JPH0611808B2 - スポンジ用シリコーンゴム組成物 - Google Patents

スポンジ用シリコーンゴム組成物

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JPH0611808B2
JPH0611808B2 JP1121037A JP12103789A JPH0611808B2 JP H0611808 B2 JPH0611808 B2 JP H0611808B2 JP 1121037 A JP1121037 A JP 1121037A JP 12103789 A JP12103789 A JP 12103789A JP H0611808 B2 JPH0611808 B2 JP H0611808B2
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silicone rubber
sponge
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純孝 清神
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、スポンジ用シリコーンゴム組成物に係わり、
特にはフェライト粉末を含有してなり高周波誘電加熱に
よる発泡硬化が可能であるスポンジ用シリコーンゴム組
成物に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] シリコーンゴムスポンジは耐熱性、耐寒性、耐候性など
に優れた材料であることは一般に認められている。 こ
の様なシリコーンゴムスポンジを得る方法としては、シ
リコーン生ゴムに無機質充填剤、アゾビスイソブチロニ
トリルなどの有機発泡剤および有機過酸化物を配合し、
これを所定の形状に成形後加熱して発泡硬化させること
によってシリコーンゴムスポンジを得る方法が知られて
いる。 しかしこの方法には次のような不都合さが認め
られ大型乃至厚手の均質なシリコーンゴムスポンジを得
ることができない。 即ち加熱によって発泡が行われる
際、加熱は外周面から行われ、発泡および硬化は外周面
部においてまず起こることになる。 かくして発泡体の
内部が熱の伝達によって発泡を起こす前に外周面部では
発泡現象が終了した状態となるため内部の発泡剤などが
分解しても発泡は極端に抑制される。 このため、均一
セルのシリコーンゴムスポンジが得られ難くなると考え
られる。
しかして、セル構造がこのように外周部と内部とで不均
一になることを解決する方法としては、有機ゴムでは高
周波誘電加熱による加工方法がもちいられておりシリコ
ーンゴムスポンジにおいてもこの方法(特公昭46−1
8634号公報)が提案されている。 しかしこの方法
は沈殿シリカを充填剤として用いてなるシリコーンゴム
スポンジに限定される。
この他、高周波誘電加熱はカーボンブラックのようなフ
ィラーを配合することにより可能となることは公知であ
る。 シリコーンゴムスポンジでは加硫剤に有機過酸化
物を用いるのが一般的であるが、カーボンブラックを配
合すると有機過酸化物による加硫を阻害するため良好な
シリコーンゴムスポンジを得ることができない。
高周波誘電加熱を用いずに均一なセル構造を有するシリ
コーンゴムスポンジを得る方法としては、たとえば特開
昭52−81378号公報では、オルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンと白金系触媒の存在下で有機発泡剤の
分解温度より低い温度でエージングした後に、有機発泡
剤の分解温度以上に加熱し、発泡硬化させる方法が提案
されている。 このような方法は、均一なセル構造のシ
リコーンゴムスポンジを得るという目的に対しては有効
であるが、しかし、エージングの期間を必要とする不利
があり、工業的には必ずしも有利な方法ではない。
[発明の目的] 本発明はこの様な従来の問題点を解決しようとするもの
であり高周波誘電加熱を用いて厚みなどにとくに制約さ
れることなく均一なセルのシリコーンゴムスポンジが得
られるシリコーンゴムスポンジ組成物を提供することを
目的とする。
[発明の構成] 本発明者らはこのような目的を達成すべく種々検討した
結果、フェライト粉末が高周波誘電加熱に有効であり、
シリコーンゴムにフェライト粉末を配合することによっ
て高周波誘電加熱が可能となり、さらに末端がシラノー
ル基で閉塞されたポリシロキサンを併用することで微細
なセル構造のシリコーンゴムスポンジが得られることを
見出だし、本発明をなすに至った。
即ち、本発明のスポンジ用シリコーンゴム組成物は、 (A)ポリオルガノシロキサン 100重量部 (B)補強性充填用シリカ 5〜100重量部 (C)フェライト粉末 10〜200重量部 (D)有機発泡剤 0.5〜10重量部 (E)有機過酸化物 0.1〜10重量部および (F)末端がシラノール基で閉塞され、25℃における
粘度が500〜10,000cStであるポリジオルガ
ノシロキサン 1〜10重量部 からなることを特徴としている。
本発明に使用する(A)成分のポリオルガノシロキサン
は本願発明の組成物のベースポリマーとなるものであ
り、 一般式: R2(R1 2SiO)nSiR1 2R2 (式中、R1は1価の置換または非置換の炭化水素基
を、R2は1価の置換もしくは非置換の炭化水素基また
は水酸基を表わし、かつR1とR2中の0.01〜1.
0モル%がアルケニル基であり、nは平均3,000〜
10,000の数を表わす)で示される実質的に直鎖状
のポリマーが挙げられる。 ここでアルケニル基として
はビニル基、アリル基などが例示される。 このポリマ
ー中のアルケニル基以外のR1としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基のようなアルキル基;フェニ
ル基、β−フェニルエチル基、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル基等が例示される。 そして、アルケニル基
が平均0.01モル%未満では、硬化が十分に行われ
ず、平均1.0モル%を超えると耐熱性が低下するから
である。
(A)のポリオルガノシロキサンの平均重合度nは3,
000未満では十分な機械的強度が得られず、10,0
00を超えると(B)の補強性充填用シリカの添加が困
難になるからである。 この(A)成分の分子構造は実
質的には直鎖状が好ましいが、許容される範囲で分岐状
であってもかまわない。 また、(A)のポリオルガノ
シロキサンは、1種または重合度および有機基などの異
なる2種以上をブレンドして用いてもよい。
本発明で使用される(B)成分の補強性充填用シリカと
しては、煙霧質シリカ、沈殿シリカ、焼成シリカ、およ
びシリカエアロゾルなどが例示される。 これらの補強
性充填用シリカは表面が未処理のものでも、またはオル
ガノクロロシラン、ポリジオガノシロキサン、ヘキサオ
ルガノジシラザンなどの有機ケイ素化合物であらかじめ
表面処理されたもののいずれでもよく、あるいは配合混
練時に上記のような有機ケイ素化合物で表面処理しても
さしつかえない。 この様な(B)成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して5〜100重量部、好
ましくは20〜70重量部である。 配合量が5重量部
より少ないと補強効果が不足して十分な機械的強度が得
られず、また100重量部より多く加えるとシリコーン
組成物が硬くなりスポンジが得られなく難るからであ
る。
本発明で使用される(C)成分のフェライト粉末は、本
発明において最も重要な成分であり、(C)成分を配合
することにより、高周波誘電加熱が可能となるものであ
る。 このような本発明の目的とする効果を付与する
(C)成分は、 一般式: M2+Fe3+ 2O4またはMO・Fe2O3 (式中、M:Mn,Zn,Ni,Cuなどの金属原子) で示されるもので、トランスやコイルのコア(磁心)な
どに使用されており比較的容易に入手可能なものであ
る。 その平均粒子径は1〜50μmが好ましい。 1
μm未満だと入手が困難であり、50μmを超えると機
械的強度が得られないからである。 (C)成分の配合
量は(A)成分100重量部に対して10〜200重量
部の範囲より選択される。 この(C)成分の配合量が
10重量部未満では高周波により発熱が十分でなく、2
00重量部をこえるとシリコーンゴムの機械的強度が損
なわれる。
本発明に使用される(D)成分の有機発泡剤は、本発明
の組成物をスポンジ状に発泡させるためのものである。
これは従来のシリコーンスポンジの製造に当たって使
用されているものであればいずれでもよく、これにはア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、ジ
アゾアミノベンゼンなどのアゾ系化合物、ジニトロペン
タメチレンテトラミン、N,N−ジメチル−N,N−ジ
ニトロソテレフタルアミドなどのニトロソ化合物が例示
され、これらの化合物は分解温度以上の温度に加熱され
ると分解してN2もしくはCO2ガスを発生する。
(D)成分の配合量は(A)成分100重量部に対して
0.5〜10重量部の範囲より選択される。 (D)成
分の配合量が0.5重量部未満であるとスポンジが得ら
れず、また10重量部をこえると得られるスポンジに変
形がおこりやすくスポンジの品質が劣化するという欠点
を生じる。
本発明で使用される(E)成分は、通常この種のシリコ
ーンゴム組成物に用いられる有機過酸化物でよく、代表
的なものとしては、ベンゾイルパーオキサイド、2,4
−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2,
5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−2,5−ジメチル
ヘキサン、2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
2,5−ジメチルヘキシン、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキサシベンゾエート、ビス(4
−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシカーボネート
などが例示される。この様な(E)の配合については、
1種または2種以上を混合して使用しても構わない。
一般にスポンジを製造するためにはスポンジの泡の大き
さ、または表面状態または発泡倍率を考慮して、複数個
のパーオキサイドを併用するばあいがあるのは当業者に
散られている。 (E)成分の配合量は(A)成分10
0重量部に対して0.1〜10重量部の範囲より選択さ
れる。 (E)成分の配合量が0.1重量部未満である
と加硫が困難になり、また10重量部をこえると耐熱性
などの特性の低下をきたす。
また、本発明においては(F)成分の未満がシラノール
基で閉塞されたポリジオルガノシロキサンが、高発泡倍
率で独立気泡のシリコーンゴムスポンジを得るものであ
る。 このシロキサンは25℃における粘度が500〜
10,000cStであり、粘度が500cSt未満で
あるとシリコーン組成物の可塑度が低下しセルが大きく
なり、10,000cStをこえうと独立気泡のシリコ
ーンゴムスポンジが得にくくなる。 (F)成分の配合
量は、(A)成分100重量部に対して1〜10重量部
である。 配合量が1重量部より少なすぎると効果が十
分でなく、また10重量部より多く加えるとシリコーン
組成物が柔らかくなりロール作業性などに支障をきた
す。
本発明においては、半補強性充填剤ないし非補強性充填
剤として、粉砕シリカ、ケイソウ土、金属炭酸塩、クレ
ー、タルク、酸化チタンなども併用することができる。
なお、シリコーンゴム中に従来から用いられている耐
熱添加剤、酸化防止剤、および加工助剤を本発明のスポ
ンジ用シリコーンゴム組成物に存在させることができる
のはもちろんである。特に、実施例1におけるように、
アルコキシ基含有ポリオルガノシロキサンの配合は独立
気泡で均一で微細なシリコーンゴムスポンジを得るのに
有利である。
[発明の効果] 本発明のスポンジ用シリコーンゴム組成物は、フェライ
ト粉末によって高周波誘電加熱が可能となり、微細で均
一なシリコーンゴムスポンジが得られるものである。
このようにして得られたスポンジは、例えば広い温度範
囲におけるガスケット、断熱材、クッション材、シール
材などとして有用である。
[発明の実施例] 以下、本発明を実施例および比較例によりさらに詳しく
説明する。 なお、実施例および比較例中の部はいずれ
も重量部を表わす。
実施例 1 末端がジメチルビニルシリル基で閉止され、メチルビニ
ルシロキサン単位を0.2モル%含有するポリジメチル
シロキサン(平均重合度6,000)100部をニーダ
ーに仕込み、次に比表面積200m2/gの煙霧質シリ
カ40部、末端がジメチルメトキシシリル基で閉塞さ
れ、25℃における粘度が20cStの直鎖状ポリジメ
チルシロキサン5部、および末端がシラノール基で閉塞
され、第1表に示す粘度のポリジメチルシロキサン3部
を添加し、均一になるまで混練した。 ここで得られた
各コンパウンドは、さらに150℃で2時間加熱混練
し、次いで冷却してベースコンパウンドとした。
この各ベースコンパウンドを148部とり、それぞれに
フェライト粉末80部を配合して均一に混練し、実施例
31〜33の組成物と比較例33〜35の組成物を得
た。
上記各組成物100部にアゾビスイソブチロニトリル
(発泡剤)3部および有機過酸化物0.75部を2本ロ
ールにて配合したシリコーンゴムコンパウンドから30
mm×30mm×10mmのシートをまず用意した。
かくしてなるシリコーンゴムコンパウンドシートを電子
レンジ内に収納し、周波数2450MHz、出力600
Wで2分間加熱したところシリコーンゴムスポンジが得
られた。 このシリコーンゴムスポンジをほぼ中央部で
切断してその発泡状態を観察した結果は第1表のとおり
である。
同表の結果からわかるように、実施例の組成物31〜3
3では、比較例の組成物34〜35に比較して、均一で
微細な独立気泡のセルが形成され、しかも高発泡倍率の
スポンジが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリオルガノシロキサン 100重
    量部 (B)補強性充填用シリカ 5〜100重量部 (C)フェライト粉末 10〜200重量部 (D)有機発泡剤 0.5〜10重量部 (E)有機過酸化物 0.1〜10重量部および (F)末端がシラノール基で閉塞され、25℃における
    粘度が500〜10,000cStであるポリジオルガ
    ノシロキサン 1〜10重量部 からなることを特徴とするスポンジ用シリコーンゴム組
    成物。
JP1121037A 1989-05-15 1989-05-15 スポンジ用シリコーンゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0611808B2 (ja)

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