JPH06116546A - 自動車用光硬化型シーリング剤及びそれを用いた施工方法 - Google Patents

自動車用光硬化型シーリング剤及びそれを用いた施工方法

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JPH06116546A
JPH06116546A JP27182092A JP27182092A JPH06116546A JP H06116546 A JPH06116546 A JP H06116546A JP 27182092 A JP27182092 A JP 27182092A JP 27182092 A JP27182092 A JP 27182092A JP H06116546 A JPH06116546 A JP H06116546A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)光硬化性樹脂、(B)(メタ)アクリ
レートモノマー、(C)無機又は有機充填剤、(D)熱
可塑性樹脂又はポリイソブチレン並びに(E)光反応及
び/又は熱反応開始剤を含有することを特徴とする自動
車用光硬化型シーリング剤。 【効果】 糸ひきやコールドフローが生じないので、施
工部に吐出したシーリング材をヘラ等で容易に外部形状
を修正することができ、また、能率良く、短時間で、仕
上がり状態を施工直後に確認して、その場で施工箇所の
修正ができ、さらに電着塗装板との密着性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部材の継ぎ目、例え
ば、自動車製造工程で鋼板の継ぎ目に使用するシーリン
グ剤に関し、さらに詳しくは、形状を整え、光を照射す
ることによって、数秒で硬化し、その場でさらに形状の
修正が行える、光硬化又は熱硬化型シーリング剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車製造工程では、シーリング
剤を使用している部位が多くあるが、特に見栄えを要求
される部位は、自動車の持主の目につく所、例えば、ス
テップの鋼板の継ぎ目、トランクルームのレインドリッ
プ部分、エンジンルームの鋼板の継ぎ目部分などであ
る。これらの部分の仕上がりが悪いと、自動車の商品価
値が著しく低下するので、従来はブレージングを行って
いた。このブレージングとは、鋼板の継ぎ目部分に溶接
を山盛りに施し、それをサンダーで平らになるまで削り
取る処理法である。
【0003】しかしながら、この方法では、金属部分を
削り取る際に、サンダーの振動、金属粉の飛散、火花の
飛散などは避けられず、そのため作業者は、防護マスク
をつけて行うので、作業性が悪く、1カ所仕上げるの
に、30〜40分を要するという欠点があり、現在の自
動車製造ラインのスピードからすれば、とうてい、ライ
ンに組み入れられるものではなく、さらには、サンダー
をかけると、鋼板部分に施されている電着塗料が削り取
られて防錆効果がなくなってしまうという欠点があっ
た。
【0004】また、従来、鋼板の継ぎ目部分を施工する
方法として、熱硬化型の塩ビゾルシーラーを使用する方
法が知られている。この方法は、金属粉の飛散がないの
で、防護マスクの使用等は避けられるが、施工した後、
塩ビを熱硬化する時に、タレ、収縮があり施工箇所の手
直しが必要となるという欠点があった。さらに、この施
工方法では、自動車製造ラインに設置された加熱炉内を
1回通過させるのに、数10分を要するので、仕上がり
の良し悪しを確認し、次いでその手直しをした後、再
度、加熱炉を通して仕上がり状態を確認するのに、数時
間単位の仕事となり、極めて能率が悪いという欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、能率
良く、短時間で、仕上がり状態を施工直後に確認して、
その場で施工箇所の修正ができ、しかも、すぐに塗装が
できるシーリング剤及びそれを用いた施工方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、(A)
光硬化性樹脂、(B)(メタ)アクリレートモノマー、
(C)無機又は有機充填剤、(D)熱可塑性樹脂又はポ
リイソブチレン並びに(E)光反応及び/又は熱反応開
始剤を含有することを特徴とする自動車用光硬化型シー
リング剤である。本発明の第2は、施行箇所に前記シー
リング剤を吐出し、吐出したシーリング剤の外部形状を
整えた後、光を照射して外部形状を固定し、さらに加熱
硬化させることを特徴とするシーリング施工方法であ
る。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いる光硬化性樹脂としては、紫外光、電子線等の光の
照射により硬化する樹脂であれば特に制限はなく、例え
ば、両末端アクリロイルポリブタジエンオリゴマー、エ
ポキシアクリルオリゴマー、ウレタンアクリルオリゴマ
ー、ウレタン(メタ)アクリロイルオリゴマー、ポリエ
ステルアクリルオリゴマー、アルキッドアクリルオリゴ
マー、シリコーンアクリルオリゴマー、(メタ)アクリ
ルモノマートリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.
6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジアクリロキ
セチルフォスフェート等を挙げることができる。中でも
好ましいのは、アクリロイルポリブタジエンオリゴマ
ー、ウレタン(メタ)アクリロイルオリゴマー、アルキ
ッドアクリルオリゴマーである。
【0008】光硬化性樹脂は、本発明のシ−リング材に
塩ビゾルと同程度の施工容易性を付与するとともに、硬
化のスピードを秒単位に短縮する。光硬化性樹脂の含有
量は、10〜70重量部、好ましくは20〜50重量部
である。
【0009】本発明に用いる(メタ)アクリレートモノ
マーは、市販されているモノあるいはジ−トリ(メタ)
アクリレートから適宜選択して使用することができ、そ
の具体例としては、ブトキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、ブタンジオ−ルモノ(メタ)アクリレ−ト、2−エ
トキシエチル(モノ)アクリレ−ト、エチルカルビト−
ル(モノ)アクリレ−ト、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレ−ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
−ト、イソボルニル(メタ)アクリレ−ト、イソオクチ
ル(メタ)アクリレ−ト、ラウリル(メタ)アクリレ−
ト、フェノキシヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレ−ト、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレ−ト等のモノ(メタ)
アクリレ−ト;ポリエチレングリコ−ルジ(メタ)アク
リレ−ト、1,4−ブタンジオ−ル(メタ)アクリレ−
ト、グリセロ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ
ルプロパントリ(メタ)アクリレ−ト、EO変性トリメ
チロルトリ(メタ)アクリレ−ト、PO変性トリメチル
プロパントリ(メタ)アクリレ−ト等のジ−トリ(メ
タ)アクリレ−ト等を挙げることができる。
【0010】(メタ)アクリレ−トモノマ−の粘度は、
1〜300cps/25℃、好ましくは、5〜200c
ps/25℃である。(メタ)アクリレートモノマー
は、前記光硬化性樹脂の粘度を下げることができる。
(メタ)アクリレートモノマーは、前記光硬化性樹脂の
粘度を下げることができる。(メタ)アクリレートモノ
マーの含有量は、10〜80重量部、好ましくは30〜
70重量部である。
【0011】本発明に用いる無機又は有機充填剤として
は、例えば、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、水酸化
マグネシウム、無水珪酸、無機顔料、有機顔料等を挙げ
ることができ、かさ高い充填剤が好ましい。無機又は有
機充填剤は、本発明のシ−リング剤に糸曳き防止と研磨
性を付与することができる。無機又は有機充填剤の含有
量は、5〜40重量部、好ましくは5〜30重量部であ
る。充填剤の含有量が5重量部未満のときには、シーリ
ング剤が糸ひきを生じたり、コールドフローする場合が
あり、40重量部を超えるときには、シーリング剤の粘
度が高くなり過ぎるためチューブ等から押出せなくなる
場合があり、またヘラ等で表面仕上げをするときに、表
面が荒れる場合があるので好ましくない。
【0012】本発明に用いる熱可塑性樹脂又はポリイソ
ブチレンは、上記(メタ)アクリレートモノマーに溶解
する分子量1万以上の熱可塑性樹脂又はポリイソブチレ
ンであり、硬化後の伸びが100%以上、体積収縮率が
7%以下のものが好ましい。このような熱可塑性樹脂又
はポリイソブチレンを用いることにより、シーリング剤
の硬化後の物性をより強じんにし、耐水性及び耐溶剤性
を向上させることができると共に、電着塗装板との密着
性を向上させることができる。
【0013】前記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ
ブチレン、ポリブタジエン、ポリブテン、ポリイソプレ
ンビニルブチラール、ポリフェニレンオキシド、ポリス
ルホン、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、メタクリ
ル樹脂、ポリアクリロニトリル、熱可塑性ポリエステル
類、ポリアミド類、(誘導体)、ポリビニルブチラー
ル、熱可塑性エポキシ樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合
体、あるいはこれらの共重合体等を挙げることができ
る。熱可塑性樹脂又はポリイソブチレンの使用量は1〜
20重量部で好ましくは3〜15重量部である。この使
用量が1重量部未満のときには、鋼板との密着性が低下
する場合があり、20重量部を超えるときには、シーリ
ング剤の粘度が上昇して好ましくない。
【0014】本発明に用いる光反応開始剤としては、例
えば、ダロキュア1173(メルク社製)、イルガキュ
ア−651(チバ社製)を挙げることができる。光反応
開始剤の使用量は、1〜7重量部、好ましくは3〜5重
量部である。本発明に用いる熱反応開始剤としては、例
えば、ベンゾイルパーオキシド、ジ−2−エチルヘキシ
ルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチル
パーオキシジカーボネート、過酸化ベンゾイル、シクロ
ヘキサンパーオキシド等を挙げることができる。熱反応
開始剤の使用量は、0.1〜3重量部、好ましくは0.
5〜1重量部である。
【0015】本発明の施工方法は、前記所定量で配合し
たシ−リング材を、例えば、シ−ラ−ガン、チュ−ブ等
の容器に充填し、その容器から、例えば鋼板の継ぎ目、
溝、凹み等の施工箇所に所望量のシ−リング材を吐出
し、次いで、その吐出面の外部形状をヘラ、刷毛等を使
用して整えた後、光を照射してシ−リング材の外部形状
を固定する。
【0016】照射する光としては、前記光硬化性樹脂を
硬化させることができる光であれば、特に制限はなく、
例えば紫外線、電子線等の電離放射線を使用することが
できる。また、本発明の施工方法は、硬化したシ−リン
グ材の上から、さらにシ−リング材を吐出した後、外部
形状を整え、光を照射してシ−リング材を硬化させて施
工するのが好ましい。また、必要により硬化した部分を
カッターナイフ等で削り取り外部形状を整える。次に、
シ−リング材の外部形状を固定した後、必要により表面
を塗装した後、加熱してシーリング材を完全に硬化させ
る。加熱温度は、一般的に自動車製造ラインの塗装乾燥
炉の温度と同程度でよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によると次の効果を奏する。 無機又は有機充填剤を含有するので、糸ひきやコール
ドフローを生じることがなく、施工部に吐出したシーリ
ング材をヘラ等で容易に外部形状を修正することができ
る。 紫外線等を照射すれば数秒で硬化させることができる
ので、その後、継ぎ目部分の仕上がり状態により、硬化
させた直後に施工箇所の上からさらに同工程を繰り返し
て修正施工することができ、簡単にしかも短時間で見栄
えの良い仕上げをすることができる。
【0018】熱可塑性樹脂又はポリイソブチレンを含
有するので、電着塗装板に対する接着力が優れる。 塩ビゾルに用いられる可塑剤を全く用いないので、塗
装を行った場合に可塑剤が浮き出て塗料が透けることが
ない。 自動車製造ラインにおいて塩ビゾルシーラーを用いる
場合と比較して、加熱トンネルをくぐる回数が少なくと
も2工程減るので、経済効果がきわめて大きい。 ブレージングに比較し、作業が極めて楽で環境も悪化
せず、施工時間も約10分の1以下にすることができ
る。
【0019】
【実施例】
実施例1 エポキシアクリレート樹脂 3002A (共栄社油脂(株)
製)・・・・30部 エポキシアクリレート樹脂 M-600A(共栄社油脂(株)
製)・・・・70部 エチレン酢ビ共重合体 ESCORENE ULMV02514(エクソン
化学社製)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・10部 ウレタン樹脂微粉末(根上工業(株)製)・・・・・・
・・・・・・10部 ダロキュア 1173 (メルク社製)・・・・・・・・・・
・・・・・・・6部 ベンゾイルパーオキサイド(日本油脂(株)製)・・・
・・・・・・・1部 上記組成物を半径7.5mm、深さ1mmの円形の凹部のあ
る無処理鋼板の上にシーラガンで山盛りに乗せ、ゴムヘ
ラで緩くしごいた。高圧水銀ランプで紫外線を約2秒照
射したところ少し盛り上がったまま硬化した。#220
サンドペーパーで平面にしたあと電着塗装を行ったが、
前記凹部の部分は見分けがつかなかった。加熱による影
響は認められなかった。
【0020】実施例2 ウレタンアクリレート樹脂(アロニックスM-1100、東亜
合成化学工業(株) 製)・・・・・・・・・・・・・・
・・・・40部 ブタンジオールモノアクリレート(BASE社製)・・
・・・・・・60部 アエロジルNo.300(日本アエロジル(株)製)・・・・
・・・・・・15部 飽和ポリエステル(バイロン300 、東洋紡績(株) 製)
・・・・・・10部 ダロキュア1173(メルク社製)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・6部 ラウロイルパーオキサイド(日本油脂(株) 製)・・・
・・・・・・・1部 上記組成物を、電着塗装鋼板の継ぎ目(幅3mm、深さ3
mm、長さ100mmの溝)に、チューブから出して盛り上
げ、ウレタンゴムシキージーでしごいた。そして、1KW
高圧水銀ランプで約2秒間紫外線を照射した。わずか
に、継ぎ目部分が凹んでいたので、凹み部分に上記組成
物を盛り、スキージーで平坦にした後、同様に、紫外線
を照射した。次に、その上から塗装し、焼付けしたとこ
ろ、継ぎ目部分は殆ど分からなくなった。上記組成物は
熱反応開始剤も含有しているため、焼付け工程で施工部
深さ3mmのところも硬化していた。
【0021】実施例3 ポリブタジエンアクリレート(R-45 ACR、出光石油化学
工業(株) 製)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
50部 ポリイソブチレンゴム(ビスタネックス LMMH 、 エクソン社製)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・10部 テトラヒドロフランアクリレート(共栄社油脂(株)
製)・・・・・50部 炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株) 製)・・・・・
・・・・・・・5部 無水ケイ酸(フローライトR、徳山ソーダ(株) 製)・
・・・・・・10部 イルガキュア-184(チバ社製)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・6部 ラウロイルパーオキサイド(日本油脂(株) 製)・・・
・・・・・・・1部 実施例2と同様に試験したところ、ほぼ同様の結果が得
られた。塗料の密着も良好であった。
【0022】実施例4 ウレタンアクリレート樹脂(アロニックスM-1100、東亜
合成化学工業(株) 製)・・・・・・・・・・・・・・
・・・・40部 エポキシアクリレート樹脂 M-600A(共栄社油脂(株)
製)・・・・60部 ビスタネックスLMMS(エクソン社製)・・・・・・
・・・・・・10部 ウレタン樹脂微粉末(根上工業(株)製)・・・・・・
・・・・・・10部 アエロジルNo.300(日本アエロジル(株)製)・・・・
・・・・・・・3部 ダロキュア1173(メルク社製)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・4部 ベンゾイルパーオキサイド(日本油脂(株)製)・・・
・・・・・・・1部 上記組成物を、厚さ0.8mmの電着塗装板の継ぎ目(幅
3mm、深さ0.8mmの溝)に盛り上げ、シリコンゴムの
ヘラでしごいた。このときウレタン樹脂微粉末及び無水
ケイ酸微粉末を含有しているため、常温で流動性がな
く、かつヘラでしごいても糸ひきがなく、作業性が良好
であった。また上記組成物をスクリーン印刷しても糸ひ
きは認められなかった。
【0023】次に、施工部に、1KW高圧水銀ランプで約
2秒間紫外線を照射した。わずかに、継ぎ目部分が凹ん
でいたので再度上記組成物を継ぎ目部分に盛り、テフロ
ンのヘラでしごき、紫外線を照射したところ、継ぎ目部
分はほぼ平坦になった。次に、その上に白色塗装した
後、140℃で30分間焼付けしたところ、継ぎ目部分
は殆ど分からなくなった。上記組成物は、熱可塑性樹脂
を含んでいるため、焼付けしたときに、電着塗装板に対
する密着性が極めて強固になり、硬化物を塗装板から剥
離しようとすると、凝集破壊を生じる場合もあり、密着
性が極めて良好であった。また硬化後、100℃の沸騰
水に1時間以上浸漬しても、剥れや、ふくれ等が全くな
く、浸漬後の塗装板との密着性も良好であった。
【0024】比較例1 塩化ビニルゾルシーラーを、実施例2と同様にして電着
塗装鋼板の継ぎ目に盛り上げ、ウレタンゴムスキージー
でしごいた。継ぎ目部分が少し凹んだ状態のままであっ
た。次に、これを自動車製造ラインの塗装乾燥炉に入
れ、焼付けた。これを冷却後、再度、凹み部分に塩化ビ
ニルゾルをスキージーで施工し、筆で仕上げした後、同
様にして乾燥炉で焼付けした。冷却後、施工部分を塗装
したが、施工部分は、平滑であったが塗料が透けてお
り、施工部分が目視で確認できた。また、2回の塩化ビ
ニルゾルの硬化に要した時間は、1時間以上を要した。
【0025】比較例2 実施例2の電着塗装鋼板の継ぎ目に電気溶接するため、
サンドペーパーで電着塗料を落とし、溶接棒を用い継ぎ
目を盛り上げて溶接した。次に、溶接部分を#220番
サンドペーパーを取付けたサンダーで平坦にした後、#
220番サンドペーパーで仕上げした。次に防錆用の下
塗りを行い、その上から上塗りを行った。仕上がりは良
好であったが、ブレージングに要した時間は約40分で
あり、作業環境は悪いため、手袋、保護帽、保護マスク
をかけて作業を行わなければならなかった。
【0026】比較例3 ウレタンアクリレート樹脂(アロニックスM-1100、東亜
合成化学工業(株) 製)・・・・・・・・・・・・・・
・・・・40部 エポキシアクリレート樹脂 M-600A(共栄社油脂(株)
製)・・・・60部 ウレタン樹脂微粉末(根上工業(株)製)・・・・・・
・・・・・・10部 アエロジルNo.300(日本アエロジル(株)製)・・・・
・・・・・・・3部 ダロキュア1173(メルク社製)・・・・・・・・・・・
・・・・・・・4部 ベンゾイルパーオキサイド(日本油脂(株)製)・・・
・・・・・・・1部 上記組成物を、実施例4と同様にして電着塗装板の継ぎ
目に盛り上げ、紫外線を照射して硬化させた後、140
℃で30分間焼付けした。その結果、上記組成物に熱可
塑性樹脂が含まれていないため密着性が不十分であり、
硬化物が容易に剥離した。
【0027】比較例4 無機又は有機充填剤を含有しない他は、実施例1〜4と
同様の組成物をそれぞれ調製した。これらの組成物は、
いずれも強い糸ひきがあり、またコールドフローするの
で、ヘラで成形することができなかった。
【0028】比較例5 熱可塑性樹脂、及び無機又は有機充填剤を含有しない他
は、実施例1〜4と同様の組成物をそれぞれ調製した。
これらの組成物は、いずれも強い糸ひきがあり、またコ
ールドフローするので、ヘラで成形することができなか
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 良次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)光硬化性樹脂、(B)(メタ)ア
    クリレートモノマー、(C)無機又は有機充填剤、
    (D)熱可塑性樹脂又はポリイソブチレン並びに(E)
    光反応及び/又は熱反応開始剤を含有することを特徴と
    する自動車用光硬化型シーリング剤。
  2. 【請求項2】 施工箇所に請求項1のシーリング剤を吐
    出し、吐出したシーリング剤の外部形状を整えた後、光
    を照射して外部形状を固定し、さらに加熱硬化させるこ
    とを特徴とするシーリング施工方法。
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