JPH06116338A - 透明耐熱樹脂 - Google Patents

透明耐熱樹脂

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Publication number
JPH06116338A
JPH06116338A JP4267274A JP26727492A JPH06116338A JP H06116338 A JPH06116338 A JP H06116338A JP 4267274 A JP4267274 A JP 4267274A JP 26727492 A JP26727492 A JP 26727492A JP H06116338 A JPH06116338 A JP H06116338A
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JP
Japan
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group
weight
monomer
resistant resin
transparent heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP4267274A
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English (en)
Inventor
Masaki Maekawa
正樹 前川
Masaya Adachi
眞哉 足立
Yoshinobu Yasuda
祥宣 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP4267274A priority Critical patent/JPH06116338A/ja
Publication of JPH06116338A publication Critical patent/JPH06116338A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F222/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a carboxyl radical and containing at least one other carboxyl radical in the molecule; Salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof
    • C08F222/36Amides or imides
    • C08F222/40Imides, e.g. cyclic imides
    • C08F222/402Alkyl substituted imides

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1)で表される単量体を20〜98重
量%、多官能単量体を0.1〜40重量%およびビニル
ニトリル系化合物を含有し、かつ一般式(1)で表され
る単量体とビニルニトリル系化合物との合計重量割合が
30重量%以上である組成物を重合してなることを特徴
とする透明耐熱樹脂。 【化1】 (式中のR1 、R2 は水素、メチル基およびエチル基か
ら選ばれる置換基を表す。R3 は炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基、アラルキル基およびシクロアルキ
ル基から選ばれる置換基を表す。) 【効果】本発明により、耐熱性、耐薬品性およびガスバ
リヤ性に優れた透明耐熱樹脂を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明耐熱樹脂に関し、
表示装置用光学フィルターや液晶表示素子用基板、光デ
ィスク基板、光学レンズ等に好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】一般にプラスチック材料は軽量で、耐衝
撃性、加工性および大量生産性に優れていることから、
近年、表示装置用光学フィルター、光ディスク基板、光
学レンズ等の光学素子用プラスチック材料としては、現
在、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、アモルファスポリオレフィン、およびポリジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート等の透明性
樹脂が主に用いられている。
【0003】また、耐熱性に優れた樹脂としてマレイミ
ド系単量体と芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量
体およびその他のビニル系単量体からなるマレイミド系
共重合体が特開昭63−162708号公報において知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、プラスチック
材料を表示装置用光学フィルターや液晶表示素子用基
板、光ディスク基板、光学レンズ等に加工する工程では
種々の有機溶剤を使用するため、これらの溶剤に浸漬し
ても変化を生じないことが必要である。しかしながら、
前記のポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、アモルファスポリオレフィン、ポリジエチ
レングリコールビスアリルカーボネートや特開昭63−
162708号公報に記載のマレイミド系共重合体は耐
薬品性が低く、これらの特性を満たすことはできない。
【0005】また、液晶表示素子用基板としてこれらの
プラスチック材料を用いるためにはガスバリア性が高い
ことが重要である。これは液晶表示素子を作成したとき
に素子中に気泡が発生して表示ができなくなるトラブル
を防ぐためである。しかしこの点を充分に満足するプラ
スチック材料は現在のところない。
【0006】本発明は、上記問題を解決しようとするも
のであり、光学特性、耐熱性、耐薬品性そしてガスバリ
ア性を合わせ持つ透明耐熱樹脂を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、下記の構成を有する。
【0008】「一般式(1)で表される単量体を20〜
98重量%、多官能単量体を0.1〜40重量%および
ビニルニトリル系化合物を含有し、かつ一般式(1)で
表される単量体とビニルニトリル系化合物との合計重量
割合が30重量%以上である組成物を重合してなること
を特徴とする透明耐熱樹脂。
【0009】
【化2】 (式中のR1 、R2 は水素、メチル基およびエチル基か
ら選ばれる置換基を表す。R3 は炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基、アラルキル基およびシクロアルキ
ル基から選ばれる置換基を表す。)」一般式(1)で表
されるマレイミド系単量体について説明する。
【0010】R1 、R2 はそれぞれ同種であっても、異
種であっても良い。
【0011】R3 の具体例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−オクチル基、
n−デシル基、n−オクタデシル基などの直鎖状アルキ
ル基、イソプロピル基、イソブチル基、sec −ブチル
基、tert−ブチル基、イソペンチル基などの分岐状アル
キル基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基な
どのシクロアルキル基、フェニル基、メチルフェニル
基、などのアリール基、ベンジル基、ベンジル基、フェ
ネチル基、などのアラルキル基など各種の例をあげるこ
とができる。
【0012】さらに、R1 、R2 およびR3 は、フッ
素、塩素、臭素などのハロゲン基、シアノ基、カルボキ
シル基、アルコキシ基などの各種置換基で置換されたも
のであってもよい。
【0013】一般式(1)で表される単量体の具体例と
しては、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミド、N−イソブチルマレ
イミド、N−tert−ブチルマレイミド、N−n−ブチル
マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−o−メチル
フェニルマレイミド、N−m−メチルフェニルマレイミ
ド、N−p−メチルフェニルマレイミド、N−o−ヒド
ロキシフェニルマレイミド、N−m−ヒドロキシフェニ
ルマレイミド、N−p−ヒドロキシフェニルマレイミ
ド、N−o−メトキシフェニルマレイミド、N−m−メ
トキシフェニルマレイミド、N−p−メトキシフェニル
マレイミド、N−o−クロロフェニルマレイミド、N−
m−クロロフェニルマレイミド、N−p−クロロフェニ
ルマレイミド、N−o−カルボキシフェニルマレイミ
ド、N−m−カルボキシフェニルマレイミド、N−p−
カルボキシフェニルマレイミド、N−o−ニトロフェニ
ルマレイミド、N−m−ニトロフェニルマレイミド、N
−p−ニトロフェニルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミドなどがあげられる。
【0014】これらの単量体は、1種、あるいは2種以
上の混合物として用いてもよい。また、前記マレイミド
系単量体の中でも無色透明性、加熱黄変、耐候性の点か
ら特にアルキルマレイミド、シクロアルキルマレイミド
が好ましく、特にN−イソプロピルマレイミド、N−シ
クロヘキシルマレイミドが好ましい。さらには塊状重合
時のモノマ調製の容易さ、および前記特性を満足させ得
るという点からN−イソプロピルマレイミド、N−シク
ロヘキシルマレイミドの併用が最も好ましく、高い耐熱
性が要求される用途、例えば液晶ディスプレイ用基板用
途にはN−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミドの併用が好適である。塊状重合時のモノマ
調製の容易さの点からは、N−イソプロピルマレイミド
単独の方が好ましいと言えるが、高い耐熱性が要求され
る用途には耐熱性が不十分となる場合もある。耐熱性を
向上させるという観点からはN−シクロヘキシルマレイ
ミドが多く含まれるほうが好ましいが、N−シクロヘキ
シルマレイミドは常温で固体であるため、溶解性に限界
があり、モノマー調製の容易さと耐熱性のバランスから
N−シクロヘキシルマレイミドの含有量が全体の30重
量%以下であることが好ましい。これよりも多いとキャ
スト重合時のモノマ調製が困難となる傾向がある。好ま
しくは5〜25重量%、さらに好ましくは10〜23重
量%がモノマ調製の容易さ、耐熱性のバランスの点でよ
い。
【0015】本発明の透明耐熱樹脂においては、ビニル
ニトリル系化合物の共重合が必須である。特に高いガス
バリア性が必要な用途、例えば液晶ディスプレイ用基板
用樹脂には透明性、耐熱性やその他の特性を著しく低下
させることなくガスバリア性を向上させることができる
ため、ビニルニトリル系化合物を共重合することが有効
である。本発明で用いるビニルニトリル系化合物とは、
一分子中にビニル基とニトリル基をもつ化合物を意味
し、具体的にはアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、2−クロロアクリロニトリルなどがあげられる。
【0016】ビニルニトリル系化合物を共重合すること
により、重合体のガスバリア性が向上する。しかし、ビ
ニルニトリル系化合物を共重合した系では重合体の黄変
度や重合体をさらに熱処理した後の黄変度が高くなる傾
向があり、この現象を生じさせずにガスバリア性を発現
させるにはその割合が、1〜50重量%であることが好
ましい。1重量%未満ではガスバリア性が不十分であ
り、50重量%を超えると成形体の黄変が大きくなり表
示装置用光学フィルターや液晶表示素子用基板、光ディ
スク基板、光学レンズ等の光学用途への使用が困難とな
る傾向がある。さらに好ましくは5〜45重量%がガス
バリア性と黄変度の点から適している。
【0017】本発明にかかる樹脂においては、前述の一
般式(1)で表される単量体が20〜98重量%含有さ
れていることが必要である。20重量%未満の場合に
は、十分な耐熱性や透明性が得られない傾向がある。ま
た、98重量%を超えると機械的強度が不十分となる傾
向がある。好ましくは30〜80重量%であることが好
ましく、さらに好ましくは40〜60重量%である。ま
た、耐熱性とガスバリア性の観点から一般式(1)で表
される単量体とビニルニトリル系化合物の合計重量割合
は30重量%以上必用であり、好ましくは40〜90重
量%、さらに好ましくは50〜80重量%である。
【0018】さらに、本発明の樹脂には機械的強度の向
上、低複屈折化、高屈折率化、低吸水率化、染色性向
上、耐衝撃性向上、耐熱性向上、耐薬品性向上、耐溶剤
性向上などを目的として各種の重合可能な単量体が共重
合成分として好ましく使用される。これらの特性の中で
も、耐薬品性、耐溶剤性、低複屈折性の向上が液晶表示
素子用基板、光ディスク基板などの用途において効果的
である。
【0019】耐薬品性、耐溶剤性を付与するために、多
官能単量体を共重合して架橋することが必要である。
【0020】架橋に用いる多官能単量体について説明す
る。多官能単量体とは、一般式(1)で表される単量
体、およびビニルニトリル系単量体などと共重合可能な
不飽和官能基を2個以上有する単量体であり、共重合可
能な不飽和官能基としては、ビニル基、メチルビニル
基、アクリル基、メタクリル基、アリル基等があげられ
る。また、同一分子中に重合可能な異なる2種の不飽和
基を2個以上有していても良い。
【0021】以上のような多官能単量体の好ましい具体
例としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセ
ロール(ジ/トリ)(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトール(ジ/トリ/テトラ)(メタ)アクリレート
などの多価アルコールのジ−、トリ−、テトラ−(メ
タ)アクリレート類、o−ジビニルベンゼン、m−ジビ
ニルベンゼン、p−ジビニルベンゼンなどの芳香族多官
能単量体、(メタ)アクリル酸ビニルエステル、(メ
タ)アクリル酸アリルエステルなどのエステル類、ジエ
チレングリコールビスアリルカーボネート、ジアリルフ
タレートなどのジアリル化合物、ブタジエン、ヘキサジ
エン、ペンタジエンなどのジエン類、ジクロロホスファ
ゼンを原料として重合性多官能基を導入したホスファゼ
ン骨格を有する単量体、トリアリルジイソシアヌレート
などの異原子環状骨格を有する多官能単量体、ビスマレ
イミド類などがあげられる。
【0022】以上の多官能単量体は1種、あるいは2種
以上の混合物として用いてもよい。また、前記多官能単
量体の中でも、耐熱性、透明性、低複屈折性、加熱着色
の点から芳香族多官能単量体が好ましく、特にジビニル
ベンゼンが好ましい。
【0023】多官能単量体は樹脂中に0.1〜40重量
%含有されていることが必要である。0.1重量%未満
の場合には、三次元架橋が十分に進行せず、耐熱性、耐
溶剤性などが不十分である。好ましくは、5〜15重量
%が耐熱性、耐溶剤性および機械特性のバランスの点で
よい。
【0024】三次元架橋せしめる目的でジビニルベンゼ
ンを共重合成分として使用することが最も望ましく、こ
れにより透明性、耐熱性、耐溶剤性、機械的特性の優れ
たものが得られる。ジビニルベンゼンは各種異性体が混
在していてもさしつかえないが、透明耐熱樹脂の耐熱性
の点から、ジビニルベンゼン中のパラ体の割合が、30
重量%以上が好ましい。これ以下の場合には十分な耐熱
性が得られない傾向にある。好ましくは60重量%以
上、さらに好ましくは90重量%以上が耐熱性の点で良
い。また、工業的に入手できるジビニルベンゼンの不純
物であるエチルビニルベンゼン、ジエチルベンゼン等は
できるだけ少ない方が好ましい。エチルビニルベンゼ
ン、ジエチルベンゼンは、耐熱性を低下させたり、キャ
スト重合を行う場合に、表面欠陥の原因となる傾向にあ
る。ジビニルベンゼンの純度は50重量%以上が好まし
く、80重量%以上がさらに好ましい。
【0025】さらに、本発明に使用される透明耐熱樹脂
には、機械的強度の向上、低複屈折化、高屈折率化、低
吸水率化、染色性向上、耐熱性向上、耐衝撃性向上等を
目的として各種重合可能な単量体を使用することができ
る。
【0026】かかる使用可能な単量体としては、芳香族
ビニル系単量体、オレフィン系ビニル単量体、シクロア
ルケン系単量体、メタクリル酸(メタ)アクリル酸およ
びそのエステル系単量体、多価カルボン酸無水物等が挙
げられる。好ましく使用される単量体の具体例として
は、メチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ノルマルボルニル(メタ)アクリレート、イソボ
ルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)ア
クリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、フェ
ニル(メタ)アクリレート等のホモポリマーが高いガラ
ス転移温度を与えるアクリル系単量体が挙げられる。さ
らに、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単
量体、無水マレイン酸等が挙げられる。
【0027】本発明において、一般式(1)で表される
単量体、ビニルニトリル化合物と共重合可能な単量体の
うち、光学特性、耐熱性、機械的強度のバランスが良
く、最も好ましく使用される単量体としてスチレン、お
よびα−メチルスチレンが挙げられる。これらは、それ
ぞれが単独、あるいは混合して用いられてもよい。
【0028】スチレンは、10重量%以上共重合されて
いることが、光学特性、機械的強度の点で好ましく、さ
らには15〜60重量%が好ましく、60重量%を越え
ると、耐熱性が不十分となる傾向にある。α−メチルス
チレンは、3〜20重量%共重合されていることが好ま
しく、3重量%未満では、耐熱性が不十分となり、20
重量%を越えると、加熱着色が大きくなり光学特性に問
題がでる傾向にある。さらに、耐候性、耐酸化劣化性、
帯電防止性などを向上させる目的から、各種紫外線吸収
剤、酸化防止剤、帯電防止剤を添加することも有用であ
る。特に、耐薬品性や耐熱性を低下させずにこれらの特
性を向上させることが可能であることから、紫外線吸収
性、あるいは酸化防止性を有する単量体を共重合するこ
とが好ましい。かかる単量体の好ましい例としては、不
飽和二重結合を有するベンゾフェノン系紫外線吸収剤、
不飽和二重結合を有するフェニルベンゾエート系紫外線
吸収剤、ヒンダードアミノ基を置換基として有する(メ
タ)アクリル系単量体などが挙げられる。
【0029】不飽和二重結合を有するベンゾフェノン系
紫外線吸収剤としては、例えば、下記一般式(2)で示
される構造を有するものが挙げられる。
【0030】
【化3】 (式中のR4 、R5 、R6 、R7 のうち、少なくとも1
つは不飽和二重結合を有する有機基であり、その他の官
能基は、水素、またはアルキル基、アルケニル基、アラ
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アラルコキシ
基、アリーロキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、スル
ホン酸基、スルホン酸エステル基、カルボン酸基、カル
ボン酸エステル基、リン酸基、リン酸エステル基など特
に限定されるものではなく、さらには、それぞれが同種
であっても異種であってもよい。)また、不飽和二重結
合を有するフェニルベンゾエート系紫外線吸収剤として
は、例えば、下記一般式(3)で示される構造を有する
ものが挙げられる。
【0031】
【化4】 (式中の、R8 〜R13のうち、少なくとも1つは不飽和
二重結合を有する有機基であり、その他の官能基は、水
素、またはアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、
アリール基、アルコキシ基、アラルコキシ基、アリーロ
キシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、スルホン酸基、ス
ルホン酸エステル基、カルボン酸基、カルボン酸エステ
ル基、リン酸基、リン酸エステル基など特に限定される
ものではなく、さらには、それぞれが同種であっても異
種であってもよい。)ヒンダードアミノ基を置換基とし
て有するアクリル系単量体、およびメタクリル系単量体
において、ヒンダードアミノ基としては、例えば下記の
一般式(4)で示される置換基が挙げられる。
【0032】
【化5】 (式中のR14、R15、R17およびR18は炭素数1〜5の
アルキル基であり、R16は炭素数1〜5のアルキル基、
および水素から選ばれる。)かかるヒンダードアミノ基
を置換基として有するアクリル系単量体、およびメタク
リル系単量体は、ヒドロキシヒンダードアミンと各種の
(メタ)アクリル酸とのエステル化、あるいは(メタ)
アクリル酸クロライドなどとの反応によって調整され
る。
【0033】かかるヒンダードアミノ基を置換基として
有するアクリル系単量体、およびメタクリル系単量体の
具体例としては、2,2,6,6,−テトラメチル−4
−ピペリジニルアクリレート、2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジニルメタクリレート、1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニルアクリレ
ート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジニルメタクリレートなどが挙げられる。
【0034】本発明の透明耐熱樹脂の重合方法に関して
は、特に制限はなく、通常公知の方法で重合することが
できる。
【0035】例えば、エポキシ樹脂を適用する場合には
アミン系、酸無水物系、イミダゾール系、各種金属化合
物系などの硬化剤や硬化促進剤を用いて行うことが可能
である。また、水酸基などの活性水素を有する重合体、
オリゴマー、さらには単量体をイソシアネート化合物で
重合させることも可能である。さらには、マレイミド系
単量体、アクリル系単量体やスチレンなどのビニル系単
量体の重合に際しては、ラジカル発生性開始剤の存在
下、または非存在下に、前記の単量体混合物を所定の温
度条件下に保つことによって重合することができる。重
合方法としては、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化
重合、およびキャスト重合などが挙げられる。
【0036】ラジカル発生性開始剤としては、各種パー
オキシド化合物、アゾ化合物などが挙げられる。特に、
加熱後の黄変防止の観点からはアゾ化合物が好ましく使
用される。具体例としては、2,2´−アゾビスイソブ
チロニトリル、1,1´−アゾビス(シクロヘキサン−
1−カルボニトリル)、2,2´−アゾビス(4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2´−
アゾビス(2−シクロプロピルプロピオニトリル)、
2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2´−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、1−[(1−シアノ−1−メチルエチル)アゾ]
フォルムアミド、2−フェニルアゾ−4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリルなどのアゾニトリル化
合物、2,2´−アゾビス(2−メチル−N−フェニル
プロピオンアミジン)二塩基酸塩などのアゾアミジン化
合物、2,2´−アゾビス[2−(5−メチル−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩基酸塩などの環
状アゾアミジン化合物、2,2´−アゾビス{2−メチ
ル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒ
ドロキシエチル]プロピオンアミド}などのアゾアミド
化合物、2,2´−アゾビス(2,4,4−トリメチル
ペンタン)などのアルキルアゾ化合物が挙げられる。ま
た、重合条件としては、使用する単量体、および開始剤
によって適宜、実験的に定められるべきであるが、重合
率を高くし、未反応単量体をできる限り少なくするとい
う観点から、注型重合においては、型内で100℃以
上、さらに好ましくは170℃以上に少なくとも10分
間以上加熱されることが好ましい。また、重合温度を連
続的または、半連続的に昇温させることも光学的に均一
な樹脂を得るためには好ましい方法である。
【0037】本発明の樹脂の重合率に関しては、特に制
限はないが、高い方が好ましく、後処理として、ハード
ーコート、反射防止膜、ガスバリア膜、導電膜などを施
す場合においては、溶液コーティング、真空蒸着などを
考慮すると90%以上が好ましい。
【0038】本発明の樹脂の成形方法に関しても特に制
限はなく、射出成形、押し出し成形、圧縮成形、ベルト
プレス成形、注型成形などが挙げられる。効果的な成形
方法としては、注型重合法が挙げられる。
【0039】注型重合法において使用されるモールドと
してはガラス、中でもフロート法によるガラス板、ある
いは表面研磨されたガラス板が、表面精度に優れた透明
耐熱樹脂を得るためには好適である。一方、連続注型重
合として、ベルトプレス成形である金属製ベルトを用い
る方法も生産性と薄板における良好な厚み精度を達成可
能であるなどの観点から好ましい。
【0040】本発明によって得られる透明耐熱樹脂は、
透明性、耐熱性、耐候性、耐衝撃性、グレージング性、
耐溶剤性、耐薬品性、難燃性、低複屈折性、加熱着色耐
性などに優れることから、眼鏡用レンズ、サングラスレ
ンズ、カメラ用レンズ、ビデオカメラ用レンズ、コンタ
クトレンズなどの光学用レンズ、さらには表示装置用光
学フィルターや液晶ディスプレイ用基板、液晶ディスプ
レイの光拡散板、エレクトロルミネッセンス用基板、液
晶ライトバルブ用基板、光ディスク基板、さらには自動
車、航空機、家屋、家庭用電気機器などのウィンド用な
どに好ましく適用されるものである。また、液晶ディス
プレイ用基板向けにおいては、TN型、STN型、TF
T型、強誘電性液晶など、いずれにも適用可能である
が、STN型や強誘電性液晶を用いた液晶ディスプレイ
の薄型、軽量化のために、とくに好ましく用いられる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例をもとにさらに具体的
に説明する。
【0042】実施例において用いられるガラス転移温度
は、JIS規格K−7121に従って、Metller
社製DSC 30により測定した。値はTmgを示す。
【0043】YI値はスガ試験機(株)製、SMカラー
コンピューターを用いて測定した。空気雰囲気化で、1
70℃、2時間加熱処理を行い、そのYI値と加熱処理
前のYI値の差をΔYIとした。
【0044】ガスバリア性評価は酸素透過性を差圧式定
常法により測定した。測定装置は(株)柳本製作所製差
圧式ガス透過率測定システムGTR−30XDを用いて
行った。
【0045】耐薬品性はアセトンを含浸させたガーゼで
樹脂板表面を拭き、その表面状態の変化を目視により評
価した。評価の結果、表面に異常が認められない場合に
評価結果を良好(○)、表面が白濁した場合評価結果を
不良(×)とした。
【0046】実施例1 N−イソプロピルマレイミド20.0g、N−シクロヘ
キシルマレイミド22.3g、スチレン25.6g、α
−メチルスチレン10.4g、アクリロニトリル10.
2g、新日鐵化学(株)製“DVB−810”11.5
g、アゾビスイソブチロニトリル0.5gを混合溶解さ
せ、調合モノマをキャスト重合により成形した。キャス
ト重合は次のように行った。
【0047】大きさ150mm×150mm、厚さ5m
mの2枚のガラス板の外周変部を、軟質塩化ビニル製ガ
スケットで貼り、2枚のガラス板の間の距離が2mmに
なるように組み立てた。この組み立てたガラス板の中
へ、前記の単量体混合物をガスケット内部を完全に満た
すまで注入し、70℃にて8時間、180℃にて1時間
重合し、透明な板状の重合体を得た。この板状重合体の
特性値を表1に示す。
【0048】また、得られた板状重合体を基板とし、該
基板上に、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン加水分解物とビスフェノールA型エポキシ樹脂(固形
分重量比50対50)およびアルミニウム系硬化触媒か
らなるオルガノポリシロキサン系ハードコート組成物を
塗布し、さらに酸化ジルコニウム、酸化タンタルおよび
二酸化ケイ素をこの順に、それぞれ光学膜厚を1/4λ
(λ=520nm)に設定して、無機酸化物からなる多
層反射防止膜を180℃にて真空蒸着法により被覆させ
た。この反射防止膜を有する透明耐熱樹脂は、100
℃、2時間の耐熱性試験においても全くクラック発生や
反射防止効果に変化が認められず、表示装置用光学フィ
ルターとして、優れた耐熱性を有していた。
【0049】実施例2 N−イソプロピルマレイミド19.4g、N−シクロヘ
キシルマレイミド21.8g、スチレン25.0g、α
−メチルスチレン10.4g、メタクリロニトリル1
2.5g、新日鐵化学(株)製“DVB−810”1
1.2g、アゾビスイソブチロニトリル0.5gを混合
溶解させ、調合モノマをキャスト重合により成形した。
キャスト重合は、実施例1において行ったのと同様に行
い、透明な板状の重合体を得た。この板状重合体の特性
値を表1に示す。
【0050】また、この板状重合体上に、実施例1で使
用したオルガノポリシロキサン系ハードコート組成物
に、さらに平均粒子径が50mμのシリカゾルを50重
量部添加した系からなるハードコートを設け、さらに該
ハードコート膜状にインジウム・錫酸化物からなる透明
導電膜を130℃にてスパッタリング法で約1000オ
ングストロームの厚みに被覆させた。この透明導電膜を
有する透明耐熱樹脂は、150℃、2時間の耐熱性試験
においても全くクラック発生や、被膜剥離などの問題は
認められず、液晶表示用基板としての優れた耐熱性を有
していた。
【0051】実施例3 N−イソプロピルマレイミド7.3g、N−シクロヘキ
シルマレイミド24.4g、スチレン19.2g、α−
メチルスチレン11.3g、アクリロニトリル16.6
g、新日鐵化学(株)製“p−DVB−S−50”2
1.2g、アゾビスイソブチロニトリル0.5gを混合
溶解させ、調合モノマをキャスト重合により成形した。
キャスト重合は、実施例1において2枚のガラス板の間
の距離が0.4mmになるように設定変更し、70℃に
て8時間、180℃にて1時間重合をした以外は全て同
様に行い、透明な板状の重合体を得た。この板状重合体
の特性値を表1に示す。
【0052】また、この板状重合体上に、実施例1で使
用したオルガノポリシロキサン系ハードコート組成物
に、さらに平均粒子径が50mμのシリカゾルを50重
量部添加した系からなるハードコートを設け、さらに該
ハードコート膜状にインジウム・錫酸化物からなる透明
導電膜をスパッタリング法で約1000オングストロー
ムの厚みに被覆させた。この透明導電膜を有する透明耐
熱樹脂は、150℃、2時間の耐熱性試験においても全
くクラック発生や、被膜剥離などの問題は認められず、
液晶表示用基板としての優れた耐熱性を有していた。
【0053】実施例4 N−イソプロピルマレイミド7.0g、N−シクロヘキ
シルマレイミド23.4g、スチレン18.3g、α−
メチルスチレン10.8g、メタクリロニトリル20.
1g、新日鐵化学(株)製“p−DVB−S−50”2
0.4g、アゾビスイソブチロニトリル0.5gを混合
溶解させ、調合モノマをキャスト重合により成形した。
キャスト重合は、実施例1において2枚のガラス板の間
の距離が0.4mmになるように設定変更し、70℃に
て8時間、180℃にて1時間重合をした以外は全て同
様に行い、透明な板状の重合体を得た。この板状重合体
の特性値を表1に示す。
【0054】また、この板状重合体上に、実施例1で使
用したオルガノポリシロキサン系ハードコート組成物
に、さらに平均粒子径が50mμのシリカゾルを50重
量部添加した系からなるハードコートを設け、さらに該
ハードコート膜状にインジウム・錫酸化物からなる透明
導電膜をスパッタリング法で約1000オングストロー
ムの厚みに被覆させた。この透明導電膜を有する透明耐
熱樹脂は、150℃、2時間の耐熱性試験においても全
くクラック発生や、被膜剥離などの問題は認められず、
液晶表示用基板としての優れた耐熱性を有していた。
【0055】比較例1 N−イソプロピルマレイミド47.0g、N−シクロヘ
キシルマレイミド10.0g、スチレン31.0g、新
日鐵化学(株)製“DVB−570”12.0g、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.5gを混合溶解させ、実施
例1と同様の条件でキャスト重合を行い、透明な板状の
重合体を得た。この板状重合体の特性値を表1に示す。
【0056】また、この板状体は表1に示すようにガス
透過性が高いため液晶表示基板として必要な耐気泡発生
性に劣ることが判った。
【0057】比較例2 N−イソプロピルマレイミド40.0g、N−シクロヘ
キシルマレイミド19.2g、スチレン22.0g、α
−メチルスチレン8.9g、新日鐵化学(株)製“DV
B−810”9.9g、アゾビスイソブチロニトリル
0.5gを混合溶解させ、実施例2と同様の条件でキャ
スト重合を行い、透明な板状の重合体を得た。この板状
重合体の特性値を表1に示す。
【0058】また、この板状体は表1に示すようにガス
透過性が高いため液晶表示基板として必要な耐気泡発生
性に劣ることが判った。
【0059】比較例3 N−イソプロピルマレイミド29.0g、スチレン5
4.3g、アクリロニトリル16.6g、アゾビスイソ
ブチロニトリル0.5gを混合溶解させ、実施例1と同
様の条件でキャスト重合を行い、透明な板状の重合体を
得た。この板状重合体の特性値を表1に示す。
【0060】この板状重合体を用いて表面加工後液晶用
表示基板を作成を検討した。まず、この板状重合体上
に、実施例1と同様にハードコートと透明導電膜を作成
しようとしたが、ハードコート加工時にハードコート処
理溶液に対する耐薬品性不足から表面に白濁が生じた。
そのため良好なハードコート樹脂板は得られず、これ以
上の加工は不可能であった。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明により、耐熱性、耐薬品性および
ガスバリヤ性に優れた透明耐熱樹脂を提供することがで
きた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1)で表される単量体を20〜9
    8重量%、多官能単量体を0.1〜40重量%およびビ
    ニルニトリル系化合物を含有し、かつ一般式(1)で表
    される単量体とビニルニトリル系化合物との合計重量割
    合が30重量%以上である組成物を重合してなることを
    特徴とする透明耐熱樹脂。 【化1】 (式中のR1 、R2 は水素、メチル基およびエチル基か
    ら選ばれる置換基を表す。R3 は炭素数1〜20のアル
    キル基、アリール基、アラルキル基およびシクロアルキ
    ル基から選ばれる置換基を表す。)
  2. 【請求項2】請求項1において、一般式(1)で表され
    る単量体がN−イソプロピルマレイミドおよびN−シク
    ロヘキシルマレイミドから選ばれる1種以上を含むこと
    を特徴とする透明耐熱樹脂。
  3. 【請求項3】請求項1において、多官能単量体がジビニ
    ルベンゼンであることを特徴とする透明耐熱樹脂。
JP4267274A 1992-10-06 1992-10-06 透明耐熱樹脂 Pending JPH06116338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4166322A4 (en) * 2020-06-12 2024-02-28 Toppan Inc. RESIN AND FILM COMPOSITION

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