JPH06117883A - 光ファイバ式物理量計測システム - Google Patents
光ファイバ式物理量計測システムInfo
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- JPH06117883A JPH06117883A JP29632992A JP29632992A JPH06117883A JP H06117883 A JPH06117883 A JP H06117883A JP 29632992 A JP29632992 A JP 29632992A JP 29632992 A JP29632992 A JP 29632992A JP H06117883 A JPH06117883 A JP H06117883A
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- optical
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 低コストで精度の高い測定を行い得る光ファ
イバ式物理量計測システムを提供する。 【構成】 第1の光ファイバ34と第2の光ファイバ3
6の間にセンサ3a〜3dを接続し、光パルス発生器5
から射出された光パルスを第1の光ファイバ34,セン
サ3a〜3d,第2の光ファイバ36の経路で透過さ
せ、光パルスの強度変化に基づいて物理量を計測する。
センサ3a〜3dにおける物理量の変化に影響を受けな
いように、第1の光ファイバ34と第2の光ファイバ3
6の間に接続された参照用光ファイバ22と、第1及び
第2の光ファイバ34,36内で発生する後方散乱光の
うち少なくともレーリ散乱光を検出する分波器9と、参
照用光ファイバ22を透過した光パルスの強度と、レー
リ散乱光分布を検出する受光器40と、受光器40の出
力データに基づいて測定用時系列パルスを補正する信号
処理装置42とを備えている。
イバ式物理量計測システムを提供する。 【構成】 第1の光ファイバ34と第2の光ファイバ3
6の間にセンサ3a〜3dを接続し、光パルス発生器5
から射出された光パルスを第1の光ファイバ34,セン
サ3a〜3d,第2の光ファイバ36の経路で透過さ
せ、光パルスの強度変化に基づいて物理量を計測する。
センサ3a〜3dにおける物理量の変化に影響を受けな
いように、第1の光ファイバ34と第2の光ファイバ3
6の間に接続された参照用光ファイバ22と、第1及び
第2の光ファイバ34,36内で発生する後方散乱光の
うち少なくともレーリ散乱光を検出する分波器9と、参
照用光ファイバ22を透過した光パルスの強度と、レー
リ散乱光分布を検出する受光器40と、受光器40の出
力データに基づいて測定用時系列パルスを補正する信号
処理装置42とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ式物理量計測
システムに関し、特に透過形時分割多重方式の光ファイ
バ式分布物理量計測システムに関する。
システムに関し、特に透過形時分割多重方式の光ファイ
バ式分布物理量計測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度,湿度,液体漏洩等の物理量
を検出する光ファイバ式の多点計測システムとして、図
6に示すOTDR(Optical Time Domain Reflectometr
y)を用いた方式や、図7のような透過形時分割多重方式
が考案されている。 図6のOTDRを用いた方式で
は、1本の光ファイバ2の途中に物理量変化により光損
失が変化する光式物理量センサ3を直列に接続し、OT
DR装置1により後方散乱光の分布を検出する。そし
て、この散乱光分布から各センサ部の光損失の変化を求
め、当該光損失に基づいて温度分布等の所定の物理量を
測定する。
を検出する光ファイバ式の多点計測システムとして、図
6に示すOTDR(Optical Time Domain Reflectometr
y)を用いた方式や、図7のような透過形時分割多重方式
が考案されている。 図6のOTDRを用いた方式で
は、1本の光ファイバ2の途中に物理量変化により光損
失が変化する光式物理量センサ3を直列に接続し、OT
DR装置1により後方散乱光の分布を検出する。そし
て、この散乱光分布から各センサ部の光損失の変化を求
め、当該光損失に基づいて温度分布等の所定の物理量を
測定する。
【0003】一方、図7の透過形時分割方式では、2本
の光ファイバ2a,2bの対応する各位置に光分岐器4
を配置し、これらの分岐器4間に光式物理量センサ3を
接続する。光ファイバ2aの一端は計測装置8の光パル
ス発生器5に接続され、光ファイバ2bの一端は受光器
6に接続されている。光パルス発生器5から光ファイバ
2aに入射した光パルスは、光分岐器4で分岐され、各
センサ3,光ファイバ2bを経由して受光器6に戻る。
受光器6では、各物理量センサ3の位置に対応した遅延
時間毎に受光パルスを検出する。その後、信号処理装置
7により、往復の光ファイバ2a,2b中、あるいは分
岐器4による光損失を補正し、図8に示すようなセンサ
部パルス信号11を測定用時系列パルス列として得る。
そして、このような測定用時系列パルス列に基づいてセ
ンサ出力(物理量)が求めるようになっている。なお、
図中、符号12はバックグラウンドノイズを示す。
の光ファイバ2a,2bの対応する各位置に光分岐器4
を配置し、これらの分岐器4間に光式物理量センサ3を
接続する。光ファイバ2aの一端は計測装置8の光パル
ス発生器5に接続され、光ファイバ2bの一端は受光器
6に接続されている。光パルス発生器5から光ファイバ
2aに入射した光パルスは、光分岐器4で分岐され、各
センサ3,光ファイバ2bを経由して受光器6に戻る。
受光器6では、各物理量センサ3の位置に対応した遅延
時間毎に受光パルスを検出する。その後、信号処理装置
7により、往復の光ファイバ2a,2b中、あるいは分
岐器4による光損失を補正し、図8に示すようなセンサ
部パルス信号11を測定用時系列パルス列として得る。
そして、このような測定用時系列パルス列に基づいてセ
ンサ出力(物理量)が求めるようになっている。なお、
図中、符号12はバックグラウンドノイズを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の光ファイバ式分布物理量計測システムにお
いては、以下のような種々の問題点が存在した。
ような従来の光ファイバ式分布物理量計測システムにお
いては、以下のような種々の問題点が存在した。
【0005】図6に示したOTDR装置1を用いた方式
では、OTDR装置1の近傍の物理量センサ3の損失が
大きくなると信号が減衰し、これによって遠方のセンサ
(後方センサ)からの情報が得られなくなることがあっ
た。
では、OTDR装置1の近傍の物理量センサ3の損失が
大きくなると信号が減衰し、これによって遠方のセンサ
(後方センサ)からの情報が得られなくなることがあっ
た。
【0006】一方、図7に示した透過形時分割方式で
は、OTDR方式のような問題はないが、光パルス発生
器5の出力変動や受光器6の受光感度に変動が生じる
と、受光パルス信号レベルも変化し、光式物理量センサ
3による検出信号を正確に把握することが困難であっ
た。そこで、光パルス発生器5及び受光器6に安定化機
構を付加することも考えられるが、装置が大掛かりで経
済性に欠けるという問題点がある。また、光ファイバ2
a,2bに曲がり等のマイクロベンディングロスが生じ
た場合、受光パルス信号のレベルが変化し、正確な測定
を行えないという問題点がある。
は、OTDR方式のような問題はないが、光パルス発生
器5の出力変動や受光器6の受光感度に変動が生じる
と、受光パルス信号レベルも変化し、光式物理量センサ
3による検出信号を正確に把握することが困難であっ
た。そこで、光パルス発生器5及び受光器6に安定化機
構を付加することも考えられるが、装置が大掛かりで経
済性に欠けるという問題点がある。また、光ファイバ2
a,2bに曲がり等のマイクロベンディングロスが生じ
た場合、受光パルス信号のレベルが変化し、正確な測定
を行えないという問題点がある。
【0007】更に、従来の方式によると、複数種の物理
量を測定する場合、測定物理量毎にシステムを複数構築
する必要があり、光ファイバ線心数や装置台数の増加に
より、全体のシステムとして非常に大きく且つ高価にな
ってしまう。
量を測定する場合、測定物理量毎にシステムを複数構築
する必要があり、光ファイバ線心数や装置台数の増加に
より、全体のシステムとして非常に大きく且つ高価にな
ってしまう。
【0008】
【発明の目的】従って、本発明の第1の目的は、低コス
トでありながら精度の高い測定を行い得る光ファイバ式
物理量計測システムを提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、複数の物理量を一括測定できる低コ
スト且つコンパクトな光ファイバ式物理量計測システム
を提供することにある。
トでありながら精度の高い測定を行い得る光ファイバ式
物理量計測システムを提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、複数の物理量を一括測定できる低コ
スト且つコンパクトな光ファイバ式物理量計測システム
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、第1の光ファイバと第2の光ファイ
バの間にセンサを接続し、光パルス発生器から射出され
た光パルスを第1の光ファイバ,センサ,第2の光ファ
イバの経路で透過させ、これを測定用時系列パルスとし
て検出し、センサにおける光パルスの強度変化に基づい
て当該センサ部における所定の物理量を計測する光ファ
イバ式物理量計測システムにおいて、センサにおける物
理量の変化に影響を受けないように、第1の光ファイバ
と第2の光ファイバの間に接続された参照用光ファイバ
と、第1及び第2の光ファイバ内で発生する後方散乱光
のうち少なくともレーリ散乱光を検出する分波器と、参
照用光ファイバを透過した光パルスの強度と、レーリ散
乱光分布を検出する検出手段と、検出手段の出力データ
に基づいて測定用時系列パルスを補正する信号処理部と
を備えている。
を達成するために、第1の光ファイバと第2の光ファイ
バの間にセンサを接続し、光パルス発生器から射出され
た光パルスを第1の光ファイバ,センサ,第2の光ファ
イバの経路で透過させ、これを測定用時系列パルスとし
て検出し、センサにおける光パルスの強度変化に基づい
て当該センサ部における所定の物理量を計測する光ファ
イバ式物理量計測システムにおいて、センサにおける物
理量の変化に影響を受けないように、第1の光ファイバ
と第2の光ファイバの間に接続された参照用光ファイバ
と、第1及び第2の光ファイバ内で発生する後方散乱光
のうち少なくともレーリ散乱光を検出する分波器と、参
照用光ファイバを透過した光パルスの強度と、レーリ散
乱光分布を検出する検出手段と、検出手段の出力データ
に基づいて測定用時系列パルスを補正する信号処理部と
を備えている。
【0010】更に、第2の目的を達成するために、上記
分波器をレーリ散乱光の他に第1及び第2の光ファイバ
内で発生するラマン散乱光を検出する構成とし、上記信
号処理部をラマン散乱光の分布に基づいて第1及び第2
の光ファイバに沿った温度分布を計測する構成としてい
る。
分波器をレーリ散乱光の他に第1及び第2の光ファイバ
内で発生するラマン散乱光を検出する構成とし、上記信
号処理部をラマン散乱光の分布に基づいて第1及び第2
の光ファイバに沿った温度分布を計測する構成としてい
る。
【0011】
【作用】以上のように、本発明に係る光ファイバ式物理
量計測システムにおいては、参照用光ファイバを第1の
光ファイバと第2の光ファイバの間に直接接続している
ため、当該参照用光ファイバではセンサにおける物理量
の変化の影響を受けず、光パルス発生器の出力や受光器
の感度の変動がそのまま光損失として現れる。そこで、
この参照用光ファイバにおける光損失に基づいて測定用
時系列パルスを補正することにより、光パルス発生器の
出力や受光器の感度の変動による誤差を確実に除去する
ことができる。更に、分波器によって第1及び第2の光
ファイバ内で発生するレーリ散乱光から第1及び第2の
光ファイバに沿った減衰率(光損失比)を求め、これに
基づいて測定用時系列パルスを補正しているため、光フ
ァイバの曲がり等によるマイクロベンディングロスを確
実に除去できる。
量計測システムにおいては、参照用光ファイバを第1の
光ファイバと第2の光ファイバの間に直接接続している
ため、当該参照用光ファイバではセンサにおける物理量
の変化の影響を受けず、光パルス発生器の出力や受光器
の感度の変動がそのまま光損失として現れる。そこで、
この参照用光ファイバにおける光損失に基づいて測定用
時系列パルスを補正することにより、光パルス発生器の
出力や受光器の感度の変動による誤差を確実に除去する
ことができる。更に、分波器によって第1及び第2の光
ファイバ内で発生するレーリ散乱光から第1及び第2の
光ファイバに沿った減衰率(光損失比)を求め、これに
基づいて測定用時系列パルスを補正しているため、光フ
ァイバの曲がり等によるマイクロベンディングロスを確
実に除去できる。
【0012】更に、分波器においてレーリ散乱光の他に
第1及び第2の光ファイバ内で発生するラマン散乱光を
検出し、信号処理部によってラマン散乱光の分布に基づ
いて第1及び第2の光ファイバに沿った温度分布を計測
しているため、1つのシステムによって少なくとも3種
類の物理量を計測できることになる。すなわち、従来通
りセンサ部における所定の物理量が測定できる他、レー
リ散乱光の検出により第1及び第2の光ファイバに沿っ
た光損失分布を、ラマン散乱光の検出により第1及び第
2の光ファイバに沿った温度分布を各々計測可能とな
る。
第1及び第2の光ファイバ内で発生するラマン散乱光を
検出し、信号処理部によってラマン散乱光の分布に基づ
いて第1及び第2の光ファイバに沿った温度分布を計測
しているため、1つのシステムによって少なくとも3種
類の物理量を計測できることになる。すなわち、従来通
りセンサ部における所定の物理量が測定できる他、レー
リ散乱光の検出により第1及び第2の光ファイバに沿っ
た光損失分布を、ラマン散乱光の検出により第1及び第
2の光ファイバに沿った温度分布を各々計測可能とな
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の一実施例を添付図面を参照し
つつ詳細に説明する。図1には、実施例に係る光ファイ
バ式多点物理量計測システムの構成が示されている。こ
の光ファイバ式多点物理量計測システムは、物理量を検
出するのに必要な光データを得るためのセンサ部30
と、このセンサ部30の出力データから所定の物理量を
計測する計測部32とから構成されている。
つつ詳細に説明する。図1には、実施例に係る光ファイ
バ式多点物理量計測システムの構成が示されている。こ
の光ファイバ式多点物理量計測システムは、物理量を検
出するのに必要な光データを得るためのセンサ部30
と、このセンサ部30の出力データから所定の物理量を
計測する計測部32とから構成されている。
【0014】センサ部30は、長手方向に平行に配置さ
れた2本の光ファイバ(第1光ファイバ34,第2光フ
ァイバ36)と、両ファイバ34,36の途中に所定間
隔で設置された光分岐器4a〜4d,16a〜16d,
18,20と、対向する光分岐器4a−16a,4b−
16b,4c−16c,4d−16dの間にそれぞれ接
続された光物理量センサ3a〜3dとから構成されてい
る。なお、分岐器18,20間には光式物理量センサは
接続されず、両分岐器18,20は参照用光ファイバ2
2によって接続されている。
れた2本の光ファイバ(第1光ファイバ34,第2光フ
ァイバ36)と、両ファイバ34,36の途中に所定間
隔で設置された光分岐器4a〜4d,16a〜16d,
18,20と、対向する光分岐器4a−16a,4b−
16b,4c−16c,4d−16dの間にそれぞれ接
続された光物理量センサ3a〜3dとから構成されてい
る。なお、分岐器18,20間には光式物理量センサは
接続されず、両分岐器18,20は参照用光ファイバ2
2によって接続されている。
【0015】計測部32は、光パルス発生器5と、光パ
ルス発生器5から射出されたパルス光を第1及び第2の
光ファイバ34,36の何れか一方に選択的に導く(第
1モードと第2モードを切り換える)光スイッチ15
と、光パルス発生器5から射出された光パルスをセンサ
部30側に導くとともに、光ファイバ34からの後方散
乱光を検出(分波)する分波器9と、分波器9又は光ス
イッチ15を介してセンサ部30から戻った光パルスを
受光する受光器40と、受光器40の出力信号に基づい
て所定の物理量を測定する信号処理装置42とから構成
されている。
ルス発生器5から射出されたパルス光を第1及び第2の
光ファイバ34,36の何れか一方に選択的に導く(第
1モードと第2モードを切り換える)光スイッチ15
と、光パルス発生器5から射出された光パルスをセンサ
部30側に導くとともに、光ファイバ34からの後方散
乱光を検出(分波)する分波器9と、分波器9又は光ス
イッチ15を介してセンサ部30から戻った光パルスを
受光する受光器40と、受光器40の出力信号に基づい
て所定の物理量を測定する信号処理装置42とから構成
されている。
【0016】次に、以上のように構成された実施例の作
用について説明する。先ず、光スイッチ15を第1モー
ド(第1光ファイバ34に入射光を導く)に設定する。
すると、光パルス発生器5から射出された光パルスは、
光分波器9を介して光スイッチ15で選択された第1光
ファイバ34に入射し、当該光ファイバ34の長手方向
に伝搬する。そして、入射光パルスの一部が分岐器1
8,4a〜4dで分岐されて、第2光ファイバ36方向
に枝分かれする。
用について説明する。先ず、光スイッチ15を第1モー
ド(第1光ファイバ34に入射光を導く)に設定する。
すると、光パルス発生器5から射出された光パルスは、
光分波器9を介して光スイッチ15で選択された第1光
ファイバ34に入射し、当該光ファイバ34の長手方向
に伝搬する。そして、入射光パルスの一部が分岐器1
8,4a〜4dで分岐されて、第2光ファイバ36方向
に枝分かれする。
【0017】第2光ファイバ36及び光スイッチ15を
経由して受光器6に受信された光情報は、電気信号に変
換された後、光分岐器18,4a〜4dの位置に対応し
た遅延時間に基づき、測定用時系列パルス信号として検
出される。また、第1光ファイバ34内で発生する散乱
光のうち後方散乱光成分は光スイッチ15を介して分波
器9に戻り、レーリ散乱光信号とラマン散乱光信号に分
波された後、各々受光器40で電気信号に変換される。
このように、受光器40では、レーリ散乱光信号,ラマ
ン散乱光信号,測定用時系列パルス信号の3種類の光情
報が検出される。そして、これらの各信号は信号処理装
置42に送られる。
経由して受光器6に受信された光情報は、電気信号に変
換された後、光分岐器18,4a〜4dの位置に対応し
た遅延時間に基づき、測定用時系列パルス信号として検
出される。また、第1光ファイバ34内で発生する散乱
光のうち後方散乱光成分は光スイッチ15を介して分波
器9に戻り、レーリ散乱光信号とラマン散乱光信号に分
波された後、各々受光器40で電気信号に変換される。
このように、受光器40では、レーリ散乱光信号,ラマ
ン散乱光信号,測定用時系列パルス信号の3種類の光情
報が検出される。そして、これらの各信号は信号処理装
置42に送られる。
【0018】図2には、上記のように検出された測定用
時系列パルス波形が示されている。各光パルス信号レベ
ルはバックグラウンドノイズ12のレベルより十分高
く、参照用光ファイバ22を透過した参照レベル10か
ら順に各センサ部パルス信号11a〜11dが検出され
る。
時系列パルス波形が示されている。各光パルス信号レベ
ルはバックグラウンドノイズ12のレベルより十分高
く、参照用光ファイバ22を透過した参照レベル10か
ら順に各センサ部パルス信号11a〜11dが検出され
る。
【0019】図3には、レーリ散乱光の分布波形が示さ
れている。分岐器18での反射ピーク14から各センサ
3a〜3dの位置が評定される。一方、散乱光分布波形
の勾配から、第1光ファイバ34の光損失が検出(算
出)され、光ファイバ34の途中で局部的な屈曲等によ
り損失が変化すると、図の13で示すように変曲点とし
て検出される。この場合、図2の11bと11cの間、
すなわち分岐器4bと4cの間で光ファイバ34の損失
変化(ベンディング)が発生したことが判明する。
れている。分岐器18での反射ピーク14から各センサ
3a〜3dの位置が評定される。一方、散乱光分布波形
の勾配から、第1光ファイバ34の光損失が検出(算
出)され、光ファイバ34の途中で局部的な屈曲等によ
り損失が変化すると、図の13で示すように変曲点とし
て検出される。この場合、図2の11bと11cの間、
すなわち分岐器4bと4cの間で光ファイバ34の損失
変化(ベンディング)が発生したことが判明する。
【0020】信号処理装置42では、上記のように得ら
れたレーリ散乱光分布(図3)から第1光ファイバ34
の損失距離特性を求め、この特性と参照用光ファイバ2
2を透過した参照レベル10(図2)を用いて、上記測
定用時系列パルス(図2)を補正し、各センサ3a〜3
dにおける相対強度(図4)を求める。このように、本
実施例においては、参照用光ファイバ22を透過する光
パルスの強度分布に基づいてセンサ3a〜3dを透過し
た測定用時系列パルスを補正しているため、光パルス発
生器5の出力や受光器40の感度の変動による誤差が消
去される。また、光ファイバ34内で発生するレーリ散
乱光分布により当該光ファイバ34に沿った減衰率(光
損失比)を求め、これに基づいて測定用時系列パルスを
補正しているため、光ファイバ34の曲がり等によるマ
イクロベンディングロスを消去できる。そして、上記相
対強度(図4)に基づいて各センサ3a〜3dの所定の
物理量を算出する。一方、ラマン散乱光の2成分である
ストークス光とアンチストークス光の信号強度比から第
1光ファイバ34に沿った温度分布(図5)を求める。
れたレーリ散乱光分布(図3)から第1光ファイバ34
の損失距離特性を求め、この特性と参照用光ファイバ2
2を透過した参照レベル10(図2)を用いて、上記測
定用時系列パルス(図2)を補正し、各センサ3a〜3
dにおける相対強度(図4)を求める。このように、本
実施例においては、参照用光ファイバ22を透過する光
パルスの強度分布に基づいてセンサ3a〜3dを透過し
た測定用時系列パルスを補正しているため、光パルス発
生器5の出力や受光器40の感度の変動による誤差が消
去される。また、光ファイバ34内で発生するレーリ散
乱光分布により当該光ファイバ34に沿った減衰率(光
損失比)を求め、これに基づいて測定用時系列パルスを
補正しているため、光ファイバ34の曲がり等によるマ
イクロベンディングロスを消去できる。そして、上記相
対強度(図4)に基づいて各センサ3a〜3dの所定の
物理量を算出する。一方、ラマン散乱光の2成分である
ストークス光とアンチストークス光の信号強度比から第
1光ファイバ34に沿った温度分布(図5)を求める。
【0021】その後、光スイッチ15を第2モード(第
2光ファイバ36に入射光を導く)に切り換えて、光パ
ルス発生器5から射出された光パルスを第2光ファイバ
36に導き、第1光ファイバ34の場合と同様に、光フ
ァイバ36内で発生するレーリ散乱光及びラマン散乱光
を検出する。そして、信号処理装置42では、上記のよ
うな後方散乱光から第2光ファイバ36の損失距離特性
及び温度分布を求める。
2光ファイバ36に入射光を導く)に切り換えて、光パ
ルス発生器5から射出された光パルスを第2光ファイバ
36に導き、第1光ファイバ34の場合と同様に、光フ
ァイバ36内で発生するレーリ散乱光及びラマン散乱光
を検出する。そして、信号処理装置42では、上記のよ
うな後方散乱光から第2光ファイバ36の損失距離特性
及び温度分布を求める。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ式物理量計測システムは、参照用光ファイバの損
失特性及びレーリ散乱光による後方散乱光分布に基づい
て、センサを透過する測定用時系列パルスを補正してい
るため、精度の高い測定ができるという効果がある。す
なわち、参照用光ファイバにおける光損失に基づいて測
定用時系列パルスを補正することにより、光パルス発生
器の出力や受光器の感度お変動による誤差を除去するこ
とができる。また、レーリ散乱光分布により第1及び第
2の光ファイバに沿った減衰率(光損失比)を求め、こ
れに基づいて測定用時系列パルスを補正しているため、
光ファイバの曲がり等によるマイクロベンディングロス
を除去できる。
ァイバ式物理量計測システムは、参照用光ファイバの損
失特性及びレーリ散乱光による後方散乱光分布に基づい
て、センサを透過する測定用時系列パルスを補正してい
るため、精度の高い測定ができるという効果がある。す
なわち、参照用光ファイバにおける光損失に基づいて測
定用時系列パルスを補正することにより、光パルス発生
器の出力や受光器の感度お変動による誤差を除去するこ
とができる。また、レーリ散乱光分布により第1及び第
2の光ファイバに沿った減衰率(光損失比)を求め、こ
れに基づいて測定用時系列パルスを補正しているため、
光ファイバの曲がり等によるマイクロベンディングロス
を除去できる。
【0023】更に、分波器においてレーリ散乱光の他に
光ファイバ内で発生するラマン散乱光を検出し、信号処
理部によってラマン散乱光の分布に基づいて光ファイバ
に沿った温度分布を計測しているため、1つのコンパク
ト且つ低コストなシステムによって複数(少なくとも3
種類)の物理量の計測を行えるという効果がある。
光ファイバ内で発生するラマン散乱光を検出し、信号処
理部によってラマン散乱光の分布に基づいて光ファイバ
に沿った温度分布を計測しているため、1つのコンパク
ト且つ低コストなシステムによって複数(少なくとも3
種類)の物理量の計測を行えるという効果がある。
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る光ファイバ式
多点物理量計測システムの構成を示すブロック図であ
る。
多点物理量計測システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、実施例の作用を説明するためのグラフ
である。
である。
【図3】図3は、実施例の作用を説明するためのグラフ
である。
である。
【図4】図4は、実施例の作用を説明するためのグラフ
である。
である。
【図5】図5は、実施例の作用を説明するためのグラフ
である。
である。
【図6】図6は、従来の光ファイバ式多点物理量計測シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、従来の光ファイバ式多点物理量計測シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、従来技術の作用を説明するためのグラ
フである。
フである。
3a〜3d 物理量センサ 4a〜4d,16a〜16d,18,20 分岐器 5 光パルス発生器 9 分波器 15 光スイッチ 22 参照用光ファイバ 30 センサ部 32 計測部 34 第1光ファイバ 36 第2光ファイバ 40 受光器 42 信号処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋場 圭一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 並列的に配置された第1の光ファイバ及
び第2の光ファイバと、これら2本の光ファイバの間に
接続されたセンサと、前記第1の光ファイバに所定の光
パルスを供給する光パルス発生器とを備え、前記第1の
光ファイバ,前記センサ,前記第2の光ファイバの経路
で透過した前記光パルスを測定用時系列パルスとして検
出し、この測定用時系列パルスに基づいて前記センサ部
における所定の物理量を計測する光ファイバ式物理量計
測システムにおいて、 前記センサにおける物理量の変化に影響を受けないよう
に、前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバの間
に接続された参照用光ファイバと、 前記第1及び第2
の光ファイバ内で発生する後方散乱光のうち少なくとも
レーリ散乱光を検出する分波器と、 前記参照用光ファイバを透過した光パルスの強度と、前
記レーリ散乱光分布を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力データに基づいて、前記測定用時系
列パルスを補正する信号処理部とを備えたことを特徴と
する光ファイバ式物理量計測システム。 - 【請求項2】 前記分波器が、前記レーリ散乱光の他に
前記第1及び第2の光ファイバ内で発生するラマン散乱
光を検出する構成であり、 前記信号処理部が、前記ラマン散乱光の分布に基づいて
前記第1及び第2の光ファイバに沿った温度分布を計測
する構成であることを特徴とする請求項1記載の光ファ
イバ式物理量計測システム。 - 【請求項3】 前記光ファイバ式物理量計測システム
が、更に、前記光パルス発生器から射出された光パルス
を前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバとに選
択的に導く光スイッチを備えていることを徴とする請求
項1又は2記載の光ファイバ式物理量計測システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29632992A JPH06117883A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 光ファイバ式物理量計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29632992A JPH06117883A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 光ファイバ式物理量計測システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117883A true JPH06117883A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17832132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29632992A Pending JPH06117883A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 光ファイバ式物理量計測システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06117883A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114777898A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-07-22 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种对称时分复用结构及高可靠光纤水听器阵列系统 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP29632992A patent/JPH06117883A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114777898A (zh) * | 2022-03-28 | 2022-07-22 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种对称时分复用结构及高可靠光纤水听器阵列系统 |
| CN114777898B (zh) * | 2022-03-28 | 2024-03-26 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种对称时分复用结构及高可靠光纤水听器阵列系统 |
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