JPH06122928A - 鋼板の誘導加熱方法およびその装置 - Google Patents
鋼板の誘導加熱方法およびその装置Info
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- JPH06122928A JPH06122928A JP4296389A JP29638992A JPH06122928A JP H06122928 A JPH06122928 A JP H06122928A JP 4296389 A JP4296389 A JP 4296389A JP 29638992 A JP29638992 A JP 29638992A JP H06122928 A JPH06122928 A JP H06122928A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】誘導加熱方式によって鋼板の加熱温度分布を自
在に制御することが可能な手段を提供する。 【構成】上下一対の誘導加熱コイルにより鋼板を加熱す
る際、上下の各誘導加熱コイルをそれぞれ上下方向、板
幅方向および板長手方向に可動に設けて、該誘導加熱コ
イルの相対位置を可変となす。鋼板に所定の温度分布が
与えられるように、上下の誘導加熱コイルを板幅方向ま
たは板長手方向にずらして当該コイルのラップ断面を変
更し鋼板を加熱する。
在に制御することが可能な手段を提供する。 【構成】上下一対の誘導加熱コイルにより鋼板を加熱す
る際、上下の各誘導加熱コイルをそれぞれ上下方向、板
幅方向および板長手方向に可動に設けて、該誘導加熱コ
イルの相対位置を可変となす。鋼板に所定の温度分布が
与えられるように、上下の誘導加熱コイルを板幅方向ま
たは板長手方向にずらして当該コイルのラップ断面を変
更し鋼板を加熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚板等鋼板の熱間圧
延工程における鋼板の加熱手段に係り、より詳しくは上
下一対の誘導加熱コイルにより鋼板の加熱温度分布を自
在に制御することが可能な鋼板の誘導加熱方法とその装
置に関する。
延工程における鋼板の加熱手段に係り、より詳しくは上
下一対の誘導加熱コイルにより鋼板の加熱温度分布を自
在に制御することが可能な鋼板の誘導加熱方法とその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の熱間圧延工程において、誘導加熱
によって鋼板を均一に加熱する方法としては、例えば被
加熱材の幅方向の温度偏差を減少させるため、誘導加熱
炉の炉内の両側に熱発生体と冷却装置を付設した誘導加
熱炉(特開昭48−25238号公報参照)、厚板の幅
方向温度偏差を小さくするため、幅方向に耐火物および
冷却装置を付設した誘導加熱装置(特公昭51−917
6号公報参照)、インダクターに案内板を備え、これに
より漂遊磁界がその付属部分を狭く包囲する空間に閉じ
込められることにより、エッジ過熱を防ぎ幅方向温度均
一化をはかる誘導加熱方法(特公昭52−34564号
公報参照)、誘導加熱コイルを耐火物で覆い、さらに被
加熱物のエッジ部を保温のため耐火材で覆うことによ
り、エッジ部および中央部の温度を均一化する方法(特
公昭52−47179号公報参照)等が知られている。
によって鋼板を均一に加熱する方法としては、例えば被
加熱材の幅方向の温度偏差を減少させるため、誘導加熱
炉の炉内の両側に熱発生体と冷却装置を付設した誘導加
熱炉(特開昭48−25238号公報参照)、厚板の幅
方向温度偏差を小さくするため、幅方向に耐火物および
冷却装置を付設した誘導加熱装置(特公昭51−917
6号公報参照)、インダクターに案内板を備え、これに
より漂遊磁界がその付属部分を狭く包囲する空間に閉じ
込められることにより、エッジ過熱を防ぎ幅方向温度均
一化をはかる誘導加熱方法(特公昭52−34564号
公報参照)、誘導加熱コイルを耐火物で覆い、さらに被
加熱物のエッジ部を保温のため耐火材で覆うことによ
り、エッジ部および中央部の温度を均一化する方法(特
公昭52−47179号公報参照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の誘導加
熱手段はいずれも加熱体(加熱コイル、熱発生体等)は
定位置で所定の範囲のみ加熱するごとく構成され、かつ
被加熱領域に対し加熱、冷却するといった手段をとった
としても、その温度分布を自在に変えることは困難であ
る。すなわち、従来技術では加熱体に対して最大投入エ
ネルギーを付与するのみであり、加熱体そのもので加熱
プロフィールを変化させることができないため、鋼板等
被加熱材の加熱温度プロフィールを自在にコントロール
することができないという難点がある。
熱手段はいずれも加熱体(加熱コイル、熱発生体等)は
定位置で所定の範囲のみ加熱するごとく構成され、かつ
被加熱領域に対し加熱、冷却するといった手段をとった
としても、その温度分布を自在に変えることは困難であ
る。すなわち、従来技術では加熱体に対して最大投入エ
ネルギーを付与するのみであり、加熱体そのもので加熱
プロフィールを変化させることができないため、鋼板等
被加熱材の加熱温度プロフィールを自在にコントロール
することができないという難点がある。
【0004】この発明は、このような実状に鑑みて、上
下一対の誘導加熱コイルの相対位置を可変とすることに
よって、当該加熱コイルそのものにより加熱温度プロフ
ィールを自在に制御できる手段を提案しようとするもの
である。
下一対の誘導加熱コイルの相対位置を可変とすることに
よって、当該加熱コイルそのものにより加熱温度プロフ
ィールを自在に制御できる手段を提案しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】誘導加熱装置により鋼板
を加熱する方法としては、図1(A)(B)に示すごと
く2種のタイプがある。すなわち、図Aは両端部に誘導
加熱コイル3を配した断面凹形の鉄心2を鋼板1を挟む
ように上下に対向配置して誘導加熱する方式であり、図
Bは鋼板1のエッジ部に上下一対の誘導加熱コイル3を
対向配置して誘導加熱する方法であり、いずれのタイプ
も上下加熱コイルの断面は同一である。この発明はこの
ような加熱方式の誘導加熱装置において、上下加熱コイ
ルのラップ断面を可変とすることにより加熱温度プロフ
ィールを制御し、鋼板の温度分布を自在にコントロール
可能としたもので、その要旨は、上下の各誘導加熱コイ
ルをそれぞれ上下方向、板幅方向および板長手方向に可
動に設け、各誘導加熱コイルの板幅方向位置または板長
手方向位置を変化させて当該コイルのラップ断面を変更
することにより鋼板の温度分布を制御する誘導加熱方法
であり、またこの方法を実施するための装置として、鋼
板移送ライン上に該ラインと直交するごとく跨設した支
持ビームに板幅方向に進退自在に懸架され、上下調整機
構、左右調整機構および前後調整機構にて上下方向位
置、板幅方向位置および板長手方向位置を可変となした
上下一対の誘導加熱コイルを備えた誘導加熱装置であ
る。
を加熱する方法としては、図1(A)(B)に示すごと
く2種のタイプがある。すなわち、図Aは両端部に誘導
加熱コイル3を配した断面凹形の鉄心2を鋼板1を挟む
ように上下に対向配置して誘導加熱する方式であり、図
Bは鋼板1のエッジ部に上下一対の誘導加熱コイル3を
対向配置して誘導加熱する方法であり、いずれのタイプ
も上下加熱コイルの断面は同一である。この発明はこの
ような加熱方式の誘導加熱装置において、上下加熱コイ
ルのラップ断面を可変とすることにより加熱温度プロフ
ィールを制御し、鋼板の温度分布を自在にコントロール
可能としたもので、その要旨は、上下の各誘導加熱コイ
ルをそれぞれ上下方向、板幅方向および板長手方向に可
動に設け、各誘導加熱コイルの板幅方向位置または板長
手方向位置を変化させて当該コイルのラップ断面を変更
することにより鋼板の温度分布を制御する誘導加熱方法
であり、またこの方法を実施するための装置として、鋼
板移送ライン上に該ラインと直交するごとく跨設した支
持ビームに板幅方向に進退自在に懸架され、上下調整機
構、左右調整機構および前後調整機構にて上下方向位
置、板幅方向位置および板長手方向位置を可変となした
上下一対の誘導加熱コイルを備えた誘導加熱装置であ
る。
【0006】
【作用】上下加熱コイルのラップ量の変更による鋼板
(被加熱材)の温度分布制御の原理を以下に説明する。
ここでは、前記図1(B)タイプを例にとり説明する。
図2は上下加熱コイル3の相対位置を変化させた場合の
説明図であり、コイル断面を正方形と仮定すると、斜線
部は上下コイルの磁束が上下非対称となる位置であり、
この部分の磁束密度ФXは上下コイルにて対称となって
いる磁束密度ФOと鋼板を貫通している斜線部の面積S
と比例し、下記(1)式の関係となる。
(被加熱材)の温度分布制御の原理を以下に説明する。
ここでは、前記図1(B)タイプを例にとり説明する。
図2は上下加熱コイル3の相対位置を変化させた場合の
説明図であり、コイル断面を正方形と仮定すると、斜線
部は上下コイルの磁束が上下非対称となる位置であり、
この部分の磁束密度ФXは上下コイルにて対称となって
いる磁束密度ФOと鋼板を貫通している斜線部の面積S
と比例し、下記(1)式の関係となる。
【0007】 ФX/ФO=f(S) S:鋼板貫通面積 ……(1)式
【0008】一方、このSはコイルギャップGおよび鋼
板板厚tおよびコイルずらし量xの関数として表すこと
ができ、α=tan−1(x/G)とすると、下記
(2)式で示すことができる。
板板厚tおよびコイルずらし量xの関数として表すこと
ができ、α=tan−1(x/G)とすると、下記
(2)式で示すことができる。
【0009】 S={(GーG2)2ーG1 2}tanα ……(2)式 G1:上コイルと鋼板とのギャップ G2:下コイルと鋼板とのギャップ
【0010】一方、各位置における磁束密度は、前記
(1)式で示したように磁束の鋼板貫通面積と相関があ
ることから、下記(3)式によって表される。
(1)式で示したように磁束の鋼板貫通面積と相関があ
ることから、下記(3)式によって表される。
【0011】 ФX=ФO×F(S)×a ……(3)式 a:電流、電圧によって定まる係数
【0012】例えば、前記図2の図3のように表し、図
3の各位置の磁束密度分布を求めると、下記(4)〜
(8)式のごとくなる。ここでの前提条件は、誘導加熱
コイル形状:正方形、誘導加熱コイルの巾:W、電流お
よび電圧によって定まる係数:a、誘導加熱位置を表す
変数:Xである。
3の各位置の磁束密度分布を求めると、下記(4)〜
(8)式のごとくなる。ここでの前提条件は、誘導加熱
コイル形状:正方形、誘導加熱コイルの巾:W、電流お
よび電圧によって定まる係数:a、誘導加熱位置を表す
変数:Xである。
【0013】 0<X<G2tanα ФX=0 ……(4)式 G2tanα≦X≦xーG1tanα ФX=ФO{1/tanα(XーG2tanα)ーG1}×a×1/t ……(5)式 xーG1tanα<X≦W+G2tanα ФX=ФO×a ……(6)式 W+G2tanα<X≦W+xーG1tanα ФX=ФO{1/tanα(x+WーX)ーG1}×a×1/t ……(7)式 W+xーG1tanα<X≦W+x ФX=Ф ……(8)式 ФXとXの関係を図で表すと、図4のようになる。
【0014】一方、熱間で普通仕上圧延された鋼板エッ
ジ部の温度分布は、通常図5のようになっている。すな
わち、鋼板エッジ部は温度が急激に低下している。ここ
で、エッジ部の温度を△T℃昇温させたい場合の加熱投
入電力をPとすると、P=CρV△T/△tで示され
る。なお、Vは体積、ρは密度、Cは比熱、△tは時間
である。
ジ部の温度分布は、通常図5のようになっている。すな
わち、鋼板エッジ部は温度が急激に低下している。ここ
で、エッジ部の温度を△T℃昇温させたい場合の加熱投
入電力をPとすると、P=CρV△T/△tで示され
る。なお、Vは体積、ρは密度、Cは比熱、△tは時間
である。
【0015】また、ФXと加熱投入電力関数G(P) は比
例し、下記(9)式の関係にある。 ФX=G(P) ……(9)式
例し、下記(9)式の関係にある。 ФX=G(P) ……(9)式
【0016】すなわち、前記(3)〜(9)式、および
図3、図4より、上コイルと下コイルのずらす割合を可
変とすることにより鋼板エッジ部に任意の磁束密度ФX
分布を与えることができ、そのことにより任意の温度分
布を与えることができる。
図3、図4より、上コイルと下コイルのずらす割合を可
変とすることにより鋼板エッジ部に任意の磁束密度ФX
分布を与えることができ、そのことにより任意の温度分
布を与えることができる。
【0017】この発明装置における誘導加熱コイルを上
下方向、板幅方向および板長手方向に進退自在に懸架す
る手段としては、鋼板移送ラインと直交するごとく架設
した支持ビームに例えば回転軸ジョイント等を介して回
動可能に接続した上下2分割構造のコ形支持フレームを
動輪を介して移動可能に懸架し、この支持フレームに上
下一対の誘導加熱コイルをそれぞれ各別に上下調整機構
および左右調整機構を介して取付ける。上下調整機構お
よび左右調整機構としては、例えばねじ回転方式を用い
ることができる。すなわち、上下の誘導加熱コイルを支
持する台板をそれぞれ前記支持フレームに垂直ねじを介
して取付け、垂直ねじを回転させることにより誘導加熱
コイルと鋼板とのギャップを調整できるように設け、ま
た前記各台板に誘導加熱コイルの鉄心を水平ねじを介し
て摺動可能に取付け、水平ねじを回転させることにより
誘導加熱コイルが板幅方向に移動して上下コイルの板幅
方向の相対位置すなわちコイルのラップ断面を調整でき
るように設け、さらにコ形支持ビームの下部材を水平方
向に回動させることにより上下コイルの板長手方向の相
対位置すなわちコイルのラップ断面を調整できるように
設ける。
下方向、板幅方向および板長手方向に進退自在に懸架す
る手段としては、鋼板移送ラインと直交するごとく架設
した支持ビームに例えば回転軸ジョイント等を介して回
動可能に接続した上下2分割構造のコ形支持フレームを
動輪を介して移動可能に懸架し、この支持フレームに上
下一対の誘導加熱コイルをそれぞれ各別に上下調整機構
および左右調整機構を介して取付ける。上下調整機構お
よび左右調整機構としては、例えばねじ回転方式を用い
ることができる。すなわち、上下の誘導加熱コイルを支
持する台板をそれぞれ前記支持フレームに垂直ねじを介
して取付け、垂直ねじを回転させることにより誘導加熱
コイルと鋼板とのギャップを調整できるように設け、ま
た前記各台板に誘導加熱コイルの鉄心を水平ねじを介し
て摺動可能に取付け、水平ねじを回転させることにより
誘導加熱コイルが板幅方向に移動して上下コイルの板幅
方向の相対位置すなわちコイルのラップ断面を調整でき
るように設け、さらにコ形支持ビームの下部材を水平方
向に回動させることにより上下コイルの板長手方向の相
対位置すなわちコイルのラップ断面を調整できるように
設ける。
【0018】図6はこの発明方法と従来法(コイルラッ
プ断面の変更なし)との鋼板エッジ部の温度変化と磁束
密度の変化を比較して示したものである。この図から明
らかなごとく、従来法では上下誘導加熱コイルは固定式
であるため、鋼板中央部の温度を目標とするとエッジ部
はオーバーヒートとなる。これに対し、この発明方法に
よれば、上下誘導加熱コイルのラップ断面を変更できる
ので、エッジ部の温度分布を任意に変更できる。また、
磁束密度については、従来法では磁束密度の値のみ可変
であるのに対し、この発明方法では磁束密度の値と分布
パターンの両方を変更できる。
プ断面の変更なし)との鋼板エッジ部の温度変化と磁束
密度の変化を比較して示したものである。この図から明
らかなごとく、従来法では上下誘導加熱コイルは固定式
であるため、鋼板中央部の温度を目標とするとエッジ部
はオーバーヒートとなる。これに対し、この発明方法に
よれば、上下誘導加熱コイルのラップ断面を変更できる
ので、エッジ部の温度分布を任意に変更できる。また、
磁束密度については、従来法では磁束密度の値のみ可変
であるのに対し、この発明方法では磁束密度の値と分布
パターンの両方を変更できる。
【0019】
【実施例】図7はこの発明の一実施例装置を示す概略側
面図であり、5は支持ビーム、6はコ形の支持フレー
ム、7−1は上アーム鉄心、7−2は下アーム鉄心、8
−1は上誘導加熱コイル、8−2は下誘導加熱コイル、
9は上下調整装置、10は左右調整装置、14は前後調
整装置である。
面図であり、5は支持ビーム、6はコ形の支持フレー
ム、7−1は上アーム鉄心、7−2は下アーム鉄心、8
−1は上誘導加熱コイル、8−2は下誘導加熱コイル、
9は上下調整装置、10は左右調整装置、14は前後調
整装置である。
【0020】すなわち、上記装置は鋼板移送ラインの両
サイドに該ラインと直交する方向に架設した支持ビーム
5に動輪6−1を介してコ形支持フレーム6を板幅方向
に水平動可能に懸架し、この支持フレーム6に上下一対
の誘導加熱コイル8−1、8−2を取付けている。上記
コ形支持フレーム6は上部材6−2と下部材6−3とを
回転軸ジョイント14−1にて水平に回動可能に接続さ
れている。上下誘導加熱コイルはそれぞれアーム鉄心7
−1、7−2と一体で、支持フレーム6に上下調整装置
9を介して取付けられた台板11−1、11−2に例え
ば凹凸嵌合方式にて板幅方向にスライド可能に装着さ
れ、各アーム鉄心7−1、7−2は連杆12を介して球
面ジョイント13にて関着されている。
サイドに該ラインと直交する方向に架設した支持ビーム
5に動輪6−1を介してコ形支持フレーム6を板幅方向
に水平動可能に懸架し、この支持フレーム6に上下一対
の誘導加熱コイル8−1、8−2を取付けている。上記
コ形支持フレーム6は上部材6−2と下部材6−3とを
回転軸ジョイント14−1にて水平に回動可能に接続さ
れている。上下誘導加熱コイルはそれぞれアーム鉄心7
−1、7−2と一体で、支持フレーム6に上下調整装置
9を介して取付けられた台板11−1、11−2に例え
ば凹凸嵌合方式にて板幅方向にスライド可能に装着さ
れ、各アーム鉄心7−1、7−2は連杆12を介して球
面ジョイント13にて関着されている。
【0021】誘導加熱コイルの上下調整装置9は、支持
フレーム6に垂直に螺着したねじロッド9−1を回転さ
せることによって台板11−1、11−2を上下動させ
る機構となっている。また、誘導加熱コイルの板幅方向
位置を変化させる左右調整装置10は、台板11−1、
11−2の端部に水平に螺着したねじロッド10−1を
回転させることによって上下の各アーム鉄心7−1、7
−2が板幅方向にスライドする機構となっている。さら
に、誘導加熱コイルの板長手方向位置を変化させる前後
調整装置14は、前記回転軸ジョイント14−1と下部
材6−3の回動位置を規制する回転調整ボルト14−2
とからなり、回転軸ジョイント14−1を介して下部材
6−3が水平面上を回動し、回転調整ボルト14−2に
よってその回動位置に固定できる機構となっている。
フレーム6に垂直に螺着したねじロッド9−1を回転さ
せることによって台板11−1、11−2を上下動させ
る機構となっている。また、誘導加熱コイルの板幅方向
位置を変化させる左右調整装置10は、台板11−1、
11−2の端部に水平に螺着したねじロッド10−1を
回転させることによって上下の各アーム鉄心7−1、7
−2が板幅方向にスライドする機構となっている。さら
に、誘導加熱コイルの板長手方向位置を変化させる前後
調整装置14は、前記回転軸ジョイント14−1と下部
材6−3の回動位置を規制する回転調整ボルト14−2
とからなり、回転軸ジョイント14−1を介して下部材
6−3が水平面上を回動し、回転調整ボルト14−2に
よってその回動位置に固定できる機構となっている。
【0022】上記装置において、鋼板1を誘導加熱する
に際しては、まず支持フレーム6を移動させて所定の位
置に停止させた状態で、上下調整装置9のねじロッド9
−1を回転させて鋼板1と上下各誘導加熱コイル8−
1、8−2との間隔を調整する。次に、上下の誘導加熱
コイルのラップ断面を調整する場合は、左右調整装置1
0または前後調整装置14を操作する。すなわち、左右
調整装置10によりラップ断面を調整する場合は、ねじ
ロッド10−1を回転させて各アーム鉄心7−1、7−
2を板幅方向にスライドさせる。また、前後調整装置1
4によりラップ断面を調整する場合は、回転調整ボルト
14−2を緩めて下部材6−3を前後方向(板長手方
向)に回動させる。上誘導加熱コイル8−1と下誘導加
熱コイル8−2を板幅方向または板長手方向にずらす割
合は、鋼板1に所定の温度分布が与えられるように、当
該鋼板1自体の温度、肉厚等を考慮して設定する。
に際しては、まず支持フレーム6を移動させて所定の位
置に停止させた状態で、上下調整装置9のねじロッド9
−1を回転させて鋼板1と上下各誘導加熱コイル8−
1、8−2との間隔を調整する。次に、上下の誘導加熱
コイルのラップ断面を調整する場合は、左右調整装置1
0または前後調整装置14を操作する。すなわち、左右
調整装置10によりラップ断面を調整する場合は、ねじ
ロッド10−1を回転させて各アーム鉄心7−1、7−
2を板幅方向にスライドさせる。また、前後調整装置1
4によりラップ断面を調整する場合は、回転調整ボルト
14−2を緩めて下部材6−3を前後方向(板長手方
向)に回動させる。上誘導加熱コイル8−1と下誘導加
熱コイル8−2を板幅方向または板長手方向にずらす割
合は、鋼板1に所定の温度分布が与えられるように、当
該鋼板1自体の温度、肉厚等を考慮して設定する。
【0023】なお、誘導加熱コイルの断面形状として
は、丸形、四角形が一般的であるが、多角形、不定形と
することにより、多種多様なコイル断面変更制御も可能
である。
は、丸形、四角形が一般的であるが、多角形、不定形と
することにより、多種多様なコイル断面変更制御も可能
である。
【0024】実施例1 図7に示す誘導加熱装置を実ラインに適用し、エッジと
センター間の温度差△Tと条切キャンバーおよび平坦不
良の抑制効果を調べた。その結果を従来法と比較して表
1、表2に示す。なお、本実施例では、円形断面形状
(直径300mm)の誘導加熱コイルを用いた。
センター間の温度差△Tと条切キャンバーおよび平坦不
良の抑制効果を調べた。その結果を従来法と比較して表
1、表2に示す。なお、本実施例では、円形断面形状
(直径300mm)の誘導加熱コイルを用いた。
【0025】表1の結果より明らかなごとく、本発明法
によりエッジとセンター間の温度差△Tを従来法の約1
/3に減少できたことにより最大キャンバー平均値、最
大残留平均共に大幅に低減できた。また、表2の結果よ
り明らかなごとく、本発明法により鋼板の平坦不良も大
幅に改善できた。
によりエッジとセンター間の温度差△Tを従来法の約1
/3に減少できたことにより最大キャンバー平均値、最
大残留平均共に大幅に低減できた。また、表2の結果よ
り明らかなごとく、本発明法により鋼板の平坦不良も大
幅に改善できた。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明の誘導加
熱方法と装置によれば、誘導加熱コイルの相対位置を変
化させることにより鋼板の加熱温度分布を自在に制御す
ることができるので、鋼板の加熱温度の均一化および目
標温度分布付与が容易に行えるという優れた効果を奏す
る。
熱方法と装置によれば、誘導加熱コイルの相対位置を変
化させることにより鋼板の加熱温度分布を自在に制御す
ることができるので、鋼板の加熱温度の均一化および目
標温度分布付与が容易に行えるという優れた効果を奏す
る。
【図1】誘導加熱装置により鋼板を加熱する方法を例示
したもので、(A)は両端部に誘導加熱コイルを有する
鉄心を対向配置して加熱する方式、(B)は鋼板のエッ
ジ部に誘導加熱コイルを対向配置して加熱する方式であ
る。
したもので、(A)は両端部に誘導加熱コイルを有する
鉄心を対向配置して加熱する方式、(B)は鋼板のエッ
ジ部に誘導加熱コイルを対向配置して加熱する方式であ
る。
【図2】この発明における上下誘導加熱コイルの相対位
置を変化させた場合の説明図である。
置を変化させた場合の説明図である。
【図3】図2の説明図における磁束密度分布を示す説明
図である。
図である。
【図4】同上における磁束密度と誘導加熱位置を表す変
数との関係を示す図である。
数との関係を示す図である。
【図5】熱間で普通仕上圧延された鋼板のエッジ部の温
度分布例を示す図である。
度分布例を示す図である。
【図6】この発明の実施例における鋼板エッジ部の温度
と磁束密度を示す図である。
と磁束密度を示す図である。
【図7】この発明方法を実施するための装置の一例を示
す概略図である。
す概略図である。
1 鋼板 5 支持ビーム 6 支持フレーム 7−1 上アーム鉄心 7−2 下アーム鉄心 8−1 上誘導加熱コイル 8−2 下誘導加熱コイル 9 上下調整装置 10 左右調整装置 14 前後調整装置
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼板のエッジ部に上下一対の誘導加熱コ
イルを対向配置して誘導加熱する方法において、上下の
各誘導加熱コイルをそれぞれ上下方向、板幅方向および
板長手方向に可動に設け、各誘導加熱コイルの板幅方向
または板長手方向位置を変化させて当該コイルのラップ
断面を変更することにより鋼板の温度分布を制御するこ
とを特徴とする鋼板の誘導加熱方法。 - 【請求項2】 鋼板移送ライン上に該ラインと直交する
ごとく跨設した支持ビームに板幅方向に進退自在に懸架
され、上下調整機構、左右調整機構および前後調整機構
にて上下方向位置、板幅方向位置および板長手方向位置
を可変となした上下一対の誘導加熱コイルを備えたこと
を特徴とする鋼板の誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4296389A JPH06122928A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鋼板の誘導加熱方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4296389A JPH06122928A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鋼板の誘導加熱方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122928A true JPH06122928A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17832915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4296389A Pending JPH06122928A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 鋼板の誘導加熱方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06122928A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003034819A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Nkk Corp | 厚鋼板の熱処理装置 |
| JP2009046727A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の横型連続誘導加熱炉及びそれを用いた鋼帯の横型連続熱処理方法 |
| JP4800391B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2011-10-26 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 誘導加熱装置 |
| EP3025799A1 (de) | 2014-11-28 | 2016-06-01 | SMS group GmbH | Walzanlage, Gieß-Walz-Anlage und Verfahren zum Erzeugen eines Metallbandes |
| EP3269464A4 (en) * | 2015-03-09 | 2018-10-17 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Rolling facility |
| WO2024256338A1 (de) * | 2023-06-16 | 2024-12-19 | Sms Group Gmbh | Induktionsheizvorrichtung, verfahren zum induktiven erwärmen, produktionslinie und verwendung |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4296389A patent/JPH06122928A/ja active Pending
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| WO2016083439A1 (de) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | Sms Group Gmbh | WALZANLAGE, GIEß-WALZ-ANLAGE UND VERFAHREN ZUM ERZEUGEN EINES METALLBANDES |
| EP3025799B1 (de) | 2014-11-28 | 2017-05-24 | SMS group GmbH | Walzanlage und Längsfeldinduktor zur Verwendung in einer solchen Walzanlage |
| EP3269464A4 (en) * | 2015-03-09 | 2018-10-17 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Rolling facility |
| WO2024256338A1 (de) * | 2023-06-16 | 2024-12-19 | Sms Group Gmbh | Induktionsheizvorrichtung, verfahren zum induktiven erwärmen, produktionslinie und verwendung |
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