JPH06120150A - 薄膜の処理方法 - Google Patents
薄膜の処理方法Info
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- JPH06120150A JPH06120150A JP3878892A JP3878892A JPH06120150A JP H06120150 A JPH06120150 A JP H06120150A JP 3878892 A JP3878892 A JP 3878892A JP 3878892 A JP3878892 A JP 3878892A JP H06120150 A JPH06120150 A JP H06120150A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜に対して均一性の高い表面処理を行うこ
と。 【構成】 モノシランガスを反応管内に供給すると共
に、反応管内の温度を620℃以上または580℃以下
に設定してウエハ上にシリコン層を成膜する。シリコン
層は620℃以上では多結晶状態であり、580℃以下
ではアモルファス状態である。従って580〜620℃
の温度範囲ではアモルファス状態と多結晶状態とが共存
しているが、この温度範囲を外せば固相状態が均一であ
って、表面の平滑性の均一性が良くなる。シリコン層上
にフォスフィンガスによりリン吸着層を形成し、温度条
件とリン吸着量との関係を、ウエハの高さ位置をパラメ
ータとしてグラフ化すると、図2に示すようになる。こ
の結果上述の温度範囲を外してシリコン層を形成すれ
ば、面内、面間の表面状態が均一になる。
と。 【構成】 モノシランガスを反応管内に供給すると共
に、反応管内の温度を620℃以上または580℃以下
に設定してウエハ上にシリコン層を成膜する。シリコン
層は620℃以上では多結晶状態であり、580℃以下
ではアモルファス状態である。従って580〜620℃
の温度範囲ではアモルファス状態と多結晶状態とが共存
しているが、この温度範囲を外せば固相状態が均一であ
って、表面の平滑性の均一性が良くなる。シリコン層上
にフォスフィンガスによりリン吸着層を形成し、温度条
件とリン吸着量との関係を、ウエハの高さ位置をパラメ
ータとしてグラフ化すると、図2に示すようになる。こ
の結果上述の温度範囲を外してシリコン層を形成すれ
ば、面内、面間の表面状態が均一になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜の処理方法に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】半導体
デバイスにおいて、ポリシリコン膜はDRAMの電極層
などをはじめ広範囲に用いられており、信頼性の高い材
料として不可欠なものとなっている。ここに半導体デバ
イスの高集積化に伴い、デバイスの構造が複雑化すると
共に、酸化膜や電極膜などにおける特性、あるいは膜厚
などに対して厳しい要求がされており、このためポリシ
リコン膜についても同一ウエハ内及びウエハ間における
膜厚の均一性や不純物濃度の均一性をより一層向上させ
なければならない。
デバイスにおいて、ポリシリコン膜はDRAMの電極層
などをはじめ広範囲に用いられており、信頼性の高い材
料として不可欠なものとなっている。ここに半導体デバ
イスの高集積化に伴い、デバイスの構造が複雑化すると
共に、酸化膜や電極膜などにおける特性、あるいは膜厚
などに対して厳しい要求がされており、このためポリシ
リコン膜についても同一ウエハ内及びウエハ間における
膜厚の均一性や不純物濃度の均一性をより一層向上させ
なければならない。
【0003】このようなことから処理装置の構造やガス
の供給方法について種々の改良がなされているが、一方
において量産性を向上させるために一バッチあたりの処
理枚数が増えてきており、このため例えば縦型熱処理装
置にて、ポリシリコン膜を成膜し更にこの表面に不純物
を含む化合物層例えばPOCl3層を形成した後熱処理
により化合物層内の不純物を拡散したポリシリコン膜を
得る場合、ポリシリコン膜の膜厚や不純物濃度について
面内均一性(高さ位置の異なるウエハ間における均一
性)、及び異なるバッチ間における均一性を得ることが
難しく、ウエハの歩留まり低下の一因となっている。
の供給方法について種々の改良がなされているが、一方
において量産性を向上させるために一バッチあたりの処
理枚数が増えてきており、このため例えば縦型熱処理装
置にて、ポリシリコン膜を成膜し更にこの表面に不純物
を含む化合物層例えばPOCl3層を形成した後熱処理
により化合物層内の不純物を拡散したポリシリコン膜を
得る場合、ポリシリコン膜の膜厚や不純物濃度について
面内均一性(高さ位置の異なるウエハ間における均一
性)、及び異なるバッチ間における均一性を得ることが
難しく、ウエハの歩留まり低下の一因となっている。
【0004】本発明はこのような事情のもとになされた
ものであり、その目的は、薄膜の表面処理を行う場合例
えば薄膜の表面に、拡散すべき不純物を含む層を形成し
たりあるいはエッチングなどを行う場合、同一被処理体
上において及び異なる被処理体間において均一性の高い
表面処理を行うことのできる薄膜の処理方法を提供しよ
うとするものである。
ものであり、その目的は、薄膜の表面処理を行う場合例
えば薄膜の表面に、拡散すべき不純物を含む層を形成し
たりあるいはエッチングなどを行う場合、同一被処理体
上において及び異なる被処理体間において均一性の高い
表面処理を行うことのできる薄膜の処理方法を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、薄膜に対して
上述のような表面処理が薄膜の表面状態によって左右さ
れる点に着目し、薄膜の主成分のアモルファス状態と多
結晶状態とが混在している場合には固相状態が不均一で
あるため薄膜の表面の平滑性が同一バッチ間においても
異なることを把握し、このためアモルファス状態になる
温度と多結晶状態になる温度との境界温度領域を外した
温度領域にて薄膜を成膜しようとする方法である。
上述のような表面処理が薄膜の表面状態によって左右さ
れる点に着目し、薄膜の主成分のアモルファス状態と多
結晶状態とが混在している場合には固相状態が不均一で
あるため薄膜の表面の平滑性が同一バッチ間においても
異なることを把握し、このためアモルファス状態になる
温度と多結晶状態になる温度との境界温度領域を外した
温度領域にて薄膜を成膜しようとする方法である。
【0006】具体的に本発明は、薄膜の主成分を含む成
膜ガスを被処理雰囲気に供給して被処理体上に薄膜を成
膜し、その後前記薄膜の表面に対して処理を行う方法に
おいて、前記薄膜の主成分の全部または略全部がアモル
ファス状態になる温度の上限値をT1、前記薄膜の主成
分の全部または略全部が多結晶状態となる温度の下限値
をT2とすると、前記薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気
の温度をT1以下またはT2以上に設定して行うことを
特徴とする。
膜ガスを被処理雰囲気に供給して被処理体上に薄膜を成
膜し、その後前記薄膜の表面に対して処理を行う方法に
おいて、前記薄膜の主成分の全部または略全部がアモル
ファス状態になる温度の上限値をT1、前記薄膜の主成
分の全部または略全部が多結晶状態となる温度の下限値
をT2とすると、前記薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気
の温度をT1以下またはT2以上に設定して行うことを
特徴とする。
【0007】そして薄膜がシリコンよりなるものである
場合には、薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気の温度を5
80℃以下または610℃以上に設定する。
場合には、薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気の温度を5
80℃以下または610℃以上に設定する。
【0008】
【作用】例えばシラン系のガスを被処理雰囲気に供給す
ると共に、被処理雰囲気の温度を620℃以上または5
80℃以下に設定して被処理体上に成膜を行うと、温度
が620℃以上の時多結晶状態または温度が580℃以
下の時アモルファス状態の薄膜が得られる。これら薄膜
の表面は固相状態が均一であるため表面の平滑性の均一
性が良く、従ってその後薄膜の表面に例えば不純物を含
む化合物層あるいは不純物層を形成し更に当該不純物を
薄膜内に拡散する場合、各被処理体間における薄膜中の
不純物濃度の均一性が高いし、あるいは薄膜の表面をエ
ッチングする場合などにおいても、各被処理体間におい
て均一性の高い表面処理を行うことができる。
ると共に、被処理雰囲気の温度を620℃以上または5
80℃以下に設定して被処理体上に成膜を行うと、温度
が620℃以上の時多結晶状態または温度が580℃以
下の時アモルファス状態の薄膜が得られる。これら薄膜
の表面は固相状態が均一であるため表面の平滑性の均一
性が良く、従ってその後薄膜の表面に例えば不純物を含
む化合物層あるいは不純物層を形成し更に当該不純物を
薄膜内に拡散する場合、各被処理体間における薄膜中の
不純物濃度の均一性が高いし、あるいは薄膜の表面をエ
ッチングする場合などにおいても、各被処理体間におい
て均一性の高い表面処理を行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明方法を実施するための成膜装置
の一例を示す縦断側面図である。加熱炉1はベースプレ
ート10上に設置されており、金属板11の内面に積層
された断熱層12の内周面に、後述の反応管を囲統する
ようにヒータ13を設けて構成される。
の一例を示す縦断側面図である。加熱炉1はベースプレ
ート10上に設置されており、金属板11の内面に積層
された断熱層12の内周面に、後述の反応管を囲統する
ようにヒータ13を設けて構成される。
【0010】前記加熱炉1内には、例えば石英からな
る、上端が閉じている外筒21と、この外筒21内に同
心状に配置された例えば石英からなる内筒22とを備え
た、被処理雰囲気を形成する2重管構造の反応管2が設
けられている。
る、上端が閉じている外筒21と、この外筒21内に同
心状に配置された例えば石英からなる内筒22とを備え
た、被処理雰囲気を形成する2重管構造の反応管2が設
けられている。
【0011】前記外筒21及び内筒22は、各々その下
端にてステンレス等からなる筒状のマニホールド3に保
持されており、このマニホールド3は前記ベースプレー
ト10の開口部に挿入された状態で固定されている。前
記マニホールド3の下端開口部には、当該開口部を気密
に封止するためのキャップ部31が開閉自在に設けられ
ている。
端にてステンレス等からなる筒状のマニホールド3に保
持されており、このマニホールド3は前記ベースプレー
ト10の開口部に挿入された状態で固定されている。前
記マニホールド3の下端開口部には、当該開口部を気密
に封止するためのキャップ部31が開閉自在に設けられ
ている。
【0012】前記キャップ部31の中心部には、例えば
磁気シールにより気密な状態で回転可能な回転軸32が
挿通されており、回転軸32の下端は昇降台4の図示し
ない回転機構に接続されると共に、上端はターンテーブ
ル33に固定されている。前記ターンテーブル33の上
方側には、保温筒34を介してウエハボート5が搭載さ
れており、このウエハボート5は、例えば150枚の半
導体ウエハWを所定の間隔で積み重ねて収容できるよう
になっている。
磁気シールにより気密な状態で回転可能な回転軸32が
挿通されており、回転軸32の下端は昇降台4の図示し
ない回転機構に接続されると共に、上端はターンテーブ
ル33に固定されている。前記ターンテーブル33の上
方側には、保温筒34を介してウエハボート5が搭載さ
れており、このウエハボート5は、例えば150枚の半
導体ウエハWを所定の間隔で積み重ねて収容できるよう
になっている。
【0013】前記昇降台4は、昇降軸41に沿って昇降
し、ウエハボート5を反応管2内に対してロード、アン
ロードする役割をもつものである。
し、ウエハボート5を反応管2内に対してロード、アン
ロードする役割をもつものである。
【0014】前記マニホールド3の下部側面には、成膜
用ガス例えばモノシラン(SiH4)ガスやジシランガ
ス(Si2H6)ガスを例えばヘリウムガスなどのキャ
リアガスと混合して反応管2内に導入するための第1の
ガス導入管61及び第2のガス導入管62が挿設されて
おり、これらガス導入管61、62は共通の図示しない
ガス供給源に接続されている。そして第1のガス導入管
61は、ガス流出口がウエハボート5の上部に位置する
ように上方に向けてL字状に曲折されると共に、第2の
ガス導入管62はガス流出口がウエハボート5の下端部
付近に位置するように同様にL字状に曲折されている。
このように成膜用ガスの導入管を長短2本の構造とする
ことにより、成膜用ガスをウエハボート5上の各ウエハ
Wに対してより均一に供給することができる。
用ガス例えばモノシラン(SiH4)ガスやジシランガ
ス(Si2H6)ガスを例えばヘリウムガスなどのキャ
リアガスと混合して反応管2内に導入するための第1の
ガス導入管61及び第2のガス導入管62が挿設されて
おり、これらガス導入管61、62は共通の図示しない
ガス供給源に接続されている。そして第1のガス導入管
61は、ガス流出口がウエハボート5の上部に位置する
ように上方に向けてL字状に曲折されると共に、第2の
ガス導入管62はガス流出口がウエハボート5の下端部
付近に位置するように同様にL字状に曲折されている。
このように成膜用ガスの導入管を長短2本の構造とする
ことにより、成膜用ガスをウエハボート5上の各ウエハ
Wに対してより均一に供給することができる。
【0015】また前記マニホールド3の下部側面には、
ドープ用ガス例えばフォスフィン(PH3)をヘリウム
ガスなどのキャリアガスと混合して反応管2内に導入す
るための第3の導入管7が水平に挿設されている。
ドープ用ガス例えばフォスフィン(PH3)をヘリウム
ガスなどのキャリアガスと混合して反応管2内に導入す
るための第3の導入管7が水平に挿設されている。
【0016】一方前記マニホールド3の上部側面には、
外筒21と内筒22との間隙から処理ガスを排出して反
応管2内を所定の減圧雰囲気に設定するための、図示し
ない真空ポンプに連結された排気管8が接続されてい
る。
外筒21と内筒22との間隙から処理ガスを排出して反
応管2内を所定の減圧雰囲気に設定するための、図示し
ない真空ポンプに連結された排気管8が接続されてい
る。
【0017】次に上述の成膜装置を用いた本発明方法の
実施例について説明する。先ずヒータ13により、ウエ
ハボート5のセンター部(上下方向の中央部)の温度が
例えば620℃となるように反応管2内の被処理雰囲気
を加熱しておいて、反応管2内に下方開口部から昇降台
4により、例えば4.76mmのピッチで100枚のウ
エハWを収容したウエハボート5をロードする。
実施例について説明する。先ずヒータ13により、ウエ
ハボート5のセンター部(上下方向の中央部)の温度が
例えば620℃となるように反応管2内の被処理雰囲気
を加熱しておいて、反応管2内に下方開口部から昇降台
4により、例えば4.76mmのピッチで100枚のウ
エハWを収容したウエハボート5をロードする。
【0018】次に反応管2内を所定の真空度例えば1×
10−3Torrまで真空引きした後に第2のガス導入
管62(短い方のガス導入管)から薄膜の主成分を含む
成膜用ガスである100%のモノシランガスを180S
CCMの流量で内筒22内に導入すると共に、反応管2
内を0.4Torrの圧力となるように排気を行い、ウ
エハボート5を例えば3rpmの回転数で回転させなが
ら10分間成膜を行う。
10−3Torrまで真空引きした後に第2のガス導入
管62(短い方のガス導入管)から薄膜の主成分を含む
成膜用ガスである100%のモノシランガスを180S
CCMの流量で内筒22内に導入すると共に、反応管2
内を0.4Torrの圧力となるように排気を行い、ウ
エハボート5を例えば3rpmの回転数で回転させなが
ら10分間成膜を行う。
【0019】続いてモノシランガスの供給を止め、反応
管2内のガス(モノシランガス)を排出するために、排
気管8に接続された図示しない真空ポンプにより例えば
30秒間程度真空引きする。
管2内のガス(モノシランガス)を排出するために、排
気管8に接続された図示しない真空ポンプにより例えば
30秒間程度真空引きする。
【0020】しかる後第3のガス導入管7からドープ用
ガスである例えばフォスフィンガスをヘリウムガスで1
0%に希釈した混合ガスを100SCCMの流量で内筒
22内に導入すると共に、反応管2内を0.5Torr
の圧力となるように排気を行い例えば1分間処理を行
う。
ガスである例えばフォスフィンガスをヘリウムガスで1
0%に希釈した混合ガスを100SCCMの流量で内筒
22内に導入すると共に、反応管2内を0.5Torr
の圧力となるように排気を行い例えば1分間処理を行
う。
【0021】このような処理を行うことによってウエハ
Wの表面にシリコン層及びリン吸着層がこの順に形成さ
れる。ここで上述の処理において、シリコン層の成膜工
程における被処理雰囲気の温度、この例ではウエハボー
ト5のセンター部の温度を620℃に設定する代りに、
610℃、600℃、595℃、590℃、580℃の
5通りに設定し、他の条件は全く同様にしてウエハWの
表面にシリコン層及びリン吸着層をこの順に形成した。
そしてウエハボート5上におけるウエハW群のうち最上
段、中央、最下段に置かれているウエハWの位置を夫々
トップ部、センター部、ボトム部とすると、これら3ヶ
所に位置するウエハWについて、成膜工程の温度とリン
吸着量(リン吸着層の量)との関係を調べたところ図2
に示す結果が得られた。図2中□印、△印、○印で示す
グラフは夫々トップ部、センター部、ボトム部に対応す
る。
Wの表面にシリコン層及びリン吸着層がこの順に形成さ
れる。ここで上述の処理において、シリコン層の成膜工
程における被処理雰囲気の温度、この例ではウエハボー
ト5のセンター部の温度を620℃に設定する代りに、
610℃、600℃、595℃、590℃、580℃の
5通りに設定し、他の条件は全く同様にしてウエハWの
表面にシリコン層及びリン吸着層をこの順に形成した。
そしてウエハボート5上におけるウエハW群のうち最上
段、中央、最下段に置かれているウエハWの位置を夫々
トップ部、センター部、ボトム部とすると、これら3ヶ
所に位置するウエハWについて、成膜工程の温度とリン
吸着量(リン吸着層の量)との関係を調べたところ図2
に示す結果が得られた。図2中□印、△印、○印で示す
グラフは夫々トップ部、センター部、ボトム部に対応す
る。
【0022】図2の結果からわかるように、580〜6
10℃の間にて設定された温度条件ではウエハボート5
上のウエハWの高さ位置によってリンの吸着量が大きく
異なっているが、580℃、610℃及び620℃の温
度条件においては、ウエハWの各高さ位置(トップ部、
センター部、ボトム部)におけるリンの吸着量が揃って
いる。
10℃の間にて設定された温度条件ではウエハボート5
上のウエハWの高さ位置によってリンの吸着量が大きく
異なっているが、580℃、610℃及び620℃の温
度条件においては、ウエハWの各高さ位置(トップ部、
センター部、ボトム部)におけるリンの吸着量が揃って
いる。
【0023】更に上述のように設定したシリコン層の成
膜工程の温度範囲の高温側について、反応管2内の圧力
を0,6Torr及び0,8Torrに設定してリンの
吸着量の面間(トップ部、センター部、及びボトム部
間)のばらつきを調べたところ、夫々図3の(A)及び
(B)に示す結果が得られた。この結果からわかるよう
に成膜工程の温度が620℃では面間におけるリンの吸
着量が揃っているが、610℃ではばらつきが大きい。
一方図2に示したように反応管2内の圧力が0,4To
rrの場合には前記温度が610℃ではリンの吸着量が
揃っていたが、図3、図4の結果と併せて考察すると、
前記温度が620℃以上のときにウエハの表面状態が安
定して表面の平滑性の均一性がよくなり、リンの吸着量
の面間均一性を確保できると考えられる。
膜工程の温度範囲の高温側について、反応管2内の圧力
を0,6Torr及び0,8Torrに設定してリンの
吸着量の面間(トップ部、センター部、及びボトム部
間)のばらつきを調べたところ、夫々図3の(A)及び
(B)に示す結果が得られた。この結果からわかるよう
に成膜工程の温度が620℃では面間におけるリンの吸
着量が揃っているが、610℃ではばらつきが大きい。
一方図2に示したように反応管2内の圧力が0,4To
rrの場合には前記温度が610℃ではリンの吸着量が
揃っていたが、図3、図4の結果と併せて考察すると、
前記温度が620℃以上のときにウエハの表面状態が安
定して表面の平滑性の均一性がよくなり、リンの吸着量
の面間均一性を確保できると考えられる。
【0024】このような現象は、次のように推察され
る。即ちシリコン層の成膜工程の温度が580℃以下で
は表面はアモルファス状態、620℃以上では多結晶状
態である。ここにアモルファスシリコン膜は平滑な表面
状態であり、一方ポリシリコン膜は細かい凹凸がある
が、凹凸の均一性がよく、従って580〜620℃の温
度範囲ではそれら2つの状態が共存し、このためシリコ
ン層の表面がウエハ毎に不均一になって、リンの吸着量
にばらつきが出てくると推察される。また前記温度が6
00℃及び620℃におけるシリコン層の表面を夫々S
EM写真で観察したところ、前者については表面の平坦
性に差があるが、後者については表面の平滑性が均一で
あり、この結果からも上述の推察が正しいことが裏付け
られている。
る。即ちシリコン層の成膜工程の温度が580℃以下で
は表面はアモルファス状態、620℃以上では多結晶状
態である。ここにアモルファスシリコン膜は平滑な表面
状態であり、一方ポリシリコン膜は細かい凹凸がある
が、凹凸の均一性がよく、従って580〜620℃の温
度範囲ではそれら2つの状態が共存し、このためシリコ
ン層の表面がウエハ毎に不均一になって、リンの吸着量
にばらつきが出てくると推察される。また前記温度が6
00℃及び620℃におけるシリコン層の表面を夫々S
EM写真で観察したところ、前者については表面の平坦
性に差があるが、後者については表面の平滑性が均一で
あり、この結果からも上述の推察が正しいことが裏付け
られている。
【0025】以上のことからシリコン層の表面状態を面
間で均一にするためには、成膜温度を580℃以下また
は620℃以上とすることが必要であり、これによって
例えばシリコン層の表面にリンを吸着した場合に、面間
におけるリンの吸着量を均一にすることができ、従って
その後リン吸着層からシリコン層内にリンを拡散したと
きに面間におけるリン濃度の均一性を確保することがで
きる。これに対しリンの吸着量が不均一であれば、リン
濃度は面間においてばらつきを生じる。
間で均一にするためには、成膜温度を580℃以下また
は620℃以上とすることが必要であり、これによって
例えばシリコン層の表面にリンを吸着した場合に、面間
におけるリンの吸着量を均一にすることができ、従って
その後リン吸着層からシリコン層内にリンを拡散したと
きに面間におけるリン濃度の均一性を確保することがで
きる。これに対しリンの吸着量が不均一であれば、リン
濃度は面間においてばらつきを生じる。
【0026】そして前記温度が580℃及び620℃の
場合について夫々シリコン層の成膜速度を計測したとこ
ろ、5オングストローム/分及び25オングストローム
/分であり、従ってスループット向上の点からすれば、
成膜工程の温度は620℃以上とすることが得策であ
る。なお成膜速度の計測時間は、シリコン層の成膜開始
時点からリン吸着層の形成終了時点までのトータル時間
としている。
場合について夫々シリコン層の成膜速度を計測したとこ
ろ、5オングストローム/分及び25オングストローム
/分であり、従ってスループット向上の点からすれば、
成膜工程の温度は620℃以上とすることが得策であ
る。なお成膜速度の計測時間は、シリコン層の成膜開始
時点からリン吸着層の形成終了時点までのトータル時間
としている。
【0027】次に上述実施例と同様に成膜工程の温度を
620℃に設定してシリコン層を形成し、その後排気、
リン吸着層形成の各工程を経た後フォスフィンガスの供
給を止め、反応管2内のガスを排出するために例えば3
0秒間程度真空引きし、続いて第1のガス導入管61及
び第2のガス導入管62からモノシランガスを夫々10
0SCCM及び80SCCMの流量で内筒22内に導入
すると共に反応管2内を0,4Torrの圧力となるよ
うに排気を行い、例えば10分間成膜を行う。更にその
後反応管2内を上述のように30秒間程度真空引きす
る。
620℃に設定してシリコン層を形成し、その後排気、
リン吸着層形成の各工程を経た後フォスフィンガスの供
給を止め、反応管2内のガスを排出するために例えば3
0秒間程度真空引きし、続いて第1のガス導入管61及
び第2のガス導入管62からモノシランガスを夫々10
0SCCM及び80SCCMの流量で内筒22内に導入
すると共に反応管2内を0,4Torrの圧力となるよ
うに排気を行い、例えば10分間成膜を行う。更にその
後反応管2内を上述のように30秒間程度真空引きす
る。
【0028】そしてリン吸着層形成工程以後の各工程、
即ちリン吸着層形成→排気→シリコン層形成→排気を2
0回繰り返して図4に示すようにシリコン層91とリン
吸着層92と交互に積層した積層体9が得られた。しか
る後反応管2内を窒素ガス(N2ガス)雰囲気下で90
0℃に加熱して、上述の積層体9に対してアニール処理
を60分間行ったところリン濃度が2×1020個/C
C、膜厚が4000オングストロームのシリコン薄膜が
得られた。
即ちリン吸着層形成→排気→シリコン層形成→排気を2
0回繰り返して図4に示すようにシリコン層91とリン
吸着層92と交互に積層した積層体9が得られた。しか
る後反応管2内を窒素ガス(N2ガス)雰囲気下で90
0℃に加熱して、上述の積層体9に対してアニール処理
を60分間行ったところリン濃度が2×1020個/C
C、膜厚が4000オングストロームのシリコン薄膜が
得られた。
【0029】この薄膜についてリン濃度の面間均一性
(ウエハボート5に積み重ねられたウエハW間の均一
性)を調べたところ、5%前後であり、良好な結果が得
られた。このことはシリコン層の表面状態について面間
均一性が高いため、リンの吸着量についても面間均一性
が高いことに基ずくものであるといえる。
(ウエハボート5に積み重ねられたウエハW間の均一
性)を調べたところ、5%前後であり、良好な結果が得
られた。このことはシリコン層の表面状態について面間
均一性が高いため、リンの吸着量についても面間均一性
が高いことに基ずくものであるといえる。
【0030】そして上述のようにシリコン層とリン吸着
層とを交互に形成し、その後アニール処理をして、リン
をドープしたシリコン層を得るようにすれば、シラン系
のガスとフォスフィンガスとを同時に反応管内に導入し
て成膜を行う場合に比べて、薄膜の膜厚における面内均
一性が良好であり、成膜速度も可成り早い。従って本発
明方法をこうした成膜法に適用すれば、実用上非常に有
効である。
層とを交互に形成し、その後アニール処理をして、リン
をドープしたシリコン層を得るようにすれば、シラン系
のガスとフォスフィンガスとを同時に反応管内に導入し
て成膜を行う場合に比べて、薄膜の膜厚における面内均
一性が良好であり、成膜速度も可成り早い。従って本発
明方法をこうした成膜法に適用すれば、実用上非常に有
効である。
【0031】以上において本発明は、シリコン層におけ
る他の表面処理を行う場合にも適用でき、例えばシリコ
ン層にPOCl3層を形成した後リン拡散を行う場合に
リン濃度の面間均一性を高めることができるし、またシ
リコン層をエッチングする場合にも加工状態の面間均一
性を向上させることができる。
る他の表面処理を行う場合にも適用でき、例えばシリコ
ン層にPOCl3層を形成した後リン拡散を行う場合に
リン濃度の面間均一性を高めることができるし、またシ
リコン層をエッチングする場合にも加工状態の面間均一
性を向上させることができる。
【0032】なお本発明において、薄膜の主成分はシリ
コンに限定されるものではない。
コンに限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、薄膜の主成分の全部ま
たは略全部がアモルファス状態になる温度領域あるいは
薄膜の主成分の全部または略全部が多結晶状態になる温
度領域で薄膜を成膜しているため、例えばシリコン膜の
場合580℃以下、あるいは620℃以上で成膜してい
るため、薄膜の表面の平滑性の均一性が高く、表面状態
が常に揃っており、従って同一バッチ内あるいは異なる
バッチ間において薄膜の表面状態が均一であり、この結
果不純物の拡散やエッチングなどの表面処理についても
均一化をはかることができ、常に安定した表面処理を行
うことができる。
たは略全部がアモルファス状態になる温度領域あるいは
薄膜の主成分の全部または略全部が多結晶状態になる温
度領域で薄膜を成膜しているため、例えばシリコン膜の
場合580℃以下、あるいは620℃以上で成膜してい
るため、薄膜の表面の平滑性の均一性が高く、表面状態
が常に揃っており、従って同一バッチ内あるいは異なる
バッチ間において薄膜の表面状態が均一であり、この結
果不純物の拡散やエッチングなどの表面処理についても
均一化をはかることができ、常に安定した表面処理を行
うことができる。
【図1】本発明の実施例で用いる装置の一例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図2】成膜工程の温度とリン吸着量との関係を示す特
性図である。
性図である。
【図3】成膜工程の温度とリン吸着量との関係を示す特
性図である。
性図である。
【図4】熱処理前の積層体を示す説明図である。
1 加熱炉 2 反応管 3 マニホールド 4 昇降台 5 ウエハボート 61、62、7 ガス導入管 8 排気管 91 シリコン層 92 リン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 勝弥 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝多摩川工場内 (72)発明者 新納 礼二 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内 (72)発明者 藤田 義幸 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内 (72)発明者 鈴木 博 岩手県江刺市岩谷堂字松長根52番地 東京 エレクトロン東北株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 薄膜の主成分を含む成膜ガスを被処理雰
囲気に供給して被処理体上に薄膜を成膜し、その後前記
薄膜の表面に対して処理を行う方法において、 前記薄膜の主成分の全部または略全部がアモルファス状
態になる温度の上限値をT1、前記薄膜の主成分の全部
または略全部が多結晶状態となる温度の下限値をT2と
すると、前記薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気の温度を
T1以下またはT2以上に設定して行うことを特徴とす
る薄膜の処理方法。 - 【請求項2】 被処理体上にシリコンよりなる薄膜を成
膜した後、当該薄膜の表面に対して処理を行う方法にお
いて、 前記薄膜の成膜工程を、被処理雰囲気の温度を580℃
以下または620℃以上に設定して行うことを特徴とす
る薄膜の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3878892A JPH06120150A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 薄膜の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3878892A JPH06120150A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 薄膜の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06120150A true JPH06120150A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=12535047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3878892A Pending JPH06120150A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 薄膜の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06120150A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756310B1 (ko) * | 2006-02-07 | 2007-09-07 | 한국화학연구원 | 입자형 다결정실리콘 제조용 고압 유동층반응기 |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP3878892A patent/JPH06120150A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756310B1 (ko) * | 2006-02-07 | 2007-09-07 | 한국화학연구원 | 입자형 다결정실리콘 제조용 고압 유동층반응기 |
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