JPH06123009A - ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメント、及び剛毛の製造法 - Google Patents

ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメント、及び剛毛の製造法

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Publication number
JPH06123009A
JPH06123009A JP27287792A JP27287792A JPH06123009A JP H06123009 A JPH06123009 A JP H06123009A JP 27287792 A JP27287792 A JP 27287792A JP 27287792 A JP27287792 A JP 27287792A JP H06123009 A JPH06123009 A JP H06123009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monofilament
bristles
polyetheretherketone
brush
less
Prior art date
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Pending
Application number
JP27287792A
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English (en)
Inventor
Takao Ikeda
孝夫 池田
Yasuhiro Okada
安弘 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐ヘタリ性に優れ、且つ捲き癖がなく植毛
性、立毛性に優れた剛毛を容易に得ることのできるポリ
エーテルエーテルケトンモノフィラメントを提供するこ
と。 【構成】 繊維径が0.1〜1.0mm、強度が4.0g
/d以上、伸度が20〜40%、且つ180℃乾熱収縮
率が2.5%以下であるポリエーテルエーテルエトンモ
ノフィラメント。このモノフィラメントを捲取後24時
間以内に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、応力変形に対する回復
性能に優れ特にブラシ毛として好適で、且つ植毛性及び
立毛性に優れた剛毛を極めて容易に製造し得るポリエー
テルエーテルケトンモノフィラメント及びそれからなる
剛毛の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ポリエーテルエーテルケトンは耐熱
性、耐摩耗性に優れ、且つ繊維のヘタリも小さいことか
ら、加熱ローラー、加熱板等の加熱体を清掃するための
ブラシ毛としてポリエーテルエーテルケトン剛毛を用い
ることが提案されている(特開平1―162837号公
報)。かかる方法によれば、確かに従来対比耐摩耗性、
耐ヘタリ性に優れたブラシが得られるものの、その使用
可能期間はまだ短く、さらなる改善が望まれている。
【0003】また、従来のポリエーテルエーテルケトン
モノフィラメントは、ボビンに捲いておくと捲き癖が付
くため、そのまま切断して剛毛となしてもその直線性が
不充分となり、ブラシを製造する際の植毛性、立毛性が
大巾に低下するといった問題がある。このため、ブラシ
製造前に剛毛は定長熱処理されているが、工程が繁雑に
なるだけでなく特別な装置を必要とするため、コスト上
問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、耐ヘタ
リ性が改善された剛毛用ポリエーテルエーテルケトンモ
ノフィラメントを提供することにあり、また別の目的
は、捲き癖がなく、植毛性・立毛性に優れたポリエーテ
ルエーテルケトン剛毛を容易に製造することができるモ
ノフィラメントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、乾熱収縮率が特定値以
下のものは応力変形に対する回復性能に優れているこ
と、及びかかる特性を有するモノフィラメントはボビン
に捲取後経時しても捲き癖が付き難く、24時間以内に
切断すれば直線性に優れた剛毛が得られることを見出し
本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明によれば、 1.繊維径が0.1〜1.0mm、強度が4.0g/d以
上、伸度が20〜40%、且つ180℃乾熱収縮率が
2.5%以下であることを特徴とする剛毛用ポリエーテ
ルエーテルケトンモノフィラメント、 2.請求項1記載のポリエーテルエーテルケトンモノフ
ィラメントを切断して剛毛を製造するに際し、該モノフ
ィラメントをボビンに引取後切断までの時間を24時間
以下とすることを特徴とするポリエーテルエーテルケト
ン剛毛の製造法、が提供される。
【0007】本発明におけるポリエーテルエーテルケト
ンは、下記式で表される単位を主たる反復単位とするも
のであり、その固有粘度(濃硫酸に溶解して25℃で測
定)は0.9以上、特に0.9〜1.1のものが好まし
い。
【0008】
【化1】
【0009】モノフィラメントの繊維径は0.1〜1.
0mm、特に0.2〜0.8mmが好ましく、0.1mm未満
では剛毛としての腰が不足してブラシ等に使用した場合
のブラッシング効果が不充分となる。一方1.0mmを越
える場合には、剛毛としての腰が大きくなりすぎてブラ
シ等に使用した場合抵抗が大きくなりすぎたり被ブラシ
体に傷が付き易くなるため好ましくない。
【0010】またモノフィラメントの強伸度は、強度が
4.0g/d以上、伸度が20〜40%であることが必
要である。強度が4.0g/d未満又は伸度が40%を
越える場合には、剛毛としての耐久性が不充分となるた
めブラシとして使用した場合の使用寿命が短くなる。一
方伸度が20%未満の場合には、ブラシ等応力変形量が
大きくなる用途において繊維のヘタリが大きくなり易
く、またモノフィラメントを一旦ボビンに捲き取った後
カットして剛毛となす際に捲き癖が生じ易く、直線性の
良好な剛毛が得難くなってブラシ等に成形する際の工程
安定性(植毛性、立毛性)が低下するため好ましくな
い。
【0011】本発明においては、上記特性に加えて、1
80℃乾熱収縮率(JIS L 1017―1983に
準拠:180℃×30分熱処理)が2.5%以下、好ま
しくは2.0%以下とすることが重要である。乾熱収縮
率が2.5%を越える場合には、ボビン等に捲き付けた
まま放置しておくと捲き癖が発生し易く、また剛毛とし
てのヘタリも大きくなる傾向があるので好ましくない。
【0012】本発明のポリエーテルエーテルケトンモノ
フィラメントは、上述の如き物性を有しているので、従
来のモノフィラメントと比べて応力変形し難いため、所
定の長さに切断して剛毛となす際に従来よりも長時間ボ
ビンに巻いたままの状態で保存しても捲き癖が発生し難
い。そのためブラシ等になす際の生産性が向上し、また
剛毛のヘタリが発生し難く使用寿命も増加するといった
特徴を有する。
【0013】なお、本発明のモノフィラメントはボビン
に捲いたまま保存できるといっても長時間放置するとや
はり捲き癖が発生するので、ボビンに捲き取った後は2
4時間以内、好ましくは8時間以内に所定の長さに切断
して束ねておくことが好ましい。
【0014】以上に説明した本発明のポリエーテルエー
テルケトンモノフィラメントは、例えば以下の方法によ
り製造することができる。すなわち、前述した固有粘度
が0.9以上のポリエーテルエーテルケトンを375〜
400℃の温度で溶融し、孔径1.5〜2.5mmの紡糸
孔を有する紡糸口金から吐出して溶融紡糸する。
【0015】溶融吐出された紡出糸は、口金直下に設け
られた雰囲気温度130〜160℃、長さ30〜40cm
の加熱筒を通過させた後、30〜60℃の温水バスを通
過させて冷却し、30〜60m/分の引取り速度で一旦
捲き取るか又は捲き取ることなく延伸する。
【0016】延伸は、300〜400℃に加熱された長
さ200〜240cmの乾熱バス中で、一段又は多段で全
延伸倍率2.7〜3.1倍で行なう。しかる後、300
〜400℃に加熱された長さ170〜200cmの乾熱バ
ス中で収縮率0.5〜3%で弛緩熱処理すればよい。
【0017】
【発明の作用・効果】以上に述べた本発明のポリエーテ
ルエーテルケトンモノフィラメントが応力変形に対する
回復性能に極めて優れている理由は未だ詳細には解明さ
れていないが、以下の如く推定される。すなわち、伸度
が20〜40%と適度な値を有し且つ180℃乾熱収縮
率が2.5%以下といった安定した構造を有しているこ
とから、非晶部分子鎖は過度に緊張されてなく且つ繊維
構造自体も安定した構造になっているものと推定され
る。その結果、曲げ等の変形が施されても、歪応力は降
伏応力を越えることが少なくなり、回復性能が向上する
ものと考えられる。
【0018】したがって、本発明のモノフィラメントを
切断してブラシ用等の剛毛となす際、従来よりも長時間
ボビンに巻いた状態で保管しておいても直線性の良好な
剛毛が得られるといった特長を有する。また、得られる
剛毛は植毛性、立毛性が良好で、品位の良好なブラシが
容易に得られるばかりでなく、耐久性が良好で使用寿命
が長いといった特長をも有する。
【0019】
【実施例】以下実施例によりさらに本発明を詳細に説明
する。なお、各評価項目は下記方法によった。 変形度(mm) 径100mmのボビンに径150mmになるまで捲き取った
延伸糸を、捲取後所定時間経過後切断してサンプリング
し、図1に示す如く保持し、長さ200mmでの変形度
(mm)を測定する。 強伸度及び乾熱収縮率 JIS L 1017に準拠した。 ブラシ寿命 得られたモノフィラメントのブラシを作成し、36m/
分の速度で未延伸糸を供給し延伸ロールとの間で5.4
3倍に延伸し、次いで220℃に加熱したセットローラ
で熱セットするポリエステルの延伸装置の加熱セットロ
ーラに、該ブラシを取付けて1500デニール/192
フィラメントのポリエステル延伸糸を作成した時のブラ
シのヘタリ状況を目視評価した。
【0020】
【実施例1〜4、比較例1〜2】固有粘度が0.96の
ポリフェニレンエーテルエーテルケトン(インペリアル
・ケミカケ・インスティテュート製VICTREX P
EEK)を400℃で溶融後、径2.5mmの紡糸孔を有
する口金から21g/分の割合で吐出し、口金下に設け
た雰囲気温度150℃、長さ30cmの加熱筒を通過させ
た後、温度40℃、水深40cmの温水バスを通して冷却
し、45m/分の速度で捲き取った。この未延伸糸を、
表1記載の温度で長さ2mの非接触ヒーター(乾熱バ
ス)中で2.9倍(比較例2は3.0倍)に延伸した
後、表1記載の温度で長さ2mの非接触ヒーター(乾熱
バス)中で2%の制限収縮を施しながら弛緩熱処理し、
径100mmのボビンに捲き取った。得られた延伸糸を8
時間放置後測定した変形度を表1に示した。また実施例
3及び比較例1のモノフィラメントをボビンに捲き取っ
てから切断までの時間を変更し、その変形度の変化を図
2に示した。
【0021】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】変形度の測定方法を示す略図である。
【図2】実施例3と比較例1のモノフィラメントの捲取
経時と変形度との関係を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維径が0.1〜1.0mm、強度が4.
    0g/d以上、伸度が20〜40%、且つ180℃乾熱
    収縮率が2.5%以下であることを特徴とする剛毛用ポ
    リエーテルエーテルケトンモノフィラメント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリエーテルエーテルケ
    トンモノフィラメントを切断して剛毛を製造するに際
    し、該モノフィラメントをボビンに引取後切断までの時
    間を24時間以下とすることを特徴とするポリエーテル
    エーテルケトン剛毛の製造法。
JP27287792A 1992-10-12 1992-10-12 ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメント、及び剛毛の製造法 Pending JPH06123009A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240225A (ja) * 2007-03-01 2008-10-09 Toray Ind Inc ポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントおよびその製造法、およびポリエーテルエーテルケトンモノフィラメントからなるフィルター
CN115994439A (zh) * 2022-10-08 2023-04-21 杭州电子科技大学 一种植绒拉刀的切削性能预测方法

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