JPH06117938A - 基準黒体の温度制御装置 - Google Patents
基準黒体の温度制御装置Info
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- JPH06117938A JPH06117938A JP4269953A JP26995392A JPH06117938A JP H06117938 A JPH06117938 A JP H06117938A JP 4269953 A JP4269953 A JP 4269953A JP 26995392 A JP26995392 A JP 26995392A JP H06117938 A JPH06117938 A JP H06117938A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 人工衛星に搭載された赤外放射計を温度較正
するために使用される基準黒体の温度制御装置に関し,
効率良く基準黒体を加熱できるとともに,基準黒体表面
の温度の均一性の良い基準黒体の温度制御装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 基準黒体3と,基準黒体を加熱するヒータ1
0と,基準黒体3を冷却するための放射冷却器5と基準
黒体3の温度制御を行う主制御部13とを備えた基準黒
体の温度制御装置1において,基準黒体3と放射冷却器
5の間の熱的な接続および分離を行うサーマルスイッチ
4と,主制御部13のヒータの温度制御に応動してサー
マルスイッチの熱移動および遮断を制御するサーマルス
イッチ制御部12を備えた構成を持つ。
するために使用される基準黒体の温度制御装置に関し,
効率良く基準黒体を加熱できるとともに,基準黒体表面
の温度の均一性の良い基準黒体の温度制御装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 基準黒体3と,基準黒体を加熱するヒータ1
0と,基準黒体3を冷却するための放射冷却器5と基準
黒体3の温度制御を行う主制御部13とを備えた基準黒
体の温度制御装置1において,基準黒体3と放射冷却器
5の間の熱的な接続および分離を行うサーマルスイッチ
4と,主制御部13のヒータの温度制御に応動してサー
マルスイッチの熱移動および遮断を制御するサーマルス
イッチ制御部12を備えた構成を持つ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,人工衛星に搭載された
赤外放射計を温度較正するために使用される基準黒体の
温度制御装置に関する。
赤外放射計を温度較正するために使用される基準黒体の
温度制御装置に関する。
【0002】人工衛星に搭載して地球等から放射される
赤外線を計測する赤外放射計は,基準黒体を加熱し,基
準温度に昇温した基準黒体から放射される赤外線の放射
量と温度の関係を測定し,温度と赤外線の放射量の関係
を較正する。このような基準黒体の温度制御は,基準黒
体をヒータにより加熱することから,熱の無駄な消散を
避けてできるだけ少ない消費電力で,短時間に必要とす
る基準温度に上昇させる必要がある。
赤外線を計測する赤外放射計は,基準黒体を加熱し,基
準温度に昇温した基準黒体から放射される赤外線の放射
量と温度の関係を測定し,温度と赤外線の放射量の関係
を較正する。このような基準黒体の温度制御は,基準黒
体をヒータにより加熱することから,熱の無駄な消散を
避けてできるだけ少ない消費電力で,短時間に必要とす
る基準温度に上昇させる必要がある。
【0003】本発明は,効率良く基準黒体を昇温するこ
とのできる基準黒体の温度制御装置を提供する。
とのできる基準黒体の温度制御装置を提供する。
【0004】
【従来の技術】図5は人工衛星に搭載した赤外放射計に
より地球の赤外放射を計測する方法を示す。
より地球の赤外放射を計測する方法を示す。
【0005】図において,100は地球,101は人工
衛星,102は人工衛星101に搭載された赤外放射
計,104は赤外線であって,地球から放射される赤外
線を表す。105は赤外線であって,赤外放射計102
に入射される赤外線を表す。
衛星,102は人工衛星101に搭載された赤外放射
計,104は赤外線であって,地球から放射される赤外
線を表す。105は赤外線であって,赤外放射計102
に入射される赤外線を表す。
【0006】赤外放射計102において,110は走査
鏡,111は光学系であって,ミラー,レンズ等により
構成されるものである。114は赤外線センサ,115
は基準黒体であって,基準温度に制御され,その赤外放
射を測定することにより温度とその赤外放射量の関係を
求め,赤外放射計の較正に使用されるものである。11
6は基準黒体115を加熱するためのヒータである。1
17は基準黒体115の温度を測定するための温度セン
サである。120は温度制御部であって,基準黒体11
5の温度制御を行うものである。121は温度較正部で
あって,基準黒体115の温度と測定された赤外放射量
により赤外放射源の温度と赤外放射計102で検出され
る赤外放射量の関係を較正するものである。122は赤
外線センサ114の検出した赤外放射量により赤外放射
源の温度を測定するものである。
鏡,111は光学系であって,ミラー,レンズ等により
構成されるものである。114は赤外線センサ,115
は基準黒体であって,基準温度に制御され,その赤外放
射を測定することにより温度とその赤外放射量の関係を
求め,赤外放射計の較正に使用されるものである。11
6は基準黒体115を加熱するためのヒータである。1
17は基準黒体115の温度を測定するための温度セン
サである。120は温度制御部であって,基準黒体11
5の温度制御を行うものである。121は温度較正部で
あって,基準黒体115の温度と測定された赤外放射量
により赤外放射源の温度と赤外放射計102で検出され
る赤外放射量の関係を較正するものである。122は赤
外線センサ114の検出した赤外放射量により赤外放射
源の温度を測定するものである。
【0007】図の較正の動作を説明する。地球100か
ら放射される赤外線104は,人工衛星101に赤外線
105として入射される。赤外線105は走査鏡110
で反射して光学系111を介して赤外線センサ114に
入射される。温度測定部122は赤外線センサ114の
出力を温度較正部121で較正された温度較正値と比較
して赤外放射源の温度を測定する。
ら放射される赤外線104は,人工衛星101に赤外線
105として入射される。赤外線105は走査鏡110
で反射して光学系111を介して赤外線センサ114に
入射される。温度測定部122は赤外線センサ114の
出力を温度較正部121で較正された温度較正値と比較
して赤外放射源の温度を測定する。
【0008】次に,図の赤外放射計102の温度較正方
法について説明する。基準黒体115の赤外放射が赤外
線センサ114に入射されるように走査鏡110を回転
する。温度制御部120は,ヒータ116を通電して基
準黒体115を加熱する。そして,温度制御部120は
温度センサ117により基準黒体115の温度を測定す
る。そして,基準黒体115からの赤外放射は走査鏡1
10で反射され,光学系111を介して赤外線センサ1
14に入力される。その赤外放射検出値は温度較正部1
21に入力される。温度較正部121は基準温度に加熱
された基準黒体115から放射される赤外放射量とその
温度により検出される赤外放射量の関係を較正する。
法について説明する。基準黒体115の赤外放射が赤外
線センサ114に入射されるように走査鏡110を回転
する。温度制御部120は,ヒータ116を通電して基
準黒体115を加熱する。そして,温度制御部120は
温度センサ117により基準黒体115の温度を測定す
る。そして,基準黒体115からの赤外放射は走査鏡1
10で反射され,光学系111を介して赤外線センサ1
14に入力される。その赤外放射検出値は温度較正部1
21に入力される。温度較正部121は基準温度に加熱
された基準黒体115から放射される赤外放射量とその
温度により検出される赤外放射量の関係を較正する。
【0009】図6は従来の人工衛星搭載用赤外放射計の
例である。図において,130は赤外放射計,131は
検知器であって,赤外放射を検出する赤外センサ等を含
む部分である。検知器は可視光を測定する検知器と赤外
線を測定する検知器とがある。131’はリレーレン
ズ,132は集光鏡,133は光学フィルタである。リ
レーレンズ131’,集光鏡132,光学フィルタ13
3は光学系を構成する。134は基準黒体,135は走
査鏡である。136は走査用モータである。137は放
射冷却器であり,赤外検出器を約−200℃に冷却する
ためのものである。その原理は熱を宇宙空間に放射して
冷却するものである。
例である。図において,130は赤外放射計,131は
検知器であって,赤外放射を検出する赤外センサ等を含
む部分である。検知器は可視光を測定する検知器と赤外
線を測定する検知器とがある。131’はリレーレン
ズ,132は集光鏡,133は光学フィルタである。リ
レーレンズ131’,集光鏡132,光学フィルタ13
3は光学系を構成する。134は基準黒体,135は走
査鏡である。136は走査用モータである。137は放
射冷却器であり,赤外検出器を約−200℃に冷却する
ためのものである。その原理は熱を宇宙空間に放射して
冷却するものである。
【0010】図の構成において,走査鏡135は走査用
モータ136で回転し,検知器131に入射する赤外放
射の方向を走査する。図の走査鏡135は地球から入射
される赤外放射を検知器131に入射する向きにあり,
図の位置から180度回転させることにより基準黒体1
34からの赤外放射を検知器131に入射させることが
できる。
モータ136で回転し,検知器131に入射する赤外放
射の方向を走査する。図の走査鏡135は地球から入射
される赤外放射を検知器131に入射する向きにあり,
図の位置から180度回転させることにより基準黒体1
34からの赤外放射を検知器131に入射させることが
できる。
【0011】図7は従来の基準黒体と放射冷却器を示
す。図において,140は基準黒体であって,Al等で
構成され,表面形状,塗装,表面処理を輻射率がほぼ1
になるようにされているものである。基準黒体140は
断熱部144’を介してネジ等で構体143に固定され
る。141は放射冷却器であって,基準黒体140の熱
を宇宙空間に放散するものである。放射冷却器141は
断熱部144を介して構体143に固定される。142
はヒートパイプであって,基準黒体140の熱を放射冷
却器141に伝導するものである。143は構体であっ
て基準黒体140と放射冷却器141等を固定するもの
である。144は断熱部であって,放射冷却器141と
構体143の間を断熱するものである。144’は断熱
部であって,基準黒体140と構体143の間を断熱す
るものである。145と146はヒータであって,基準
黒体140に取り付けられて基準黒体140を加熱する
ものである。146’は温度センサであって,基準黒体
表面に取り付けて基準黒体の温度を測定するためのもの
である。147は支柱であって,ヒートパイプ142を
支持するものである。148は基台であって,支柱を固
定するものである。
す。図において,140は基準黒体であって,Al等で
構成され,表面形状,塗装,表面処理を輻射率がほぼ1
になるようにされているものである。基準黒体140は
断熱部144’を介してネジ等で構体143に固定され
る。141は放射冷却器であって,基準黒体140の熱
を宇宙空間に放散するものである。放射冷却器141は
断熱部144を介して構体143に固定される。142
はヒートパイプであって,基準黒体140の熱を放射冷
却器141に伝導するものである。143は構体であっ
て基準黒体140と放射冷却器141等を固定するもの
である。144は断熱部であって,放射冷却器141と
構体143の間を断熱するものである。144’は断熱
部であって,基準黒体140と構体143の間を断熱す
るものである。145と146はヒータであって,基準
黒体140に取り付けられて基準黒体140を加熱する
ものである。146’は温度センサであって,基準黒体
表面に取り付けて基準黒体の温度を測定するためのもの
である。147は支柱であって,ヒートパイプ142を
支持するものである。148は基台であって,支柱を固
定するものである。
【0012】図の基準黒体を用いて赤外放射計を較正す
る場合は,ヒータ145,146に通電して基準黒体1
40を加熱する。そして,基準温度に昇温された基準黒
体140から放射される赤外線を測定し,温度と赤外放
射の関係を較正する。較正終了後,ヒータ145,14
6の通電を止め,基準黒体140を冷却する。基準黒体
140の熱はヒートパイプ142を介して放射冷却器1
41から宇宙空間に放熱される。
る場合は,ヒータ145,146に通電して基準黒体1
40を加熱する。そして,基準温度に昇温された基準黒
体140から放射される赤外線を測定し,温度と赤外放
射の関係を較正する。較正終了後,ヒータ145,14
6の通電を止め,基準黒体140を冷却する。基準黒体
140の熱はヒートパイプ142を介して放射冷却器1
41から宇宙空間に放熱される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の基準黒体140
と放射冷却器141はヒートパイプ142を介して固定
されていたので,基準黒体140の冷却時間は短かった
が,基準黒体140を加熱する時は加えた熱の一部が放
射冷却器141から放散され,温度が上昇しにくかっ
た。そのため,基準黒体140が基準温度に到るまでに
長時間を要するものであった。
と放射冷却器141はヒートパイプ142を介して固定
されていたので,基準黒体140の冷却時間は短かった
が,基準黒体140を加熱する時は加えた熱の一部が放
射冷却器141から放散され,温度が上昇しにくかっ
た。そのため,基準黒体140が基準温度に到るまでに
長時間を要するものであった。
【0014】図において,ヒータ145,146の発熱
量をQH (W)とし,このうち,放射冷却器により宇宙
空間へQC (W)が流出するとする。この時,基準黒体
140の温度上昇には,ほぼ,QH −QC (W)の熱量
が使用される。
量をQH (W)とし,このうち,放射冷却器により宇宙
空間へQC (W)が流出するとする。この時,基準黒体
140の温度上昇には,ほぼ,QH −QC (W)の熱量
が使用される。
【0015】また,基準黒体140の熱容量をC0 (J
oule/°C),放射冷却器141の熱容量をC1 ,
ヒートパイプ142の熱容量をC2 とすると,系全体の
熱容量CはC=C0 +C1 +C2 である。
oule/°C),放射冷却器141の熱容量をC1 ,
ヒートパイプ142の熱容量をC2 とすると,系全体の
熱容量CはC=C0 +C1 +C2 である。
【0016】そこで,基準黒体140の温度上昇をΔ
T,上昇時間をtとすると, QH =QC +C×ΔT/t =C0 ×ΔT/t+(C1 +C2 )×ΔT/t+QC ・・・(1) 従って,基準黒体140のみを加熱する場合に比較し
て,放射冷却器141とヒートパイプ142があるため
に,(C1 +C2 )×ΔT/tとQC だけ多くヒータ電
力を必要とする。
T,上昇時間をtとすると, QH =QC +C×ΔT/t =C0 ×ΔT/t+(C1 +C2 )×ΔT/t+QC ・・・(1) 従って,基準黒体140のみを加熱する場合に比較し
て,放射冷却器141とヒートパイプ142があるため
に,(C1 +C2 )×ΔT/tとQC だけ多くヒータ電
力を必要とする。
【0017】また,放射冷却器141の放射能力はほ
ぼ, QC ≒FεσTC 4 A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) である。ここで,Fは形態係数,εは放射率,σはステ
ファンボルツマン定数,TC は放射冷却器141の表面
温度,Aは放熱面積である。
ぼ, QC ≒FεσTC 4 A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) である。ここで,Fは形態係数,εは放射率,σはステ
ファンボルツマン定数,TC は放射冷却器141の表面
温度,Aは放熱面積である。
【0018】基準黒体140の温度上昇に伴いTC も上
昇する。(2) 式に示されるように,QC は温度の4乗に
比例するので,従来の基準黒体140の昇温処理は非常
に効率の悪いもので,無駄な電力を消費していた。
昇する。(2) 式に示されるように,QC は温度の4乗に
比例するので,従来の基準黒体140の昇温処理は非常
に効率の悪いもので,無駄な電力を消費していた。
【0019】また,基準黒体140の中心付近にヒート
パイプ142が固定されていたので,温度上昇中もヒー
トパイプ142に向かって熱流を生じ,基準黒体表面の
温度の均一性も悪いものであった。
パイプ142が固定されていたので,温度上昇中もヒー
トパイプ142に向かって熱流を生じ,基準黒体表面の
温度の均一性も悪いものであった。
【0020】本発明は,効率良く基準黒体を加熱できる
とともに,基準黒体141表面の温度の均一性の良い基
準黒体の温度制御装置を提供することを目的とする。
とともに,基準黒体141表面の温度の均一性の良い基
準黒体の温度制御装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は基準黒体とヒー
トパイプ間の熱的な接続と分離を行うヒートスイッチを
設け,基準黒体を昇温させる時はヒートスイッチにより
基準黒体とヒートパイプの間を熱的に分離して,基準黒
体を加熱する熱が放射冷却器に向かって流れないように
し,基準黒体を冷却する時はヒートスイッチにより基準
黒体とヒートパイプ間の熱的接続をとり,基準黒体の熱
がヒートパイプを介して放射冷却に向かって流れるよう
にし,基準黒体が速やかに冷却されるようにした。
トパイプ間の熱的な接続と分離を行うヒートスイッチを
設け,基準黒体を昇温させる時はヒートスイッチにより
基準黒体とヒートパイプの間を熱的に分離して,基準黒
体を加熱する熱が放射冷却器に向かって流れないように
し,基準黒体を冷却する時はヒートスイッチにより基準
黒体とヒートパイプ間の熱的接続をとり,基準黒体の熱
がヒートパイプを介して放射冷却に向かって流れるよう
にし,基準黒体が速やかに冷却されるようにした。
【0022】図1は本発明の基本構成を示す。図におい
て,1は黒体の温度制御装置,2は赤外放射計である。
黒体の温度制御装置1において,3は基準黒体,4はサ
ーマルスイッチであって,ヒートパイプ6と基準黒体3
の間の熱的な接続と分離を行うものである。例えば,ヒ
ートパイプ6の伝熱部8を磁性体で構成し,電磁作用に
よりヒートパイプ6を移動させヒートパイプ6の伝熱部
8と基準黒体3の伝熱部9の切離しと接触がなされるよ
うにするものである。5は放射冷却器,6はヒートパイ
プである。ヒートパイプ6は例えば,柔軟な可動部7を
持ち,柔軟に可動できるように構成される。8はヒート
パイプ6の伝熱部である。サーマルスイッチを電磁作用
により動作させる場合には磁性体により構成される。9
は基準黒体の伝熱部である。10はヒータであって,基
準黒体3を加熱するものである。11は温度センサであ
って,基準黒体3の温度を検出するものである。12は
サーマルスイッチ制御部であって,サーマルスイッチ4
の熱的接続と分離の制御を行うものである。13は主制
御部であって,基準黒体3の温度制御,温度測定,サー
マルスイッチ制御部12への指示等を行うものである。
て,1は黒体の温度制御装置,2は赤外放射計である。
黒体の温度制御装置1において,3は基準黒体,4はサ
ーマルスイッチであって,ヒートパイプ6と基準黒体3
の間の熱的な接続と分離を行うものである。例えば,ヒ
ートパイプ6の伝熱部8を磁性体で構成し,電磁作用に
よりヒートパイプ6を移動させヒートパイプ6の伝熱部
8と基準黒体3の伝熱部9の切離しと接触がなされるよ
うにするものである。5は放射冷却器,6はヒートパイ
プである。ヒートパイプ6は例えば,柔軟な可動部7を
持ち,柔軟に可動できるように構成される。8はヒート
パイプ6の伝熱部である。サーマルスイッチを電磁作用
により動作させる場合には磁性体により構成される。9
は基準黒体の伝熱部である。10はヒータであって,基
準黒体3を加熱するものである。11は温度センサであ
って,基準黒体3の温度を検出するものである。12は
サーマルスイッチ制御部であって,サーマルスイッチ4
の熱的接続と分離の制御を行うものである。13は主制
御部であって,基準黒体3の温度制御,温度測定,サー
マルスイッチ制御部12への指示等を行うものである。
【0023】赤外放射計2において,14は基準黒体か
らの赤外放射を集光するレンズ,15は赤外線センサ,
16は温度較正部であって,基準黒体3の温度と基準黒
体3から放射される赤外放射量の測定値により赤外放射
計の温度較正を行うものである。
らの赤外放射を集光するレンズ,15は赤外線センサ,
16は温度較正部であって,基準黒体3の温度と基準黒
体3から放射される赤外放射量の測定値により赤外放射
計の温度較正を行うものである。
【0024】
【作用】図の構成の動作を説明する。基準黒体3を昇温
する時は,主制御部13はサーマルスイッチ制御部12
に指示してサーマルスイッチ4の伝熱部8と伝熱部9の
接続を絶つようにする。例えば,ヒートパイプ6を伸縮
可能に構成し,電磁作用を利用して伝熱部8を動かして
伝熱部8と伝熱部9を切り離す。
する時は,主制御部13はサーマルスイッチ制御部12
に指示してサーマルスイッチ4の伝熱部8と伝熱部9の
接続を絶つようにする。例えば,ヒートパイプ6を伸縮
可能に構成し,電磁作用を利用して伝熱部8を動かして
伝熱部8と伝熱部9を切り離す。
【0025】この状態において,主制御部13はヒータ
10を通電する。基準黒体3の温度は温度センサ11に
より検出できるので,主制御部13は温度センサ11の
検出した温度に応じてヒータ10の通電を制御すること
により基準黒体3を基準温度に正確に制御することがで
きる。
10を通電する。基準黒体3の温度は温度センサ11に
より検出できるので,主制御部13は温度センサ11の
検出した温度に応じてヒータ10の通電を制御すること
により基準黒体3を基準温度に正確に制御することがで
きる。
【0026】赤外放射計2は基準黒体3の放射する赤外
線を受光し,赤外線センサ15により基準黒体3からの
赤外放射量を計測する。具体的には通常,電圧に変換さ
れて出力される。温度較正部16は基準温度に保たれた
基準黒体3から放射される赤外線を赤外線センサ15に
より検出し,赤外放射量を測定して温度較正をする。
線を受光し,赤外線センサ15により基準黒体3からの
赤外放射量を計測する。具体的には通常,電圧に変換さ
れて出力される。温度較正部16は基準温度に保たれた
基準黒体3から放射される赤外線を赤外線センサ15に
より検出し,赤外放射量を測定して温度較正をする。
【0027】次に,較正を終了し基準黒体を冷却する時
は,サーマルスイッチ4により伝熱部8と伝熱部9を接
触させ,基準黒体3,ヒートパイプ6,放射冷却器5の
熱的接続を取る。そのようにして,基準黒体3の熱をヒ
ートパイプ6を介して放射冷却器5に伝導し宇宙空間に
放出する。
は,サーマルスイッチ4により伝熱部8と伝熱部9を接
触させ,基準黒体3,ヒートパイプ6,放射冷却器5の
熱的接続を取る。そのようにして,基準黒体3の熱をヒ
ートパイプ6を介して放射冷却器5に伝導し宇宙空間に
放出する。
【0028】
【実施例】図2は,本発明の実施例を示す。図におい
て,20は基準黒体,21は放射冷却器,22は構体,
23はフレキシブルヒートパイプであって,柔軟な可動
性を持つヒートパイプである。24はサーマルスイッ
チ,25は伝熱板であって,フレキシブルヒートパイプ
23の端部に結合された良熱伝導性の磁性材料により構
成されるものである。25’は伝熱板であって,基準黒
体20に結合された良熱伝導性の材料により構成される
ものである。26は気密性フレキシブルカバーであっ
て,伝熱板25と伝熱板25’を機密にするものであ
る。27は断熱部であって,放射冷却器21と構体の間
を断熱するものである。27’は断熱部であって,基準
黒体と構体の間を断熱するものである。28はバネ支柱
である。29は位置決めバネであって,基準黒体20か
ら熱的に切り離された状態の伝熱板25の位置を定める
ものである。30は支柱であって,フレキシブルヒート
パイプ23を固定するものである。31は可動部であっ
て,フレキシブルヒートパイプ23の柔軟な可動部であ
る。32は電磁石であって,サーマルスイッチ24を動
作させるものである。33,33’はヒータである。3
4は温度センサであって,基準黒体20の温度を検出す
るものである。35は主制御部であって,ヒータ33,
33’の通電制御を行うヒータ制御回路(温度を検出
し,フィードバックするPID制御等),温度センサ3
4の出力値によりの基準黒体20の温度検出を行う温度
検出回路,基準温度設定プログラムに従って基準黒体2
0の温度制御を行うためのタイマ等により構成されるも
のである。36は応動スイッチであって,主制御部35
のタイマ出力に基づいて,電磁石32の通電および通電
停止を行うものである。
て,20は基準黒体,21は放射冷却器,22は構体,
23はフレキシブルヒートパイプであって,柔軟な可動
性を持つヒートパイプである。24はサーマルスイッ
チ,25は伝熱板であって,フレキシブルヒートパイプ
23の端部に結合された良熱伝導性の磁性材料により構
成されるものである。25’は伝熱板であって,基準黒
体20に結合された良熱伝導性の材料により構成される
ものである。26は気密性フレキシブルカバーであっ
て,伝熱板25と伝熱板25’を機密にするものであ
る。27は断熱部であって,放射冷却器21と構体の間
を断熱するものである。27’は断熱部であって,基準
黒体と構体の間を断熱するものである。28はバネ支柱
である。29は位置決めバネであって,基準黒体20か
ら熱的に切り離された状態の伝熱板25の位置を定める
ものである。30は支柱であって,フレキシブルヒート
パイプ23を固定するものである。31は可動部であっ
て,フレキシブルヒートパイプ23の柔軟な可動部であ
る。32は電磁石であって,サーマルスイッチ24を動
作させるものである。33,33’はヒータである。3
4は温度センサであって,基準黒体20の温度を検出す
るものである。35は主制御部であって,ヒータ33,
33’の通電制御を行うヒータ制御回路(温度を検出
し,フィードバックするPID制御等),温度センサ3
4の出力値によりの基準黒体20の温度検出を行う温度
検出回路,基準温度設定プログラムに従って基準黒体2
0の温度制御を行うためのタイマ等により構成されるも
のである。36は応動スイッチであって,主制御部35
のタイマ出力に基づいて,電磁石32の通電および通電
停止を行うものである。
【0029】図の構成の動作を説明する。基準黒体20
を昇温する場合。基準黒体20を昇温する時は,主制御
部35により制御されて応動スイッチ36が電磁石32
をオフとする。その結果,伝熱板25は位置決めバネ2
9に引っ張られて伝熱板25’から分離され,基準黒体
20とフレキシブルヒートパイプ23の間が熱的に絶縁
される。主制御部35はヒータ33,33’のヒータ回
路を制御してヒータ33,33’を通電する。そして,
主制御部35は温度検出回路により温度センサ34の検
出値に基づいて基準黒体20の温度を検出する。そし
て,ヒータ33,33’のフィードバック制御を行い,
基準黒体20の温度を制御する。基準黒体20の温度制
御は,あらかじめ決められた基準温度プログラムに従っ
てタイマーにより制御される。この点に関しては図4の
説明において後述する。
を昇温する場合。基準黒体20を昇温する時は,主制御
部35により制御されて応動スイッチ36が電磁石32
をオフとする。その結果,伝熱板25は位置決めバネ2
9に引っ張られて伝熱板25’から分離され,基準黒体
20とフレキシブルヒートパイプ23の間が熱的に絶縁
される。主制御部35はヒータ33,33’のヒータ回
路を制御してヒータ33,33’を通電する。そして,
主制御部35は温度検出回路により温度センサ34の検
出値に基づいて基準黒体20の温度を検出する。そし
て,ヒータ33,33’のフィードバック制御を行い,
基準黒体20の温度を制御する。基準黒体20の温度制
御は,あらかじめ決められた基準温度プログラムに従っ
てタイマーにより制御される。この点に関しては図4の
説明において後述する。
【0030】そして,赤外放射計(図示せず)の温度較
正が終了すると,主制御部35は応動スイッチ36を制
御して電磁石32の通電をオンとする。その結果,電磁
石32に伝熱板25に対する吸引力が発生し,伝熱板2
5が電磁石32の側に引っ張られ伝熱板25と伝熱板2
5’が接触する。そして,基準黒体20の熱は,フレキ
シブルヒートパイプ23を介して放射冷却器21に伝え
られ,宇宙空間に放射される。
正が終了すると,主制御部35は応動スイッチ36を制
御して電磁石32の通電をオンとする。その結果,電磁
石32に伝熱板25に対する吸引力が発生し,伝熱板2
5が電磁石32の側に引っ張られ伝熱板25と伝熱板2
5’が接触する。そして,基準黒体20の熱は,フレキ
シブルヒートパイプ23を介して放射冷却器21に伝え
られ,宇宙空間に放射される。
【0031】なお,上記において,温度較正を行ってい
ない時は,サーマルスイッチ24はオン(伝熱板25と
伝熱板25’を接触させておく)としておき,基準黒体
20,フレキシブルヒートパイプ23,放射冷却器21
の一体化された系により基準黒体20が一定温度(T0
(基準黒体20を昇温する時の初期値))に保たれるよ
うにしておく。
ない時は,サーマルスイッチ24はオン(伝熱板25と
伝熱板25’を接触させておく)としておき,基準黒体
20,フレキシブルヒートパイプ23,放射冷却器21
の一体化された系により基準黒体20が一定温度(T0
(基準黒体20を昇温する時の初期値))に保たれるよ
うにしておく。
【0032】図3は本発明のサーマルスイッチとフレキ
シブルヒートパイプの実施例を示す。(a)はサーマルス
イッチである。図において,40はフレキシブルヒート
パイプ,41は伝熱部,42は伝熱部,43はサーマル
グリースであって,伝熱部41と伝熱部42が熱的に接
続されたとき良好な熱的な結合が得られるようにするも
のである。44は気密性フレキシブルカバーであって,
サーマルスイッチの気密性を保つものである。その目的
は,サーマルグリースなどから放出されるアウトガスに
よる汚染を防ぐこと,並びに伝熱部表面の管理のためで
ある。45は基準黒体である。
シブルヒートパイプの実施例を示す。(a)はサーマルス
イッチである。図において,40はフレキシブルヒート
パイプ,41は伝熱部,42は伝熱部,43はサーマル
グリースであって,伝熱部41と伝熱部42が熱的に接
続されたとき良好な熱的な結合が得られるようにするも
のである。44は気密性フレキシブルカバーであって,
サーマルスイッチの気密性を保つものである。その目的
は,サーマルグリースなどから放出されるアウトガスに
よる汚染を防ぐこと,並びに伝熱部表面の管理のためで
ある。45は基準黒体である。
【0033】(b)はフレキシブルヒートパイプを示す。
図において,50はフレキシブルチューブであって,フ
レキシブルな気密性のチューブである。フレキシブルチ
ューブ内面に毛細管現象を利用して放熱側レザーバの凝
縮液を加熱側のレザーバに還流させるウイック材を備え
るものである。51は加熱側のレザーバであって,良熱
伝導性の材料により構成されるものである。52は放熱
側のレザーバであって,良熱伝導性の材料により構成さ
れるものであり,内部に伝熱媒体としての例えばH
2 O,NH3 などを有するものである。53は放熱によ
り気体から液体になった凝縮液を示す。
図において,50はフレキシブルチューブであって,フ
レキシブルな気密性のチューブである。フレキシブルチ
ューブ内面に毛細管現象を利用して放熱側レザーバの凝
縮液を加熱側のレザーバに還流させるウイック材を備え
るものである。51は加熱側のレザーバであって,良熱
伝導性の材料により構成されるものである。52は放熱
側のレザーバであって,良熱伝導性の材料により構成さ
れるものであり,内部に伝熱媒体としての例えばH
2 O,NH3 などを有するものである。53は放熱によ
り気体から液体になった凝縮液を示す。
【0034】フレキシブルヒートパイプはフレキシブル
チューブ50により柔軟な可動性を持つものである。そ
して,フレキシブルチューブ50内面のウイック材によ
り凝縮液が放熱側レザーバ52から加熱側レザーバ51
へ還流し,加熱側のレザーバ51の加熱された蒸気がフ
レキシブルチューブ50内部を放熱側のレザーバ52に
流れ放熱される。
チューブ50により柔軟な可動性を持つものである。そ
して,フレキシブルチューブ50内面のウイック材によ
り凝縮液が放熱側レザーバ52から加熱側レザーバ51
へ還流し,加熱側のレザーバ51の加熱された蒸気がフ
レキシブルチューブ50内部を放熱側のレザーバ52に
流れ放熱される。
【0035】図4は基準黒体の温度上昇時間と消費電力
の関係を示す。(a)は従来の技術の場合であり, (b)は
本発明の場合である。(a), (b)において,T0 は基準
黒体の初期値である。T1 ,T2 , T3 は赤外放射計を
較正する基準温度である。
の関係を示す。(a)は従来の技術の場合であり, (b)は
本発明の場合である。(a), (b)において,T0 は基準
黒体の初期値である。T1 ,T2 , T3 は赤外放射計を
較正する基準温度である。
【0036】(a)においてA0 ,A1 ,A2 ,A3 ,A
4 ,A5 ,A6 ,A7 は時刻である。時刻A0 におい
て,ヒータの通電が開始され,基準黒体が時刻A1 で温
度T1まで昇温する(この間の時間t1 )。そこで,時
刻A2 まで基準黒体の温度がT 1 に保たれるように制御
される。以下同様に,時刻A2 から時刻A3 まで
(t2)ヒータが通電され続けて基準黒体の温度がT2
まで上昇する。そこで,時刻A 4 まで温度T2 に保持さ
れる。時刻A4 から時刻A5 までヒータが通電され続
け,温度T3 に達すると温度T3 が保持されるようにヒ
ータ電流が制御される。そして,タイマーにより時刻A
6 まで温度T3 に制御され,以後ヒータの通電が停止さ
れ,基準黒体は,放射冷却器,ヒートパイプの系で定ま
る平行温度T0 まで冷却される(この間t4 )。以上の
動作はタイマにより制御される。
4 ,A5 ,A6 ,A7 は時刻である。時刻A0 におい
て,ヒータの通電が開始され,基準黒体が時刻A1 で温
度T1まで昇温する(この間の時間t1 )。そこで,時
刻A2 まで基準黒体の温度がT 1 に保たれるように制御
される。以下同様に,時刻A2 から時刻A3 まで
(t2)ヒータが通電され続けて基準黒体の温度がT2
まで上昇する。そこで,時刻A 4 まで温度T2 に保持さ
れる。時刻A4 から時刻A5 までヒータが通電され続
け,温度T3 に達すると温度T3 が保持されるようにヒ
ータ電流が制御される。そして,タイマーにより時刻A
6 まで温度T3 に制御され,以後ヒータの通電が停止さ
れ,基準黒体は,放射冷却器,ヒートパイプの系で定ま
る平行温度T0 まで冷却される(この間t4 )。以上の
動作はタイマにより制御される。
【0037】(a)の上段の基準黒体の温度と時間の関係
に対応して, (a)の下段に消費電力と時間の関係を示
す。(b)は本発明の場合の基準黒体の温度上昇と消費電
力の関係を示す。
に対応して, (a)の下段に消費電力と時間の関係を示
す。(b)は本発明の場合の基準黒体の温度上昇と消費電
力の関係を示す。
【0038】(b)において,B0 ,B1 ,B2 ,B3 ,
B4 ,B5 ,B6 ,B7 は時刻である。時刻B0 におい
て,サーマルスイッチを制御する電磁石の通電がオフと
なりサーマルスイッチがオフとなる。そして,ヒータの
通電が開始され,基準黒体が時刻B1 で温度T1 まで昇
温する(t’1 )。そこで,時刻B2 まで基準黒体の温
度がT1 に保たれるように制御される。以下同様に,時
刻B2 から時刻B3 まで(t’2 )ヒータが通電され続
けて基準黒体の温度がT2 まで上昇する。そして,時刻
B4 まで温度T2 に保持される。時刻B4 から時刻B5
まで(t’3 )ヒータが通電され続け,温度T3 に達す
ると温度T3 が保持されるようにヒータ電流が制御され
る。そして,時刻B6 まで温度T3 に制御され,以後ヒ
ータの通電が停止される。そして,電磁石の通電が開始
され,サーマルスイッチがオンとなって,基準黒体とフ
レキシブルヒートパイプの熱的接続がなされ,基準黒体
の熱はフレキシブルヒートパイプを介して放射冷却器に
伝えられ,宇宙空間に放出される。そして,基準黒体,
フレキシブルヒートパイプ,放射冷却器の系で定められ
る平行温度T0 (初期値)に維持される(t’4 )。
B4 ,B5 ,B6 ,B7 は時刻である。時刻B0 におい
て,サーマルスイッチを制御する電磁石の通電がオフと
なりサーマルスイッチがオフとなる。そして,ヒータの
通電が開始され,基準黒体が時刻B1 で温度T1 まで昇
温する(t’1 )。そこで,時刻B2 まで基準黒体の温
度がT1 に保たれるように制御される。以下同様に,時
刻B2 から時刻B3 まで(t’2 )ヒータが通電され続
けて基準黒体の温度がT2 まで上昇する。そして,時刻
B4 まで温度T2 に保持される。時刻B4 から時刻B5
まで(t’3 )ヒータが通電され続け,温度T3 に達す
ると温度T3 が保持されるようにヒータ電流が制御され
る。そして,時刻B6 まで温度T3 に制御され,以後ヒ
ータの通電が停止される。そして,電磁石の通電が開始
され,サーマルスイッチがオンとなって,基準黒体とフ
レキシブルヒートパイプの熱的接続がなされ,基準黒体
の熱はフレキシブルヒートパイプを介して放射冷却器に
伝えられ,宇宙空間に放出される。そして,基準黒体,
フレキシブルヒートパイプ,放射冷却器の系で定められ
る平行温度T0 (初期値)に維持される(t’4 )。
【0039】(b)の上段の基準黒体の温度と時間の関係
に対応して, (b)の下段に消費電力と時間の関係を示
す。図示のように,本発明は基準黒体を基準温度に加熱
するのに要する消費電力を大幅に少なくする。
に対応して, (b)の下段に消費電力と時間の関係を示
す。図示のように,本発明は基準黒体を基準温度に加熱
するのに要する消費電力を大幅に少なくする。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば,赤外放射計を較正する
ための基準温度まで基準黒体を昇温するのに要する時間
を短縮でき,少ないヒータ電力で基準温度にすることが
できる。また,基準黒体の表面の温度分布が均一にな
り,正確な温度較正ができるので,赤外放射の測定精度
が向上する。
ための基準温度まで基準黒体を昇温するのに要する時間
を短縮でき,少ないヒータ電力で基準温度にすることが
できる。また,基準黒体の表面の温度分布が均一にな
り,正確な温度較正ができるので,赤外放射の測定精度
が向上する。
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】実施例を示す図である。
【図3】本発明のサーマルスイッチとフレキシブルヒー
トパイプの実施例を示す図である。
トパイプの実施例を示す図である。
【図4】基準黒体の温度上昇時間と消費電力の関係を示
す図である。
す図である。
【図5】人工衛星に搭載した赤外放射計により地球の赤
外放射を計測する方法を示す図である。
外放射を計測する方法を示す図である。
【図6】人工衛星搭載用赤外放射計を示す図である。
【図7】従来の基準黒体と放射冷却器を示す図である。
1 :基準黒体温度の温度制御装置 2 :赤外放射計 3 :基準黒体 4 :サーマルスイッチ 5 :放射冷却器 6 :ヒートパイプ 7 :可動部 8 :伝熱部 9 :伝熱部 10:ヒータ 11:温度センサ 12:サーマルスイッチ制御部 13:主制御部 14:レンズ 15:赤外線センサ 16:温度較正部
Claims (2)
- 【請求項1】 基準黒体(3) と,基準黒体を加熱するヒ
ータ(10)と,基準黒体(3) を冷却するための放射冷却器
(5) と基準黒体(3) の温度制御を行う主制御部(13)とを
備えた基準黒体の温度制御装置(1) において,基準黒体
(3) と放射冷却器(5) の間の熱的な接続および分離を行
うサーマルスイッチ(4) と,主制御部(13)のヒータの温
度制御に応動してサーマルスイッチの熱移動および遮断
を制御するサーマルスイッチ制御部(12)を備えたことを
特徴とする基準黒体の温度制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において,放射冷却器(5) とヒ
ートパイプ(6) は一体に結合され,ヒートパイプ(6) は
柔軟な可動性を持つとともに熱伝導性を持ち,サーマル
スイッチ(4) は,ヒートパイプ(6) の一端に固定された
磁性体の伝熱部(8) と,基準黒体(3) に一体に固定され
た伝熱部(9) と,該磁性体の伝熱部(8) を吸引すること
のできる電磁石とにより構成されていることを特徴とす
る基準黒体の温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269953A JPH06117938A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 基準黒体の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269953A JPH06117938A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 基準黒体の温度制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117938A true JPH06117938A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17479519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4269953A Withdrawn JPH06117938A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 基準黒体の温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06117938A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100804755B1 (ko) * | 2006-08-09 | 2008-02-19 | 주훈 | 다수의 흑체 소스로 이루어진 흑체 어셈블리 및 이를 이용한 열상 카메라의 온도보정 방법 |
| JP2010107458A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波放射計 |
| KR101008733B1 (ko) * | 2008-12-17 | 2011-01-18 | 한국표준과학연구원 | 분광복사율 측정을 위한 측정대상물 내장형 측정케이스 |
| KR101050170B1 (ko) * | 2009-09-02 | 2011-07-19 | 국방과학연구소 | 적외선 검출기 교정을 위한 흑체 조립체 |
| CN103677011A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 北京振兴计量测试研究所 | 一种适用于真空条件下面源黑体宽温度范围控制系统 |
| CN103954366A (zh) * | 2014-04-28 | 2014-07-30 | 北京振兴计量测试研究所 | 一种用于真空低温条件下的超大面源黑体校准系统 |
| KR101424651B1 (ko) * | 2013-02-14 | 2014-08-01 | 한국표준과학연구원 | 섬유 열처리기용 비접촉온도측정기의 교정 시험 장치 |
| JP2018519512A (ja) * | 2015-06-26 | 2018-07-19 | チンダオ ハイアール ジョイント ストック カンパニー リミテッドQingdao Haier Joint Stock Co.,Ltd | 赤外線センサを用いる温度測定誤差補正方法および冷蔵庫 |
| KR102012785B1 (ko) * | 2019-04-12 | 2019-08-21 | 한화시스템(주) | 적외선 센서 교정용 흑체 시스템 및 이를 위성에 설치하는 방법 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4269953A patent/JPH06117938A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100804755B1 (ko) * | 2006-08-09 | 2008-02-19 | 주훈 | 다수의 흑체 소스로 이루어진 흑체 어셈블리 및 이를 이용한 열상 카메라의 온도보정 방법 |
| JP2010107458A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波放射計 |
| KR101008733B1 (ko) * | 2008-12-17 | 2011-01-18 | 한국표준과학연구원 | 분광복사율 측정을 위한 측정대상물 내장형 측정케이스 |
| KR101050170B1 (ko) * | 2009-09-02 | 2011-07-19 | 국방과학연구소 | 적외선 검출기 교정을 위한 흑체 조립체 |
| KR101424651B1 (ko) * | 2013-02-14 | 2014-08-01 | 한국표준과학연구원 | 섬유 열처리기용 비접촉온도측정기의 교정 시험 장치 |
| CN103677011A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 北京振兴计量测试研究所 | 一种适用于真空条件下面源黑体宽温度范围控制系统 |
| CN103677011B (zh) * | 2013-11-28 | 2016-01-27 | 北京振兴计量测试研究所 | 一种适用于真空条件下面源黑体宽温度范围控制系统 |
| CN103954366A (zh) * | 2014-04-28 | 2014-07-30 | 北京振兴计量测试研究所 | 一种用于真空低温条件下的超大面源黑体校准系统 |
| JP2018519512A (ja) * | 2015-06-26 | 2018-07-19 | チンダオ ハイアール ジョイント ストック カンパニー リミテッドQingdao Haier Joint Stock Co.,Ltd | 赤外線センサを用いる温度測定誤差補正方法および冷蔵庫 |
| KR102012785B1 (ko) * | 2019-04-12 | 2019-08-21 | 한화시스템(주) | 적외선 센서 교정용 흑체 시스템 및 이를 위성에 설치하는 방법 |
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| Date | Code | Title | Description |
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