JPH06120705A - 積層型誘電体フィルター - Google Patents
積層型誘電体フィルターInfo
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- JPH06120705A JPH06120705A JP4286812A JP28681292A JPH06120705A JP H06120705 A JPH06120705 A JP H06120705A JP 4286812 A JP4286812 A JP 4286812A JP 28681292 A JP28681292 A JP 28681292A JP H06120705 A JPH06120705 A JP H06120705A
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Abstract
性を発揮し得る誘電体フィルターを提供する。 【構成】 誘電体基板14に複数の共振器用電極18を
内蔵したトリプレート構造の誘電体フィルター12にお
いて、隣接しない共振器用電極間18,18を結合する
ための、伝送線路26及び容量素子24からなる結合電
極22を、前記複数の共振器用電極18に対して積層構
造となるように、更に内蔵せしめた。
Description
層型誘電体フィルターに係り、特に小型で、優れたフィ
ルター特性を発揮し得る積層構造の誘電体フィルターに
関するものである。
波を利用した通信機においては、損失を小さくするため
に、各種の誘電体セラミックスを使った誘電体フィルタ
ーが使用されている。そして、従来より、誘電体フィル
ターの特性を向上させる様々な研究が為されており、マ
イクロ波帯域で使用される帯域通過フィルター(バンド
パスフィルター)では、基本的には、使用する共振器の
段数(即ち共振器用電極の数)を増やすことにより、減
衰特性を向上させ得ることが知られている。しかしなが
ら、共振器用電極の段数を多くすると、フィルター形状
が大きくなるうえ、挿入損失が大きくなってしまう不具
合が生じる。
ンドパスフィルターにおいては、共振器用電極の段数を
なるべく少なくする一方、隣接しない共振器用電極間を
適当なリアクタンスで結合することにより、減衰域に減
衰極(ポール)を形成せしめて、フィルターの減衰特性
を向上させる方法が、用いられている(『電子通信学会
論文誌』53-A, No. 4, 1970,p.163 〜168 参照)。ま
た、それらのリアクタンスとして、実際には、容量素子
やインダクタンス素子、伝送線路が設けられているので
ある。
昭60−7525号公報等には、板状の誘電体基板の表
面に、マイクロストリップライン型の共振器用電極を複
数設けた、図12に示す如きフィルターにおいて、上記
のような減衰極を形成するためのリアクタンスを設けた
例が示されている。即ち、図12において、誘電体基板
2の表面には、3本の共振器用電極4が設けられてお
り、隣り合う共振器用電極4,4は結合電極6,6にて
互いに結合されている。そして、更に、隣接しない共振
器用電極(左端及び右端の共振器用電極)4,4間を結
合するために、伝送線路8(リアクタンス)が設けられ
ているのである。なお、10は、入出力用の電極であ
る。
において減衰極が現れて、優れたフィルター特性が得ら
れ、また伝送線路8の等価電気長や結合係数等を変化さ
せることにより、該リアクタンスを変化させて、減衰極
の位置を調節することができる。しかしながら、このよ
うなフィルターでは、伝送線路8が共振器用電極4と同
一面内に形成されていることから、伝送線路8を設ける
分だけ、フィルター面積が大きくなってしまう問題があ
った。
には、下面にアース電極、上面に複数の共振器用電極が
設けられた一枚の誘電体基板の上に、上面にアース電極
が設けられた一枚の誘電体基板を重ね合わせて、それら
二枚の誘電体基板間に前記共振器用電極を挟んで、一体
的な誘電体フィルターを構成したトリプレート型のフィ
ルターにおいて、上記のような減衰極を形成するための
伝送線路(リアクタンス)を設けた例が示されている。
具体的には、前記上側の誘電体基板の上面に、隣接しな
い共振器用電極間を結合するための伝送線路を、前記ア
ース電極と非接続な状態で設けると共に、該伝送線路と
前記隣接しない共振器用電極とを、上側の誘電体基板の
厚みで与えられる容量素子を介して、接続している。し
かしながら、この場合には、前記伝送線路が誘電体基板
の表面に形成されて、電磁気的に遮蔽されていないこと
から、近くに存在する金属等の周りの影響を受け易く、
フィルター特性が安定し難い問題を内在していた。
されたものであって、その解決課題とするところは、小
型で、フィルター特性が高く、しかも安定した特性を発
揮し得る誘電体フィルターを提供することにある。
発明の要旨とするところは、誘電体基板に複数の共振器
用電極を内蔵したトリプレート構造の誘電体フィルター
において、隣接しない共振器用電極間を結合するため
の、伝送線路、容量素子等のリアクタンスを、前記複数
の共振器用電極に対して積層構造となるように、更に内
蔵せしめたことを特徴とする積層型誘電体フィルターに
ある。
アクタンスを、前記複数の共振器用電極に対して実質的
に電磁気的な影響を与えない離隔した位置に積層せしめ
る一方、該リアクタンスを、結合されるべき前記隣接し
ない共振器用電極に対してビアーホールを用いて結合す
る構成が、採用される。
ィルターにあっては、隣接しない共振器間を結合するた
めの伝送線路、容量素子等のリアクタンスが、誘電体基
板の内部に内蔵されて、設けられている。それ故、該リ
アクタンスの存在によって、減衰域において減衰極が現
れ、優れたフィルター特性が発揮されるのである。そし
て、該リアクタンスの等価電気長や結合係数等を変化さ
せることにより、減衰極の位置を調節することができる
のである。また、かかるリアクタンスが電磁気的に遮蔽
され、外部の影響を受け難くなっていることから、フィ
ルター特性が効果的に安定せしめられる利点がある。し
かも、該リアクタンスは、誘電体基板内部において、複
数の共振器用電極に対して積層構造となるように設けら
れているところから、フィルター面積が大きくなること
も無く、有利に小型化を図ることができるのであり、近
年の厳しい小型化要求に良好に対応することができるの
である。
用電極に対して実質的に電磁気的な影響を与えない離隔
した位置に積層せしめる一方、該リアクタンスを、結合
されるべき前記隣接しない共振器用電極に対してビアー
ホールを用いて結合する場合には、該リアクタンスと、
これと結合されない共振器用電極との間の電磁気的な影
響を小さくすることができるため、フィルター特性をよ
り有利に向上させることができるのである。
ために、本発明に係る積層型誘電体フィルターの代表的
な実施例について、図面に基づいて詳細に説明すること
とする。
体フィルターの一例について、その積層構造が示されて
おり、図2には、その断面が示されているが、この誘電
体フィルター12にあっては、誘電体基板14が4層構
造を有している。そして、一番上の誘電体層の上面側
と、一番下の誘電体層の下面側に、それぞれ、アース電
極16が設けられ、また上から3番目の誘電体層の上面
側に、4本の共振器用電極18がコムライン構造で配設
され、更に一番下の誘電体層の上面側に、入出力用電極
20が設けられている。それにより、各誘電体層を積層
して、焼成し、一体的な基板とした際に、図2の如き、
トリプレート構造が実現され、該誘電体基板14に内蔵
される各共振器用電極18に対応して、共振器が4段構
成されるようになっている。また、共振器用電極18の
隣接するもの同士(左端から1段目と2段目、2段目と
3段目、及び3段目と4段目)は、互いに誘導結合によ
り結合されている。
前記誘電体基板14の4つの層の中で、上から2番目の
誘電体層の上面側に、前記複数の共振器用電極18の配
設方向に延びる伝送線路26と、該伝送線路26の途中
に設けられた2つの容量素子24,24とからなる結合
電極22が設けられている。そして、該結合電極22の
両端が、ビアーホール28,28にて、両端の共振器用
電極18,18に接続されていることにより、それら隣
接しない共振器用電極18,18が、複数の共振器用電
極18に対して積層構造となるように設けられた結合電
極22(リアクタンス)にて、結合せしめられているの
である。
価回路は、図3のようになる。そして、この場合に得ら
れるフィルター特性は、図4に示すようになり、通過帯
域の両側の減衰域に減衰極が生じることから、減衰特性
が極めて効果的に改善され、分離特性が大幅に向上する
のである。なお、減衰極の位置は、前記結合電極22の
容量素子24の値や、伝送線路26の長さ、幅等を変化
させることにより、所望の位置に調節することができ
る。
ス)は、誘電体基板14内に、前記複数の共振器用電極
18に対して積層構造となるようにして、内蔵されてい
るところから、フィルターが有利に小型化され得ると共
に、該結合電極22が電磁気的に遮蔽されて、外部の影
響を受け難くなり、フィルター特性が安定して発揮され
得るのである。
は、前記結合電極22(リアクタンス)を、前記複数の
共振器用電極18に対して実質的に電磁気的な影響を与
えない離隔した位置に積層せしめる一方、該結合電極2
2を、結合されるべき前記隣接しない共振器用電極1
8,18に対して、ビアーホール28にて結合してい
る。それ故に、該結合電極22と、これと結合されない
共振器用電極18との間の電磁気的な影響が効果的に小
さくされ、フィルター特性がより有利に向上せしめられ
ているのである。
型誘電体フィルターの別の実施例が示されている。この
誘電体フィルター32では、誘電体基板34が5層構造
を有し、一番上の誘電体層の上面側と、一番下の誘電体
層の下面側に、それぞれ、アース電極36が設けられ、
上から4番目の誘電体層の上面側に、4本の共振器用電
極38がコムライン構造で配設され、更に一番下の誘電
体層の上面側に、入出力用電極40が設けられている。
それにより、各誘電体層を積層して、焼成し、一体的な
基板とした際に、図6の如き、トリプレート構造が実現
され、該誘電体基板34に内蔵される各共振器用電極3
8に対応して、共振器が4段構成されるようになってい
る。また、共振器用電極38の隣接するもの同士(左端
から1段目と2段目、2段目と3段目、及び3段目と4
段目)は、互いに誘導結合により結合されている。
前記誘電体基板34の5つの層の中で、上から2番目の
誘電体層の上面側に、前記複数の共振器用電極38の配
設方向に延びる伝送線路46が設けられている。また、
上から3番目の誘電体層の上面側には、該伝送線路46
の両端部に対応する位置に、コンデンサ電極44,44
が設けられており、該コンデンサ電極44,44と前記
伝送線路46の両端部とが、ビアーホール48,48に
て接続されている。そして、該コンデンサ電極44,4
4が、誘電体層を介して、両端の共振器用電極38,3
8に対して結合するようになっているのである。それに
よって、それら隣接しない共振器用電極38,38が、
複数の共振器用電極38に対して積層構造となるように
設けられたリアクタンス(コンデンサ電極44,伝送線
路46)にて結合せしめられているのである。
価回路は、図7のようになり、この場合にも、通過帯域
の両側の減衰域に減衰極が現れ(図4参照)、優れたフ
ィルター特性が得られることとなる。なお、減衰極の位
置は、前記コンデンサ電極44にて形成される容量の値
や、伝送線路46の長さ、幅等を変化させることによ
り、所望の位置に調節することができる。
ンサ電極44,伝送線路46)が、誘電体基板34内
に、前記複数の共振器用電極38に対して積層構造とな
るようにして、内蔵されているところから、フィルター
が有利に小型化され、且つフィルター特性が安定するの
である。さらに、該リアクタンスを、前記複数の共振器
用電極38に対して実質的に電磁気的な影響を与えない
離隔した位置に積層せしめる一方、結合されるべき前記
隣接しない共振器用電極38,38に対してビアーホー
ル48を用いて結合していることから、該リアクタンス
と、これと結合されない共振器用電極38との間の電磁
気的な影響が小さくされ、フィルター特性が有利に向上
せしめられているのである。
層型誘電体フィルターのまた別の実施例が示されてい
る。この誘電体フィルター52では、誘電体基板54が
5層構造を有し、一番上の誘電体層の上面側と、一番下
の誘電体層の下面側に、それぞれ、アース電極56が設
けられ、また上から4番目の誘電体層の上面側に、5本
の共振器用電極58がコムライン構造で配設され、更に
一番下の誘電体層の上面側には、入出力用電極60が設
けられている。それにより、各誘電体層を積層して、焼
成し、一体的な基板とした際に、図9の如き、トリプレ
ート構造が実現され、該誘電体基板54に内蔵される各
共振器用電極58に対応して、共振器が5段構成される
ようになっている。
は、5つのコンデンサ電極70が、前記共振器用電極5
8の各々に対応する位置に設けられており、各コンデン
サ電極70と対応する共振器用電極58とはビアーホー
ル72で接続されている。それにより、前記共振器用電
極58の隣接するもの同士(左端から1段目と2段目、
2段目と3段目、3段目と4段目、及び4段目と5段
目)が容量結合で結合せしめられているのである。
前記誘電体基板54の5つの層の中で、上から2番目の
誘電体層の上面側に、前記複数の共振器用電極58の配
設方向に延びる伝送線路66と、該伝送線路66の途中
に配された2つの容量素子64,64とからなる結合電
極62が設けられている。そして、該結合電極62の両
端が、ビアーホール68,68にて、前記コンデンサ電
極70の両端のものに接続され、更にビアーホール7
2,72により両端の共振器用電極58,58に結合せ
しめられているのである。それによって、それら隣接し
ない共振器用電極58,58が、複数の共振器用電極5
8に対して積層構造となるように設けられた結合電極6
2にて結合されているのである。
価回路は図10のようになり、この場合には、図11に
示すような特性が得られ、通過帯域の低周波数側の減衰
域に減衰極が生じて、フィルター特性が効果的に改善さ
れることとなる。なお、減衰極の位置は、前記結合電極
62の容量素子64の値や、伝送線路66の長さ、幅等
を変化させることにより、所望の位置に調節することが
できる。
ても、前記結合電極62(リアクタンス)が、誘電体基
板54内に、前記複数の共振器用電極58に対して積層
構造となるようにして、内蔵されているところから、フ
ィルターが有利に小型化され、且つフィルター特性が安
定するのである。更には、該結合電極62を、前記複数
の共振器用電極58に対して実質的に電磁気的な影響を
与えない離隔した位置に積層せしめる一方、結合される
べき前記隣接しない共振器用電極58,58に対してビ
アーホール68,72を用いて結合していることから、
該結合電極62と、これと結合されない共振器用電極5
8との間の電磁気的な影響が小さくされ、フィルター特
性が有利に向上せしめられている。
述してきたが、本発明が、そのような実施例の記載によ
って、何等の制約をも受けるものでないことは、言うま
でもないところである。また、本発明には、上記の実施
例の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加え得るものであることが、理解されるべきである。
ターの場合には、低周波数側に減衰極を形成できたが、
容量素子の替わりに、高インピーダンスの伝送線路等の
インダクタンス素子を形成すれば、高周波数側の減衰極
を形成することも可能である。
ついて、積層構造を示す説明図である。
る。
フである。
について、積層構造を示す説明図である。
る。
の例について、積層構造を示す説明図である。
る。
ラフである。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体基板に複数の共振器用電極を内蔵
したトリプレート構造の誘電体フィルターにおいて、 隣接しない共振器用電極間を結合するための、伝送線
路、容量素子等のリアクタンスを、前記複数の共振器用
電極に対して積層構造となるように、更に内蔵せしめた
ことを特徴とする積層型誘電体フィルター。 - 【請求項2】 前記リアクタンスを、前記複数の共振器
用電極に対して実質的に電磁気的な影響を与えない離隔
した位置に積層せしめる一方、該リアクタンスを、結合
されるべき前記隣接しない共振器用電極に対してビアー
ホールを用いて結合したことを特徴とする請求項1記載
の積層型誘電体フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28681292A JP2863387B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 積層型誘電体フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28681292A JP2863387B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 積層型誘電体フィルター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06120705A true JPH06120705A (ja) | 1994-04-28 |
| JP2863387B2 JP2863387B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=17709366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2863387B2 (ja) |
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