JPH06117788A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH06117788A
JPH06117788A JP26454492A JP26454492A JPH06117788A JP H06117788 A JPH06117788 A JP H06117788A JP 26454492 A JP26454492 A JP 26454492A JP 26454492 A JP26454492 A JP 26454492A JP H06117788 A JPH06117788 A JP H06117788A
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JP
Japan
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water
fin
fins
heat exchanger
hydrophilic surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP26454492A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Taira
輝彦 平
Koichi Nakayama
浩一 中山
Hiroaki Kase
広明 加瀬
Seishi Imai
誠士 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Priority to JP26454492A priority Critical patent/JPH06117788A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はヒートポンプエアコン等に用いられ
る熱交換器に関するもので、着霜や結露による性能低下
を防ぐものである。 【構成】 平行に配置する多数のフィン11と、フィン
11に垂直に挿入された伝熱管12から構成され、フィ
ン11の下部を撥水性表面11Aとし、上部を親水性表
面11Bとし、かつ、フィン11の風上側側辺11C上
部は風上方向に傾斜した熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍、空調機器に用いら
れる熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機における、空気熱源式
ヒートポンプ式空気調和機(以下単にヒートポンプとよ
ぶ)の占める割合が急増してきており、家庭用ルームエ
アコン、業務用ルームエアコン等については、半数以上
を占めている。
【0003】ヒートポンプにおいて暖房運転時には、室
外機用の熱交換器のフィン表面で水分の結露が起こり、
また、外気の温度によっては着霜が起こる。このため、
ヒートポンプエアコンの室外機に用いられる熱交換器
は、結露および着霜による性能低下を避けるため、表面
に塗装を施して水切れ性を良くしたり、特殊な形状にし
て、着霜後も性能低下しないような工夫がなされてい
る。
【0004】以下図6を参照しながら従来例(特開平3
−102124号公報)について説明する。
【0005】図6は熱交換器の一断面を示すもので、1
は撥水性表面の長フィン、2は親水性表面の短フィンで
ある。3は伝熱管である。また、4は熱交換器へ流入す
る外気で、5は水滴を示す。
【0006】図6に示すように従来の熱交換器は長フィ
ン1を撥水性表面とし、短フィン2を親水性表面とし
て、交互に並べ、伝熱管3を挿入した後、拡管等の手段
により、長フィン1と短フィン2とを密着固定し、熱交
換器を構成している。
【0007】以上のような構成のフィンを用いた室外機
用の熱交換器について、以下その動作について説明す
る。
【0008】ヒートポンプの暖房運転時の室外機におい
ては、熱交換器の上流側から流入してくる外気4より
も、長フィン1及び短フィン2の表面や伝熱管3の周り
の方が温度が低いため、外気4の露点温度以下になると
結露が起こる。この場合、長フィン1における結露によ
る水滴5は、伝熱管3近傍より風上側の側辺の方が多く
なるが、側辺での長フィン1と短フィン2との間隔が伝
熱管3近傍の間隔の実質2倍であるため、外気4の風路
が確保され、通風抵抗の増大が抑制される。
【0009】また、撥水性表面の長フィン1の伝熱管3
近傍に結露が起こると、水滴5となって残留し、熱交換
器の通風抵抗が高くなるが、これに隣接して親水性表面
の短フィン2を配置しているので、撥水性表面の長フィ
ン1に残留した水滴5が大きく成長し、親水性表面の短
フィン2と接触したとき、水滴5が短フィン2に引き寄
せられ、親水性表面を流れ落ちる。したがって、水滴5
が長フィン1表面でブリッジを作ることがなく、通風抵
抗の増大が抑制される。
【0010】また、外気温度の低い場合、撥水性表面で
は親水性表面より、水滴5の氷結すなわち着霜はおそく
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、撥水性表面に保持された水滴が成長せ
ず、微小なまま保持された場合、隣接した親水性表面に
接触せず、長フィン上にとどまり、熱交換器の通風抵抗
が増大する。特に、長フィンの風上側の側辺では、水滴
と長フィンの接触面積が大きくなり、水滴は落下しに
く、同時に短フィンが隣接していない為、水滴は落下し
にくいという課題を有していた。
【0012】また、着霜後の除霜運転時において、撥水
性表面の長フィンの側辺では、水滴が落下しにくい為
に、再度着霜が起こりやすいという課題も有していた。
【0013】また、フィンの間隔の広い部分がある為
に、伝熱面積が少なくなり、熱交換能力が低下するとい
う課題も有していた。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、撥水性表面の特に側辺に保持される水滴を落下させ
ることにより、熱交換器の通風抵抗を低減するととも
に、除霜運転時にも、フィン表面の水滴を落下させるも
のであり、さらに、熱交換器の伝熱性能を向上させるも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
る為に本発明の熱交換器は、平行に配置する多数のフィ
ンと、前記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成さ
れ、前記フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性
表面とし、かつ、前記フィンの風上側の側辺上側は風上
方向に傾斜したものである。
【0016】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記撥水性表面と親水性表面との界面はフィ
ンの風上側の側辺近傍でその側辺に近づくに従って下が
っているものである。
【0017】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記フィンには風上側の側辺近傍でその側辺
に近づくに従って下がっている波状の突起を設けている
ものである。
【0018】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記フィンの風上側の側辺に折り曲げ部を有
しているものである。
【0019】
【作用】この構成により、熱交換器を蒸発器として用い
た場合、上部の親水性表面で結露した水が、下部の撥水
性表面に保持されている微小な水滴と合体し、落下する
(この現象を以下では掃除効果と呼ぶ)。このとき、フ
ィンの風上側の側辺上側が、風上方向に傾斜している為
に、鉛直に落下した水滴はフィンの側辺に至り、その
後、フィンの側辺を伝って落下する。従って、フィンの
側辺では、より大きな掃除効果が得られる。このように
して通風抵抗を低減できる。これは、熱交換器に着霜し
た場合の除霜運転時にも同様の作用があり、フィンの水
滴をきれいに掃除できる。
【0020】また、親水性表面と撥水性表面の界面が、
フィンの風上側の側辺近傍でその側辺に近づくに従って
下がっている為に、親水性表面を伝って落下する水の多
くは、その界面で重力の影響でフィンの側辺に至り、そ
の後、下部の撥水性表面に保持されている微小な水滴と
合体し、落下する(掃除効果)。特に、フィンの側辺で
は、より大きな掃除効果が得られる。
【0021】また、フィンの下部は撥水性表面とし、上
部は親水性表面とし、かつ、フィンには風上側の側辺近
傍でその側辺に近づくに従って下がっている波状の突起
を設けている為に、親水性表面を伝って落下する水の多
くは、波状の突起に沿ってフィン側面に至り、その後、
下部の撥水性表面に保持されている微小な水滴と合体
し、落下する(掃除効果)。特に、フィンの側辺では、
より大きな掃除効果が得られる。
【0022】また、前記フィンの下部は撥水性表面と
し、上部は親水性表面とし、かつ、前記フィンの風上側
の側辺に折り曲げ部を有している為に、フィンの風上側
の側辺を流れ落ちる水が、外気により風下に飛ばされる
のを防いで、側辺を流れ落ち、フィン側辺の掃除効果が
得られる。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例の熱交換器の要部
断面図でフィンの平面図を表す。図2は本発明の一実施
例の熱交換器の斜視図である。
【0025】図1および図2において、11は台形状の
フィン、12は伝熱管、13は熱交換器、14は外気で
ある。また、11Aは撥水性表面、11Bは親水性表面
であり、11Cはフィン11の風上側の側辺である。
【0026】以上のように構成された熱交換器13につ
いて以下その動作を説明する。ヒートポンプで暖房運転
を行う場合、室外側の熱交換器13の伝熱管12の内部
に冷媒を流し、フィン11上に外気14を流入させるこ
とにより、伝熱管12の内部の冷媒が蒸発し、外気14
の熱が冷媒に取り込まれる。このとき熱交換器13に流
入する外気14は冷却され、フィン11の表面に外気1
4中の水分が結露する。
【0027】このとき、外気14の温度が比較的高い場
合(約7゜C以上)には、結露により上部の親水性表面
11Bでは水膜が形成され、下部の撥水性表面11Aで
は微小な水滴が保持される。この時、風上側は特に湿っ
た外気14である為に風下に比べてより多くの結露が起
こる。特に、撥水性表面11Aの風上側の側辺11Cに
は特に落下しにくい水滴が多く保持されている。これ
は、最も湿った外気14が接触すると同時にフィン11
の角が水滴との接触面積が大きくなっていることによ
る。
【0028】親水性表面11Bで生成された水膜はやが
て重力によって流下するが、フィン11の風上側の側辺
11Cは下方になるに従って内側に傾斜しており、水の
多くが側辺11Cに沿って流下することになる。そし
て、流下する水は撥水性表面11Aに保持されている微
小な水滴と合体し、落下する(掃除効果)。とくに前記
したように側辺11Cは水の流下量が多く、十分な掃除
効果が得られる。このようにして熱交換器14の水切れ
性が向上し、通風抵抗が低減される。
【0029】また、外気14の温度が非常に低い場合
(約0゜C以下)には、フィン11の表面に着霜が起こ
り、熱交換器13はやがて閉塞する。撥水性表面11A
では、霜が生成されにくい反面、除霜運転時において
は、水が滴状となりフィン11上に保持されやすい。特
にフィン11の側辺11Cには落下しにくい水滴が保持
されているのは前記した通りである。一方、親水性表面
11Bでは霜が生成されやすい反面、除霜運転時におい
ては水が膜状となって、すみやかに流下するという相反
する特性がある。
【0030】この場合、熱交換器13の閉塞後は除霜運
転に入るが、このとき親水性表面11Bでは、暖房運転
時に生成された霜が融解し、自重落下可能な充分大きい
水膜を形成する。この水膜が落下して、下部の撥水性表
面11Aに保持されている微小な水滴と合体し、落下す
る。さらに、前記したように、側辺11Cは傾斜してい
る為に、十分な掃除効果が得られる。このようにして微
小な水滴が保持されやすい撥水性表面11Aでも、除霜
運転時に速やかに水が除去され、再度着霜を起こり難く
できる。特に側辺11Cでも速やかに水が除去される。
【0031】以上のように本実施例によれば、外気14
の温度が比較的高い場合(約7゜C以上)には、フィン
11の下部を撥水性表面11Aとし、上部を親水性表面
11Bとすし、かつ、前記フィン11の側辺11Cは上
側が風上方向に傾斜したことにより、撥水表面上の掃除
効果が得られ、通風抵抗が低減される。特に水滴が保持
され易いフィンの風上側の側辺11Cでは掃除効果が顕
著に現れる。
【0032】また、外気14の温度が非常に低い場合
(約0゜C以下)には、フィン11の下部を撥水性表面
11Aとすることにより、暖房運転時には撥水性表面1
1Aの着霜遅延効果により、暖房運転時間の延長を図る
ことができる上に、フィン11の上部を親水性表面11
Bとすることにより、除霜運転時には撥水性表面11A
の水滴が掃除効果により速やかに除去され、特に水滴が
多く保持され易い風上側の側辺11Cでは掃除効果が十
分に現れ、再度着霜を起こり難くできる。
【0033】また、熱交換器13内でフィン11の間隔
が広い部分がなく、伝熱面積が大きくなることから、伝
熱性能がよい。
【0034】尚本実施例では台形状のフィンを用いた
が、長方形のフィンを用い、その全体を風上方向に傾け
て設置してもよい。
【0035】以下本発明の他の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の他の実施例の熱
交換器の要部断面図でフィンの平面図を表す。
【0036】図3において、21はフィン、22は伝熱
管、24は外気である。また、21Aは撥水性表面、2
1Bは親水性表面であり、その界面は山状になってい
る。21Cはフィン21の風上側の側辺、21Dは風下
側の側辺である。
【0037】以上のように構成された熱交換器について
以下その動作を説明する。ヒートポンプで暖房運転を行
う場合、室外側の熱交換器の伝熱管22の内部に冷媒を
流し、フィン21上に外気24を流入させることによ
り、伝熱管22の内部の冷媒が蒸発し、外気24の熱が
冷媒に取り込まれる。このとき熱交換器に流入する外気
24は冷却され、フィン21の表面に外気24中の水分
が結露する。
【0038】このとき、外気24の温度が比較的高い場
合(約7゜C以上)には、結露により上部の親水性表面
21Bでは水膜が形成され、下部の撥水性表面21Aで
は微小な水滴が保持される。
【0039】この時、風上側は特に湿った外気24であ
る為に風下に比べてより多くの結露が起こる。特に、撥
水性表面21Aの側辺21Cには特に落下しにくい水滴
が保持されている。これは最も湿った外気24が接触す
ると同時にフィン21の角が水滴との接触面積が大きく
なっていることによる。
【0040】親水性表面21Bで生成された水膜はやが
て重力によって流下するが、親水性表面21Bの下方の
界面はフィン21の側辺21C、21Dに近づくに従っ
て下がっており、親水性表面21Bを流下する水の多く
が界面に沿ってフィン21の側辺21C、21Dに流
れ、この側辺21C、21Dに沿って流下することにな
る。
【0041】そして、流下する水は撥水性表面21Aに
保持されている微小な水滴と合体し、落下する(掃除効
果)。とくに前記したように側辺21Cは水の流下量が
多く、十分な掃除効果が得られる。このようにして熱交
換器の水切れ性が向上し、通風抵抗が低減される。
【0042】また、外気24の温度が非常に低い場合
(約0゜C以下)には、フィン21の表面に着霜が起こ
り、熱交換器はやがて閉塞する。撥水性表面21Aで
は、霜が生成されにくい反面、除霜運転時においては、
水が滴状となりフィン21上に保持されやすい。特にフ
ィン21の風上側の側辺21Cには落下しにくい水滴が
多く保持されているのは前記した通りである。一方、親
水性表面21Bでは霜が生成されやすい反面、除霜運転
時においては水が膜状となって、すみやかに流下すると
いう相反する特性がある。
【0043】この場合、熱交換器の閉塞後は除霜運転に
入るが、このとき親水性表面21Bでは、暖房運転時に
生成された霜が融解し、自重落下可能な充分大きい水膜
を形成する。この水膜が落下して、下部の撥水性表面2
1Aに保持されている微小な水滴と合体し、落下する。
さらに、前記したように、親水性表面21Bの下方の界
面は山状になっており、フィン21の側辺21C、21
Dに近づくに従って下がっており、親水性表面21Bを
流下する水の多くが界面に沿ってフィン21の側辺21
C、21Dに流れ、この側辺21C、21Dに沿って流
下することになる。
【0044】このようにして微小な水滴が保持されやす
い撥水性表面21Aでも、除霜運転時に速やかに水が除
去され、短時間で除霜運転を終了することができる。特
に側辺21Cでも速やかに水が除去される。
【0045】以上のように本実施例によれば、外気24
の温度が比較的高い場合(約7゜C以上)には、フィン
21の下部を撥水性表面21Aとし、上部を親水性表面
21Bとすし、かつ、撥水性表面21Aと親水性表面2
1Bとの界面はフィン21の側辺21C、21Dに近づ
くに従って下がっている為に、撥水表面上の掃除効果が
得られ、通風抵抗が低減される。特に水滴が多く保持さ
れ易いフィンの風上側の側辺21Cでは掃除効果が顕著
に現れる。
【0046】また、フィン21の表面処理のみで効果が
得られる為、フィンの加工等の工数が少なくて済み、熱
交換器の外形も任意にできる。
【0047】尚、本実施例では風上側の側辺21Cと風
下側の側辺21Dの両方の近傍で撥水性表面21Aと親
水性表面21Bとの界面が下がっているとしたが、これ
は風上側の側辺近傍だけでも効果が得られることは言う
までもない。
【0048】以下本発明の他の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図4は本発明の他の実施例の熱
交換器の要部断面図でフィンの平面図を表す。
【0049】以上のように構成された熱交換器について
以下その動作を説明する。図4において、31はフィ
ン、32は伝熱管、34は外気である。また、31Aは
撥水性表面、31Bは親水性表面であり、31Cはフィ
ン31の風上側の側辺、31Dはフィン31の風下側の
側辺である。親水性表面31Bの表面には波状の突起3
5を設けている。
【0050】ヒートポンプで暖房運転を行う場合、室外
側の熱交換器の伝熱管32の内部に冷媒を流し、フィン
31上に外気34を流入させることにより、伝熱管32
の内部の冷媒が蒸発し、外気34の熱が冷媒に取り込ま
れる。このとき熱交換器に流入する外気34は冷却さ
れ、フィン31の表面に外気34中の水分が結露する。
【0051】このとき、外気34の温度が比較的高い場
合(約7゜C以上)には、結露により上部の親水性表面
31Bでは水膜が形成され、下部の撥水性表面31Aで
は微小な水滴が保持される。この時、風上側は特に湿っ
た外気34である為に風下に比べてより多くの結露が起
こる。特に、撥水性表面31Aの風上側の側辺31Cに
は特に落下しにくい水滴が保持されている。これは最も
湿った外気34が接触すると同時にフィン31の角が水
滴との接触面積が大きくなっていることによる。
【0052】親水性表面31Bで生成された水膜はやが
て重力によって流下するが、親水性表面31Bには、側
辺31C、31Dに近づくに従って下がっている突起3
5が加工されており、親水性表面31Bを流下する水の
多くがこの突起に沿ってフィン31の側辺31C、31
Dに流れ、この側辺31C、31Dに沿って流下するこ
とになる。
【0053】そして、流下する水は撥水性表面31Aに
保持されている微小な水滴と合体し、落下する(掃除効
果)。とくに前記したように側辺31Cは水の流下量が
多く、十分な掃除効果が得られる。このようにして熱交
換器の水切れ性が向上し、通風抵抗が低減される。
【0054】また、外気34の温度が非常に低い場合
(約0゜C以下)には、フィン31の表面に着霜が起こ
り、熱交換器はやがて閉塞する。撥水性表面31Aで
は、霜が生成されにくい反面、除霜運転時においては、
水が滴状となりフィン31上に保持されやすい。特にフ
ィン31の側辺31Cには落下しにくい水滴が保持され
ているのは前記した通りである。一方、親水性表面31
Bでは霜が生成されやすい反面、除霜運転時においては
水が膜状となって、すみやかに流下するという相反する
特性がある。
【0055】この場合、熱交換器の閉塞後は除霜運転に
入るが、このとき親水性表面31Bでは、暖房運転時に
生成された霜が融解し、自重落下可能な充分大きい水膜
を形成する。この水膜が落下して、下部の撥水性表面3
1Aに保持されている微小な水滴と合体し、落下する。
さらに、前記したように、親水性表面31Bを流下する
水の多くが突起36に沿ってフィン31の側辺31C、
31Dに流れ、この側辺31C、31Dに沿って流下す
ることになる。
【0056】このようにして微小な水滴が保持されやす
い撥水性表面21Aでも、除霜運転時に速やかに水が除
去され、短時間で除霜運転を終了することができる。特
に側辺31Cでも速やかに水が除去される。
【0057】以上のように本実施例によれば、外気34
の温度が比較的高い場合(約7゜C以上)には、フィン
31の下部を撥水性表面31Aとし、上部を親水性表面
31Bとすし、かつ、親水性表面31Bには風上側の側
辺31Cに近づくに従って下がっている突起35を加工
している為に、撥水表面31A上の掃除効果が得られ、
通風抵抗が低減される。特に水滴が保持され易いフィン
の風上側の側辺31Cでは掃除効果が顕著に現れる。
【0058】また、波状の突起35は外気34の流れを
乱すことで、フィン表面での伝熱性能が向上する。
【0059】尚、本実施例では突起35を風上側に2
つ、風下側に1つ設けたが、この数は任意に設定しても
効果は得られ、風下側は無くてもよい。
【0060】以下本発明の他の実施例について、図面を
参照しながら説明する。図5は本発明の他の実施例の熱
交換器の要部断面図でフィンの平面図を表す。
【0061】図5において、41はフィン、42は伝熱
管、44は外気である。また、41Aは撥水性表面、4
1Bは親水性表面であり、41Cはフィン41の風上側
の側辺である。側辺41Cには全域に渡って折り曲げ部
45が加工されている。
【0062】以上のように構成された熱交換器について
以下その動作を説明する。ヒートポンプで暖房運転を行
う場合、室外側の熱交換器の伝熱管42の内部に冷媒を
流し、フィン41上に外気44を流入させることによ
り、伝熱管42の内部の冷媒が蒸発し、外気44の熱が
冷媒に取り込まれる。このとき熱交換器に流入する外気
44は冷却され、フィン41の表面に外気44中の水分
が結露する。
【0063】このとき、外気44の温度が比較的高い場
合(約7゜C以上)には、結露により上部の親水性表面
41Bでは水膜が形成され、下部の撥水性表面41Aで
は微小な水滴が保持される。この時、風上側は特に湿っ
た外気44である為に風下に比べてより多くの結露が起
こる。特に、撥水性表面41Aの風上側の側辺41Cに
は特に落下しにくい水滴が保持されている。これは、最
も湿った外気44が接触すると同時にフィン41の角が
水滴との接触面積が大きくなっていることによる。
【0064】親水性表面41Bで生成された水膜はやが
て重力によって流下するが、風上側の側辺41Cを流れ
落ちる水は外気44によって風下側すなわちフィン41
の奥行き方向に飛ばされようとする。しかしながら、側
辺41Cには折り曲げ部45があるために、飛ばされよ
うとする水をせき止め、水はそのまま側辺41Cを流下
することになる。
【0065】そして、流下する水は撥水性表面41Aに
保持されている微小な水滴と合体し、落下する(掃除効
果)。とくに前記したように側辺41Cも水は流下し、
十分な掃除効果が得られる。このようにして熱交換器の
水切れ性が向上し、通風抵抗が低減される。
【0066】また、外気44の温度が非常に低い場合
(約0゜C以下)には、フィン41の表面に着霜が起こ
り、熱交換器はやがて閉塞する。撥水性表面41Aで
は、霜が生成されにくい反面、除霜運転時においては、
水が滴状となりフィン41上に保持されやすい。特にフ
ィン41の側辺41Cには落下しにくい水滴が保持され
ているのは前記した通りである。一方、親水性表面41
Bでは霜が生成されやすい反面、除霜運転時においては
水が膜状となって、すみやかに流下するという相反する
特性がある。
【0067】この場合、熱交換器の閉塞後は除霜運転に
入るが、このとき親水性表面41Bでは、暖房運転時に
生成された霜が融解し、自重落下可能な充分大きい水膜
を形成する。この水膜が落下して、下部の撥水性表面4
1Aに保持されている微小な水滴と合体し、落下する。
さらに、前記したように、風上側の側辺41Cを流れ落
ちる水は外気44によって風下側に飛ばされようとす
る。しかしながら、側辺41Cには折り曲げ部45があ
るために、飛ばされようとする水をせき止め、水はその
まま側辺41Cを流下することになる。
【0068】このようにして微小な水滴が保持されやす
い撥水性表面41Aでも、除霜運転時に速やかに水が除
去され、短時間で除霜運転を終了することができる。特
に側辺41Cでも速やかに水が除去される。
【0069】以上のように本実施例によれば、外気44
の温度が比較的高い場合(約7゜C以上)には、フィン
の下部を撥水性表面41Aとし、上部を親水性表面41
Bとすし、かつ、風上側の側辺41Cには折り曲げ部4
5を設けている為に、撥水表面41A上の掃除効果が得
られ、通風抵抗が低減されると共に、水滴が保持され易
いフィン41の風上側の側辺41Cでも掃除効果が得ら
れる。
【0070】また、フィン41の側辺41Cに折り曲げ
部45を加工するだけで効果が得られるので、他の大部
分のフィン41の表面上にはスリットやコルゲートのよ
うな伝熱性能向上手段を用いることができる。
【0071】尚、上記した全ての実施例では上部を親水
性表面、下部を撥水性表面としたが、とちらかを表面処
理材等にて親水処理あるいは撥水処理を行った場合、も
う一方を無処理としてもよいことは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明の熱交換器は、平行
に配置する多数のフィンと、前記フィンに垂直に挿入さ
れた伝熱管から構成され、前記フィンの下部は撥水性表
面とし、上部は親水性表面とし、かつ、前記フィンの風
上側の側辺は風上方向に傾斜したことにより、水滴の残
留しやすい撥水表面でも、掃除効果により、速やかに水
が流下する。特にフィンの側辺では、より大きな掃除効
果が得られる。このようにして、通風抵抗を低減でき
る。これは、熱交換器に着霜した場合の除霜運転時にも
同様の作用があり、フィンの水滴を流下させることがで
きる。さらに、フィン間隔の広い部分がなく、伝熱性能
がよい。
【0073】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記撥水性表面と親水性表面との界面はフィ
ンの風上側の側辺近傍でその側辺に近づくに従って下が
っていることにより、水滴の残留しやすい撥水表面で
も、速やかに水が流下する。特にフィンの側辺では、よ
り大きな掃除効果が得られる。さらに、熱交換器外形を
任意の形状にできる。
【0074】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記フィンには風上側の側辺近傍でその側辺
に近づくに従って下がっている波状の突起を設けている
ことにより、水滴の残留しやすい撥水表面でも、速やか
に水が流下する。特にフィンの側辺では、より大きな掃
除効果が得られる。さらに、この波状の突起は外気の流
れを乱すことで、フィン表面での伝熱性能が向上する。
【0075】また、平行に配置する多数のフィンと、前
記フィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記
フィンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面と
し、かつ、前記フィンの風上側の側辺に折り曲げ部を有
していることにより、水滴の残留しやすい撥水表面で
も、速やかに水が流下する。特にフィンの側辺では、よ
り大きな掃除効果が得られる。さらに、大部分のフィン
表面の形状を任意にできることで、どのようなフィンに
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱交換器の要部断面
図
【図2】本発明の一実施例における熱交換器の斜視図
【図3】本発明の他の実施例における熱交換器の要部断
面図
【図4】本発明の他の実施例における熱交換器の要部断
面図
【図5】本発明の他の実施例における熱交換器の要部断
面図
【図6】従来の熱交換器の要部断面図
【符号の説明】
11、21、31、41 フィン 11A、21A、31A、41A 撥水性表面 11B、21B、31B、41B 親水性表面 11C、21C、31C、41C 側辺 12、22、32、42 伝熱管 13 熱交換器 35 突起 45 折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 誠士 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置する多数のフィンと、前記フ
    ィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記フィ
    ンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面とし、か
    つ、前記フィンの風上側の側辺上側は風上方向に傾斜し
    たことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 平行に配置する多数のフィンと、前記フ
    ィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記フィ
    ンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面とし、か
    つ、前記撥水性表面と親水性表面との界面はフィンの風
    上側の側辺近傍でその側辺に近づくに従って下がってい
    ることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 平行に配置する多数のフィンと、前記フ
    ィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記フィ
    ンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面とし、か
    つ、前記フィンには風上側の側辺近傍でその側辺に近づ
    くに従って下がっている波状の突起を設けていることを
    特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 平行に配置する多数のフィンと、前記フ
    ィンに垂直に挿入された伝熱管から構成され、前記フィ
    ンの下部は撥水性表面とし、上部は親水性表面とし、か
    つ、前記フィンの風上側の側辺に折り曲げ部を有してい
    ることを特徴とする熱交換器。
JP26454492A 1992-10-02 1992-10-02 熱交換器 Pending JPH06117788A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699881A3 (de) * 1992-08-13 1996-09-11 Bodenseewerk Geraetetech Kühlsystem zum Abkühlen eines Kühlobjektes auf tiefe Temperaturen mittels eines Joule-Thomson-Kühlers
JP2005214534A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空調装置
US20130240176A1 (en) * 2012-02-10 2013-09-19 Sangyeul Lee Heat pump
JP2014206325A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 三菱電機株式会社 空気調和機
EP2455687A3 (en) * 2010-11-19 2015-09-30 LG Electronics Inc. Outdoor heat exchanger and heat pump having the same
JP2023007725A (ja) * 2021-07-02 2023-01-19 株式会社リコー ミスト回収装置、及び液体吐出装置

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