明では、pHの変動が非常に少なく狭い範囲
内で塩素による酸化を行なわせることが可能である。本
発明に於いて、添加する水酸化カリウム、又は炭酸カリ
ウムの塩基の量は、ヨウ素酸カリウム1モルに対して1
〜6当量が好ましい。1当量未満では、ヨウ素酸ナトリ
ウムの過ヨウ素酸カリウムへの転化率が低下して好まし
くない。また6当量より多く使用しても収率の向上はな
く、不経済である。
酸化時のpHは7〜10の範囲内で行なう。このpHが7
未満では得られる過ヨウ素酸カリウムの収率が著しく減
少し、また10を越えるとガラスライニング製の反応器等
を使用する場合に於いては、腐食の問題があり好ましく
ない。本発明では、pHの変動が非常に少なく狭い範囲
内で塩素による酸化を行なわせることが可能である。本
発明に於いて、添加する水酸化カリウム、又は炭酸カリ
ウムの塩基の量は、ヨウ素酸カリウム1モルに対して1
〜6当量が好ましい。1当量未満では、ヨウ素酸ナトリ
ウムの過ヨウ素酸カリウムへの転化率が低下して好まし
くない。また6当量より多く使用しても収率の向上はな
く、不経済である。
【0011】添加する水酸化カリウム、又は炭酸カリウ
ムの形態としては、濃度10重量%以上の水溶液で添加す
ることが好ましい。10重量%未満の水溶液では生産性が
低下する。また、その操作が可能であれば、固体の状態
で添加しても構わない。本発明での、この好ましい添加
方法としては、水酸化カリウム、又は炭酸カリウムの水
溶液を定量的に添加することが好ましい。例えば、定量
ポンプを使用して一定量づつ送液することは好ましい方
法である。
ムの形態としては、濃度10重量%以上の水溶液で添加す
ることが好ましい。10重量%未満の水溶液では生産性が
低下する。また、その操作が可能であれば、固体の状態
で添加しても構わない。本発明での、この好ましい添加
方法としては、水酸化カリウム、又は炭酸カリウムの水
溶液を定量的に添加することが好ましい。例えば、定量
ポンプを使用して一定量づつ送液することは好ましい方
法である。
【0012】本発明に於いて、塩素は上記水酸化カリウ
ム、又は炭酸カリウムを添加しながら、pHを7〜10に
調整しつつ同時に装入する。また、塩素の装入終了時点
は水酸化カリウムあるいは炭酸カリウムの添加を終了し
た時である。上記のようにして、反応終了後、析出して
いる結晶を濾過することにより過ヨウ素酸カリウムを得
ることができる。もし、過剰の塩基が存在している場合
には、酸により中和した後に濾過操作を行うことによ
り、更に過ヨウ素酸カリウムを収率良く得ることが可能
である。
ム、又は炭酸カリウムを添加しながら、pHを7〜10に
調整しつつ同時に装入する。また、塩素の装入終了時点
は水酸化カリウムあるいは炭酸カリウムの添加を終了し
た時である。上記のようにして、反応終了後、析出して
いる結晶を濾過することにより過ヨウ素酸カリウムを得
ることができる。もし、過剰の塩基が存在している場合
には、酸により中和した後に濾過操作を行うことによ
り、更に過ヨウ素酸カリウムを収率良く得ることが可能
である。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。以下に於いて「%」は特記する以外はモル基準であ
る。また、過ヨウ素酸カリウムの定量は、JIS K8
249に従って行なった。
る。以下に於いて「%」は特記する以外はモル基準であ
る。また、過ヨウ素酸カリウムの定量は、JIS K8
249に従って行なった。
【0014】実施例1 容量 300ccの丸底フラスコを用いて、ヨウ素酸カリウム
30.0g(0.14モル)を純水 254gに懸濁させた。これに
炭酸水素カリウム14.0g(0.14モル)を添加し、90℃に
昇温した。同温度で、35重量%水酸化カリウム水溶液7
8.6g(0.49モル)を滴下漏斗を使用し、1時間かけて
添加しながら、同時にpHが 8.0±0.2 となるように塩
素をボンベより流量を調節しながら液中に導入管により
装入した。水酸化カリウム水溶液の添加終了と同時に塩
素の装入も止め、30℃まで冷却した。塩素の使用量は2
2.6g(0.32モル)であった。析出している結晶を濾過
により分離し、更に水により洗浄して乾燥したところ、
31.8gの結晶を得た。得られた過ヨウ素酸カリウムの結
晶純度は99.5%であり、またその収率は98.3%であっ
た。
30.0g(0.14モル)を純水 254gに懸濁させた。これに
炭酸水素カリウム14.0g(0.14モル)を添加し、90℃に
昇温した。同温度で、35重量%水酸化カリウム水溶液7
8.6g(0.49モル)を滴下漏斗を使用し、1時間かけて
添加しながら、同時にpHが 8.0±0.2 となるように塩
素をボンベより流量を調節しながら液中に導入管により
装入した。水酸化カリウム水溶液の添加終了と同時に塩
素の装入も止め、30℃まで冷却した。塩素の使用量は2
2.6g(0.32モル)であった。析出している結晶を濾過
により分離し、更に水により洗浄して乾燥したところ、
31.8gの結晶を得た。得られた過ヨウ素酸カリウムの結
晶純度は99.5%であり、またその収率は98.3%であっ
た。
【0015】実施例2 実施例1に於いて、35重量%水酸化カリウムの添加量を
56.1g(0.35モル)とし、これを1時間かけて添加した
他は全く同様に操作した。この場合に於いてもpHは
8.0±0.2 の範囲内に調節可能であり、また塩素の使用
量は16.5g(0.23モル)であった。得られた乾燥結晶は3
1.4gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は99.4%
であった。またその収率は97.0%であった。
56.1g(0.35モル)とし、これを1時間かけて添加した
他は全く同様に操作した。この場合に於いてもpHは
8.0±0.2 の範囲内に調節可能であり、また塩素の使用
量は16.5g(0.23モル)であった。得られた乾燥結晶は3
1.4gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は99.4%
であった。またその収率は97.0%であった。
【0016】実施例3 実施例1に於いて、炭酸水素カリウムの代わりに炭酸カ
リウム 9.7g(0.07モル)を添加し、pHが10.0±0.2
となるように塩素を装入した他は全く同様に操作した。
塩素の使用量は22.8g(0.32モル)であった。得られた
乾燥結晶は31.9gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純
度は99.6%であった。またその収率は98.7%であった。
リウム 9.7g(0.07モル)を添加し、pHが10.0±0.2
となるように塩素を装入した他は全く同様に操作した。
塩素の使用量は22.8g(0.32モル)であった。得られた
乾燥結晶は31.9gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純
度は99.6%であった。またその収率は98.7%であった。
【0017】実施例4 実施例1に於いて、炭酸水素カリウムの代わりにリン酸
二水素カリウム19.0g(0.14モル)を添加し、pHが
8.0±0.2 となるように塩素を装入した他は全く同様に
操作した。塩素の使用量は22.7g(0.32モル)であっ
た。得られた乾燥結晶は31.8gであり、過ヨウ素酸カリ
ウムの結晶純度は99.4%であった。またその収率は98.2
%であった。
二水素カリウム19.0g(0.14モル)を添加し、pHが
8.0±0.2 となるように塩素を装入した他は全く同様に
操作した。塩素の使用量は22.7g(0.32モル)であっ
た。得られた乾燥結晶は31.8gであり、過ヨウ素酸カリ
ウムの結晶純度は99.4%であった。またその収率は98.2
%であった。
【0018】比較例1 実施例1に於いて、反応温度を40℃とした他は全く同様
に操作した。この場合、塩素の使用量は23.0g(0.32モ
ル)であった。得られた乾燥結晶は15.2gであり、過ヨ
ウ素酸カリウムの結晶純度は98.6%であった。またその
収率は46.5%であった。
に操作した。この場合、塩素の使用量は23.0g(0.32モ
ル)であった。得られた乾燥結晶は15.2gであり、過ヨ
ウ素酸カリウムの結晶純度は98.6%であった。またその
収率は46.5%であった。
【0019】比較例2 実施例3に於いて、pHが 6.0±0.2 となるように塩素
を装入した他は全く同様に操作した。この場合、塩素の
使用量は22.2g(0.31モル)であった。得られた乾燥結
晶は11.2gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.0%であった。またその収率は34.4%であった。
を装入した他は全く同様に操作した。この場合、塩素の
使用量は22.2g(0.31モル)であった。得られた乾燥結
晶は11.2gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.0%であった。またその収率は34.4%であった。
【0020】比較例3 実施例3に於いて、pHが13.0±0.2 となるように塩素
を装入した他は全く同様に操作した。この場合、塩素の
使用量は23.2g(0.33モル)であった。得られた乾燥結
晶は30.6gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.3%であった。またその収率は94.4%であった。
を装入した他は全く同様に操作した。この場合、塩素の
使用量は23.2g(0.33モル)であった。得られた乾燥結
晶は30.6gであり、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.3%であった。またその収率は94.4%であった。
【0021】比較例4 実施例1に於いて、炭酸水素カリウムを添加しない他は
全く同様に操作した。pHを 8.0±0.2 の範囲にしよう
としたが、実際は6〜13の範囲を変動してしまい、pH
の狭い範囲の調節が不可能であった。この場合、塩素の
使用量は23.5g(0.33モル)であった。また、得られた
乾燥結晶は29.0g、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.2%であり、収率は89.3%であった。
全く同様に操作した。pHを 8.0±0.2 の範囲にしよう
としたが、実際は6〜13の範囲を変動してしまい、pH
の狭い範囲の調節が不可能であった。この場合、塩素の
使用量は23.5g(0.33モル)であった。また、得られた
乾燥結晶は29.0g、過ヨウ素酸カリウムの結晶純度は9
9.2%であり、収率は89.3%であった。
【0022】以上の実施例1〜4及び比較例3の反応液
を用いて、ガラスライニングの材質試験を行なった。試
験方法は、各反応条件と同様の条件の反応液中にガラス
ライニング試験片を浸漬させ、1000時間後にそれらの腐
食状況を顕微鏡あるいは目視で観察した。結果を表1に
示す。
を用いて、ガラスライニングの材質試験を行なった。試
験方法は、各反応条件と同様の条件の反応液中にガラス
ライニング試験片を浸漬させ、1000時間後にそれらの腐
食状況を顕微鏡あるいは目視で観察した。結果を表1に
示す。
【0023】
【表1】 ○−−目視、及び顕微鏡観察で腐食された形跡なし。 △−−顕微鏡観察で腐食された形跡が認められる。 ×−−目視で明らかに腐食された形跡が認められる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、pHの調整がより狭い
範囲内で容易に調節可能であり、しかも 100℃以下のよ
うな穏和な条件下に於いても、過ヨウ素酸カリウムを97
%以上の高収率で製造することが可能である。また、従
来技術に於いては使用することが不可能であった、ガラ
スライニング製の反応器等が、本発明に於いて使用可能
となり、汎用性の材料が使用できる。
範囲内で容易に調節可能であり、しかも 100℃以下のよ
うな穏和な条件下に於いても、過ヨウ素酸カリウムを97
%以上の高収率で製造することが可能である。また、従
来技術に於いては使用することが不可能であった、ガラ
スライニング製の反応器等が、本発明に於いて使用可能
となり、汎用性の材料が使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 正弘 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内 (72)発明者 田中 良典 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 塩素によりヨウ素酸カリウムを酸化し、
過ヨウ素酸カリウムを製造する方法に於いて、ヨウ素酸
カリウム水溶液に、予め、炭酸水素カリウム、炭酸カリ
ウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウムの
うち1種以上を添加し、その後50℃以上で、水酸化カリ
ウム、又は炭酸カリウムを添加しながらpH7〜10で塩
素による酸化を行なうことを特徴とする過ヨウ素酸カリ
ウムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26590392A JPH06115904A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 過ヨウ素酸カリウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26590392A JPH06115904A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 過ヨウ素酸カリウムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115904A true JPH06115904A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17423706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26590392A Pending JPH06115904A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 過ヨウ素酸カリウムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06115904A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004300023A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-28 | Sumitomo Chem Co Ltd | パラ過ヨウ素酸二ナトリウムの製造方法 |
| JP2006016266A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toho Earthtech Inc | 過ヨウ素酸塩の製造方法 |
| WO2013030264A1 (en) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | Ecosynth Bvba | Method to modify carbohydrates |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP26590392A patent/JPH06115904A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004300023A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-28 | Sumitomo Chem Co Ltd | パラ過ヨウ素酸二ナトリウムの製造方法 |
| JP2006016266A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Toho Earthtech Inc | 過ヨウ素酸塩の製造方法 |
| WO2013030264A1 (en) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | Ecosynth Bvba | Method to modify carbohydrates |
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